概要
2コインを生み出す基本的な財宝カード。
ステロ戦法においては、序盤に金貨を買うための足がかりから終盤に属州を買うまで幅広く活躍する。
コンボデッキを組む場合でも高コストカードを序盤から素早く集める手段として有用なのは変わらないが、銀貨自体はコンボの邪魔になってしまうというジレンマを持つ。
どのゲームでも使われる基本的なカードでありながら、このカードの扱いの巧妙さが初心者と上級者を分けるといっても過言ではないだろう。
利用法
- 初手で買うことで高コストカードを購入しやすくなる。特に5コスト帯のカードはデッキ構築の中核となることも多いため、銀貨はアクセス手段として有用と言える。
- 銀貨の多いデッキは5金程度を安定して出すことに長けるため、中程度の金量で先行するような多くの特殊勝利点戦法と銀貨はかみ合いやすい。
- 手札が増えない場のお金プレイで属州を買うには、金貨2枚と他の2コインで8コインを出す戦略が基本だが、銀貨4枚を揃えて8コイン出す戦略もある。銀貨の獲得をサポートするカード(関連カード参照)がサプライにあるなら検討してみよう。
- ステロ系のデッキでは4~5金出た場合でも、銀貨を買う選択があることは覚えておきたい。例えば、手札に2枚以上ターミナルアクションが来た場合、片方は使えないため、このアクションの代わりに銀貨を買っておいた方が得だったということになる。
- コンボデッキにおいては、銀貨は邪魔になってしまうことも多いため入れすぎに注意する必要がある。
- アクションフェイズにデッキを回すという観点だけから見れば、デッキ回転に寄与せずただ手札にあるだけの銀貨は極端に言えば呪いと同等であり、しばしば「銀貨は呪い」とまで言われることもある。
しかし、コンボデッキにとっても序盤から5コスト帯の強力なカードにアクセスする手段としての銀貨が魅力的なのは変わらない。闇雲に銀貨を避けていても相手に遅れをとってしまうだろう。 - サプライに出ているカードによっては全く銀貨を使わずに構築できることもある。
必要な分の銀貨を序盤に買って構築していくのか、銀貨を無視して他の手段でデッキの金量を上げていくのか、初手の時点から判断が求められる。 - 序盤は銀貨を使い、中盤以降に十分お金が出るようになったら銀貨を廃棄するという方針も考えられる。
- 改築で5コストのアクションに変えてしまうのも良い。
- 邪魔になるほどの銀貨が勝手にやってくるような状況や、銀貨が簡単に手に入るような状況であれば、むしろその銀貨を最大限活用できるステロ戦法に舵を切るという作戦もある。
- アクションフェイズにデッキを回すという観点だけから見れば、デッキ回転に寄与せずただ手札にあるだけの銀貨は極端に言えば呪いと同等であり、しばしば「銀貨は呪い」とまで言われることもある。
- 植民地場では、5枚揃えても植民地に届かないため銀貨の価値は落ちる。
詳細なルール
- ゲームの準備で、サプライに用意される銀貨の枚数は40枚である。
関連カード
拡張 | 名前 | 関連 |
基本 | 役人 | 銀貨1枚を獲得し、デッキの上に置く。 |
基本(第二版) | 商人 | 初めて銀貨をプレイした時、+1コイン。 |
陰謀(初版、第二版) | 交易場 | 手札からカード2枚を廃棄すると、銀貨1枚を獲得し、手札に加える。 |
海辺(初版) | 探検家 | 自分の手札から属州を公開しなかった場合、銀貨1枚を獲得し、自分の手札に加える。 |
海辺(第二版) | コルセア | 他のプレイヤーは各ターンに初めてプレイした銀貨1枚か金貨1枚を廃棄する。 |
収穫祭(初版) | 名馬 | 4つの効果のうち1つは『銀貨4枚を獲得し、山札を捨て札に置く。』である。 |
収穫祭&ギルド | Courser | 4つの効果のうち1つは『銀貨4枚を獲得する。』である。 |
異郷(初版、第二版) | 交易人 | プレイ時:手札のカード1枚を廃棄し、そのカードのコスト数と同じ枚数の銀貨を獲得する。 リアクション時:カード1枚を獲得したときに手札から公開すると、獲得したカードを銀貨1枚に交換する。 |
よろずや | 銀貨1枚を獲得する。 | |
異郷(初版) | 義賊 | アタック効果で公開された銀貨または金貨を獲得する。 |
大使館 | 獲得するとき、他のプレイヤーは全員、銀貨1枚を獲得する。 | |
異郷(第二版) | 織工 | 2つの効果のうち1つは『銀貨2枚を獲得する』である。 |
暗黒時代 | 従者 | 3つの効果のうち1つは『銀貨1枚を獲得する』である。 |
物乞い | 他のプレイヤーがアタックカードを使用したときに捨て札にすると、銀貨2枚を獲得し、そのうち1枚をデッキの一番上に置く。 | |
封土 | デッキにある銀貨3枚につき勝利点1を得る。 このカードを廃棄したとき、銀貨3枚を獲得する。 | |
ギルド | 名品 | このカードを購入するときに追加でコストを支払うと、追加で払ったコスト1につき、銀貨1枚を獲得する。 |
冒険 | トレジャーハンター | 右隣のプレイヤーの最後のターンにそのプレイヤーが獲得したカード1枚につき銀貨1枚を獲得する。 |
魔除け | 3つの効果のうち1つは『銀貨1枚を獲得する』である。 | |
奇襲 | 購入時、場に出ている銀貨1枚につき銀貨1枚を獲得する。 | |
交易 | 購入時、手札から2枚までのカードを廃棄し、廃棄したカード1枚につき銀貨1枚を獲得する。 | |
帝国 | 石 | このカードを獲得or廃棄したとき、銀貨1枚を獲得し、自分の購入フェイズである場合、その銀貨をデッキの上に置き、そうでなければ手札に加える。 |
崩れた城 | このカードを獲得or廃棄したとき、+1勝利点トークンと銀貨1枚を獲得する。 | |
掘進 | 購入時、銀貨1枚を獲得する。 | |
征服 | 購入時、銀貨2枚を獲得する。このターンに獲得した銀貨1枚につき、+1勝利点トークン。 | |
宮殿 | 銅貨と銀貨と金貨のセット1つにつき3勝利点。 | |
山賊の砦 | 銀貨または金貨1枚につき-2勝利点。 | |
水道橋 | 準備:銀貨と金貨の山札に8勝利点トークンを置く。 | |
夜想曲 | 幸運のコイン | 使用時に銀貨1枚を獲得する。 |
山の恵み | 祝福の一つ。銀貨1枚を獲得する。 | |
羨望 | 呪詛の一つ。嫉妬(購入フェイズ開始時に嫉妬を返し、このターンが終わるまで銀貨と金貨は1コインのみ生み出す)を得る。 | |
移動動物園 | がらくた | 手札のカード1枚を廃棄し、廃棄したカードのコスト数だけ選べる効果の1つが『銀貨1枚を獲得する』である。 |
馬丁 | コスト4以下のカードを1枚獲得し、それが財宝なら銀貨1枚を獲得する。 | |
行人 | 銀貨1枚を獲得しても良い。 | |
同盟 | 購入時、属州、公領、屋敷、金貨、銀貨、銅貨を獲得する。 | |
同盟 | 触れ役 | 選択効果の1つが『銀貨1枚を獲得する』である。 |
略奪 | 豊かな | 【豊かなカード】獲得時、銀貨1枚を獲得する。 |
Rising Sun | Kitsune | 選択効果の1つが『銀貨1枚を獲得する』である。 |
プロモ | サウナ | ターン中、銀貨1枚をプレイするたび、手札から1枚を廃棄してもよい。 |
総督 | 3つの効果のうち1つは『すべてのプレイヤーは銀貨(自分は金貨)1枚を獲得する。』である。 |
コメント
財宝カード | ||||||||||
基本カード | 銅貨 | 銀貨 | 金貨 | ポーション | 白金貨 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
王国カード | ハーレム(■) | 賢者の石 | 借金 | 護符 | 石切場 | 玉璽 | 禁制品 | 投機 | 隠し財産 | 銀行 |
豊穣の角笛 | 愚者の黄金(■) | 不正利得 | 埋蔵金 | 偽造通貨 | 名品 | 法貨(■) | 掘出物 | 遺物(■) | 御守り | |
元手 | 冠(□) | 鹵獲品 | 大金 | 石 | 粗末な城(■) | 偶像(■) | ドゥカート金貨 | 王笏 | 香辛料 | |
配給品 | 備蓄品 | 道化棒 | 契約書(■) | 沈没船の財宝 | アストロラーベ(■) | 金床 | 出資 | ティアラ | 収集品 | |
水晶球 | 軍用金 | 大釜(■) | 宝飾卵 | 檻(■) | 坩堝 | 工具 | 豊穣(■) | ゴンドラ(■) | 縄(■) | |
小像 | ペンダント | つるはし | 銀山 | 埋められた財宝(■) | 戦利品の袋 | 王の隠し財産 | Rice | へそくり | ||
サプライ外 | 王冠 | 略奪品 | Huge Turnip | Coronet(□) | ||||||
家宝 | 呪いの鏡 | 魔法のランプ | ヤギ | 牧草地(■) | 革袋 | 幸運のコイン | 呪われた金貨 | |||
戦利品 | ダブロン金貨 | ハンマー | 勲章 | 宝珠 | 賞品のヤギ | パズルボックス | 六分儀 | 杖 | 呪符の巻物(□) | 剣(■) |
盾(■) | アンフォラ(■) | 尽きぬ杯(■) | 船首像(■) | 宝石(■) |