暴龍王の正殿入口
魔竜バシリスク
担当声優:杉崎亮
王が魔眼を授けて曰く、何人たりとも竜族と向き合えないようにしろと命じられた。
魔眼の主になった竜人バシリスクは王の言葉を嚙み締めた。決して、人間は竜族と共存できない。
人間はただ単に竜族に踏みにじられるべき存在だ。力をもって存在価値を証明する竜族において、人間は果てしなく弱くみすぼらしい生き物だった。
生まれ持った強さが違い、能力が違う。人間はただ群がることしかできない軟弱な存在なのだ。
なのに、お前はなぜそんな軟弱な人間などを…
バシリスクは住処を離れ戦場に向かう道中、自分によって石にされてしまった天界人達の石像と遭遇した。
石像の間を通り過ぎる彼の身体の周りに漂う青い気運が、まるで死んでいった者達の魂であるかのように宙を漂った。
石像達の力動的な姿とは裏腹に、ゆっくりとした足音だけが周りに響き渡った。
石になってしまった我が子を抱いてすすり泣く母の石像を通り過ぎた。
人々を守ろうと、懐から武器を取り出していた者の石像も通り過ぎた。
ゆったりした足取りは、道の最後にあった一つの石像の前で止まった。
お互いを守ろうとして一緒に石になってしまった恋人達の姿をした石像の前、バシリスクはそこに立っていた。
バシリスクはしばらくその場で石像を眺め、再び後ろを振り返って歩き出した。
"お前が今の俺を見たら、どんな風に思うだろうか。"
バシリスクは石像を後にし、戦場へと歩み出した。
"メジリア…お前は間違ってる。いや、お前の考えは間違ってなければならない。"
去って行く足取りがさらに重く響いた。
石化ゲージ
- バシリスクを相手にしている間に生成されるゲージ。
被攻時や、魔眼パターン以降にバシリスクと正面から向き合うと上昇します。
石化ゲージが100になると石化状態異常にかかり、同時に大きなダメージを受けることになります。
また、時々出現する緑色の球体を取ると、石化ゲージが30が減少します。
暴龍王の正殿
暴龍王バカル
1フェーズ |
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2フェーズ |
担当声優:間宮康弘
一体誰に彼の相手が務まるというのか!
天賦の喧嘩師で、
ほむらの中で死んでゆく定めの
特別な竜。
暴龍王を称えよ!
全ての竜の王。
そなたたちの頭の上で揺らめく
逆さまの都市の蜃気楼を目にしたことがあるか。
このように巨大な計画は
ほんの小さな不確定要素で崩れ落ちるのが世の定め。
暴龍王を称えよ!
全ての竜の王。
数千、数万の命を踏みにじり
この世を滅びから救う
「救世主」が来る。
暴龍王を称えよ!
竜の王を、暴君を!
龍王万歳。
暴龍王万歳。
静かにしろ。
暴龍王万歳。