名前 | 効果 |
凶兆 | あなたのデッキを捨て札に置く。 あなたの捨て札のカードすべてを見て、そこから銅貨2枚をデッキの上に置く。(それができない場合、捨て札のカードすべてを公開する。) |
幻惑 | あなたが錯乱も嫉妬も持っていなければ、錯乱を取る。 |
羨望 | あなたが錯乱も嫉妬も持っていなければ、嫉妬を取る。 |
飢饉 | あなたのデッキの上からカード3枚を公開し、公開したアクションカードすべてを捨て札にする。残りをあなたのデッキに加えてシャッフルする。 |
恐怖 | あなたの手札が5枚以上あれば手札からアクションカードか財宝カード1枚を捨て札にする。(それができない場合、手札を公開する。) |
貪欲 | 銅貨1枚を獲得し、あなたのデッキの上に置く。 |
憑依 | あなたの手札が4枚以上あれば、手札のカード1枚をあなたのデッキの上に置く。 |
蝗害 | あなたのデッキの一番上のカード1枚を廃棄する。廃棄したカードが屋敷か銅貨だった場合、呪い1枚を獲得する。 そうでない場合、廃棄したカードと同じ種類を持ち、コストが少ないカード1枚を獲得する。 |
みじめな生活 | このゲーム中にあなたが初めてみじめな生活の効果を受けた場合、生活苦を取る。 そうでない場合、生活苦を裏返して二重苦にする。 |
疫病 | 呪い1枚を獲得し、あなたの手札に加える。 |
貧困 | 手札が3枚になるように捨て札をする。 |
戦争 | コスト3か4のカードを1枚が公開されるまで、あなたのデッキを上から公開する。 そのカードを廃棄し、残りを捨て札にする。 |
呪詛に由来する状態 
名前 | 効果 |
錯乱 | あなたの購入フェイズの開始時、このカードを返し、あなたはこのターンが終わるまでアクションカードを購入できない。 |
嫉妬 | あなたの購入フェイズの開始時、このカードを返し、このターンが終わるまで銀貨と金貨は1コインのみ生み出す。 |
生活苦 | -2勝利点 |
二重苦 | -4勝利点 |
概要 
不運カードの効果で各プレイヤーが受ける12種類のマイナス効果。
受けたプレイヤーが不利益を被る効果なので、基本的にはアタックカードの効果で相手にばら撒くことになる。例外的にレプラコーン使用時と、呪われた村獲得時は強力な能力の代償として自分が受ける。
狙った呪詛を相手に与える手段は存在しないので、確実に損害を与えるには使用回数を稼ぐしかない。逆に言えば相手も何が来るかわからないので対策しづらい。
逆に自分で受ける場合は、致命傷になるものが残っているか加味してリスクリターンを考えなければならない。
また、蝗害で呪いが公開された場合のように、相手に有利になる場合もわずかながら存在する。そのようなケースを恐れていては手が止まってしまうので、相手にばら撒く時はどんどん使っていっていいだろう。
それぞれの呪詛の効果について 
凶兆 
デッキを捨て札に置いて銅貨2枚にしてしまう効果。デッキに強力なカードがあれば使用機会を失うし、多くの場合で次のドローが弱体化する。
しかし、宰相効果をタダで配っているのも事実。終盤は買ったばかりの勝利点がデッキに混ざるので妨害として機能するが、銅貨が相対的に弱くない序盤であればデッキを回転させるだけの効果であり、祝福並にありがたい存在になってしまう。
幻惑 
1ターンの間、アクションカードを購入できなくする。序盤で目的のアクションが購入出来なくなるのは致命傷になりかねない。一方で終盤の勝利点レースになると影響は小さい。
- (人狼以外の)夜行カードはアクションカードではないため、問題なく購入できる。拡張が夜想曲のみであれば、門番同様に相対的に影響が少なくなるだろう。
- 財宝カードは購入できるので、銀貨や金貨を購入しても問題ないのであれば無駄なターンにはならない。王国カードに(冠以外の)有用な財宝カードがある場合も相対的に影響が少なくなるだろう。
- アクションカードの直接購入ができなくなるだけなので、豊穣の角笛や値切り屋などのカード獲得手段がある場合でも影響は少ない。
羨望 
1ターンの間、銀貨・金貨の価値が銅貨と同じになる。中盤以降であれば高い確率で出せる金量が減少するが、序盤であれば影響がないこともある。
ステロや、金貨銀貨を金量源としているコンボデッキには非常に良く刺さるが、仮想コインや特殊財宝や白金貨相手には効果がない。
飢饉 
デッキの上3枚に含まれるアクションカードが捨て札になる。デッキに入っているアクションの数と残り枚数によって影響は変わってくる。即座にシャッフルが入るのなら影響は少ないだろう。
星図を購入していると、デッキのシャッフル時の恩恵を受けることができる。
- なお、デッキの上3枚が全てアクションカードで、デッキに戻すカードが無い場合もデッキのシャッフルは発生するので注意。
- 星図の効果を利用する場合は、デッキトップに置けるカードは残りのデッキの中から選ぶ。捨て札にあるカードは選べないので注意。
恐怖 
手札1枚を捨てさせる効果だが、財宝かアクション限定なので多少なり出力が減る。手札4枚以下であれば効果は無い。
貪欲 
銅貨1枚をデッキトップに獲得する。庭園か噴水でもなければ銅貨は邪魔になる事が多く、デッキの回転も阻害される。
- なお、獲得される銅貨は捨て札置き場を経由せず、直接デッキトップに獲得される。捨て札置き場から移動するわけではないので、以下の各種「カードを移動する効果」は移動阻止ルールに抵触せず、問題なく処理できる。
- 銅貨の獲得に対して牧羊犬でリアクションした場合は、①銅貨をデッキトップに置く⇒②牧羊犬でリアクションする⇒③牧羊犬の使用時効果で2ドロー(1枚は必ず銅貨)という処理順になる。
憑依 
幽霊船のような手札破壊効果。手札が減るだけでなく、次のドローも1枚止まってしまう。手札にターミナルアクションが被っている場合や、財宝が過剰にある場合には役立つことも。
蝗害 
デッキの上からカードを廃棄し、低コストのカードか呪いに変える効果。詐欺師と破壊工作員の中間のような効果で、大抵の場合デッキが弱体化してしまう。
特に属州に当たると公領となり-3勝利点なのでとても痛い。
一方、呪いや廃墟や避難所を廃棄した場合には何も獲得しなくてよいので、むしろプラスになる。
また、農地や貴族、ハーレムを公領に変換すると却って点数が伸びることも。
蝗害の効果でのカード獲得については、以下の点に注意。
- 獲得するカードは、廃棄したカードと1つでも同じ種類を持つカードであれば良い。
- 例えばゴーストタウン(=コスト3の夜行-持続カード)を廃棄した場合は、サプライに『コスト2以下の夜行を種類に含むカード」か『コスト2以下の持続を種類に含むカード』があれば獲得する。
- カードの獲得はサプライからしか行えないので、精霊カードやコウモリなど、サプライに置かないカードは獲得できない。
- ポーションや負債をコストに含むカードを廃棄した際は、対象となる「廃棄したカードよりコストが少ないカード」の範囲に注意が必要。
みじめな生活 
使われると2点減少し、2回まで効果が蓄積する。呪いのようにデッキを圧迫することはないものの解除させる手段は一切無いので、何とかして点数を伸ばす手段を考えるしかない。
疫病 
手札に直接呪いを獲得する。手札枚数が増えるので逆用しやすく、カードの効果での廃棄も狙いやすい。しかし、廃棄手段がない場では一方的に不利になり、都合よく廃棄できるとも限らない。
- 獲得される呪いは捨て札置き場を経由せず、直接手札に獲得される。捨て札置き場から移動するわけではないので、以下の各種「カードを移動する効果」は移動阻止ルールに抵触せず、問題なく処理できる。
貧困 
民兵と同じ手札破壊効果。相手の足止めとしてはわかりやすく強力である。
戦争 
3・4コストのカードを廃棄する効果。破壊工作員同様に該当コストのカードが公開されるまでデッキをめくり続けてサーチし、必ず廃棄するのが恐ろしい。
多くのゲームで初手3-4から入るため、序盤では有効なカードを廃棄される可能性が非常に高い。逆にデッキに3・4コストのカードが無ければ無害である。
夜想曲収録のカードだけで見ても、他には家宝の呪われた金貨や幸運のコインを手放したくない状況で廃棄させられたり、獲得手段が限られている幽霊を廃棄させられることがある。
- コストに負債やポーションを含むカードは「3・4コストのカード」には該当しないので注意。
- 公開された3・4コストのカードを廃棄するタイミングでは、「他の公開されたカード」はまだ捨て札になっていないことに注意。
- 例えば、公開されたネズミを廃棄した際に、ネズミの廃棄時効果で+1ドローするが、この時にデッキが0枚であれば『このタイミングでの捨て札のみ』をシャッフルし新たなデッキとしてから1ドローし、その後「他の公開されたカード」を捨て札にする。
利用法 
- 一度公開された呪詛は呪詛の山札が切れるまでは出ることはない。先に蝗害のような悪質な呪詛をばら撒くことができれば、しばらくは自分が受ける危険性がなくなる。
詳細なルール 
- カードの種類に不運を持つカードで遊ぶゲームの準備で、12種類の呪詛をシャッフルし、裏向きの山札として呪詛の山札を作る。また、呪詛によって得る2種類の状態カード(錯乱/嫉妬と生活苦/二重苦)を用意しておく。
- 不運カードによって「呪詛を受ける」と指示された場合、呪詛の山札の一番上を公開し、その効果を受ける。
- 受け終わった呪詛は呪詛の捨て札に置かれる(通常のカードを置く捨て札・廃棄置き場とは別の場所になる)。
- 呪詛の捨て札は一番上以外見てはならない。
- 呪詛を受ける際に呪詛の山札にカードが無い場合、呪詛の捨て札をシャッフルし、新たな山札を作る。
- 呪詛はカードとして扱わない。呪詛を受けることはカードの獲得とは異なる。
- 錯乱などの各状態カードも効果を受けた際には手元に来るが、やはりカードとして扱わず、またそれらが場に出ることはない。
- 不運-アタックカードの使用に対して堀などでリアクションする場合、解決前すなわち呪詛をめくる前に公開して処理しなくてはならない。
- 実機でプレイしている場合、アタックカードの使用者は呪詛を公開する前にリアクションの有無を尋ねることが望ましい。
- 錯乱や嫉妬の能力にある「返す」とは手放して誰も保有していない共通プールへと戻すことである。裏返すことではない。
- 錯乱と嫉妬は購入フェイズの開始時に誘発するまで効果を発揮しない。言い換えれば、手元にある間は影響を受けない。「状態カード」でありながら、直観に反するため注意が必要である。
「プレイヤーAが(購入フェイズの開始時の後の処理である)呪われた村を購入して獲得した際に錯乱or嫉妬を得た」という場合
- この購入フェイズ時には錯乱or嫉妬を返すことは無く、効果を発揮しない。
- プレイヤーAの[次の購入フェイズ開始時]が訪れた際に錯乱or嫉妬を返し、効果を発揮する。
※[次の購入フェイズ開始時]が訪れるのはプレイヤーAの次ターンであることが多いが、ヴィラなどの効果でアクションフェイズに戻り、再度購入フェイズに入る際でも[次の購入フェイズ開始時]が訪れるので注意。
「プレイヤーBが(購入フェイズの開始時の処理である)市場の町の効果でレプラコーンを使用した際に錯乱or嫉妬を得た」という場合
- まず、市場の町の一連の処理を終える。
- 市場の町の処理を終えた後も、まだ[購入フェイズ開始時]であるので、プレイヤーBは、錯乱or嫉妬を即座に返し、効果を発揮しなければならない。
関連カード 
呪詛を使用する、「不運」の種類を持つカードは以下の通り。
拡張 | 名前 | 関連 |
夜想曲 | レプラコーン | 場にちょうど7枚のカードが出ていない場合、呪詛を1つ受ける。 |
暗躍者 | 他のプレイヤーは全員、呪詛を1つ受ける。 | |
呪われた村 | 獲得時、呪詛を1つ受ける。 | |
迫害者 | 場に他のカードが出ている場合、他のプレイヤーは全員、呪詛を1つ受ける。 | |
人狼(■) | あなたの夜フェイズなら、他のプレイヤーは全員、呪詛を1つ受ける。 | |
吸血鬼(■) | 他のプレイヤーは全員、呪詛を1つ受ける。 |
コメント 
- 猫の恵み、山の呪詛 -- 2021-05-29 (土) 15:53:33
- 山の呪詛:銀貨1枚を獲得する。 -- 2022-01-08 (土) 17:22:17
- こうして見てみると、「不運」の種類を持つカードは意外と少ないと感じる。 -- 2023-02-06 (月) 20:33:54
- てか安定して呪詛撒きできるカードが少ない。 -- 2023-03-17 (金) 14:40:43
- まぁそんなに呪詛を撒き散らかしたいなら人狼を多々買えということで……個人的には事故っても許せる鍛冶屋って認識ですが。 -- 2023-03-17 (金) 19:27:36
- 大量に人狼を用意するか、資本主義購入後の迫害者しか安定して打てなさそう。 -- 2023-03-17 (金) 19:28:23