爆鱗竜の素材を用いて造られた
危険な銃槍。その一撃は衝撃と
ともに爆炎を撒き散らす。
(爆鱗の熱砲槍)
囚われし熱情を解放せよ。爆炎
に乗せ、すべてを焼き尽くせ。
爆鱗竜の銃槍、その強化版。
(爆鱗砲槍バゼルアラム)
灼熱に昂るバゼルギウスの
狂暴性が込められた銃槍。
滅亡を呼び寄せる修羅の武器。
(バゼルプライド)(MHR:S)
目次
概要
- MHWorldから登場したモンスター、爆鱗竜バゼルギウスの素材を使用したガンランス。
MHW:Iでは、特殊個体である紅蓮滾るバゼルギウスの素材を強化に使用する。
- 見た目については、骨銃槍をバゼルギウスの素材で覆ったものになる。
多くのバゼル武器のベースが変更されたMHRiseでも、デザインはほぼ同じ。
性能
MHWorld
- 大骨銃槍IIIからの派生強化によってバゼルバスターIが手に入る。
バゼルギウスをターゲットとしたクエストは上位★7(HR13)で登場するため、生産時期は遅い。
一応、乱入してきた個体を倒せれば上位序盤から振るうこともできる。
- 最終強化系は「バゼルバスターII」。爆鱗竜の宝玉に加えて炎龍の塵粉も必要になる。
気になるその性能は、- 攻撃力460、会心率-10%と高火力
- 斬れ味は素で青30、しかし匠Lv1から白ゲージ
- まあまあな爆破属性210
- スロットはLv1が1つ
- 砲撃は拡散型Lv3
- レア度7のためカスタム強化枠は2つ
- 攻撃力が高い上に匠で白ゲージも出現する、物理火力重視の拡散型ガンランス。
爆破属性値と砲撃レベルも水準は満たしており、総合的な性能は中々に良好と言える。
砲術スキルが積めるLv1スロットが空いているのも嬉しい。
- 拡散型ゆえにフルバループ運用は苦手だが、その代わりに突き砲撃や殴り特化運用が得意。
突き砲撃運用の場合、斬れ味の消費が激しくなるので高レベルの匠は欲しいところ。
手持ちの装飾品次第では、剛刃研磨の併用も視野に入れていこう。
- 爆破属性のガンランスは、他に驚天動地マグラハトが存在する。
マグラハトはこちらと同じく攻撃力460を持つが、斬れ味が緑であるため突きの威力はあまり出ない。
しかし爆破属性値が420と圧倒的な数値であり、砲撃が放射型Lv4なため高威力な溜め砲撃も可能。
簡単に言えば肉質無視攻撃に特化した性能をしており、物理重視のバゼルバスターとは上手いこと
住み分けが出来ている形になる。相手の肉質を鑑みて、どちらを使用するか決めるといいだろう。
- このように、MHWの発売当初はそれなりに安泰な立ち位置を築けていたのだが、
Ver.3.0以降に追加されたガンランスによって、じわじわと追い詰められていくことになる。- まずはマム・タロトと共に実装された、ガイラバスター・爆鱗。攻撃力は414と低いが、
貴重な拡散型Lv4の砲撃を持ち、青80という長大な斬れ味により継戦能力も非常に高い強敵。
爆破属性値も互角なため、こちらは攻撃力と匠による白ゲージを活かさないと厳しい立場になった。 - その後バゼルバスターにとって致命的になったのは、ナナ武器であるエンプレスハウル3種の登場。
3種全てが素の状態でこちらを上回る期待値を持っている上、砲撃はこちらと全く同じ拡散型Lv3。
爆破属性値もこちらと同等、もしくは上回られてしまっており、スロット数も優秀。
とどめに武器自体にシリーズスキルが備わっていると、ぐうの音も出ない程の上位互換となっている。
- まずはマム・タロトと共に実装された、ガイラバスター・爆鱗。攻撃力は414と低いが、
- この通り、現状では露骨なまでにインフレに取り残されたガンランスとなってしまった。
一応、完成時点ではそれなり以上に使えるため、アップデートで追加された武器を手にするまでの
繋ぎとしては使えるだろう。
MHW:I
- マスターランクで登場する特殊個体、紅蓮滾るバゼルギウスの素材を使用することで
「バゼルプライド」に強化することが出来る。
特殊個体の性質を反映してか、銃身の一部が青みがかった見た目に変化する。
- 特殊個体の武器ということで、ワクワクしながら性能を見てみると
- 伸び悩んだ攻撃力598、会心率-10%
- 斬れ味は素で白20、しかし匠Lv1から紫ゲージ
- こちらも伸び悩んだ爆破属性270
- スロットはLv1が2つに変化
- 砲撃は拡散型Lv5
- レア度11のためカスタム枠は最大8。パーツ強化可能
- マスターランク終盤で完成する武器として見ると、何とも微妙な性能。
MHWの頃は最高クラスだった攻撃力が中堅クラスにまで落ち込んでしまっており、
何と鉱石武器であるクロムハルベルトIIIに素の物理期待値で負けてしまっている。
砲撃レベルが6に届いておらず、爆破属性値もあまり伸びていないのもかなり辛い。
匠Lv1から紫が出ることを最大限に活かさないと、活躍するのは難しいだろう。
ガンランスは、新システムであるクラッチクローによる傷つけと相性が悪いことから、
物理重視型ガンランスの需要が乏しいのも向かい風となっている。
現在はクラッチ攻撃強化のスキルが実装されているため、多少はマシになっているが。
- このように優秀とは言い難い性能ではあるが、発売当初は使おうと思えば使える性能ではあった。
しかしMHW:IはMHW以上にインフレが激しく、本武器も見事に巻き込まれてしまっている。
分かりやすいのが、猛り爆ぜるブラキディオスの武器である砕光の銃槍。
攻撃力690、爆破属性270、斬れ味紫30、スロットがLv4とLv3が1つずつ、砲撃タイプは拡散型Lv7。
ご覧の通り、もはや比べるのが馬鹿らしくなる程に性能を上回られてしまっている。
カスタム強化とパーツ強化を全て振れば攻撃力650程度までは強化することができるが、
斬れ味とスロット、そして何よりも砲撃レベルの差。
アップデートによって追加される武器が既存の武器よりも強いものになるのは仕方ないとはいえ、
覆し難い差がついてしまっている。
幸い作成可能時期や難度に差はあるので、拡散型が好きなら繋ぎとして活躍できるだろう。
爆鱗の熱砲槍
- 発売当初は未登場だったが、MHRiseのVer.2.0アップデートにて、バゼルギウスと共に追加された。
概要で述べた通りデザインにほぼ変化はないが、武器名は変更されているため項目を分けて解説する。
MHRise
- Ver.3.0時点の最終強化は「爆鱗砲槍バゼルアラム」。
レア素材である爆鱗竜の宝玉に加えて、炎王龍の堅殻も必要になる。
その性能は、- 攻撃力220、会心率-10%と火力は優秀
- 斬れ味は素で青30、匠Lv1から白ゲージ
- やや低い爆破属性16
- スロットは残念ながら無し
- 砲撃は拡散型Lv4
- 百竜強化は防御力強化II/属性強化【爆破】III/竜杭砲強化
- 優秀な物理火力を持つ、爆破属性の拡散型ガンランスとして完成する。
期待値については上位に位置しており、後述する百竜強化も含めて火力面は非常に優秀。
MHW時代と同様に匠Lv1から白ゲージが出るのも、物理型ガンスにとってありがたい特徴である。
爆破属性値が低いことと、スロットが一切空いていない点については、少々残念といえるか。
- 特筆すべきは百竜強化の「竜杭砲強化」。竜杭砲の威力を砲撃Lv1段階分強化する効果がある。
簡単に言えば、発動すると竜杭砲のダメージが拡散型Lv5相当になるということである。
拡散型の竜杭砲は頭部にヒットするとスタン値を蓄積させる効果があり、積極的に頭部を狙えるなら
大ダメージを与えつつスタンを取るなど他タイプの竜杭砲を上回る戦果を叩き出すことも可能。
これをLv5相当の威力で放てるようになるのは文句なしに強力であり、是非とも採用したい。
- 戦法としては、普段はチクボン型の運用で爆破属性と併せてダメージを稼ぎつつ、
隙あらば頭部に竜杭砲を撃ち込みに行くのが有効となる。
スタン時には叩きつけとなぎ払いで弱点を攻め立て、ラッシュの締めには竜杭砲をお見舞いしよう。
定期的に地裂斬で砲撃の威力を高めるのも忘れずに。
- 爆破属性武器としてライバルになるのは、マガド武器の禍ツ砲槍ノ幽鬼レコル。
レコルは攻撃力200に爆破属性33、斬れ味は青40、砲撃は放射型Lv4とバランス寄りの性能をしている。
攻撃力はこちらの方が高いので、後は爆破属性の大きさをどこまで重視するかで決まるだろう。
砲撃タイプごとに得意な戦術は異なるので、そこで使い分けるのもあり。
MHR:S
- マスターランクとなる本作でもしっかり続投。
強化時期はストーリー終盤のMR5とやや遅め。強化は一回のみで天鱗も要求される。 - 強化することで「爆鱗砲槍バゼルバーン」となる。
- 攻撃力330
- 斬れ味は素で長い白,匠で紫が出現。
- あまり伸びなかった爆破属性21
- 会心率は変わらず-10%
- 突然出てきたスロット2-1
- 百竜スロットLv3
- 拡散型レベル7
- 武器スロットが出てきてくれたため、スキル構成の面でかなり余裕ができた。
百竜スロットはLv3なので特効珠でダメージを高めたり、鋼龍の魂でマイナス会心を打ち消すといった選択肢をとることも可能。
斬れ味もチクボンをするにおいて頼もしい長さをしており、業物さえつけてしまえば事足りるほど。
ちょうどバゼルXに業物が追加されたため、一式揃えて狩りに行くのも面白いだろう。
砲撃レベルも7とMR解放前時点では最大レベルなので優秀。
- 一番の魅力は自身の素材だけでマスターランク解放前に強化ができること。
他のガンランスは最終強化に傀異化素材やこいつらの素材を要求されるのに対し、
爆鱗竜の天鱗こそ要求されるものの、一回の強化だけで最終強化が可能となっている。
性能云々は後述するが、ストーリー攻略後は特殊個体の素材を用いて強化することができる。
- 爆破ガンランスのライバルはトルチ・ダ・ラヴァタと鎧怨鬼砲槍レゴルフォ。
どちらも爆破属性値がこちらより高くスロットも優秀。
特にトルチ・ダ・ラヴァタは今作最強候補といっても過言ではないスペックの持ち主のため手強いが、
どちらも百竜スロットがLv2止まりで強化可能時期がとても遅い。砲撃型も別々ためその点で差別化ができる。
- 拡散型ガンランスのライバルは冥淵銃槍クラティス。
ラスボス武器のため生産可能時期が近く、かなり長い斬れ味紫を備え、希少な拡散型レベル8の持ち主。
攻撃力もこちらより高いためチクボン戦法の適性がとても高い。
マイナス会心がこちらより大きく、武器スロットもないためその点で差別化できないことはない。- MR解放前は雷鬼銃槍ドラガン改が最大のライバル。
こちらより高い攻撃340に拡散7を持つが特効スキルがつけられない上に白が短く扱い安さでは劣るが、
レア素材を要求されない為作り安さで差を付けられている。
- MR解放前は雷鬼銃槍ドラガン改が最大のライバル。
バゼルプライド
- 大型アップデート第1弾にて特殊個体が満を持して参戦し、強化可能となった。
MR10から戦えるため作成可能時期は早いが、天鱗をもう1個要求するため、作成難易度はさらに上がった。
幸いバゼルギウスの二頭狩猟クエストがあるため、そちらを回して集めるといいだろう。
現在ではイベクエに特殊個体の二頭狩猟が解禁されているため、そちらもおすすめ。
- 性能はというと
- 10上がった攻撃力340
- 斬れ味は素で紫10。匠で延長可能
- 3だけ上がった爆破属性24
- 他は変更なし
素で紫ゲージを獲得したが長さは10と非常に短いため、剛刃研磨などのスキルでカバーしてやろう。
- 砲撃レベルは残念ながら強化されなかったため、チクボン運用をするなら
巻き貝冥淵銃槍クラティスを
担ぐことになるだろう。砲撃レベルも強化されていればいい勝負ができただけに実に惜しい。- Ver.13で念願の砲撃レベル強化が可能になり、拡散型の最前線に見事復帰。
さらに爆破属性が幸いし、Ver.14での傀異スロット解放ボーナスが攻撃力全振りになったことで、
砲撃レベル上昇に枠を使ってもクラティスより攻撃力が高くなった。
斬れ味周りではさすがにあちらに分があるが、火力勝負では十分躍進できる。- 傀異スロットに攻撃力強化を付与し、蓄積時攻撃強化Lv3も採用した際の
本武器の物理火力は拡散型どころか全てのガンランスでトップクラスの破壊力を誇る。
- 傀異スロットに攻撃力強化を付与し、蓄積時攻撃強化Lv3も採用した際の
- Ver.13で念願の砲撃レベル強化が可能になり、拡散型の最前線に見事復帰。
- Ver.15で傀異スロットが解放されたことでさらに攻撃力が上昇し、
砲撃強化を採用しても攻撃力強化を最大まで積むことができるようになった。
限界まで傀異強化を施した本武器の攻撃力はなんと400*1。
全ガンランスの中でもトップクラスの物理火力を手にすることとなった。- また、本アップデートの上方修正で拡散型の砲撃威力が約1.3倍も上昇し、
拡散型の特徴の1つであったフルバーストのマイナス補正が撤廃されたため、
チクボンやフルバーストを絡めた立ち回りが相対的に強化された。
- また、本アップデートの上方修正で拡散型の砲撃威力が約1.3倍も上昇し、
- 本武器…というより拡散型の欠点として手数を稼ぎにくいのが今作ではかなり響いている。
ガンランスは風纏や粉塵纏、剛心などの攻撃を当てた回数が影響するスキルを使用する事が多く、
拡散型は砲撃の装填数が少ないためにそれらの効果発動ラインへいくまでにかなりの手数を要求される。
粉塵纏や剛心の維持のためにも、極力被弾しない立ち回りを心掛けたい。
余談
- 武器の銘はモンスター名の「バゼル」に、割と分かりやすい単語を組み合わせている。
- 「バスター」は破壊する者といった意味で、問答無用に爆発物を撒き散らす生態そのまんま。
- 特殊個体武器の「プライド」は、自尊心や思い上がりといった意味になり、BGMタイトル「気高き非道」のイメージ通り。
また、動物学ではライオンの縄張りを意味する言葉でもある。
頭部デザインが雄ライオンぽいバゼルギウスだけに、両方の意味を込めているのかもしれない。 - MHRiseの「アラム」は、警報を意味する英単語「alarm」が由来か。
滑空しながら爆鱗を撒き散らすなど、爆撃機を彷彿とさせる戦い方をするバゼルギウスだけに、
空襲警報のイメージだろうか。 - 「バーン」はおそらく燃やす、焦がすといった意味の英単語である「burn」。
こちらも爆鱗で周囲を焦土に変えるバゼルギウスのイメージに合っている。
「爆ぜる、バーン!」的な、モンハンでよく見る擬音駄洒落も入っているかもしれないが。