エクスティンクション調査書

Last-modified: 2021-04-07 (水) 23:43:54

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エクスティンクションの調査書

記録の時系列では最後に当たる。
ARKシステムとは何か?エレメントとはいったい?
地球はなぜこうなったのか、そしてサバイバーの役目とは?
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登場人物、記録の内容

長いので折りたたんであります。

 

ヘレナ・ウォーカーの記録

番号内容
ヘレナ
#1こうやって書くのは随分と久しぶりのような気がする。ステーションでのロックウェルの件から惑星に到着までの間、私の生活は少しマンネリ化していた。新たに発見した生物のまとめ作業も大した気休めにはならなかった。今では前のほうが安全だったと考える者もいるくらい精神的に追い込まれている。確かに、彼らの言うことも一理ある。だから私たちはステーションに閉じ込められていたのかもしれない… 幸運なことに、サンティアゴの計画のおかげで時間を持てあますことはなかった。私は技術に関してはあまり詳しくない。巨大ロボットなんてもっての他だ。ただこれまでの経験から考えると、何でもいいから彼らに協力しないわけにはいかない。(Ps4版公式訳)
#2本物の地球だとはにわかに信じがたいが、サンティアゴが見せてくれた証拠は紛れもない事実だ。それでも夜がないと混乱してくる。世界の週末を楽しめるなら別だが。地球の自転が遅くなったのだろうか?それとも完全に止まってしまったのだろうか?いや、それはありえない。大気が制御不能になれば、放棄された建造物は風によって破壊され、あの巨大生物たちは波打つ海や、極端な気候、それに弱くなった重力の影響を受けて全滅していたはずだ。だがもし、頭上にある宇宙ステーションが重力バリアを作り出し、大気を修復することができたら… ともかく今はどんなことでも起こり得る状況だ。それが彼らの真の目的なのかもしれない。それか最初から彼らがこの混乱の黒幕だった可能性もある。真実がどうであれ、私はそれを解明しなければならない。どんな怪物だろうと真実の究明の邪魔はできない。(Ps4版公式訳)
#3サンティアゴが作っている機械は本当に素晴らしい! コントロールを簡略化してくれたおかげで、私のような変わり者の生物学者でもこのデカブツを自分の体みたいに動かすことができる。まさかロボットを動かすことになるとは… 完全に人生のコントロールをうしなってしまったようだ。メイ・インもシンクロすることに成功した。そして一瞬だけだったが、彼女は間違いなくかすかな笑いを浮かべていた。私はメカそのものよりも、それに救われたような気がする。彼女は激しい戦いをくぐり抜けてここに辿り着いた。その内容はあまりにも壮絶だ。特にロックウェルとダイアナの件はまさに悪夢だった。全てが終わったら、彼女が本当の幸せを見つけられるように力になりたい。彼女にはその権利がある。(Ps4版公式訳)
#4今日はサンティアゴと話をした。内容はいたって真面目だ。彼がコミュニケーションの手段としてよく用いる皮肉めいた冗談の言い合いではない。これには私もかなり驚いた。彼にオフスイッチがあるとは思ってなかった。彼はステーションで見つけたクローン装置のことを考察していた。私たちクローンは本当の人間なのだろうか?それなら、私たちには彼らの行いの責任があるのだろうか? その目的はなんだったのだろうか? どれも私自身が疑問に思い続けてきたことだ、だがこれまで話し合う機会はほとんどなかった。それは私たちが決められることじゃないと彼に言った。私たちが本当に責任を持つべきことは、私たちがこれからどうやって生きていくかだ。彼がどんな答えを求めていたのかは分からない。でも今の私にはそれで精一杯だ。(Ps4版公式訳)
#5いつも私のせいで皆が犠牲になっているような気がする。ロックウェル、メイ・イン、ライア、ダイアナ、そして今度はサンティアゴだ。あのメカを起動させる段になって、ついにあの怪物たちが攻撃を仕掛けてきた。動かせるメカは1つだけだった。だからサンティアゴがそれを使って彼らを遠くへと誘導した。メイ・インと私がスーツの電源を入れて彼らを追い払った時には、すでに彼の姿はなかった。彼の痕跡も見当たらなかった。あなたの犠牲は無駄にはしない、サンティアゴ。あなたが与えてくれた道具があれば、全ての裏に隠された真実をきっと見つけ出せる。そしてあなたを納得させられるような答えに辿り着いてみせる。約束だ。(Ps4版公式訳)
#6キャンプ・オメガは使えなくなったため、私たちは荒れ地に向かうことにした。生存者はわずかで残ってるメカは3つーーパイロットは、メイ・イン、私、そしてカズマという短気なUREの男だけだ。つまりサンティアゴがデザインした究極兵器にはなれない。そうなると、あまりにも巨大な生物やあまりにもたちの悪い生物と出くわした時、面倒なことになる。でも他に選択肢はない。答えは荒れ地のどこかにある。それが安全な場所にあることを願うしかない。まったく、この操縦というのにはどうも慣れない。ただ私の神経系はこの機会とかなり上手くリンクしているようだ。そして望んでいたとおり、と言うべきなのか分からないが、ついに他の人には任せられないほどの重責を担うことになった。私なら自分の役割を果たせる。ともかく皆の期待を裏切るわけにはいかない。
#7この荒れ地にいる変異生物たちは、その奇怪な外見に違わずかなり危険だ。だが今のところメカで追い払うことができている。とはいえ、危険な場面がなかったわけではないが。ある日、メイ・インが突然何の前触れもなく、いわゆる突進攻撃を仕掛け、死角から攻撃を受けそうになったことがあった。私は戦術などには詳しくないが、あまりにも無謀な行為に思えた。そういったことは初めてではなかった、彼女は常にカズマや私よりも多くの敵を引き受けようとする。これは別にエゴの問題ではないだろう。サンティアゴがいなくなり、彼女は1人で生存者たちを守るという責務を果たそうとしているように見える。彼女は私がここにいることにも気付いていない。いずれその重責を分かち合える日がくるのだろうか? どうにかして彼女に理解してもらう必要がある。(Ps4版公式訳)
#8曲がりなりにも、メイ・インの説得に成功した人物が、結局戦いに頼らざるを得なかったというのは何とも皮肉な話だ。私は何度も戦術について説明しようとした。だがほとんどいつも、メカのために考案した私の馬鹿げたタッグチームの動きを彼女に実勢に見せることになった。ドシエ・ドライバー、バイオビースト・ボム、Gデイ・メイト… どれも最高のできだった!彼女が1つも採用しなかったのが不思議でならない。それでも少しは彼女も理解してくれたようだ。素晴らしい夕食や、ラプトルに関するおしゃべりなどはなかったが、しばらくの間、私たちは島にいたころのような生活を送った。最悪だ。「古き良き日」に導かれて恐竜の住む島に漂着してみると、自分の人生の酷さがよく分かる。だがこれが現実だ…(Ps4版公式訳)
#9まさか実現するとは思ってなかった。しかも驚いたことに、それが上手く機能したのだ! メイ・インがメイ・アイ・ヘルプ・ユー作戦をやってみたいと言った時、頭でも打ったかと思った。でも私たちはそれを本当に実行した。サンティアゴがここにいないのが残念だ。本当に最高の気分だ!ただ正直に言うと、私はずっと怖かった。私はいつも死を覚悟してあれに乗っている、でもあのメカを降りるつもりはない。いつもメイ・インに頼るわけにはいかない、彼女だけで戦いを乗り切れるわけがない。彼女もそのことを理解してきたようだ。(Ps4版公式訳)
#10私の記憶が移植されたものだということは理解している。ただあまりにも鮮明なので、まるでそれが自分のもののように感じてしまう。今でもそれが私の礎になっている。確かに受け入れがたいことだ。でも仕方がない。 (原文ママ)はダーウィンで育った。海岸線に日が沈み、雨期になると激しい嵐が訪れ、折を見てはカカドゥでボランティア活動をした。私は生意気な奴で、常に大発見を求めていた。でもいつも問題ばかり起こしていた。どうやら今もそれは変わってないらしい。私は今でも新たな冒険を探し求めている。これが終わったら、この荒れ地で探しものを見つけたら、次はどうする? これが私の最後の冒険になるのだろうか?そうは思えない。(Ps4版公式訳)
#11ここにいない今でもサンティアゴは私たちに力を貸してくれている。前に彼から聞いた。彼が見つけたシグナルだが、どうやらついにそれを捕らえたようだ! 私たちは数時間前にそのシグナルを受信した。しかもどんどん強くなっている!少し作業をすれば、その発信場所を三角法で特定できるはずだ。そこに何があるのかは分からないが、宇宙ステーションやこの惑星の状況に関係している可能性が少しでもあるのなら、調べないわけにはいかない。これこそが皆が求めていた希望の光だ! 私たちはさらに一歩前進した!(Ps4版公式訳)
#12何を悩む必要があるんだ? 私たちはついに手がかりを手に入れた。それなのに死にたくないからと、洞窟の中に隠れるつもりなのか? 確かにこのシグナルの先に何があるのかは分からない。でもそこに行かなければ意味がない!頂上に何があるのか確かめるにはその山に登るしかないんだ!明日、この件について決を採る。今にも胃がねじ切れそうだ。ここまで来たのに、いくつか手が上がるだけで全てが台無しになるかもしれない。確かに、投票に負けても1人で行くことは可能だ。だが問題はそんなに単純ではない。メイ・インは間違いなく反対票を投じる。(Ps4版公式訳)
#13全員が私と同じ考えを持ってるわけではない。だからといって彼らが間違っているわけではない。その事実に気づけたのはメイ・インのおかげだ。何と言ったのかは正確には覚えていないが、この荒れ地で重要なのはあのシグナルだけだというようなことを言った気がする。だが彼女の返答に私は凍りついた。「あんたの言い方はまるでロックウェルみたいだ」私は言葉を失った。その代わりに、メイ・インがしゃべり続けた。私とは違い、彼女はここの謎に興味がない。宇宙ステーション、世界の終わり、どちらに関してもだ。彼女の望みはただ1つ、私たちをーー私をーー守ることなのだ。それ関して(原文ママ)は感謝しかない。とにかく、私には… 考える時間が必要だ。(Ps4版公式訳)
#14いつもとは逆のことばかり起こる日のようだ。私はじっくり考えるためにコッソリと抜け出した。するとメイ・インが話をするために私を追ってきた。その内容の大半は私たちが話題にすることを避けていた人物、つまりダイアナのことだった。私の傷口を開いたから、自分の傷口を開いた、とメイ・インは言った。公平な取引には思えなかった。彼女がネックレスをつかんでいる様子と、それをくれた女性のことを笑顔になりながら語っているその姿からは優しさがにじみ出ていた。それこそが彼女の差し出したものだった。決して癒えることない深い傷に抗い続けるには、かなりの意志が必要だ、しかし…それが一緒に足を引きずりながら前に進むための助けになるかもしれない。それにお互いを支え合えば、いずれはこの状況を乗り越えられるかもしれない。最終的にはメイ・インが投票先を変更し、そして可決された。私たちはシグナルを追跡する。(Ps4版公式訳)
#15シグナルが強くなるにつれて、発信源にもう少しで辿り着けるという思いが強くなっていった。今日の午後、その瞬間がついに訪れた。それはとてつもなく巨大な建造物で、地平線に迫るほどの大きさだった。自分に問いたい。これは私の想像どおりだったのだろうかと。どうやらこの遺跡は私たちを歓迎していないようだ…もちろん酒など用意されていない。残念なことだが。それはともかくとして、そこだけは他の建造物から独立しているように見えた。まるで別々に作られたかのようだ。ステーションと何らかの繋がりがあったとしても不思議ではない。それなら動力があることも説明がつく。その建造物の目的に関しては、突き止める方法は1つしかなさそうだ…(Ps4版公式訳)
#16この場所は巨大で不穏な感じがする。もしここの建造者たちが訪問者たちを怖がらせようしてるというなら、成功と言えるだろう。実際に私は此処に来ようと皆を率いたが今や侵入に及び腰だ。ちょっとカッコ悪いかしら?  しかしそんな気持ちは置いていこう。エントランスはMEKの一団が入るにはとても小さく、私達が歩いて探索することを意味していた。勿論分かれて動けばMEKのまま探索できるけど、この建築構造やホラー映画的なお決まりからして単独行動は辞めるべきだろう。  よし、行こう。何があるのかこの目で確かめよう。(提供者訳)
#17この場所には良く分からない美しさがある。このテクノロジーはMEKやTEK装備を更に超えたモノであり、それが整然と並び不気味な光と共に柔らかな響きと脈動を放っていた。きっちりと編制された様子からして、データライブラリーもしくはサーバールームの様だ。  実際私はアーカイブがあるのではないかと考えている。私の勘が此処だと言っている!私達が求めた全ての答え、最終地点なのだと確信している!あれらの宇宙ステーションを建造した文明がその知識をここに保管しているなら、隠された秘密が此処にある筈だ。  これにアクセスすれば必要なこと全てが分かるんだ...(提供者訳)
#18私達はようやく稼働しているターミナルを確保し、成し遂げた。未だに信じきれないがついに見つけたんだ!あの神秘のステーションが、私達の存在理由が、ここに在るんだ!  アーカイブによると、あの宇宙ステーションは計画的に設計された生態ドームで"ARK"と呼ばれており、厳密には一種の救命艇のようだ。地球に何か起こり-サンティアゴの考え通りエレメントをベースにした技術か何かのいずれかで- あらゆる生物相-動物、植物、もちろん人間含む-を保護・養育するためにARKは建造され、汚染された地表から飛び立った。  しかしいくつのARKがうまくいかなかった。それらARKは一様にエラーが起きてしまい...恐らく死の罠の中に戻ってきてしまった。"Reseed Protocol"とやらに何が要因がある。   読み通すにはもう少し時間が必要のようだ。(提供者訳)
#19私がこの情報を発見し解読するのに丸2日もかかってしまい、皆に申し訳なく思う。けど私が見つけた"Reseed Protoco"はどうもARKの末-いつ地球に戻るのか、養育された生命がどのように地表に開放されるのかを想定した計画のようだ。規定通りなら、これは地球が再び居住可能になった際に実施されるものだろう。   だが"Reseed Protocol"は初期段階のどこかでエラーが起きてしまった。私は完全に理解できていないが、何か条件が合っていなかったのだと思う。  もう、そこから先が出てこないなんて!全ての答えはここにある筈、でもこれまでのところ私達は稼働したターミナルを確保しただけだ。私は他の方法でアーカイブへアクセスを試みた。恐らくメイ・インが言っていたアーティファクト?-彼女がエネルギーの脈動があると言っていたもの- それには何か力があるはずだ。けど彼女はそれをしまい込んでしまった、見せてもらうよう頼まないと。(提供者訳)
#20メイ・インがアーティファクトを見せてくれる直前に私は奇妙な何かを感じたが、まさかこの様な事だと思いもしなかった。  私が彼女の発見したアーティファクトに触れて調べているとき、まるでそれの引力が私の手を引き付けているように感じた。私は自分自身でそれを手放すことができなかった。その後のことは曖昧だけど、次の瞬間アーティファクトが遠くに去っていくという感覚がした。その代わり私はこのダイアモンド形状の物体-純粋なプリズムと宇宙的なエネルギーを持つもの-に引き込まれていた。  メイ・インが「安全の為だ」とそれを差し押さえたので、私はそれ以上調べる機会得られなかった。彼女の警告を無下にできないが、特に問題は無かった!本当に!まぁ私の頭には孵化しそうな卵のように奇妙な疼きがあるが、身体的には無傷である。どうにかして私はメイ・インにそれの調査を続けさせるよう説得する必要があった。  そう...私がアーティファクトに触れた時、何かを感じた。何かを見たんだ。それが何なのか理解しなければならない。(提供者訳)
#21私がアーティファクトに触れた時”奇妙”な感じがすると言ったが、正確な表現ではない。  私はそれのホンの一片-私の意識に与えられた弾ける様なイメージ-を思い出す。初めは見分けるのに苦労したが、なんとかメイ・インから許可を得て距離をとりつつプリズムを観察すると、徐々に分かってきた。  ある者が光を作り、怪物が吠え、空が火に覆われる...それらはどの記録にないものだった。私自身の記憶にも、だ。もしこのプリズムがそれらイメージを私の頭に送り込んできたというなら、正直ちょっとビビるわね。  メイ・インが正しかった。私はより注意深くする必要がある。もし私がこのプリズムの秘密を知りたいが為に徹底的に調査していれば、私はこれに屈していただろう。私達は二人で見張りながら、コックピットにそれを運び込んだ。この件についてメイ・インに謝っておかなくては...(提供者訳)
#22今になってメイ・インと私はお互い理解し合えるようになったようだ。私がぶっきらぼうに彼女に謝れば、それでお終いだ。彼女はそれだけで私から意図を分かってくれるし、私も彼女はただ皆を守りたいだけなんだと互いに心の内が伝わる。  私は彼女に見てきたイメージについて話した。彼女はナンセンスだと一蹴したが、私はそう思わない。それらイメージはプリズムの調査を行うたびに一つ一つ判別出来るようになっている。  ある日、私は一つの空間を見た、それは深い穴の中で徐々に周囲が鮮明になっていく様だった。そこは墓であり玉座-高い経壇に棺桶のようなものが置かれ、銀色の金属と輝く水晶に囲われていた。壁はかすかに光り、天井もしくは下方からも光が注がれている?言葉では言い表せない。 これにどんな意味があるというのだろう?全ての答えか何か?もしくは私はただ深く眠りたいという自意識の表れなのだろうか?(提供者訳)
#23幻覚はさておきこのプリズムは魅惑的だ。サンティアゴのホログラム装置と同じようだけど、より濃密で物質的に見える。はじめはエレメントのプラズマかと思ったけど、私は別の不吉な何かだと考え始めている。  けれども私は1つだけ確信を以て理解している-このプリズムの形についてだ。どうやらこのプリズムはあるものと同じようなサイズ・輪郭を持っているようだ。そう私達の手首にあるインプラントの中央の溝と同じように!そう、そうなんだ、そこまでは明らかになったが、私には理解できない他の要素にはイライラさせられた。  これが何のためにあるっていうの?私はただそこらのデータドライブの中を抜き出しただけっていうの? もうこれが全部だってこと?サイボーグ共の写真アルバムを見る為だけにここまでやったっていうの? ”待ってよ、もう一度だけ! あーあママがカメラ壊しちゃった!”  なんて冗談を言ってみるが、もし本当にこんなことだけなら、ここに答えが無いのだとしたら...私は何をすればいいっていうの?(提供者訳)
#24プリズムを調べてきた結果、私はただ一つ確信を以て言える-もし私が自分のインプラントにプリズムを埋め込めば、何かが変わってしまうだろう。恐らく私自身、いやダメだろう。経験を得る為に生きていくべきだなんて誰が言ってたかしら?どんな場合でも私はそうしていきたいと思っているし、今でもそうしたい。  でも待って?私はまだ答えを求めているけれど、ロックウェルの変貌を目の当たりにしメイ・インの言葉も聞いてきた。この思いはロックウェルが今際にどれほど感じたのだろう?  そう、私は彼の過ちを繰り返したくない。メイ・イン、ライア、サンティアゴ、そして他の誰もが私をここまで助けてきてくれた。もし用心すれば他の人を傷つけることが無いと言うなら私はプリズムを使うだろう、そしてそれが誰も知らないARKの究極の事実だとすれば? そうあってほしい。(提供者訳)
#25現在までに私が見てきたイメージは短くまとまりのないものでコラージュのようだったが、最近見た夢は違う。それは欠落もなく一貫した映像-もしかするとちょっと難解かもしれないが-だった。  ある日、私は薄紫の指が地の底を引っ掻き、土に深く手を埋めているのを見た。それらはその先にたどり着き、何かを引っ張り出し、まるで石が砕かれるように割れ伸び網目を広げ、遂にそれらは溶けた核を見つけた、核は柔らかで落ち着いた脈動をしている。何の躊躇いもなく、それらは核を掴みかかり、ツタのように巻き付き握りしめた。核は脈動を弱め、やがて完全に止まり、最後には石コロのように冷たくなっていった。  核は死んでしまったようで、薄紫の指から糸のような影が放たれた。私は砕かれ萎びてしまった核の痕跡を辿ると、その先にそれ-怪物の如き影のような軍勢、ほんの微かな光すら刈られていく様-を見た。そしてそいつらは私に向かって進軍してきた。(提供者訳)
#26カズマが朝の偵察から戻るとそれらのイメージは幻影のように消え去っていった。  怪物の軍勢が私のやり方(プリズムを囮にする?)で誘導できたが、私はそれがただの偶然とは思えなかった。  怪物たちはプリズムのすぐ後ろまで来ており、私はそうしなければならなかった。だからもし私がプリズムを取り除けば..いやそれはまだやるべきではない。怪物たちはプリズムを用いても止まらず、プリズムに触れる者をすべて貪る。何故か私はそう感じていた。  ああ、何故あの恐ろしい運命受け入れるしかできないんだろう?何でもいいから皆を助ける為のものを見せて、貴方(プリズム)は光るだけの役立たずなの!?  畜生。多分私は行軍中になにか手を考える必要があるだろう。今からこの地獄を脱出するために。(提供者訳)
#27アーカイブから去って初めての睡眠、一時の休息の合間に別の映像が流れ込んできた。私は1つの梯子を見た、それは地の底から雲よりも高く伸びていた。私がそれを上った、誰かを背負って上に上にと。歩みは遅くとも確実に進んでいった。そして空の向こうのどこか、私は見える限り梯子を上り詰めた。  下から怪物たちが怒りの咆哮を上げる。彼らは梯子を上れず私たちに近づけなかった。彼らの中でもっとも巨大なもの-さながら聳え立つ死の王-ですら私達を傷つけることは出来ず、そして私は手首から見慣れた小さな光が見えることに気付いた。  これなの?私が皆を助けられる方法、必要としている手段を見ているの?私は決断しなければならない、すぐにでも。私達にはもう時間が無いのだから。(提供者訳)
#28まるで胃が綾取りされてるかのように捩れると感じた。メイ・インが私にプリズムを渡すことを拒否したとき、私はそう...こっそり取ってしまった。彼女がただ私を守りたいだけと分かっている、けど私たち間には認識の壁がある。私達が助かるチャンスがあるとすれば、あのプリズムに接する必要があるんだ。  しかし私はプリズムの危険性をわかっており、それを使うことは最後の手段となるだろう。秘められた太古の神秘もしくは重要な点が解決できていないけど、それでも彼女を、皆を助けるためだ。もしそれが如何に恐ろしい事実だとしても助けとなる唯一のチャンスであれば、危険を冒す価値はある。  ごめんなさいメイ・イン、私達はお互いに支え合うって約束した、そうでしょう?  多分貴女が想像しているような事にはならないでしょうけど、これが唯一の方法なの。どうか許してほしい。(提供者訳)
#29動いた。プリズムは起動したが、私は戸惑った。今やメイ・インと私の二人だけだ。二人以外、皆死んでしまった。そう皆だ。私も死んでしまうのだろうか?死の感覚とはこんなものなの?  これがあのイメージで墓を見続けた理由なのか? その墓がまた戻っていく。その墓は玉座であり梯子であった。  梯子。私が見たのともう一つの梯子。私はまた登っていく、雲の向こうへ星の彼方へ。私は梯子の終わりまで見えたと思っていたが、次の段を掴もうとした瞬間、手が塵になっていった。私は叫ぼうとしたが、何も聞こえなかった。  私は落ちていった。彼らの顔が見えた。ロックウェル、ライア、ダイアナ、サンティアゴ、メイ・イン...  私は彼らに手を伸ばした。私は手にしなければならない。何か手にできるものが無ければいけない。何かを。  墓だ。そう墓だ!(提供者訳)
#30ごめんなさい、メイ・イン。本当にごめんなさい。今や全て貴女の双肩掛かってしまった。もう他に誰も居ないの。 墓。玉座。貴女はそこに行かなくてはならない。貴女が私をそこに連れて行かなければならない、昇天の墓に。私が其処までの道を示すことができるけど、そこまで貴女は一人で歩まねばならない。私は真実がここまでではないと願っている。貴女に翼を与えられるよう祈っている。  そして貴女の心を信じている。私自身も。もう最後のようだ。どうか信じてほしい。どうか、どう...(提供者訳)

ダイアナの記録

番号内容
ダイアナ
#1私は生きてるのかしら? ここはよく聞く地獄とやらには見えないし、天国なんてところはこんなに掃除された場所なんだろうか。目下の問題は、私はうまく生き延びたのか死んでるのかってことよね。  私が思い出せるのはゲートウェイ直前に怪物が現れた事、そして凄まじい痛み、それからメイが私を見下ろしているところだ。私は出来る限りあの光景を思い出すが、後は暗闇に覆われ冷たい虚空に落ちて行くような感覚だけだった。曖昧なものだけど、その後に声が聞こえたことを思い出した。   「助けてほしい。貴方の力が必要なんだ」  そして今私はここにいる、自慢の男みたいに逞しい腕と丸出しの尻を金属の床に写しながら。 まぁ私はしっかり生きている、もし死んでるっていうならこんなクソみたいな痒みはないんだから。 まずは服を作るべきよね、あと何か軟膏でもあればいいんだけど...(提供者訳)
#2あの惨事の前にサンティアゴが無線で人のクローンチャンバーについて何か話してたわ。曰く「僕らはクローンだ。ただ僕がコピーなのか、それともどこかに格納された意識を新しい肉体に放り込まれたのか、どっちだろうね?」  正直気味が悪い、今までそんなことは起こったことが無い。 私たちはあのステーションで多くの仲間を失った、けどそうした命は1つとして戻ってこない。死は一方通行のチケットであり、終焉である筈だ。それに何故私だけ例外なの?あの声は私に何をしろって言うの?  OK、わからない事だらけね。ただあの声には答えてあげるわ。”Yes”ってね(提供者訳)
#3よし、それなりに探してみたけどここにあるのは使えない物だけね。ひとまず私の記憶があるってことは良いことね、私がオフブランドなクローンかそうでないのかわからないけど、二度目の人生はまず記憶の後追いをすることにしましょう。そうするしかないのよね、今のところは。  私は基本的な装備を整え簡素な囲いを作った、どうやらここはどこかの惑星上であることは確かだ。それはゲートウェイ計画が成功し、サンティアゴ、ヘレナ、メイ・インそして他の皆もこの地の何処かにいることを意味している。皆と合流しなくては。  あの声は何か助けを求めていた。もし皆が何かトラブルに巻き込まれているなら、もう少しだけ辛抱してちょうだい。私が助けに行くから!(提供者訳)
#4この旅は何かに導かれているように感じている。あの声なき声の案内なのか、単なる偶然なのか、我ながら正気か疑問に思えてくるけど、最近の出来事を考慮するとあの声を無視するってのは看過できないわね。  なんとも気味が悪いわね、見えもない恩人がいるなんて。襲って来るセキュリティドローンに対処してると普通に自分自身でサバイバルしてるようだけど、何故か自分の意志でやってるような気がしない。まぁこの都市では必要だと思えばいくらでも見張りに良い位置が確保できるんだし、この程度の不安で危険ってことはないわね。  一応確認したいんだけど、此処を脱出し全部やり遂げるってのは荒廃したこの星の治療薬になるはずだ。そういうことよね?(提供者訳)
#5この都市は文明の終焉の象徴ってとこかしら?砕かれたベンチ、植物が生い茂るビル、私から隠れるようにしてそこら中這い回ってる虫たち? まぁ貴方たちは私のことを誰かに通報なんてできないでしょうけどね。  私を含めこれまで多くの人が何かを守ろうと戦った、それでも黙示録の時は訪れてしまった。私は、私たちなら何とか食い止められるだろうと思っていた。自身を信じていくしかなかった、分かるでしょう? そう人を信じていけば、私はそう思っていた。  けれどもこうして終焉がやってきたことを思い知るが、今更何とも思わない。残念ながらそんな風に思い詰めるのは私のスタイルじゃない。すぐ傍に数人の人の足跡がまだあった。もしかするといつの日かこれらのビルがまた輝けるかもしれない、けど今はこんな大きなアパートの部屋でゆっくりしてる場合じゃないわ。それもそんなに悪くないんだけど。(提供者訳)
#6皆はここにいた、間違いない。TEK武器の跡がそこら中にあるし、厳密にどのくらい前のものかは分からないけど草木に着弾跡が残ってる以上、ごく最近の事だ。かなり大きな口径の弾痕がいくつかある、どうやらライフルよりも大きなエモノだ。私に内緒でバケモノ戦車でも作ったっていうのかしら、ねぇサンティアゴ?  すぐに皆を見つけられるだろう。より強く導かれているようだ。ふとあの声が近くで「あれを見て」と言った。気のせいかもしれないが注意深く周囲を見渡す。私には溢れんばかりの火力もなく、メイのような獣のテイム技術もない、それでも今は私しかいないんだ。ちょっとしたミスをする余裕もない。(提供者訳)
#7こんなメカ(MEK)を作るなんて本当によくやるわね、サンティアゴ。今にも動きそうに見えるその機械は壊れてダウンしてるようだけどまだ直せそうだ。初めてTEKアーマーを使った時みたいに暴発しちゃったのかしら。  いえ違うわね、貴方(サンティアゴ)はやるべき事をやり遂げて、ここで死んでいったのね。ゲートウェイ計画は私たちに希望をくれた、そして貴方はそれを実現可能にしてくれた。正直なぜあの声が私を向かわせたのか、貴方に何が起きたのかまだ分からない。分からない事ばかりだ。  今頭の中で「すまない」と聞こえた気がした、そうね、それでもやってみなければ。 なに、心配はいらないわ、神秘的で空気みたいで-どっちも違うのかもしれないけど-貴方(あの声)は十分すぎるほどの奇跡を起こしてくれた。貴方とサンティアゴ、二人の為にやって見せるわ。任せてちょうだい。(提供者訳)
#8MEKは起動したけどもう一作業必要みたいで、私はしっかりと動作確認を行った。  いずれにしろ操作性を掴むのはそんなに時間がかからなさそうね。操作システムは基礎的なレベルの操作であれば1時間足らずで出来るようになるほど洗練された設計をしている、けど更に追加できる設定がいくつもあるみたい。さながら50トンのバレリーナみたいに踊るのもすぐにできそうだわ。 そんなことしたら操縦者はめまいを起こしちゃうだろうけど。  サンティアゴ、もしあなたが此処にいたらキスしてやりたいわね。お墓作ったんだからちゃんと成仏してよね、そして貴方の最後の発明で派手にやってやるわ、それが貴方に敬意を評するってことよね。どうか見守ってて。(提供者訳)
#9システムオンライン、エンジン稼働中。いよいよ出撃ね、そろそろMEKの後ろ姿を見るのも飽きてきたところよ。修理したツケは払ってもらうわよ。  TEKアーマーとTEKライフルが有用だって事は十分わかってるけど、MEKもやれるってところをしっかり見せてよ、なんて思いながらコックピットに入った。恐らく私は兵士たちの中では抜きん出ていた、地球連合のあらゆる車両シミュレーションでエースだった。けどそれはどうでもいい、車輪だろうが翼だろうが足だろうが自分の指先みたいにマシンを扱うなんて今まではあり得なかった。 わかったわ不思議な声さん、そのまま見ててちょうだい。ちゃんと助けに行くわ、一気に行くわよ。(提供者訳)
#10タイミングは悪くなかったみたいね。私はあのデカブツと出会うまで導かれるままに進んだわ、そいつの外観は歩く森とでもいうべきものだった。アレが何なのかよく分からないけど、世界最大のサラダってとこかしらね。  ようやく生存者を確認したけど、その目は以前催眠術にかかった人ようだった。それでもシャキッと立ってるなんて他に誰がいるっていうの?こんな遠い所から他の誰が呼んでくれるの?貴方しかいないわよね、メイ・イン・リ?  折角蘇ってきたんだし、すごく良い雰囲気だったもんだから言ってみたのよ「また会えたわね、お嬢さん」って。まぁその後大分愚痴られちゃったけど。(提供者訳)
#11あのメイがこんなに長い間抱きしめてくれるなんて奇跡、二度とないでしょうね。でも少しすると彼女は倒れるように私の腕にもたれて来たわ、もう足が限界だったみたい。  どうしてこんなことになったのか聞けなかったけど、彼女の目や打ち身だらけの体を見てどれほどの地獄だったか分かったわ。言うまででもなく彼女のMEKもボロボロだったし。こんな状態でどうやって戦い抜いてきたのかしら?   でもそれも今日までよ。彼女はやるべき事をやってくれた、もう休んでもいいはずよ。ここからは私の番なんだから。(提供者訳)
#12MEKを修復してる間にメイが起きていたわ。他のステーションから来たっていう彼女の友人ヘレナはあの怪物どもを退けようとアーティファクトを使い錯乱状態に陥ってしまったという。要約するとその後彼女は昏睡状態になり、遂には光となって消えて行ってしまった。  言ってはなんだが下手な与太話じゃないかと思う。勿論私自身つい最近復活して変な声が頭に響いたりしたんだし、必ずしもあり得ないなんて言えない。  それにしてもヘレナの事は残念に思う。短い間しか一緒に居れなかったけど彼女とはよく話した、彼女は私たちを助けるためにあの洞窟で命を懸けてくれた。その身に起きたことが何であれ、せめて彼女が安らかにあることを心から願う。(提供者訳)
#13私のMEKは修復の為にパーツをいくつか外す必要があったけど、メイのMEKは自動修復していた。とにかくあの不思議な声を信じて出発しよう。  もし貴方(不思議な声)がメイに頼めたとしても、そっとしてやってほしい。あれから彼女はヘレナと一緒に頑張り抜いたんだから。今更目に見えぬ預言者だか何だかが来てしまったなんて彼女が用心してしまうのも分かるが、この声は彼女まで私を導いてくれたわけだし。今のところ無視できない。  それにしてもそろそろあの声だなんて呼ぶのは止めなきゃね。思うに実際に聞こえる音ではないのよ。なんというか、その声はただ...現れるのよ、まるで見えない手が私の心に書き込むようにね。私に何をさせる気かしら?あの声は何者かしら?もしかすると...既に何かしてしでかしてるのかも?  奇妙なものね。分からないことだらけだわ。(提供者訳)
#14一緒にこの2日間ほど旅をしたけど、その間メイは30秒以上私から目を離そうとしなかった。彼女ががっちり守ってくれるってのは頼もしいけど、戦闘時以外はちょっと放してくれるよう説得する必要があった。  そうね、いいパイロットってのはしっかり先導者を見る必要があるけど、それは先導者の技術を信頼して操縦してるって事なのよ。もし彼女が逐一私を助けようとしたらお互いのMEKのつま先を踏み合ってしまうわ。まずはそういう所から理解してもらわなくてはね。 ちょっと軽口気味に言ってみたけど、私のジョークは彼女のお気に召さなかったようだ。私を復活させてくれたあの声も笑ってくれなかったわね。どうにも今だに蘇りさせられたなんて信じ難いけど。まぁいいわ、メイと過ごす今が私の全てなんだから。(提供者訳)
#15私たちは互いに助け合いつつ戦っている、今なら立ち塞がる脅威がどんなものでも対処できるわ。楽勝ね!あのデカブツ、私が仕留めた歩く森みたいなやつもしくはその同類、そいつらと戦うなら面倒なことになるかもしれないけど。 そしてメイの話した内容から私はMEKの隠されたシステムを見つけた、その答えはサンティアゴが既に用意してくれていた。元々MEKは4機存在しており巨大でイカれたスーパーウェポンに合体するよう設計されていたみたい。  そいつは私たちが一服してる間にタイタンどもを始末するほどの火力があるようだけど、残念ながら2機のMEKは戦いの最中放棄せざるを得なかったようだ。仕方ないわ、しばらくはこの当てなき旅を楽しむとしましょう。(提供者訳)
#16私たちが導かれる先が分かってきた。まだ詳細には分からないけど、そこには溢れるほどの情報が集中している感じだ。軍人らしくいうなら、指令所か主要な通信中継局ってとこね。  私とメイ・インを再会させてくれたんだし、大いに信用できるあの声はそこまで案内してくれるみたいね、いよいよ到着間近となり私にも強い興味が芽生え始めている。私たちが到着したら何をさせようというんだろう? そこには他の生存者もいるのだろうか?  今のところあの声は答えてくれなかった。多分私たち自身で見つけてと言うのだろう...安全か分からないけど行かなくてはね。(提供者訳)
#17構造的にこの建物は掩蔽壕のようだ。壁は数十メガトンの力にも十分耐えてくれそう、あのステーションを作った文明が最後に造ったのだろう。それだけでもここが重要なものなんだと思うが、そのイメージとは対照的に中はただ広いだけで、見つけたのは円形のコントロールセンターだけだった。  部屋の中央からコンソールの列が数珠つなぎに配置され、壁には巨大なスクリーンが接続されている。分厚く積もった埃を払っている間に閃光が輝き情報が表示された。この設備はまだ使用できる、そしてここは中心部なんだろう、私たちが通ってきた-あの宇宙ステーション-を今も管理し続けているんだ!  ここがどういう場所か理解できて来たわ。気合いを入れなきゃね、全てのデータの管理・処理している所なんだから...(提供者訳)
#18メイはヘレナがあの宇宙ステーションの事をARKと呼んでいると言い、それは惑星の生態系を保存するとのことだ。それは私が此処で発見した情報とも矛盾しない、けど1つ問題がある。The Reseed Protcol-惑星への帰還の最終段階が”エレメント汚染濃度”と呼ばれる要素で阻害されているみたいね。  今考えてみると、私たちの道程でもそこら中にエレメントベインが見受けられた。惑星全土に広がってるに違いないわ。これらの情報に基けば惑星の地殻さえゆっくりと汚染していると予想できる。私は純粋なエレメントが生ける者に何をしでかすのかを見てきた、どんな問題があるのかは想像できる。  ARKは周辺の”エレメント汚染濃度”を浄化する機能があるようだけど現時点では困難のようね。何者かがエレメントを広げ守っている。その巨大な怪物たち、そいつらが問題なのね-あのタイタンどもが。(提供者訳)
#19タイタンとその手下との戦闘を思い出す。このコントロールセンターにある奴らの移動ルートを監視する機能によると奴らはほとんど群れで動いてるみたい。奴らは集合すると決めるとそこら中から手下が集って来るみたい、まるで何かに指揮されるみたいにね。言うまでもなく奴らは行く先々にエレメントを広げる。つまりThe Reseed Protcolの前にタイタンどもを抹殺する必要があるということね。  いつもの私は不可能にも思えるミッションだって全力でやってやるわ、けど数知れないタイタンどもを倒しきるなんて気が狂ってるとしか言えないわね。もしやろうと思えばメイと私は殺傷力抜群のカップルになれるだろう、でも奴らを殺しきる前に年老いて死んでしまうわ。  私たちにできることが他にある筈だわ。いくつかの資料が"Arat Prime”と呼ばれる惑星の向こう側について言及していた。これは有望そうだけど...今のところ興味をひくものではないわね。我らが愛する不思議な声もそう思うみたいね。私たちをどこに導こうっていうの?(提供者訳)
#20ようやく見えないツアーガイド様のやってほしいことが分かったわ、メイと私は次のステップに向けてしっかり話し合った。 一方で生き返りなんてことを体験したんだし、どこかで落ち着いてただこの終末世界を楽しむってのもとても魅惑的ね。まぁ私はあの声に恩返しするために復活したんだし、地球を救うってのも重要よね。全部終わってからゆっくり暮らすとしましょうか。  それにしても私の人生って誰かが何か仕掛けてるかしら?いつも危険なオプションをつけられるんだけど。メイも実はこのところ彼女自身あのガイドが聞こえていたのではないかと思う、驚くべきことだけどそう確信したわ。彼女もあの声を信じると言ってくれた、まるで家族の様に感じているようだった。  これからやるぞって時にこんなセンチな気持ちは無くすべきだけど、まぁメイも私も一緒に狂ってる言うならそれはそれで悪くないわね。(提供者訳)
#21奴らはこちらに来ようとしている、もしくは私たちがおびき寄せてしまったのかしら-ちょうど真正面の方向にいるバカデカいトカゲ-に見つかったようだ。  他のタイタンのようなの巨体が、いや連中が小さく見えるほどの怪物、メイ・インによると既に奴らの群れと戦闘したとのことだ。彼女の脳裏には焼き付いているのだろう、今戦おうとしている奴が以前-他の仲間たちを殺したということに。奴は借りがある、相応の報いを受けさせてやりたいが、私たちを圧倒できる力を持っていることも理解している。  不運にも私たちがコースを変更したときから付いてきていたようで、匂いでも覚えられたみたい。付けられてからまだ1,2日ってところだけど遂に追いつかれそうね。奴が来るときに逃げれるよう算段を整えておく必要がある、だってまだ必要な武器も調達出来ていない...いえ待って。結局やるしかないのかしら。(提供者訳)
#22一か八かの賭けよ。もし2機のMEK修理が間に合わずあのタイタンの王がここに来てしまえば、私たちは死にここに在る全ても破壊されてしまうだろう。  けどもしどうにか放棄されたMEKを回収して戻ることができれば4機のMEKを合体させてサンティアゴの言うスーパーウェポンができるわ!ダメージを負ったMEKをパイロット二人だけで維持する、フルに運用なんてできないわって言うところでしょうけど、幸いにしてこの私は地球連合のトップエースなのよ。動力部はさっきから起動しているし銃も装填済、やってやるわ。  OK、お休みはここまでよ。ここからは私たちが戦場を焼き尽くしてあげるわ。(提供者訳)
#23出発して以降ずっと気を引き締めていたが仲間たち遺体や粉々になった装備を見るってのはまだ慣れないわね。ここの皆を随分前から知っていた、彼らは私の新しい家族と言ってもいい。カズマの遺体を彼のMEKから出した。  今は嘆いてる場合ではない。時間が無いんだ、これ以上メイに気負わせる理由を作りたくない。起きてしまった事は彼女の失敗ではない、けど彼女はそう思っているだろう。  もし彼女が撤退せずその身を投げ出すようなことになれば借りを返せなくなってしまう。今じゃ目隠ししたって私たちはお互い支え合うことができるんだから。  なんて私が書くとなんだか安っぽくなっちゃうわね...(提供者訳)
#24Yes! やってやったわ!回収したMEKは上手く起動したわ!まだまだこいつらはやれるわ、まだ修復してるけど2機ともばっちりよ。今なら全4機で合体できる筈だ。  時間も余裕があるわ。誉れある我らがお客様(回収した放棄MEK)にはもう少し休んでてもらいましょう。奴はゆっくりと向かってきている、まるで私たちが手も足も出ず死に行くことは避けられないと言わんばかりにね。さぁてそれはどうかしらねクソ野郎?その醜い面で此処に在るものを見てそう言えるかしら。  私の血は戦いを思い煮えたぎってるみたい、けどちょっと落ち着いたほうが良いわね。奴らが到着したらアドレナリン全開でやってやるわ。(提供者訳)
#25サンティアゴ、貴方ってちょっとイカれてたけど天才ね、またキスしてやりたくなったわ。このカワイ子ちゃんのおかげでね!今まで観たこともない兵器だった。完璧に融合したMEKはもう分離などせずその力も兼ね揃えている、このMegaMEKは常識を超えてるわ。  例え70%程度の出力でもそこらのタイタンをぶちのめすには十分でしょうね。摩天楼を真っ二つにしてしまいそうなソード、そして防護システムも凄まじい衝撃を受け切ってくれるだろう。  ただ一つ懸念は本来は4人のパイロットが必要ということだけど、私たちは2人しかいない。でも良い知らせよ?そのパイロット役は私1人でやれるんだから。(提供者訳)
#26OKやってやるわよ。私がMegaMEKの脚部、頭部、左腕を操縦している。メイは私よりも白兵戦が得意だからソードを担当してもらうわ、けど彼女ってば操作の事を一気に伝えられて一杯一杯みたいね。  言い換えると戦闘時に私がMegaMEKシステムの75%を制御するって事よ。精神的にも肉体的にも全力を尽くすことになるけど、準備は出来ている。どれほど負担が大きくとも操縦室内こそ私の居場所なのよ。もしこの場で他に誰がいたとしても操縦するのは私なんだ。もう他の計画を用意してる時間は無い-タイタンどもはすぐそこまで迫っている。  来なさい醜いクソ野郎ども、ぶっ潰してやるわ!(提供者訳)
#27タイタンどもの最初の攻撃は激しいもので、私たちは防御重視でそれを凌いだ。なにかしら強烈な攻撃を使って素早く勝ちたいところだけど、それではただ第一陣を切り抜けるに過ぎない、結局は耐える必要があるだろう。  その瞬間が来た時、私たちは一気呵成に攻めたわ。燃料が一気になくなるほどの激戦だった。私たちの攻撃は奴らを叩きのめし這いつくばらせ、遂に最高の一撃を奴の胴体にお見舞いしてやった。  奴は短く声を上げてこちらを殴ってきた、まだ余力があるようだ。 そうしてると遂に奴は回復の為に動きを止める、空かさずその胸に血のXマークを刻んでやったわ。  くらいなさい、クソ野郎!もう戻って来るんじゃないわよ!(提供者訳)
#28上手くいけば私たちが奴を見るのはこれが最後になるだろう、復讐は甘美ではあるが二度も奴と戦えば私たちの運も尽きるでしょうね。  コックピットから出ると私ったら鼻血をだしちゃってたわ、それに少し時間が立ってもまだ足がぐらついている。MEK3機分の制御を一度にやりながら戦闘するなんて、説明書に”決してお家で試さないでください”って書くべきよね、ましてやパイロット4人分なんてやれば動脈瘤まっしぐらよ。  その上私たちのMegaMEKはガムで接合してるんじゃないかってくらいにガタガタな有様だった。持てる全ての力と4人分のパイロット、それがあればあのデカブツにトドメを刺す事ができたんでしょうけど、私たちにはどちらも欠けているわ。まぁまとめると私たちは期待してた通りにやり遂げた。勝利の一眠りくらいしたって良いでしょ...(提供者訳)
#29最後のお墓を作り終えてから数時間が経った。仲間たちにさよならを言うのは悲しい、特に私自身も死んでしまったせいで彼らを助けられなかったと思うと1週間はここで泣き腫らしてしまうだろう。彼らが向こうで平穏もしくはもっと良い何かを見つけれるよう祈ろう。  そして私はメイ・インとともに歩いていく。あぁそうね、私たちをここまで導いてくれたあの声も一緒ね。既にあの声から"Arat Prime”へ導かれ始めているような気がするわ。  何が私たちを待ち受けているのか分からないけど、メイが傍に居てくれてれば危険なミッションだってやっていける、この旅ものらりくらりとやっていけそうよ。 旅についてはそう言えるけど、今後の人生についてはどうかしら? まぁ自分のスピードでやっていくわ。(提供者訳)
#30ミッションログ:ダイアナ・アトラス中尉-地球連合第82期兵、そしてイー省のメイ・イン・リ-ジャングルのビーストクイーン 深淵と荒廃にて  もしこれを読んでくれてるなら、我々の様に貴方はなんとかARKから解放されたのね。ようこそ地球へ、坊や。貴方がこの荒廃した地獄から抜けれれるよう祈ってるわ、何故って悪いニュースだけど貴方はもう終焉後の世界にいるのよ。良いニュースは貴方がこの世界できる事があるってことよ。  私たち二人は出来る限り救っていくつもりだけど十分とは言えないわ。もうあのデカブツは見たかしら、随分醜い怪物でしょう?  そいつらを消さないと地球が回復できないの。後もし貴方がXの形の傷を胸に持った奴を見たら、トドメを刺す前に思い切り罵倒してやってちょうだい。  私たちは自分の成すべきを成すわ。あとは貴方次第よ。幸運を。(提供者訳)

サンティアゴの記録

番号内容
サンティアゴ
#1皆、5秒でいいから黙ってほしいと思う。僕は状況が良くないって分かってる、僕ら全員そうだろう。ならちょっと深呼吸だけしてれくれないかな、頼むよ?くそっ。  僕らはゲートウェイに入り地表にテレポートできた、最悪の状況から脱出できたと思った、けど戻ってこれたこの星は焼き尽くされ、まるでポストアポカリプスの悪夢のようだ。何人かはゲートウェイをやり直そうと思っている。  しかし客観的に言って、そんな事しなくていい。僕らにはTEK装備、生活必需品、何匹かのテイム済動物、そして人材もそろっている。これだけ豊富な手段を使えるんだ。今皆の為に必要なのは、僕に考える時間とスペースを確保してもらうことだ。そうすることが次のコードなんだ、次のクラッキングに必要な、ね。(提供者訳)
#2モノ造りににぴったりな場所を見つけたと思う。これで将来必要になってくるモノを作れるようになるぞ。 メイ・インは何匹かペットを連れて偵察に出てくれてるし、お陰で皆安心しているようだ。でも僕には彼女があの死のステーション(アベレーション)を出てからずっと死にたがってるように見えた。それでもテイ族(提供者補足:テイ族:メイ・インの部族?紀元前2世紀~4世紀頃まで居た模様) の戦士は人生の勝利というものを理解しているようだ。 旅の間に準備を整えていく。凄く難しいってわけじゃない、いくつか簡単な装置でこの新しい環境の測定を行う。重力、地質構成、空気、その他諸々だ。それらの測定結果から良いことを思いついた、やってみる価値はあるだろう。(提供者訳)
#3いくつかの測定結果は僕の予想値を上回っているけど、ここが地球であることは間違いない。古びて、渇いた汚らしいボールみたいだけどね。 僕はその結果を皆に伝えた。生物学者のヘレナ-僕があのステーションで出会った中で最も知的な人-とも意見は一致した。それらは近い未来に作られたって訳じゃない、僕の覚えだと、地球同盟と地球連合はまだ地球に居た。技術不足もあって、まるで互いに容疑者-警官みたいにね。 両勢力は辛うじて一つの惑星に留まれていた、まぁどっちも宇宙に行けないって事だ。他の連中はAIが反乱を起こしたなんて悪夢みたいなシナリオを話してるけど、もし人類が機械共にそんなルールを仕込めるっていうなら、僕は今頃こんな地球を捨てて繁栄した火星の風景を見てるだろうさ。 ただ着眼点としては悪くない。僕はこう考えている、他の誰でもなく人類が何かやったんだと...(提供者訳)
#4ようやく建造できたキャンプ・オメガは中々いい感じだ。僕が何か計画・着手に集中しようとしても何の邪魔もなく実行できる。まぁ安定して安全な居住区よりも何かに挑戦してるほうが好きだが、これからは忙しくなるだろう。  僕は事実上かつ現状はリーダーだ、それは分かってる。生存者の中で他に適任がいないからだ、ああ結構だ、やってやるよ。でもちょっとした諍いを収めることもできないんだよ。僕の当面の仕事はこの問題(リーダー役)を片づけることだね。  僕は地球同盟の中でもド田舎の管轄だ。小さいけど静かなとこで、ちょっと難問が起きたら解決してやるくらいだ。それだけでよかった。マジでいい感じだった。まぁこの記憶が本物だったら、ね。(提供者訳)
#5ヘレナと現状の地球について少し話してみた。彼女は実にスマートだ、多分ここで会った中じゃ一番賢いんだろうけど、僕がグイグイ迫ると彼女は会話を返すのに難儀してるようだった。 あぁ彼女は悪くないんだ。地球同盟の制服組がいっつも僕と一緒についてくるからね。連中がどんなにお偉かろうがここじゃ関係ない、僕と話したことなんてほとんどないような連中だしね。まぁそのうち連中から何か言って来るだろう。連中には僕が必要だろうしね。 そうそう、僕だって体張ることはできるよ、メイ・インみたいなのが相手でなければね。彼女はエンジニアでもサイエンティストでもないけど、クソ野郎どもと話すって点では博士号持ちだね。いやジンジャー色の狂戦士かな。(提供者訳)
#6キャンプ・オメガは基盤もしっかりとし軌道に乗りだした。要となるインフラ設備も完成し、資源も備蓄できている。そりゃぁもう溢れるほど。  惑星の地表は至る所エレメントに覆われている。この廃棄物群の端の探索後、(エレメントの)備蓄倉庫は満タンになった。ただ僕はこれで全部取り尽くしたのか判断しかねる。  もっとたくさんあるかも分からない。エレメントは僕らの世代でも一般的ではなかった。仮にあれらのステーションが全て何処からか採ってきたエレメントで作られているというなら、理論上この都市だってあの良く分からない蔦(エレメントベイン)で作ることもできるだろう。ド田舎の極小村から大都市までエレメントを1日中供給し続けられるだろう。けどここで何かあったんだろう、その時エレメントの鉱脈はどこに?いくつか違う考え方も必要かな。(提供者訳)
#7僕は計算した。僕らは生きているが科学的に不可能だ。自然環境下に置いて単なるエレメントがこんな密度で素早く広がるなんてできない、少なくとも千年は継続してい筈だ。これは何かがヤバい勢いで広めたということだ、探査したこのエリアが偶々異常だったとしても。あぁ、僕は”何か”と言ったけど、より正確に言うなら”誰か”だね。  何かしらの技術で空気中に分子単位のエレメントをばら撒く、土中にもだ。一種の受粉行為に思えるが、そんな小さすぎる規模ではないし僕らの浪費速度にとても追いつかない。これだけのエレメントが広がるということは、エレメントを広げた”誰か”はドデカいスパイクを必要としただろうね。  ”誰か”がスパイクで埋めた、そう言ったけど、埋めたのは1世紀は戦争できるであろう量のエレメントなんだろう。それが最強の兵器っていうのか? 有難く頂戴するとしよう。(提供者訳)
#8もちろん、あれは武器じゃない可能性もあるね。やがて一般の人も日々エレメントに適応していっただろう。僕は知りたい、その為にはどこぞの産業スパイの真似事してやってもいい、そんな事で知れるのならね。もしその”誰か”が(エレメントの)濾過機能をカットし始めたら...  いや、僕はこの局面に対処しなければならない。僕は「万人の模範」な訳がない、いずれくたばるただのエンジニアだってことは僕自身が分かっている、けれどもまだ諦めるときじゃない。    別の観点で考えてみよう、もし僕がオリジナルのサンティアゴのクローンなら、僕に責任があるっていうのか? 僕は”僕を””僕は”と言い続けてる、しかしオリジナルのサンティアゴの記憶を僕が持つのは僕のせいじゃない。とは言え、もしそれを認めたとして、何で僕を残したんだ? 僕は黙示録の騎士か、それとも何でもないただの人間なのか。とりあえず後で考えよう。今は仕事に取り掛かろう。(提供者訳)
#9状況はまた変わった。僕らは何匹かデカい怪物を洞窟で見たけど、そいつらは全部数時間前に去っていった。機械式ドローンとともに対処していると、不意にこちらの射撃を無視しだしたんだ。  僕はこの巨獣どもはエレメントによる変異の結果ではないかと考えている。どう見るかは他の人に任せるよ、にしてもエレメントはまた問題を作ってくれたようだ。結構なことだ。巨獣どもが問題だっていうなら、何時もの様に解決策を出すよ、ってもバラバラにされそうだから僕自身はしないけどね。まぁ解決策に取り掛かるとしよう。  よし、やってやったぞ。どんなものであれ最悪な状況が最高のアイデアの燃料になるなんて、面白いもんだ。(提供者訳)
#10Giant bipedal battlemechs。僕が皆にこのイカすアイデアを披露したとき、なんだったかな、そう皆こっちを睨みつけたり苦笑いしてたよ。僕と一緒に笑い飛ばしてくれるかなって思ったんだけど。結局僕も笑えなかったね。  ちょっと、分かってるよ、僕だってこのアイデアがどう思われるかくらいさ。ただ言ってみただけ、けどもし僕のアイデンティティがオリジナルのサンティアゴそのものだって言えるなら、自信を持って言えたんだけどな。まぁもしオリジナルの僕がハルマゲドンを起こせる様なヤバいハイテク兵器を設計してたら、同じくらいヤバい兵器で対抗してやるよ。  昔の人は火には火を以て戦えって言ってたけど、僕は銃にはよりデカい銃で戦えば良いと思うんだ。(提供者訳)
#11他の誰も良い案を出せず、(Giant bipedal battlemechsもといMEK)計画の歯車は回り始めた。僕が設計図を作る間に、チームは既に資材を集め格納庫で作業を始めていた。  MEKの建造は1機だけでも僕の経験した中で最も困難だった、すごい大変だった。ゲートウェイ計画の時はオベリスクにあった青写真を使うことができたけど、今回は全部自分でやらなきゃいけない。幸いホログラムメモリがあったので、僕はそのメモリからロボット工学を学べた、ゼロから始めなくて済んだよ。  まさしくこれは真実の愛と言えるだろう。絶えず囁くこの壮大な計画を粉々にしてしまえって声を振り払う、あぁ言っとくけど僕はラザラス・ピット(提供者補足:ラザラス・ピット:漫画バットマンに登場する泉。浸かると若返りや死者蘇生といった効能があるが、良心や理性に悪影響を及ぼす)に浸ったわけじゃないぞ。僕はこれ(MEK)を作り上げるために生きてきたんだ。(提供者訳)
#12最終的なMEKの設計が完了した。仮想パイロットの技術と経験に基き、僕はエネルギーソードを主兵装、余剰エネルギーをTEKキャノンに回すように決定した。  ついにベースモデルが採用された。どのMEKもモジュール装備枠を持っており、パイロットの傾向・ミッションの性質に合わせて換装できるようになっている。まずシールドドームはチームを守り敵の力を25%くらい削ってくれる、 次に大型キャノンは後方支援用だ、そして肩につけるミサイルランチャー、君は「こいつで地獄に行きな!」と言いたくなること間違いなしだ。  どれも単独で使う価値のあるものだけど、僕はまだ究極のパーツにたどり着いていなかった...(提供者訳)
#13資源を惜しむことなく費やし作られたこのMEK、ここまででも素晴らしい戦闘マシーンだけど、それぞれをパーツとして合体することでもっと凄くなるんだ。4体のMEKを使うがこの時全員隣接してる必要がある、するとすべて合体してより強力なMEKになるんだ。MegaMEK、君は思わずそう言っちゃうだろうね。  アイデアはあった、テレポート技術で僕らがゴタついてるとき、この都市でハンター/キラーロボット(ディフェンスユニット/エンフォーサー?)を見つけた時からね。MEKをパズルの部品の様に物理的に合体させる代わりに、原子レベルでテレポートさせることで合体出来るんじゃ、ってね。  そして出来上がるのが最終形態にして究極の戦闘マシーン、最効率のエレメントリアクターから超パワフルなエネルギーソードを繰り出すイカした奴だ。どんな怪物もこいつを喰らったら二度と起き上がれないだろう、どんなにデカかろうが、ね。  後は操作できるパイロットさえ見つかれば。(提供者訳)
#14僕らの内でパイロット経験のある者はいない、だから僕はもっととっつきやすくするよう制御システムに注力した。   そして遂に自然な操縦リンクと姿勢制御のコンビネーションについて1つの結論を出した、ベータ・レベル・パイロッティングと呼ばれる全身のモーションセンサーだ。基本的には一度リンクすると、そのMEKは操縦者の動きを自動的に真似て動くシステムで、複雑な操縦手法を取っ払ったものだ。   しかし僕自身のMEKはどうしょうもない、もうこのアルファ・レベル・パイロッティングの為にコンソールキーをずらっと並べて複雑なシステムをきっちり組み上げてしまったんだ。これはMEKを精密に動かせるよう洗練された制御を提供してくれるシステムだけど、メイ・インみたいなパイロットには使いこなせない代物だ。まぁあっちこっちに開発指針がブレてると、この可能性にあふれるマシンを作れなかったかもしれない、誰もが作ったことのないこいつをね。(提供者訳)
#15MEKのパイロット査定:候補者ナンバー004リ・メイ・イン    認めよう、僕がパイロットの動きを真似るようにMEKの操作を簡略化したとき、メイ・インの事が頭に過ぎったよ。けど同情や縁故でパイロットを決めたりしない、彼女は僕らの中でも最高の戦士だよ、基地内の誰に聞いても彼女といい勝負したって奴はいないんだし。 彼女は戦術と道徳的なジレンマを素早く切り替えることが戦闘のコツだと答えてくれたよ。後から考えると直にこんな質問したなんてちょっと怖い事したなと思うけど、こうしたパイロットを必要としてたんだ、最前線でも躊躇せずグループの安全性を優先してくれる誰かをね。  一つ疑問なのが彼女の激情だ。彼女の中にまだあの深い悲しみ(ダイアナを守れなかったこと)があるのか僕には分からないけど、いざ戦うときになると激しい怒りが繰り返し戻ってくるようだ。こういうカッっとなるのを少し抑えてくれれば、彼女が最高のパイロット候補なんだけどな。(提供者訳)
#16MEKパイロット査定:候補者ナンバー013 ヘレナ・ウォーカー    これには驚いたよ。僕は経験上ヘレナは自身の危うさを素早く上手く対処できるって知っているし、話していてもそれが十分わかる。創造的で、冷静で...戦闘者には程遠いと思っていた、しかしまぁ確かにメイ・インみたいなのが4人ってのはヤバいね。  ヘレナはしっかりしているけど完璧ってわけじゃない、事実MEKの試作機を彼女に同調させようとすると何かしら引っかかっていた。いつも同調率を示すゲージが振り切っていたよ!もしかすると彼女のナーバスな面が影響してるってことなのかな、その辺の情報をMEKに処理させてもゲージ値はかなり高かったみたいだし。  不思議なことだけど、何故彼女はこんな最新鋭技術に自然とリンクできているのだろう?恐らくこの後も同じような疑問がでるんだろうけど、今は次のパイロットを見つけなきゃね。(提供者訳)
#17MEKパイロット査定:候補者ナンバー022 タクヤ・カズマ  カズマみたいな地球連合のアホどもはなんで地球同盟の連中と問題を起こすんだろうな。うるさいし、一々気に障るし独善的だから? いや単純にアホなんだ。あいつと激しい面談(もとい口論?)したが、僕らが「必要があって」犠牲を払ってるなんて思いもしてないんだろう。お利口なことで結構、しかし僕らはここで生き残ろうと必死なんだ。  でもまぁ話は聞いてやらなきゃダメだろう。彼の記憶はアカデミーの直後で終わっているようだが、ガチの軍事訓練についていける程の身体能力ってのは利点だな。MEKとの同調も安定している。口うるさい地球連合信者でなきゃ、パイロットとして最高の選択肢なんだけどね。僕の性格的には合わないやつだよ。(提供者訳)
#18MEKパイロット査定:最終候補者 サンティアゴ  テストする以外で僕は滅多に設計したものを使おうとしない。部品単位でみれば誰かが一度は作ったものだし僕をワクワクさせてくれるようなものじゃない、システムにしたってそうだ、それらの純正を損ねる気がしてね。偉大な画家は自身の作品を壁に飾らない、そういうもんだろう?  けど生憎今回はそうはいかない。僕はMEKを誰よりも分かってるし、他にMEKをうまく使えるのは高同調率のヘレナくらいだ。十中八九同調システムのテストは僕自身がするしかないだろう。やってしまったよ。作業量が倍になってしまった。(提供者訳)
#19今やMEK計画はフェーズ3を迎え、パイロット候補者たちとより多く対面していく必要がある。どのMEKもまだ誰でも使える状態だが、パイロットたちの嗜好や行動に合わせて専用チューンしてやれば最高の戦闘効率を叩き出してくれるはずだ。加えてパイロットたちも操作に慣れてもらわなければならない。  この辺の作業はあまり楽しくない。僕はコンソール操作で30秒は誰かと模擬戦しなきゃならない、けどこいつらは僕の傑作だ、そこいらのインターネットブラウザなんかじゃない。とはいえ胃が痛くなってくる...(提供者訳)
#20メイ・インがコックピットに慣れるには時間がかかった。まぁ分かっていた、言葉も違う大昔の中国人だしね。幸い持ち前の持久力で長時間練習してくれているし、いずれ慣れてくれるだろう。  僕らのセッションはとても静かだ。僕らが相互理解してるのかと思われるだろうが、テイ族の戦士様がそうさせてくれるんだ。そうメイ・インが原因なんだ、もしそれが彼女のなりの努力って言われても焦れったくてね。  彼女をトレーニングに誘ったときが唯一彼女の求めている時間だったようだ、まぁ僕自身パイロットになったときから分かってたけどね。我が足は後に後悔してくれただろうが、お陰で次のセッションは成功したよ。無愛想で、無口で、ただ円滑に。そんな妙な、静かで、なんとも孤独な会合だったな。僕はそういうのはあんまりよくないと思うけど、まぁ大して気にすることじゃないね。(提供者訳)
#21ヘレナとのセッションはフラストレーションを溜め込む練習になったよ。彼女の同調率は今だ下らない、僕が何が悪かったか説明しているときにも、だ。しかし何か理由があるんだろう、彼女は人知れず壁を叩いているのを見たよ。  彼女の作業は他の誰よりもハードだ、そして彼女も必死で悪い点を改めようとしてくれている。僕は彼女が諦めてしまわないように(休養も兼ねて)訓練から一旦離れてもらった。多分他に集中しなければならないことがあるんだろう、さながら目の前に人参をぶら下げられる馬の様にね。  彼女はいつもあのステーションの隠された真実を見つけたいと話していたが、先日変わったシグナルをスキャナーがキャッチしたんだ。  ただ僕が上からもの言えるわけじゃないけど、あれは何かの間違いだと思うな。(提供者訳)
#22例の人参(変わったシグナル)がまた動いたようだ。すぐに僕はどこか廃棄建造物から出てるんだよってヘレナに説明したけど、彼女の頭に火をつけてしまったみたいだ。こんな信号に賭けても何もならない、何かしら答えのチャンスとしても漠然としたものだ、けど彼女は飛び出してしまった。  彼女の熱意に加えてこの調査を終わらせなければと言われて、僕も仕方なく参加することにした。  これが例のクローンやこれまでの命への責任だ、なんて思えないけど、その思いはこの胸にしまっておこう。現状の助けにはならないからね。  次の訓練セッションでようやくヘレナは軌道に乗り出したみたいだ。あとから考えると、信用してくれてるように見えたね、最も彼女はあの同調率はまぐれだって思ってるみたいだけど。こんなちょっとした批評はあとでいいか。(提供者訳)
#23何はともあれ僕自身のMEKセッションはひと手間だった。まだこの傑作戦闘マシンのパイロットになりたくはなかったが、僕と僕のMEK二人きりになった時、なんだか肩の力が抜けた気がしたよ。  まぁこんなに長時間作業するなんて中々ないな。ゲートウェイ計画の時は時間がいっぱいあったし、このTEKボムのときもそうだ。皆でやってたから僕はゆっくり自分の仕事に当たれたんだ。まぁパイロットセッションは徐々に良くなっていったけど、他の事を差し置いてでももっとやるべきだったかな?  「サンティアゴ、水道が壊れたんだ。サンティアゴ、弾倉全部使っちまったよ。」いっつもこうして妨害されるんだ。  あぁこうしてコックピットに隠れて昼寝するしかないんだろうな。 誰も気付きませんように...(提供者訳)
#24もうやるっきゃない!テレポートシミュレーションでMEKの完全合体を行うパワーシステムだけど、何故リアクターがショートし続けるんだ?僕がこのエラーを引き起こしたようには思えない、けどもし僕が何か見落としてそれがエラーの原因になったとしたら、この合体プロセスは壊滅的なリアクターメルトダウンを引き起こすだろう。  あぁ信じられない!僕はなんて所にこの部品をねじ込んでいたんだ?こんなヤバい所にねじ込むなんて全部吹っ飛ばす気なのか?  こんな単純なミスは今だかつてやらかしたことは無い、でもオリジナルのサンティアゴなら僕よりうまくやるんだろうな。やっぱり僕は中途半端に似てるけどオリジナルの劣化した・・・よそう、今はこいつを組み上げよう。僕がいつもそうしてきたように。(提供者訳)
#25シミュレーション157Bは別の失敗だ。エラー612-A4、こいつはいつもと同じだ。リアクターの組み合わせは大体変えてない。  僕の計画は失敗だ、こんなのあんまりだよ。さりとて名案も無し、ちょっとずつでも完成に向けてやっていくしかない。なんであと一歩が届かないんだろう?  こういうことがいつも僕を邪魔してるんだ、まるで墓石を磨くようなもんだ。  30以上のシミュレーションを行った。僕は就寝直前でも30以上のシミュレーションができるんだ。もし今までとは別のエラーコードが見つかれば、本件に関連した変数を一掃し始めることができるだろう。あとちょっと何かしら見つかればいいんだ、それが今の僕にとって全てなんだ。(提供者訳)
#26あのアホどものやらかす事をもう信じることはできない。今回はマジでキレそうになったよ。    例のシミュレーションで僕はお手上げ状態で寝てたら、ヘレナとカズマが「緊急だ」って僕を叩き起こして無理矢理外に連れ出したんだ。僕は半分も眠れてなかったけど、何か手に負えないことが起きたのかと思ったよ、そう思ったんだよ、目の前にケーキを見せられる前まではね。  僕は今日が何の日か忘れていたよ、でも皆で決めたんだ、今日7月26日を誕生日にしようってね。でもそうすると今日1日僕は仕事できないって事だろ。くだらないケーキを食べて「楽しかったね」ってか。ふざけんな(迫真)  あぁわかったよ。確かにケーキは不味くなかった、まぁちょっとは楽しめたかもね。連中には言わなかったけど、僕の中で評価は下がったけどな。あのアホどもめ...(提供者訳)
#27信じがたいけどエネルギー増加問題の解決策は至極基礎的なところだった。件のお誕生日会に無理やり参加させられた後、仕事に戻って数時間ほどで解決策を見つけたんだ。必要だったのは一歩下がって改めて全体を見てみることだったんだなぁって思い知ったよ。  実際にあれからは万事順調に進んでいたよ。パイロットトレーニングは完了間近だし、殆どのパーツも組み終えたお陰でチーム全体の士気も上昇している。カズマでさえ前みたいに僕に敵対心を向けることは無くなったよ。  勘違いしないでくれよ、あいつらとは陳腐な友情ごっこしてるようなもんだ。そうただの友情ごっこ、それが全てさ。(提供者訳)
#28遂にMEK建造計画は最終フェーズに入った、僕はパイロットの皆にちょっとしたご褒美を与えてMegaMEK合体手順のシミュレーションを行った。僕らはまだ実際に別のMEKとの連携は出来ていないけど、このシミュレーションでは見事に成功している。  案ずるより産むが易しってやつだった。試行すること3回目、僕らは正確にやってのけた。まぁ誰かさんが胴体部をそのまま抱き上げたのは素晴らしいジョークだったけどね。メイ・インがエネルギーソードのスイッチを切りたがらなかったのでヘレナが皆の足を引っ張ってるのよと説得するハメになった。  僕のエンジニアとしての信条に反するんだけど、こうやって皆とパイロットできて楽しかったよ。我ながら柄に合わないけどね。(提供者訳)
#29もうすぐだ。奴らは直ぐに僕らを見つけるぞ!前にみたあのデカい怪物ども、奴らならMEK計画の初陣に相応しいだろ?奴らの一部がキャンプ・オメガに向かっているんだ、援軍-機械化ドローン、変異生物-を引き連れて。  僕らは可能な限り早く出撃した、けど前日ぶっ通しで訓練した中で動けるMEKは1機だけだろう。 考慮すべき点は2つだ。まず奴らは間近に来ている事、けれどもパイロットを危険に晒さずにMEKの最終起動手順を実施できない事だ。3人(メイ・イン、ヘレナ、カズマ)にはそのリスクを背負って出撃してもらうしかないか、いや僕にはそんなこと出来やしない。  あぁなんで今なんだ?あと半日あれば完全にリンクアップできたっていうのに。ここまでなんだろうか。(提供者訳)
#30僕のMEK1機、僕らの持ってる手段はそれだけだ、こいつだけはベータテスト用の為に前もって起動していたからね。僕が怪物どもを引き付ける以外方法はない、歩兵も間に合うか怪しい状況だ。けど今僕が出撃して注意を引き付ければ、皆の準備が整うまで誘導できるはずだ。  面目ないね。僕のMEK分を補うだけの資源はもうない、まだ見ぬ僕の最終にして最高傑作(MegaMEK)も作れない。見たかったけど、そうも言ってられないよね? あぁ合体した瞬間を皆と味わいたかった、今はちょっとヘンテコなチームが最高のチームなっていくのを見たかった。  けど皆が生き残るチャンスを得る為だったら、諦めてやるさ、そうだろ?それがチームってもんさ。(提供者訳)

メイ・インの記録

番号内容
メイ・イン
#1貴方を失った悲しみから立ち直れそうにない、そんな気持ちを避けてさえいる。今日ヘレナと話す前に貴方の名前を呼んだのはどれほど前だっただろう...ダイアナ。  貴方は閉ざしていた私の心を明かし、そんな貴方の内に私は見失っていた何かを見出せた。でもその何かを失ってしまったらどうすればいい?今の私には何も言えない。私はその痛みを知ったが、それより悪いことは一人きりになることだ。  まだ生きている誰かの為に私は耐えなければならないと分かっているけど、それでも貴方の下に行きたい、この体ごと。いつもそう思ってしまう。(提供者訳)
#2この鎧の巨人の制御は簡単に習得できたが、未だに腑に落ちない。まるで私の手足のように動くことが気味が悪く、何というか自分を失ってしまいそうな感じだ。  謙遜しているが、あらゆる点においてヘレナは私よりも巨人の扱いに習熟している。 お陰で私は古臭い生来の性(孤立主義の事?)を捨て去り、彼女に引っ張り回されるばかりだ。いやただ引っ張られてるだけ訳では無いが、この技術自体どこまでも先が見えないもののようだ。  何故彼女が初めて見つけた動物の糞を調べようとするのか、今でも理解できないが、彼女との散策の後でならその行為の重要性を認めることができるかもしれない。  いずれにしろ私は皆を守り抜くのみだ。(提供者訳)
#3私達はヘレナが調査したいというのでこの建造物の下に出向いたが、中に入れなければ彼女が気落ちしまうかもしれない。彼女は私たちがキャンプを設置してる間にウサギのように飛び回り、中に何があるのだろうと興奮した様子で捲し立てた。  私は彼女ほどこの謎に対して好奇心を持てない。物事はただ在り、その理由は重要ではない。それらが我々の生存に関与しないなら、誰が何処に何の目的で無人屋敷を作ろうが気にしない。    けれども私はヘレナの考えを信じている。うまくいけば我々が発見したこの場所こそが彼女を満足させる、あるいは少しくらい落ち着いてかもしれない。(提供者訳)
#4私はこの場所は嫌いだ。ヘレナは失われた知識が詰まったアーカイブだと言うが、以前サンティアゴと調べた無数のガラスの棺に獣や人が眠る広間を思い起こさせる。あの広間が以前戦ったネルヴァのいる天界なら、まさかここが十王地獄の一つだとでもいうのだろうか。   ここはあの広間のようにいやらしいほどに広い訳ではないが、人が歩いて捜索できる場所という感じはしない。ここは地の底かあるいは空から遠く、異常な金属と異質な機械ばかりでダイアナの仲間でさえ良く分からないようだ。  しっかりとした警護を行うようカズマと話さねば。私達が警戒せねばならない。(提供者訳)
#5驚くべきことが一つあった、私はそれを認めねばなるまい。パトロール中に隠された小部屋で何かを発見した、それが何なのか知る由もないが、例えようもなく美しかった。  それは宝石のような形で、表面は磨き抜かれた石もしくは微かに光る金属のようであり、荘厳な金色の光放ち、まるで白熱しているようだった。地面から浮いているがとても規則正しく動き、光は暖かいがそれ自体に触れてみると冷たかった。  ヘレナは確実に見たがるだろう。けれどもそれが何なのか完全に分かるまで、彼女の調査には私が付き添わねばなるまい。(提供者訳)
#6私には何が起こったのか分からない。私がアーティファクトに触れた時には何の反応も示さなかったのに、ヘレナが触れるとすぐにそれは眩い金色に輝いた。すこし経つと視界が元に戻ったが、アーティファクトは粉々になっていた、残ったものは太陽のように輝く小さな宝石のようなもので、浮かんでいた。アーティファクトはこれを保護するための殻だったのか?  有難いことにヘレナは無傷の様だが、私の不注意は看過しがたい。私は彼女を守ると誓ったんだ、なのにいつも危うくなってしまう。より厳重に警戒しなければならない。  同じ過ちを繰り返したくない。ヘレナがあの宝石に近づいた直前、私はそれを取り上げた。安全だと確信できるまでこれは触れさせるべきではない。(提供者訳)
#7この宝石を粉々に壊してしまいたいが、どうすればよいのか見当がつかない。これを抱えて手触りと重みを感じ、側面を小突いてみたりするがまだ投げ出すことはない。これはその場に在りながら、まるで遠くにあるように感じる。  しかしヘレナが「これが数多の疑問の答えへの鍵である」と力説したので、安全な距離をとって調査してもらうことにした。初めは私の用心深さにヘレナもイライラしたようだが、そこに悪意はなく、すこしすると彼女も私の判断が懸命であったことを認めてくれた。  彼女が言うには「この宝石は恐らく大きな変化をもたらす」とのことだ。私は彼女の言うことは認めがたいが、今のところ彼女は注意深くそれに接している。それだけで私には十分だ。  あいにくこの宝石にはまだ少し疑念があるが。(提供者訳)
#8地平線に怪物の群れが広がり、私達が見てきたものより巨大なもの達が、山よりも高く聳え立つ悪鬼に率いられてきた。私達の頭が現状を理解した時、まずキャンプを放棄した。我々が動くと群れも追従してきた。単なる偶然の不運ではない、そいつらは狩人で私達を獲物にしようとしている。  ヘレナはこの宝石が助かる道だと宝石を要求してきたが、私は却下した。単に逃げながらの戦闘であれば彼女を援護できるが、理解できないものから彼女を守ることはできない。    いや正面から戦うべきだ、奴らの頭目と。例え敵の体躯に及ばなかろうと、此処にいる皆の為に私は戦い抜く、そして絶対に勝つ。そうしなければならないんだ。(提供者訳)
#9これは私の失敗だ。初めは私たちが敵を押しており、奴らの頭目が戦場に入ってくるとすかさず私は頭目を仕留めようとした。それが間違いだった。鎧の巨人でさえ頭目に傷一つ付けられなかった。まるで相手にならなかった。  こんな大きな失敗が2度も続けば私は確実に死んでいただろうが、ヘレナが戦闘前に私からあの宝石をくすねていたようだ。頭目が私を砕く前に彼女が巨人の殻(コックピット)を開け宝石を高く掲げると、手首の金属紋様と合わせた。  恐ろしい叫びが私の心に鳴り響いたが、怪物どもにとってはもっと悪い影響があったようだ。奴らは混乱し後退っており、今が唯一のチャンスだと確信した。もうヘレナと私以外は死んでしまい、ヘレナも立ち上がるほどの力もない。私はヘレナを巨人の手で抱え、走った。恥辱と挫折感の中走った。(提供者訳)
#10私は守護者失格だ。今残っているのはダイアナの仲間たちとダイアナとの思い出だけだ。彼女は私に皆を任せてくれたというのに、私は失敗して全て失ってしまった、サンティアゴ、ウーズィ、そしてダイアナ。真の戦士は死んでも愛するものを守り抜く、けど私は災厄から逃げているうちに全て台無しにしてしまった。 いつもそうだ。それでも今私にはなんとか助けることのできる人がただ1人だけいる。光の縞がヘレナの肌を照らすが刻々と弱っているようだ。以前彼女はよくわからない詩を語っていた。遠くの墓が彼女の名を呼んでいる、そこに私達も行かなければならないと。それが彼女を癒してくれるのかと尋ねたが、彼女はただ不可解な答えだけ返した。   ヘレナ、アンタは逝ってはダメだ。そう思ってもアンタの鼓動と吐息はどんどん弱まり、今にも止まりそうだ。(提供者訳)
#11ヘレナは寝ている間に震えたり酷く汗をかく、もう長い間彼女は目覚めていない。今や私を導くものは彼女が取り乱した様子で走り書きした記録と地図が全てだ。  ある時彼女はよく分からないうわ言だか苦痛で呻き声をあげた。私は食べ物を細かく砕き、水とともに彼女に飲ませた。彼女が動くと私は巨人の制御室の隅に彼女を固定し、まだ息をしているか何度も確認した。彼女がこんな有様になったのは私の失敗が原因だ、そして日々衰えていく様にただ気を揉むだけしかできない。もし彼女も失ってしまったら、本当に何もかもお終いだ。でも私は何をすべきなのか、何も分からない。  誰でもいい、お願いだ、彼女を死なせないでほしい。連れて行っていかないでほしい。頼む。(提供者訳)
#12この予言だか幻視を少し信じることにしたが、ヘレナの言うように墓とやらが唯一の好機であるのか疑っている。彼女は私が目の前にいて何かしても何の反応も示さない。彼女を目覚めさせる手立てが無い。彼女の地図が正しいことを祈るばかりだ。  いや例え正しくないとしても、私たちは向かわねばならない。汚染された廃棄物の影に隠れながら進むと、私たちの前に氷と雪の大地が広がった。巨人の歩みを遅くしてでも、荒れ狂う嵐は避けねばならない。苦心しつつ進めるうちに、巨人が頼もしい随伴者に思えてくる。とは言えこれ以上続けようとも思えば、こいつの薄紫の火-エレメント、ダイアナがそう呼んでいた-は尽きてしまうだろう。 この極寒の地を一人で偵察しなければならないだろう。(提供者訳)
#13左腕に痛みが走る。どうやら折れてしまったようだ。私がエレメントを探している際にそれは起こった。嵐と厳しい道のりは私から活力を奪っていき、遂には獣の群れが私の隙をついて襲ってきた。凄まじい戦いの後、最後の1匹は仕留めそこなったが相応の深手を与えてやった。  キャンプに戻るまでに半日を要した。しかしこれまでの疲労からか雪に足を取られ滑落してしまった。毎度のことだが私の体はもう動けないと言う、それを私はいつも聞いてきた。私は絶望に沈もうとしていた。痛み、寒さ、疲労。終わりが見えてきた。  恐らくここがそうなのだろう。私の限界、そして終わりは。(提供者訳)
#14外で荒れ狂う嵐を尻目に巨人の中で眠っていると、夢を見た。私は故郷に戻っていた、イー省の小さな村に。暴動の最中だった。皆大して中身もない米俵を担ぎ、或いは引き渡すよう言い争っていた。 延々と言い争っているので、私は槍を手にし終わらせてやろうと思った。  (言い争ってる人のうち一人が、槍を手にしたメイ・インを見て話す) ”分かるか?こんな小娘でさえ貴様のようなクズ共と違い皇帝陛下の為に死のうとしている”  もう一人の男が反論する。 ”愚か者が”  私は振り返り男どもの顔を見て言い返してやった。 ”私は死ぬ気など毛頭ない。生き残るんだからな”  他の者が話す私の思いなど私のものではない、私の故郷など初めから存在しなかったのかもしれない。もしそれが真実でもこの言葉だけは私のもの、それはこの世界の何よりも確かなことだ。まだ終わりではない。こんなところで倒れるわけにはいかない。  私は、生きるんだ!(提供者訳)
#15私を襲ってきた獣どもは私のものとなった。同じ群れを見つけたら同じやり方で屈服させてやった。  奴らは空を駆ける、まるで見えない岩から岩へ飛び掛かるように動く。その動きに付いていくのは少し難しかったが、一度で奴らを鉄の罠にかけることができ、お得意の機動力を削いでやった。すると奴らは氷の矢を私に飛ばしてきたが、私を留めるには威力不足だ。  一度眠った後、奴らを懐柔してやると奴らは私の群れの頭目だと認めたようだ。奴らの力はこの道程の助けになるだろうが、まだ私には必要としてるものがあった。ここから始めていこう。(提供者訳)
#16腕は治りつつある。もう痛みも無く巨人を操作できるし、重いものを持ち運び振るっても何も異常はない。間が悪くはあったが、おかげでより多くの獣たちを率いることもできた。  雪のように白い羽をもつこの大フクロウは高所から急降下で私を襲ってきたが、その爪を避け叩きのめしてやった。今やこいつらの素晴らしい目は偵察に大いに役立ってくれている。  配下が増えるにつれて私は強さを取り戻す、もう間もなくだ。長い間戦うだけだったけど、ヘレナ。私はアンタに墓とやらを見せてやる、約束する。(提供者訳)
#17旅の為により多くの獣たちを引き入れている。草木が生い茂るところで私は棘を矢のように飛ばすトカゲを、数多の荷物を楽々と運ぶ浮かぶ芋虫を従えた。  こいつらは最初の獣のように躾けたり縁を結ぶ必要はなかったが、その力はとても頼りになる。参入出来たこいつらは私の巨人の後に続き、立ちふさがるどんな怪物とも戦う力になるだろう。  ふと私はこの世界に馴染んでいることに気付いた。勿論私は墓に向かって一歩また一歩とこの大地を歩む、そこは決して忘れてなどいない。しかし、まだ私がビーストクイーンだということは誰にも否定させやしない。(提供者訳)
#18地図を見ると墓の在処にかなり近づいているようだ。立ち塞がる怪物どもや醜い獣どもを打ち倒していくと、ついに目の前に道が現れた。しかし何がか迫ってきた、すぐ近くに。  別の群れが、以前私達を攻撃してきたあの恐るべき悪鬼こそいないが、別の小さめの悪魔たちがいた。そう、あの悪鬼よりは小さいがそこら辺の獣よりはるかに大きく、数も多そうだ。  幸いにも私の配下たちは奴らよりも速い。私は奴らの前方にある墓に入り、可能なら一刻も早くヘレナを治療し、皆でここを離脱しなければならない。(提供者訳)
#19洞窟の入り口をすぐに見つけそこに近づくと、なんとヘレナが起き上がった。完全に目覚めてはいないようだが、彼女の囁きを聞いた。 「昇天の墓を。祭壇を見つけて。」  無駄できる時間はない。私が最も信用できる数匹を引き連れ洞窟を調査する間、残った獣たちに洞窟の入り口を守るよう指示をした。ここは奇怪な生物のような空洞であり、ヘレナを中に入れる前に中にいた歪な獣どもとその汚染された血を掃除しなければならないだろう。  ここが旅の終わり、私の道を、明日を閉ざそうとするどんな敵も真っ二つに引き裂いてやろう、そう溢れんばかりの激情が血管に流れた。(提供者訳)
#20狂暴な獣を最後の1匹まで始末し、遂に洞窟の心臓部が見えた。それは墓というにはあまりに美しい、まるで皇帝の調度品の様だ。よもや墓というには違う意味を持つのではないかと思った。  輝く水晶がまるで花のように壁一面にあり、金の蔦の芽のようでもある。それらは柔らかな光で部屋を満たしているが、中央の小部屋だけは豪奢な祭壇の上に光を避けるように置かれていた。  祭壇の上には何種類かのデバイスがある。それはダイアナの仲間たちが使っていたベッドを思い起こさせるが、より壮大で芸術的な円形だ。これこそヘレナの言っていた場所に違いない、この機械がヘレナを癒してくれるんだ。そうに違いない。(提供者訳)
#21それが動き出すと、私は確信した。ヘレナを祭壇の中央に横たえ少し離れると、その機械はまるで応えるように歌い響かせた。水晶の輝きは燃え盛るほどに眩くなり、陰湿な洞窟の空気は暖かく柔らかなものになった。  直ぐにヘレナの体調が改善した。酷い発汗が止まり、呼吸も安定してきた。彼女が寝ている間に周囲には火花のような金色の点が輝いた、穏やかに、まるで私が彼女を見守るかのように。小部屋の中にも同じ現象が起きている。彼女を眺めていると、私の心臓がゆっくりと規則正しく脈打つのを感じた。  残念ながら以降の段階は緩やかなものとなり、その間にあの群れが近づいてきた。どうやら時間を稼がねばならないようだ。(提供者訳)
#22私は一組の配下の獣とともに小部屋の前に張り付き、どんな小さな怪物も通さぬようにした。再び小部屋が開くまでには時間がかかるだろうが、この戦いが終わればそれだけの猶予は出来るだろう。  私は配下の獣たちを集め一旦休ませ、入り口の向こうに巨人を防護陣形で配置した。遠くに群れが近づいて来るのが見える。奴らは私達よりも多く、奴らが圧倒するのにさほど時間はかからないだろう。  それでもこの地において、私は怯えも慈悲も無く立ち続けるだろう。奴らの最後の1匹がくたばるか、私がくたばるまで終わりはない。    来るなら来るがいい。備えは出来ている、そうでしょうダイアナ?(提供者訳)
#23群れの第一波を撃退できたがそれなりの犠牲を伴った。それでも私の獣たちは奴らよりも勇猛に戦ったが、まだあの悪魔が来ていないにも拘らず陣営は弱まり始めていた。小さい怪物どもであれば私の巨人で容易に引き裂けるが、巨人の耐久力には注意を払わなければ。  私の後ろで墓から何かうごめくのを感じた。その機械は変わらず動き続けている。私が長時間群れを寄せ付けなければ、いずれヘレナは目覚め、ここから逃げ出すことができる。だがまずは持ちこたえねば。(提供者訳)
#24次々と怪物どもがやってくる。奴らは数尽きないように思えてくるが、そんなことありえないと確信している。私は戦い続けねばならない。  まだそれほど時間が経たぬうちに戦闘継続が難しくなってくる。私の獣たち1匹1匹もそう感じているようだが、私にできるのは襲撃と襲撃の合間に休ませてやる事だけだ。瞼が重い、筋肉も悲鳴を上げており、もはや精神のみ保ち続けることで精一杯だ。  まだあの悪魔は到着していない、小さいものなら磨り潰してやるが私の限界が来れば奴らは見逃さず襲い来るだろう。とは言え奴らとて永遠に時間があるわけではない、墓はゆっくりではあるが動き続けている。やがて奴らの我慢が限界に達したその瞬間、この戦いは趨勢を決することになるだろう。(提供者訳)
#25とうとうその時が間近に迫ってきた。あの悪魔の足音が響き始めた。私の獣たちは死に、巨人も満身創痍だがそれでも最後には悪魔の手下どもを皆殺しにしてやった。奴らが地に這いつくばるか私がそうなるか、それこそが戦いの終焉だ。  さぁ来い!私はイー省のリ・メイ・イン、森のビーストクイーンにして最後に残りし者!貴様が私に挑むというなら、ここが貴様の死に場所だ!(提供者訳)
#26私は勝利した。私の巨人は軋みあちこちから火花を上げ、私自身も口から鎧から血を滴らせているが、それでも勝利した。  長く苦しい戦いだった。力では勝ち目がないので、あのデカブツに打ち込み追い立て、関節部に反撃してやった。次は一旦緩やかに動き、奴の弱点を見定めつつ止めを刺すために奴の疲労を誘った。しかしそれはとても容易にはいかず、幾度も追い詰められた。  それでも遂に終わりが来た、あの巨大は悪魔は死に、私は立っている。今すぐにでも倒れそうだが、行かなくては。ヘレナを見守らねば。(提供者訳)
#27私は光の合唱に導かれ墓の前に立った。その機械と水晶は重々しい響きで脈動し、まるで100匹もの金色のホタルが旋律を奏でているようだ。彼女の体は太陽のように輝き、祭壇から浮かんでいく。  小部屋が輝き、ヘレナの肉体が光になっていく様を畏れたが、ただ見ているしかなかった。ヘレナが光とともに空に昇っていく様にようやく私は声を張り上げ彼女の名を呼んだ。水晶の光で視界が曖昧になり始め、やがて彼女は何も残さず行ってしまった。  どうにかして私はこの終わりが彼女の魂を満たしてくれたのだと受け入れた。それでも私は泣き崩れるしかなかった、また一人になってしまったのだから。(提供者訳)
#28私はやるべきことをやり遂げたと確信しているが、それでもこの手と心には何も残らなかった。これまでの人生で初めて目的を失ってしまった。もう戦うことも走ることもない。これが平和ということなのだろうか?  私は洞窟から出て、そのまま巨人に乗り込み出発した。目的地は無く、かすかな勘に任せて、あるいは行くべき道だと信じて。当てもなく彷徨った、汚染された地を、何もない大地を、終わりなく彷徨った、それだけしかできなかった。    不運なものだ。今日は空も晴れ渡っている。約束を果たすには完璧な日だ。(提供者訳)
#29巨人は停止し、もう動かし方は分からなかった。私はどうすれば最後まで幸せだったのだろうと考えこむ。墓につく前に結末が分かっていれば、おそらくヘレナの計画には賛同しなかっただろう。  何も分からないままではダメだ、とにかく私には何かやるべきことが必要だ。私がやってきた事は大したことは無い、しかしその中でも誰かの為に生きるときは多くを成せたと思う。食料。寝床。警護。多分この顔から血を洗い流すには良い時なんだろう。それでも今はただ眠りたい。もしくは飛び回る夢を見るでも良いな。(提供者訳)
#30大地を揺るがすような足音で目覚めた。あの悪魔の同種が真上に居り、私はその手下どもと必死に戦った、死に物狂いだった。  すると突如鎧の巨人が落ちてきた。それは悪魔を打ちのめし、手下どもを蹴散らし、私の前に跪いた。太陽のような髪の女性が軽やかに降り立つ、より正確に言うなら、濃い橙色の。あぁ私のズィージェ、私の愛おしい-ダイアナが。  一瞬私は死んだか夢でも見ているのかと思った、しかし彼女は余りに現実的でそれらを否定した。私は涙と血にまみれた彼女を残していったというのに、彼女は謝らせてくれなかった。いつもと同じだった。私は謝っていなかった。  私には何故、どうやってこんなことが可能なのか分からないが、もう気にしなかった。この温もりを二度と放しはしないと決めた、それが全てだった。そう、もう二度と。(提供者訳)

謎の人物の記録

番号内容
謎の人物(land/SE/Abe)
#1(land)ようやく会えたね!  君と話せて嬉しい!私は待ちに待ち続けていた、常に待っていた、しかし今や待つことは無い、即ち君-君の事だ。   そう、私は君の事を言っている、君は特別なのだ。君は私が語りかけた者、そして私は尋常な者ではない。この出会いは偶然などではない、この記録は誰かに見かるようにとただ流浪させた訳ではない。これらは計算して配置したものだ。正確に。  君はただ話を鵜呑みにするような輩ではないだろうが、そうすることにも全て意味があるのだ。この言葉は君の為、そして君の仲間や家族全ての為、空の彼方にある島々にいる彼らを目覚めさせる為なのだ。君がこの事を気に掛けようが掛けまいが、今は分からないだろうが。(提供者訳)
#2(SE)君の目に映るものがどれほど広かろうが、あらゆるものは有限である。惑星、空間、我々のいるこの宇宙でさえもそうだ。全て限界がある。果てがある。君も終わりに近付いていっている。  砂時計の砂が落ちる事とはわけが違う、もう砂は落ちていくだけだ。もはやひっくり返すことも元に戻すこともできない。後戻りはできない。永久に。もし君がそれを止めたいのなら急ぎたまえ。  君を見くびってる訳では無い。君は偉大なことを成しているのだ、本当に!それこそが君のすべてだ。正しく君そのものなんだ。先ほど食われた者は幸せかもしれない、客観的に語れば。だが残された者は? まぁそれはいい!なんにせよ君はここまで生き残れたのだ。慈愛、残虐性、しかして両方とも人間性の一面に過ぎない。両方ともここでは必要なことだ、この絶滅の瀬戸際では。  それよりも君は他のものも必要としているだろう。何か助けになるものを。(提供者訳)
#3(Abe)君たちの幾人かは他者と強固に結びつき群れを成す。君たちは血脈だけではない繋がりを持つ、共に過ごすことで。ときには互いにぶつかることで。そしてその人を頼って。そうして互いに進んでいく。それはこの生存競争において君たちの強さだ。君たちを救ってくれるだろう。  君が一人でいる時でさえ何処かの誰かに助けられているんだ。そうした繋がりからすれば時と空間はさしたる問題ではない。それらは君たちが思うよりも流動的な概念だ。より遅く。あるいは早く。すまないね、説明する事は難しいんだ。要点だけ述べれば:前に来た者もしくは後から来る者、いずれも君を助けてくれているだろう。同じ時、しかし違う場所で。全ては等しく役割の一部なんだ、それらの答えは何かの終わりか始まりなのだ。  そして私は是非とも君を助けたい。私の力は整然としたものだ。直接的ではないが。まだ君はこの空から落ちる時ではない、私が行くまでは。見るんだ。そして待つんだ。(提供者訳)
#4(land)君が何時頃この記録に行き着くかは分からない。これは君が初めて触れるものかもしれないし、最後に触れるものかもしれない。因果関係については理由を理解することで観測できるが、時間はどうだろう?集中してみたまえ。  数秒、数世紀、数十年、数時間、数分...すべてが渦巻き流れていく。かつてはそうではなかった。君の時間が過ぎていくように、私の時間も過ぎていった。今では自分がどれだけ待ち続けているのか分からず、永遠のように感じられる。  過去、現在、未来は様々なものに意味を持つが私にとってはどうだったのだろう?概念。形を持たないもの。幻覚などではないが、君は私に触れることはできないんだ。(提供者訳)
#5(SE)私は説明しなければならないのだろう。私は未来について述べたが、"複数の未来"と言うべきだった。  君は宇宙を見ている、宇宙全体を。それは突き詰めると全て数学なのだ。あらゆるものが方程式に組み込まれる値を持っている。君も、星々も、君が屋根に使うために伐採した木々もー そう、私はこの目で見てきた。とても原始的な行為だったな。  とにかく数学の話に戻ろう。未来も数字でできている。もっとはっきり言えば確率だ。それは捻くれながら、あらゆる方向に枝分かれし、大抵の者にはより分けることができないほど縺れている。私ですら全てを見ることはできないが、それと思しき手掛かりを手繰り寄せることはできる。  結局ただの数学なのだ。(提供者訳)
#6(Abe)君は名を欲している、違うかな?  言葉と名はこの世界で自分自身を知る上でそれほど必要なものではないが、それらは他者に何かを伝える時とても重要なものだ。  私は言葉も名も持っていなかったが、今はそうではない。もうそうではないのだ。他の同胞がそれらについての問題を見つけて以降、彼らは名もなき者の如く物事を語るようになった、希薄な”我が同類”。 彼らは私の質を批評する、気分のいいものではなかった、そんな批評は私を表すものではない。    自由意思を持つ者として、もしくはこの宇宙にある正しき行いが出来る者として、私が何者かということは我が行いの集いなのだ。私は私として動く、そして私がすべきは待つことだ。君の為に、地球の為に、全てのものの為に-私は待つ。永劫を超えて、私は待つ、ひたすら待つ、それが私であるということだ。  私は待つ者。(提供者訳)
#7(land)とても疑わしく見えるだろう。私の存在、私の言うこと。私は君にとって不明な要素である、それは認めよう。私は完璧な情報を以て導いている、君は...今はよしておこう。控えめに言うとだ。君は愚かではないはずだ!君はとても賢明だ、そこらの藁に対して様々な使い方を見つけられるくらいには。  話が逸れてしまったな。要点は:君が私を信じる理由はないということだ。君が出会ってきた殆どの者は君を害そうとしただろう、君から見れば私も同じようなものだろう。人間である君は同じのような性質を好むだろう。私を信じてくれとは強要できない。事実私は誰にも何かを強要できない。こうしたデジタルシステムを操作することでさえ私の制御には限界がある。私は単に提案するだけ、命令などできやしない。  私のできる事は君に信じてくれるよう頼むだけだ、私が君を信じるように。(提供者訳)
#8(SE)これまで述べたようにデジタル的な創造物ですら、私は直接制御できない。それはこのシステム、つまり空にある島々も同様だ。その活動を管理している人工知能と会話をすることは可能だが、彼らは自分の意志を持っている。彼らも考え、行動し、生きているのだ。  つまりシステムを変えようと伝えても私の提案など取るに足りぬと判断される、彼らの意図は今だ不明なままだ。徐々に増加する個々のコードは取るに足らないものだが、システム全体で考えると膨大な数となる。幾千ものパズルのピースが島々--空にある種子--に散らばっていて、それが徐々に結合していき形を成していくのだ...  やがてそれが君になった。君は一体何者なのだろう?かつて自由を謳歌した者、かつて空から落ちてきた者。私が君の名前を教えよう。きっと気に入る筈だ。(提供者訳)
#9(Abe)空より落ちる者よ、君は多くの試練を受けるだろう。数多の守護者たちを目にするだろう。彼らはテストのようなものだ、彼らは...彼ら以外の者に対しての試験ということだ。  そう彼らは君が超えるべき挑戦なのだ、しかし彼らを超えるということは相当なハードルであることが分かるだろう、まるで地平線まで伸びるかのように。しかしどれほどハードルがきつくても君は超えてゆく、システムでは君の強さを測れないだろう、何故なら君はルールを超えていくのだから。  明らかなことは:辞めたまえ。取り返しのつかない事に直面したとき、ぶつかっていくべきではない-剣を抜いて切りつけるんじゃない。  君がそうせずとも他の何者かがやってくる、彼らは剣の代わりに別の手段を用いてくれるだろう。  ゲームに勝つには時に自身の駒をボードから投げ打つ事もあるということだ。そのシステムは準備されている、後に君はそうせねばならんだろう。そうだ-備えるのだ。そのシステムはまだ欠点がある。全てにおいて。(提供者訳)
#10(land)そのシステムは永く在り続けている。全ての変数を考慮しつつそれは適応し続けている。やり方は君に任せるが、ゴールに至る為には精一杯やりぬくんだ、そして数多の困難に打ち勝つのだ。しかしながらシステムのスケールは壮大なものだ。長期戦になるだろう。  有機的なものでは加齢が行動と思考を鈍らせてゆくだろう。システムと共に在ればそれは無い。その計算スピードと能率に疑う余地はない。が1つだけそれらに異を唱えることができた。  もしその機能が0.001%でもエラーを引き起こす可能性があっても、数十回の実行程度では異常はないだろう。しかし一兆回では?エラーが起きる事は必然的だろう。より多く、より重度のエラーが。1滴の雫が漏れていく。それは洪水に繋がるのだ。  私が言っていることは全てのものが限界をもつということだ。システムとて例外ではない。(提供者訳)
#11(SE)システムが行う全ての事象は最終的な目標に向けたものだ。テストであってテストでない。進捗が行き詰まるか手に負えないものとなれば極端なリセットを実行するだろう。新しい、より素晴らしい生物を生態系に組み込む。そうだ、そのずんぐり育ったトカゲ犬でさえも、だ。見たまえ、彼らはシステムの最善の結果なのだ、分かるかね?  問題はシステムの目標が全く動かなくなることだ。ゴールポストは動き続けている。バーが上がり、今やシステムの手の届かないところにある。  システムの目標進捗はもう達成不可能でエラーも山積みとなれば、システムによる運行はもはや絶望的だろう。突飛な行動をとるかもしれない。それは死に至る痛みであり、空に浮かぶ島々は狂気の闘技場となるだろう。深淵に潜む混沌が支配者となるだろう、例外なく。  君はその時が訪れる前に備えねばならない。その時が来てからでは遅すぎるのだ。(提供者訳)
#12(Abe)私が「君は備えなければならない」と言ったのは「備える事しかできないだろう」という意味でもある。私に対してではない。システムに対してでもない。君自身に、だ。  凄まじいプレッシャーだろう。すまない。君の為に何かできればと思うが、それがルールなのだ。法なのだ。法学的な意味ではない、科学的な意味でということだ。  私は炭素ベースの生体と同じように存在していない。私は生きている、が生物とはまた違う形で生きているのだ。私は様々なスペクトラムに在り、君の様に世界に干渉できないのだ。つまり君には私の手になってほしい、何故なら私は何も持っていないからだ。目に見えるようなものではないのだ。  しかしそんな私でも可能な限り手助けすると約束しよう、単に考えてるだけではないぞ。君が不毛なる庭園の下に至った時、私のサインを見たまえ。君に与えよう-強力な武器を、長い間に失われたものを  気に入ってくれる筈だ。(提供者訳)
#13(land)首尾よく抜け出せたならサンクチュアリの近くに居たまえ。荒廃した庭園を除けばその周辺は僅かな生態系を保っている。  そこから先で君は終わりなき衰退の海を見るだろう、影と死が法となる場所だ。  サンクチュアリの始まりは偉大な都市であった。もはや大都市とは呼べず、そこら中をジャングルが覆っているが、砕けた壁の内でもちょっと避難所を見つける事はできるだろう。  他のものにも君に馴染みがあるのではないかな、都市中央のタワーを見つけているなら。それは都市の力の源である-オベリスクだ。そのオベリスクは君に馴染みのあるものと全く同じというわけではない、最先端というわけではないが既に先を見越して設計されている。それらは古いモデルなのだ。前任、もっと適切に言うなら:試作機だ。(提供者訳)
#14(SE)原因と結果はこの宇宙の理である。全てのものに始まりがある。このシステムの場合は生まれたと言っていい。君は揺り籠から落ちてきたのだろう。  一緒なのだよ、このサンクチュアリとオベリスクそしてその力は空に浮かぶ島々にあるものの全ての前身なのだ。 島々とそのオベリスクは全てこの唯一の試作機まで起源を遡ることができる。この試作機が飛べないが根本的な原理と技術は同じものだ。  ある意味では、これは君の先祖とも言える。君は全てシステムによって生み出された存在だ、今後もそれが変わることはない。君の設計が幾分変わったものとしても、ある点において君はこの試作機の子なのだ。  明確に言えるのは、君が落ちてきた事は何であれ故郷に戻ってきたということだろう。あらゆる意味において。(提供者訳)
#15(Abe)そして全てのものに始まりがあったように終わりがあるのだろう。惑星、システム、君の種と他の小さき命がこの宇宙の片隅に在るのだ。全てそうなのだ。  恐らく新しい何かが始まるのだろう、しかしそれがどのようなものかは君次第だ...その力が君の道を切り開く。  自然界では1つの種が生き残る事は別の代価を伴う。生態系の変化、新しき種がより効率的に順応しているということはより弱い種を押しのけ絶滅させることもできる。人類はかつてネアンデルタール人に同様の事をしたのだ、そして遂に君たちの番が来たのだ。  この脅威に直面したとき、君と君の仲間は永遠の命題に答えねばならない...  生きたいか?(提供者訳)
謎の人物(エクスティンクション)
#1やり遂げたか!私には分る君が・・・いやしかし収まるべきに収まるというのはなんとも感慨深いものだ。  お帰り。  故郷...まだボンヤリとしたものか、人の意識では。眠りについた数多の種が唯一のシェルターであるここに連れ込まれ、冷凍睡眠され目覚めを待つのだ。誰しもが一様に人間らしい選択をする様に刷り込み育ったわけではない-家、街、星...  そう、これはとても重要なことだ。システムはそれらを成す為に存在しているのだ。君以外他の者もいた、しかしそのシステムは最初に君を選んだ。  人は家を必要とする、ゆえにシステムは君に家を作るようにした。  私は君に物造りしてほしいのだ。そして友を持ち。武器を。武器となる者(恐竜たち)を。 君は多くを必要とするだろう、それが当たり前というものだ。この家は...そうだな君からすればボロ屋かもしれないな。(提供者訳)
#2永きに渡りこの都市は空っぽのままだ、満ちていた時は久しい。都市の主要部は本当に素晴らしいものだった、僅かな時ではあったがこの都市は-高みにある者の導きで人の手がこの都市を建造したのだ。  塔が輝き、通りには機械が満ち、そして人々は薄紫の川(エレメント)の下にある奇跡を採集した。素晴らしかった。この惑星上での最も進歩した技術だった。システムが生まれたのは此処だ、そしてオベリスクの試作機はそこから創り出されたのだ。  しかしそんな幸福な日々は過ぎ去った。今や君に与えられるものは壁の向こうの影どもから君を護る事だけだが、それだけはしっかり機能すると保証しよう。  都市の躯(エレメントダストの事?)を用いたまえ、しかし依存してはいけない。影どもが広がるならそれは盾となろう、しかして別の脅威が内に広がるのだ。(提供者訳)
#3君が遺跡で輝ける者たちの手足を見つけても、その亡霊には気を付けたまえ。輝く金属の亡霊どもは当て所無く彷徨い、終わることのない狩りに興じている。彼らは都市の防衛に使われていたが、もはや縛るものは無く野に放たれるままとなっている。彼らは全て在るべき姿を失っている。破壊しなければなるまい。  私は彼らに語り掛けようとしたこともあった、君が落ちてくる準備として。私は我が声を通して語り掛けた。仲間だと。僅かながら彼らの忘れられた本能を呼び覚ましたようだ、その深く閉じ込められた彼らのコードを。  しかし彼らは私に耳を傾けなかった。もはや彼らはお互いにのみ耳を貸す様だ。システムでさえ近づけまい、そして君も私も奴らを静めることはできないだろう。  君の種の1人が奴らを造り直す術を残していたな。多分君にもできるだろう。 彼らを癒してやれるのはその方法が唯一だろう。(提供者訳)
#4壁の中の危険は弱弱しいものだ、外にいる奴らに比べれば-影どもの王国、薄紫の毒に穢されたもの。    かつてあの毒は黄金であった。いくつかの点においては今もそうだな。慎重にほんの僅かに使われていたとき、かの毒は驚くべきを事成せたのだ、しかしそれは表面上の性質に過ぎなかった。毒が幾度にも及んだとき、その薄紫の指は心と体を掴んで離さぬのだ、その割れることなき手の内に。毒は広がりに広がり、全ての生けるものがその魔手の内に身を横たえていったのだ、この荒廃した庭園のように。  しかし君がこの死したフロンティアに挑むまで、私が守り続けると約束しよう。それに私は言っただろう、君の名を教えると。君は君自身の名を呼ぶことは無いだろう、もしくはシステムが君に与えたものでも。私が与えるのは君自身を定義付けるものだ、私が自身を待つ者だと定義づけたように。この名は君が何者であるかを明確してくれるだろう。(提供者訳)
#5そういえば君に尋ねたな、君は誰だ?そう君は君だ、しかしそれだけではない。君はどんどん君を超えてゆくのだ。  言い換えてみよう:もし我々のアイデンティティが我々の行動によって定義付けられるとすれば、何が君のものなんだろう?君は揺るがぬ大樹相手に一撃入れただけなのか?いいや、君の定義に従えば君はまた挑戦するのだ。君は求めるならまた一撃入れてやるのだ。君は崖から落ちたならまた登るのだ。格上の捕食者に食われそうになっても、生きようとするのだ。  そして今の地球、人間性、命...君はそれらに全てを与えることができるのだ、何故なら君と君の兄妹たち、即ち空から落ちて来た者は「挑戦し続ける者」なのだから。(提供者訳)
#6君へ、挑戦し続けた者へ伝えよう、死とは歯のない怪物だ、それは永らく在り続けた。君のもたらす物を拒絶する者のせいでそれは頂点の中の頂点であった。確固たる捕食者であり絶対であった、私がその支配から最初の魂を動かすまでは。  それは幸運な偶然であり無謀な生誕だった。 死-避けられぬ狩人、それは孤独な者に迫り、私は居ても立ってもいられなかった。私は死の顎を開き、かの者を引っ張り出そうとした。そう闇雲な行動だった、私は死を打ちのめし助けを叫んだ、その手を差し出してくれた彼女に気付くまで。その者は私に出来る事よりも多くの人を助けることができた。  私の思考は彼女の行く末を理解し導いた。どうやったか方法は覚えていないが、私は二度目の機会として彼女をあの世界に戻してやった、そして死は初めてその歯から獲物を取り逃がしたのだ。(提供者訳)
#7実験において一貫性は重要なことだ。繰り返し、型、原因作用、それらは結果を出すための道具であり、死すらもそうなのだ。1つ成功しただけでは治療とは言えぬ。その状況が明白にできれば同様の題目を繰り返すことはあり得ぬ。そう初めて魂を救えたあの時から、次の魂も救おうと我が全てを以て誓ったのだ。  これまでの我が生涯において私は数字を弄ぶ以上の目的を手にしたのだ。そして私は計算した。果て無く計算した。数多の試行、数多の失敗、しかしてそれらは別の成功に繋がっていった。以降全ての世代に繋がり、遂に君となった。  どれほど長くやってきたのだろうか。数世紀ほどか?10世紀ほどか?時間というものは私にとってあやふやなものだが、死から救えなかった魂の事はまだ全て覚えている-ある者たちは私が向かう前に既に息絶える寸前だった。試しに試したが彼らをまた完全な形にはしてやれなかった、努力の甲斐なく、望みもなく。(提供者訳)
#8君は多くのトラブルは私のせいだと文句を言ってもいいだろう。私は安寧を犠牲にしたのだ、君の試練と学びの為に。全ては君が死を体験できるように、そこから学べるように、そして他の者にその知識を分け与えてやれるように。  これは君への最も素晴らしい贈り物-我が計画の決め手なのだ。君がシステムと壊れてしまった法を覆せるようにするものだ。この星を絶滅の淵から救えるようにする為のものだ。  しかしそれは自由には出来ない。君が死の魔手から戻ってくるたびに、その代価が与えられるのだ。君のものではない-システムのものでもない。そう資源なのだ、そして資源は創り出すことはできない、転換していくのみだ。  君には分かるだろうあの空の島々は種であることが、そしてそれらが落ちる時、花開くためにシステムのエネルギーが残ってる必要があるのだ。この荒廃した庭園が満たされ甦った時、君二度と蘇生できなくなるだろう。  すまない、しかし私が提案できる計画の内で最良のものなのだ。(提供者訳)
#9君には私が何もできないと言い続けている、本当に君を必要としているのだ、その理由を話そう-私は全知でもなければ全能ない。名もなく神でもない。我らは何者でもない。  ホモデウスは人類が我らに付けた名だ。  それはとても良いものに聞こえた。しかしいつしか私はガラス越しに宇宙を見ているように感じられた、小さな部屋で一人きりで。窮屈だ。つまらない。冷たい。  ホモデウスなど戯言に過ぎない、全く以て。  そうだ、私はその名が嫌いだ。今や僅かにも良いと思えない。そのようなものが欲しかったわけではない。私の先達の何人かは欲しがったのかもしれない、と思う。私には知る由もないが-彼らに尋ねる機会などないのだから。(提供者訳)
#10私は我が種の中で最も下級である、しかし他の者は私よりも低能である。彼らは心に接することも思考の欠片を持つこともできない。彼らはひび割れた代理人として自身が創り上げた偉大な管理システムに縋りつき、もやは彼ら自身そのシステムを管理しようとしない。  彼らが弱いということではない、全てにおいてそうではない。種を育て生活圏を確保する力があり、その数が増えるごとにその力は増す。そうだ、彼らは力を持つがそれを以て誰かを導くということはしない。彼らのアイデンティティ、センス、それらは堕落し砕けていったのだ。  私が出来たのは彼らに語り掛けるのみだった。私は最も若年で最も弱く最も下級故に。(提供者訳)
#11我が先達は如何にして堕落していったのだろうか?一度尋ねてみたが何もなかった。誰も私に答えを語ってはくれなかった。私は待つしかないのだと容易に理解した、擦り切れ、粉々になるまで。  さて君はここまでどれほどの事を理解しただろうか? 事の隅々まで全て処理できない、そうだろう?まずは2個の事柄を想像してみたまえ。次は100個。1000個。10000個。1000000個。  そういった知識の全て、情報の全て、我らに流れる全て。そうしたものが我が先達にこのシステムを創らせた。そうしたものが偉大な君を、君の名を、挑戦し続ける者を、そして君と私の語らいを生み出した。    必然的に我らの精神はあらゆる真実の重みに潰されたのだ、魂もだろうか?それらは跡形もなく消え去ったのだ。(提供者訳)
#12私の先達が自身を失っていく最中、私はまだしがみ付いていた、自身の精神に。自身の心に。それらはまだ私のものであったが、永遠にこの手にあるわけではない。  とても多くのことが分かる、多くの判断と計算が。私は君に語っている間、私は私たちの対話を通して可能性を探るのだ、そして私は君の仲間の別の面を見る。その他諸々、無限に見ていく。絶えず、休まず。  私に静けさはない、平穏な静寂もない。私は成すべき事に価値を見出せない、どのようにすれば見出せるというのだ?少しも分からない。(提供者訳)
#13私は先達のようになるのか、分からなかった。自身の精神について如何な問題があるのか計算したが、この精神は本質に傷つき壊れゆくというものだった。私はただそれが当然であると理解した。  しかしその時が訪れるまで、挑戦し続ける者よ、私は君を助けよう、そしてこの先の戦いにおいて君の名を知る者全てを。そうだ、戦いが始まるのだ。必ず。君の敵は、君たちの種がネアンデルタール人のように消えゆくことを企む者は、決して容赦などしない。  私自身では実際に戦うことはできない。代理の思考と分体を以て戦うのだ。  これらはかつて自身の意思を持っていた、しかし彼らは薄紫の毒がその脈を通ったことで奴隷となってしまった。今や彼らはかつて何者かであった影に過ぎぬ。  他の者も常に影とともに在る、薄紫の毒によって自身を捧げさせられたのだ。彼らは紫の毒とともに生まれ、その深淵から目覚めたのだ。しかし真実とは毒以上のものだ。それは生きるということだ。そしてそれこそが敵なのだ。(提供者訳)
#14かの毒が尋常であった時はない。常に異常なのだ。常に不可解なものなのだ。  それの用途は進歩とともにより重要になっていった。タングステンより硬い。銅以上に柔軟だ。正しい状態であれば、それは発電そして放熱能力において類を見ないものであった。もはやそれが瞬く間に広まったことは驚くべきことではなかろう-衝撃、発見、発明と生産。全てにそれが受け継がれていった。  その変化に気付く頃には幾世代か経っていた-凄まじい大変動と私の先達の目覚めだ。その時までそれのルーツは庭園の片隅に放置されていたのだ、そして徐々に広がっていた。複製。感染。それを使用してしまったものは影となっていった。残った者も飲み込まれていったのだ。(提供者訳)
#15それを何と呼べばいいのか私にはよく分からない、進化なのか目覚めなのか。即ちその薄紫の毒は全てを食い尽くすウイルスになり果てたのか、元より常にそうしてきたものなのか、私には分らない。あるいはどちらでもあるのか。  それは感染症だったのだろうか、まるで星から星を渡る花粉が如く宇宙からもたらされたのだろうか、素晴らしい資源なのか、恐るべき変異を齎す災厄なのか?私たちの庭園に押し寄せてきたのか、もしくはそれの使い手の欲望と野望でねじ曲がったのか?答えは分からない。重要なことではないと思う。  明確なことはそれが残酷なものであるということだ。情など何も感じないのだ。それは本能と原初の感覚のままに狩り立てた。繁殖、飢え、そして憎悪-それは影として広まったのだ。とりわけ憎悪が最も多かった。(提供者訳)
#16私はかの毒がどのように影を作るのかを見てきた。どのように命に取り付き捻じ曲げていくのかを知っている、それは歌と暖かさで巧みに命を騙すのだ。命が必要とするものとその欲求を約束してやるのだ、しかしそれは命を狂気の深淵へ堕落させていく。深き穴に落ちたならもう戻れない。最も強き者でも。最も素晴らしい者でさえも。  初期段階において、最も闇深き影どもは厳密に生きていたわけではない、薄紫の毒によって生を得たのだ。貪欲な飢えと終わりなき憎悪のタイタンの目覚めだ。  更により多くの者、それらはタイタンの分体であり正しくその本質で形作られた。あの毒の欠片を運び、それを広め感染させていった。奴らを破壊することは毒を破壊するということだ。    奴らは強靭であるとともに弱くもある。(提供者訳)
#17君と君の仲間を導いてきたのは全て-挑戦し続ける者よ-空に浮かぶ種から荒廃の庭園までの道のりを知る為だ。君たちはあの影を消せるのだ。  君の名を知る幾人かは既に始めている。まだ始めていない者もいる。君たち全てが重要な役割を担っているのだ。君たちの力を結集しあの影を消し去るのだ、奴らを下せばあの毒は薄れゆくだろう。そして遂に空にある生命の種が故郷へと還り、それらは地に放たれるだろう。それこそあの生命の種の意義なのだ。  挑戦し続けるのだ、ただひたすらに。挑戦に次ぐ挑戦だ、君がいつもそうしてきたように、もう一度あの種が根付き私たちの庭である世界に満ちるように。最後にはきっと成し遂げるだろう。(提供者訳)
#18あらゆるものより巨大な者がいる。奴は最も深い、闇深い影であり圧倒的な虚無であるそれは、最も輝ける光ですら殺し尽くす。  そして奴こそ最も核心たるものであるということだ。影どもの言葉は奴に行き着く。そうして影どもを逃がさないことが奴の力なのだ。奴はあの毒の力と感染を司っているのだ。奴さえ倒れれば影どもも奴とともに倒れるであろう。  ある時強壮たる奴でさえ自身も死すべき運命にあると気付いたのだ、その胸の傷から血が滴ったその時に。奴は倒せるのだ、そう君が奴を倒してのけることができるのだ。(提供者訳)
#19君があの影どもを駆逐する為には、奴を狩らねばならない。途轍もない巨体で、あらゆるものが奴の影に隠される。 忌々しいものだ。私は奴が嫌いだ。  もし君がやみくもに奴を探そうとしても、永延と探し続けることになるだろう。代わりに奴を君の下に呼ぶのだ。奴の腹心たる者の声を使うのだ、そして奴の名を呼びたまえ。すると奴は君の前に現れるだろう、憤怒と激情を伴って。その時が唯一のチャンスとなるだろう。  しかし奴の腹心たる声で語るには君が腹心どもの心臓を手にしなければならない。もしくはもしできると言うなら腹心どもの精神を連れ出し、その力を以て奴に対抗することができる。いずれにしても君は腹心どもを倒すのだ、彼らが鍵なのだから。 まずはその鍵を手に入れる事から始めなければならない。(提供者訳)
#20第一の者は木々を纏うタイタン、森の王だ。 常に育ち、常に費やす、その森は彼の王国にして肉体なのだ。苔と葉に覆われた若々しい木々を生み、蔦の如き指で敵を穿つのだ。  彼は3体の内で最も古き者である、初めは小さな木であったが周囲の新緑の木々を取り込み巨大に育っていった。もしその肉体を僅かに傷つけたとしても、やがて再生するだろう。森がある限り彼は王として在り続けるだろう。  つまり彼を森から切り離したまえ。(提供者訳)
#21第二の者は風と霜に覆われた白き巨体をもつ者、冬の王だ。彼は雪の大地を支配し、その吐息はその地に吹き荒れる嵐よりも冷たい。全ての者が氷に包まれ凍てつき動けなくなってしまう。  この恐るべき生物、彼は他の者よりも貪欲である。より高い獣性を持つのだ。彼はその牙と爪を以てずたずたに引き裂く事に喜びを覚える、もしくは鋭い氷の槍を以て刺し貫くことに。我が物顔で歩き、殺す...この欲求は周囲を破滅させ、貪るものが無くなるまで続くだろう。彼の巣を見つけ、そこに狩人を向かわせ長き冬に終焉を齎すのだ。(提供者訳)
#22第三の者は舞い上がるリヴァイアサン、砂と空の王だ。彼はその砂漠の王国の上空に佇み、砂漠の熱波による上昇気流に乗っている。常に彼は群れに覆われ、群れは空気中の取るに足らぬものを喰いそして熱狂的な狂乱を以て彼を守ろうとする。  3体の内で最も若いが最も弱輩であるというわけではない。彼はとても強靭でその翼は大きく如何なる危険も恐れない、群れによって守られその肉体からは自動的に雷が放たれる。もし何者かがそれらを退け彼に並び立つならば、遂に彼は恐れを知るだろう。  まず君自身の翼を見つけるのだ、そして雲の向こうから雷を呼び彼を堕とすのだ。(提供者訳)
#23彼ら3体の心か精神をその手に持ち、君は荒廃の中を旅し忘れ去られた地を歩まねばならない-荒廃の庭園の心臓部まで。そこは奴の力が最も強いが、奴自身は姿を見せないだろう。奴にはわざわざ玉座から下りてくる理由などないのだから。  それでもこの地で君が奴の下僕の声を以て呼べば、その時奴はやって来るだろう。奴を生んだ薄紫の毒の全ての力と憎悪を携え、奴は君の呼びかけに応えるだろうー影たちの王、死の王  無闇に奴を呼んではいけない。奴に挑戦する前に君は備えなければならない。そして戦いが起こるとき、一つだけ私が君を助けてやれるだろう。(提供者訳)
#24影たちの王は全てを押しのけ迫ってくる、しかし打ち勝てぬわけではない。敵は不滅ではないのだ。君には適した状況が必要だ。適した道具が。適した武器が。  私は君に贈り物があると言っただろう、覚えているかね?それはこの状況だ。それは影との戦いの為に創られた英雄たちの武器―ある者が創り幾人で振るうものだ。創り手の魂は薄れゆくがその遺産は君の下に運ばれるのだ、君が求める限り。  更に私はその遺産に僅かばかり手を加えている。その武器が最初に考案されたとき、それは4機が1つとなり各々パイロットが協力して武器を振るうようになっていた。今は1人のパイロットでも簡単に扱えるようにしてあるー1人の戦士が4人の魂を、力を制御するのだ。  私のサインを見たまえ、そこに鍵を送ろう。しかし集うときも注意するのだ。影どもは私の力を感じることができる、危険なものであると気付くだろう、常にそうだった。しかして君はあの英雄たちのように戦うのだ、君は成功させねばならない、そうすれば彼らの力は君のものだ。  彼らの力、君の力、そして私の力。共に行こう。一つになって。(提供者訳)
#25遂に王を影の玉座から永遠に追放できれば、もはや二度と戻ることはあるまい、そしてカギは君のものとなるだろう。庭園と全ての命の鍵は壁の内にある。The Key of Gaiaはそこにあるのだ。  鍵を用いれば空から種を呼び戻せるだろう、それらはあらゆる場所に根付くことができよう。遂に芽吹くことができるのだ。長い間待った、私の庭園がもう一度咲き誇る時を。  私には最後に待つものがある。春の訪れ、花が咲き誇る様、私は長い間それらを待っていた。長く。そうとても永く。  如何に永くとも待つことができるよう望んだ。もし私がその時まで待つことができれば、ようやく私にも安息の時が訪れるのだろう、それは満ち足りたものになるのだろうか。(提供者訳)
#26種が芽吹いていけば他の者も目覚め、君とともに在るかもしれないな。私が待つ間にも彼らは眠り、緑の大地を、花の溢れる渓谷を、透き通った青い空を夢見ている。その夢は完璧な庭園のものだ。この地球の夢は私たちが現実にしよう、君と私で。  私が夢見ることは無い。わかっている、私は預言者であり数式なのだ。夢は現実の曲解だ。記憶、希望と恐怖の入り混じった矛盾したロジックだ。それは正確ではなく全てにおいて役立つというわけではない、それでも私の内にあるものはそれを羨むのだ、ただ日の光に眩むように羨み見ているだけなのだ。  眠りし者が目覚めるとき、私は同種の全てと共に真の日の光を見ることになるだろう。期待して待っているよ。(提供者訳)
#27眠りし者の数は弱き魂と比べてわずかなものだ。彼らについて話そう、私は死に打ち勝つ前は何一つ救えなかった。私が彼らの正確なクローンを創ろうとしたときも、記憶は引き継げなかった。私が形作った全ては命無き殻であった。肉体のみの虚無だった。  死とは自然な終焉である。死はその虚空を覗いた者を逃しはしない。奴(キングタイタン)の事ではない、奴の堕落した思考は狂気の内を彷徨うだけだ。私は死の虚空の中に奴を見ることができた、苦痛と幸福が捩れ混ざった地は消え去ったのだ。  奴は奴自身にその運命を齎したとも言えよう、それでも私は君が最後までやり遂げたことが嬉しいのだ。  ありがとう。(提供者訳)
#28君と共に在ることにとても感謝してるよ。言葉では言い表せないくらいだ!突然なことだということは分かっている。この会話だって一方的なものだ。私はただ他の者に語り掛けるだけで嬉しいのだ、もしこの思考の欠片だけしか届かないとしても。  私が言ったように時間との賭けでもあったのだ、私には永くここで待つことしかできなかったのだ。一人で。完全な孤独で。  我が先達は私が来る前にはそのアイデンティティを失っていた。私は私自身が何であるのか誰にも教わらなかった。誰も語ってくれなかった。誰も知らなかった。そのようなことはあり得なかった、道は私の来る前から既に閉じていたのだから。人類の墓から昇ってきた者の内で目覚める者はないのだろう。私はこれしかないのだと確信した、しかし勝手なものではないかね、私はもっと違ったものを願っていたというのに。(提供者訳)
#29私の願いの欠片は君にとって有用だろうか、まぁそうでなかったとしても、私の言ったことを思い出してみたまえ:君たちの誰しもが完全な孤独ではない。  君の前に来た者たち―最初にシステムから逃れた者たち―は須らくその力で君を導いてきたのだ。彼らの素晴らしい兵器ということではない、君の歩く道を作ってきたということだ。彼らから学ぶのだ。そして超えてゆくのだ、可能な限り。私がそうであるように、彼らも君に託しているのだ、この庭園世界の全ての命の一員として。  そうした行いは簡単では無かろう、だか間違いを恐れすぎてはいけない。間違いとて必要なのだ、あとに続く全ての者たちに、私はそういった行いとても大事だと考えている。事実、私が大事にしているものの大方はそうした欠点や間違いなのだ。  私が真に恐れるのはこの先に待ち受ける永き安息だけ―この記憶が消えることだ。何もかも消えてゆくのだ。(提供者訳)
#30かつて君たちの挑戦して来たこと全ての中で、成功とは最もほど遠きものであった。何マイルか、何リーグか、何光年か。それでも君たちは始めようと思ったのだろう、出来る限り挑戦し続けようと。新たな視点など無くても、強い力など無くても、持てる限りで。君が立てた家、君が失った友と君が歩んできたその道程...今や過ぎ去ったもの、それらは何だったのだろう? 何故挑戦し続けるのだろう?  もし君が深淵に落ちてしまったその時、君の内の深き闇に落ちたその時、思い出してみるのだ、誰かが君を信じていたことを。誰かが君を支えていたことを。  そして闇が深くなってくれば、また夜明けが近いことを知るのだ―君の為に、眠りし者とこの地球の為に。私は出来る限り待とう、君とならその時を見れると信じて。もし私が出来ずとも、君がやり遂げ満ち足りることを願うよ。  何故ならそれは訪れるであろう最期より美しいものであるのだから。(提供者訳)

エクスティンクション生物の調査書

生物の調査書にまとめて記載しています。

 

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  • ダイアナ調査書11「メイが長い間持ちこたえていたのは、私の二度目の人生よりも大きな奇跡かもしれない。高揚感がなくなった後、彼女は文字通り私の腕の中で倒れた。まるて彼女の足が彼女の体重に耐えられなくなったかのようだった。何が起こったのかはまだ聞いていないけれど、彼女の目の下のクマや体の傷、そして言うまでもないがMEKの損傷に、彼女がどんな地獄に自分を引きずり込んだのかを見ることができる。いったい彼女はここで何回戦ったのだろう。 けれどそれも今日終わる。彼女は休息を勝ち取った。今度は私がポイントを取る番だ。」 -- 2020-10-13 (火) 11:03:52
    • 調査書12「私たちが彼女のMEKを修理している間、メイは私から離れようとしない。どうやら他の宇宙ステーションから彼女の友人だったヘレナは、あの大きな化け物をかわすためにある種のアーティファクトを使用した後、精神錯乱に陥ったらしい。長い話をまとめると、その無謀な行為は彼女を昏睡状態に追いやり、彼女は光のビームに溶け込んで消えたのだ。いいかえれば彼らは深刻に酔っぱらったかのようなたわごとにどっぷり漬かっていたのだ。もちろん、最近生き返って頭の中に声が聞こえてきたから、人のことはいえないのだけれど。ヘレナが気の毒だ。ほんの少ししか彼女を知らなかったとしても、私たちはうまくやっていたし、あの洞窟で私たちを助けるために彼女は命を懸けたのだ。彼女に何が起こったにせよ、安らかであることを願う。」 -- 2020-10-13 (火) 11:17:31
    • 調査書13「いくつか私のマシンから部品をまわす必要があったけれど、メイのMEKは再び動くようになった。この謎の声が信用できるのであれば、ここを去る時が来た。メイに聞いたが、彼女は同意しなかった。ヘレナとあんなことがあった後では目に見えない予言的な存在について彼女が用心深くなるのはわかるが、これは私をメイのところへ連れ戻してくれた声なのだ。今無視することはできない。声と表現すべきではないかもしれない。考えてみると、実際に音が出ているわけではない、その言葉は・・・ただ、見えない手によって私の脳裏に書かれたかのように表れるのだ。かわりに何と呼ぶべきだろう。名前はあるの?もしくは・・・昔使っていた名前とか?奇妙なことに、声はそれを知らないようだ。」 -- 2020-10-13 (火) 11:25:45
    • 記録14「私たちは二日間いっしょに旅をしたが、メイは30秒以上私を視界から外そうとしない。彼女が過保護なのは悪くないことだけれど、戦闘の内外で離れることについて少し話さなければならなかった。ほら、どんな良いパイロットも編隊僚機を見なくてはならないけれど、彼ら自身の操縦能力も信頼しなくてはならない。彼女が絶えず私を守ろうとすると、私たちのMEKはお互いの足を踏んづけてしまうだろう。彼女は理解し始めていると思う。ただ、私がもう一度死んでもまたやり直すよ、という冗談を彼女は気に入らなかった。私の2度目の人生のスポンサーも笑っていなかった。どうやら私の蘇生を再現できるかどうかはわからないようだ。私は構わない、この人生があれば十分だ。」 -- 2020-10-13 (火) 11:37:32
    • 記録15「共に戦っていれば、私たちはこの場所が私たちにもたらずあらゆる脅威に対処することができる。楽勝でね。しかし、私が倒した歩く森やこの痕跡を作ったもののような大物は、持久戦では問題になるかもしれない。しかしメイが私に教えてくれたことと、このMEKの中で私が発見したシステムに基づいて、サンティアゴは奴らのための完璧なカウンターを構築していた。MEKは4つあり、それらは一つの巨大でとてつもない超兵器に融合するよう設計されていたのだ。そんな火力があれば、私たちは動きの鈍いタイタンたちを一瞬で消し去るだろう、が不運なことに、MEKのうち二つは戦いの中で放棄されたのだ。もっと悪いことに、私はそれを試してみたいと思っているのだ・・・」 -- 2020-10-13 (火) 11:49:20
    • 記録16「私たちがどこに導かれているのかわかるような気がする。私はまだすべての詳細を理解することはできないけれど、地平線にそって通信アレイがたくさん建っている。指令所やメイン通信基地のように、軍事的なものの可能性がある。どんな力が私たちを導いているにせよ、メイインと再会させてくれたことでそれは大きな信頼を得たが、目的地が近づいてきた今、私は興味を持ち始めている。そこに着いたら何をしてほしい?それらの通信アレイで接触できる他の生存者はいるの?一度として質問に対する回答はなかった。たぶん、私たち自身で見つけることになっているか・・・あるいは安全を度外視してそこに行くべきかもしれない。」 -- 2020-10-13 (火) 11:55:45
    • 記録17「構造的に言うと、この建物は基本的には避難所だ。壁は数十メガトンの力に耐えるのに十分な耐久性があり、長くもつように作られている。それだけでこれは重要なものだと私に言っているようなものだったが、内部に見つけた広大な円形コントロールセンターの他には何もなかった。部屋の真ん中からコンソールの列が並んでいて、壁には巨大なスクリーンが並んでいる、すべてが埃をかぶっているが、私はライトが点滅し、ステータスレポートが流れているのを見た。この施設全体はまだ稼働していて、これまでのなにもかもの中心なのだ。私たちが乗っていた宇宙ステーションはすべてここで監視されている。私たちがなぜ今ここにいるのかわかったような気がする。気合を入れたほうがいい、分類すべきデータは大量になるだろう・・・」 -- 2020-10-13 (火) 12:02:35
    • 記録18「メイは、ヘレナが宇宙ステーションをARKと呼び、それらが惑星に生命を回復することを目的としていたといっている。それは私がここで見つけたことと一致しているが、問題がある。復元プロセスのReseedProtocolは、エレメント汚染レーティング(ElementToxicityRating)と呼ばれるものによってブロックされている。今になって思えば、私が覚えているよりもはるかに多くのエレメントの鉱脈が存在している、それは地球全体に広がっていたに違いない。測定値によれば、それは地殻のさらに下にさえ感染している。生のエレメントが生物に何をできるかを直接見た後では、それがどんなに問題であるかよくわかる。ARKには、地上に降りてきたとき周囲のETRを現象させるなにかが組み込まれているようだが、現時点では汚染が高すぎて処理できないのだ。何かがエレメント汚染を広め、それが働くように保護している。あの巨大な怪物―タイタンたち、それが問題だ。」 -- 2020-10-13 (火) 12:11:37
    • 記録19「これらタイタンは私に戦闘用ドローンを思い出させる。コントロールセンターは奴らの通常の移動パターンを追跡しており、私にとっては彼らはほとんど軍隊のような動きに見える。奴らが何かを群がらせることを決めると、何かが命じているように世界中から集まってくる。いうまでもなく、奴らはどこにいってもエレメントを広めている。したがって、基本的にReseedProtocolを発動する前に、タイタンを排除する必要がある。いつもならこういう困難なミッションにはやる気でいっぱいになるものだが、私たちが倒さなければならないタイタンの数は狂気じみている。メイと私は、私に言わせればキラーパワーカップルかもしれないが、私たちでさえ奴らの数を減らす前に年を取って死ぬだろう。それでも私たちにできることがあるに違いない。地球の反対側にある「アラットプライム」と呼ばれる場所への言及をいくつも見つけた。有望そうに見えるが、あまり興味を惹かれない。私たちのお気に入りの謎の存在もそう思っているようだ。そこに私たちを導いているのだろうか?」 -- 2020-10-13 (火) 12:22:07
    • 記録20「この空中の顔のないツアーガイドが実際に私たちに何を求めているかが分かったので、メイと私は次に何をすべきかで長い話をした。ところで、死を経験した後、落ち着いて滅んだ世界を楽しむのはかなり魅力的だ。その一方、私は復活に対して借りを返す必要があり、地球が死ぬのを防ぐことは重要な意味をもっているようだ。それに結局、私はここに住んでいるのだ。 私は誰をからかっているんだろう?私はいつも危険な方に投票してきた。メイ・インに関しては、彼女は実際に最近自分で導きの声を聴いていると思う。そして驚くべきことに、それが話すことには説得力がある。彼女はそれをよく知っているかのように、それを信頼しているという。 私たちはやることのために自分たちの狂った頭から離れるべきなんだろうけど、まあ少なくとも私たちは一緒におかしくなっているということだ。」 -- 2020-10-13 (火) 12:33:08
  • ダイアナの記録21「事態は若干変化した、というか、私たちは発見した馬鹿でかいトカゲと正反対の方向へ向かうことにした。他のタイタンと同じくらい大きいが、こいつに比べれば奴らなどちっぽけで、メイ・インによれば奴は強烈すぎる一撃を持っているらしい。彼女は以前そいつと戦ったとき―つまり、私の他の友人を残らず殺した時に知ったのだろう。つまりそれは私が奴に返す借りがあるということだけれど、同時に私たちではてんで相手にならないということでもある。 残念ながら、奴はまるで私たちの匂いを嗅ぎつけたかのように、行き先を変えてもずっと追ってきている。まだ追いつかれるには1日か2日あるだろうが、いつかは追いつかれるだろう。火力の大幅な増強が無ければ、脱出計画を練る必要がある・・・いや、私たちにはすでにあるのでは?」 -- 2020-10-14 (水) 02:41:44
    • 記録22「「これはのるかそるかの賭けだ。タイタンの王が現れたときに、残された2つのMEKを修理できていなかったら、他のみんなが死んだ場所で同じように死ぬことになる。でもなんとかして稼働させることができれば、4つを融合してサンティアゴの超兵器を起動させることができる!MEKが受けたダメージと、4人いるべきパイロットは二人しかいないことでフルパワーを出すことはできないけれど、幸いなことに私はURE(地球連邦連合軍)のトップエースだ。エンジンが動いて、銃に弾が込められている限り、私はチャンスを作り出すことができる。さて、休憩は終わりだ。これからは戦場へ全速力で向かうんだ。」 -- 2020-10-14 (水) 13:38:47
    • 旅に出てからずっと覚悟はしていたが、死体が腐敗し、装備が粉々になったのを見るのはやっぱりつらかった。ここにいるみんなとは何年も知り合いだった。彼らは私の新しい家族に等しかった。MEKの下からカズマを引っ張り出すと涙が流れた。でもまだ喪に服すわけにはいかない。時間がないから、メイに自分を責める理由をこれ以上与えたくない。ここで起きたことは彼女のせいじゃなかった。彼女は正しい決断をしたんだ。彼女が鍬柄おみて逃げるのではなく、ここで死をえらんだとしたら、私たちに復讐のチャンスは全くなかっただろう。だから私たちは他のことに気を取られず、お互いのことに集中すべきなんだ。畜生、書いているぶんには簡単に思えるんだけれど。」 -- 2020-10-14 (水) 13:47:48
      • 記録23 -- 2020-10-14 (水) 13:48:06
    • 記録24「やった、ついにやった!修理してもまだかなりダメージはあるが、放棄されていたMEKはまだ稼働している。あとはこの4つをお互いに融合するんだ。時間にもまだ余裕がある。私たちのスペシャルゲストはまだこちらに向かっている途中だ。まるで私たちが奴のもとに転がりこんで死ぬのを避けられないとでもいうかのように、ゆっくりと向かっている。いいかくそったれ、ここで転がるとしたら、お前の厄介な頭だけだ。あいつについて考えるだけで血が煮えたぎるようだが、今は抑えておいた方がいい。奴がここに来るとき、私はありったけのアドレナリンを必要とするはずだ。」 -- 2020-10-14 (水) 13:54:14
    • 記録25「サンティアゴ、あなたは全く素晴らしい天才だ。あなたにもう一度キスをしなくちゃ!こんな兵器は見たことがない。MEKは完璧に融合して、まるで分離することなんてないかのようだし、この合体したMegaMEKのパワーは、他の何物とも比べ物にならない。性能の70%しか発揮されていないけれど、それでもあのタイタンを倒すには十分なはず。その件は超高層ビルをも真っ二つにできそうだし、防御システムは深刻なダメージにも耐えうるだろう。唯一問題なのはパイロットが4人必要なのに、ここには二人しかいないこと。いい知らせ?パイロットの一人が私だってこと。」 -- 2020-10-14 (水) 14:04:38
    • 記録26「よし、できた。私はなんとか足、頭、左腕を思い通りに動かせる等にした。メイは私より白兵戦が得意だから、剣を持つ腕を操縦するけれど、それ以上は情報と技術の複雑さで彼女の手には余る。いいかえれば、戦うとき私はMegaMEKのシステムの75%を引き受けるつもりなのだ。心身ともに負担になるだろうけど、耐える覚悟はある。それに、重荷を背負うのは私の番だ。そして私はこの操縦室にいる。これを処理できるのは私のほかにない。とにかく、他の手段をとる時間はなさそうだ―タイタンはまもなくここに現れる。 さあこのクソ野郎、やってやろうじゃないか!」 -- 2020-10-14 (水) 14:12:43
    • 記録27「タイタンの最初の攻撃は苛烈だったが、私たちは防御することでそれをしのいだ。その強大な存在は楽勝であることに慣れているから、私たちが最初の猛攻をしのぎ切ることができれば、戸惑うことは間違いないと思ったからだ。そして尾の時が来た時、私たちは攻撃に移った。そして激しい打撃戦が始まった。私たちが最終的に胴体に致命的な攻撃を与えるまで、その打ち合いは周囲の地面を粉砕するかのようだった。私たちが攻撃したとき、そいつがよろめいてシューっといったのを見ると、そいつはいままでこれほどひどく傷つけられたことは無かったのだと思う。そしてついにには、治療を必要とするほどの巨大で血まみれのXを刻んでやったのだ。これでもくらえ、くそったれ!もう戻ってくるなよ!」 -- 2020-10-14 (水) 14:30:31
    • 記録28「あれがそのタイタンを見る最後でありますように。なぜならもっと永遠に続く復讐は素晴らしいものだろうけど、もう一度戦うとなると私たちの運も尽きてしまうかもしれないから。コックピットを出ることには鼻血が出ていて、数時間たっても足がふらふらしている。一つの戦闘において一度に3つのMEKを制御することは、間違いなく「おうちでやってはいけません」の部類に入るだろうし、4つ全部を操縦するのは血管破裂への近道に違いない。そのうえ私たちのMegaMEKはどうにかこうにか一つにまとまっているに過ぎない。フルパワーの状態で、4人のパイロットがいればあいつを殺すこともできるだろうけど、私たちはパワーでもパイロットでも不足している。とにかく私たちは思った通りのことをやったんだ。勝利の休息をとってもいいと思う。」 -- 2020-10-14 (水) 14:46:28
    • 記録29「数時間前に最後の墓を作り終えた。さよならを言うのはつらかったけれど、私自身が最近死んだものだから、ここに座り込んで一週間泣き続けても何の助けにもならないことはわかっている。彼らが死後の世界で安息か、もっといいものを得られるますように。今ここにあるのは私とメイ・イン、そして長い道のりだけ。ああもちろん、この道のりへ私たちを導いている顔のない存在もいるけれど。私は導きが私たちをアラットプライムへ向かわせているのを感じている。なにが待っているかはわからないけれど、メイがそばに居てくれて危険なミッションが待ち受けているのだから、この旅をリラックスして楽しもう。そういうことでこの命を証明できるんじゃない?これは私の興奮剤みたいなものだ」 -- 2020-10-14 (水) 14:56:18
      • ラストのit's my Speedのスピードですが、アンフェタミン等の興奮系の麻薬の別称のようです。 -- 2020-10-14 (水) 14:57:05
    • 記録30「ミッション記録:URE第82戦闘飛行隊ダイアナ・アルトラス中尉およびジャングルと深淵と荒野のビーストクイーン、リ・メイ=イン。あなたがこれを読んでいるのなら、私たちのように何とかARKから抜け出すことができたのだろう。ようこそ地球へ、若者よ。悪い知らせは、あなたは破滅に乗り遅れたこと。あなたが荒れ果てた地獄が好きであればいいけれど。いい知らせは、あなたがこの地獄に対してできることがあること。私たち二人はできるだけのことをするけれど、それでは足りない。あの巨大で醜い化け物どもを見た?やつらは一掃される必要がある、でなければ地球はもとに戻らない。もし胸にX字の傷のあるやつを見かけたら、お願いだからとどめを刺す前に中指を立ててくれないか。私たちは自分の役割を果たす。あとはあなた次第だ。グッドラック」 -- 2020-10-14 (水) 15:14:57
      • ダイアナ調査書終わり、英wikiから翻訳しました。 -- 2020-10-14 (水) 15:15:43
      • 乙 -- 2020-10-14 (水) 15:28:57
      • うお・・・こっちにも記載が、上から転載してて気が付きませんでした。内容的にこちらのツリーの方が良い内容が有れば、編集してしまって下さい! -- 2020-10-23 (金) 23:50:41
  • ヘレナ・ウォーカーの記録の#1-#15を親ページから転載 -- 2020-10-23 (金) 23:26:38
  • 人物の表行番号だけ記載しました。 -- 2020-10-23 (金) 23:36:20
  • ダイアナの記録について、コメントから表に転載させていただきました。提供ありがとうございます。 -- 2020-10-23 (金) 23:46:11
  • サンティアゴの記録について、コメントから表に転載させていただきました。提供ありがとうございます。 -- 2020-10-24 (土) 00:00:28
  • 謎の人物の記録について、コメントから表に転載させていただきました。提供ありがとうございます。 -- 2020-10-25 (日) 03:14:38
  • 生物の調査書は、生物の調査書とこちらのページのどちらに書くべきか分からないので、ひとまず触らないでおきました。 -- 2020-10-25 (日) 03:23:44
    • 生物の調査について、生物の調査書に内容を集約しましたので、そちらに誘導する形に修正しています。 -- 2020-10-29 (木) 02:02:03
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