水獣ロアルドロスの素材を用いて作られた狩猟笛の最終強化銘。
海綿質素材で雑音をカットし、拡声部品で音色をシャウトする。
生産時の銘はドロスヴォイス。
目次
概要
- 見た目はマイクスタンド+スピーカー。
細長い棒の先にスピーカーが3つ搭載された見た目をしている。
演奏時に息を吹き込む部分には海綿質の皮で作られたカバー付きのマイクがある。
…打楽器や弦楽器よりはマシとは言え、これは笛と呼んで差し支えがないのだろうか?
そもそも楽器じゃない連中を別にすると、元ネタがかなりわかりにくい部類ではないだろうか?- 音色もそれ相応に奇怪な音。
ロアルドロスの叫び声っぽい何かが狩り場に鳴り響く。
本当に息を吹き込んで動いているのか気になる武器である。
内部構造にロアルドロスの声帯でも仕込んでいるのだろうか。 - MHRiseではサウンドがロアルドロスのシャウトではなくなり、
まろやかな笛の音で水没林の汎用BGMが流れるようになった。
- 音色もそれ相応に奇怪な音。
- もう一度確認するが、この武器はロアルドロスの素材をベースとした水属性武器である。
それにもかかわらず、強化素材として雷光虫や電撃袋など、雷属性素材を度々要求される。
まさか楽器としては電気仕掛けなのだろうか? というか漏電したりはしないだろうか?
なお、当然ながら双属性や複属性の武器と化すわけではなく、上述したように純粋な水属性武器である。
MHFに本格参戦していれば可能性はあったかもしれない……
- ルドラとはインド神話に登場する暴風神。
嵐および雨を神格化した存在の為、
水属性のロアルドロスっぽいと言えばそれっぽい名前。
イメージ的にはクシャルダオラやアマツマガツチだが。- ちなみに、ルドラという名前は「咆哮をあげる者」という意味である。
狩猟笛としては適当だが、ロアルドロスの咆哮は別にバインドボイス効果もないただの威嚇である。 - ちなみにこの「ルドラ」はMHXに登場する特殊なティガレックスの武器にも使われている。
- ちなみに、ルドラという名前は「咆哮をあげる者」という意味である。
性能
MHP3
- ロアルドロスを倒すだけで元となるドロスヴォイスが作成可能。
この時点で32と水属性値が結構高く、攻撃力、斬れ味共に及第点でスロットも1空いている優秀な性能。
音色は白青緑で、スタミナ減少無効や風圧無効が使える防御寄りの旋律が使える。
さらに、なぜか超電雷光虫を足してドロスヴォイス改になる。
水弱点ばかりの火山戦で頼りになるだろう。
- 上位ロアルドロスを倒すことでロア=ルドラになる。
やはり属性値が優秀な上、匠でそこそこの白が付く。
また、音色の白が紫に変わる。
- ライバルはハプルニクス。あちらは物理攻撃力が優秀で、防御力上昇がある。
一方で斬れ味と属性値はこちらに分がある。
旋律は似通っているが、ハプルニクスには千里眼や泥無効、ロア=ルドラには体力回復と、細部が異なる。
アマツ後には凶琴【秋嵐】も出てくるが、
この武器はほぼ完全な無属性武器なので、あまり差別化を気にする必要もないだろう。- ただ、残念ながらいずれも攻撃力強化の旋律を持たないため、
「そもそも水属性狩猟笛自体使わなかった」という人も少なくないかもしれない。
- ただ、残念ながらいずれも攻撃力強化の旋律を持たないため、
MH3G
- 旋律や性能の傾向は全く変わっていないのだが、相変わらずロア=ルドラ止まりで、G級強化ができない。
作成難易度の低さもあり、攻略用には便利なのだが、それ以降はほぼ使われない武器になってしまった。
- 対してライバルのハプルニクスはキッチリG級強化が可能になり、
覚醒なしでは唯一のG級水狩猟笛というアイデンティティを入手。
覚醒込みでも巻き貝ぐらいしかない環境下では、実質実用に耐える唯一の水狩猟笛になってしまい、
大きく差を付けられてしまった。
- 狩猟笛は同じ属性でも旋律の違いによって差別化できるため、
覚醒スキルなしでスタミナ減少無効や風圧無効が吹けるこの武器を強化できないのはかなり痛い。
独特すぎるフォルムやサウンドも唯一無二の魅力であるため、
そこが好きなカリピスト達が落胆したのは言うまでもない。
MHX
- ロアルドロスが復活したMHXでハプルニクス共々再登場。
ベルダーホルンLV4からの派生でドロスヴォイスを製作できる。
音色は相変わらず白青緑で上位からは白が紫に変わる。
ドロスヴォイスLV1の時点では攻撃力は80と低めだが、この時点で既に水属性値32という恐ろしい値を持つ。
- 上位最終強化の名はおなじみロア=ルドラ。
- 攻撃力200
- かなり高い水属性42
- 斬れ味は素でそこそこの青、匠1からわずかに白ゲージが出る。
- スロット2つ
- 音色は紫青緑
防御力強化、強走効果、風圧無効、体力回復【中】&解毒など地味ながら扱いやすい旋律をシャウト可能。
罠も爆弾も使わずにガンキンの顎を容易く叩き割ることができる。
- 制作難度が割と低いのも魅力。なぜか水獣素材の他に電撃袋や超電雷光虫など雷属性な素材も使う。
ただし、最終強化では獰猛化水獣鱗、獰猛な水袋、獰猛な帯電毛、竜玉を使用するため若干難しい。
水獣鱗と水袋はそこまで強敵ではない獰猛化ロアルドロスから手に入るが、
帯電毛はジンオウガあるいはラージャンの獰猛化個体から、
竜玉は集会所★5ランク以上のモンスターから手に入るセミレア素材。
帯電毛に関しては該当モンスターのサブターゲットクリアでも入手できるのが救いか。
- 水属性笛はカエルクラフト、シェルカスタネット、ケチャルワッパ、ハプルニクス、
そして新モンスターのタマミツネ武器の狐鈴コトノハナクテとなかなかの激戦区になっている。
案の定と言うか、吹いて演奏する楽器が凄まじく少ない
- なにかと求められる攻撃力強化旋律が無いのもあって、上位終盤になるとPTプレーでは少々苦しいか。
とはいえ、属性値の高さゆえにソロでガンキンやガルルガを狩るのには非常に適している。
特に(隻眼含む)ガルルガに風圧無効と毒回復の旋律はかなり効果的。
ただし、聴覚保護の旋律はないので防具で耳栓スキルを付ければより有利に戦えるだろう。
重音色のおかげで回復旋律を上手く重ねて吹ければ体力が相当回復するので狙ってみるのも面白い。
MHXX
- G級追加に伴いさらなる強化が可能となった。
究極強化で水響ドロスロアとなる。
その性能は、- 攻撃力310
- やはり高い水属性50
- 斬れ味は素で白20、匠+2で紫40が出る。
- スロット2つ
- 音色は変わらず紫青緑
G級強化が出来なかった3G時代の雪辱を果たす時が来たのだ!
属性値はそこまで伸びなかったが、上位までの値が高すぎただけとも言えるので妥当だろうか。
- 水属性の有効なモンスターとして、バサルモスとグラビモスが復活した。
ガンキンの顎の次は彼らの鎧を剥がしてやろう!!
ただし、彼らはそこそこの頻度で咆哮するため聴覚保護旋律を演奏できる
ミツネ笛・ハプル笛・ケチャ笛のほうが咆哮中の攻撃機会は増えるかもしれない。
だが、ジャスト回避を使いこなせるなら高い属性値のドロスロアにブシドースタイルで攻めるのも良いだろう。
実はドロスロア以上の水属性値を持つケチャ・ウル・ハーラが聴覚保護を演奏できたりするけど。
反面、咆哮で拘束してこないヴォルガノス相手だとこの笛でも気楽に戦えるだろう。
- 製作もロアルドロスを倒すだけで簡単に…と思いきや
何故か究極強化の際に黄金の煌毛が要求される。
金色のタテガミ繋がりだろうか…?
それ以外の素材はG級獰猛化ロアルドロスから手に入るものと、大竜玉。
ラージャンさえなんとかできれば入手できる強化難度ではある。
黄金の煌毛は電電太鼓の強化にも使うのでなかなか悩ましいかもしれない。
MHRise
- ロアルドロスと共にこの笛も復活。
オサイズチ素材の風ノ賊笛Iから派生強化することでドロスヴォイスIを入手できる。
派生元と同じ攻撃力80、既に高い水属性値30、そこそこある緑ゲージと、
水弱点の敵に担ぐなら申し分ない性能。
人魚竜素材を使うことでドロスヴォイスIIとなるが、
攻撃力90、水属性値32、緑ゲージが10延長、とスペックは微増にとどまる。
- 上位水生獣素材と電撃袋、竜玉を使うことで最終強化ができ、おなじみロア=ルドラとなる。
性能は、- 低めの攻撃力160
- 高い水属性35
- 斬れ味は青30と長い緑。匠4から白。
- スロットLv2が1つ、Lv1が2つ追加。
- 旋律 : 全属性やられ無効、防御力UP、高周衝撃波
- 百竜強化 : 攻撃力強化III (+8) 、属性強化【水】II (+6) 、 水やられ特効
以前の作品で吹けた風圧、スタミナ、回復系の旋律はなくなり
属性やられ無効と、ロアルドロスのシャウトをイメージしたのか高周衝撃波でイメチェン。
早期に完成するために上位攻略用に使いやすい一本といえる。
水弱点で属性やられが厄介な火属性モンスター全般とトビカガチなどに有用であろう。
- 入手難度はそこそこと言ったところ。
相変わらずなぜか電撃袋を使うためフルフルの討伐も必要となり、地味にレアな竜玉も使う。
竜玉はロアルドロスからも出るが、確率はかなり渋い。
飛竜種、魚竜種、海竜種、獣竜種とトビカガチから狙えるので、
入手可能時点で無理にロア=ルドラ完成を目指すのではなく
これら種族から竜玉を入手できたタイミングで強化してやるくらいでいいかもしれない。
- Riseの水属性笛はバランス型のコトノハナクテや物理型のヒキ音シなどがあるが、
ロア=ルドラはこの中で最も高い属性値を持っているため、
スキルや百竜強化などで存分に引き出し、水弱点モンスター共を水浸しにしてやろう。
この武器はスロット数が豊富なため、流水珠を3つ詰め込むことができるのもうれしい。
MHR:S
発せられる水獣の叫びは、
大海を震わせるほどの威力。
耳にした者の魂に響きわたる。
(水響ドロスロア)
- マスターランクでもロアルドロスは★1から登場。それに伴い早期からロア=ルドラ改へと強化が可能。
Riseから比較すると攻撃力240、水属性42とマスターランクに準拠したレベルに成長。
特に、攻撃力は武器倍率にして80も増加している。
その一方で斬れ味は素で青40、白ゲージを出すには匠Lv3以上が必要と同期と比べると分が悪い。
デフォルトの白ゲージは★3のイソネミクニ亜種素材を入手するまではお預けとなる。- 旋律自体にも変更は無いが、属性やられ無効旋律に全耐性+10効果が追加された事で守り性能はさらに向上。
幸いにも今作の新規追加モンスターにはビシュテンゴ亜種、オロミドロ亜種、ヤツカダキ亜種と
水が通る上に厄介な属性攻撃を備える相手が三体も増えている為、攻略用として作っておいても損はないだろう。
- 旋律自体にも変更は無いが、属性やられ無効旋律に全耐性+10効果が追加された事で守り性能はさらに向上。
- ラスボスの狩猟後、傀異化した竜骨を使う事で最終強化の水響ドロスロア改となる。
- 最終強化全体で見ればやや控えめの攻撃力320
- 水属性笛の中でトップとなる水属性50
- 斬れ味は素で白60、匠Lv3から紫ゲージが出現
- スロットはLv3、Lv1×2
- 百竜装飾品スロットは最大のLv3
結果から言えば今作の狩猟笛を取り巻く環境がこの武器の地位を大きく向上させる事となった。- まず、今作の狩猟笛は鉄蟲糸響打の存在により属性値が極めて重要である。
水響ドロスロア改の属性値は他水属性笛と比べても圧倒的であり、3番手のタマミツネ笛の38から大きく引き離している。 - さらに新スキル、新装飾品が追加された事で、持ち前の豊富なスロット数を存分に発揮できるようになった。
やや心許ない斬れ味を匠珠でケアすることもできるし、流水珠III、流水珠I×2を詰め込めば
この武器だけで水属性強化Lv5を発動可能。
連撃を始めとした属性値を底上げするスキルが多数追加された事も追い風。
また相手と部位は選ぶものの、百竜スロットLv3のおかげで属性特効を発動可能。
水属性肉質25以上の部位が頭部であるモンスターも多く、
元々物理性能が控えめな本武器の場合◯◯種特効にも引けを取らない。
あまつさえ属性やられ無効旋律を持つため、Ver.14で追加された龍気変換の運用にも適性がある。
極限まで高めた水属性を乗せたシャウトを火照った相手に浴びせかける、水響の名に相応しい一本と言えるだろう。 - 相性の良い相手も、Ver.12で新たにエスピナス亜種が増えた。
火属性やられ+毒+防御DOWNの3つの状態異常でハンターを追い詰めてくるのだが、
ドロスロアは防御DOWNを防御力UP旋律、火属性やられを全属性やられ無効旋律で解除できるため、
毒耐性Lv3さえ用意すれば納刀要らずで対策できてしまう。
水属性が第一弱点で火力を出しやすく、開幕で寝ている状態も炸裂音珠で簡単に叩き起こせるので、
スムーズに狩猟できるだろう。
- 長らく水属性笛の旗手として走って来たが、Ver.15で凶琴【秋嵐】が参戦。
水属性値2位タイにして、龍気変換への適性でドロスロア改を上回る旋律構成を持ち、
さらに鉄蟲糸技強化で震打や炸裂音珠を叩きこむ運用もできるハイブリッドな笛である。
アマツ武器の難点であるマイナス会心も笛では影響が薄く、短いながら斬れ味素紫と火力ではかなりの強豪。
ただし、防御力UP旋律がないので守備面、特にエスピナス亜種戦でのフォローは依然としてこちらに優位がある。
あちらには通常スロットもないので、装備編成に余裕があるのも差別化点になるだろう。