目次
ミュウツー(X) | バランス型 | 近接/物理 |
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初心者向け |
戦闘能力 | ||
耐久能力 | ||
機動能力 | ||
得点能力 | ||
補佐能力 | ||
メガミュウツーX | ||
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戦闘能力 | ||
耐久能力 | ||
機動能力 | ||
得点能力 | ||
補佐能力 |
価格 |
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15000エオスコイン / 700ジェム |
進化 |
ミュウツー メガミュウツーX |
特性 | ||
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プレッシャー | 通常攻撃で相手のポケモンにダメージを与えると、メガゲージが増加する。 メガゲージが増加するほど、攻撃(2%)・防御・特防(2%)が上がる(10回まで累積)。 レベル5以降でメガゲージが満タンになると、所持しているエオスエナジーの一部(最大30)を消費して、一定時間(10秒間)メガシンカした姿となり、攻撃(10%)・防御・特防(10%)がさらに上がり、最大HP(10%)と移動速度(5%)も上がる。 メガシンカの持続時間は、エオスエナジーを5つ消費するごとに1秒延長される(最大で6秒延長)。 |
通常攻撃 | ||
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ミュウツー | 相手のポケモンにダメージを与えると、メガゲージが増加する。 | |
メガミュウツーX | 相手のポケモンに素早く接近して近接攻撃を行い、与えたダメージに応じて自分のHPを回復する。 3回目の通常攻撃は強化攻撃となり、命中時に与えるダメージが増加する。 |
わざ1[R] | ||
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ねんりき | 6秒 | |
必中 妨害 | ||
相手のポケモンにダメージを与えて、少しのあいだ(1秒間)行動不能にする。 | ||
レベル5になったとき、以下2つのわざから1つを選べます。 | ||
みらいよち | 9秒 | |
必中 妨害 | ||
指定した相手のポケモンを自分の方まで引っ張り、0.5秒間行動不能にしてロックオンする。 ロックオンした相手のポケモンは移動速度が3秒間25%下がり、ミュウツーから受けるダメージが20%増加する。 一定時間(3秒)後、ロックオンしている間に相手のポケモンが受けたダメージ量に応じたダメージを、相手のポケモンに与える。 レベル11:ロックオンした相手のポケモンの受けるダメージが増加する(30%)。 | ||
サイコブレイク | 8秒 | |
必中 妨害 | ||
指定した相手のポケモンに念波を送り、ダメージを与えて移動速度を1秒間10%下げる(5回まで累積)。 念波を送っているあいだは妨害されなくなり、自分の受けるダメージが25%軽減される。 わざの最後に強力な念波をぶつけて、相手のポケモンとその周囲にダメージを与えて1秒間ふきとばす。 このわざを使用しているあいだにも「バリアー」「じこさいせい」「テレポート」を使うことができる。 レベル11:移動速度を下げる効果が強くなる(15%、5回まで累積)。 | ||
わざ2[ZR] | ||
バリアー | 8秒 | |
能力上昇 | ||
少しのあいだ(3秒間)シールド効果を得る。 シールド効果を得ているあいだは移動速度が20%上がる。 | ||
レベル7になったとき、以下2つのわざから1つを選べます。 | ||
じこさいせい | 10秒 | |
能力上昇 回復 | ||
少しのあいだ(3秒間)シールド効果を得る。シールド効果を得ているあいだは移動速度が30%上がり、相手のポケモンから受けたダメージに応じて自分のHPを回復する。 シールド効果が相手のポケモンから受けたダメージによって無くなったとき、すべてのわざの待ち時間を30%短くし、メガゲージが増加する。 レベル13:HPの回復量が多くなる。 | ||
テレポート | 10秒 | |
ムーブ 能力上昇 | ||
指定した場所へ瞬間移動し、少しのあいだ(5秒間)移動速度(10%)と与えるダメージ(10%)が増加し、通常攻撃によるメガゲージの増加量が50%多くなる。 レベル13:相手のポケモンに与えるダメージが増加する(15%)。 | ||
ユナイトわざ[ZL] | ||
インフィニティサイコバーン | 134秒 | |
範囲 妨害 | ||
レベル9:すべての相手のポケモンめがけて、強力なサイコパワーの一撃を降らせる。 落下地点の周囲の相手のポケモンにダメージを与えて1秒間行動不能にし、少しのあいだ(3秒間)防御を20%下げる。 ユナイトバフ:最大HP20%分のシールド+移動速度30%上昇+わざの待ち時間30%減少 |
バトルデータ
わざや特性の仕様と詳細
わざの細かな仕様や数値などの詳細を記載しています。
データベースの一部はUnite-DB 様( https://unite-db.com/ )より引用しております。
特性 | ||
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プレッシャー | ||
(数値入力欄・要検証) | ||
中途半端に溜まったメガゲージは、原則減少しない。 | ||
通常攻撃 | ||
ダメージ:攻撃 x 115% ダメージ・通常(メガ):攻撃 x 120% + 0 x (レベル - 1) + 0 ダメージ・強化(メガ):攻撃 x 150% + 0 x (レベル - 1) + 0 | ||
(解説欄・要検証) | ||
わざ1[R] | ||
ねんりき | 6秒 | |
ダメージ:攻撃 x 132% + 14 x (レベル - 1) + 260 | ||
(解説欄・要検証) | ||
レベル5になったとき、以下2つのわざの1つを選びます。 | ||
みらいよち | 9秒 | |
ダメージ・引き寄せ:攻撃 x 60% + 5 x (レベル - 1) + 120 ダメージ・爆発:攻撃 x 60% + 5 x (レベル - 1) + 120 追加ダメージ:ロックオン中に相手が受けたダメージの50%(上限2000) | ||
引き寄せた対象は壁を越える。ただし壁と自分の間に隙間が必要。 | ||
サイコブレイク | 8秒 | |
ダメージ・念波:攻撃 x 41% + 3 x (レベル - 1) + 100 (x 5Hit) ダメージ・最終段:攻撃 x 146% + 7 x (レベル - 1) + 319 | ||
対象者以外に玉がヒットしたときのふきとび時間は、対象の半分ほど。 技中にわざ2を使うことが可能。 | ||
わざ2[ZR] | ||
バリアー | 8秒 | |
シールド:攻撃 x 100% + 0 x (レベル - 1) + 300 + 自身の最大HPの10% | ||
(解説欄・要検証) | ||
レベル7になったとき、以下2つのわざの1つを選びます。 | ||
じこさいせい | 10秒 | |
シールド:攻撃 x 150% + 0 x (レベル - 1) + 500 + 自身の最大HPの10% HP回復:受けたダメージの20% アップグレード後 HP回復:受けたダメージの30% | ||
何もないところで使って回復する技ではない(念のため)。 | ||
テレポート | 10秒 | |
ダメージ:0 | ||
(解説欄・要検証) | ||
ユナイトわざ | ||
インフィニティサイコバーン | 134秒 | |
ダメージ:攻撃 x 190% + 11 x (レベル - 1) + 500 | ||
(解説欄・要検証) |
アップデート履歴
上方修正とそれに準ずるものは▲橙字、下方修正は▼紫字で記載。
ダメージ量は初期わざはレベル3時点、変化後のわざはレベル最大時(Lv.15かつ、わざが強化済み)で記載。
日付 | 項目 | 変更点 |
24/02/27 | ◆とくせい 「プレッシャー」 | メガシンカのタイミングで所持しているエオスエナジーを一定量消費するようになりました。所持しているエオスエナジーが足りない場合(0を含む)も、所持しているエナジー全てを消費します。消費したエオスエナジー量に応じて、メガシンカした姿の時間が長くなるようになります。今回のアップデートで、25エナジーの消費で大体今までと同じメガシンカの姿の時間になります。 |
23/11/13 | ミュウツー (Y)と対をなす存在としてバランスを保つために、能力値とサイコブレイクを下方調整しました。圧倒的な身体能力で手足をブンブンし続けるシーンは減ると思います。 | |
▼能力値 | 攻撃:190~530 → 170~500 (レベル1~15) 通常攻撃で与えたダメージに応じて回復する量:10-15-20% → 5-5-10% (レベル5-9-13) | |
▼サイコブレイク | ダメージ量:12%減少 | |
23/09/07 | ミュウもそうでしたが、遺伝子とエオスエナジーの相性が良かったのか、ユナイトバトルにおいて圧倒的な存在感を放っています。少し落ち着いてもらうため、わざによる瞬間的なダメージ量が下がるように「みらいよち」、ユナイトわざ「インフィニティサイコバーン」を下方調整しました。 | |
▼能力値 | 急所率:10%(レベル5~), 20%(レベル9~) → 5%(レベル5~), 10%(レベル10~) | |
▼みらいよち | 待ち時間:7.5秒→9秒 行動不能にする時間:0.75秒→0.5秒 一部のポケモンのわざを使用不可能にしてしまっていた不具合を修正しました。 | |
▼ユナイトわざ: インフィニティサイコバーン | ダメージ量:15%減少 必要なエナジー量:20%増加 なんでもなおしを使用したポケモンに対して重複して命中することがある不具合を修正しました。 | |
23/08/15 | (全てパッチノートに記載なし) | |
▼プレッシャー | 稀にメガシンカが永続する不具合の修正。 | |
▼みらいよち | みらいよちを受けた際に特定のわざが正常に作動しない不具合の修正。 | |
▼インフィニティサイコバーン | オブジェクト、妨害無効状態のポケモンに対してダメージが重複しなくなるように変更。 | |
23/08/07 | ▼テレポート | ダメージ上昇量:20%→10% 増加する移動速度:30%→10% |
▼テレポート+ | ダメージ上昇量:30%→15% 増加する移動速度:30%→10% | |
▼みらいよち | 追加ダメージに上限が設定されていない不具合を修正しました。 | |
23/07/22 | 運営側の想定を上回る勝率を確認したため、下方調整しました。 | |
▼能力値 | メガゲージ1メモリごとに上昇する防御/特防:4%→2% メガシンカ時に上昇する防御/特防:30%→10% メガシンカ時に上昇する攻撃:20%→10% メガシンカ時に獲得するHP量:最大HPの20%→最大HPの10% | |
▼サイコブレイク | 待ち時間:6s→8s | |
▼じこさいせい | 待ち時間:8s→10s | |
▼テレポート | 待ち時間:6s→10s | |
23/07/21 | 実装 |
レベル別ステータス表
レベル | HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 移動速度 | 通常攻撃 速度 | 急所率 | ライフ スティール | CDR | 被妨害 時間短縮 | ||
1 | 3500 | 170 | 90 | 20 | 90 | 3700 | 10.00% | 0% | 5% | 0% | 0.00% | ||
2 | 3653 | 182 | 102 | 23 | 99 | 3700 | 11.07% | 0% | 5% | 0% | 3.33% | ||
3 | 3821 | 195 | 115 | 27 | 109 | 3700 | 12.24% | 0% | 5% | 0% | 6.66% | ||
4 | 4006 | 209 | 130 | 31 | 120 | 3700 | 13.53% | 0% | 5% | 0% | 9.99% | ||
5 | 4209 | 225 | 146 | 35 | 132 | 3850 | 14.95% | 5% | 5% | 0% | 13.32% | ||
6 | 4433 | 242 | 164 | 40 | 145 | 3850 | 16.51% | 5% | 5% | 0% | 16.65% | ||
7 | 4679 | 261 | 183 | 45 | 159 | 4000 | 18.23% | 5% | 5% | 0% | 19.98% | ||
8 | 4950 | 282 | 204 | 51 | 175 | 4000 | 20.12% | 5% | 5% | 0% | 19.98% | ||
9 | 5249 | 305 | 228 | 58 | 192 | 4150 | 22.21% | 10% | 5% | 0% | 19.98% | ||
10 | 5579 | 330 | 254 | 65 | 211 | 4150 | 24.51% | 10% | 5% | 0% | 19.98% | ||
11 | 5942 | 358 | 283 | 73 | 232 | 4300 | 27.04% | 10% | 5% | 0% | 19.98% | ||
12 | 6342 | 388 | 315 | 82 | 255 | 4300 | 29.83% | 10% | 5% | 0% | 19.98% | ||
13 | 6782 | 422 | 350 | 92 | 281 | 4300 | 32.90% | 10% | 10% | 0% | 19.98% | ||
14 | 7267 | 459 | 388 | 103 | 309 | 4300 | 36.28% | 10% | 10% | 0% | 19.98% | ||
15 | 7800 | 500 | 430 | 115 | 340 | 4300 | 40.00% | 10% | 10% | 0% | 19.98% |
上記表の最終編集日 2023 11/13
レベル別通常攻撃速度
通常攻撃を行い続けた際に攻撃1回あたりにかかる秒数。数値の単位は[秒/回]
レベル | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 |
装備なし | ? | ? | ? | ? | ? | ? | ? | ? | ? | ? | ? | ? | ? | ? | ? |
力の鉢巻(LV30) | ? | ? | ? | ? | ? | ? | ? | ? | ? | ? | ? | ? | ? | ? | ? |
力の鉢巻(LV30)の効果 | ? | ? | ? | ? | ? | ? | ? | ? | ? | ? | ? | ? | ? | ? | ? |
装備なし+メダル赤3 | ? | ? | ? | ? | ? | ? | ? | ? | ? | ? | ? | ? | ? | ? | ? |
力の鉢巻(LV30)+メダル赤3 | ? | ? | ? | ? | ? | ? | ? | ? | ? | ? | ? | ? | ? | ? | ? |
力の鉢巻(LV30)+メダル赤5 | ? | ? | ? | ? | ? | ? | ? | ? | ? | ? | ? | ? | ? | ? | ? |
力の鉢巻(LV30)+メダル赤7 | ? | ? | ? | ? | ? | ? | ? | ? | ? | ? | ? | ? | ? | ? | ? |
上記表の最終編集日 2023 M/DD
考察
EXライセンスについて
本ポケモンはEXライセンスという特別なカテゴリに該当します。
ランクマッチのレギュレーションはシリーズごとに異なり、シリーズ開始前に発表されます。
4月17日から始まるランクマッチシリーズ19では、マッチングした10人のうち、マスターランクが1人以上含まれている場合、EXライセンスが使えません。
全体考察
ポケモンユナイト2周年を記念して実装された初代伝説のポケモン。いわゆる「禁止伝説」ポケモンからユナイトへの参戦はザシアンに次いで2匹目となる。
本作へは「ポケットモンスター X・Y」で初登場した要素"メガシンカ"を引っ提げての参戦となり、XとYで2体分のライセンスが用意されている特別仕様となっている。
ただし、あくまで同一のポケモンだからか、XとYの同一チーム共存はできない。
ミュウツー(X)は近接・物理のバランス型で、ファイターの中でも通常攻撃をメインウエポンに戦うタイプとなっている。
最大の特徴として、通常攻撃を当てるなどして「メガゲージ」を最大まで貯めると、エオスエナジーを消費して一定時間メガミュウツーXにメガシンカし、ステータスと通常攻撃が強化される。
特に凶悪なのがステータスの強化で、元々が優秀であるにもかかわらずメガシンカ中は合計で攻撃が30%、防御・特防が30%、HPが10%、移動速度が5%アップという規格外のパワーアップを見せる。
通常攻撃も倍率と攻撃速度が大幅に上昇し、さらに全段に吸い付きがつくので接近戦を維持しやすく、敵の殲滅も容易となる。耐久力もタンクのそれに匹敵するレベルであり、リソース受け、ダメージ交換においても活躍が期待される。
各種わざについても、わざ1はどちらも必中属性を持った妨害技、わざ2はシールド獲得orムーブ技というラインナップで、いずれも破格のバフ効果がオマケとして付いている。
同じく通常攻撃メインのガブリアスと同様に立ち回りを補助するためのものとなっており、わざ選択によって得意な状況が変わるため、編成によってわざを組み替えられる柔軟性も兼ね備える。
ユナイトわざも常識外れな性能で、相手全員がマップ上のどこにいても自動で攻撃を行え、相手全員の位置確認にも使えてしまう。正に「何でもあり」。
ことファイトにおいて非常に強力無比なポケモンだが、その代償としてこのゲームの勝利条件であるエオスエナジーを勝手に消費してしまうという難点を抱える。
メガシンカのパワーでファイトを制してもゴールに入れるエナジーが無く点数差で敗北...という事態も想定されるため、ゴールにおいてチームに貢献することは難しい。また他のEXポケモンと同時に選出するとエナジーの枯渇がより深刻になり、得点が不足する上にパワーを発揮しにくくなってしまう。
ただ、ミュウツーの場合はエナジー消費が自動で発動するため管理の必要性が薄く、またエナジー消費が無くても十分に立ち回れるのは良心的と言える。
また、メガシンカしていない時の性能が凡庸なのも弱点の一つ。
メガゲージを溜めるには通常攻撃を積極的に活用する必要があるのだが、非メガ時の通常攻撃は意外と貧弱。立ち回りを考えないとメガシンカした瞬間にやられることもしばしば。
加えて急所率がファイターにしては低く、レベル5付近はともかく中盤以降は通常攻撃のダメージは相対的に低くなってくる。わざの回転率も悪いため、純粋なダメージを出す能力は他のファイターと比べて劣りがちになってしまう。
ユナイトわざに関しても待ち時間が長く、かつ歩いて簡単に避けられてしまう(Yと異なり減速の付与手段も少ない)ので、位置サーチCCや全体攻撃といった独特の強みを活かせない力押しでは倒し切れない場合が増えてくる。
さらにミュウツー(Y)よりかはマシなものの、非メガ時はオブジェクトの削り・ラストヒットが共に低い部類でもある。大型野生ポケモンの取り合いになると少々苦しい。
どちらかというとザシアンやウーラオスといったガンガンフィールドを駆け回って敵を倒していくというより、硬さを活かして壁になりつつ優秀なサポート効果のあるわざで集団戦を有利に進めるオーロットやヌメルゴンに近いタンクファイターの性質を有する。
矛・盾の両方で伝説のポケモンの名に恥じぬ性能を発揮でき、前衛としてチームの主役にも脇役にもなれる高い安定感が持ち味。
エオスエナジーの消費という弱点こそあるが、もちものがメガストーンで固定されることが無ければメガゲージの管理も難しい制限でなく、そして何よりも公式で「初心者向け」と紹介される通りに扱いが簡単であるため、一通り性質を覚えればすぐに実戦投入できてしまう程に敷居が低い、万人にオススメできるポケモンと言えるだろう。
- 長所
- メガシンカ時の圧倒的な高性能。ダメージが高く敵に吸い付ける通常攻撃と、ディフェンス型に匹敵する耐久性能で、前衛として戦い続けられる。
- レベル5~15でメガシンカ時の攻撃速度が固定なため、相対的に序盤に強い。(代わりに連打スカーフなどの攻撃速度上昇効果も無くなってしまう)
- わざ1、わざ2、ユナイトわざの全てが高性能。
- わざ1の強力な必中CCでサポート性能も持てる。
- あくまで主力は通常攻撃のため、相手によってわざセットを変えて対策がしやすい。
- 攻撃のほぼ全てが必中、かつメガゲージの管理も複雑でなく、操作が非常に簡単。
- メガシンカ時の圧倒的な高性能。ダメージが高く敵に吸い付ける通常攻撃と、ディフェンス型に匹敵する耐久性能で、前衛として戦い続けられる。
- 短所
- ミュウツー(Y)が選出できなくなる。
- 同じミュウツーであるためか、XとYはどちらか一方しかピックできない。
- メガシンカ時にエオスエナジーを勝手に消費してしまう。
- 特に他のEXポケモンと共存するとエナジー・得点が不足しやすい。
- 非メガ時の攻撃性能が低め。
- 通常攻撃は案外貧弱。わざのCDも長めなので、野生ポケモンの処理がラッシュ、ラストヒットのどちらも苦手。
- メガシンカ中はそれなりにオブジェクト削りも可能だが、野生ポケモン相手だとゲージが貯まらないため狙って突入するのは困難。
- また、メガシンカが出来ないレベル4までは凡庸。
- 必中攻撃が多いせいでブッシュの確認がしづらい。
- インテレオン等のステルスも天敵。たとえプレイヤーから認識できていたとしても、先手を取るのはユナイトわざ以外では困難。
- ミュウツー(Y)が選出できなくなる。
- 補足
- ブイズなどとは異なり、ミュウツー(Y)との区別はHPバーおよびバトル中のステータス画面で行うことができない。編成画面では背景の色(Xはバランス型なので紫、Yはアタック型なので赤)、アチーブメントなどではキャラアイコン内の左下にXorYと表示される。
- メガシンカ時とそこから戻る際は、通常の進化と同じく無敵状態(引き寄せなど移動攻撃は食らう)だが、移動以外の全ての行動ができなくなる。
- オブジェクト戦や撤退時などでは諸刃の剣になるので要注意。
- Lv1~4でメガゲージがMAXになっていた場合、Lv5になった瞬間(敵と戦っていなくても)勝手にメガシンカする。
対策
- サイコブレイクはボディブロックする
- サイコブレイクの最終弾は着弾すると爆発し、周囲にダメージ&長時間の打ち上げを行うため非常に強力。
しかし敵を貫通しないため、1段目で狙われたポケモン以外が受けると爆発せず、そのポケモンがダメージ&吹き飛ばしを受けるだけで済むようになる。
このため、狙われたポケモン以外がブロックすると被害を軽減できる。- ただし意外と弾速が速く、しっかりと射線に割り込まないとボディブロックに成功しない。特に狙われた味方の近くでのボディブロックは失敗しやすく、無理に射線に割り込むと自身も爆発に巻き込まれる羽目になる。
ボディブロックに自信がない場合は狙われたポケモンから距離を取り、被害を抑えるのも手。
逆に狙われたポケモンは迂闊に味方に接近しないようにしよう。
- ただし意外と弾速が速く、しっかりと射線に割り込まないとボディブロックに成功しない。特に狙われた味方の近くでのボディブロックは失敗しやすく、無理に射線に割り込むと自身も爆発に巻き込まれる羽目になる。
- 因みに野生ポケモンは貫通するため、野生を利用したボディブロックはできない。
- サイコブレイクの最終弾は着弾すると爆発し、周囲にダメージ&長時間の打ち上げを行うため非常に強力。
- 未来予知からの殴りを妨害する
- 自己再生につきあわない
- 自己再生中は攻撃してもシールドが残っている場合は無駄どころか回復されるだけな上に、大量のシールドを削り切っても強化されてしまう。よっぽど火力が高くなければ付き合うだけ損なので、紫のゲージがある時は攻撃は控えた方がいい。
とくせい考察
プレッシャー
メガゲージは相手チームのポケモンに通常が命中した時に増加する。野生では増加しない。
8発でゲージがMAXになり、メガシンカする。(Lv5以上限定)
ゲージは時間で減衰しないが、KOされると0になる。
8発でゲージMAXになるのに対し、ステータス上昇は10重まであることに注意。
通常攻撃考察
通常形態は強化AAの概念が無く、倍率が115%で一定となっている。
AA速度はルカリオと同じなので割と遅い。
メガシンカ時のAA倍率は120%。この形態時は強化AAも発動するようになり、こちらは150%と(倍率だけを見るなら)一般的。
全弾にザシアンの4段目のような吸い付きが付与されるため、逃げる相手にも粘着して攻撃できる。
また、AA速度が大幅上昇&固定される性質がある。リザードンのように「れんだスカーフ」等プラスの効果がなくなるが、「どんそくスモーク」等マイナスの効果も受け付けない。
説明と異なりAAのライフスティールは通常時と同様な模様?
わざ考察
わざ1
ねんりき
相手に1秒のスタンを与える必中攻撃。
射程はミュウツーYと同じなのだが、「近接型としては」破格の長さ。更に待ち時間が短めであるため、非常に使いやすい。
ただし威力は高くないため、ラストヒットは取りづらい。「するどいツメ」のAA追加ダメでラストヒットを狙うべし。
なお使うだけで確定で相手の動きを封じられるので、「もうこうダンベル」と好相性。
みらいよち
必中のフック技。
他のフック技と違い、必中であるため射程に入れれば簡単に捕まえることができ、かつ射程も長い部類であるのが凶悪。容易に敵を引き寄せられる。
受けた相手は被ダメージが増える上に、被ダメージに応じた追加ダメージも食らうことになる。この被ダメージや追加ダメージはミュウツー以外から受けるダメージも対象となるので、集団戦でも非常に強力。
ただ単体にしか効果がないため、どちらかと言えばタイマン向きである。
単なるスタン技として見ても優秀で、ゾロアークなどの動きを確定で封じられる。
実装時は追加ダメージに上限がなかったが、流石に修正された(2000ダメージが上限)。
- 長所
- 必中の引き寄せわざ。射程も長い。
- ゴール下にいる敵をゴールから引きずり出すのが特に強い。
- 近距離戦に持ち込めるためメガシンカしやすい。
- 被ダメージ増加と減速も付与できるため、敵を撃破しやすい。
- 必中の引き寄せわざ。射程も長い。
- 短所
- 妨害耐性・発生保障わざを引っ張ることは出来ない。
- 通常攻撃できなかった場合はダメージがほとんど出ない。
- 単体にしか効果がない。集団行動している相手には弱め。
- 逃げたいときに活用できない。
サイコブレイク
必中技で、使用中は自身に妨害無効とダメージ削減がつくというグレイシア「つららばり」+ブラッキー「バークアウト」のようなわざ。
2段目の爆発は範囲攻撃なので、運が良ければ複数の敵にダメージとCCを与えられる。
ただし2段目は指定した相手以外に当たると爆発せず、その相手以外にはダメージとCCを与えられないことになるのには注意。
ダメージは、前半の持続ダメージと後半の弾のダメージがほぼ3:2程度。
マンムーなどの近接妨害キャラやアローラキュウコンなどのベタ足&妨害メイジに有効。特にタンクには2段目の範囲CCを決めやすく、ハラス兼エンゲージ手段になる。
ただし「みらいよち」では楽に狩れるアサシンやADCの処理が苦手となってしまう(というか逆に狩られる羽目になる)ため、相手の編成に応じて変更するのが理想。
- 長所
- 引き撃ちと追い打ちが容易。
- わざ中は移動が可能な上、自身は妨害無効とダメージカットを獲得でき、相手には減速とCCを与えることができる。
- このわざの使用中は通常攻撃ができないが、わざ2は使用可能。
- 妨害無効・耐性の敵にも安定したダメージが見込める。
- 2段目はうまくいくと範囲攻撃になり、集団に対して妨害を入れられる。そのため集団戦や一対多の状況で強い。
- 着弾タイミングが分かりやすいので、他の味方が合わせる目安になりやすい。
- 自身のユナイト技との相性もよい。
- 敵が逃げていった方角が分かる。
- 引き撃ちと追い打ちが容易。
- 短所
- CCの即時性がない。特に2段目のタイミングは相手にも分かりやすいため、ボディブロック等で対策を取られることも。
- 技の使用中に通常攻撃ができない。また効果時間が長いので、技を使う相手を間違うと渋い。
- 本来は役割対象であるはずのアサシンやADCの処理が苦手になる。
- 通常攻撃との相性が非常に悪い。ゆえにメガシンカしにくい。
- 1段目の間に通常攻撃ボタンを押しっぱなしにしてると、わざが終わっても通常攻撃をしてくれない。
- わざ出す前に通常攻撃するか、わざが終わったの見てからボタンを押そう。
わざ2
バリアー
自身にシールドを貼る。
ヌメラの「あわ」から攻撃判定を無くした代わりに移動速度上昇がついたような技。
シールド量はかなり多い。
じこさいせい
バリアーの純粋強化技。
大量のシールド+移動速度アップだけでも強力なのだが、シールドがある間は受けたダメージの一定割合を回復するため非常に硬い。
ただしわざの待ち時間短縮とメガゲージ増加を得るにはシールドが削り切られる必要があり、ミュウツー(Y)の同技と比べるとかなり受動的である。
- 長所
- 強烈なシールドとHP回復で非常に硬くなる。
- 相手にぶつかる前に適当に使っておくだけで効果が高い。
- 短所
- 機動力は「テレポート」に比べると落ちる。
- 恩恵を最大限受けるにはシールドが削り切られる必要がある。
テレポート
指定位置に一瞬でワープできる上に長時間の移動速度上昇もつく超高性能ブリンクではあるが、与ダメージやメガゲージ増加量の上昇といった攻撃面の強化も完備。
なお、壁抜けは可能だが距離が長い分カイリキーの「ばくれつパンチ」などと違ってしっかり壁の外に出現しないと手前で止まってしまう。
長距離移動技なのだが、わざ1の射程が十分すぎるほど長いため睨み合いからファイトを仕掛けるために使うのは激しく非推奨。
主に追跡、逃走、壁抜け、味方の盾になる、味方と重ならないようにして範囲攻撃を喰らわないようにするなどの用途で使おう。
- 長所
- 機動力が爆増し、追いかける・逃げる場面に強くなる。とっさの回避にも非常に強力。
- 発動後は攻撃面も大きく強化される。
- Lv13で更に強化される。
- 短所
- 回復やシールドを捨てることになり、脆くなる。
- 回転率が悪くCD減少効果がないのでタイミングが重要。
ユナイトわざ
インフィニティサイコバーン
マップ全体を対象とした対象指定空爆攻撃。草むらの中にも問答無用で着弾する都合上、使うだけで敵5体の位置を把握できてしまう。
デスタイマー中の敵や合体中のキュワワーには反応しない。
ちなみにこの情報は味方もミニマップで確認することができる。
各々の半径・発生は、「だっしゅつボタン」1回分・または歩き続けるとちょうど逃げられる長さと早さ。
流石に必中ではないが、ダメージ発生までが中々に早く、予告円を見たら即座に回避行動に移らないと当たってしまう。
対象が密集してる状況ではn発分の空爆が一箇所に降るため、回避は困難。
妨害無効がついて足も止まらないのでカウンターやコンボにも最適で、長めのCCもついているので単純なファイトでもサイコブレイクから繋ぐ、味方の減速やCCにあわせるなどするだけで一気に試合を決められる。
ミュウツータイマンになったときのために取っておいたり、遠方に対する荒らし目的(ゴール阻止など)で使う選択肢もある。
もちろんオブジェクトのスティール能力も十二分に備えている(敵がオブジェクトの直下にいることが条件だが)。
やや防衛的な使い方としては、妨害無効と移動能力バフをかけながら相手の渾身の奇襲を捌くという使い方もある。
大ジャンプ台に乗ったポケモンにユナイトわざをヒットさせることができる。その際ヒットすると「スーパージャンプ」ボタンが一時引っこみしばらく使えなくなってしまうというなかなかに凶悪な小ネタもあり、やり過ぎなレベルで使い勝手がよい。
詰め込み過ぎな性能である代償に、CDは最長クラスの134秒。ラストスパートに間に合わせるにはどれだけ遅くとも3分30秒以降の使用は避けよう。
余談:発動時には敵のミニマップにミュウツーX自身の位置が一瞬映る。居場所を晒してしまう点は留意しておこう。
わざセット考察
みらいよち+じこさいせい型(わざセット1)
みらいよちで敵1人を引き寄せ、通常攻撃を連打していくシンプルな型。
注意点としては、「みらいよち→AA*n」の後、再生をつけながら集団戦から逃げること。
すると敵集団がやや散らばるので、そこでいい敵を見つけて再度みらいよちで引っ張ると、敵のグルーピングを乱すことが出来る。
- 長所
- 技の回転が最もよい
- 耐久力と妨害力のバランスがいい。
- 孤立しにくい。
- 短所
- 集団戦にはやや向かない
- 逃走が難しい
サイコブレイク+テレポート型(わざセット2)
基本的にはテレポートで距離を詰めて通常攻撃を行い、サイコブレイクで追撃or撤退を押し付ける。
他に、サイコブレイクでハラスしてテレポートで距離を取る動きも強力。
サイコブレイクから入るのに拘ると芋りがちになってしまうことに注意。
みらいよちで距離を開けてくるミュウツー(Y)に対し(おそらく)最も戦いやすい型。
- 長所
- 機動力と妨害無効のバランスがよく、バトルアイテムに頼る割合が低い
- 味方のヒーラーやタンクと息を合わせられるなら最も戦いやすい
- ミュウツー(X)対面などにおいて、引き寄せられてもサイコブレイクしながら後ろにテレポートすることで拒否が可能
- 短所
- 味方が先に戦っていた場合、即時の迎撃・盾になる行動がとりづらい(ユナイトわざがあれば別)
- サイコブレイクをボディブロックされると少し動きにくい
- サステインがなく、速効性もない。
みらいよち+テレポート型
敵を逃さない妨害性や機動力と火力に振ったセット。
ただし近接戦をしたいのにシールドがつかないので、最も技の噛み合わせが悪い。基本的には非推奨のセットである。
- 長所
- メガシンカしやすい。
- 遠距離の相手も無理やり捕まえられるので非常に攻撃性能が高い。
- 壁の向こうの敵を捕まえても、テレポートで近づくことが出来る。
- 機動力が高く捉えられにくい
- 火力も最も高い
- 短所
- テレポートが耐久に関与しないので、耐久に不安がある
サイコブレイク+じこさいせい型
耐久に特化した組み合わせ。
現在断トツで勝率の高い技セット。
- 長所
- 凄まじい耐久と妨害無効により前を張れる。
- グレイシアのような妨害を無効にするポケモンや、オーロットなどの強い妨害を与える敵に強い。
- 短所
- 敵を逃しやすい。
- 壁抜けが不能になり、機動性に難がある。
ビルド考察
構築例
ここで紹介するのはあくまでも一例。以下の考察も参考にしながら、環境や編成、自身のプレイスタイル等に合ったビルドを見つけていこう。
※赤文字は重要度の高いもちもの
わざセット | 共用 | ||
---|---|---|---|
もちもの | じゃくてんほけん | きあいのハチマキ | ちからのハチマキ |
バトルアイテム | キズぐすり | ||
サポートメダル | 茶6白6 |
前線で被弾しながら継続戦闘をするミュウツー(X)にとって、「きあいのハチマキ」「じゃくてんほけん」は相性が良い。
残り1枠の「ちからのハチマキ」はメガシンカ時の攻撃速度は固定なものの、通常攻撃の追加ダメージが優秀。
上ルートの場合、「もうこうダンベル」を積むのも選択肢に入る。
もちもの
- きあいのハチマキ
メガシンカするには射程の短いAAでの殴りを8回行わなければならず、メガシンカ後も継続戦闘するため、クロスレンジでの戦闘を長時間行うために。
- ちからのハチマキ
AAのダメージと速度の強化ができる。
ファームの強化ができる他、メガシンカ後のAAとも相性◎。
- もうこうダンベル、じゃくてんほけん
単純な火力強化として。「サイコブレイク」の高い技火力をブーストできる。
「みらいよち」の場合も通常攻撃の強化として有用。急所率が落ちた為、ピントレンズよりは優先度が高いと思われる。
- するどいツメ
どのわざ構成でも「わざ1→通常攻撃」のコンボが基本であるため、追加ダメージを発動させやすい。
減速効果との相性もそれなりにある。
- ピントレンズ
ザシアンと同じく攻撃、急所率がかなり高いため有用。メガシンカ後はAA速度がかなり早くなるので火力が大きく底上げされる。
下方修正で急所率がかなり落ちたため、優先度は下がっている。
- れんだスカーフ
ちからのハチマキとの併用が前提。AA速度の強化として。
メガシンカ時はAA速度が固定化されるために腐ってしまうが、通常時のAAが割と遅いため、スカーフでAA速度を補うことでメガシンカがしやすくなる。
- がくしゅうそうち
「サイコブレイク・じこさいせい」型のタンクファイターをしたい場合。
序盤からバリアーでシールドを張れねんりきでccを掛けれる為前を張りやすく、後半は2種のわざが耐久向きなため結構固い。
ただしわざの性質上イニシエートができず、瞬間的な機動力も低いことから、タンク枠としてみると弱い。ピックするには別途タンクが必要。
バトルアイテム
- きずぐすり
ダメージカット妨害無効を行えるサイコブレイク型と相性が良い。
- なんでもなおし
- だっしゅつボタン
- スピーダー
サポートメダル
編成考察
ルート選択
- 中央エリア
lv5からのキャラパワーが高いため、噛み合っている。
他の中央キャラと比べると、崩されにくい代わりにスノーボール性能が低め。
- レーン
序盤のステータスが高く、かつ「ねんりき」が優秀なため噛み合っている。
相性の良い味方
- ザシアン
ミュウツーに不足しているラストヒット、ラッシュ力を補える存在。
この場合、ミュウツーが中央、ザシアンが下ルートを進む。
その他のデータ
ホロウェア
紹介動画
余談
実装の翌日である23年7月22日0時に「運営側の想定を上回る勝率」を事由とした緊急バランス調整が告知、同日11時20分にアップデートが実施された。
実装からわずか20時間という異例の早さでの調整であり、ニンフィアの2日を上回る最速ナーフ記録となった。
- 予定よりも早期にアップデートが実施されたことから、相当危険な状態になっていたであろうことが窺える。
- 全盛期ザシアンから欠点のみを取り除いたキャラを実装すれば、異常な勝率を出すのは必然ではある。
- なお実装日である23年7月21日はポケモンユナイトの2周年記念日であり、更に前日にはプロデューサーレターを打ち出した直後ということもあって、3年目の初っ端から早速ケチがついてしまう形となった。
- ちなみにミュウツー(X)はテストサーバーを経ている(ザシアンはテストサーバーに実装されてなかった)。それにも関わらずこのような事態を引き起こしたことから、運営への不信感はより強まる結果となった。
多くの人が予想していたと思うが、緊急ナーフの内容程度でミュウツーが治まるはずもなく、実装初週は片側勝率66%(翌週は64%)というザシアンをも超える勝率を記録した。
…もはや呆れを通り越すレベルの性能である。
実装から3週間後には勝率こそ下がったものの、今度は使用率が73.03%となってしまった。これは歴代2位の使用率である*1。なお、片側勝率は63%。
- 加えてこの後に実装が予定されているミュウツー(Y)の存在があり、先行きを不安視する声が多かったが...
前述の通り、実装当初は非常に高い性能を誇り頂点に君臨していたミュウツー(X)(以下X)。
最速のナーフ後も2度のナーフを受けたが、それでも最強の名をほしいままにしていた……のだが、実装から約1ヶ月後の8月17日、もう片割れであるミュウツー(Y)が実装(以下Y)。
XとYは同時ピック不可という特殊仕様のため、必然的に両者は比較される関係にあった。
そして当初はYの性能は「ファーム遅い、単体攻撃ばかり、LH弱い、ブッシュに弱い」などの弱点が目を引き、X優勢と思われていた。
だが実戦での試行回数が増える毎に、Yは徐々に頭角を現していった。
そんな中最も注目すべき点はXとYの対面性能にある。
Xには強みとして挙げられる「みらいよち」による強力なフックがあったが、対するYには真逆の強力なノックバックが与えられていた。
そのためXは自分のレンジに引き込むためにみらいよちを使いたいのに、Yはカウンター的にノックバックさせて距離を取れるため、一方的にYが有利な構図が出来上がってしまった。
何よりYにはハピナスというベストパートナーが発見されたため、そもそも引き寄せることすらできないケースも多発する。
さらにXとYは同時ピック不可能なため、XがいるとYがピックできないということが決定的なデメリットとなってしまい、チーム単位で大きな差がつけられてしまうことになった。
その結果、XはYの実装により勝率最上位から最下層まで急転直下するという異常事態が起きた。
ナーフされたわけでもないのに一ヶ月も待たずして地の底に沈んでしまったのである。
そしてそんな有様にも関わらず、ミュウツー(Y)の巻き添えで追いナーフを喰らってしまう珍事まで発生。
ランクリセットなどを挟んで統計が落ち着いた頃には全体勝率は43%台まで落ち込んでしまう。
このあまりにも極端な調整に、数多のエオス島のトレーナー達が諦めの境地に達してしまった。
……と、ここまでがYがナーフされるまでの話である。
同年10月18日、ミミッキュ実装に伴うバランス調整でYに待望のナーフが入る。今度は巻き添えナーフされなくてよかったね
翌日にミミッキュの登場を迎え、ランクマッチ新シーズンも始まり、このタイミングでXの再評価路線が始まった。
ユナイトプレイヤーたちが特に注目していたのが「サイコブレイク・じこさいせい」の耐久性能であり、タンクとしての運用に始まり「がくしゅうそうち」枠まで検討されるなど大いに賑わいを見せていた。
そんな中、Yナーフ後最初のAPI統計が発表される。
そこに記録されていたのは――勝率1位、ミュウツー(X)。
一方的に不利とされていたYとの競合を生き延び、独自の路線を確立したことで勝率が大きく回復。なんと1週間で勝率が45%から53%まで上がるという大復権を果たした。
話題の「サイコブレイク・じこさいせい」型は勝率55.76%をマークし、脱出ボタンなら57.31%という異様な数字を叩き出している。X本人は全く強化されていないのにも関わらず。
Yもナーフされてなお勝率3位という好成績を記録している中、Yと二者択一という枷を背負っていながらもここまで大きく躍進したのは、ひとえに持っている物自体は突出していたことを表している。
なお勝率2位はザシアンであり、プロデューサーの思惑通り禁止伝説がトップ3を独占する結果となった。めでたしめでたし。
- ユナイト初のメガシンカするポケモン。ゲーム本編ではトレーナー側がキーストーンと呼ばれる石を、ポケモン側が対応するメガストーンを持つことで戦闘中に進化でき、一度進化すると戦闘が終わるまで解除される事はない…のだが、ユナイトではアニメ準拠なのか一定時間でメガシンカが解除される。
- 考察でも触れているが、本来持ち物として持たせないとメガシンカできないはずのメガストーンが持ち物枠に入っていない。
ザシアンは律義にくちたけんを持っているのに…- なおメガミュウツーYは劇場版「神速のゲノセクト ミュウツー覚醒」でメガストーン無しでメガシンカを行っていたため擁護できるが、メガミュウツーXはそもそもアニメ媒体に登場していない。
- 考察でも触れているが、本来持ち物として持たせないとメガシンカできないはずのメガストーンが持ち物枠に入っていない。
- ブイズのように進化前が同一というパターンは前例はあったが、同一ポケモンで複数のライセンスが用意された初の例である。
ミュウツー(Y)とは同じポケモンという設定なのか、同一チームへの編成(共存)が不可能という性質を持つ。 - 「サイコブレイク」はミュウツーの専用技。ただしこのわざが追加されたのは初代ではなく第5世代。