マスカーニャ

このは

複数ヒットでの減衰が少なく、接射するとかなりの瞬間火力。貫通しないのでボディブロックには注意。
それらの点から強化AAで飛びついてから放つ動きが強く、LHに向いている。

トリックフラワー

敵一体に必中属性の花爆弾をつけ、再使用時もしくは一定時間後に爆発させる。
爆発させるまでにダメージを与えることで爆発のダメージや範囲が上がり、また減少HPに応じた割合ダメージもあるのでAAなどを挟んでから爆発させよう。

• 長所
  • ほぼ必中で瞬間火力が高い。
    • 割合ダメージによりトドメとして強力。
    • 爆発は範囲に効果があるためAOEとしても使える
  • 中距離から遠隔攻撃が可能。
  • KOを取るとわざの待ち時間がなくなるので技性能と相性がいい。
• 短所
  • 見えない敵には爆弾をつけられない。
  • つけた相手のなんでもなおしやまもり状態で解除されてしまう。
  • 再使用時にタイミングよくブリンクされると当たらない

つじぎり

猫らしく爪から三本の斬撃を素早く飛ばす。
技が当たるとポケモンの上にアブソルのサイコカッターのような三本の斬撃マークが表示される。
マークが表示されている相手に対しての通常攻撃の急所率が飛躍的に上がり、通常攻撃を当てる度にこのわざの待ち時間が短縮してHPが少し回復する。
アブソルのサイコカッターとは違い回数制限は無く、時間で消える。
通常攻撃を当てると待ち時間が短縮されるものの、持続時間はそれなりに長めで1回通常攻撃を当てるだけでもループが出来る。

技の挙動自体は強化前のこのはと似ているので扱いやすく、当たり判定はガイドに表示される範囲より前方に少し広い。
このはと同様に密着した状態で放つと複数ヒットしてダメージが少し伸びるが、つじぎりはマークを付与した後の通常攻撃が本体なのであまり複数ヒットにこだわる必要はない。
サステインのある状態で強力な通常攻撃を連発できるが、マスカーニャ自体の耐久が低く回復量も特別高くはないのでメタルクロー型のザシアンやガブリアスのようなダメージを受けながらの殴り合いは少し難しい。
しかし、特性を上手く使えば与ダメ上昇やサステインの強化と合わせて少ないHPからの切り返しも狙える。

また、マスカーニャの技の中で唯一回復効果のある技。
一回一回の回復量は控えめだが、複数を相手取るとかなり回復出来る。
アップグレード後は急所率と回復力が更に上がる。
マスカーニャは素の通常攻撃速度があまり早くないので、この技を取る場合は基本的に通常攻撃速度などのバフが強力なくさわけを選択する事になる。
アップグレード後のくさわけと合わせればシールドと回復で、スピード型の中でも屈指の耐久を手に入れることが出来る。

野生相手にも使いやすく特にチルタリス・ビークイン戦では、一瞬で回復と技短縮が出来る。

• 長所
  • トリックフラワーと比べ癖が少なく扱いやすい。
  • 継続火力が高い。
  • 急所率の高い通常攻撃で戦う性質上ピントレンズとの相性が非常に良く、ある程度の瞬間火力も出る。
  • マスカーニャ唯一の回復効果のあるわざ。
• 短所
  • 火力は高いが、アサシンの瞬間火力というよりはスカーミッシャーの継続火力、そのため戦いを始めるタイミングの判断を要する。
  • 射程距離ではトリックフラワーに劣り、追撃の通常攻撃を入れる前提の設計なので牽制は苦手
  • 技自体は扱いやすいが、『耐久が低いのに相手に張り付いて通常攻撃を打たなくてはならない』ため難易度が高い。

つめとぎ

敵に当てる必要がなく、使い勝手の良いムーブ技。使用後3回までAAのダメージが少し上がり速度が大幅に速くなる

かげぶんしん

指定した方向に近くの敵に向かって行く分身を1体出現させ、自身は一定距離を移動しつつ移動速度を大きく上げる。
マスカーニャ自身の移動方向に関わらず自由な方向に出現させられる他、ゲッコウガのかげぶんしんよりも頑丈で素早く動く。（ただし攻撃はせず、走るか停止するしかしない）
そして分身が残っているうちに再発動する事で分身と位置を入れ替えながら自身と分身の周囲にスタン付きの範囲攻撃を繰り出す。ルカリオの「ボーンラッシュ」と似たような動きとなる。
分身と位置を入れ替える前に分身のHPが0になると爆発するが、この場合は"分身の周囲にのみ"追加入力した時と同じ様にスタン+ダメージを与える
分身が残っていれば周囲にスタンを与えつつ瞬間移動で接敵・離脱ができるので、まだ倒しきれるラインに入っていない相手を牽制して素早く逃げたり、相手の射程外にいる状況からスタンを与えつつ素早く密着するなど攻守共に立ち回りに応用が効きやすい。
慣れていない人には「強力な攻撃を受けた」というより「何が起きているのか分からない」という精神攻撃をかけ、リソースを無駄遣いさせることができる。

また、マスカーニャのわざの中で唯一のCC付き技であり、トリックフラワー→AA→起爆のコンボやユナイトわざとの併用で大ダメージを出せる。

ただし分身は敵を察知すると勝手にそちらへ走って行ってしまう上に追加入力には分身との有効射程があるので、扱いには慣れが必要。

• 主な使い方
  • 後ろにかげぶんしんを出す→敵に普通に接近→わざ1→AA→ぶんしん2段目で退却（ハラス用）
  • 前にかげぶんしんを出す（自分は近づかない）→わざ1→ぶんしん2段目でスタン→AA…（倒し切り用）
  • 前にかげぶんしんを出す（自分は近づかない）→(わざ1→)逃げる…（視界取り/逃げ用）
  • 前にかげぶんしんを出しつつ後ろに移動(逃げ用・かげぶんしんに飛び道具をボディブロックさせる)
  • レックウザ戦等において危険そうな場所に分身を派遣させて相手を動かす

• 長所
  • 見えている敵を追ったり、視界を取るのに使える
  • 牽制・ヒットアンドアウェイ・撹乱・逃走がかなりしやすくなる
  • 分身抜きでも使用時のブリンク＋移動速度アップで機動力が高まる
  • マスカーニャの技の中で唯一妨害効果があり、ユナイトわざと相性がよい
  • 分身の追尾力が非常に高い
  • 相手が分身にリソースを割いた場合にはその隙を突ける
  • 待ち時間は長いが分身を出した時点から開始するので隙間時間はそこまでない
    • レベル13以降ならほぼ常時分身を出しっぱなしにできる
  • ボディブロックが可能
    • 当たり判定が本体と同様のため、インテレオンの狙い撃ちやミュウの強化攻撃、グレイシアのつららばり等の非貫通攻撃に対してはかなり有効となる
• 短所
  • かなりの状況判断力を必要とする
  • 壁抜け不可
  • 分身の動きを誘導できない
    • ブッシュを確認するのはかなり近づく必要があるため危険
  • 分身は攻撃しない
  • 分身と離れすぎると追加入力ができない
  • 野生ポケモンでは溜められないスタック系の溜めを許してしまう場合がある
    • 特にサステインを持つ相手の回復の起点になり得るので注意

くさわけ

指定した地点に飛びかかって攻撃し、命中した相手の通常攻撃速度と移動速度を下げつつ自身の通常攻撃速度と移動速度を大きく上げる。
シンプルな移動わざとしては非常に射程が長くモーションも短め。ファイアローの「ブレイブバード」のモーションと射程を少しずつ短くしたようなイメージ。
素の状態でも十分長い射程を持つが、草むらの中にいる時に繰り出すと更に射程が伸びる仕様があり、草むらや壁が多いマップ中央付近ではかなりの機動力を発揮する。
更に、相手チームのポケモンをKOするかKOをアシストすると即座にCTが0秒になる。そこから素早く撤退したり更なる攻めにつなげることが可能。
さらにアップグレードすれば発動するだけで最大HPの26～27%ものシールドを得ることが可能。相手のわざがあるタイミングで入っても火力を出し切るまで生き延びやすくなり、アシストやKOに成功すれば追加でシールドを得られるため退避、戦闘継続のどちらも一気にしやすくなる。

かげぶんしんと比べ挙動が素直で扱いやすいが、このわざ自体のダメージはそこまで高くない。ダメージを出すのはあくまでわざ1や、くさわけのバフで高速化した通常攻撃の役目である。
また、相手に命中させないと自身へのバフ(アップグレード後のシールド除く)が一切かからないので、通常攻撃が主体となるつじぎり型では特にエイムが重要となる。

• 長所
  • シンプルかつ射程、モーションが非常に優秀なブリンク
    • 草むらの中から繰り出すと更に長くなる
  • 相手へのデバフ、自身へのバフが強力
  • KO、アシストでCTが0になる
  • レベル13以降は大量のシールドを得られる
    • しかも敵に当てる必要がなく、使うだけで得られる
• 短所
  • 相手に当てないと自身へのバフも得られない
  • 妨害への耐性や行動不能系の妨害効果はないので、飛びかかった直後に攻撃を合わせられると辛い
• 補足
  • 空振りでもアップグレード後のシールドは得られる
  • ウッウの「ダイビング」やカイリキーの「ばくれつパンチ」同様、分厚い壁の中央まで届いていれば壁を抜けられる

ブルーミングショータイム！！

攻撃中はバトルアイテムと中断以外は操作不能となり、ゆっくりと前進しながら周囲を攻撃する。
火力と範囲は非常に優秀なのだが、それ以外は欠点も多い。
移動方向は飛び込んだ方向で固定される、使用中は妨害耐性すらない、など。ただし妨害を受けても攻撃は残る。
レジエレキや味方の妨害に合わせてうまく入ればゴール上の相手だろうとまとめて半壊させられる。カメックスやエーフィ、バリヤードなどのユナイトわざに合わせられると強烈。
一方で、タイマンにおいて使うのはあまり良くない。妨害や鈍足効果は一切ないため避けるのが簡単なためである。
そのためスピード型の割に集団戦向きのユナイトわざと言える。
高威力・広範囲という点から特性とも非常に相性がよく、妨害対策も含めてぜひ特性と合わせて使いたいところ。

ヌケニンにんぎょうを使用しても中断されず、攻撃判定を残したまま無敵状態になれる。
マスカーニャの機動力からして先発として飛び込んで行きたくなるが、ものすごいエフェクトかつマスカーニャ自身がヌケニンで見えなくなるため、味方視点では何が起きているのか分かりにくく、合わせにくい。
敵に攻め込ませてカウンターを狙ったり、敵を挟撃するような位置から使ったりなど、工夫したい。
また、だっしゅつボタンを使う事で位置をずらしながら移動方向を変える事ができる。
こちらは耐久補強の手段にはならないが、逃げた相手を更に追ったり突然方向転換したりと攻めの性能が大きく上がる他、だっしゅつボタンの汎用性が高く普段の立ち回りでも色々な場面で扱いやすい。
　
相手チームのポケモンに命中させる度にトリックフラワーとつじぎりの待ち時間が短縮される効果があるが、どちらのわざもそこまで待ち時間は長くなく、そのわざ自体に待ち時間の短縮効果があるので、この効果を実感する事は少ない(ユナイトわざ発動中にトリックフラワーが爆発した時くらいか)

余談だが、ドードリオ以来となるCD134秒で実装されたユナイトわざである。わずか5日でCD112秒になったが。

ここで紹介するのはあくまでも一例。以下の考察も参考にしながら、環境や編成、自身のプレイスタイル等に合ったビルドを見つけていこう。
※赤文字は重要度の高いもちもの

わざセット	トリックフラワー・かげぶんしん
もちもの	するどいツメ	もうこうダンベル	じゃくてんほけん
バトルアイテム	だっしゅつボタン
サポートメダル	茶6白6

「トリックフラワー・かげぶんしん」型のビルド例。
コンボの流れから「するどいツメ」は非常に相性が良く、「もうこうダンベル」も積みやすいため是非とも欲しい。
残りの一枠は、火力アップの「じゃくてんほけん」、機動力アップの「かるいし」、どちらも欲しいときは「じゅうてんチャーム」が主な候補となる。

わざセット	つじぎり・くさわけ
もちもの	ピントレンズ	ちからのハチマキ	するどいツメ
バトルアイテム	だっしゅつボタン
サポートメダル	茶6白6

「つじぎり・くさわけ」型のビルド例。
「つじぎり」から通常攻撃を連打するため「ピントレンズ」の急所ダメージに期待できる。「ちからのハチマキ」や「れんだスカーフ」で攻撃速度を上げるのもオススメ。
残りの枠は「ピントレンズ」「するどいツメ」「かるいし」「じゅうてんチャーム」などから選ぶと良い。
攻撃速度については、「れんだスカーフ」＋「くさわけ」のバフでほぼ頭打ちになるため、「プラスパワー」や赤メダルは効果が薄い。

わざセット	トリックフラワー・くさわけ
もちもの	するどいツメ	もうこうダンベル	じゅうてんチャーム
バトルアイテム	だっしゅつボタン
サポートメダル	茶6白6

「トリックフラワー・くさわけ」型のビルド例。
上述のように「トリックフラワー」と相性の良い「するどいツメ」「もうこうダンベル」に加え、「くさわけ」のブリンク＋バフと相性の良い「じゅうてんチャーム」が効果的。