蝋人形師

Last-modified: 2024-05-09 (木) 00:05:29

蝋人形師

rouningyoushi.jpg

本名フィリップ
 

外在特質

ワックスコート気絶状態からの回復時間が10%短縮される。
気絶状態やノックバック効果を受けると、一定範囲内(蝋人形師を中心に半径5m程度)の全てのサバイバーとモジュールの蝋の付着進度が25%増加する。
蝋人形師は蝋によって封鎖された窓枠・倒れた板に対して通常通りの操作が可能。

スキル

存在感0打設蝋容量(初期/最大):400/800
蝋回復:16/s
スキルを長押しすると前方へ向かって持続的に蝋を噴射することができる。蝋はサバイバーやモジュール*1に命中すると付着する。
付着:サバイバーに蝋が命中したり、蝋が付着したモジュールに接触すると、対象の付着進度が増加する。付着進度が20%/50%/80%に達したサバイバーは板・窓の操作速度が5%/10%/20%低下し、移動速度が2%/4%/6%低下する。
付着進度が100%に達したサバイバーは禁錮状態となり、3秒間行動不能となる。禁錮状態から一定時間経過するか攻撃を受けると禁錮状態は解除され、付着進度はリセットされる。禁錮状態が終了してから3秒間は蝋が命中しても付着進度が増加しない。
12秒間、付着進度が増加しなかった場合、毎秒15%の速度で進捗度が減少する。
付着進度が50%に達したモジュールは封鎖状態となり、対象をサバイバーは15秒間操作できなくなる。
1000硬化クールタイム:18秒
消費蝋ゲージ:200
蝋の塊を射出する。スキルボタンを長押しすることで着弾地点を調整*2することができる。
蝋塊が着弾した地点から4.2m以内の全てのサバイバーの付着進度を25%増加させ、モジュールを即座に封鎖する。着弾後も蝋塊は一定時間残り、触れたサバイバーに同量の付着進度を増加させる。
2500熔蝋クールタイム:25秒
スキル発動時、硬化のクールタイムがリセットされる。
25秒間、打設と硬化による蝋が熱蝋に変化し、効果時間中は全てのスキルの蝋がモジュールに付着しなくなる。
熱蝋が命中したサバイバーは灼熱進度が上昇し、進度が100%になると通常攻撃1回分に値するダメージを与える。熔蝋によるダメージを受けた後、進度はリセットされ、3秒間は蝋が命中しても進度は増加しない。
サバイバーに熱蝋が命中した際に蝋の付着進度が継続していた場合、付着進度は全て灼熱進度に転換される。
蝋人形師は任意のタイミングで熔蝋を終了することができ、熔蝋を使用していた時間に応じてスキル終了時に硬化のクールタイムが減少する。
 

対蝋人形師の攻略ページはこちら

PV

loading...

https://youtu.be/
日本語版はこちらを参照(YouTubeに転載するのを公式が忘れているのだと思われる)。

 
 

概要

  • 蝋を使ってサバイバーを固めたり板や窓を使えなくしたり、直接ダメージを与えたりするハンター。いろいろ意見はあるが、基本準環境ハンターとされている。
  • 初心者報酬の1人として追加されてはいるが、エイミングスキルを要求されるので、この手の遠隔攻撃が苦手なタイプにはやや厳しめ。
     

長所

  • 遠距離から蝋を放出することにより、サバイバーを3秒間動けなくする
    • 能力的には使徒の「影を踏む」に近い性能。占い師本人、調香師教授などの特定の防御を張るサバイバーや、接近しないとスタン攻撃を使用できない呪術師囚人や粘着の為にハンターへの接近が必要なカウボーイバッツマンに強い。
    • 高さが低い障害物の場合、蝋が障害物にぶつからないので本来このキャラが苦手とするグルチェにかなり強くなる。
  • 相性の良いサバイバーが非常に多い。
  • 倒れた板や窓枠を蝋で固めることで使用できなくする。
    • 強引にチェイスルートを塞いで一撃に持っていくことが可能。
    • 操作不能時間の延長が可能で、操作不能中に追加で蝋を浴びせることで浴びせた時間分の延長が可能。封鎖以降蝋を浴びせない時間が合計12秒になったら操作可能になると考えれば良い。うまく使えばかなり長い時間封鎖することができる。
    • いわゆる39型サバイバーの強みを封殺することも出来る。
  • 蝋によるデバフが短時間ではあるもののかなり重い。
    • 付着進度が最大に近づくにつれ、操作速度と移動速度が低下するので、板窓操作デバフがあるサバイバーには大きな隙を作らせることが出来る。
      • 操作デバフがない、またはバフがあるサバイバーに関してもかなり追いやすくなる。
  • 入っただけで蝋のゲージが溜まる領域を作り出す「硬化」を上手く扱うと救助行動を妨害することができる。
    • 救助に来たサバイバーの蝋の付着ゲージを75%以上にした状態でチェアに周辺に打設で蝋の塊を打ち込んでおくとサバイバーがそこに入った途端にスタンするため、距離によっては通常攻撃を当てた直後に蝋の塊を踏ませてスタン→救助狩りという立ち回りが可能。あるいは打設を警戒したサバイバーがチェアから離れることにより耐久ゲージの5割超えも狙える。
      • 存在感マックスになり熱蝋に切り替えた状態でこれを行うとスタンがダメージに切り替わるので救助狩りの成功率が増す。
    • この戦法はオフェンス泣きピエロの粘着に対しても有効。使徒の猫のようにタックルが蝋人形師に当たる前にスタンし、タックルが不発するので狙ってみる価値はある。ただし分かっているサバイバーはやはり粘着中に蝋に当たらないように回避を試みるので風船救助の回避という点では決めにくい。
  • 暗号機に蝋を付着させ封鎖することで15秒間解読不可にできるので、最後一台を守る能力がずば抜けている。
    • 開けたマップなら遠方にある解読機も蝋で封鎖することができる。蝋で固められた解読機は囚人の回路による解読以外を完全にシャットアウトできるため、同じ、暗号機のラスト1台の守りが強い断罪狩人使徒より頭一つ抜きん出ている。
    • 封鎖されてる暗号機に更に蝋を当てることで封鎖時間の延長が可能。
    • アンテナにも命中判定があるので、上手くいけばかなり遠距離からでも暗号機を固めることが可能。(例えば永眠町の地下寄りの墓場前の椅子に座らせた場合、蝋で中央の暗号機を固めることができる。)キャンプ中暇だったら狙ってみよう。
      • アンテナの下についた2つの丸い部品より上に判定が増えた。棒の部分には判定がないので狙う意味はない。
    • 「硬化」を使えば即座に封じることも出来るので、高い解読妨害性能を持つ。
    • また、「異常」無しに残り1台の暗号機をゴリ押しで上げようとするサバイバーを妨害できる。
      • ちなみに蝋で封鎖された暗号機でも異常は問題なく使用できるため確実に寸止め暗号機を潰すことが可能。
    • よって暗号機に寄せられた場合、サバイバーがその暗号機をゴリ押すことをほぼ不可能にさせることができる。
  • ゲートの暗号機を蝋で解読妨害が可能なのでゲート前の攻防に強く、開きかけのゲートを強引に突破しようとするサバイバーを強く牽制できる。
  • スタン回復が速く、スタン攻撃をしたサバイバーに蝋で反撃できる特質を持つ。
    • このため、呪術師と囚人は仮にスタン攻撃を当てられても追い詰めやすい。また、祭司の通常ワープもガンガン入って追い詰めることができる(入れ替わりに注意)。
    • 熱蝋モードになっていた場合は反撃も熱蝋になるので、ゲージが75以上溜まっているときにスタンを貰えば1ダメージ確定で入る。そのためスタンを恐れずに強気で板攻防ができるし呪術師や探鉱者等と距離を詰められる。
  • 存在感が最大になると熔蝋によってダメージを与えられる。
    • ゲージが100%溜まることで1ダメージ化する。この際攻撃硬直が発生しないのでそのまま追撃できるのがこのキャラの真骨頂であり、応用幅も広いため、早めにアンロックしておきたいところ。
    • 熱蝋によるダメージは占い師のフクロウや野人の猪、庭師の加護を無視して本体にダメージを与えることができる。
    • 肉壁にも強い。熱蝋を打っておけば、肉壁してくるサバイバー諸共ダウンを取りやすい。
    • 熱蝋による救助狩り、DD性能が高い。
      • 至近距離で当て続けるだけでも時間によっては1ダメージが入ってしまう場合もあり、救助されても熱蝋の乱射によりダブルダウンは取りやすい。
      • 熱蝋ゲージが上がってきたことを見かねたサバイバーに対して揺さぶり等を入れると尚更良い
    • 熱蝋による中治り潰しが容易。
      • 硬直が発生しないためそのまま通常攻撃で再びダウンを取ることが容易。
    • スタン時の熱蝋蓄積効果によりダウンが狙える。
      • 先述の通り、スタンさせられた際の蝋蓄積効果は熱蝋にも反映される。スタンと同時にサバイバーにダメージを与える能力を持つのは、蝋人形師のみ。
  • 総じて存在感マックスの爆発力が非常に高い
    • 上記の通り熱蝋の性能が大変優れており、2回目の救助で蝋人形師が熱蝋を使えないようにサバイバー陣営が最初の救助で被弾を避けてくるなど存在感のコントロールを試みてくることがあるため、蝋人形師側はサバイバーを2回吊るまでにいかに多く殴れるかというのが重要になってくる。dd、救助狩りは積極的に狙うべきだろう。
  • フライホイール効果に対して非常に強い。
    • フライホイールでの固まり回避をケアすれば、固めて殴るだけなのでフライホイールに対して非常に強い。
    • フライホイールのケアも非常に簡単な部類のハンターである。*7
  • 現環境最強サバイバー候補の骨董商に対して非常に強い。
    • 存在感が溜まってなくとも、中距離から蝋を打って固めてから殴ってしまえば、簫のスタンを喰らわずにダウンを取ることができる。骨董商がフライホイール採用が多いのも蝋人形師にとっては好都合。
      • ただ骨董商の蝋ゲージが75以上で簫のスタンを受けてしまうと、目の前で固まっているのに殴れず蝋ゲージもリセットされるということが起きてしまう。角待ちなどには要注意。
      • またフライホイールで蝋を消されることにも注意。ゲージを96で止めるなり、エイムをずらすなりして対策をしよう。
    • また存在感マックスだと、簫を食らっても熱蝋さえ入れられれば、勝手にダメージを与えられるので、非常に有利にたてる。
  • 良くも悪くもポジションゲーなので、蝋の通りやすい弱ポジに湧いてる救助職のサバイバーに対して強い。
    • 下手に蝋が通りにくいポジションでチェイスサバイバーを追うくらいなら、弱ポジの救助職サバイバーを追ったほうがいいということもある。
  • マップの関係上、蝋が届く程度の高さの障害物が多いので、湖景村・月の河公園・永眠町では蝋人形師の強みがやや活かされ易い。
  • 移動速度は最速からほんのわずかに劣る程度、風船攻撃のリーチが長いなど本体のスペック面も優秀。
  • カメラを固定できる技が多いので、ステイン誘導やステイン隠しが比較的容易。

短所

  • エイミングスキルが問われ、中距離以上で蝋を当てるには相手の動きを先読みする必要がある。
    • 蝋の弾速はそこまで速くなく、距離が離れている相手に当てるには移動先を予測して偏差射撃で当てる必要がある。
    • 高低差のあるの場所だと上下の調整も加わりより難易度は上昇する。
  • いわゆる徒歩ハンターのため機動力に乏しい。
    • 歩き速度自体は準最速と速い方だが、基本的に蝋によるデバフや硬直付与前提の性能をしているためか、機動力を補える能力が無い。
      • このため、遠方の暗号機の解読妨害が非常に苦手である。蝋を投げて付近の暗号機を固められはするが、それだけである。当然祭司の遠距離ワープによる立て直しにも弱い。
      • 爆速パに弱く、囚人の回路接続では固まった暗号機でも遠隔で解読出来てしまうので、連携を取られるとあっという間に通電されてしまう恐れがある。存在感が最大にならないと連続攻撃が出来ないので、見捨てからの3通電狙いをされると厳しい。
      • 移動を補助するスキルを一切持ち合わせていないので、通電後に「瞬間移動」がないと手詰まりになる可能性も高い。残念ながら空いたゲートを蝋で固めるといった芸当は不可能。
  • 打設・熱蝋は『フライホイール』で回避されてしまう。
    漁師の淵と同じで100%になるタイミングでフライホイールを使用されると、効果が不発したうえにゲージが0%になってしまう。幸いにもフラホスカしの手段は簡単で、100%手前で撃つのをやめたりスキル短タップで撃つモーションチラ見せで誘発を狙いやすい。
  • 空振り硬直が長い。
    • リッパーより長い0.93秒。板窓操作にデバフがないサバイバーなら空振りを見てから板窓越えでも間に合ってしまう。
  • 板の先倒しに弱い
    • いくら遠距離から攻撃出来るとはいえ、熔蝋無しの場合はダメージを与えられる訳ではないので、先倒しに徹底されると板割速度の遅さも相まってチェイスが延ばされやすい。
    • 倒れていない板を固めることは不可能なので、先手を打つことも出来ない。
  • 蝋で封鎖した窓枠を乗り越えられるようにはなったが、既にサバイバーが窓の向こうに逃げられていると、窓を乗り越え終えるまでの間は自身の視界が塞がれてしまう。
    • これが原因でサバイバーを見失う可能性があるので、闇雲に窓を塞ぐことの無いように立ち回る必要性は残っている。
  • 打設モードの操作性に難があり、PC版とスマホ版で一長一短。
    • PC版について
      なんとエイム操作が上下左右の4方向でしか調整できない
      例えば右上にエイムを移動したい場合「右にマウス移動」と「上にマウス移動」の手順を別々に行う必要がある。斜めにマウス移動しても横軸か縦軸どちらか一方の視線しか移動してくれず、細かいエイム操作が仕様的に不可能となっている。そのため高低差がある場所に逃げ込まれると狙いの調整が非常に難しくなる。旋回の操作性については問題なく、エイム操作が大きくブレることがないので高低差が無い場所なら安定したエイムを行うことができる・・・と言ってもそれを上回る致命的な欠点であるため、蝋人形師をPC版で扱うのは推奨されない。
    • スマホ版について
      スマホ版はスキルボタンを押しっぱなしでエイムを操作する都合上、右方面に逃げられると非常に追いにくい(右はすぐにスマホ画面の端に行きついてしまいそれ以上追えなくなる)。アップデートによってスキルボタンの配置が自由になったため、右方向も狙いやすくなった。射線変更の自由度は高く、壁に八の字を描くといった柔軟なエイムが可能。
      • 打設の旋回速度に限界があることを利用して指をゆっくり右に、素早く左に、を繰り返すことで右方向へも追うことはできなくもない。また、左方向に指を運べば最終的に左に一回転して元の向きに戻れるくらいは追えるので、一応360度どこにいても狙えることは狙える。
      • キーレイアウト機能を使って雪玉ボタンと打設ボタンを切り替えると、この点はある程度解決する。ただし、打設ボタンが画面中央に来るので誤タップに注意する必要がある。
  • 初動は高い壁を有したグルチェに弱い。
    • あくまで狙撃して硬直を狙うタイプなので、射線が通らないエリアでグルグル回られるだけでも時間を稼がれやすい。
    • ファスチェで板窓を蝋で塞ぐのに時間がかかるので、硬化が使えるようになるまではサバイバーの動きを封じることを優先したい。
  • 中盤までの救助狩り性能が低い
    • 硬直に即効性もなく、存在感が最大にならない限り連続攻撃が出来ない。長所で紹介した打設を用いたスタン戦法も、蝋の付着ゲージが貯まる前の早めの救助に徹底されると、スタン無しサバイバーでも簡単に救助されてしまう。
      • 機動力に乏しいハンターで救助狩り性能が低めなのは致命的。椅子の選択は極めて重要で、解読中の暗号機の近くに寄せるようにすること。
    • 存在感が最大になれば、近づいてきたサバイバーに火傷を負わせることで救助狩りすることは可能。ただし、開けた場所などの確実に先制攻撃が出来る場所に限られるので、中距離キャンプをするなどの工夫が必要。
    • 特に「傲慢」振りの場合は特質を見抜かれると致命傷となり得る。
  • 「ゲージ管理型ハンター」なので、無駄遣いするとガス欠になりやすい。
    • 回復量こそ早いが最大量が低めで、撃ちっぱなしだったり硬化を使っているとあっという間にゲージ切れを起こしてしまうため、当たらない場所では無駄撃ちはせずにしっかりと温存する必要がある。
  • 昆虫学者墓守と相性が悪い。
    • 昆虫のスタンを伴わない妨害では蝋の衣が発動しないのでめっぽう弱い。能力上正面を向く必要があるので、画家や小説家のスキルに引っかかりやすい。
    • 墓守には地中に潜られてしまうと蝋自体が付着しないので攻撃の当てようがない。更に潜られると既に付着した蝋ゲージは熱蝋含め全て解除されてしまう。潜られたらさっさとタゲチェンするのが吉。
  • 探鉱者は硬直中でも磁石が付着していれば自動で弾き飛ばされて攻撃を回避されてしまう。
    • 使徒と類似した弱点。弾き飛ばしに徹底されるとスタンをしても蝋で反撃が出来ず、殴りに行くのが難しくなる。ただし探鉱者との間に障害物が無ければ磁力が発動する前に殴る余裕は十分あるし、熔蝋が使えるようになれば距離を取りながらでもダメージが与えられるので、その点ではこちらの方が優位である。
  • 玩具職人患者は板や窓を封鎖しても、上部にスペースがあれば弾射板車や鉤爪で飛び越えることが可能。
    • 蝋によって窓枠が塞いだことによって視界が遮られてしまうため、最悪見失ってしまう場合もある。
    • 教会内部のように天井がある窓を封鎖したのに患者の鉤爪で窓を超えられる場合がある(不具合として修正される可能性有り)。
  • 傭兵オフェンスも急接近で熔蝋をかわして救助が出来る他、逃げに徹底されるとやはり相性が悪い。自身が急接近する技もないので、高速移動で逃げられると蝋だけを無駄に消費しかねない。
  • スタンとノックバックを同時に仕掛けられるバッツマンとの相性もやや悪く、単にノックバックのみを仕掛けられるとワックスコートで反撃することもできなくなる。
  • 重くなりやすい
    • 蝋一つ一つに判定があり、蝋人形師自身も蝋の残量で姿が変わるので、低スペックな端末を使っていたり通信環境が悪いと、もっさりとした動きになる可能性が高い。これが起こると蝋人形師はエイムゲーな関係上、かなり致命的となる。
       

立ち回り

中盤までは使徒と同じく、相手の動きを封印してからの接近攻撃がメインとなるハンターである。存在感が最大になった時に初めて連続攻撃が解禁されるハンターなので、存在感を最大にするまでの時間をいかに短縮できるかがカギとなる。
使徒と異なるのは何といってもエイミングのスキルを極める必要がある点である。これが無いと話にならないので、狙撃できなければ無能力の弱いハンターと化す。これまでの狙撃系の技を持つハンターと違って相手を的確に狙い続けなければならず、溜まったゲージが中途半端だと試合時間が長引きやすい。この手の狙撃が苦手なプレイヤーにはあまりお勧めしないハンターであるが、反対に得意なプレイヤーならファスチェの処理が格段に楽になり得る。総じてプレイヤーの相性によって大きく性能差が開くハンターと言えよう。

  • キーレイアウト
    • 短所で述べられている通り、スマホ版ではキーの位置に難があり右方向へのエイムが難しいという問題がある。
      そこでレオの思い出で使われている雪玉ボタンと打設ボタンを入れ替えることで右方向への対応がかなり楽になる。
      no link
      画像の通り、ボタンの位置が中央に寄るのでダウンしたサバイバーを拾おうとして打設を構えるという事故が発生しやすい点には注意。
      また、他のゲームモードでは雪玉ボタンが存在しないのでこの方法はほぼ不可能。
  • 特質について
    • サバイバーに付着した付着進度の解除時間:10秒間蝋が付着しないと0.5秒で8%ずつ減少し始める。
    • サバイバーに付着した灼熱進度の解除時間:10秒間蝋が付着しないと即座に0%になる。
    • サバイバーを硬直できる時間:3秒
    • 蝋の衣による蝋ゲージの上昇率:25%
    • 蝋が付着したモジュールに触れた際の蝋ゲージの上昇率:最大25%*8
    • 硬化による蝋ゲージの上昇率:25%(直接当てても後から踏み込んでも同じ)
    • 硬化による蝋の塊の持続時間:5秒
    • 熔蝋の発動、解除の際に硬化のCTがリセットされる
      • 蝋の硬化を撃った後すぐに熱蝋の硬化を撃てる。逆も然り。蝋の消費は激しくなるが覚えておくと役に立つかもしれない。
    • 蝋の付着進度がある状態で熱蝋を付着させると付着進度が全て灼熱進度に転換される
      • 蝋の付着進度が50%ある時に熱蝋を一発当てると灼熱進度が55%になる。熔蝋を使用する前にあらかじめ蝋を付着させておくとダメージを与えやすい状況を作れる。最初から熱蝋を当てても100%まで溜まらないとスキルと時間を無駄にしてしまうので、この仕組みを利用して確実にダメージを与えたい。
      • なお灼熱進度がある状態で通常の蝋を当てると即座に灼熱進度は0になり付着進度が0から上昇していく。
      • 灼熱進度がある状態で蝋が付着したモジュールに接触しても転移は発生するが灼熱進度に合算されずモジュールに付着した蝋が消えるだけである。裏では灼熱進度の時間経過による増加も普通に進む。つまり事前に周囲に蝋をばらまいておいて熱蝋を浴びせることで板窓操作を躊躇わせる効果はない。
    • ロッカーに入られると付着進度、灼熱進度問わず直ちに0%になる
      • とはいえ蝋が当たっている時点で近くに蝋人形師がいる状況下と推定されるので、ロッカーに入るのはあまり実用的ではないかもしれない。限定的な状況であるが、熱蝋によって攻撃硬直無しでダウンするよりロッカーを使えばわずかながら時間を稼ぐことが出来る。
  • 補助特質について
    • 存在感が開放されるまでは板の先倒しをされると厳しいので「神出鬼没」を入れておきたい。後半は「瞬間移動」による暗号機の保護に向かおう。
    • 「巡視者」を噛ませて硬直中に蝋ゲージを80%まで溜めながら殴り、蝋で固めて追撃をするという手もある。巡視者の妨害モーションをキャンセルできる板窓操作を蝋で封鎖も可能。巡視者を出す速度がやや遅いので、障害物のある場所に逃げられそうな場合は非推奨。
  • 初動
    • 徒歩ハンターなのでデススポーンに位置したサバイバーの方へ向かおう。見えないところから蝋を放って牽制してもすぐ逃げられるだけで無駄打ちになりやすいので、サバイバーの位置を見つけてから射撃したい。
    • 一方で小屋を狙う場合は予め窓枠を封鎖したうえで近寄れば優位に立ち回れる。近くに小屋があったら積極的に狙いに行こう。同様にこの窓を先に塞いでおけば逃げ場が限定される、と思える場所があれば狙って行こう。
    • 蝋を100%直前まで付着させてから通常攻撃を当て、蝋で硬直させ攻撃しダウンを狙う、と言うのが基本的なスタンスになる。10秒蝋が当たらないと急速に付着進度が減少していくので確実に当てるように。
  • キャンプ
    • 熔蝋が使えるまでは救助狩りは苦手な方なので、狙撃や通常攻撃を当てて救助を急かすようにすること。スタンサバイバーが多い場合は内在人格を「怒り」に振るだけでもある程度対応できる。
    • 中距離である程度蝋を当ててから殴り、硬直させてもう1度殴る、と言うのが決まれば理想的だが、指名手配でもない限り難しい。
      • 硬直させるのに硬化を当てられれば成功しやすいかもしれないが、やはりサバイバーがどこから向かってくるかを読めないと難しく、椅子前まで容易に辿り着ける傭兵やオフェンス・患者には無力。空軍も殴る前に銃を食らってしまえば、例え蝋の衣で硬直は出来てもその分蓄積した蝋がなくなって連続攻撃の機会を失ってしまう。「怒り3」に振っても他のハンターが食らう通常の信号銃並みの硬直は残ってしまう。かといって信号銃回避読みを狙うとこちらも狙撃できなくなるので、中盤までの救助はやや苦手な相手となる。
    • 存在感が最大になったら、中距離キャンプからの狙撃で椅子に辿り着く前に一発ダメージを与えられるようにしよう。ある程度ゲージが溜まれば、救助はされても救助者がその後ダウンを取れるので、DDを狙いやすくなる。
    • 全員100族などで2発殴れば倒せるサバイバーしか居ない場合は救助役に蝋ゲージ75%以上付着→チェア前に硬化→スタンを挟みつつ通常攻撃を2回当てる流れで仕留められる。特に狂暴3を付けていれば一度目の攻撃から二度目の攻撃までかなり余裕がある。危機一髪を持っているサバイバーに指名手配が付いていれば更に楽だが、ここは人格の配分次第となる。
      E213FDC8-C67E-4B12-9283-D76AF2C74FBD.gif
      • 索敵が苦手、打設→硬化→通常攻撃の一連の流れが難しいなどでどうしても厳しいのであれば巡視者を持ち込んで行うと解決する。神出鬼没が使えなくなる点は注意。
  • 通電後
    • 大半のハンターと同様に瞬間移動に切り替えてからの防衛に努める。開けられたゲートに向かって逃げるサバイバーを追うのには苦手な傾向なので、空けられる前に勝負を決めたい。
    • 通電時にゲートが近くにあった場合は蝋で固めてから反対側のゲートにワープすることでわずかながら時間を稼ぐことが出来る。ゲート間の距離が短めなレオの思い出であればチャンスはあると思われる。

硬化からの熱蝋ワンパンについて

  • 蝋人形師のテクニックに熱蝋ワンパンというものがある。やり方は、サバイバーを通常の蝋で硬直させたら即座に溶蝋に切り替え、硬直が終わる前に熱蝋を当てダメージを与えてすかさず通常攻撃の追撃によってダウンを取る、という方法。硬直が解除される前に熱蝋に切り替えて当てられる猶予はわずかしかなく、操作が滞れば硬直が解けてしまうので迅速かつ正確な操作が求められる。操作難易度は高いが成功した時のアドバンテージは非常に大きく、救助狩りでも有用なので蝋人形師を使うなら是非使えるように練習しておきたい。
  • この技の強みは2つある。
    • 1つ目は熱蝋でダメージを与えたあとすぐ殴りやすい点。
      この方法だとサバイバーが固まっている時間があるので、仮に少し距離があっても、その間に縮めることができる。またサバイバーは一回固まるので熱蝋でダメージを負った後の動きが鈍くなる。よって熱蝋を当てた後、通常攻撃を入れやすくワンパンしやすい。
    • 2つ目はもう一撃熱蝋で入れやすい点。
      最初から溶蝋に切り替えていると、蝋で1ダメージ与えた後の溶蝋の残り時間が少なく、もう一撃与える前に、溶蝋がクールタイムに入ってしまうことが多い。しかしこの方法だと、溶蝋に入れてすぐにダメージ与えられるので熱蝋のダメージを与えた後、殴れなくても溶蝋の時間がたくさん残っていおり、もう一撃熱蝋でのダメージが狙いやすい。


Tips

  • デフォルト高度のままで蝋がモジュールにあたる距離(冒険家調べ)
    サバイバー:至近距離~18m(7mあたりに頭の上を超える短い区間あり。しゃがんでも判定に変化なし)
    板:17m~21m(16m以内だと板の上を通り過ぎる)
    窓:13m~19m(12m以内だと窓の向こうに飛んでいく)
    暗号機:至近距離+11m~19m(10m以内だと暗号機の上を通り過ぎる)
    ゲートスイッチ:至近距離~16m
    高度調整の行程を経ない分スムーズな処理が可能になる他、
    サバイバー狙いの蝋を外しても板や窓を固めない、暗号機をまたいでサバイバーを狙い撃つなど
    把握していると柔軟な対応が可能。
  • 蝋が付着したモジュールは見た目に比較的わかりやすい変化があり、操作不能になっていることが一目で把握できるが(操作不能になった暗号機は壁に透かすと白く可視化される)、ゲートスイッチは蝋の付着状態と操作不能状態の見た目が完全に同じなため、操作不能であるかどうかが判断できない。蝋人形師側からは少し蝋を浴びせるだけで完全封鎖できているようにみえるが、実際はしっかり付着進度を50%以上にしないと封鎖されないので手っ取り早く硬化で封鎖させるのが確実だ。
  • 旅行記の絵本によって小さくなっているサバイバーに対する蝋の命中判定は平常時と同じ。そのためデフォルト高度で適当にあたり一帯を蝋で薙ぎ払うと平地の草影などに隠密している冒険家を見つけられる、かもしれない。
  • 漁師の湿気と異なり蝋は機械技師のロボットにも問題なく使用できる。普通のサバイバー同様、禁錮や熱蝋による破壊が可能。
  • 打設は射出角度を最大まで上げることで55m程度まで蝋を飛ばすことができる。が、着弾点は目視できない上に放物線上に飛ぶため、55m先の対象に当てるのはほぼ不可能だろうが…。

おすすめ人格

  • 上下左右いずれの採用も有力であるが、初心者は右下上人格がおすすめである。
  • どの人格も一長一短のためサバイバーの編成やマップを見て取捨選択することが多い。
  • 補助特質は「神出鬼没」や「瞬間移動」を採用することが多いが、「監視者」や「興奮」も有力である。
     
  1. 右下上(裏向きカード・引き留める) 破壊欲3 パニック
    • 徒歩ハンターの基本形である右下を採用したうえで破壊欲も採用した人格。初心者はこの人格をおすすめする
    • ワックスコートがある分ある程度スタンに強いが、破壊欲を2にし怒りを採用するケースもある。
    • 破壊欲を採用せずに右下に狂暴や怒りといった自由枠の人格をとるのも有力。
  2. 左下上(引き留める・傲慢) 破壊欲2 パニック 封鎖
    • 傲慢を採用することで主に熱蝋を素早く解放することがメリットな人格。
    • 初手どのサバイバーを追っても瞬間移動でターゲットチェンジしやすいこともメリット。
    • 破壊欲を採用せずに左下に狂暴や怒りといった自由枠の人格をとるのも有力。
  3. 右上(閉鎖空間・裏向きカード) 怒り1 狂暴1 翻弄 指名手配
    • 閉鎖空間を採用しつつ特質も神出鬼没や興奮を採用しチェイスに強くなる人格。
    • 引き留めるがなくとも熱蝋からの通常攻撃で2ダメージ付与することができるため、通電後もある程度立ち回ることが可能。
  4. 左上(傲慢・閉鎖空間) 怒り1 狂暴2 指名手配 檻の獣の争い
    • 傲慢を採用しつつ閉鎖空間が欲しい場合の人格。
    • 初手どのサバイバーを追っても瞬間移動でターゲットチェンジしやすいこともメリット。
  5. 上下(引き留める・破壊欲3or閉鎖空間) パニック+α
    • 板割り(や閉鎖空間)でチェイスを強くしつつ、通電後も引き留めるで安定する人格。特質は瞬間移動や神出鬼没など。
    • 右下上や左下上とは違って人格の余りがそこそこあるので、狂暴や指名手配、檻の獣の争い、衝動、コントロールなどの人格を選択できるのが嬉しい。だが裏向きカードも傲慢もないので、上記に比べて採用するメリットは少し低い。
       
人格考察
  • 多くのハンターと異なり引き留めるを必ず採用せずとも通電後ダウンをとることができるため人格選択の自由度が高い
  • 閉鎖空間は蝋で窓枠を封鎖できるため必ずしも必要ではないが、素の板割り速度が遅いため破壊欲は採用する場合が多い。
  • 裏向きカードは補助特質に瞬間移動以外を採用した場合に、後半に瞬間移動をできるよう採用することが多い。
  • 引き留めるは通電後に熱蝋からの通常攻撃で即2ダメージ付与できるため必ずしも必要ではないが、リスクも大きく通電後の立ち回りの幅も広がるためやはりなるべく採用したい。
  • 傲慢は存在感が素早く貯まるため、初動で救助職を追いつつ瞬間移動で弱いポジションのサバイバーにターゲットチェンジしたり、熱蝋の素早い解放で救助狩りやDDを狙いやすくなるが、神出鬼没は採用しづらいためチェイスがやや難しくなる。
  • いずれも自由枠ではスタンキャラや風船粘着キャラがいれば怒り・中毒症・翻弄・忍耐力などを採用し、そうでなければ狂暴や指名手配などを採用することが多い。
  • 上記の取捨選択は好みの部分も大きいが、いくつかの判断材料例をあげる。
    • 例えば強い板が多い軍需工場やレオの思い出といったマップの際は破壊欲を採用する。
    • 救助職が多い編成ないし、スポーン選択で弱いポジションに救助職がスポーンすることが予想される場合では傲慢採用で瞬間移動でのターゲットチェンジを視野に入れる。
    • 骨董商・踊り子・昆虫学者といった忍耐力が刺さりやすい編成やお散歩編成では傲慢を採用する。
    • 骨董商・探鉱者・オフェンス・祭司などといった興奮をチェイスに採用したい編成では裏向きカードを採用する。
    • 湖景村や月の河公園といった広いマップでは通電後のゲート攻防なども視野にいれ引き留めるを採用する。
       
  • 補助特質について瞬間移動採用が蝋人形師実装時から多いが、徒歩ハンター故に神出鬼没採用もかなり安定するため好みが分かれやすい。
  • 基本的に神出鬼没は無難。多くの徒歩ハンター同様にチェイスを行える。
  • 瞬間移動はファーストチェイスに色々な追い方が可能。マップ別のスポーン選択や編成によって数多の考え方があるため紹介しきれない部分が多い。
  • 興奮はあまり採用することはないが、相手の編成がスタン寄りの場合に神出鬼没よりダウンをとりやすいこともある。
  • 監視者は蝋付与がかなり行いやすくなり、蝋人形師が苦手な壁が高いポジションでも追いやすくなる。わかりやすい例では軍需工場では監視者採用が比較的多い。
  • 破壊欲
    • 板割りが遅いため右下や左下の場合でも採用価値がある人格。
    • 破壊欲1-3いずれでの採用も有力で、封鎖や怒りなどとの兼ね合いになりがち。
  • 翻弄
    • チェイス面ではスタンキャラにかなり強いが、ダウン粘着や風船粘着は他ハンターほど弱くはないものの対処に時間はかかるため採用も有力。
  • 巨大ペンチ
    • 蝋で暗号妨害が得意なうえに後半では熱蝋を絡めた救助狩りも狙えるため、椅子選びが可能なペンチはかなり相性が良い。
    • ただ、救助面で工夫せずともチェイス面を安定させることで十分勝ち展開を生み出せるため、採用自体はあまり見られない。
 

コメント欄


*1 窓枠・倒れた板・暗号機・ゲート暗号機
*2 最大射程42m
*3 存在感マックス時のみ
*4 粘着時のみ
*5 存在感マックス時のみ
*6 75以上の蝋付与してる場合、確定板当てには注意
*7 蝋ゲージを96で止めれば大体フライホイールを吐いてくれる。それを見越してサバイバーがフライホイールを吐かなくとも、撃つフリをしたりエイムをずらしたりなどのケアができる。
*8 モジュールの付着進度が25%上限でサバイバーに転移する。モジュールの付着進度が30%以上の場合、二度目の接触で残りの進度が転移する。暗号機の場合は二度触れる以外にも5秒間解読を続けると二度目の転移が発生する