芸者

Last-modified: 2025-03-26 (水) 07:34:03
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本名美智子

外在特質

三役美智子は特定の条件下で人相が変化する
美人相基本はこの状態となる。警戒範囲は27mで、移動速度は4.73m/s。
般若相特定の行動*1をすると般若相になる。移動速度は4.56m/s、警戒範囲は35mになる。一定時間(特定の行動終了から10秒間*2)般若相に変化する行動を行わないと美人相に戻る。
狼狽相サバイバーに注視された状態。注視されている間は刹那生滅を使用できなくなる。

スキル

存在感0苦海ダンスチャージ時間:17秒
チャージ数(初期/最大):1/3
40秒存在するアゲハ蝶を設置する。スキルボタンをタップすると目の前に、長押しすることで一定範囲内*3の指定した位置にアゲハ蝶を投げて設置することができる。
アゲハ蝶はサバイバーに接触すると対象に憑依し、30秒経過するか通常攻撃が命中すると憑依したアゲハ蝶は消失する。
刹那生滅クールタイム:9秒
マップ内に存在するアゲハ蝶かサバイバーに憑依したアゲハ蝶に向かって高速で移動する。高速移動中は一部の低い障害物を通過することができる。アゲハ蝶が憑依してるサバイバーに注視されている間は対象への刹那生滅が使用できず、高速移動してる途中に注視されるとその時点で移動は中断される。
1000離魄移魂上空に適度な空間があるとき、その場で空中に飛び上がり滞空状態になる。滞空中は『刹那生滅』と『苦海ダンス』の有効範囲が拡大するがそれ以外の行動が制限される。
2500苦海ダンス強化『苦海ダンス』によって投げるアゲハ蝶の飛行速度が上昇する。
刹那生滅強化『刹那生滅』による移動速度が上昇する。
 

対芸者の攻略ページはこちら

 

チュートリアルをクリアすることで選択できるハンターの1人。複雑な操作を必要としない初心者向けの性能をしており、アゲハを使った高速移動が売りのハンター。土曜日か日曜日のいずれかで無料開放されている。

  • 苦海ダンス(通称アゲハ)を投げて直線ダッシュの終点を設定し、刹那生滅によりアゲハへ向かうダッシュを発動する。
    ダッシュ中はあらゆる障害物をすり抜けて移動可能。ただしアゲハが直視できることがダッシュの条件で、壁をすり抜けるには一工夫必要になる。
    • アゲハは特定の場所に置くだけでなくサバイバーに憑依させることも可能。ただしサバイバーが芸者の方を見ているとダッシュが発動できず、ダッシュ中に見られるとダッシュが中断してしまう。
  • 存在感が溜まると開放される離魄移魂を使えば高所で滞空状態になる。見晴らしがよく、遠くにいるサバイバーも見つけやすい。空中からアゲハを投げ、ダッシュも可能。空中からならいずれの射程も大幅に伸びる。
  • 美人相と般若相の二つの顔を持つ。前者は移動が速く、警戒範囲縮小バフを持つためサバイバーに接近を気づかれにくい。
    前者の状態から何らかの動作を行うと後者に変わる。移動速度が遅く、動作に伴うデメリット形態といったところ。移動以外の動作をせずに一定時間経過すると前者に戻る。
  • 障害物をすり抜ける高速移動はシンプルながら応用が利く。サービス開始当初と比べると戦術は大きく変わったが、その分応用の幅も広がっている。
  • 高速移動手段があるとはいえ般若相のデメリットは決して軽視できるものではない。いかにサバイバーに接近して攻撃を当てられるかが鍵になる。
  • 距離チェ環境に強く、障害物をすり抜ける移動能力はハンターの中でも貴重な能力で、曲芸師患者気象学者などの普通のハンターでは追いかけきれないようなチェイスルートにも追従できるのは確かな強み。
  • 一方で通常攻撃しか攻撃手段を持たず、粘着への対抗策に乏しい。チェイスの基礎をしっかりと磨き、確実に攻撃を積み重ねていこう。
  • アゲハに向かって高速で近づくことができるため、距離チェに対して非常に強い性能を持つ。
    • サービス開始当初の芸者はサバイバーに顔を見られた場合、刹那を止められる(いわゆる刹那切り)ことがあったが、アゲハはサバイバーに憑依しない場合、いわば定点の刹那スポットとして機能する。そのため刹那が切られることがなく、(練習は必須だが)安定して性能を発揮できる。
    • 一気に距離を離す道具を持っているため普通は追ってはいけない、追えないサバイバー(オフェンス傭兵)も道具使用とタイミングを合わせて刹那を使えば比較的追える方ではある…。
      が、だからと言ってファスチェで傭兵を追うのはよろしくない。短所の欄参照。
      昆虫学者の虫ドライブ、患者の鉤爪移動(ポジションによるが)等にも対応可能。
    • 刹那生滅は工夫を加えることで幅が広がるようになっているため、奥が深い。極めるつもりなのであれば上級者にもオススメできるハンターである。
  • アゲハを用いた様々な戦法がある。
    使い方次第で板窓はもちろん、壁の向こうからでも芸者がすり抜けて襲ってくる。存在感Maxになることでさらにすり抜けが容易になる。
    サバイバーには注視による刹那切りという対策が用意されているにもかかわらず、それすら抜く手段がいくつか存在しており注視で安心しているサバイバーの虚をつきやすい。
    • グルチェの際に板窓の奥にアゲハを置いておくことで、刹那切りが発生しないため、擬似鬼没を確実に決めることができる。
      アゲハを憑依で回収されても正面抜きや裏抜き(後述)のようなテクニックもあり、板窓を使ったチェイスに強い。
    • アゲハを出してすぐに刹那を使うと、アゲハを追うようにして刹那ができる。これを利用してサバイバーがアゲハを憑依させる前に距離を詰めることが可能(アゲハがサバイバーに憑依すると、従来と同様注視により刹那切りが発生する)。
      • この方法ならば月の河公園の河やメリーゴーラウンドを超えることも可能になったので、このステージでの試合を行うなら習得しておきたい。
      • また、アゲハを長押しで狙いを定めずタップのみで即投げつけるテクニックも存在する。(通称:ワンタップアゲハ)
        板の前から板の奥に対してワンタップアゲハと即刹那を行うことで板のすぐ隣で待機する甘えた板攻防を行うサバイバーの背後に即座に回り込むことが可能であり、ポジションや状況により上記の事前にアゲハを置いておくやり方と使い分けることで確実な一撃を重ねていくことができる。
        ワンタップアゲハからカメラの背後に居るサバイバーに攻撃を仕掛ける為には大抵の場合急な方向転換を伴うので事前に練習しておきたい。
    • カメラ視点がアゲハの方向を向いていれば芸者本体がアゲハを目視できなくとも刹那が可能。
      • この方法を使えば各マップの壁を上から、横から見れば壁を貫通しての刹那が可能になる。これはプロの試合(特にZETA DIVISIONのAlfredが主流)でも使われている技。
    • アゲハを聖心病院の2階やレオの思い出の工場内2階などの高低差がある場所にあらかじめ置いておくと、1階から2階へと刹那ができる
      アゲハが1階あるいは地上から直視可能、かつ刹那後に降りられるだけの空間が必要*4とそこそこ制約が多く、ロマン技ではある。
    • 椅子前にアゲハをおいておけば単発攻撃ハンター、徒歩移動ハンターでは行いづらい中距離キャンプが比較的容易に可能。相手サバイバーの実力にほぼ依存せず芸者を使っているプレイヤーのスキル依存で行える。
    • 離魄移魂の動作速度向上&離魄移魂中にアゲハを投げることができるため機動力が非常に高い。
  • 美人相の時は移動速度がハンターの中でも最速組となる。
    • 短所にもある通り、要所要所で移動速度が最遅組に落ちる般若相に切り替わってしまうが、スピードアタッカーなハンターの中でも移動速度が最速なのはアンデッドのみとかなり貴重。これが後述する長所にも繋がる。
  • サバイバーが空中に居る時は注視ボタンによる振り向きが出来ないので刹那を止められない。刹那でサバイバーのすぐ真横に落下するのでそのまま落下攻撃に繋げられるのもあり、上から下への上下移動チェイスに強い。
  • 開幕の奇襲がしやすい。
    • 美人相で巡回している間は警戒範囲が27mで、刹那の最大射程は約25m。サバイバーの心音を鳴らさずに、サバイバーの2m横まで刹那できる。
    • 特に心音範囲の狭い囚人に対して成功しやすい。
  • ステイン隠しが簡単
    芸者を極めるならぜひとも活かしておきたい要素。スキルボタンを長押ししながら向きを変えるだけでできる上、アゲハ蝶を持っているならいつでも使えるので活かす機会が多い。読み勝ったらそのまま即座にアゲハを投げる事もできる。
  • チュートリアル完了時の報酬で入手可能なキャラの内の一人になっているため、この時に芸者を選べばゲームの流れを掴む練習に使うのも良し、そのまま芸者を極めるのも良しの新規プレイヤーに優しいハンターとなっている。実質傭兵との二者択一なので自分がメインでプレイする陣営で選択しよう。
    • 特に低ランク帯で使われやすい医師囚人に刺さるので人格レベルを上げるのも容易である。呪術師とのチェイスには慣れが必要なので注意。
  • 演繹得点の「狡猾」が稼ぎやすい。
    • 「刹那生滅」で移動するだけで獲得でき、移動した距離が長いだけ貰えるポイントの量も多くなる。「狡猾」はハンターの中でも最も溜まりにくいポイントなので、芸者を使っていけば楽に溜めることが出来る。この点においても初心者にうってつけの性能をしている。
  • 瞬間移動のスキルボタンを押してから移動するまでの時間が短い。
  • 監視者をおいた時の音がかわいい。\ポン/

  • 攻撃手段が単発の通常攻撃のみであるため、相性が悪いサバイバーが多い。
    • 泥棒はライトを当てることでアゲハに憑依されていなくてもスキル封じが可能で、比較的芸者の刹那を止めやすい。
    • 単発なので占い師にフクロウで攻撃を防がれただけで苦しい展開になる。この後刹那が難しいポジションに逃げ込まれると悲惨の一言。
      • 存在感が1000溜まったところでチェイス能力が強化される訳ではない点も厳しい。2500まで溜まればチェイス能力は上がるが、一部のハンターほどの爆発力は無い。
    • 相手に接近しなければダメージを与えられないため、呪術師探鉱者も難敵となる。相手の構成次第では無理に芸者を使うのは避けた方が良いだろう。
      • 立ち回りの項目の障害物抜け刹那を行えるのであればサバイバーがアイテムを使い切った隙を狙いやすくなるが、やはりアイテムを使われる内は時間を稼がれることには変わらない。
    • 初心者にありがちなミスとして、傭兵は肘当てを使われても刹那生滅で追いつきやすいのでファスチェで追いがちだが、これをやってしまうと別の100族サバイバーの解読が進んでしまい、サバイバー側がミスしない限り勝てなくなってしまう。他のハンターと同様傭兵はスルー安定。
  • 般若相に切り替わる要素が多すぎて美人相を活かす機会に乏しい。
    • チェイスに入ると美人相に戻れる機会はそうそう訪れない。長所である足の速さがほぼ巡回でしか活かせないのである。
      その巡回においても監視者を置くと強制的に般若相へ切り替わってしまう。
      般若相の移動速度は最遅組なのでスキルを駆使しないと実はチェイスの難易度は高い部類に入る。
    • さらに般若相に切り替わる時や刹那生滅を使った時のエフェクト音はステージ中に響き渡るので、ハンターが芸者だとバレてしまう。
      道化師泣き虫らと違い切り替わる行動をとらなければバレないため、チェイス前にハンターの正体を見抜かれることは少ないのが幸い。
  • 通常攻撃の性能が捻くれている
    • データ上の射程距離はリッパーと同じ2.7mで黒無常オペラ歌手よりも狭い。そのうえ、縦判定が劣悪で横判定はまあまあと、範囲がかなりひん曲がっている。
      • 横判定が広いため謎のケバブ判定を食らいやすい。
    • 溜め攻撃は途中で足を止めるので当てにくい。
    • 風船殴りの射程距離は全ハンター中最短。ほぼ密着しなければ攻撃を当てられず、オフェンスバッツマンの妨害に弱い。
    • これに加えて前述のようにチェイスの際は大抵般若相、つまり遅い移動速度でチェイスしなければならないので攻撃が当てにくい。刹那生滅が不発に終わると、それだけで厳しい戦いを強いられることになる。
  • 壁に攻撃が当たった時の硬直が長い。
    • 1.33秒と馬鹿にならない数値。ハンター内でもワースト2位である。ちなみに1位は結魂者の1.51秒。
      板窓壁を抜いた後は大抵壁が近いため壁を殴ってしまう機会も多く、なおさらこの問題が重くなりやすい。
  • アクションがいちいち大振りなのでサバイバー側から見て行動のタイミングを見極められやすく、タックル救助縄救助を決められやすい。
    • その上何かアクションを起こす度に美人相から般若相へ切り替わる為、その時のエフェクトが非常に目立つ。
      上記のオフェンスやカウボーイに粘着されてダウン放置を行わざるを得ない場合はこの点に注意したい。
      もしも粘着中のサバイバーがまだ風船救助できる状態で美人相に戻ってしまった場合、攻撃を素振りするか補助特質を構えて般若相に変えておくなど対策が必要。
  • 回線が重くなる不具合がある
    • 原因は不明。環境にも寄ると思われるが、サバイバー側もこの回線ダメージを食らうこともあるので、自身に負担が無ければ逆に役立つ。

チェイス性能は優秀だが、暗号機妨害などその他については知識と腕がいるハンターだ。とにかく刹那で素早いダウンをとり、試合のテンポを早めることが大事である。アゲハを用いた様々な立ち回りも把握しなければそもそもハンターのスキル自体が腐ってしまう。立ち回りの把握と実直な練習により真価を発揮するハンターだといえよう。

芸者で勝ち進むためには、「アゲハを狙った位置に投げる技術の獲得」「アゲハを活用したサバイバー追い込みの技術や高度な読み合いの獲得」「下記の刹那生滅の工夫」が必要になってくる。
芸者で勝ち抜くつもりであれば扱い方をマスターしておきたい。

  • アゲハで擬似鬼没
    アゲハを置く感覚は、ヴァイオリニストの弦を貼るイメージや、黄衣の王の触手を生やすイメージと同様である。
    立ち止まってタップした場合、カメラの向いている方向の5m前方にアゲハが出る。
    • 立ち止まってタップした時のアゲハの飛んでいく目安は「板を挟んだ向こう側」。
      つまり、板前でアゲハをタップして、即刹那をすれば、擬似鬼没が可能。
    • 一度シングルトレーニングモードなどで感覚をつかんでみることを強くお勧めする。
  • アゲハの使い方
    アゲハは次の場合に使うことが現状良いとされているが、戦法の開拓によっては今後変化する可能性もある。
    • 擬似鬼没の用途
    • 距離チェに追いつく
      • アゲハを投げてから直ぐに刹那をすると、アゲハが障害物を透過した際に芸者から直視できなくなる場合があり、この時に刹那が切れることには注意
    • サバイバーに当てて、従来の刹那と同様に用いる(下の項で従来の刹那テクニックを紹介している)
    • 椅子前に置いて、中距離キャンプの際に刹那で帰るための拠点にする
    • 暗号機圧をかけるために暗号機付近に置く
  • 刹那について
    スキル説明だけ見るとサバイバーに注視されれば使えないゴミスキルのように思えてしまうがそれは違う。
    サバイバーは注視ボタンを押すことで刹那を封じられるが、注視ボタンは芸者の顔がサバイバーの方向を向いていて、その間に障害物がない場合しか出てこない。
    一方で芸者はカメラでサバイバーを捉えてさえいれば刹那を使える。
    つまりサバイバーが注視できない状況でも刹那が使える時がある
    もちろん、刹那が発動すると芸者が強制的に正面を向く都合上発動できたところでサバイバーの注視を受けてすぐに止められてしまうのだが、下記の板抜き刹那を筆頭にそのわずかな時間で一部の障害物を抜くことができるため利用価値は十分ある。
    以下にアゲハに憑依されたサバイバーを対象にしたテクニックを紹介する。

  • 刹那の種類
    1. 窓抜き刹那
      サバイバーが窓を乗り越えた際、窓の横の壁に顔を押しつけながら刹那を使うと窓をすり抜けてサバイバーに接近できる。
      存在感がMaxなら顔を壁に押しつけなくてもすり抜けられる。
      通称正面抜き。
      アゲハに憑依されたサバイバーが3m以内にいると刹那の対象にできなくなっており、窓のすぐ横でやろうとすると刹那が使えないことが多く、窓乗り越えの途中だと窓枠の手前に移動するだけになるなど使いこなすには練習が必要。
    2. 板抜き刹那
      サバイバーが板の向こうでこちらを注視している時、こちらがサバイバーに背を向けることで注視できないようにしながら刹那を使うと板をすり抜けてサバイバーに接近できる。
      正面抜きと違って、これは存在感がMaxでないと板に押し戻されてしまい失敗しやすい。
      通称裏抜き。
    3. 上から刹那
      サバイバーが少し高めの壁の向こうにいる時、カメラの目線を上から見下ろすように傾けることで、サバイバーを表示させることができる。そして壁に顔を押しつけながら刹那を使うと壁を斜めにすり抜けることができる。
      赤の教会の最北東にある壁でも可能なため割と使える。
      ただし裏抜き同様存在感がMaxでないと厚めの壁には押し戻されてしまい失敗しやすい。ファスチェの時は薄めの壁だけ狙ってみよう。存在感Maxの場合薄めの壁なら顔を押しつけなくてもすり抜けられる。
    4. 視線切り
      サバイバーがまっすぐに走りながらこちらを注視している時、こちらが木などの障害物で顔を隠すことで強制的に注視を解除させゴリ押しで刹那を使うこと。
      障害物をすり抜けるとサバイバーは再びこちらを注視して刹那を中断させてくるが、存在感がMaxであればかなりの距離を詰められる。
    5. 先回り刹那
      それまでカメラで捉えていたサバイバーがカメラの視界から見えなくなっても、その直後ならば刹那が使えることを利用したもの。
      こちらがサバイバーを壁に沿って追いかけている時に、サバイバーがその壁の向こう側に行き視線が切れた瞬間に刹那を使うと、壁をすり抜けてサバイバーに接近できる。
      存在感がMaxであれば厚めの壁でも使用できかなり強力。
    6. 監視者刹那
      監視者を長押しすると監視者を構えた状態で視点が俯瞰視点になる仕様を利用し、長押し監視者をキャンセル後即刹那をする事で本来なら刹那できないポジションでも刹那が可能になる。
      上記の「上から刹那」と「先回り刹那」を応用したテクニックであり難易度は高め。不意を突きやすく一見強力そうではあるが芸者では監視者の採用率が低い事や、難易度の高さに対して汎用性が低い事等により活用されることは少ない。
  • 救助狩り
    • 離魄移魂の使用後空中で攻撃する事で落下攻撃となり攻撃の硬直がなくなる。それによって二段階攻撃が可能になる。
      硬直が無くなる事を知らないサバイバーは落下攻撃でケバブした直後に救助しようとする場合が多い。1撃目をフェイントにして2発目で恐怖の一撃を狙える。
      • エモートの「悩む」が芸者の攻撃後モーションに酷似している。ケバブの後に「悩む」を挟めば更にサバイバーを騙しやすい。
      • 離魄移魂は基本的に真上に飛び真下に降りるスキルなので2回攻撃を当てづらいのだが、以下のような方法でサバイバーとの距離を調整し強引に当てていく事も可能。
      1. 落下中に神出鬼没を使う
      2. 救助役にあらかじめアゲハをつけておき、救助役がこちらを向いているタイミングで裏抜きの要領で無理やり刹那をする。するとわずかに移動したのち空中で刹那が中断されそこから落下攻撃を仕掛けることができる。
      3. 障害物の向こう側にアゲハを投げ、アゲハが飛んでいる間にタイミングを見計らって刹那をする。するとアゲハが障害物の裏に行った瞬間に刹那が中断されそこから落下攻撃をしかけることができる。アゲハを投げる位置、刹那のタイミングによって落下位置をかなり自由にコントロールできるため実用性は高い。
      • 上記b、cの方法では、普通に離魄移魂を解除した場合よりも落下速度が多少早くなるので攻撃をしやすい。
    • もう1つの方法として「瞬間移動」を組み合わせた中距離キャンプからの連続攻撃がある。
      芸者は瞬間移動の硬直が短く、アゲハを使って椅子から離れたところへ素早く移動できる。これらを利用して救助に向かってくるサバイバーを真っ向から迎え撃ち、瞬間移動で椅子の前に戻ってもう一撃を食らわせる、といった戦法を取ることが可能。
      • 湖景村の桟橋付近の椅子など、可能ならステージの端の椅子に寄せよう。中央だと八方からサバイバーが来る可能性があるので不意を突かれやすいが、端に寄せればサバイバーが向かってくる方向をある程度絞ることが出来る。
      • なるべく「狂暴」をつけて攻撃後の硬直を短くすること。中距離からの攻撃に成功しても瞬間移動で椅子に戻る前に救助されるのは防ぐようにしたい。
      • 一見相性が悪そうに思える「指名手配」であるが、余裕があればつけておくと良い。指名手配された相手が救助に来れば狙い撃ちしやすいし、そうでなくても救助枠を1人分圧迫させられる。また、見捨てと分かれば瞬間移動でタゲチェンしやすい。
    • ちなみに救助狩りとは違うが、瞬間移動と「指名手配」を組み合わせ、キャンプをせず片っ端からタゲチェンして奇襲を仕掛けるやり方もある。こちらは芸者が苦手とする解読妨害に長けた戦術で、救助役が多い場合、もしくは解読役が生き残っている場合に有効。
    • 以上のように従来は制約が多かった救助狩りであるが、次の方法でも救助狩りが狙える。(下の項参照)
  • アゲハを使った救助狩り(長所の欄で説明した内容の補足)
    • 次の手順である。
      ❶椅子前にアゲハを事前に置いておく
      ❷救助サバイバーの救助ルートを読んで一撃
      ❸離魄移魂で上に昇る
      ❹刹那切りされないアゲハへの刹那で椅子前に戻る
      ❺救助狩り
    • アゲハは、芸者が目視できなければ刹那ができない。そのため、必要以上に離れすぎてしまうと、❹で戻れなくなってしまい救助に来たサバイバーに安全な救助をされてしまう。
      • どの距離でアゲハへの刹那が可能なのかについては練習して距離を確かめること。
    • 椅子から遠すぎる位置で救助サバイバーを殴ってしまった場合は、アゲハ刹那(アゲハを投げたあと即座に刹那を押してアゲハに着いていく刹那)で距離を縮める方法の方が安定する。または瞬間移動で戻る方法もある。
      • 対策としては、無闇矢鱈に❸で上に昇らないこと。離魄移魂は刹那で降りることを旨とする(普通に降りたら遅すぎる)。
    • 吊る椅子は上の従来の救助狩りと同様、マップの端であることが望ましいが、調整後芸者は次の2点を満たす椅子であればどの椅子でも基本的には戦える。
      • 救助ルートが2本以下であること(例;永眠町の墓の隣、聖心病院の女神像、月の河公園の橋上(祭司不在時)など)。
      • 開けた位置にあること(地下吊りは通常他のハンターが使うと救助圧を掛けやすいが、芸者の場合、強みを生かすことができない上に、救助狩りも狙えない。もちろんケース・バイ・ケースではあるため、地下吊りの弱みを理解した上で吊ること)。
         
  • かつては1~3段の勝率&使用率トップの初心者キラーハンターだったが、S13で行われた仕様変更により2021年2月の段階では上記のランク帯の勝率&使用率が大幅に落ちている。逆に高ランク帯では勝率が上がっている。ただし、全ランクを平均した場合だと以前より勝率が低くなってしまったので、2021年5月に強化調整が行われた。
    それまでの芸者はアゲハが無く、常にサバイバーに向けて刹那を行うしかない(常にサバイバーにアゲハが憑依しているような状態)だった。
    仕様変更後は刹那を利用した立ち回り方が大幅に変わっているので久々に使う人は対戦へ行く前にシングルトレーニングモードで確認しておこう。
    • 仕様変更直後は弱体化調整ではないかと多くの意見が出たが、単純にできる事が増えているだけなのでリワーク後の中~高ランク帯での芸者の勝率は上昇している。低ランク帯での勝率は低下したが、初心者サバイバーに対して強すぎたのにチェイス方法を理解しているサバイバーへの対抗手段が乏しかったため、その点をうまく修正できた形になる。
  • アゲハの最大射程は約25m。刹那生滅の限界距離も同じ。離魄移魂中はアゲハの最大射程が43mに延びる。刹那生滅の限界距離も伸びているのだが、最大射程でアゲハを出してしまうと刹那生滅が届かなくなる。少し手前(42m程度)にするだけで届くようになるので調整するか、出したものを追うように刹那生滅を使えば良い。
    • 恐らく離魄移魂で一定高度まで上昇した影響でアゲハの設置距離だけ微妙に伸びてしまうことが原因。建物の2階など、普段より高いところから離魄移魂で地上にアゲハを飛ばすとさらに設置距離は伸びる。
    また、サバイバーにアゲハが憑依している時、地上での刹那生滅の限界距離は変わらないが、離魄移魂中は60mを超える距離でも視線が通っていれば刹那が使える。注視は25m以上離れていると機能しないため、注視があったとしても大きく距離を詰めることができる。
  • 刹那生滅はアゲハが見えてさえいれば倒した板、窓枠、障害物を全部すり抜けて移動できる。しかし一見アゲハは見えるのだが見えていないことにされて刹那生滅が発動できない場所が存在する。建造物の普通のガラスが入っていそうな窓などが抜けられないのはまだわかるとしても、例えば赤の教会のレッドカーペットを囲う鉄枠の向こうのアゲハには発動できないが、赤の教会の外周各所に散見される、壁についた窓のような形の穴の向こうのアゲハには発動できるなど基準がわかりづらい。いろいろなところでアゲハを出してみて抜けられるかどうかシングルトレーニングで調べてみるのも良いだろう。
  • 離魄移魂は小屋などの屋内でも平屋であれば大抵使用できるが、聖心病院の病院や湖景村の船、中華街など天井が低い2階層型の屋内では基本使用不可。地下も使用不可。
    湖景村の船に至っては2階(屋上?)も全域使用不可になっている。永眠町も庇が干渉するため屋外の建造物そばなどでは使用できないことが多い*5
    • ただし穴の真上であれば穴から顔を出すような形になり使用可能、そこから2階にアゲハを投げて2階に戻ることができる。
      月の河公園の2階建てやレオの思い出の工場など、一部が吹き抜けになった2階層なら吹き抜け部分で使用可能。もちろんこちらもアゲハで2階に行ける。
      月の河公園のテントは天井が低い端の方では使えないがより内側でなら使える。
  • 芸者はサバイバーを風船で持ち上げる際の動作が遅いという話が時々出るが、風船操作時の硬直時間は破輪(1.93秒)を除いた全てのハンターが「1.8秒」か「1.96秒*6」のどちらかになっており、芸者は後者ではあるものの他のハンターと大差があるとは言い難い。芸者の動きが全体的にゆったりしている上に宙に浮いたりオーバーなので体感時間も長くなってしまうものと思われる。
     
  • 基本的に右下人格が有力となっている。
  • 右下人格をメインに残りをサバイバーの編成やマップを見て取捨選択することが多い。
  • 補助特質は「神出鬼没」を採用することが多いが、「監視者」「興奮」「瞬間移動」「異常」など幅広く採用が可能である。
     
  1. 右下(裏向きカード・引き留める) 怒り1 狂暴1 翻弄 鹿狩り
    • 無難な人格。初心者はこの人格をおすすめする。
    • 徒歩ハンターの基本形である右下を採用し、自由枠として強い人格を採用している。
  2. 右下(裏向きカード・引き留める) 怒り1 指名手配 幽閉の恐怖
    • 幽閉の恐怖を採用することで4人通電してしまっても引き分けを狙える人格。
    • 大会シーンなどで採用されることが多く、支配欲もあると便利な人格である。
  3. 右下上(裏向きカード・引き留める) 破壊欲2 狂暴1
    • 右下を採用しつつ破壊欲が欲しい場合の人格。
    • 破壊欲を3にし、狂暴ではなくパニックまで振るケースも多い。
  4. 上下(閉鎖空間・引き留める) 怒り1 翻弄 指名手配 檻の獣の争い
    • 閉鎖空間や破壊欲を採用しつつスタン対策の人格も欲しい場合。
    • 補助特質は神出鬼没ではなく瞬間移動を採用することが多い。
       
人格考察
  • 存在感1000解放によるメリットがそこまでないため、傲慢を採用することは殆どない。
  • 単発通常攻撃しか持たないため「引き留める」は必須級。残りが自由枠。
  • 神出鬼没がなくとも十分ダウンを狙うことができるため補助特質は自由に選べるが、初動の安定を高めるため神出鬼没採用が数としては多い。
  • 対スタンはまだしも、風船粘着に手こずりやすいためチェイス含めて興奮採用も強い。
  • 聖心病院(院内)や湖景村(船)といった高低差が強いマップでは監視者採用の恩恵が大きい。
  • 高い機動力があるため初手から異常を採用するのも強いが、上振れもするが下振れもするのでハイリスクハイリターンとなる。
  • 瞬間移動を採用すると人格面ではポイントに余裕が生まれやすいが、初動では高いスキルの精度が求められる。
  • 自由枠ではスタンキャラや風船粘着キャラがいれば怒り・中毒症・翻弄・忍耐力などを採用し、そうでなければ狂暴や指名手配などを採用することが多い。
     
  • 破壊欲
    • アゲハが溜まっていない、又は温存したいときの板グルチェイスに役立つ。
  • 怒り・檻の獣の争い・中毒症・翻弄
    • 粘着キャラ等がいるときのためのスタン等対策。
  • 獲物を追う3
    • 月の河公園などでのメリゴチェイスなど、グルチェに不安がある場合や、救助後ダウンを狙う際に役にたつ。
 


*1 攻撃、刹那、離魄移魂、板破壊、風船持ち上げ、気絶、監視者、巡視者、瞬間移動。
*2 攻撃をした場合、攻撃動作を終えて動けるようになってから10秒間。
*3 約25m
*4 ギリギリに置くと刹那で飛べてもそのまま落下することがある
*5 稀に使用できる場所もあるが庇でほとんど視界が遮られるので刹那を使いづらい
*6 写真家より前に実装されたハンターは全員1.96秒