橋の下のトロル

Last-modified: 2024-08-11 (日) 15:12:42
収録拡張コストカード種別効果(※日本語訳はDominion Onlineより)
冒険5アクションアタック他のプレイヤーは全員、自分の-1コイントークンを得る。
持続このターンと、あなたの次のターン中、すべてのカードのコストは1コイン下がる。
現在と、あなたの次のターンの開始時に、+1 カードを購入
 錬金術、収穫祭、ギルド、冒険、帝国、夜想曲、ルネサンス、プロモでのルール変更とエラッタについて
このカードは2022年のルール変更とエラッタカードテキストから効果が変更されており、2022年現在の(日本語版の)カードテキストと効果が異なります。
Dominion Online等のインターネット上でドミニオンを遊べるサービスでは変更後のルールで処理が行われています。
実際のカードを用いてゲームを行う際は、混乱を避けるため変更前と変更後のどちらのルールを採用するか事前に決めた方が良いでしょう。
(ルール変更前の情報については余談を参照してください。)

概要

現在と次のターンに+1購入とコスト減効果を発揮する持続カードで、相手に-1コイントークンを与えるアタック効果も持つ。
橋と異なり1金は出ないが、次ターンも効果を得られる。複数枚使えばそれだけ効果も重複するので、系のアクションと組み合わせたり、毎ターン橋の下のトロルを使用するなりすればさらに購入がはかどる。
-1コイントークンを相手に与えるアタック効果は、特に序盤では出力が1金下がるだけで構築が遅れてしまうため大きな影響力を持つが、複数回使っても効果は重複しない。

利用法

  • 実質的に1アクションで2購入権を生むカードとも言える。何枚かデッキに仕込んでおけばいざという時に3山切れを起こしやすい。
  • ビッグブリッジに使える。
    • との違いとして、持続カードのため2ターンかけて並べればよいことが挙げられる。の枚数が少なくて済む、ビッグターンのデッキ内のトロル枚数が橋の場合の半分になり事故率を抑えることができるといった強みがある。
    • アタック効果によって、デッキ構築中にも相手を足止めすることができる点も良い。ただし、相手側も-1コイントークンを撒いてくる点には注意。
    • と比べて1金が出ない分、序盤にパーツをかき集めるのが少々大変な欠点もある。尤も、中盤以降では持続によって十分にコストが下がるのであまり関係ない。
  • 相手に-1コイントークンをばら撒く数少ない手段であり、荒れ場特殊勝利点狙いのような、金があまり出ない相手には特に有効。
  • デメリットとして、弟子研究のような廃棄したカードのコストを参照するカードは弱体化してしまう場合があるので組み合わせる際には注意。
    • 性質上、ターン開始時から適用され、交互に貼り続けることも多いため、影響を受けずにこれらのカードと併用するのが難しい。

詳細なルール

  • このカードは使用したターンのクリーンアップフェイズには捨て札にならず、次のターンのクリーンアップフェイズに捨て札になる。
  • 橋の下のトロルのコスト減効果は「使用時効果」であり、「場に出ているときに発揮される効果」ではないので注意。
    • 玉座の間等で複数回プレイすると、効果は累積する
    • 何らかの効果*1で場から移動しても効果が消えない
    • はみだし者などによって、カードが場に出ない方法で使用されても、効果は発揮される
    • 逆に、女魔術師のアタック効果や習性により使用時効果が書き換えられると、効果は発揮されない
      • なお、使用時効果が書き換えられると、次のターンに持ち越す効果が無くなるため、橋の下のトロルは使用したターンのクリーンアップフェイズに捨て札にされることに注意。
  • デッキや廃棄置き場などあらゆる領域にあるカードのコストが下がる。
  • イベントプロジェクトはカードではないため、コストは下がらない。
  • -1コイントークンの機能については、舞踏会の-1コイントークンの機能を参照。
    • +1コイントークンを置いた隊商の護衛で橋の下のトロルに対してリアクションする処理は以下の通り。
  1. 橋の下のトロルを使用された。
  2. 隊商の護衛でリアクションし、使用する。
    1. +1コイントークンにより+1コイン。
      1. -1コイントークンを持っている場合は1少なく得て、トークンを取り除く。
    2. 隊商の護衛により+1カードを引く・+1アクション。
  3. -1コイントークンを得る。
  4. 相手がさらに橋の下のトロルを使用する場合は1に戻る。

余談1

  • トロル(トロール)とは、北欧(特にノルウェー)の伝承に登場する妖精の一種。
    • どのような存在であるかは作品によって描写が異なるため一定しないが、毛むくじゃらの巨人など、醜い姿であることが多い。
    • ノルウェーの昔話「三匹のやぎのがらがらどん」では、橋の下に住んでいる恐ろしい怪物として描かれている。

余談2

以下、海辺・繁栄・異郷2版発表に伴う2022年版エラッタ前のカードテキストを残しておく。

収録拡張コストカード種別効果
冒険5アクションアタック他のプレイヤーは全員、自分の-1コイントークンを自分の手前に置く。
持続現在とあなたの次のターンの開始時:
+1 カードを購入
--------------------
このカードが場に出ているかぎり、あなたのターン中、カードのコストは1少なくなる。
ただし0未満にはならない。
  • コスト減効果は「場に出ているときに発揮される効果」であったので、以下のような違いがあった。
    • 玉座の間系で複数回使用しても、場に出ている枚数(=1)しかコストが下がらない
    • 何らかの効果で場を離れると、コスト減効果が消える
    • はみだし者などの命令カードでサプライから使用する場合など、カードが場に出ない場合は、コスト減効果は発揮されない
    • 逆に、女魔術師のアタック効果や習性により使用時効果が書き換えられても、場に出ていればコスト減効果は発揮される

コメント

  • トロルって持続するって時点で橋2枚分くらいの価値あるのに、何でアタックまで付いてんの? と思ったけど、これ実は外交官とかの一部の対アタックリアクションへの優遇説ある? 荒れ場だとまた変わるようだが-1コインって正直アタック効果としてはかなり弱いし…… -- 2023-05-09 (火) 14:28:38
  • 外交官の方が新しいカードだから関係無いのでは? -- 2023-05-09 (火) 17:30:59
  • 「4コストと5コストの差は非常に大きい(他のカードを見ればわかる通り)」「橋の1コインは累積するがトロルの-1コインは累積しない」普通にそんな違和感ないですね… -- 2023-05-09 (火) 22:42:23
  • トロルのアタック効果がむしろ(食らう側に)メリットになるかもしれないリアクション系:馬商人隊商の護衛、外交官、番犬。まぁほんのちょっとの差だろうけども。 -- 2023-05-10 (水) 03:29:13






*1 例えば、玉座の間で呪いの森を2回使用し、1回目を通常の効果、2回目を馬の習性として使用する、など。