【ハーゴンの神殿】

Last-modified: 2024-03-29 (金) 22:11:08

概要

DQ2における【ラストダンジョン】
同作の遠い未来であるキャラバンハートでは「【ドメディ】の城」と名を変えて登場する。

DQ2

その名のとおり邪神官【ハーゴン】の居城で、【ロンダルキア】台地の西に位置する。
【ロンダルキアのほこら】から北の岩山に沿って西に歩いて南下した位置にあるのだが、南下の途中で道が二手に分かれている。
どちらを進んでもたどり着けるが、一見近道に見える東ルートだと結局岩山を大回りしなければならないため、途中で比較的弱いモンスターも出る西ルートのほうが楽。
幾多の難解なダンジョン、そしてロンダルキア台地に跋扈する強力な魔物たちを突破した末に到る、最終決戦の舞台である。
地上7階建てで、【塔】と同じように上へ登っていく形だが、歴代シリーズでも珍しいことに、1Fの仕掛けを除けば一切迷うことのない一本道のダンジョンである。
FC版等では普通の城の外見。塔の上階から飛び降りた際は城のオブジェ(2×2の4マス)の右下のマスを基準に隣接するマスに着地する。例えば西側に飛び降りた際は、城のオブジェの西隣りではなく城のオブジェの左下のマスに着地する。
なお、1階から2階へは【階段】を使って上らないためか、システム上は各階が1階低いフロアの扱いになっている。これは【かぜのマント】を装備して飛び降りたときの飛距離から判断できる。本来は5階から飛び降りると2マス分だけ着地点がズレるはずだが、1マスしかズレない(4階相当)。
リメイク版ではツインタワーのようなグラフィックになった。
 
BGMは、ハーゴンの幻術を解く前は【王城】、幻術を解いた後は1階が【恐怖の地下洞】、2階以上が【魔の塔】(SFC版以降は全フロアが魔の塔)。

ハーゴンの幻術

神殿に入ると、そこには主人公が旅立つときの【ローレシア】城と酷似した風景が広がる。
後述の取説通り、事前情報なしの初見プレイヤーは驚き、しばらくの間ぼう然と戸惑ったことだろう。
ゲーム開始時の旅支度のために用意された【宝箱】があるが、開けても空っぽ。宝物庫に保管されている5つもすべて空。
FC版等ではローレシアそのものだが、階段や【旅の扉】に乗っても何も起こらない。
【宿屋】【道具屋】は利用できるのだが、なぜかこの城を出ると回復しても元に戻っているし、【やくそう】などは買っても消滅する(所持金も元通りなので損はしていない)。
また、本来はローレシア城内で利用可能なはずの【ルーラ】【キメラのつばさ】も使えない。
 
それもそのはず、これはハーゴンの創り出した幻であり、幻術を打破しないと先に進むことができずハーゴンを倒すことはできない。
幻術を解く方法は【ルビスのまもり】を使うこと。ただそれだけなのだが、このルビスの守りの入手するまでの道のりが険しく、遠路はるばるハーゴンの神殿までやってきても肝心の守りをまだ入手していないという人が少なくなかった。
特に、ルビスの守りを手に入れるために必要な【5つの紋章】のうちの1つ【いのちのもんしょう】は難所と名高い【ロンダルキアへの洞窟】の中にある上、手に入れたら先に進むのを中止して一旦外に出てきて、大海のど真ん中にある【精霊のほこら】を目指さないといけない。
FC版ではルビスの守りを旅の扉の上で使うと、ワープ時のエフェクトを伴って呪いが解ける。
 
この幻術は仕様上「外に出るか幻術解除時点で突入時のステータス・アイテムの状態に戻る」という処理をしているので、間違いなく本物の自分たちの薬草や【ホイミ】で回復しても戻されてしまうし、【死亡】したキャラを蘇生させてルビスの守りを使わせると使用者がまた死んでいるという珍現象が起こる。
だがこの仕様が原因で「『そうび』を選んでいないのに装備品が変更される」という現象が起きるので【はかぶさの剣】のバグ技を実行できるというわけだ。
 
余談だが、FC版の【取扱説明書】には『旅のヒント』として

すべての謎は、城や町の人々の話に耳を傾けることで、必ず解くことができます。
たとえば、長い旅の末、ハーゴンの神殿に入ったあなたは、あっと驚くかも知れません。
しかし、人々の話をこまめにメモしていたあなたなら、つぎにするべきことがわかるはず。

と書いてあるのだが、こんなところのヒントは特に欲しくはない。
プレイヤーが本当にヒントを知りたいのは、このすぐ後の十字架ですべきことである。
もっとも「行き詰まったらイベントアイテムを使う」という部分を気付かせてくれる意味ではこのイベント自体が遠回しなヒントと言えなくもないが。
そのためにしつこいほど各地にハーゴンの幻とルビスの守りに関する情報が撒かれていたのかもしれない。
ガラケー版以降は命の紋章の入手場所が変更されたうえに、ルビスの守りまで手に入れてからでないとそもそもロンダルキアへの洞窟に入れないようになったため、ハーゴンの神殿に到着した時点でルビスの守りをまだ入手していないという事態は起こらなくなった。
 
よもや後年、この偽りのローレシア城の外に広がる世界が冒険の舞台になるとは誰が想像したであろうか…?

リメイク版

ルーラが使用可能になったが、SFC版では後述のバグを誘発するので注意。
人々の台詞が独自のものに変化しており、【ローレシア王】を含めた人々がハーゴンに敬意を表し崇めている。
城の2Fにも上がることができ、そこでは【大臣】が死んだということで、王が【ミリエラ】なる怪しい女を部屋に連れ込み遊び呆けているという奇矯な状態。
旅の扉も利用できるようになったが、入った場所に戻ってきてしまうだけ。
 
地下1Fにも降りられるので、【バリアー】の上を歩いて即【全滅】することができる。この場合は最後にセーブした場所に送還されるものの【ゴールド】半減のペナルティはなく、ステータス等はハーゴンの神殿に入る前の状態に戻される。このため、MPが尽きるなどの緊急事態時に帰還するのに利用できる。
ただし、やはりSFC版では後述のバグを誘発するのでやや危険な行為である。

幻術解除によるバグ(SFC版)

SFC版では、幻術解除まわりのデバッグ確認が非常に甘く、様々な不具合が生じることが知られている。
FC版との大きな違いとして、幻のローレシアの2階王の間や地下牢に移動できるようになったこと、ルーラが使用可能になったことがあげられるが、これらの仕様がバグを誘発している模様。
また、上述の通り地下牢のバリアで全滅した場合にも時間の巻き戻りが起きるが、これも挙動がおかしい。
例えば、以下のような不具合が生じる。

  • 【船】の座標がルーラ時の船の定位置になかった場合、幻ローレシアからルーラで脱出してフィールドに出たときに、船のオブジェクトだけが定位置に表示されて、実際の船の座標は元の位置のままになる(見えている船に乗れず、何もない場所で船に乗れる)
  • 幻ローレシアからルーラで脱出してフィールドに出た場合、そこで戦闘して全滅するとなぜか時間の巻き戻りが起きる。つまり、パーティの状態がハーゴンの神殿直前の状態に戻り、最後にセーブした場所にワープする
  • 幻ローレシアの地下のバリアで全滅して時間が巻き戻り、最後にセーブした場所にワープしたところで、フロア移動せずにもう一度バリア等で全滅するとまた時間が巻き戻ってセーブポイントにワープする
  • 幻ローレシア城で地下1階や2階を探索した後にルビスのまもりを使用すると、通常通り幻術が解けるとともに神殿に侵入した直後の状態まで時間が巻き戻るのだが、その後、【じゃしんのぞう】で2階に行った瞬間になぜかもう一度パーティの状態が侵入直後の時間に巻き戻る。つまりハーゴン神殿1階で何らかの行動(1階バリアでダメージ、消耗品の使用、経験値の取得など)をとったとしても無かったことになる。幻ローレシア城でフロア移動をせずにルビスのまもりを使用した場合はじゃしんのぞうでの時間巻き戻りは起きない。
  • 幻ローレシア城でフロア移動後にルビスのまもりを使用、じゃしんのぞうで2階に行って時間巻き戻りを起こした後、ハーゴンの神殿2階で戦闘して全滅すると時間が巻き戻ってセーブポイントにワープする

上記以外にも色々と見えないところでバグが生じている可能性がある。
特に、幻ローレシア城でフロア移動後にルビスのまもりを使用、じゃしんのぞうで2階に行って時間巻き戻りを起こした際、1階のデビルロードと戦闘をするなどして経験値を取得していると、【ロンダルキアへの洞窟】の空いた落とし穴の4個目以降の座標データが消滅するバグが起きる。つまり、最初に落ちた3個以外の落とし穴が未発見に戻る。
しかし、内部データで「落とし穴に何回落ちたか」というデータは別の場所で管理されており、「何個目に落ちた落とし穴の座標はこのアドレス」というような読み込み処理を行っているため問題が起きる。
具体的には、新しい落とし穴に落ちると次々に座標データが後ろに足されていくのに対し、その座標データが格納されている場所として読みに行くアドレスは「落ちた回数」で指定されるため、座標データだけが消されるとこの両者がズレる現象が起きる。
ここまでは通常のプレーでも十分に起こりうるバグなので注意が必要である。
この「戦闘後に時間の巻き戻りを起こすとロンダルキアへの洞窟の落とし穴がバグる」現象は他の手順でも起こすことが可能で、例えば幻ローレシアからルーラで脱出後のフィールドで戦闘し、その後全滅で巻き戻りを起こせば同様のことが起きる。
また、わざとじゃないと起こらないが、この未発見に戻った落とし穴に再び落ちるというようなことを繰り返して「落ちた回数」を増やし続けると、プログラムの挙動がどんどんとおかしくなり、最終的には【フリーズ】する場合も起こりうる。
 
幻のローレシアでのルーラやフロア移動はバグの呼び水となっており、とにかく色々と不具合が生じてしまうため、これを防ぎたければ幻のローレシア城はむやみに歩き回らずに即座にルビスのまもりを使用して離脱し、ハーゴンの神殿1階のデビルロードも無視してさっさと2階へ上がった方が無難だろう。

1階

幻術を解くとハーゴンの神殿の1階に立っている。
通常エンカウントは発生しないが、人魂がローレシアの人々のセリフを喋っているほか、
玉座の前にいる悪魔(リメイク版では人魂)に話しかけると【デビルロード】との戦闘になる。ここで【メガンテ】を喰らって退場させられたプレイヤーもいるとか。
先に進むにはバリアに入らなければならないが、途切れ途切れに続いているという何ともいやらしい仕掛けがある。何せ【トラマナ】の呪文はバリアから出ると効果が切れてしまうのだ。おまけに【ロトのよろい】を装備しているキャラは判定から外されたりするせいで、もう何がなんやら……。
宝箱が2個あるが、FC版ではどちらも空っぽ。
 
一見すると2階に上がる階段が無い。
2階へ行く方法は、北側のバリアに囲まれた部屋の中の、十字架模様の中心に立ってじゃしんのぞうを使うこと。
幻術解除と違い必要なじゃしんのぞうはロンダルキアへの洞窟に入るのに必要なので、持っていないことはないのだが、十字架の真ん中で使うという手法が完全ノーヒント。
何とか幻術を解いたはいいものの、これが分からずにラスボス目前で投げ出してしまったプレイヤーも数知れない。
FC版の公式ガイドにはそのまんまなイラストがあり、Wii版のガイドブックにはヒントが記述されている。また、ガラケー版以降では十字架の真ん中に模様がついている。
 
ちなみにその十字架の前には【ろうやのカギ】【きんのカギ】で開ける扉もあるが、フロア切り替えの壁に隠れて見えない
位置さえ把握できればよいのだが、わからなければ隣にある(一見無意味に見える)小部屋に入るとフロア切り替えの際に扉があるのが確認できる。この点は【完全攻略本】で触れられていた。
その為GB版の攻略本では扉がむき出しにされていた。便利な世の中になったものよのう?
 
SFC版では周囲の【毒の沼地】が実はバリア。徒歩で出るときはダメージに注意しよう。
リメイク版では宝箱に【あくまのしっぽ】【あくまのよろい】が入っている。悪の総本山の雰囲気を醸し出すには一役買っているが、ゲーム的には全然優しくない。
FC版含め、シリーズでは珍しいまともな性能のアイテムが宝箱から全く拾えないラストダンジョン。

邪教のシンボルが十字架?

現実世界では十字架と言えばキリスト教における「死に対する勝利」「復活」の象徴であり、ゲーム内の教会でも(少なくともFC版当時は)十字架がシンボルとして使われていた。
にも拘わらず、邪教でも同じシンボルマークを用いているというのは皮肉なものである。
ハーゴンは敗れた際に自らを生贄に捧げての降臨を実現する。自身の死によって救済を乞うキリスト磔刑のエピソードに近い殉教思想を帯びているとも言え、予めその覚悟を掲げていたシンボルと見なせなくもない。
 
そもそもの十字架観から解釈するならば、十字架は古代ローマにおいて「国家反逆罪による死刑の刑具」であり、受刑者に呪いを与え乏しめて死に至らしめる事の象徴でもあった。
(実際、十字架に磔にされての死刑では長時間晒し者になる)
ファンタジー世界においては、だいたいの場合において人類よりも悪魔などの方が昔から存在している事が多いので、悪魔の方がより原義に近い意味でシンボルとして用いている事があってもおかしくはない。
 
また、十字架は同時にキリスト教圏における墓標としての一般的な形であり、転じて「墓」「死亡しているもの」を現すマークでもある。
そういう意味では、全てを破壊し死に至らしめる破壊神を信仰する邪教のシンボルとしては合っていると言えなくもない。

2階→6階

基本的に2階以降は一本道で罠も宝箱も無いが、ザコが鬼仕様なのはお約束。ロンダルキアへの洞窟からしてずっと鬼仕様続きなので、悪い意味で今更だが。
 
2階は【フレイム】【ドラゴン】【シルバーデビル】【キラーマシン】といったロンダルキアへの洞窟で対峙した敵が多く出現。
【ブリザード】やデビルロードよりは楽かもしれないが油断できない。3階への階段はあまり遠くないので、運が良ければ遭遇せずに済む。
 
3階は階段までの距離が長く、エンカウントはほぼ避けられない。
3階は(リメイク版ではローレシアの地下牢を除くと)ここでしか出ない【あくましんかん】に加えて、【ギガンテス】【バーサーカー】【はぐれメタル】が出現する。
特に強敵なのがあくましんかん。はぐれメタルも結構な確率で出てくるが、あくましんかんのイオナズン連発でとてもそれどころではないだろう。
また、FC版でははぐれメタルが集団で現れるが、ベギラマを一斉に撃たれる危険性を持っており、はぐれメタル自体が危険。
あくましんかんは一度に2体までしか出ないが、MSX版とMSX2版では最大4匹まで同時出現し、極めて難易度が高い。
 
4階以降は雑魚敵は出てこなくなり、4階で【アトラス】、5階で【バズズ】、6階で【ベリアル】の3幹部と、いずれもその階の上り階段の直前で強制的に戦闘となる。
どれもかなり強いので心してかかろう。それでも死ぬときは死ぬが(特にバズズ)。
これら3幹部は、FC版では【復活の呪文】に倒したことを区別するフラグがないため、倒した後聞いた復活の呪文を入力して再開すると、もう一度戦わなければならない。
だが、リセットしたり電源を切るなどして今やってるゲームを止めない限りは倒した後はしっかりと現れなくなるのである。時間に余裕があるなら一体倒すたびに回復に帰るのもいいだろう。
 
FC版ではかぜのマントを装備した状態で6階の西(左)側から飛び降りるとちょっとしたバグ技が使えるようになっている。

リメイク版

【預かり所】に邪神の像を預けてしまっていると2階へ上がる方法が無いため、預かり所を利用するプレイヤーにはちょっとした初見殺しとなっている。
2階で出現するシルバーデビルはリメイク版ではデビルロードに変わっている。リメイクにあたって出現モンスターが変更されるのは本作においては非常に珍しい。
また、FC版とは5階と6階の構造が異なる。5階の上り階段のある部屋の入口(バズズが居る場所)がFC版では西側だが、リメイク版では南側に変わっている。
6階では余分な床がなくなり、細い橋を渡って二つの部屋を行き来するようになっている。上記のツインタワーを意識したものだろう。
3幹部は一度倒せば、セーブして再開しても二度と出現しなくなっている。再戦したい時は、倒した後にセーブしないように注意。

最上階

最上階はバリアで覆われていて、その中心部にハーゴンが鎮座している。
話しかけるとまずハーゴンとの戦闘になる。
この時「誰じゃ、我が祈りを邪魔する者は?~」の問いと共に【はい/いいえ】の選択肢が出るが、
「はい」と答えると、

(FC版)「ならば ゆるせぬ!

(リメイク版)「ならば 許せぬ! おのれの おろかさを 思い知るがよい!

「いいえ」と答えると、

「では 覚えておくがよい。私が 偉大なる神の使い ハーゴン様じゃ!

と、返し言葉が異なるだけで展開は変わらない。
倒した後はラスボスの【シドー】が召喚されるが、その場から動かなければ戦闘は発生しないので、必ず回復と準備をしておくべし。
戻ろうとすると周囲に炎が現れ、目の前を炎で塞がれた後、振動とともに床が崩れていき戦闘に突入する。リメイク版では退路1つ1つを通ろうとするたびに炎で塞がれ、全てが塞がれた後に床が崩れていく演出に変わっている。
床の崩れ方もそれぞれ違っており、オリジナル版ではバラバラに崩れていくが、リメイク版では退路を塞ぐ炎を囲むよう丁寧に円状に崩れていく。
 
シドーを倒せばハーゴンの神殿は崩れ落ち、全員が全快した状態で【エンディング】に突入する。
FC版では神殿(城)のシンボルが消えるだけだが、SFC版以降は轟音と共に崩れ落ちた神殿のシンボルが残る。
ちなみに、SFC版では外に出てから神殿が崩れ落ちるまでは若干タイムラグがあるため、崩れ落ちる前にルーラ等で移動すれば、移動した先で神殿が崩れる。
ただし本来の場所以外で崩れるシーンを見たとしても、それは見た目だけであり、崩れた場所の地形はスクロールすると元に戻るし、本来の神殿の場所に行くと普通に崩れている。またルーラで移動してからロンダルキア地方を脱出した場合は、ロンダルキア地方に戻ってこない限り崩れるシーンは見られない。

小説版

左右対称の建物で、最上階の7階はドーム状になっており、その上に尖塔が建っている。入口でアトラスと、内部でベリアルと対決する事になる。

ゲームブック(双葉社)

最初は幻覚によりローレシア城と同じ外見だが、住民は誰一人登場しない。
入口には【いなずまのけん】が落ちているが、シドーに勝つためにはこれを拾った後【ペルポイ】に戻らなくてはならない。また、内部には悪魔の鎧がトラップとして置かれている。3幹部はまったく登場せず。

ゲームブック(エニックス)

主人公・カイン・ナナのそれぞれで幻として見せられる物が違い、各々の故郷の城が見える。そして選択肢によって【サマルトリア】【ムーンブルク】の幻も体験できる。
また、特定の条件を満たしていればFC版のウラ技と同様に「破壊のはやぶさの剣」を作ることもできる。

キャラバンハート

こちらでは【ドメディ】の居城となっており、中の構造はあまり変わっていない。
4~6階の上り階段の直前でボス戦(【ギガアトラス】【シルバーバズズ】【アークベリアル】)になる点でも同じ。
出現するモンスターは、城の主が変わっても居続けているのはアークデーモンとあくましんかんのみ。後は【ヘルホーネット】【くものだいおう】【ソードドラゴン】【さそりアーマー】と全くの新種が登場する。

ビルダーズ2

2の世界のパラレルである本作では登場せず、ロンダルキア地方の同じ場所で代わりにそびえ立つのは巨大な【ローレシア】のお城。
ここに来てプレイヤーはついに「世界の真実」に辿り着くこととなる。
ハーゴンの本拠地としては、代わりに【破壊天体シドー】にて【ハーゴン城】が存在している。

DQMSL

DQ2コラボイベントにて、みんなで冒険のステージとして登場。
【いなずまの剣】【おおかなづち】【ほしのカケラ】【みがきずな】が手に入る。
ボスはバズズ、アトラス、ベリアルだが、ハーゴンコインを使用した場合はハーゴンになる。