目次
| キュワワー | サポート型 | 遠隔/特殊 |
|---|---|---|
| 初心者向け |
![]() | 戦闘能力 | |
| 耐久能力 | ||
| 機動能力 | ||
| 得点能力 | ||
| 補佐能力 |
| 価格 |
|---|
| 12000エオスコイン |
| 進化 |
| なし |
| 特性 | ||
|---|---|---|
![]() | ヒーリングシフト | HPが半分以下の味方のポケモンに近づくときに移動速度が25%上がる。 「こうごうせい」「フラワーヒール」「てんしのキッス」を使うと、自分についている花をすべて消費して、わざの効果を強化する。 自分は花を一定時間(1.5秒)ごとに獲得する。 花の最大保有数は8個。 草むらに入ると、花を4つ獲得できる。いちどこの効果が発動すると、次に発動するまで5秒の待ち時間が必要。 「こうごうせい」「フラワーヒール」「てんしのキッス」を使うと、味方のポケモンにくっつくことができる。 くっついてる状態だと自分は攻撃を受けず、HPが少しずつ(1秒ごとに最大HPの1%)回復していく。 くっついてる味方のポケモンが上限を超えてエオスエナジーを獲得したとき、自分が上限を超えた分のエオスエナジーを獲得できる。 くっついてる味方がゴールするとき、自分も一緒に同じエナジーをゴールすることが出来る。 |
| 通常攻撃 | |
|---|---|
![]() | 3回目の通常攻撃は強化攻撃となり、ダメージを与えて花を2つ獲得する。 |
| わざ1[R] | ||
|---|---|---|
![]() | こうごうせい | |
| 味方のポケモンにくっついていない状態の時は、指定した味方のポケモンにくっついて、シールド効果を与える。 味方のポケモンにくっついている状態でわざを使うと、味方のポケモンのHPを回復する。 消費した花が多いほど、HPの回復量は多くなる。 解除を使うと、くっついている状態を解除して、指定した方向へ移動する。 | ||
| レベル4になったとき、以下2つのわざから1つを選べます。 | ||
![]() | フラワーヒール | |
| 味方のポケモンにくっついていない状態の時は、指定した味方のポケモンにくっついて、シールド効果を与える。 味方のポケモンにくっついている状態でわざを使うと、味方のポケモンのHPを回復する。 消費した花が多いほど、HPの回復量は多くなる。 最大HPを超える分の回復効果はシールド効果に変換する。 解除を使うと、くっついている状態を解除して、指定した方向へ移動する。 レベル10:少しのあいだ(2秒間)くっついている味方のポケモンの移動速度が30%上がるようになる。 | ||
![]() | てんしのキッス | |
| 味方のポケモンにくっついていない状態の時は、指定した味方のポケモンにくっついて、シールド効果を与える。 味方のポケモンにくっついている状態でわざを使うと、わざのチャージ後に範囲内の相手のポケモンはメロメロ状態になり、勝手に近づいてくるようになる。 チャージの時間が長いほど、わざの範囲が広くなる。 消費した花が多いほど、メロメロ状態の時間が長くなる。 解除を使うと、くっついている状態を解除して、指定した方向へ移動する。 レベル10:わざをチャージしているあいだ、くっついている味方のポケモンの移動速度が50%上がるようになる。 | ||
| わざ2[ZR] | ||
![]() | つるのムチ | |
| 前方をつるで打ちつけて、範囲内にいる相手のポケモンにダメージを与えて、移動速度も少しのあいだ(2秒間)40%下げる。 | ||
| レベル6になったとき、以下2つのわざから1つを選べます。 | ||
![]() | マジカルリーフ | |
| 相手のポケモンに、1秒ごとに葉っぱを3枚飛ばしてダメージを計3回与える。 草むらにかくれている相手のポケモンにもダメージを与えることができる。 葉っぱを同じ相手のポケモンにダメージを計6回与えると、そのポケモンは0.5秒間行動できなくなる。 味方のポケモンにくっついている状態でわざを使うと、わざの範囲が大きくなる。 レベル12:1秒ごとに飛ばす葉っぱが4枚になる。 | ||
![]() | くさむすび | |
| 指定した方向へつるを発射して、命中した相手のポケモンにダメージを与えて、1秒間移動できなくする。 くさむすびは最大2匹の相手のポケモンに命中する。 2匹の相手のポケモンに命中した場合は、2匹目を1匹目のポケモンの場所まで引っ張って、2匹に追加でダメージを与える。 味方のポケモンにくっついている状態でわざを使うと、わざの範囲が大きくなる。 レベル12:わざの範囲が広くなる。 | ||
| ユナイトわざ[ZL] | ||
![]() | ヒーリングギフト | |
| レベル8:6秒間周囲に大きな草むらを発生させる。 マップの他の草むらと同じように、草むらにいるポケモンは見えなくなる。 自分が発生させた草むらに味方のポケモンが入ると、草むらにいるあいだは、そのHPが0.5秒毎に継続的に回復する。 自分が発生させた草むらからは、特別な花を獲得することができる。 特別な花を消費することで「フラワーヒール」と「てんしのキッス」が強化される。 ユナイトバフ:最大HP20%分のシールド+移動速度30%上昇+わざの待ち時間30%減少 | ||
バトルデータ
わざや特性の仕様と詳細
わざの細かな仕様や数値などの詳細を記載しています。
データベースの一部はUnite-DB 様( https://unite-db.com/ )より引用しております。
| 特性 | ||
|---|---|---|
![]() | ヒーリングシフト | |
| HP回復(毎秒):自身の最大HPの1% | ||
| 憑依した味方が草むらに入っても花は獲得できない。 | ||
| 通常攻撃 | ||
![]() | ダメージ・通常:攻撃 x 100% ダメージ・強化:特攻 x 45% + 11 x (レベル - 1) + 210 | |
| なぜか技1で憑依すると強化攻撃が溜まる。(解説欄・要検証) | ||
| わざ1[R] | ||
![]() ![]() | こうごうせい | |
| シールド付与:自身の最大HPの15% HP回復・基礎:特攻 x 100% + 0 x (レベル - 1) + 140 HP回復・追加:特攻 x 10% + 0 x (レベル - 1) + 40 (x 消費した花の数) | ||
| (解説欄・要検証) | ||
| レベル4になったとき、以下2つのわざの1つを選びます。 | ||
![]() ![]() ![]() | フラワーヒール | |
| シールド付与:自身の最大HPの14% HP回復・基礎:特攻 x 97% + 0 x (レベル - 1) + 300 HP回復・追加:特攻 x 15% + 0 x (レベル - 1) + 45 (x 消費した花の数) シールド変換・基礎:特攻 x 48.5% + 0 x (レベル - 1) + 150 シールド変換・追加:特攻 x 7.5% + 0 x (レベル - 1) + 23 (x 消費した花の数) | ||
| (解説欄・要検証) | ||
![]() ![]() ![]() | てんしのキッス | |
| シールド付与:自身の最大HPの20.9% 追加シールド付与:特攻 x 85% + 0 x (レベル - 1) + 288 メロメロ状態・時間:[0.6 + (0.1 x 消費した花の数)]s | ||
| (解説欄・要検証) | ||
| わざ2[ZR] | ||
![]() | つるのムチ | |
| ダメージ:特攻 x 86% + 14 x (レベル - 1) + 450 | ||
| (解説欄・要検証) | ||
| レベル6になったとき、以下2つのわざの1つを選びます。 | ||
![]() | マジカルリーフ | |
| ダメージ:特攻 x 16% + 1 x (レベル - 1) + 60 | ||
| (解説欄・要検証) | ||
![]() | くさむすび | |
| ダメージ:特攻 x 78% + 10 x (レベル - 1) + 410 ダメージ・追加:特攻 x 55% + 7 x (レベル - 1) + 286 | ||
| (解説欄・要検証) | ||
| ユナイトわざ | ||
![]() | ヒーリングギフト | |
| HP回復・継続:特攻 x 22.5% + 0 x (レベル - 1) + 80 強化「フラワーヒール」 HP回復・基礎:特攻 x 126.1% + 0 x (レベル - 1) + 390 HP回復・追加:特攻 x 19.5% + 0 x (レベル - 1) + 59 (x 消費した花の数) シールド変換・基礎:特攻 x 63.05% + 0 x (レベル - 1) + 195 シールド変換・追加:特攻 x 9.75% + 0 x (レベル - 1) + 30 (x 消費した花の数) 強化「てんしのキッス」 メロメロ状態・時間:[1.3 + (0.1 x 消費した花の数)]s | ||
| (解説欄・要検証) | ||
アップデート履歴
上方修正は▲橙の上三角、下方修正は▼紫の下三角、仕様変更は◆緑の四角で表示。
| 項目 | 変更点 |
| Ver.1.21.1.3(2025/12/05) | |
| 「てんしのキッス」のエフェクトが表示されなかった不具合を修正しました。 | |
| Ver.1.20.2.7(2025/09/25) | |
| くさむすび | ▼待ち時間:6秒 → 7秒 ▼2匹の相手に命中させたときの追加ダメージ:30% 減少 |
| フラワーヒール | ▼くっつく時のシールド量:5% 減少 |
| てんしのキッス | ▼くっつく時のシールド量:5% 減少 |
| サポート型のポケモンでありながら、「くさむすび」が集団戦で与える影響力、特に複数の相手に命中させた際の追加ダメージが強力でした。キュワワーの強みが、本来の役割である回復や味方の補助に向かうよう、わざの待ち時間を長くし、追加ダメージ量を下方調整しました。 | |
| Ver.1.19.2.11(2025/08/19) | |
| ステータス | ▲HP:3000~5500 → 3000~5900 ▲防御:40~190 → 40~250 ▲特防:30~160 → 30~220 |
| てんしのキッス | ▲シールド量:20% 増加 |
| てんしのキッス+ | ▲移動速度上昇効果:40% → 50% |
| 耐久力を増加させ、味方にくっつく時に与える「てんしのキッス」のシールド量を強化することで、味方にくっついたり離れたりしてサポートする戦略を強化しました。 | |
| Ver.1.18.1.4(2025/03/19) | |
| てんしのキッス | ▲くっついている状態で味方に付与するシールド量:20%増加 |
| てんしのキッス+ | ▲移動速度上昇:30% → 40% |
| 勝率と使用率がともに低い「てんしのキッス」について、味方へのシールド量と移動速度上昇効果を強化し、サポート性能を向上させました | |
| Ver.1.10.1.2(2023/06/08) | |
| とくせい: ヒーリングシフト | ゾロアークがとくせいのイリュージョンを使用したときにくっつき状態が解除されてしまう不具合を修正しました。 |
| Ver.1.9.2.8(2023/05/11) | |
| その花輪があまりにも良い香りで、癒しの効果を取り合ってチームの輪が乱れてしまう前に「フラワーヒール」を下方調整しました。「マジカルリーフ」は自分が安全なまま、周囲に影響を与え過ぎていたため、下方調整しました。 | |
| フラワーヒール | ▼花を消費しない基礎回復量:15%減少 ▼ユナイトわざ「ヒーリングギフト」で強化される回復効果:50%→30% |
| マジカルリーフ | ▼ダメージ量:25%減少 ▼行動できなくする時間:0.75秒→0.5秒 |
| Ver.1.9.1.6(2023/04/13) | |
| エネコのしっぽを使用した時に、待ち時間無しで複数回効果が発動していた不具合を修正しました。 | |
| Ver.1.8.1.7(2023/02/14) | |
| 五分咲きでユナイトバトルに参戦させてしまいました。満開でユナイトバトルが出来るように、全体的に上方調整しました。 | |
| ヒーリングシフト | ▲花びらを1枚獲得する待ち時間:2秒→1.5秒 |
| こうごうせい | ▲はなびらが0枚のときの基礎回復量:40%増加 ▲わざの発動からHPが回復するまでの時間を短くしました。 |
| フラワーヒール | ▲はなびらが0枚のときの基礎回復量:40%増加 ▲わざの発動からHPが回復するまでの時間を短くしました。 |
| てんしのキッス | ▲味方にくっついた時のシールド量:50%~70%増加 ▲待ち時間:7秒→6秒 |
| マジカルリーフ | ▲相手のポケモンを行動不能にする時間:0.5秒→0.75秒 ▲相手のチームのポケモンを優先的に攻撃するようになりました。 |
| くさむすび | ▲待ち時間:8秒→6秒 |
| ユナイトわざ: ヒーリングギフト | ▲回復量:50%増加 ▲必要なユナイトわざゲージ:20%減少 |
| Ver.1.8.1.6(2023/02/02) | |
| 実装 | |
レベル別ステータス表
| レベル | HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 移動速度 | 通常攻撃 速度 | 急所率 | ライフ スティール | CDR | 被妨害 時間短縮 | ||
| 1 | 3000 | 120 | 40 | 50 | 30 | 3700 | 10.00% | 0% | 0% | 0% | 0.00% | ||
| 2 | 3103 | 126 | 47 | 71 | 37 | 3700 | 10.36% | 0% | 0% | 0% | 5.83% | ||
| 3 | 3217 | 133 | 55 | 95 | 44 | 3700 | 10.75% | 0% | 0% | 0% | 11.66% | ||
| 4 | 3342 | 140 | 64 | 121 | 52 | 3700 | 11.18% | 0% | 0% | 0% | 17.49% | ||
| 5 | 3479 | 148 | 74 | 149 | 61 | 3850 | 11.65% | 0% | 0% | 5% | 23.32% | ||
| 6 | 3630 | 157 | 85 | 180 | 71 | 3850 | 12.17% | 0% | 0% | 5% | 29.15% | ||
| 7 | 3796 | 167 | 97 | 214 | 82 | 4000 | 12.74% | 0% | 0% | 5% | 34.98% | ||
| 8 | 3979 | 178 | 110 | 252 | 94 | 4000 | 13.37% | 0% | 0% | 5% | 34.98% | ||
| 9 | 4181 | 190 | 125 | 294 | 107 | 4150 | 14.07% | 0% | 0% | 10% | 34.98% | ||
| 10 | 4403 | 203 | 141 | 340 | 122 | 4150 | 14.84% | 0% | 0% | 10% | 34.98% | ||
| 11 | 4648 | 217 | 159 | 391 | 138 | 4300 | 15.68% | 0% | 0% | 10% | 34.98% | ||
| 12 | 4917 | 233 | 179 | 447 | 156 | 4300 | 16.61% | 0% | 0% | 10% | 34.98% | ||
| 13 | 5214 | 250 | 200 | 508 | 175 | 4300 | 17.63% | 0% | 0% | 10% | 34.98% | ||
| 14 | 5541 | 269 | 224 | 576 | 196 | 4300 | 18.76% | 0% | 0% | 10% | 34.98% | ||
| 15 | 5900 | 290 | 250 | 650 | 220 | 4300 | 20.00% | 0% | 0% | 10% | 34.98% |
上記表の最終編集日 2025 08/19
レベル別通常攻撃速度
通常攻撃を行い続けた際に攻撃1回あたりにかかる秒数。数値の単位は[秒/回]
| レベル | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 |
| 装備なし | ? | ? | ? | ? | ? | ? | ? | ? | ? | ? | ? | ? | ? | ? | ? |
| 力の鉢巻(LV30) | ? | ? | ? | ? | ? | ? | ? | ? | ? | ? | ? | ? | ? | ? | ? |
| 力の鉢巻(LV30)の効果 | ? | ? | ? | ? | ? | ? | ? | ? | ? | ? | ? | ? | ? | ? | ? |
| 装備なし+メダル赤3 | ? | ? | ? | ? | ? | ? | ? | ? | ? | ? | ? | ? | ? | ? | ? |
| 力の鉢巻(LV30)+メダル赤3 | ? | ? | ? | ? | ? | ? | ? | ? | ? | ? | ? | ? | ? | ? | ? |
| 力の鉢巻(LV30)+メダル赤5 | ? | ? | ? | ? | ? | ? | ? | ? | ? | ? | ? | ? | ? | ? | ? |
| 力の鉢巻(LV30)+メダル赤7 | ? | ? | ? | ? | ? | ? | ? | ? | ? | ? | ? | ? | ? | ? | ? |
上記表の最終編集日 2022 M/DD
考察
全体考察
単体支援に特化した無進化サポーター。
「味方と合体して支援」という、「味方と一緒に行動して支援」する他のヒーラーとは異なる特徴を持つ。
くっついた味方に付きっきりでサポートできるため、従来のサポーターでは難しかった機動力の高いアサシンやファイターへの支援が得意。
合体中のキュワワーはダメージを受けないため、自身から先に落とされるというヒーラーの弱点も克服している。
OPを更にOPにすることに長けているため、バランス調整に失敗した一強環境(特定のポケモンが突出して強い状況)や格差マッチングが発生しやすいソロランクでは大活躍することがある。
わざ1による支援が基本で、味方にくっついた時点でシールドを付与し、そこから更にわざ効果によるエンチャントを行える。
わざ1はどちらも"花"というスタックの概念があり、花が多い状態で発動することで支援の質が向上する。さらにユナイトわざを使うと特別な花を得ることでわざが強化され、瞬間的な支援性能は中々のものとなる。
「フラワーヒール」は即効性のあるHP回復であり、超過した分の回復をシールドに変換できるため、戦闘前には花の数を気にせず連打してシールドを付与すると良い。わざ待ち時間が短縮される終盤にはシールドを重ね掛けできるようになり、ファイト前に味方1体をHP満タン+大量のシールドが付いた状態にする使い方ができる。
「てんしのキッス」はくっついた味方の周囲をメロメロ状態にするユニークな技で、くっついた時のシールド量もかなり高いため味方のキャリーや敵の構成との相性次第で高いシナジーを発揮できる。VC等で味方と連携が取れる状況で使用するのがおすすめ。
わざ2の「マジカルリーフ」「くさむすび」はどちらも癖の少ない妨害技であり、味方にくっついた状態で使用すると射程が伸びる仕様となっている。
弱点は極端なまでの味方依存と、集団への支援性能の無さ。
サポーターなので単騎性能がないのは当たり前だが、キュワワーは耐久力も機動力もとても低く、他のヒーラーでは可能な擬似的な前張り、視界の確保、敵の攻撃をボディブロックするなどタンクの作業の分担が出来ない。
そのため常に疑似的な人数不利を作っているという欠点を抱えていて、特に前衛で体を張る味方のタンクに大きな負担をかけてしまう。
また、回復やシールドに関しても一人ずつのみしかできないため、乗ったポケモン以外が削られると集団戦での当たりが難しくなる。
良くも悪くも強烈な個性を持ったポケモンであり、一般的なポケモンとは得手不得手がまるで異なる。
公式には「初心者向け」と表記されており、実際、味方の実力が相手チームを上回ってる試合であれば強い味方にくっついているだけで勝てるだろう。
しかし実力が拮抗してる、或いは実力が見えない状況ではキュワワーの弱点がモロに出てしまうことが多くなる。
活躍の可否は味方のプレイスキルに大きく委ねられ、その上でキュワワー自身にも乗り降りの判断と花スタックの回収といった練度が要求される。
サポーターの中でも特にフルパ環境での採用が推奨される上級者向けの曲者であり、ソロでの使用はもはや博打の領域となる。
ソロ環境下でピックするのであれば、まず「キュワワーと相性の良い味方が選出されているか」「キュワワーが活躍しやすい環境となっているか」を見極める所から必要であり、その上でプレイスキルが要求される。
- 長所
- 味方にくっついて回復・妨害するため、機動力の高いポケモン対象や乱戦でも安定して支援することが出来る。
- ザシアンを始めとするアサシン・ファイターに継続的に回復サポートができるのはキュワワーの特権。
- 合体時は無敵になる。そのため自身の技(とバトルアイテム)の使用タイミングに意識を集中できる。
- 離脱ミスさえしなければ支援先より先に落とされることがないので、攻撃が飛び交う中でも補助し続けられる。
- 「てんしのキッス」は無敵のまま範囲に妨害をかけられるため、連携と味方の火力次第では非常に凶悪な逆転性能がある。
- 「フラワーヒール」によるHP回復は即効性に優れ、スタックがある状態では瞬間的な回復性能が高め。
- わざ2の妨害効果も優秀。「マジカルリーフ」はステルス状態やブッシュに隠れた敵を察知しやすく、「くさむすび」は発生が早い移動不能をかけられ妨害として優秀。
- 乗り降りの無敵を活かし、飛び道具をボディブロックしたり攻撃の対象を吸ったりもできる。
- 味方にくっついて回復・妨害するため、機動力の高いポケモン対象や乱戦でも安定して支援することが出来る。
- 短所
- 集団への支援性能はサポート型の中でも最底辺。乗っている対象以外にはほぼ支援できないので、他の3人への負担が重くなる。
- 特に「てんしのキッス」型においてはサポート性能を向上させるために合体を適宜解除して草むらや強化攻撃で花スタックを貯める必要があるが、耐久力がないため流れ弾に当たって倒されやすい。
- サポート型の中でも単騎性能が特に低い。悪いタイミングで合体を解除、もしくは合体した味方を落とされると高確率で自身も落とされる。
- 特に貧弱なのはHP。なんとアタック型のマークスマンよりわずかにマシなレベルのHPしかない。
- 通常攻撃は射程こそ長いが、火力は壊滅的で減速なども無く、本当に気休め程度のダメージしか出せない。
- 味方に先んじて視界を取る、敵の対単体攻撃を引き受けるなどがしにくく、味方に人数不利を強いることになりやすい。
- くっついているポケモンが倒れると自分も巻き添えになりやすいため、くっついているポケモンの実力に完全に依存する。有利状況を共倒れにより失いやすい一方で、不利状況をひっくり返すパワーも不足している。
- わざ1で自分を回復することができない。
- 合体中の回復はあるが1秒に1%とかなり遅く、ユナイトわざによる範囲回復も効果は小さいので自分の回復は苦手。合体中は体力が見えにくいのもあり、瀕死で乗った場合などはしばらく注意して迂闊に降りないようにしたい。
- 集団への支援性能はサポート型の中でも最底辺。乗っている対象以外にはほぼ支援できないので、他の3人への負担が重くなる。
- 補足
- 自身のレベル上げや味方を育てるためにも「がくしゅうそうち」は必須である。
- 「味方に合体して支援」する都合上、支援するポケモンとの相性によって影響力が変わりやすい。シナジーを発揮できるポケモンについては後述の相性考察を参照。
対策
- キュワワー対策が必要となる環境とは、言い換えれば確実にキュワワーと相性の良い環境アタッカーが存在していることになるし、サポート型を先に落とすという対策が通用しないため、そちらへの対策が第一となる。
- ドラフトモードではそういった環境ポケモンを先んじてBANすることで同時にキュワワーも抑えられる。
- 合体先を落としたとしても、処理に手間取るとまた別の合体先に乗り移られてしまうので、確実に処理しきること。
- いくらステータスが低いと言っても、アタック型のドラパルトに少し劣る程度の耐久力はあるので注意。
- ヤドランなど単体のキャッチに優れたポケモンを使う
キュワワーのいるチームは基本的に特定の一匹を暴れさせる戦術になるため、その相手をヤドランユナイトなどで無理やり落とすことによりそのまま試合を決めやすい。ただしキュワワーのユナイトわざなどで無理やり耐えられる場合もあるため、ある程度高い火力を合わせる必要がある。ゾロアークやゼラオラなどアサシンに乗っている場合に特に有効。
- キュワワーの乗っていない相手にハラスする
キュワワーは基本的に単体しか支援できないため、他の複数のポケモンを削ってしまえば回復が追いつかなくなり、そのまま人数有利でキュワワーの乗ったポケモンも潰しやすい。
しかしリソースを吐きすぎてしまうとキュワワーの乗ったポケモンを暴れさせたい相手の思惑通りになるため、余力は残しておくこと。
メタグロスなどとにかく硬いポケモンに乗っている場合に特に有効。
とくせい考察
ヒーリングシフト
- HPが半分以下の味方のポケモンに近づくときに移動速度が25%上がる。
- 一定条件下で花を獲得でき、わざ1使用時に花を全て消費してわざ1の性能を上げる。
- 1.5秒ごとに花を1つ獲得
- 強化攻撃が命中すると花を2つ獲得
- 草むらに入ると花を4つ獲得(5秒の待ち時間あり)
- くっついているポケモンが草むらに入っても発動しない。
- くっついているポケモンが草むらに入っても発動しない。
- わざ1を使うと指定した味方のポケモン1体にくっつく(合体する)。
- 味方が居ないとそもそもわざ1を使えない。また、合体時にはわざ1のCDは発生しない。
- 合体するとキュワワーの最大HPに応じたシールドを対象に与える(「てんしのキッス」の場合は追加でシールド量が増える)。このシールドは分離するまで永続。
- わざ1、2のCDは通常状態と合体状態で共通。
- 合体の解除は解除コマンド(リコール用のコマンドと同じ)を使用する。合体してから2秒間は解除できない。
- 2秒経った後では、くっついているポケモンの状態に関わらず任意のタイミングで解除できる。
- 合体状態ではキュワワーのHPが毎秒1%ずつ回復していく。
- 合体状態のキュワワーは、くっついている味方が上限を超えてエナジーを獲得するときに、その余剰分を獲得できる。
- くっついている味方がゴールすると、自分のエナジーも追加でゴールする。
- あくまで「味方が持っているエナジー分だけ」自分もゴールするので、自分の方が多く持っている場合は合体を解いた方がよい。
- ゴールの溜めをしている味方に合体しても追加ゴールにならない。
- 合体中の味方がゴールの溜めをしているときに技を使ったり、「マジカルリーフ」の攻撃効果中であれば自分のゴールだけがキャンセルされる。
- 合体していても頭数には含まれるので、追加ゴールの有無を問わず相方のゴールの溜め速度は加速する。
- 味方のゴールで壊れる場合は自分のゴールはキャンセルされる。
- つまり、味方がゴールの溜めに入る前から合体していて、ゴールモーションが終わるまで何も行動していない状態であれば追加ゴールできる。
通常攻撃考察
ダメージは雀の涙だが、強化攻撃を当てることで花が2つ溜まる。
また、合体を解除したときに強化攻撃がスタンバイされる。余裕があるときに撃っておきたい。
わざ考察
わざ1
こうごうせい
まず、指定した味方1体にくっつく。このときキュワワーの最大HPの15%分のシールドを与える。
次に、わざ1を再度入力することでくっついた味方のHPを回復する。
花による強化込みの回復量はハピナス・ピクシーの初期わざと比較しても高めで、シールドも付くことから序盤にしては中々の耐久補助ができる。
ただし頭数が減る=味方がキュワワーの分も攻撃を引き受ける点には気を付けよう。
フラワーヒール
ほぼ純粋な「こうごうせい」の強化版。CD・合体時のシールド付与はそのままで、回復量も順当に増加している。
花が多い方が回復するとはいえ、花を貯める為に使わなかったら本末転倒なので気にせず使おう。
さらに、「最大HPを超えて余分に回復した分の回復効果をシールド効果に変換する」効果が追加されている。4回まで重ね掛けが可能。
シールドは5秒継続なので、レベルアップやサポートメダルなどで待ち時間を減らせば非戦闘時にどんどんシールドを重ね掛けしていける。ファイトが起こる前から支援ができるのはキュワワー独自の強みであり、必ず戦闘が起きる前も連打してシールドをつけるようにしよう。
アップグレード後は発動時に味方の移動速度を強化する効果も追加される。
花のスタックを気にする必要はないので連打しよう。
- 長所
- 味方にくっついて回復するため、素早く動き回る味方でも回復させやすい。
- 花が溜まっている状況・ユナイトわざで強化した状況では瞬間的に大量のHPを回復できる。
- 超過回復時にはシールドを得ることができる。重ね掛けも可能で、味方1体を多量のシールドが付いた状態でファイトに送り出すことができる。
- ただしこのシールドは継続時間が5秒である。そのためレベルアップでCD短縮を得る、もしくは黒メダルを装備しないと重ね掛けは出来ない。
- アップグレード後はポン押しで2秒の移動速度バフをかけられる。
- 短所
- 乗りっぱなしだと回復力が低い。
- ただし基本的には乗りっぱなしでいい
- 一度に味方1体しか回復できない。
- 合体した状態から別の味方を回復させたいときは、解除→くっつきなおす→発動と手順を踏まなければならない。
- 乗りっぱなしだと回復力が低い。
てんしのキッス
こちらを取ると妨害サポートとしての性質が強くなる。
同様に指定した味方1体にくっついてからシールドを付与するのだが、こちらの方がシールド量が多い。具体的にはキュワワー最大HPの22%+特攻参照値&固定値という、花8つでの「フラワーヒール」の回復量以上のシールドが加わる。
合体時は、回復の代わりに範囲内のポケモン全員をメロメロ状態にすることができる。
わざ1ボタンを長押しすることでチャージし、くっついているポケモンを中心に効果範囲が広がる。ボタンを離すと発動。
一定以上チャージするとキャンセルになり、3秒の待ち時間が発生する。このときは花を消費しない。
花を消費することでメロメロ状態の時間が長くなる。時間は[0.6 + 0.1 x (花の数)]秒、ユナイトわざで強化したときは[1.3 + 0.1 x (花の数)]秒となる。
なお、こちらのメロメロ状態はプクリンの特性と異なり相手の技をキャンセルする効果はないことに注意。
こちらもアップグレード後は味方の移動速度を強化する効果が追加される。チャージ中のみの代わりに倍率が50%と高く、さらにエンゲージを決めやすくできる噛み合った効果である。
広範囲に無敵かつ任意のタイミングでCCを放てるのが強力。これを喰らった相手は、妨害無効でもない限り歩いて近づいてくるため、近接キャラのエンゲージに合わせて使えば回避されずに喰らわせつつ無防備なところに味方の技を叩き込める。
瞬時に距離を詰められる上で周囲に高い瞬間火力を出せるキャラ(「ほうでん」ゼラオラ、「たたりめ」ゲンガーなど)や、逃げられなければ強いポケモン(「げきりん」カイリュー、「りゅうのいぶき」ギャラドスなど)との相性が良く、組み合わせ次第では凶悪なコンボが可能。
特にユナイトわざの花を得たときのCC時間は最大2.1秒と非常に長く、入り方次第ではどんな状況も覆しうるパワーを持つ。
「フラワーヒール」と比べてただ待ち時間のたびに使えばいいというわけではなく、花の数がCCの長さに直結する&くっついた時のシールドが大きい点から適度に降りて強化攻撃を挟む立ち回りも重要となる。
しかし、回復力を失ってしまうデメリットが大きいのもまた事実。乗り降りしていると置いていかれる/撃破されるリスクも大きく、乗る側も乗られる側も立ち回りが難しくなる。
ソロランクで使用するのはよほど強い調整でないと博打であり非推奨。VCあり・味方と意思疎通が取れる状況下で使用することを強く推奨する。
- 長所
- 味方の周囲360°にメロメロを付与でき、接近戦のサポートができる。
- 複数の相手をまとめて引き寄せられるため、集団戦で非常に強力。
- 自身は無敵なので妨害がとびかっていようと確実に発動できる。
- 花が多ければ1秒強と長いスタン効果がある。ユナイトわざで強化すれば更にスタン時間が伸びる。
- オールインにおいて非常に決定力が高い。
- くっついた時に高いシールドを付与できる。
- アップグレード後は高い加速効果を付与できる。
- 短所
- 回復を失う。
- 一応ユナイトわざのエリア効果で回復が可能だが、あちらはわざ1の強化がメインであり、エリア効果の回復力は非常に低い。
- 合体時の高いシールド量を活かすためには乗り降りする必要があるため、意思疎通しないと置いていかれるリスクがある。
- チャージしないと範囲が狭く、かなり当てにくい。
- チャージすると効果範囲が相手にも見えてしまうので警戒されやすい。
- アップグレード効果はチャージ中のみなので継続的な効果はない。
- 回復はできる「フラワーヒール」より乗る対象をさらに選ぶ。
- エンゲージ性能と範囲火力を持ち合わせたポケモンでないと活かせない。
- ダメージ0で敵を引き寄せるため、特にメイジやマークスマンにはハッキリと邪魔になる。間違っても引き寄せを行ってはいけない。
- 回復を失う。
わざ2
つるのムチ
直線範囲の攻撃技。発生・射程に優れ、意外と威力もあるのでレベル6になるまではこれでいかにラストヒットをとれるかが序盤戦の分かれ目となる。
サポート型の攻撃技としては9秒という長いクールダウンがあるため、無駄撃ち厳禁。決して削りに使うべきではない。
マジカルリーフ
5秒間、キュワワーから葉っぱを放出する状態に移行する。葉っぱは1秒間に3枚(アップグレード後は4枚)放出し、6枚ヒットした相手はその場でスタンする。
味方にくっついた状態で使用すると葉っぱの届く範囲が広がる。
広範囲への必中攻撃、しかも草むらに隠れている相手やステルス中の相手にもヒットするため、索敵に便利。
CCも遅効性かつ僅かなスタンだが、必中で飛んで来るため実戦ではなかなか鬱陶しい。
待ち時間は10秒と長いものの発動時からカウントされるため、体感の回転率は悪くない。
反面、発動すると攻撃範囲の円が相手からガッツリ見えるため、相手に警戒されやすくなる欠点がある。また自動攻撃なので草むらから撃ってしまうと存在がバレる。
使うと逆効果になる瞬間についてはよく考えよう。状況を見ずに使用して味方の潜伏・奇襲を邪魔するなんてことは厳禁。
他にも、効果時間中に乗り降りするとキャンセルしてしまう点にも注意。
- 長所
- 必中で、草むら内やステルスの相手にも当たる。
- 範囲内の敵を自動的に攻撃でき、妨害もあるので逃げる敵を追う手伝いがしやすい。
- 草むらにいて見えない敵も攻撃できるので、索敵としても機能する。
- CDが発動時からカウントされるため、回転率もそこそこ。
- くっついて使用した際の範囲が広い。
- 短所
- 使用中、効果範囲が遠くからよく見えるので、敵から発見されやすくなる。
- くっついている味方が奇襲を試みている場合、かえって邪魔になってしまう。
- 敵が多数いると対象が分散して役立ちにくくなる。
- ただし、野生ポケモンより相手チームのポケモンを優先するようにはなっている。
- 分離時の性能が劣悪。
- 範囲が狭くなる上、自身がCCを受けると終了してしまう。また、通常攻撃も出せない。
- 効果時間中に味方に乗り降りした場合も途中で終了する。
- 使用中、効果範囲が遠くからよく見えるので、敵から発見されやすくなる。
くさむすび
「つるのムチ」の正統強化版といった性能。ヒットした相手を短時間(秒数の情報求)移動不能にする(行動不能ではない)効果が追加されている。
特徴としては、一度に最大2体までにヒットし、2体にヒットすると2体目を1体目の場所に引っ張り両方に追加ダメージを与える。
味方の攻撃が複数に入りやすくなる他、追加ダメージ量は基礎ダメージと全く同じなので2体当てで出せるダメージは1体当ての4倍になる。なるべく2体当てを狙おう。
弾速はやや遅く、エイムも必要なので自力で狙う必要がある。めまぐるしく動くゾロアーク等とは少し相性が悪い。
- 長所
- 2体の相手を一度に捕まえられる。
- 相手を一か所にまとめられ、味方の範囲攻撃をアシストしやすい。
- 2体当ての際には悪くないダメージ。ラストヒットを狙えなくもない。
- キュワワーで唯一、即効性のある妨害が可能。
- 待ち時間が短め。
- 2体の相手を一度に捕まえられる。
- 短所
- エイムが必要で弾速も速くなく、動き回るポケモンに当てにくい。
- 特に合体時は味方のポケモンも動き回るので非常に当てにくい。
- 2体までにしかヒットせず、チルタリスへのダメージ効率が悪い。
- 行動不能ではなく移動不能。
- エイムが必要で弾速も速くなく、動き回るポケモンに当てにくい。
ユナイトわざ
ヒーリングギフト
キュワワー(がくっついている味方)を中心に、HP回復効果のある草むらを発生させる。
この草むらはレジやレックウザなどの大型野生ポケモンを隠すことができる。
この技の本質は後述の特別な花によるサポートであり、草むらは継続回復のため即時回復は期待できない。味方の体力が低下してからの発動では手遅れになる場合が多いため、「おたすけバリア」を持つことでフォローしたり、早めの発動を心がけよう。
草むらの発生時間は6秒、回復は0.5秒ごとに起こる。
時間あたりの回復量はピクシーの「つきのひかり」に大きく劣るレベルで、位置も固定されるので、ユナイトわざとしては物足りない性能だろう。
このわざの真価は、特別な花を獲得することでわざ1の性能を強化できる点。「フラワーヒール」なら回復量、「てんしのキッス」ならメロメロの時間が増加する。
なお「花を獲得」とあるが通常の花の獲得とは異なり、味方にくっついたままユナイトわざを発動してもちゃんと花は得られるし、1回のユナイトわざでは1回しか獲得できない。
特別な花のついた「フラワーヒール」の効果は非常に高く、花が多い状態で使えれば体力の1/3~半分を一瞬で回復できる。
ただし「フラワーヒール」の直後にユナイトわざを使っても高い回復を得られるのは待ち時間が終わったあとであり、ユナイトバフの効果も有効に使えない。とっさに使うにしても、直後に「フラワーヒール」を発動できるようなタイミングを狙おう。
「てんしのキッス」の場合は花が多ければ2秒以上ものとんでもないCCをかけられる。こちらの場合は耐久を強化するわけでもなく外せば無駄になるのでとっさに使えばいいというものではない。わざの発動(チャージの解放)さえしなければ特別な花は残り続けるため、むしろ戦闘前にあらかじめ使って奇襲する方が良いだろう。
わざセット考察
フラワーヒール+マジカルリーフ型(わざセット1)
一番操作が簡単な型。
基本は耐久力と機動力が高い味方に乗車し、フラワーヒールを連打する。
アップグレード後は機動力バフもつくため、より連打することで、乗車先の機動力を補うことができる。
マジカルリーフは乗車先が突入したタイミングで発動し、火力とCCのサポートを行う。
ユナイトわざはフラワーヒールの強化が主のため、フラワーヒールのCTを確認し、かつ乗車先が窮地に陥る前に発動するのが吉。
- 長所
- 操作が簡単
- 耐久力と機動力が高い味方に乗りっぱなしでエイムもいらない
- シールドで実質的に味方の体力を増やせる
- ステルスやブッシュの索敵も容易
- 操作が簡単
- 短所
- 回復力は低い。
- 複数の味方を回復しにくい。
- 複数の敵がいるとCCをかけにくい
- 適当にマジカルリーフを発動すると位置をバラしてしまう
てんしのキッス+くさむすび型(わざセット2)
てんしのキッスを使うならこちら。
てんしのキッスで寄せてくさむすびで縛るorくさむすびで縛っててんしのキッスを当てる、コンセプトがわかりやすい構成。
最大お花てんしのキッス(→くさむすび→再度てんしのキッス)て長く縛れるので花回収がほかの構成より重要。
くっついた時のシールド量も高いため、適宜乗り降りして花回収とシールド更新をしよう。もちろん置いてかれるような時にするのはよくないが。
回復がなくCCも憑依対象中心の近距離なので、機動力と範囲火力の高いゼラオラなどに乗り、シールドとCCで奇襲から火力を出し切らせるのが仕事。
ユナイト技はあくまでCC時間を伸ばすためのものなので、むしろ入る前に使うのがよい。
また、味方の火力が十分であればてんしのキッスだけで十分壊滅させられるため、くさむすびは逃走時などとっさのフォローに残しておくのもいいだろう。
- 長所
- 最も行動阻害に長けている
- 自分だけでCCチェインが可能
- 粘着性能と範囲火力に長けたアサシン・ファイターと相性がいい
- 最も行動阻害に長けている
- 短所
- わざの発動タイミングが難しく連携が必要
- できるだけCDごとに降りて花を補充しつつ憑依してシールドをつけるというような動きをしないと強さを発揮しにくい
- 味方の動きに合わせててんしのキッスを使う必要がある
- くさむすびも練度が必要
- 回復がなくなる
- わざの発動タイミングが難しく連携が必要
フラワーヒール+くさむすび型
フラワーヒールで耐久の底上げをしつつ、くさむすびで少しの間相手を纏められる。
うまく当てられれば即座に長めの妨害が可能。
- 長所
- マジカルリーフと比べて攻撃や妨害効果が即時発生し、妨害効果も大きめ
- ラストヒットも取りうる
- 短所
- 束縛を持たなかったり機動力の高い憑依対象だと、くさむすびを当てるのが難しい
てんしのキッス+マジカルリーフ型
- 長所
- 短所
- わざのシナジーがうまれにくい
ビルド考察
構築例
ここで紹介するのはあくまでも一例。以下の考察も参考にしながら、環境や編成、自身のプレイスタイル等に合ったビルドを見つけていこう。
※赤文字は重要度の高いもちもの
| わざセット | |||
|---|---|---|---|
| もちもの | がくしゅうそうち | おたすけバリア | レスキューフード |
| バトルアイテム | |||
| サポートメダル | |||
「フラワーヒール」型のビルド例。
「がくしゅうそうち」「どんそくスモーク」は必須。
残り2枠は「おたすけバリア」「きょうめいガード」「レスキューフード」「のろいのおこう」が選択肢。
キュワワーはわざのレシオが低く、「しんげきメガネ」「ものしりメガネ」より「きょうめいガード」や「レスキューフード」を採用したほうが回復・シールド量が増える。
「おたすけバリア」は安定択。宿主が倒されるとキュワワー含めて2KOされてチームがかなり不利になってしまうため、不意の事故を防ぐために優先度が高い。
「きょうめいガード」はわざのレシオが低いキュワワーと相性が良く宿主以外もサポートできる点が魅力だが、キュワワー自身へのシールド付与はほぼ無駄になるのは不満点。
「レスキューフード」は自身への回復・シールド付与が不要なキュワワーと相性が良い。合体時のシールド量が増えるのも嬉しい。
「のろいのおこう」は火力も耐久も必要ないキュワワーと実は相性が良い。「マジカルリーフ」の場合は広範囲へ継続的に回復阻害を与えることができる。
| わざセット | |||
|---|---|---|---|
| もちもの | がくしゅうそうち | おたすけバリア | きょうめいガード |
| バトルアイテム | |||
| サポートメダル | |||
「てんしのキッス」型のビルド例。
「てんしのキッス」はシールドをつけるために、一度降りて再乗車する必要がある。
「てんしのキッス」の場合は一回あたりのシールド量が多いため「レスキューフード」の重要性が低く、乗って降りてを繰り返すため自身の耐久も上がる「きょうめいガード」の優先度が高い。
もちもの
がくしゅうそうち
何度でも言おう、キュワワーに学習装置は必須である。
キュワワーはファームが遅い上に、学習装置をつけないと味方がKOした野生や相手チームのポケモンの経験値を3割奪ってしまうため。
味方に直接くっつく特性上、サポート型の中でも特に必要。
ステータス面においても、HP増強によるシールド量増加と、乗り降りを円滑にする移動速度もそれぞれ僅かだが盛れるため、持ち物の効果を余すことなく発揮できる。
おたすけバリア
性質上ほぼ確実に味方へのシールド付与が機能し、咄嗟のユナイトから強化「フラワーヒール」までのラグを埋めることが可能。
が、自分へのシールド付与はまず意味がない上に、キュワワーのHPはアブソルなどのアサシンよりも低いためバリア量は1000前後と少なめ。
レスキューフード
味方に与える回復・シールド量を14%上げることができる。
キュワワーの場合、くっつく時に付与できるシールド、「こうごうせい」「フラワーヒール」による回復とシールド、ユナイトわざ発動時のブッシュでの回復に適用される。
「ものしりメガネ」と比べると、「こうごうせい」の回復量では1%負けているが、「フラワーヒール」の回復・シールド量は2~4%、ブッシュの回復量は6%勝っている。レベルが上がる程「レスキューフード」の優位性が上がっていく。
さらに、「ものしりメガネ」では増やせない合体時や「おたすけバリア」のシールドを増やすこともできる。
そしてキュワワーの性質上、自身への回復・シールドに影響が無い点がデメリットにならない。
きょうめいガード
「ものしりメガネ」や「しんげきメガネ」を採用するよりもサポート性能が高くなる。
のろいのおこう
「マジカルリーフ」の場合は推奨。特攻の数値を上昇させつつ、相手ポケモンの回復量を減らすことができる。
「くさむすび」を選択した場合は発動機会は少なく、呪いの恩恵は受けづらくなる。
ものしりメガネ
すべてのわざにおいてレシオが低いため、他のサポート型と比べると効果はそれほど高くない。
そして回復量は「レスキューフード」に劣り、キュワワーの場合は特攻上昇でわざのダメージを上げても仕方がないため、優先度は下がる。
しんげきメガネ
積むタイミングはルート戦を制してゴールする時くらいなので、積めるかは大きく味方に依存し、ほぼ運になるためソロでは非推奨。
「ものしりメガネ」を超えるには、Lv7までは2スタック、Lv12までは3スタック、Lv15までは4スタックが必要。
積めなかったときのリスクを考えると、基本的には「ものしりメガネ」と一緒に持って特攻を底上げする使い方になる。
バトルアイテム
どんそくスモーク
合体中に一番効果を発揮できるアイテムなので、特別なことがない限りはこれにすべきである。
移動速度デバフにより、合体しているポケモン、あるいは自身が逃げるときに使うのが基本。合体しているポケモンが相手に突っ込んだときに発動しても良い。
また、敵の通常攻撃速度ダウンの効果も見逃せない。これによって僅かだが合体しているポケモンの被ダメージを軽減でき、AAの威力が高いポケモンにラストヒットを取られないように予防策としても使うことができる。
サポートメダル
- 黒7緑6
- 待ち時間を短縮することでフラワーヒールで得られるシールドを重ね掛けしやすくなる。
編成考察
ルート選択
- 上ルート
基本的にこちら一択。
ラストヒット能力はそれなり。
スティール、ダンベル防衛、ダンベルに行った味方の補助などがあるので序盤の乗りっぱなしはNG。
1チルタリス時に中央などに憑依すると◎
- 中央エリア
全く向いていない。
ただし、装置が3人以上という編成事故が起こってしまった場合、次善の策として中央キャラについていくのが良い。
- 下ルート
メイジが行くことが多いので耐久が足りなくなり、削りも遅いので野生管理されやすいと避けた方がいい。
相性の良い味方
わざ1を「フラワーヒール」と「てんしのキッス」のどちらにするかで回復メインかCC&シールドメインかが変わってくるが、どちらにせよ無敵で単体の味方を支援できるという点を活かすため、近距離高火力キャラと組むのが基本となる。
フラワーヒール軸
キュワワーは自身の生存能力も支援する味方に依存するため、ある程度の耐久力を持つファイターや逃走能力の高い味方と組みたいところ。
また、他のサポーターに回復量では劣るが無敵で味方にくっついて支援できる点から、他のサポート型を差別化するには素早く動き回るポケモンにくっつく必要がある。
ゾロアーク
- 定番。特に「だましうち」の圧倒的な機動力は他のサポーターではとても支援しきれない一方で一切のサステインがないので、キュワワーがいるかどうかで相当な差が出てくる。
- なお、降車してしまうと一瞬ではぐれてしまうor落とされてしまうため、ずっと乗車している方が良い。
- なんならゾロアークになった後は瀕死の味方を一時的に回復する以外では試合中ずっと乗り続けていいレベル。レベル5段階での圧倒的なパワーを活かしてスノーボール展開をしかけてやろう。
- とはいえ元の耐久が低く、ゾロアークが落とされてしまうとまず確実にキュワワーも倒されてしまうため、ゾロアークの練度が非常に重要となる。機動力と特性による妨害無効があるため的確にサポートしてやれば生存力はアサシンにしては非常に高いが、それでも捕まってしまえばあっという間。
- 固くて足が速いキャラ筆頭。ザシアンレベルだと他のサポーターでは支援し続けるのが難しい場合も多く、機動力についていけるキュワワーは相性がいいと言える。
- 「せいなるつるぎ」は当てやすさに少々難があるが、「くさむすび」「マジカルリーフ」でCCを与えることで途端に当てやすくなる。「メタルクロー」後の通常攻撃も邪魔されにくい。
- 「てんしのキッス」は一見「せいなるつるぎ」と相性がいいが、回復手段がなくなるためザシアンを補助し続けられるメリットがなくなってしまう。
- 「くさむすび」は当てさえすれば強力だが、ものすごい勢いで動き回るためよほど以心伝心でないとせいなるつるぎを当てるサポートは難しい。
極端にOPな近接ポケモン
- 実装初期のミュウツー(X)など、片側勝率が60%程度ある近接ポケモンが該当する。
- このタイプのポケモンはとにかく殲滅力が高く、ミラー対決ではサポート型が先に蒸発することで敗北…という事態が起こり得る。
その点、キュワワーであれば極端にOPな近接ポケモンにくっつくことで、「ミラー対決でサポート型から先に落とされる」という事態を回避することが可能。
- このタイプのポケモンはとにかく殲滅力が高く、ミラー対決ではサポート型が先に蒸発することで敗北…という事態が起こり得る。
- 注意点として遠隔ポケモンはたとえ極端なOPであったとしても相性が良くない。
てんしのキッス軸
こちらは長時間の範囲CCにより敵集団を止めた隙にくっついた味方の範囲瞬間火力により殲滅するというオールイン特化となる。
反撃する前にてんしのキッスの範囲内に相手を収める奇襲力、CCの間に相手を倒しきる瞬間火力が重要。
シールドのみで回復がなくなるため、他の相手から遠距離攻撃で削られても問題ないよう最低限のサステインもあると嬉しい。
- 「スパーク」や「ボルトチェンジ」による奇襲力、スパークや「ほうでん」による範囲火力が揃っており、「ほうでん」や強化攻撃などのサステインと「ちくでん」による火力増強で多少の妨害も気にせずゴリ押せるという最高クラスの相性の味方。
- 「ワイルドボルト」はレベル13まで対集団に向かず、支援しなくても攻撃を完遂できるので相性が悪い。
- それぞれ複数ブリンクなので柔らかい相手を倒した後に逃げることも可能、「ほうでん」の自動攻撃や「スパーク」の妨害無効によりある程度CC耐性があるなど細々とした点も嬉しい。
- 「マジカルリーフ」はてんしのキッス自体と相性が良くないが、動き回るので「くさむすび」も当てにくい。撤退の手助けや遠くからゼラオラを狙う相手の妨害に残しておくといい。
- 大量のブリンクによる機動力や火力があり、サステインも強力なファイター。こちるも敵陣に切り込むことが多く、CCサポーターとして採用するなら好相性。特にバシャーモは「オーバーヒート」の大火力を叩き込みやすくなる。
- 殴りによって回復するので、下手にフラワーヒールで回復するよりてんしのキッスで妨害した方が相手を倒して生き残りやすい場合も多い。
- ただし接近拒否や自衛性能が高い遠距離ポケモンが複数いると流石に苦しいか。このキャラに限らないが構成も考えて採用しよう。
相性の良くないポケモンについて
遠距離キャラなど
- 基本的に単独性能の高いファイターやアサシン以外への支援は他のサポート型に劣る。遠距離キャラを支援してもほとんど意味がないし、タンクについてと殴り合いは強いが無視されると厳しい。
あくまで上記のキャラから諸事情で離れてしまったときの避難先と考え、上記のキャラがピックされてない場合はそもそもキュワワーを選出するべきではない。- なお「てんしのキッス」を選んだ場合はメイジやマークスマンにくっついてはいけない。これらのポケモンに「てんしのキッス」は逆効果である。
その他のデータ
ホロウェア
紹介動画
余談
実装初週に全体勝率41.22%、片側編成の勝率に至っては39.44%(Unite API調べ)というとんでもない勝率を叩き出してしまった……のだが、イマイチ騒ぎにならないという残念な事態を引き起こした。
こうなってしまった理由はいくつかある。
- これでも初期ハッサムよりは(全体勝率、片側勝率共に)1%程度は高かったから。
- コイツのせいで片側勝率4割未満というインパクトがだいぶ薄れてしまった。
- キュワワーが弱い原因は「低い回復力」と「最低辺の自立性能」にあるのだが、キュワワー実装前のピクシーが全く同じ理由で環境最底辺にいた為、APIで勝率が公表される前からなんとなく察せられていたから。
- キュワワー実装時のアップデートではピクシーの超強化や連撃ウーラオスの魔改造&バグ、ヤミラミの下方修正&かげうちバグによる火力上昇&大会使用禁止…など非常に内容が濃く、ぶっちゃけバランス調整組の方に話題を掻っ攫われたから。
- ハッサムやピクシー、ウーラオスなどと比べると、キュワワーはマイナーポケモンであるから。
ユナイト民が減ってるから。
総じて、飛びぬけて弱いのに大して話題にもならないという、非常に残念な滑り出しとなってしまったのだった…
ただしこの低勝率は流石の運営も重く見たようであり、02/14に「キュワワーを五分咲きでユナイトバトルに参戦させてしまった」と謝罪し、「満開になるように」上方修正が行われた。
……が、上方修正後の勝率は47.55%。どうやら七分咲き程度のパワーしか得られなかった模様。
果たしてキュワワーは明日へと強く咲き誇る希望の花となることが出来るのだろうか…
と思ったら、02/27に(間接的な)超強化が入ることとなった。そう、ザシアンの実装である。
- ありとあらゆる性能がおかしいザシアンであるが、少なからず弱点もあった。それは
- サステイン性能が低いこと(アサシン寄りのファイターなので当たり前なのだが)
- 自身の機動力が余りにも高すぎるため、味方のサポーターが追いつけないこと
- 「せいなるつるぎ・こうそくいどう」では初動のCC性能が乏しいこと
こうして超火力・超耐久・超妨害・超俊敏でステルスや草むらも無効化のザシアンを爆誕させたキュワワーは勝率が一気に54%台まで浮上。一躍満開キャラに。
その後はザシアン・キュワワー共に下方修正が入ったことでキュワワーのみ下落したり、ザシアン以上の性能を持つミュウツー(X)の実装で再び満開になったり…などが発生。
そのため、多くのプレイヤーから「キュワワーの勝率が高い=環境が悪化している証拠」と認識されるという、酷な運命を背負ってしまうこととなったのだった…















ウーラオス(れんげき)




