目次
概要 
- 多くのゲーム作品におけるやり込み要素の定番の1つ。
大抵はストーリーにおけるラストダンジョン内や隠しダンジョン内、もしくはラスボス撃破後に挑戦出来る。
1周目では現れず、2周目以降に現れたり、特殊な条件を満たさないと戦えないことも多い。
存在意義の関係上、特別な意図かバランス調整に失敗していない限り作中最強の存在であり、
やり込んだと言い張るにはクリアしなければならない存在である。
類義語:隠しボス、真ボスなど
- やり込み要素であるため、倒すべき存在として設定されるラスボスなどと異なり、
通常のエンディングを目指すだけならば倒す必要性のない存在である場合が多い。
ただし、倒すことで作中の世界に隠された秘密が明らかになったり、
ハッピーエンドやバッドエンドなどのトリガーとして設定されるケースもある。
また、特定条件を満たすとラスボスが強化されて登場(またはある種の復活)することがあり、
この場合も裏ボスと呼ばれることが多い。
- 裏ボスを倒すと、そのゲームにおいて最高性能の装備品が手に入ったり、
その裏ボス自体がパーティに加わるなどのご褒美がある場合がある。
しかし最強の敵を倒すのが入手条件である為、ストーリー攻略には全く使えない。
場合によっては無理矢理編み出さない限り、根本的に使い道が全く無いことも。- 但し、モンスターハンターを始めとした倒したモンスターの素材で直に装備品を作るゲームだと、
各武器の火力のトップ争いに裏ボスの武器がランクインする事は珍しくはないし、
自身が理想とする幾つかのスキルを同時発動させようと思うと同じく裏ボスの防具が要求される事も多々ある。
普通は、裏ボスを倒せばそのゲームの戦闘面でのやり込み要素はほぼ終了してしまうが、
モンスターハンターだと裏ボスの装備品を自由に作れるようになってからが本当の意味でのやり込み要素の開始…
という前提の違いも大きいだろう。
- 但し、モンスターハンターを始めとした倒したモンスターの素材で直に装備品を作るゲームだと、
- MHシリーズでも「ラスボス撃破後に挑戦出来る」モンスターは存在するが、
後述の通り一般的な意味での「裏ボス」とは異なる定義付けがなされている。
- ゲームだけでなく一般用語としても「裏ボス」と言う言葉が使われることがある。
この場合は特定の国家や企業、団体と言った何らかの組織における表向きのトップではなく、
その表向きのトップすらも操っている影の支配者、と言った意味で使用されることが多い。
MHシリーズでも、この用例でこの肩書きが使用されている人物が存在していたりする。
モンハンにおける裏ボス 
- MHシリーズでは「裏ボス」という呼称の定義は曖昧である。
「作品の終盤に」という点は他のゲーム作品と同じだが、
それ以外の点が多種多様な為、定義を決めるのが非常に難しい。
基本的には「エンディング後(ラスボス撃破後)に登場するモンスター」が該当するが、
作品によってはそれ以外の定義も存在する場合がある。
裏ボスと呼称される、され易いモンスターについては次の項目を参照されたし。- 近年の作品では、エンディング後に条件を満たすことで強大なモンスターが登場することが多く、
どのモンスターが裏ボスに該当するのかは比較的容易に判別できるようになっている。 - なお、エンディングと表現すると誤解を抱くハンターも居るかも知れないが
エンドムービー&スタッフロール後では無くハンターランク解放後を意味する。
- 近年の作品では、エンディング後に条件を満たすことで強大なモンスターが登場することが多く、
- 裏ボスの強さに関してだが、必ずしも作中最強の存在という訳ではない。
むしろ、世界観上はラスボスの方が脅威である場合も多い。
また、使用武器やプレイヤースキルとの相性が出やすいゲームであるため、
人によっては「(特定の)普通のモンスターのほうがラスボスや裏ボスより強い」といった状況も起きやすい。
装備についても、そもそもラスボスの装備ですら必ずしも最強になりえないMHシリーズにおいて、
裏ボスの装備も必ずしも最強になり得ないのは同じである。
- 公式で存在が伏せられている一部のモンスターと混同されることもある。
ただし、これらのモンスターは他のモンスターとは一線を画する存在として扱われており(リンク参照)、
必ずしも裏ボス=禁忌のモンスターとなるわけではない。
尤も、禁忌のモンスターの多くは作品における裏ボスとして登場するため、
「禁忌のモンスターであるが、裏ボスでもある」という事例は往々にしてある。
裏ボスの定義 
- 上述したとおり人によって「裏ボスに該当するか否か」の解釈は異なる。
以下は本記事内で「裏ボス」として取り上げる際の基準である。
- ラスボス以降に、特殊な条件を満たすことで登場するもの
- オンラインラスボスを討伐するだけでは登場せず、かつラスボス討伐以降にしかクエストを受注できないモンスターを指す。
最もメジャーな条件は「HRを規定値まで上げる」というものだが、
作品によっては受注ないし参加に特殊なアイテムが必要となる、特定モンスターを規定数討伐する、
闘技場や各種のクエストを全てクリアするなど、難しい条件が設定されている場合がある。
MH3G/MH4のHR解放については、HR解放直後(=ラスボスクリア直後すぐに解禁される)のものは含まない。
なお、より厳密には「特殊状態(極限状態、獰猛化)を除く初見のモンスター」である。- オンラインでは普通に出てくるが、オフラインモードではラスボスクリア(解禁)後にしか出ない、
というものはここには含まない。
MH/MHG/MH2/MH3については、オンラインへの切り替えに条件が存在するため、
オンラインでは出るがオフラインではラスボスクリア後にしか出ないモンスターについては、
上述した特殊な条件を満たしている場合は含む。
オフラインモードの全クエストクリア後に出現するクエストについては「村最終」の項も参照のこと。 - MH3以降の作品については、「乱入ではラスボス解禁前より出てくる」ものがある。
これについては初見ではないとする考えもあるが、
当記事では「正式狩猟解禁がラスボス後特定条件の達成」であるものについては含むものとする。
- オンラインでは普通に出てくるが、オフラインモードではラスボスクリア(解禁)後にしか出ない、
- 強化クエストを含むイベントクエスト
- 通常のモンスターに特殊な補正が掛かった結果、強敵となっているもの。
「作中最強のモンスター」を語る上ではこれらのモンスターも無視できず、
やり込み要素としての側面も強いことから裏ボス扱いされることもある。
こちらの詳細は「強化クエスト」や各種クエストのページを参考にしてもらいたい。
裏ボスとして扱われやすいモンスター 
MH 
MHG 
- 紅龍ミラボレアス - イベント配信限定
- キリン - イベント配信限定
- ハードクラスミラボレアス - イベント配信限定
MHP 
- 紅龍ミラボレアス - イベント配信限定
- Gクラスキリン - イベント配信限定
- ハードクラスミラボレアス - イベント配信限定
- イャンガルルガ - MH2との連動、及びイベント配信限定
MH2 
- イャンガルルガ - MHPとの連動、及びイベント配信限定
- 祖龍ミラボレアス - 受注にHR50以上+「祖龍の書」が必要 *1
- リオレイア希少種 - 受注にHR50以上+「秘境セット」が必要
- リオレウス希少種 - 受注にHR50以上+「秘境セット」が必要
MHP2 
- 祖龍ミラボレアス - イベント配信限定
MHP2G(集会所) 
- G級アカムトルム - イベント配信限定
MH3 
MHP3(ユクモ村) 
- イビルジョー
- ジエン・モーラン
MHP3(集会浴場) 
MH3G 
- G級ジエン・モーラン - イベント限定配信
- ジエン・モーラン亜種
- G級アルバトリオン - イベント限定配信
以下には全てHR解放後、特定HRへの到達が該当 - 怒り喰らうイビルジョー
- リオレイア希少種
- リオレウス希少種
- ナルガクルガ希少種
- ラギアクルス希少種
MH4 
- 激昂したラージャン
- 怒り喰らうイビルジョー
- ティガレックス希少種
- ミラボレアス
以上には全てHR解放後、特定HRへの到達が該当 - キリン亜種
- 紅龍ミラボレアス - イベント限定配信
MH4G 
- G級ティガレックス希少種
- G級アカムトルム
- ダラ・アマデュラ亜種
- 猛り爆ぜるブラキディオス
- 紅龍ミラボレアス特殊個体
以上には全て古文書の解読が該当 - G級錆びたクシャルダオラ *2
- 祖龍ミラボレアス - イベント限定配信(エピソードクエスト)
- G級ダラ・アマデュラ - イベント限定配信
- G級ミラボレアス - イベント限定配信
MHX 
- アカムトルム
- ウカムルバス
- アルバトリオン
- アマツマガツチ
以上には全てHR解放後、特定HRへの到達が該当 - 激昂したラージャン
- 怒り喰らうイビルジョー
MHXX 
- 渾沌に呻くゴア・マガラ
- G級激昂したラージャン
- G級怒り喰らうイビルジョー
- G級オストガロア
- 猛り爆ぜるブラキディオス
- G級アカムトルム
- G級ウカムルバス
- G級アマツマガツチ
- G級アルバトリオン
- ミラボレアス
- 紅龍ミラボレアス
- 祖龍ミラボレアス
以上には全てHR解放後、特定HRへの到達が該当 - 鏖魔ディアブロス *3
MHWorld 
- 危険度2~3の歴戦の個体*4
- ≪歴戦王≫のモンスター全種
- マム・タロト(Ver3.00以降) - イベント限定配信*5
- ナナ・テスカトリ(Ver4.00以降)*6
- ベヒーモス(Ver5.00以降)*7
- レーシェン(Ver6.00以降)*8
- エンシェント・レーシェン(Ver6.00以降)*9
MHW:I 
- ジンオウガ
- イャンガルルガ
- 傷ついたイャンガルルガ
- ティガレックス亜種
- リオレイア希少種
- リオレウス希少種
以上は全てマスターランクストーリークリア直後発見される導きの地で出会わないと戦えないモンスターに該当*10 - 悉くを殲ぼすネルギガンテ*11
- ラージャン(Ver11.00以降)*12
- リオレイア希少種/歴戦の個体(Ver11.00以降)
- リオレウス希少種/歴戦の個体(Ver11.00以降)
- ジンオウガ亜種(Ver12.00以降)*13
- 悉くを殲ぼすネルギガンテ/歴戦の個体(Ver12.00以降)*14
- ムフェト・ジーヴァ(Ver12.00以降)*15
- 猛り爆ぜるブラキディオス(Ver13.00以降)*16
- 激昂したラージャン(Ver13.00以降)*17
- ≪歴戦王≫ネロミェール(Ver13.50以降)
- アルバトリオン(Ver14.00以降)*18
- 氷刃佩くベリオロス(Ver14.00以降)*19
- ミラボレアス(Ver15.00以降)
- ≪歴戦王≫イヴェルカーナ(Ver15.00以降)
余談 
- 上述したようにMHシリーズにおける一般的な裏ボスの定義は極めて曖昧なものとなっている。
プレイヤーによっては「ラスボスより強い(怖い)モンスターが裏ボス」としていたり、
多くの作品で特定の条件を満たさないと出現しない「希少種」が裏ボスとされたり*20、
俗に言う「禁忌のモンスター」が(世界観的な意味でも)裏ボスという人もいる。
ラスボスと違い明確な定義が存在しないものであり、
当記事の定義も便宜上のもので、絶対正解というわけではないので注意。
- MHFではアップデートでモンスターが追加されていく関係上、裏ボスに相当するモンスターが存在しない。
「やりこみ要素としてのモンスター」は存在するものの、
運営の言やコンセプトから、「裏ボス」というよりは純粋に「腕試しの相手」として認識されていることが殆どである。- なお、運営側から「ラスボス的立ち位置」というイメージが語られたモンスターは存在する。
ただし、その立ち位置についてもアップデートや新コンテンツの追加により
過去のものとなってゆく(運営側からもユーザーからもラスボスとして認識されなくなる)ことが常であり、
期間限定かつ形式上の扱いに止まっているのが現状である。
唯一、裏ボスのポジションとして扱われたことがある存在としてはディスフィロアが挙げられるが、
これはMHF-G当時、ラスボス的なポジションに位置するシャンティエンに対して、
その後…つまり裏ボスとして登場することが想定されていたためである。
勿論、上述の通りこれは当時のアップデートの流れに即した「構想」という一過性のものであり、
システムとしての…つまり、永続する意味での裏ボスではない。
- なお、運営側から「ラスボス的立ち位置」というイメージが語られたモンスターは存在する。
関連項目 
ゲーム用語/ボス
ゲーム用語/ラスボス
モンハン用語/三界
モンハン用語/強化クエスト
モンハン用語/特殊個体 - 以下、裏ボスとして扱われる事の多い主なモンスターカテゴリ。
モンハン用語/村最終
モンハン用語/古龍級生物
モンハン用語/隠しモンスター
システム/希少種
モンスター/古龍種
世界観/禁忌のモンスター
登場人物/大長老 - とある組織の裏ボスと言われている。