「DLC」とは「Downloadable content」の略で、おもに正規の商品版パッケージに含まれていない追加要素が、後から公式に配信され、ユーザー側が任意で導入を選択する形を取る。(全員が半ば強制的に対象となる「アップデート」や、非公式である「MOD」とは異なる。)
有料の場合や無料の場合など様々であるが、ARK:Survival Evolvedではその両方が公開されている。
容量に注意して導入しよう。
初期マップ 
The Island 
基本となるマップ。初心者向けで、地形的な難易度が低く、南部が安全、北が危険。オーソドックスに危険な地に希少資源が多くあったり、ARKの基本が詰まったマップ。
無料DLCマップと比べるとマップは狭いが、程よい広さでバイオームが切り替わるので、陸路でも色んな地に回りやすい。
- 長所と短所
散々調整されてきたマップなので地形ハマり等のバグが少ない。
基本となるボス達と戦えるのはアイランドだけ。他のマップではそもそも戦えなかったりする。
ただし、初心者向けに野生のレベルが調整されており、Lv150上限では、Lv5~30の時点で約50%を占める。高レベルは少なく、Lv130~150は全体の5%程度しかいない。全てのレベルが均等に出現するわけではないので注意。
資源も北部に偏っており、南部の安全な地域に拠点を建ててしまうと資源集めで毎回遠征する必要があったりで大変。
無料DLCマップ 
ユーザーが作成したMAP(MOD)に公式が手を加え、後に公式配信となったもの。
ユーザー目線で作成されている為か、恐竜や資材が公式MAPに比べて獲得しやすくなっていたり、冒険心をくすぐるようなダイナミックな地形、遊び心溢れる挑戦的なダンジョンが多い。
反面、既存の要素を組み合わせて作成されているので、革新的なアイテムの追加や、ストーリーの核心に迫るようなボスは登場しない。
The Center(センター) 
Steamから無料でダウンロードできる追加マップ。かなり特殊な地形から成り、探索を楽しめるつくりになっている。地形と一部の生物以外には本編から極端な変更点はなく、本編の延長感覚で楽しめる。
他のマップと比べると不思議な地形が多いのが特徴。浮遊島があったり、アンダーワールドがあったり。
- 長所と短所
広い。資源が固まってるエリアがある。ただし、海が多く地上生物が行動しにくい。雷と雨が非常に鬱陶しく、海が多い事より問題視されている程。雷は目に悪く、雨は美しい景観が隠れてしまう。美しい風景と一緒にのんびり過ごしたい人向け。
ラグナロクと同様、アイランド、スコーチドアースとは比べ物にならない程高レベルが湧く。
一部レベル帯が存在せず、レベルの分散が少なく狙ったレベルが出やすい。高レベル程確率が低いがアイランドのそれより緩く、Lv130~150はアイランドの3倍かそれ以上の確率で出会える。アイランド住みから転住すると1日かそこらでレベル分布の違いが分かる程。
Ragnarok(ラグナロク) 
Steamから無料でダウンロードできる追加マップ第2弾。Scorched Earthでしか捕まえられなかった恐竜達が現れており、無料プレイヤーでもワイバーン等をテイムする事が可能になった。
- 長所と短所
広い。高低差はあるがセンター程海を隔てて無いので陸路でも何とかなる。センター同様高レベルが多い。センターのそれより生物の種類が多く、焦土専用のワイバーン等の生物がいたり、焦土専用のアイテムも作製可能。ワイバーンのミルクは焦土補正が無いので比較的(焦土は補正なしの0.9倍時間になる)長持ちする。また、飛行最速を誇る飛行生物であるグリフォンがポップする。希少資源が広く分布してる代わりに固まってる場所が少なく、資源確保に悩まされる。色んな事をやりたい人向けのマップと言える。またアイスワイバーンがいる。
Valguero(バルゲロ) 
Steamから無料でダウンロードできる追加マップ第3弾。AberrationやScorched Earthの生物が一部登場している。
- 長所と短所
アイランド以上ラグナロク以下の広さ。一部バイオームでは高低差が非常に激しいが、それ以外は平坦な土地が多く、大きな山で視界が遮られる事も少なく、美しいマップの全貌を見渡しやすい。海や深海、川もあるが広くはない。
センター、ラグナロク同様高レベルが多い。その仕様上、アベレーションの一部生物が高レベル厳選しやすい事が特徴。リーパーやロックドレイクはいない。
ワイバーンはファイアとアイスのみ登場。ロックエレメンタルはこのマップにしか存在しない別種が存在する。
ユニコーンが出現しやすいという特徴もある。
バルゲロでのみ出現するデイノニクスという生物が存在する。
他のマップではイマイチ厳選しにくいアンキロサウルスやドエディクルス、アロサウルスなどの一部生物が多くポップし、厳選しやすい。
特定の地域にはブルードマザーが通常ポップするという特徴がある。倒すと戦利品を得られるがエングラムやエレメントは得られない。
資源は他マップと比べて高効率…というわけではないが、各地に資源が固まって点在しており、大規模な消費で無ければ十分賄えるだろう。
ボスが非常に強力でエレメント事情はすこぶる悪いので注意。
他マップでは厳選しにくい生物をテイムしに来るのに向くマップ。
また、全体的に難易度が低めで、初心者向けマップとも言えるだろう。
Crystal Isles 
Steamから無料でダウンロードできる追加マップ第4弾。Aberrationの生物が一部登場している。
- 長所と短所
とてつもないマップの広さで、ラグナロクをも上回る広さ。
バルゲロ同様一部バイオームの高低差を除けば平坦なマップ。また、時折熱波や寒波が発生し、対策をしていないと高体温症、低体温症に見舞われる。
他の無料DLC同様高レベルが多い。SteamMOD時代では存在していたロックドレイクが公式化により削除されてしまった。しかし消し忘れかどうかは不明だがバジリスクが残されており、このマップのみではテイム不可。
このマップの目玉は何といってもクリスタルワイバーンの存在だろう。トロピカル、ブラッド、エンバーの3種が存在している。ただしエンバーのみ出現率がかなり絞られておりレアである。
クリスタルアイルズの名の通り、いたるところで水晶が採掘できる。ただしオブジェクトの大きさの割に採取量は控えめ。
高レベルのクリスタルワイバーンのテイムに必要なプライマルクリスタルは資源採取からではなく、クリスタルワイバーンから調達する必要がある。
一部バイオームでは異常なまでのグリフィンが飛び回る谷がある。
広さゆえに生物密度は低く、またオベリスク間の距離が長い。
主にグリフィンとクリスタルワイバーンを厳選するのに向くマップだろう。
有料DLC 
無料DLCと違い、公式が作成したMAP。
見渡す限りの砂漠、汚染された地下世界など、The Islandと大きく異なる世界観が特徴。
ストーリーARKと分類され、ARKの謎や歴史等のストーリーが明かされるのも大きな特徴。
Scorched Earth(スコーチドアース、SE) 
有料DLCマップ第1弾。広大な砂漠が広がる。
マップにとどまらず生態系まで特殊な要素を多々含んでおり、TheIslandとはかなり異なる感触や難易度を持っている。価格ぶんの価値はあるだろう。
ストーリー上では架空生物の登場を始めとした環境の変化により、サバイバーたちがこの世界の核心へと一歩近づくこととなる。
- 長所と短所
ワイバーンやロックエレメンタルを始め、焦土専用アイテムが作製可能。気温の難易度が高く、アイテムの痛みが少々早い。(腐るまでの時間0.9倍とのこと)
そのためプレイヤー人口が少なく、良い立地を確保出来る可能性が高い。PvPの隠れ蓑等にしばしば活用される。公式PvEサーバーではテイム上限を回避し易い。
ただしアイランド同様野生は低レベルが多い。
Aberration(アベレーション) 
有料DLCマップ第2弾。地下世界をテーマに新しく動物やアイテムが追加されている。
他のマップとのアイテムや動物の持ち込みや転送は一部制限されている。
オベリスクも特殊な状況下にあり、クレートも数が少なくたどり着くことが難しい場所にpopするため、サーバー間引っ越しをするときは注意しよう。
ストーリー上では元々ただの地下世界環境であったが、灼けた地表や放射能に汚染された下層といった過酷な環境となった経緯が語られている。TheIslandから出現しているTEK恐竜が落とすエレメントダストや、ボスが落とすエレメントから溢れる不思議な力について、とあるキャラクターの手記を通して垣間見ることができる。
- 長所と短所
ARKらしい近未来感と恐竜の融合がより際立った世界観が特徴。ガンマ調整をしない場合非常に暗く、明かりや照明の確保が重要だが
夜は恐竜が光るなど夜景はきれいな場所が多い。放射能や幻覚など、このマップ独特のバフデバフも多く、キノコを活用したサバイバル生活が他のマップにはない特徴で新しい戦略や戦術を考える楽しさがある。やたら光る為か、中層以降はARKで最も重いエリアの一つとなっている。パソコンのスペックに要注意。厳しい場合は設定を落としたり調整しよう。(通常の1.5~2倍近く処理が重い)
一方、騎乗できる飛行動物が1種類しかなくテイム難易度も高く、基本的に地上を歩いて移動することになる。幸いマップの広さはアイランドより小さく最小。
ケツもいないため遠距離への拠点へ資材を輸送したり、動物を移動したりといったことが困難なため、生活範囲の拡大にはしっかりとした計画と準備が必要だろう。
空を滑空できるウイングスーツや崖や大木を登れる登山ピッケルなどを活用するなど、立体的なダンジョンを足で踏破したい人向けかもしれない。
危険ではあるが、中層以降では希少資源が豊富で、鉄、有機ポリマー等をほぼ無尽蔵に獲得出来る資源の宝庫。エレメントも生成可能。
水晶はジェム結晶から採取可能だが、あくまでジェムのついでなので水晶だけを千個単位で集めるとなると少し苦労するだろう。
ただしアイランド同様野生は低レベルが多い。
Extinction(エクスティンクション) 
有料マップ第3弾。滅びた地球が舞台で近未来な環境と荒野が広がる独特なマップ。固有生物や防衛戦などの新要素が盛り込まれている。
ストーリー上では孤島や砂漠、地下という過酷な環境を生き抜いたサバイバーが到達する旅の終着点。エレメントをエネルギーとしたTEK装備や、サバイバーたちの英知を結集した巨大ロボットを駆使して最後の強敵を打ち砕く。その先に待っているものとは・・・?
- 長所と短所
ここでしか手に入らない生物やアイテムがある。代表的なものとしてはモンスターボールやガンダムのようなロボットなど。独特な世界観が広がっており、防衛戦をクリアすることで大量の希少資源や高品質装備を入手できる。
防衛戦でしか手に入らない設計図も多く、このマップ攻略の要。
Tekの設計図もこれで入手でき、Tek系の弱点であった「基礎性能は高いが他の高品質武器や防具のほうが結局性能が高い」といった弱点を克服している。
反面、クレートなどが洞窟にしか存在せず、そこまで品質も高くないので、防衛戦で入手できないアイテムの入手は困難。
Titan討伐による設計図厳選や、釣りもしなければならない場合も。
防衛戦の亜種のエレメントノードの存在に加え、施設破壊でもエレメント系が入手可能なので、他マップと比較してエレメントに困らない。上記のTekエングラムと合わせて、容易にTek三昧な生活を送れる。ただし多くのTekのエングラムをこのマップでは解放できない。
エンドコンテンツの難易度が高く、荒野はすべての建材にダメージを通す攻撃的な汚染生物の存在や、降ってきたら付近一帯が壊滅する隕石の仕様も相まって、建築可能範囲はマップの広さに反してかなり狭い。
また、ボスが通常マップに出現する関係で建築不可範囲も広く取られている。
マップ自体の処理も重い。公式サーバーなどの多人数でプレイする場合は、石建築をすると相当重くなってしまう可能性がある。
マップは右上と右下は雪山と砂漠が結界で明確に区切られている。左上の方には地下への入り口があり、そこに入ると暗めの大森林が広がっている。
気温はマップ左下が67℃と異常に暑いが、その場所にはあまり行く理由がない。それ以外の気温は多少高かったり低かったりするが、極端に危険な気温はない。
マップ中央には多少気温が高いが汚染生物のいない安全地帯のサンクチュアリがある、
雪山、砂漠、森、サンクチュアリ以外は白い荒野が広がっており、汚染生物の温床。地域によっては汚染ワイバーンや汚染ロックドレイク、汚染リーパーキング、そして汚染ギガノトサウルスが沸いたりもする。資材も固まっているのはこの地域が多く、大量の採取には危険が伴いやすい。
サバイバー単体ではまともに行動範囲を広げられないのと、防衛戦の関係もあって、テイムした生物の戦闘力が肝になるマップ。
最大の特徴として、ボスであるTitanをテイム可能。ただし、ティタノサウルスのように食事をせず、自然と餓死してしまう。
前3つのストーリーARKと同様に、生物のレベルは低め。
Genesis(ジェネシス) 
有料マップ第4弾。
- 長所と短所
5つの小区画からなるマップで、今までとは異なり明確に「デジタルシミュレーション」と明言されたり、サバイバーに常時追従するコンパニオンが存在するなど、従来とは大きく仕様が異なる。バイオームごとに固有生物が1種ずつ存在し、どれもが一癖ある存在となっている。
マップ内にはミッションエリアが点在しており、アクセスすることで討伐や採取、ミニゲーム等をプレイすることができ、クリアするとアイテムと交換できる専用通貨や様々なアイテムを入手できる。
エングラムでは、いかだやサドルと異なり移動できない代わりに野生生物から敵対に耐性のある水上プラットフォームや、装備しているだけで資源類の重量を大きく軽減(サバイバーインベントリへの軽減は初)するマインドリルなどが追加されている。
生物は高レベルが多く、なんとTEK生物のみの環境もあり、戦力増強には適している他、希少資源も専用通貨で購入という形で手に入れやすくなっているため、そちらで困ることはあまりない。
半面、強烈な補正を持つX生物の存在や環境によっては即死級の環境由来のギミックが存在するなと生存そのものに対する難易度は高い。また、ミッションエリア指定された場所には建築できないため、拠点の自由度や許容量も低め。(非公式では建築の可否を設定可能)
そして、それとは別にテレポーテーション移動やイベント時の特殊スポーンといった仕様が原因でエラーが起こりやすいというシステム面の難点がある。
公式MOD 
- Primitive+(プリミティブプラス)
マップではなくシステム変更(トータルコンバージョン)の無料DLC。
各マップで通常版かPrimitive版かを選択でき、サーバもそれに合わせて別となる。
更新が追いついておらず、新しめのアイテムやサドルなどがない場合があるため注意が必要。- 長所と短所
工業関係や電気、金属建築やアサルトライフルなどの近代的なエングラムが除外されているため、
金属アレルギーや、恐竜世界に現代技術はなんだかなぁという人におすすめ。
新しい素材やその建築物、武器、料理などのエングラムが100種類以上追加されており
戦闘よりも建築やクラフトを楽しみたい人向けとも言える。
一方で、元々はsteam workshopのひとつのmodだったものを公式が採用したとはいえ更新は滞っていることが多い。
一部の新しいサドルがなかったり、油田や水源を活用することができなかったりと常に最新のARKを楽しみたい人は素直に通常版でプレイすることをおすすめする。
ユーザーが少ないこともあり、公式サーバは非常に空いているのはメリットにもデメリットにもなるだろう(少なすぎてNAかEUしかない…)
また、季節ごとのイベントはほとんどの場合、このMOD環境では適用されなくなる。
- 長所と短所
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