銀貨

Last-modified: 2024-02-23 (金) 21:48:32
収録拡張コストカード種別効果
基本
陰謀(初版)
基本カードセット
3財宝2●

概要

2コインを生み出す基本的な財宝カード。
ステロ戦法においては、序盤に金貨を買うための足がかりから終盤に属州を買うまで幅広く活躍する。
コンボデッキを組む場合でも高コストカードを序盤から素早く集める手段として有用なのは変わらないが、銀貨自体はコンボの邪魔になってしまうというジレンマを持つ。
どのゲームでも使われる基本的なカードでありながら、このカードの扱いの巧妙さが初心者と上級者を分けるといっても過言ではないだろう。

利用法

  • 初手で買うことで高コストカードを購入しやすくなる。特に5コスト帯のカードはデッキ構築の中核となることも多いため、銀貨はアクセス手段として有用と言える。
    • 初手3-4(4-3)*1で銀貨-銀貨と購入した場合、90%強の確率で3ターン目または4ターン目に5金が出る(詳しくは2巡目金量確率表を参照)。
      4金出たターンの方は王国カードに目に行きがちだが、いち早く5コストのカードを入手したいときや3~4コスト帯に序盤から使えそうなカードがないときなどは、この初手を取ることも覚えておこう。
      • なお、これは2金出るターミナルアクション+銀貨でスタートした場合も同様である。民兵金貸し*2など4コストの王国カードのお供として銀貨が選ばれることも多い。
  • 銀貨の多いデッキは5金程度を安定して出すことに長けるため、中程度の金量で先行するような多くの特殊勝利点戦法と銀貨はかみ合いやすい。
  • 手札が増えない場のお金プレイで属州を買うには、金貨2枚と他の2コインで8コインを出す戦略が基本だが、銀貨4枚を揃えて8コイン出す戦略もある。銀貨の獲得をサポートするカード(関連カード参照)がサプライにあるなら検討してみよう。
  • ステロ系のデッキでは4~5金出た場合でも、銀貨を買う選択があることは覚えておきたい。例えば、手札に2枚以上ターミナルアクションが来た場合、片方は使えないため、このアクションの代わりに銀貨を買っておいた方が得だったということになる。
  • コンボデッキにおいては、銀貨は邪魔になってしまうことも多いため入れすぎに注意する必要がある。
    • アクションフェイズにデッキを回すという観点だけから見れば、デッキ回転に寄与せずただ手札にあるだけの銀貨は極端に言えば呪いと同等であり、しばしば「銀貨は呪い」とまで言われることもある。
      しかし、コンボデッキにとっても序盤から5コスト帯の強力なカードにアクセスする手段としての銀貨が魅力的なのは変わらない。闇雲に銀貨を避けていても相手に遅れをとってしまうだろう。
    • サプライに出ているカードによっては全く銀貨を使わずに構築できることもある。
      必要な分の銀貨を序盤に買って構築していくのか、銀貨を無視して他の手段でデッキの金量を上げていくのか、初手の時点から判断が求められる。
    • 序盤は銀貨を使い、中盤以降に十分お金が出るようになったら銀貨を廃棄するという方針も考えられる。
      • 改築で5コストのアクションに変えてしまうのも良い。
    • 邪魔になるほどの銀貨が勝手にやってくるような状況や、銀貨が簡単に手に入るような状況であれば、むしろその銀貨を最大限活用できるステロ戦法に舵を切るという作戦もある。
  • 植民地場では、5枚揃えても植民地に届かないため銀貨の価値は落ちる。

関連カード

拡張名前関連
基本役人銀貨1枚を獲得し、デッキの上に置く。
基本(第二版)商人初めて銀貨をプレイした時、+1コイン。
陰謀交易場手札からカード2枚を廃棄すると、銀貨1枚を獲得し、手札に加える。
海辺(初版)探検家自分の手札から属州を公開しなかった場合、銀貨を1枚を獲得し、自分の手札に加える。
海辺(第二版)コルセア他のプレイヤーは各ターンに初めてプレイした銀貨1枚か金貨1枚を廃棄する。
収穫祭(初版)名馬4つの効果のうち1つは『銀貨4枚を獲得し、山札を捨て札に置く。』である。
収穫祭&ギルドCourser4つの効果のうち1つは『銀貨4枚を獲得する。』である。
異郷(初版、第二版)交易人プレイ時:手札のカード1枚を廃棄し、そのカードのコスト数と同じ枚数の銀貨を獲得する。
リアクション時:カード1枚を獲得したときに手札から公開すると、獲得するカードを銀貨1枚に交換する。
よろずや銀貨1枚を獲得する。
異郷(初版)義賊アタック効果で公開された銀貨または金貨を獲得する。
大使館獲得するとき、他のプレイヤーは全員、銀貨1枚を獲得する。
異郷(第二版)織工2つの効果のうち1つは『銀貨を2枚獲得する』である。
暗黒時代従者3つの効果のうち1つは『銀貨を1枚獲得する』である。
物乞い他のプレイヤーがアタックカードを使用したときに捨て札にすると、銀貨2枚を獲得し、そのうち1枚をデッキの一番上に置く。
封土デッキにある銀貨3枚につき勝利点1を得る。
このカードを廃棄したとき、銀貨3枚を獲得する。
ギルド名品このカードを購入するときに追加でコストを支払うと、追加で払ったコスト1につき、銀貨1枚を獲得する。
冒険トレジャーハンター右隣のプレイヤーの最後のターンにそのプレイヤーが獲得したカード1枚につき銀貨1枚を獲得する。
魔除け3つの効果のうち1つは『銀貨を1枚獲得する』である。
奇襲購入時、場に出している銀貨1枚につき銀貨1枚を獲得する。
交易購入時、手札から2枚までのカードを廃棄し、廃棄したカード1枚につき銀貨1枚を獲得する。
帝国獲得するか廃棄するとき、銀貨を1枚獲得し、自分の購入フェイズである場合、その銀貨をデッキの上に置き、そうでなければ手札に加える。
崩れた城このカードを獲得するか廃棄するとき、+1勝利点トークンと銀貨を1枚獲得する。
掘進購入時、銀貨1枚を獲得する。
征服購入時、銀貨2枚を獲得する。このターンに獲得した銀貨1枚につき、+1勝利点トークン。
宮殿銅貨と銀貨と金貨のセット1つにつき3勝利点。
山賊の砦銀貨または金貨1枚につき-2勝利点。
水道橋準備:銀貨と金貨の山札に8勝利点トークンを置く。
夜想曲幸運のコイン使用時に銀貨1枚を獲得する。
山の恵み祝福の一つ。銀貨1枚を獲得する。
羨望呪詛の一つ。嫉妬(購入フェイズ開始時に嫉妬を返し、このターンが終わるまで銀貨と金貨は1コインのみ生み出す)を得る。
移動動物園がらくた手札のカード1枚を廃棄し、廃棄したカードのコスト数だけ選べる効果の1つが『銀貨1枚を獲得する』である。
馬丁コスト4以下のカードを1枚獲得し、それが財宝なら銀貨を獲得する。
行人使用時、銀貨1枚を獲得しても良い。
同盟購入時、属州、公領、屋敷、金貨、銀貨、銅貨を獲得する。
同盟触れ役選択効果の1つが『銀貨1枚を獲得する』である。
略奪豊かな【豊かなカード】獲得時、銀貨1枚を獲得する。
プロモサウナターン中、銀貨1枚をプレイするたび、手札から1枚を廃棄してもよい。
総督3つの効果のうち1つは『すべてのプレイヤーは銀貨(自分は金貨)1枚を獲得する。』である。

コメント



*1 家宝が入っている場合などを除く。
*2 銅貨を廃棄して3金なので実質+2金。銀貨-銀貨スタートに比べて、手札が「銀貨、金貸し、屋敷×3」となってしまう事故の可能性がわずかながらにあるため厳密に同じではないが