全般
鑓・鎗。長い柄の先に刃物が付いた武器。通常の槍の他に馬上槍や投げ槍がある。
主にFF3以降の竜騎士の装備品であり、竜騎士が登場しないシリーズでも、使用するキャラが竜騎士と同様の特技を持っていたりする。
基本的に「普通の槍=スピア」「馬上槍=ランス」「投げ槍=ジャベリン」という区分になるが、FFもしかり創作で厳密に区分される事はまれである。
打槍や衝槍といった分類も、ゲームではややこしくなるだけで細かく適用する必要性はないだろう。
- Jousting Lanceみたいなのだけじゃなくて、投げ槍をLanceとも呼ぶし、騎兵の普通の槍でもLance。
- 英語圏ですら「聖なる槍」は全て一緒くたにHoly Lanceと呼ばれているくらいなので、現代においてはその区別は曖昧である。
先端に刃物が付いてるポールウェポンはみんな槍ぐらいの定義で十分。
RPGではリーチを生かす場面が少ないため(Tが初)、あまり剣との性能的な違いが見られない。
そのためか、FFでは特定キャラやジョブの専用武器だったり、アビリティが強化されるといった方向で個性付けがされている。
- リーチの長さは遠心力の大きさでもあり、突く・切る・殴るなどを兼ね備えた上で剣よりも威力がある。
剣と槍で戦った場合、剣の使い手には三倍の技量が要求される・剣で勝つには間合いを詰めて懐に入ることのみなどと言われている。
しかしFFに限らずRPGでの武器攻撃力は、剣に一歩譲ることが多い。 - 槍は素人が使ってもただ前にツンツン突くだけでそれなりに効果が得られるため、武器を扱った事が無いような農民に装備させて戦場に送られる事もあった。
そして達人が使うと柄を滑らせリーチを自在に調節し、時に石突を用いる事で中近両用で敵を制圧する事ができる万能武器となる。
(ただしここまで至るにはかなりの修練が必要とされる)- 柄の2/3の場所を握ると最もバランスの良い基本形となる。
真ん中なら振り回しやすく穂と石突との使い分けも出来るがリーチが短くなる。
石突付近の端っこならリーチも遠心力も最大となるが、細かい操作が難しくなり腕の負担も大きくなる。
- 柄の2/3の場所を握ると最もバランスの良い基本形となる。
FFではただ突くだけだが多彩な技が登場するロマサガではその辺りが表現されている。
- 戦場では6mを越す長さの槍が振るわれる事があった。
槍衾(複数人で大量の槍を前方に構え、歩兵や騎馬の突進を防ぐ)として使われる事が主だが、ここまでになると相当重量もあるため、突いて使うよりも叩いて鎧をひしゃぐ事で戦闘不能にする事にも使われたという。
当然取り回しに難があるためゲーム上にはまず登場しない。
現実には洞窟や建物内のような狭い場所では、槍のような長い武器はあちこち突っかかりまともに振り回せないものであるが、ゲームのお約束としてそのあたりが突っ込まれることはほぼないといっていい。
洞窟内に雷や隕石が降ってくるゲームで今さらというものである。
- 取り回しのいい短槍(人間の身長と同程度、ないしそれ以下の長さの槍)なのだろう。
- 槍の弱点として大きなものは、長柄武器全般に言える事ではあるが、やはり「取り回し」。
上記の通り素人が持ってもそれなりに戦力になるが、使いこなすとなると相当の修練が必要になるとされる。
柄もそれなりに威力があるとはいえ懐に入られると特殊な対応が必要となり、持ち替えも難しいため意外と死角も多い。
関連項目:特技/【槍】、武器/【スピア】、武器/【ランス】、武器/【ジャベリン】
FF2
シリーズ初登場。
この頃はまだ竜騎士の武器というイメージは無く、ゴードンが初期装備として利用していた。
槍のくせに突かず、斬りつける動作で攻撃する。これは4まで続いた。
- 槍と言えば刺突(突き刺す)攻撃が当たり前と思う人もいる様だが、実際の戦争では上下にブンブン振りながら相手の頭を砕く事を主目的に使われていたのでべつに間違った表現ではない。
仕様上二刀流も可能。
現実的に考えると片手で槍を扱うなんて無理だろうと思われるだろうが、後列用武器の弓を除いた全ての武器が片手持ち可能な本作でこれのみ二刀流ができなかったら不遇武器になっていた可能性大なのであまり深くツッコんではいけない。
- ギリシャのホプリテスのように、片手に槍、もう片方に盾というスタイルは現実にもある。
他の系統の装備が物足りなくなった時期に新装備が出てくるため最後まで安定している系統。
- ミシディアで炎の槍が売っているので、序盤からミシディアを目指す人には好まれる。
- だが杖に比べると入手が遅れがちで、役立つ期間が短い。
値段も高く、攻撃力も剣や斧に比べて低い。 - またGBA版以降はリチャードの得意武器とかぶってしまい、槍の奪い合いが発生してしまう。
メインキャラの武器としては少々使いづらい。
- だが杖に比べると入手が遅れがちで、役立つ期間が短い。
攻撃力・命中率・魔法干渉など、どれをとっても標準的。
良くも悪くもクセの無い武器が揃っている。
中盤以降は属性付きのものが登場。本作では武器の属性は弱点にのみ作用し、半減や吸収されることはないので、やはり無難な武器だと言える。
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FF2(WSC版以降)
WSC版以降ではシリーズの統一を図るためか、突く動作で攻撃するようになり、GBA版以降ではリチャードの初期装備かつ得意な系統になり、PSP版ではレオンハルトの専用装備としてロンギヌスとゴードンの専用装備としてグングニルが追加。
PS版以降のリメイク作では魔法干渉が廃止されたため、魔法を多用するキャラでも気兼ねなく装備可能になっている(これ以外の全ての武器及び盾も同様)。
- ただしピクセルリマスター版では魔法干渉が復活しているので注意されたし。
リメイク版からは武器の属性が防御属性としても機能するようになった。
例えばミシディアの塔のギガース戦では知っていると少し役に立つかも。
- でも、サンダースピアはミシディアの塔では入手できないので、サンダーギガースでは素直にダイヤシールドを使わざるを得ない。
- 魔法干渉の復活と同様に、ピクセルリマスター版ではFC版と同様に防御属性としては機能しなくなっているため注意しよう。
リメイク版では戦闘中にアイテムとして使用すると魔法が発動する装備品のほとんどがFC版と異なり壊れなくなり無限に使用できるようになったが、唯一ホーリーランスのみはどのリメイクでもFC版と同様に1回使っただけで壊れるままのため、失いたくない人は他の装備品と同じように考えてうっかり使わないように要注意。
FF3
竜騎士専用の系統として登場(忍者も一応装備可能)。空中の敵に強いという特性が付いた。
他の作品と比べ、種類が非常に少なく、FC版FF3に於いては、サンダースピア、ウィンドスピア、ブラッドランス、ホーリーランスの4つだけ。
- 前作のリチャードとは違い、FF3の竜騎士は剣は使えず、槍しか使えない。
FF3から「槍=竜騎士の武器」という概念がゲーム上で表現された。
例外はあれど、後の作品でもこの概念は踏襲されており、リメイクで生まれ変わった前作のリチャードの得意武器にしてしまうのは凄い。
どれも風属性(正確には空属性)を基本属性として持っている。
中盤までは弱点とする敵がちょくちょく出るのだが、終盤ではデメリットになるケースが増えてくる。
ガルーダ戦専用ジョブという竜騎士自体のイメージも相まって微妙な存在となっている。
- 入手したての頃には攻撃力の強さと、ナイトが使う剣系の武器の威力が頭打ちになっている事から頼もしく見えるも、魔法陣の洞窟は小人で進むためその威力を活かせず、時の神殿で剣系の武器が再び充実するのに槍の攻撃力があべこべに頭打ちになるため、ある意味「三日天下」と言える扱いが微妙な存在ぶりに拍車をかける。
- サンダー及びウインドスピアはアイテム使用で攻撃魔法が発動するが、ガ系魔法発動アイテムやルーンの杖ですらきついので、所詮は雀の涙。
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FF3(DS・PSP・3D REMAKE版)
一方、DS版では竜騎士の強化に伴うかの如く性能が上がり、種類も豊富になった。
動作も突きモーションである。
- FC版では空属性のみだが、DS版では空属性に代わった風属性の他に武器の「突」属性も空中の敵に有効なため、
空中の多くの敵に4倍ダメージという恐ろしい性能になっている。
槍は上記の特性を持つ上に、対象が風属性弱点ならジャンプでさらに倍プッシュ。
限定的だが1回の攻撃で与えられるダメージに関しては全ジョブでもトップクラスである。
グングニル+ブラッドランスで上記の条件を満たせば赤字(ダメージ)の9999と緑字(回復)の9999を同時に拝めることも。
三色ドラゴンなど属性耐性持ちの敵が相手の場合、多属性が仇となる事もある。
だからと言ってそれでも強くないわけではない。
最強武器であるグングニルが中盤に入手可能なことも株を上げた。
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FF3(ピクセルリマスター版)
FC版と同じく4種のみ。
DS版で新登場した種類は全て削除されているが、残った4種の基本性能はDS版を踏襲している。
どの槍にも「風の力をまとった」という表記が無いのは、全ての槍に風属性が標準的に付加されている為であると思われる。
(暗黒剣=刀の闇属性も一緒)
種類そのものはFC版と同じだが、
となったことでFC版より大幅に竜騎士を活用しやすくなっている。
終盤のボスには全属性耐性がついているが、吸収・無効ではないので竜騎士4人でも攻略を進められない事は無い。
忍者も装備できるので片手ブラッドランス、片手に別の武器というのも中々有用。
FF4
カイン専用の武器として登場。特性はFF3とほぼ同様。
剣よりも攻撃力が高い。中盤までならセシルよりもカインのほうが攻撃力は上。
だが終盤は聖剣とのあまりの攻撃力の差が不憫。
- 槍の命中率は聖剣・刀に劣るため、隊列で中心に置いた際の命中率・回避率1.25倍ボーナスが付くのを活かすのも良い。
槍なのにあの片手で斬りつける動作にはどうにも納得いかない。
ハンマーで殴ってるように見える。
- 振り回す棍の延長線みたいな感じだろうか。柄の長さを活かして斬る武器っぽい。
飛び道具属性が付いているあたりからも、長いリーチを活用して振り、特に空中の敵は叩き落せるから効果が大きいのだろう。 - ハルバードのように「斬るポールウェポン」も存在する。
実際攻略本のイラストでは斬るための刃が付いた槍がいくらかある。
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メーガス三姉妹のドグも装備。
FF4イージータイプ
スピアがこの名前になっている。
FF4(GBA版)
ランスオブアベルは、雷属性を持っているが、飛び道具属性がない。
空中の敵を叩き落すには他の槍の方が有利なこともある。
FF4(DS版)
斬りつけるというよりはなぎ払うような動きをしている。
突きもときどき繰り出してくれる。
クリティカル発生時は飛びかかって勢いよく突き刺した後、クルッと回して元の待機姿勢に戻るという一連の動きになっている。
命中率が剣に劣る。
そのため剣を使ったほうが確実。
- 剣どころかカインには飛竜の槍やオニオンソード入手まで斧一択でいい。
素早さはともかく精神や知性の低下はカインには殆ど影響が無いし。
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FF4 Interlude
槍使用者が加入しないので出てこない……かと思いきやモンスターデータが使いまわしのため、ドロップで入手できる。
当然使い道はない。
- 投げられるものはあるのでエッジに投げてもらうとよい。
FF4TA
続編では聖槍がついに登場した。
- その聖槍、登場したときは凄まじい威力を誇ったが、終盤では役立たずに。
エクスカリバーみたいな強化版が期待されたが、出なかった。 - 元々ホーリーランスが聖槍扱いのはずだから初という訳ではないと思うが…。
- 実態はともあれ、攻略本によるとゲーム中の分類に聖槍はなかった。
斬撃のエフェクトが剣と同じ。
セオドアも槍で斬りつけている。どうやらFF4の世界は突くのではなく斬るか、振って叩いて攻撃するもののようだ。
FF4TAではカインの他、ザンゲツに加えなんとセシルの息子であるセオドアも装備可能。
ジョブが聖騎士ではなく赤き翼という所が理由か。
カイン編のチャレダンは飛行系モンスターが多いので結構重宝する。
- ゴルベーザも装備可能。さすがに聖槍だけはカイン専用装備だが。
- ついたら刺さって抜けなくなるからだと思われる。
相手が一体でしかも即死するならともかく、突いては引き抜きを繰り返すなんて、ファンタジーとしてもあまりに非合理ではなかろうか。
飛行型モンスターは厄介な者が多いので、場合によっては剣以上に活躍する。
カイン編チャレダンでは剣のデモンスレイヤーと槍のオベリスクが入っていたが、カインはドラグーンランスのままにしてセオドアにオベリスクを持たせた人も多いだろう。
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FF5
竜騎士専用武器(無論すっぴんは装備可)。
空中の敵に強いという特性は消えた。
「ジャンプ」により与ダメージが2倍になるという特徴がある。
アビリティ欄数の関係で、実質竜騎士と、すっぴん&ものまね師のみの特権になっている。
本作から斬りつける動作ではなく、ちゃんと突く動作になった。
槍がジャンプと1セットでないと効果を発揮しない仕様もあり、飛竜の槍を除いて本作では今一つ不遇の武器となっている。
聖属性のデメリットを掻い潜る知識が必要だがホーリーランスの攻撃力の高さは魅力。
パルチザンとホーリーランスの間に適当な武器が無いのが難点か。
最強武器の飛竜の槍は竜族特効を持つため、竜の口づけ&ジャンプ&二刀流と組み合わせるとある程度のレベル(50程度)で「どんな敵相手でも確実に」9999×2ダメージを叩き出せる。
また、非常に時間はかかるが量産可能なので4人全員装備もできる等、この安定感は他の武器系統にはない魅力。
盗める槍は何故かどれもレア枠に設定されている。
槍系統の武器は盗みで高性能のものを手に入れられるかどうかが鍵。
ジョブ解禁直後からジャベリンを盗めるので、竜騎士を愛用したい人は要チェックだろう。それほどまでに性能は高い。
あの神竜に対しても決定打として使われる飛竜の槍に関しても同様。
- 逆に言うとジャベリンより下の武器は、本当になかなか使う機会がない。
全体的に特殊効果などの芸に乏しい武器系統ゆえ、どうしても比較基準が数値勝負になってしまうため。
使い手である竜騎士の登場が遅すぎることも下位武器の冷遇ぶりに拍車をかけている。
性能が槍全体だけでも上から数えた方が早いジャベリンが手に入る時点では、すっぴんを除き誰も装備できない。
せめて火のクリスタルあたりで竜騎士もしくは誰かしら装備できるジョブが手に入ればここまで冷遇されることもなかったであろう。
- ジャベリンが手に入るタイミングは火のクリスタルのジョブ後半の少し後なので、最弱の割にそれ以上に登場が遅いスピアはともかく、前半入手直後のカルナック(城爆発後)で売られているミスリルスピアをはじめ、その時期に入手可能な槍はまだ使い道ができていたかもしれない。
それでも第二世界前後で手に入るウィンドスピアやヘヴィランスはジャベリンをスルーしない限り死に武器になる。
ツインランサーとマンイーターという槍とまったく同じ振る舞いをする武器があるが、アビリティ「槍装備」では装備できない。
突く動作は槍が「ビヨヨン」と伸び縮みして攻撃しているように見えるので、微妙に格好悪い。
槍のグラもロケット鉛筆みたいで違和感がある。もうちょっとなんとかならなかったのか。
- 効果音もいまいち。ツインランサーともども「槍で突いている」というより何かの機械音にしか聞こえない。
槍なのに両手持ち不可。
竜騎士を強化するには二刀流することになる。
後列で威力が落ちるのも不満点。
どうせ突くならリーチを活かして遠距離から突いてこそじゃないか。見た感じは鞭よりよっぽど遠くに届きそうなのに。
隊列無視ならば、竜騎士や槍装備の使用感も多少は変わったのではないかと思う。
投擲武器として槍は優秀。
第一世界のジャベリンと第二世界のパルチザンは手裏剣よりも攻撃力が高く、大量に盗んでおけば物理系忍者の安定したダメージソースになる。
加えてどちらのモンスターも睡眠で無力化して盗める上にレア枠のみ所持なので、時間はかかるが取りこぼしなしにノーコストで量産できるのも強み。
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FF5(GBA版)
GBA版では剣闘士も装備できる。
FF5(iOS/Android版)
ゲーム全般のSE変更の一環で、ツインランサーやトライデントの効果音が変更されている。
FF6
エドガーとモグが装備可能。
「ジャンプ」による与ダメージ2倍は健在だが、そのためには専用アクセサリを装備しなければならず、やや使いにくい。
両手持ち可能になった。だが活用するかと言われればそうでもない。
攻撃時のモーションが1パターンしか無いためか、ステップしながら突く。
踏み込みながら槍を突き出してる様に見えるので、そこまで不自然に感じないと思う。
- 槍のグラフィックは前作5から改善され、ちゃんと槍らしく見える。ちょっと細いが。
SFC・PS版までは「機械」が強すぎるのでエドガーが槍で戦うことはほぼ無い。
仮にモグで戦うにしても、魔法か「踊り」の方が強い。
FF6の武器ではほぼ使われない種類と言える。
- ただ、モグはホーリーランスで攻撃させることは多いと思う。
- 「たたかうのみ」縛りをしてみたが、それなりの攻撃力でデメリット無しの後列可というのは中々に優秀な武器群だった。
終盤「ジャンプ」は緊急回避手段としてケーツハリー経由で使うケースも多いし、エドガー・モグ共に最終装備は大概槍を装備するはずなので
副次的に2倍ダメージを見込んで使うケースはあると思われる。
ちなみに何故か魔封剣が可能。「槍」なのに。
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FF6(GBA版・旧スマホ版)
追加武器である、ロンギヌスとグングニルにはジャンプ2倍与ダメージが無いので注意。
GBA&旧スマホ版はラグナロク&ライトブリンガーが量産可能になったため、エドガーの最終装備はこのどちらか(大抵はライトブリンガーだと思うが)になるだろう。
モグもグローランスが量産可能&専用の最強武器(グングニル)が追加されたため、ホーリーランスを装備するのは、聖属性弱点のモンスターと戦う時ぐらいか。
FF7
シドの装備として登場。
シドは竜騎士ではないが、リミット技には「ジャンプ」や「竜剣」を彷彿とさせる技がある。
蛇矛、青龍偃月刀、そして方天画戟と三国志ゆかりの品々が(何故か)揃っていたりする。
- これらは突きだけではなく斬り付けて攻撃する武器でもあるので、FF4までとは逆に「突くだけなのはおかしい」というツッコミを受けることに。
- 一応、「ぜんたいぎり」や「みだれうち」等を行った際には斬りつける動作を見られる。
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FF9
フライヤの武器として登場。
今作でも通常攻撃はどちらかというと斬りつける動作に近い。
ただジャンプのときはしっかり槍をぶっさしてくれる。
固有コマンドに「ジャンプ」はあるが、威力は1.5倍と抑え目。
ただし、サポートアビリティ「ハイジャンプ」をセットすると威力が2倍に増加する。
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FF10
キマリの武器として登場。
キマリは竜騎士ではないが、竜剣やジャンプなどを使用可能(「竜剣」は他のキャラも使用可能だが、キマリは最初から修得している)。
槍のラインナップはいずれも洋風の名前。グラフィックは6種類ある。
本来槍は突きに特化した武器だが、キマリは下から振り上げて斬撃を加える。
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FF11
両手で扱う「両手槍」が登場。
戦士、ナイト、侍、竜騎士が装備可能。
竜騎士がもっとも上手く扱える。
両手で扱うため盾が装備できず、攻撃間隔も長い代わりに威力は高い。
竜騎士のみが扱え、一撃が重い「ランス系」と、他のジョブでも扱え、攻撃間隔が短いが威力の低い「スピア系」、ナイト以外の3ジョブが扱えてランスに近い性能を持つ「クーゼ系」が存在する。
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詳細はこちら→両手槍
FF12
両手槍という分類。
物理回避率8%。CT26。連撃値4。
属性付きのものが多い。
両手武器では忍刀に次いでチャージ速度が速く、安定した火力を誇る代わりに回避力が低く防御面は弱い。
ホーリーランスやグングニルなど、終盤の店売り両手槍は基本攻撃力が低い。
これらは武器の属性を活かすと凄まじい火力になるため、それを考慮した基本攻撃力と考えられる。
最強の矛は攻撃力150の武器で、全武器で見ても最高クラスの火力を持っている。
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FF12RW
リュドが装備するカテゴリとして登場。
他に竜騎士系の敵リーダーも装備している。
他の近距離武器との相違点は射程が若干長いことが挙げられる。
他の武器は基本的に射程1だが、槍は射程1.5。
この違いがどこまで戦闘に反映されるかは分からないが、イメージ的になんとなくカッコいい。
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LRFF13
他系統の武器に比べ物理・魔法攻撃力とも控えめだが、ノックアウト破壊力が上がるほか、ビートダウンがジャンプに強化されるなど、ノックアウトに特化した性能になっている。
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FF14
槍術士・竜騎士が装備可能な武器。長槍類と総称される。
刺突属性を持ち、他の近接武器よりもリーチが長いのが特徴。
2.x(新生)以降は、FF11と同様の「両手槍」に名称変更。属性も同様に「突属性」へ名称変更。
更にリーチも、他の近接武器との差がなくなった(近接攻撃の届く距離が一律同じに設定された為)。
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FF15
ノクトとゲストメンバーのアラネアが使用する武器として登場。
突進や空中挙動を中心とする武器。シフトブレイクは大ダメージ。
イグニスもサブ武器として装備可能。
DLC「オンライン拡張パック:戦友」でも武器カテゴリの一つに槍がある。
FFT
竜騎士の装備として登場。
本来リーチの長さが特徴の1つである槍だが、タクティクスシリーズにて初めてそれが再現された。
2パネル先まで攻撃可能。ジャンプの威力が1.5倍になる。
- 敵のカウンターが怖いこのゲームにおいて2パネル先と言うリーチは地味に強力。
敵を一方的にボコる事すら可能だったりする(敵の攻撃手段次第だが)。 - ちなみに当たり前だと言う気もするが二刀流不可で両手持ち可能。
…むしろ両手持ちをセットしなければ両手で持ってないのか?とつっこみたい。- …片手で持ってみよう。そして思いっ切り叩きつけてみよう、硬いものに。手首がイカレます。
- ポールウェポンを片手で振り回せるのはフィクションだけです(基本的に)。
良い子も悪い子もその他諸々も絶対に真似をしないで下さい。 - 旧ナンバリングFFと違って二刀流出来ない分こちらはまだリアルに近いと云える。
- こんなゲームでも一応ファンタジーだからリアルの突っ込みはほどほどに。
- ポールウェポンを片手で振り回せるのはフィクションだけです(基本的に)。
- 現実的にはごもっともなのだが、一番の使い手である竜騎士は盾も装備できる。
つまり槍が両手専用になってしまうと槍と盾が同時に装備できなくなりシステム的に困るので…
(この点に関してはFFTに限ったことではないかもしれないが)
ちなみに某狩猟ゲームでも、槍を使う時は「右手に大盾、左手に長ーい槍」のスタイルだったりする。
- …片手で持ってみよう。そして思いっ切り叩きつけてみよう、硬いものに。手首がイカレます。
なお、縦に2体のユニットが並んでいる場合でも槍での攻撃は貫通しない。
つまり、前にいる1体にしか当たらない。
- 前身であるタクティクスオウガでは貫通して攻撃できたので、ちょっと残念。
ちなみにダメージ計算は武器攻撃力×物理AT。
槍自体の攻撃力が同時期の他の武器に比べて高めな上、前述の2マス射程もあってかなり強い。
3章に突入すれば毛皮骨肉店が解禁される。
多少運が絡むが、1章や2章で養殖するなりして最上級の牛と竜を狩れば
いきなり強力な槍が二種類手に入ることがある。
これらは槍の中では店売りの品よりも強力だから、槍を装備してプレイする人は是非狙ってみよう。
2章に突入するまで入手できないので1章で竜騎士にジョブチェンジすると歯がゆい思いをすることになる。
かの黒本に槍は命中率が低いとの記述があったが、そんなことがあるのだろうか?
情報求む。
武器としては非常に強力なのだが、ネックとなるのが装備可能ジョブが少ないこと。
PSP版では剛剣の強化でメリアドールに持たせるメリットは無くなったので、ラムザを竜騎士にしないならバルフレアに持たせるのが安定だろう。
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FFTA
2パネル貫通になり、隣接した敵を一度に攻撃できるようになった。
射程1の武器を持った相手なら、距離を1マス空けることでカウンターやハメドるを無視して攻撃できる。
ただし装備できるのは不遇なバンガ族(竜騎士・神殿騎士)のみなので、いまいち影が薄い。
「ジャンプ」を使いたいなら必須。
- 槍装備で武器カウンター系のリアクションアビリティをセットしていると味方を巻き添えにすることがあるので注意。
特に肉斬骨断のキツイ一撃を味方に入れるような間抜けなことはしてはいけない。
ヒュムは持てずバンガ専用になったので、「槍を片手で使うとか無理だろ」という前作のツッコミからは多少解放された気もする。
バンガの膂力を思えば片手槍でもなんとかなりそうだし。
他の武器系統に比べてジャンプ(特技ではなくステータスの方)にボーナスが付いているものが少しだけ多いのも特徴。
もっとも、本当にあくまで少しだけ多い程度で全ての槍にジャンプ+ボーナスが付いているわけではないのでなんとも中途半端だが。
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FFTA2
概要は前作とほぼ同じ。
今作では竜騎士・神殿騎士に加えてチョコボ士も装備可能になった。
チョコボに乗りながら槍で戦う姿はさながら騎兵でなかなかかっこいいのだが、ヒュムよりも更に小さいモーグリたちがバンガと同じ槍を、しかも片手で使えるというのは何とも不可解ではある。
前作と同様、他の武器系統に比べジャンプ(特技ではなくステータスの方)にボーナスが付いているものの数が少しだけ多い。
本作でも本当にあくまで少しだけ多い程度で全ての槍にジャンプ+ボーナスが付いているわけではないためなんとも中途半端なのは前作と同様だが、本作ではジャンプ+2のものが前作より増えている。
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FFCC
リルティの専用武器。
他の種族の武器よりも種類が多く、最強武器の攻撃力も高い。
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FFCCEoT
初代より久しぶりに登場。リルティの得意武器。
近距離武器の中で一番長いため、若干離れて攻撃が可能。
攻撃方法は「叩きつけ→切り上げ(槍コンボ2)→突進突き(槍コンボ3)」といった方法。
チャージアタックは自分中心に周囲へダメージ、チャージブレイクは自分の正面へ直線状に中距離攻撃が可能。
但し横には弱く、ちゃんと狙わないと当たらない。
貫通するため、縦一列に並んでいればまとめてダメージが与えられる。
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聖剣伝説
ウィンドスピアとサンダースピアの2種類が登場し、現実通りきちんと突く動作で攻撃している。
しかしスピアという名前にも関わらずグラフィックがランスタイプになっている。
正面しか攻撃出来ないため範囲は狭いが障害物を貫通して攻撃出来るため、壁越しの攻撃も可能。
- 二つとも店売り品。特に必要ないため、買わずに進めたプレイヤーもいるだろう。
MAX攻撃では槍を投擲する。画面端まで飛んでいき、障害物も貫通する。
投げたからといって武器がなくなるわけでは無いので安心。
スマホ・Vita版では、ちゃんとスピア型のデザインになっている。
しかし、そのため刃の先しか攻撃できなくなっている。
ヒーローの目の前の敵を攻撃できないのでちょっと不便。
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DFF
若干DEFが下がるものの安定した攻撃力を持つ系統。
上位の装備の多くに激突ブレイブダメージ上昇の効果を持つ。
装備できるキャラクター5人の内4人がこれとは別に安定した効果を持つ刀を装備できるため若干影が薄い。
- そもそも激突ブレイブ自体がマイナーというか、あまり特化されない効果。
装備できるのはガーランド、フリオニール、ゴルベーザ、バッツ、セフィロス。
また、フリオニールの専用武器はこの系統の能力値を持つ。
フリオニール、バッツはほぼ全ての武器を装備可能、ガーランドは武器が槍状に変形するのでともかく、セフィロスとゴルベーザはよくわからない。
まぁセフィロスは元々刀のイメージしか無く、刀だけだと装備のバリエーションが乏しくなる為しょうがないかもしれないが。
そして更に謎なのがセシルが装備できないという…。
- 槍の様に長い刀を扱えるセフィロスなら槍だって扱えるんだろう。と、解釈してみる。
- 上記のFF4TAのとおりゴルベーザは槍を装備できるので不思議ではない。
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DDFF
今作ではDEFに加えてHPも若干下がる仕様となった。
その他の細かい変更点としては、前作では弱めの槍がDEF-1・強めの槍がDEF-2だったものが、逆に弱めの槍がDEF-2・強めの槍がDEF-1となっている。
装備できるキャラはガーランド、フリオニール、セシル、ゴルベーザ、カイン、バッツ、クラウド、ヴァン、ギルガメッシュ。
また、フリオニール、カインの専用武器はこの系統の能力値を持つ。
ついにセシルが装備可能になった。前作にてグラフィックで槍を装備してるのにアイテムの槍を装備できず違和感マックスだったので当然と言えば当然。
新キャラ3人のほか、なぜか新たにクラウドも装備可能に。そしてセフィロスは装備できなくなった。
- 似合うかどうかはともかく、激突を強化する効果がクラウドに適しているのは確か。
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DFFOO
9章実装に伴い実装された、新しい武器種カテゴリの一つ。
登場済みのキャラクターでは、カイン、エドガー、モグ、シド、雷神、フライヤ、クイナ、キマリ、イロハ、リュド、ファング、アラネア、ナインがこの武器種カテゴリに属している。
本作では一般的な槍はもちろん、雷神が持つ棍棒も槍として扱われている。
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光の4戦士
「たたかう」時のターゲットは後列優先。
また空中の敵に与えるダメ―ジが1.4倍になる。
同じ特性の弓と比べて命中率が高い。
特にこれを専門とするクラウンがないため少し影が薄い系統(武器補正ならかかるが)。
- 槍の使い手・竜騎士が本作にも登場していれば良かったのだが。
槍の武器補正がAなのは、魔法剣士、ナイト。
補正Bなのは旅人、狩人、武道家、勇者、暗黒剣士、記録士、語り部。
- なお、「針」系の武器も槍に含まれる。しかし、針子は槍の武器補正がCっていう…。
『槍』一覧はこちら。
FFL
すっぴんとメモリスト以外では、戦士・竜騎士が装備できる武器。
槍には全て風属性が付加されている。
本作では飛行系・土属性の敵は軒並み風属性が弱点なので扱いやすい。
と言いたいところだが、一部の全属性吸収の敵にはまるで役に立たない。
竜騎士編では強化後のヴァータやリベンジャー相手に竜騎士涙目となった。
風属性じゃなくて、飛行系に特効という扱いにしてほしかった。
この問題点は弓にも当てはまる。
- 風属性のお陰でエンエアロで簡単にダメージ強化ができる、というのは言えるか。
属性強化自体あんまり使わないけど。
これまでに登場した槍の命中率はすべて+20%と高めに設定されており、上述のように攻撃する相手を間違えなければ、剣同様に安定した性能を持っているといえる。
ちなみに本作では槍を装備しているかどうかに関わらず、ジャンプ(ブーストジャンプ)で攻撃した際は通常攻撃より威力が上昇する模様。
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FF零式
ナインの武器カテゴリ。
攻撃力・攻撃範囲ともに良好で、クリティカル率も高い。
突き攻撃が主だが、大きく振り回したり頭上で回転させたりもする。
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FFEX
片手装備なので、反対の手に盾を装備可能。
また二刀流のアビリティがあれば両手に槍を装備可能。
- このとき通常攻撃も両手攻撃に強化される。
SOPFFO
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PFF
ミスティックウェポンはホーリーランス。
飛行特効2倍のカテゴリ。
地と闇属性以外は普通に揃っており、2カ月に一回あるエクサバトリアでは御用達になる事が多いため、優先的に強化するのがオススメ。
装備者はジャンプやHP吸収が使える事が多い。
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PFFNE
武器カテゴリの1つ。
初期装備はスピアで、レベル3でパルチザン、レベル6で各キャラ専用装備に変化する。
カイン、エドガー、モグ、シド、フライヤ、クイナ、キマリ、イロハ、リュド、ファングがこのカテゴリに属している。
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FFRK
武器の分類の1つ。竜騎士アビリティが使えるキャラは全員装備可能。
FF9に登場したフォーク系の武器も槍に統合されており、クイナも装備できる。
原作に槍が登場していないFF1からは登場していないが、FF1はウォルとガーランドが装備可能。
FF8には槍という分類は無かったが、ウォードの武器が槍として登場しており、ウォード以外にも雷神が装備可能。
FF12では原作のプレイヤーキャラだった6名全員が装備可能。魔法回復タイプのパンネロに装備させても意味は無いが。
FF11、FFTからは登場しておらず、FF11は装備できるキャラもいない。
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