[V1.2.1.6] カオスドリーグの邪眼 (心のラヴァジャー戦 解説付き)

Witch Hunter ウィッチ ハンター
Occultist オカルティスト / Nightblade ナイトブレイド

エンバーズ コーリング セットとエルドリッチの囁きの導管のダメージ修正総計により、1.5倍の火力となったカオス化ドリーグの邪眼を連射するビルドです。

ドリーグの邪眼を毒酸or生命力で運用する場合、スキル変化によりヘルス変換を積むことが可能ですが、カオスで運用する場合はそのような装備の選択肢がありません。そのためステータス側のヘルス変換に頼ることになるのですが、邪眼の武器ダメージは最大でも85%*1、本ビルドでは73%しかなくヘルス変換の効率が低下します。そのため、どれだけ多量のヘルス変換を積めるかが、本ビルドを成立させるための鍵となります。

長所

• 高い単体火力とファンブル無効*2による安定性
• ポーション/ドリーグの血/ニューマチック バーストと即時回復手段が豊富にある
• 基本はフェイスタンクだが、メイン火力が遠隔&設置スキル不使用なので引き撃ち適性も高い
• シャドウ ストライクとメダル増強剤の二つの移動スキルによる快適さ

短所

• 攻撃範囲が狭め
• ドリーグの血とニューマチック バーストを二つも維持するのがちょっと面倒
• 耐久力が平凡かつヘルス変換頼りなので、スーパーボス等で無茶するとあっさり落ちる。SR深層も不可
• 邪眼本体はスキル変化で色が赤系に変わるのに、ヴァイル イラプションが緑色のままで何か見た目が汚い

デバフスキル3種(カース オブ フレイルティー/ブラディ ポックス/ソレイルの炎)を掛けたら後は邪眼を連射するだけです。ブラッドサースターを使うと一時的にヘルス変換が底上げされますが、必要性のある場面は今の所ありません。
回復スキルは三つもあるのでバンバン使いましょう。また、エナジーがそのままでは枯渇するのでポーション常飲です。

ビルドを再現する場合はエルドリッチの囁きの導管に付与される耐性がランダムなため、その辺りの調整が必要になります。またMIレア2カ所の接辞で気絶耐性とOAを稼いでいる点も注意が必要です。ビルド例では接辞でカオス補正も付いてますが、これは無くても問題ないです。腕と足は耐性パズルによっては神話級 ヴォイドスチール ガントレットと神話級 タイムワープト ウォーカーズも利用できます(ただし、後者に関しては精神力のフォローが必要)。

なお、装備に必要な体格/狡猾性/精神力がギリギリなので、装備を付け外しする時はブースト装備が必要となります。

ベール オブ シャドウは有効範囲があるので、引き撃ちする場合は距離に注意する必要があります。また、エルドリッチ ファイアはドリーグの邪眼(秒間攻撃回数3.8程度)にアサインしていますが、それでも確率の低さから途切れるタイミングがあります。とはいえv1.2.1.6でヴァルネラビリティにカオス耐性減少が追加されたこともあって、十分以上の耐性減少が確保されています。

維持率は戦闘中にスキルが発動している時間の割合です(実際は発動率の関係でこれより低くなる)。
二つの火力バフスキルは常駐とはいかないものの、結構な時間を維持可能です。

ドリーグの邪眼は一定確率(30%)でオフハンドを参照する場合があります。そのため武器にヘルス変換が備わっている場合、どちらを参照するかでヘルス変換率が変わる点に注意が必要です。また、ホーンテッド スチールの取り付けをオフハンド側にしているのはこれが理由です。(詠唱者用オフハンドに備わる実数ダメージとヘルス変換は、メインハンド参照時にも適用されるため)

動画では4分台が出ていますが、普段の周回速度は6~7分程度です。ボス部屋4体同時は出来ないとは言いませんが、それなりに事故が起きます。また、攻撃範囲の狭さから複数巻き込み能力も低く、あまりお勧めはしません。2体程度を相手にするのが丁度良い感じです。
なお、SR38は20回以上試してみましたが、死亡率が高く制限時間内クリアは一度も出来ませんでした。

心のラヴァジャー自体が不人気なのであまり知られていませんが、実は彼が召喚するバフ消しトーテムは完全に封殺することが可能です。これに関しては説明が長くなるので、下記にて詳しく解説を行います。
なお、動画は1分切りを目指してドーピングアイテムの使用し、ルーンを闇き欲望のルーンに変更しています。これらを使用しない場合は討伐時間が10秒程長くなります(ルーンはシャドウ ストライクで代用可能)。

ギリギリ張り付けます。当ビルドのヘルス変換自体は並なのですが、邪眼の火力とファンブル無効による安定性により、何とかヘルスを維持出来る感じです。引き撃ちも可能ですが、張り付いてヘルス変換を維持する方が安定かもしれません。
なお、動画は1分切りを目指してラヴァジャーと同じくドーピングアイテムを使用しています。使用しない場合は討伐時間が数秒長くなります。

遠隔ビルドなので近接ビルドに比べれば相性はいいのですが、それでもラヴァジャーやキャラガドラに比べると安定した勝利は出来ません。箱男の気分次第では30秒も掛からずに倒せることもありますが、あまりにも運任せ過ぎるので動画は見送っています。

ラヴァジャーには肉/心/魂の三つの形態が存在します。

• ベンチマークとして人気の肉のラヴァジャー
• 三形態最強と名高い魂のラヴァジャー
• そして、いまいち影の薄い心のラヴァジャー

そんな心のラヴァジャーですが、彼が召喚するイーサートラップ(紫色のトーテム)は、プレイヤーのバフを消し去るという非常に厄介な攻撃手段を備えています。そのため、他の二形態がビルドの性能次第では割とゴリ押し出来るのに対し、心のラヴァジャーをゴリ押し出来るのは精々ペットビルドぐらいで、基本的にはバフ消しを確実に避けて戦う丁寧な立ち回りが要求されます。おそらく、そんな面倒臭さも彼の不人気に拍車を掛けているのではないでしょうか。

さて、ここからが本題です。厄介で対処の面倒なイーサートラップですが、実はその召喚を完全に封殺して戦う方法が存在します。ヒントはwiki内のこちらのページに書かれていました。重要なのは以下の文章です。

このラヴァジャーの特徴は仰け反ったときに全方位に発射されるゆっくりと往復する岩石片。前述したトーテムの召喚はこの岩石片の命中時スキルとしてアサインされている。

そう、イーサートラップは何も確定で召喚されるわけではなく、「岩石片の命中」をトリガーに召喚されているのです。つまり、これを避けて戦えばイーサートラップを封殺できる訳です。

とは言え実際に岩石片を避けながら戦い続けるには、いくつかの知識やテクニックが必要です。これらの説明は文章では少々伝わり難いかと思います。動画を用意しましたのでこちらをご参照ください。

上記の動画の通り、プレイヤーの立ち回りによってイーサートラップの召喚は完全に封殺することが可能です。ただし、動画でも述べていますが、テルミット マインを使用するビルドでは使えない戦法なので注意が必要です(つまり、大半のデモリッショニスト入りのビルドでは使えない)。

なお、これを更に発展させたのが、上にある本ビルドの動画となります。こちらはキャラの立ち位置をラヴァジャー初期位置の左側にキープすることで、岩石片の折り返しを障害物で阻害して回避動作を減らしています。また、立ち位置をキープするためにEvade/回避ではなくシャドウ ストライク(動画は同系スキルの闇き欲望のルーン)を使用し、ラヴァジャーの後ろに回り込まないようにしています。なお、稀に岩石片がキャラの真後ろに抜け、折り返して来ることがあるので注意が必要です。また、これはあくまで討伐時間を縮めるための戦い方であり、単に倒すだけなら解説動画にある中央祭壇を盾にした方法の方が簡単です(この方法でも1分強程で倒せます)。

今更感がありますが邪眼ビルドの投稿です。
実際、本ビルドを作成したのは結構前なのですが、v1.2.1.6でカース オブ フレイルティーがカオス耐性減少に対応したことに加え、心のラヴァジャー戦で面白い動画が撮れたのを理由に今回改めて投稿しました。
いまいち影の薄い心のラヴァジャーですが、たまには戦うのも悪くないですよ？