ミュウツー(Y)

Last-modified: 2024-12-04 (水) 09:59:17
 
ミュウツー(Y)アタック型遠隔/特殊
初心者向け
ミュウツー全身.png戦闘能力star8.png
耐久能力star4.png
機動能力star6.png
得点能力star4.png
補佐能力star4.png
メガミュウツーY
戦闘能力star10.png
耐久能力star6.png
機動能力star7.png
得点能力star4.png
補佐能力star4.png
価格
15000エオスコインエオスコイン.png / 700ジェムジェム.png
進化
進化.png
lvl1.pngミュウツー  lvl5.pngメガミュウツーY
特性
プレッシャー.pngプレッシャー通常攻撃で相手のポケモンにダメージを与えると、メガゲージが増加する。
メガゲージが増加するほど、特攻(1.5%)・攻撃速度(6%)が上がる(10回まで累積)
レベル5以降でメガゲージが満タン(12発)になると、レベル5以降でメガゲージが満タンになると、所持しているエオスエナジーを使って(10秒間)メガシンカした姿となり、特攻(10%)・攻撃速度(40%)がさらに上がり、最大HP(10%)と移動速度(5%)も上がる。
消費したエオスエナジーの量が多いほど、メガシンカした姿の時間が長くなる(エオスエナジーを5つ消費するごとに1秒延長、最大で30消費して6秒延長)
通常攻撃
通常攻撃.pngミュウツー相手のポケモンにダメージを与えると、メガゲージが増加する。
メガミュウツーY通常攻撃の射程が伸び、相手のポケモンを中心とした範囲攻撃になる。
相手のポケモンにダメージを与えたとき、移動速度を下げる。
わざ1[R]
ねんりき.pngねんりきCD.png6秒
必中.png必中 妨害.png妨害
相手のポケモンにダメージを与えて、少しのあいだ(1秒間)行動不能にする。
レベル5になったとき、以下2つのわざから1つを選べます。
みらいよち.pngみらいよちCD.png8.5秒
必中.png必中 妨害.png妨害
指定した相手のポケモンをつきとばし、0.5秒間行動不能にしてロックオンする。
ロックオンした相手のポケモンは移動速度が3秒間35%下がり、ミュウツーから受けるダメージが10%増加する。
一定時間(3秒)後、ロックオンしている間に相手のポケモンが受けたダメージ量に応じたダメージを、相手のポケモンに与える。

レベル11:ロックオンした相手のポケモンの受けるダメージが増加する(15%)
サイコブレイク.pngサイコブレイクCD.png9秒
必中.png必中 妨害.png妨害
指定した相手のポケモンに念波を送り、ダメージを与えて移動速度を1秒間10%下げる(5回まで累積)
わざの最後に強力な念波をぶつけて、相手のポケモンとその周囲にダメージを与えて1秒間ふきとばす。
このわざは指定した相手のポケモンとの距離が遠いほど与えるダメージが増加する。
このわざを使用しているあいだにも「バリアー」「じこさいせい」「テレポート」を使うことができる。

レベル11:移動速度を下げる効果が強くなる(15%、5回まで累積)
わざ2[ZR]
バリアー.pngバリアーCD.png8秒
能力上昇.png能力上昇
少しのあいだ(3秒間)シールド効果を得る。
シールド効果を得ているあいだは移動速度が20%上がる。
レベル7になったとき、以下2つのわざから1つを選べます。
じこさいせい.pngじこさいせいCD.png11秒
能力上昇.png能力上昇 回復.png回復
少しのあいだ(3秒間)シールド効果を得る。シールド効果を得ているあいだは移動速度が10%上がり、通常攻撃で与えたダメージに応じて(与えたダメージの30%)自分のHPを回復する。
シールド効果が時間経過によって無くなったとき、すべてのわざの待ち時間を30%短くし、メガゲージが1発分増加する。

レベル13:通常攻撃で与えたダメージに応じたHP回復効果が強くなる(与えたダメージの40%)
テレポート.pngテレポートCD.png11秒
ムーブ.pngムーブ 能力上昇.png能力上昇
指定した場所へ瞬間移動し、少しのあいだ(3秒間)移動速度(20%)と与えるダメージ(10%)が増加し、通常攻撃によるメガゲージの増加量が50%多くなる。
このわざを使用した後、短いあいだ(2秒間)に1回だけ、このわざを再度使用できるようになる。

レベル13:相手のポケモンに与えるダメージが増加する(15%)
ユナイトわざ[ZL]
インフィニティサイコバーン.pngインフィニティサイコバーンCD.png134秒
範囲.png範囲 妨害.png妨害
レベル9:すべての相手のポケモンめがけて、強力なサイコパワーの一撃を降らせる。
落下地点の周囲の相手のポケモンにダメージを与えて0.6秒間行動不能にし、少しのあいだ(3秒間)特防を15%下げる。

ユナイトバフ:最大HP20%分のシールド+移動速度30%上昇+わざの待ち時間30%減少
 

バトルデータ

わざや特性の仕様と詳細

わざの細かな仕様や数値などの詳細を記載しています。
データベースの一部はUnite-DB 様( https://unite-db.com/ )より引用しております。

特性
プレッシャー.pngプレッシャー
(数値入力欄・要検証)
溜まったメガゲージは、原則減少しない。
通常攻撃
通常攻撃.pngダメージ:特攻 x 43% + 4 x (レベル - 1) + 80
ダメージ・通常(メガ):特攻 x 49% + 5 x (レベル - 1) + 90
(解説欄・要検証)
わざ1[R]
ねんりき.pngねんりきCD.png6秒
ダメージ:特攻 x 95% + 14 x (レベル - 1) + 270
(解説欄・要検証)
レベル5になったとき、以下2つのわざの1つを選びます。
みらいよち.pngみらいよちCD.png8.5秒
ダメージ・つきとばし:特攻 x 54% + 7 x (レベル - 1) + 150
ダメージ・爆発:特攻 x 54% + 7 x (レベル - 1) + 150
追加ダメージ:ロックオン中に相手が受けたダメージの50%(上限1500)
つきとばしは、「一定距離」突き飛ばすのではなく「一定間合いまで」突き飛ばす。
サイコブレイク.pngサイコブレイクCD.png9秒
ダメージ・念波:特攻 x 24.3% + 2 x (レベル - 1) + 78 (x 5Hit)
ダメージ・最終段:特攻 x 81% + 7 x (レベル - 1) + 260
対象者以外に玉がヒットしたとき、ふきとび時間は、対象の半分ほど。
わざ2[ZR]
バリアー.pngバリアーCD.png8秒
シールド:特攻 x 75% + 0 x (レベル - 1) + 300 + 自身の最大HPの10%
(解説欄・要検証)
レベル7になったとき、以下2つのわざの1つを選びます。
じこさいせい.pngじこさいせいCD.png11秒
シールド:特攻 x 70% + 0 x (レベル - 1) + 310 + 自身の最大HPの7%
HP回復:与えたダメージの30%

アップグレード後
HP回復:与えたダメージの40%
野生ポケモンに攻撃して回復およびメガゲージを増加させることが可能になる。
テレポート.pngテレポートCD.png11秒
ダメージ:0
(解説欄・要検証)
ユナイトわざ
インフィニティサイコバーン.pngインフィニティサイコバーンCD.png134秒
ダメージ:特攻 x 140% + 12 x (レベル - 1) + 470
(解説欄・要検証)

アップデート履歴

上方修正は▲橙の上三角、下方修正は▼紫の下三角、仕様変更は◆緑の四角で表示。

項目変更点
Ver.1.16.2.8(2024/11/01)
通常攻撃攻撃速度のレベルアップ毎の上昇量:20%増加
みらいよち減速効果:25% → 35%
待ち時間:10s → 8.5s
じこさいせい待ち時間:12s → 11s
回復量:与えたダメージの20% → 30%
じこさいせい+回復量:与えたダメージの30% → 40%
テレポート待ち時間:12s → 11s
7月の下方調整以来、勝率と出場率が共に低い状態が続いていました。
ミュウツーのときに活躍しやすいように、通常攻撃速度を上方調整しました。
このポケモンもアタック型ではあるものの、わざを活かした回避や回復が得意なため、防御や特防については調整せず、防御的なわざを上方調整することで耐久力を確保できるようにしました。
Ver.1.15.1.2(2024/07/16)
通常攻撃射程:7m→6.5m
通常攻撃(メガシンカ時)射程:8m→7.5m
強力な通常攻撃の射程が長く、安全な距離から一方的にダメージを出すことができていたため、通常攻撃の射程距離を下方調整しました。
Ver.1.14.1.5(2024/04/16)
全体的に与えるダメージが高すぎたので、特攻を下方調整しました。テレポートによるダメージを増加させる効果とユナイトわざ「インフィニティサイコバーン」を組み合わせた時の瞬間的なダメージ量が高すぎたので、下方調整しました。
能力値特攻:150-810→150-780 (レベル1~15)
テレポート与えるダメージを増加させる量:20%→10
再使用できる猶予時間:3s→2s
テレポート+与えるダメージを増加させる量:30→15%
ユナイトわざ
「インフィニティサイコバーン」
ダメージ量:19%減少
行動不能時間:1s→0.6s
Ver.1.14.1.2(2024/02/27)
とくせい
「プレッシャー」
メガシンカのタイミングで所持しているエオスエナジーを一定量消費するようになりました。所持しているエオスエナジーが足りない場合(0を含む)も、所持しているエナジー全てを消費します。消費したエオスエナジー量に応じて、メガシンカした姿の時間が長くなるようになります。今回のアップデートで、25エナジーの消費で大体今までと同じメガシンカの姿の時間になります。
Ver.1.12.1.5(2023/10/18)
まだまだサイコパワーの勢いが止まらないので、瞬間的なダメージ量が下がるように、能力値と「みらいよち」を下方調整しました。自分を守る力と、自分のペースでのメガゲージの獲得が強力すぎるため「じこさいせい」を下方調整しました。
能力値急所率:5%(レベル5~8), 10%(レベル9~15)→0% (レベル5~15)
特攻:150~900→150~810(レベル1~15)
みらいよち効果時間中に与えるダメージの増加量:20%→10%
みらいよち+効果時間中に与えるダメージの増加量:30%→15%
じこさいせいシールド量:25%減少
移動速度の上昇量:20%→10%
獲得できるメガゲージの量→50%減少
Ver.1.12.1.2(2023/09/07)
ミュウツー (X)と同様、わざによる瞬間的なダメージ量が下がるように「みらいよち」「じこさいせい」、ユナイトわざ「インフィニティサイコバーン」を下方調整しました。
みらいよち追加ダメージ量の上限:2000→1500
待ち時間:8秒→10秒
行動不能にする時間:0.75→0.5秒
一部のポケモンのわざを使用不可能にしてしまっていた不具合を修正しました。
じこさいせい待ち時間:10秒→12秒
ユナイトわざ:
インフィニティサイコバーン
ダメージ量:15%減少
必要なエナジー量:20%増加
なんでもなおしを使用したポケモンに対して重複して命中することがある不具合を修正しました。
Ver.1.11.1.8(2023/08/17)
実装

レベル別ステータス表

レベルHP攻撃防御特攻特防移動速度通常攻撃
速度
急所率ライフ
スティール
CDR被妨害
時間短縮
13400205015050365010.00%0%0%0%0.00%
23510235517255365011.42%0%0%0%3.33%
33631276119760365012.99%0%0%0%6.66%
43764316722466365014.71%0%0%0%9.99%
53910367425472380016.60%0%0%5%13.32%
64072418228779380018.68%0%0%5%16.65%
74250469132386395020.97%0%0%5%19.98%
844465210036394395023.49%0%0%5%19.98%
9466259110407103410026.27%0%0%10%19.98%
10490066122455113410029.34%0%0%10%19.98%
11516274135508124425032.72%0%0%10%19.98%
12545083149567136425036.44%0%0%10%19.98%
13576793164631149425040.53%0%0%10%19.98%
146116104181702164425045.03%0%0%10%19.98%
156500116200780180425049.99%0%0%10%19.98%

※レベル5からは、12.5%のスペルヴァンプを獲得する
上記表の最終編集日 2024 11/01

レベル別通常攻撃速度

通常攻撃を行い続けた際に攻撃1回あたりにかかる秒数。数値の単位は[秒/回]

レベル123456789101112131415
装備なし???????????????
力の鉢巻(LV30)???????????????
力の鉢巻(LV30)の効果???????????????
装備なし+メダル3???????????????
力の鉢巻(LV30)+メダル3???????????????
力の鉢巻(LV30)+メダル5???????????????
力の鉢巻(LV30)+メダル7???????????????

上記表の最終編集日 2023 M/DD

 

考察

全体考察

ポケモンユナイト2周年を記念して実装された初代伝説のポケモン。いわゆる「禁止伝説」ポケモンからユナイトへの参戦はザシアンに次いで2匹目となる。
本作へは「ポケットモンスター X・Y」で初登場した要素"メガシンカ"を引っ提げての参戦となり、XとYで2体分のライセンスが用意されている特別仕様となっている。
ただし、あくまで同一のポケモンだからか、XとYの同一チーム共存はできない

 

ミュウツー(Y)は遠隔・特殊のアタック型であり、グレイシアインテレオンと同じく完全特殊依存の性質を持つDPSアタッカー。
最大の特徴として、通常攻撃を当てるなどして「メガゲージ」を最大まで貯めると、エオスエナジーを消費して一定時間メガミュウツーYにメガシンカし、ステータスと通常攻撃が強化される。
メガシンカ時のステータス上昇が凄まじく、通常時から比較して特攻が25%、攻撃速度が100%、HPが10%、移動速度が5%アップという規格外のパワーアップを見せる。
さらに通常攻撃にはダメージと射程アップ+範囲攻撃+鈍足付与という追加効果が発生するため、中々の範囲DPSを発揮できる。
メガシンカの条件も効果の割には緩く、遠距離から通常攻撃を打っているだけでどんどんパワーアップしていく。ひとたびファイトを仕掛ければタンクでも受けきれない超火力により相手を容易に殲滅できるだろう。
耐久についても、元々アタック型の中ではミュウと同程度の高めの耐久があり、メガシンカ中は更に1割HPが伸びるため、遠隔キャラにしてはそれなりに固い部類。

各種わざについても、わざ1はどちらも必中属性を持った妨害技、わざ2はシールド獲得orムーブ技というラインナップで、いずれも破格のバフ効果がオマケとして付いている。なお、ラインナップは全てミュウツー(X)と同じだが、細部の仕様はかなり異なっている。
性質としては立ち回りを補助するためのものとなっており、わざ選択によって得意な状況が変わるため、編成によってわざを組み替えられる柔軟性も兼ね備える。
そしてユナイトわざは相手全員への自動攻撃であり、ダメージ・妨害に加え相手の位置を確認する補助的な用途にも使えてしまう。さらにミュウツー(X)より数段威力が高く、HP回復も伴うことから、正に反則級の効果を持つ。

 

ことファイトにおいてに強力なポケモンだが、その代償としてこのゲームの勝利条件であるエオスエナジーを勝手に消費してしまうという難点を抱える。
メガシンカのパワーでファイトを制してもゴールに入れるエナジーが無く点数差で敗北...という事態も想定されるため、ゴールにおいてチームに貢献することは難しい。また他のエナジーを消費するポケモン(ザシアンミライドンホウオウ)と同時に選出するとエナジーの枯渇がより深刻になり、得点が不足する上にパワーを発揮しにくくなってしまう。
ただ、ミュウツーの場合はエナジー消費が自動で発動するため管理の必要性が薄く、またエナジー消費が無くても十分に立ち回れるのは良心的と言える。

また、メガシンカしていない時の性能が凡庸なのも弱点の一つ。
特に急所率がDPSアタッカーには珍しく0%、非メガ時は範囲攻撃が無いことから、ファームが非常に遅いという問題がある。効率良くレベルを上げるにはキルファームが欠かせず、いかに戦闘開始から素早くメガシンカして高火力を押し付けるかが重要となっている。
時間差の「みらいよち」以外の瞬間火力に乏しいためラストヒット性能も低く、大型野生ポケモンの取り合いになると少々苦しい。
さらに、あくまでもアタック型であり耐久力は低いため、単独行動も苦手としている。素早く瞬間火力を叩きこむアサシンや、ミュウツーよりも射程の長いポークメイジには警戒が必要となる。

 

いわゆるADCの中でも、野生ポケモンの処理は苦手な代わりにファイトに特化した性能で、相手チームのポケモンに対する自衛力の高さが光る。
伝説のポケモンらしく火力、自衛力、ユナイトわざすべてが高水準なポケモンであり、最低限ADCの立ち回りを押さえておけば高DPSによる力押しでチームを勝利に導ける。
エオスエナジーの消費という弱点こそあるが、もちものがメガストーンで固定されることが無ければメガゲージの管理も難しい制限でなく、そして何よりも公式で「初心者向け」と紹介される通りに扱いが簡単であるため、一通り性質を覚えればすぐに実戦投入できてしまう程に敷居が低い、ADC入門としてもオススメのポケモンと言えるだろう。

  • 長所
    • メガシンカすることで一時的に大幅パワーアップする。
      • メガシンカ時の通常攻撃がダメージ・速度・射程全て上昇し、かつ範囲攻撃になる。圧倒的なDPSで押し切ることができ、与ダメージに応じた回復もあるため継戦能力もかなり高い。
      • さらに通常攻撃の射程は全ポケモン中最長、メガシンカ前でもピカチュウやエーフィに次ぐ2位であり、半端なメイジより遠くから通常攻撃が可能。
      • 遠距離攻撃でメガシンカできるため、Xよりもゲージを溜めやすい。また、効率は悪いが「じこさいせい」で能動的にメガゲージを溜めることも可能。
    • わざがいずれも強力な補助効果を持つ。
      • 特にわざ1には必中CCがあり、自衛力・生存力が非常に高い。メガシンカに頼らないサポート性能も持てる。
      • あくまで通常攻撃が主力のため、相手によってわざセットを変えて対応することがしやすい。
    • ユナイトわざが相手全員への自動攻撃で、攻撃やCCチェインに加え索敵としても優秀。
      • 長めの妨害無効がついて足も止まらないので、防御としても使える。
    • レベル4まではメガシンカが出来ないものの、序盤から長射程の通常攻撃と必中CCを兼ね備え、レーン戦の段階から強い。
    • 攻撃のほぼ全てが必中、かつメガゲージの管理も複雑でなく、操作が非常に簡単。
  • 短所
    • ミュウツー(X)が選出できなくなる。同じミュウツーであるためか、XとYはどちらか一方しかピックできない。
    • メガシンカ時にエオスエナジーを勝手に消費してしまう。
      • 特にザシアンやミライドンと共存すると、ゴール用のエナジーが不足しやすい。
    • メガシンカしていないと攻撃性能が低め。
      • DPSアタッカーだが急所が一切出ず、平時は攻撃速度も高くないので通常攻撃が貧弱。わざのCDも長めなので、野生ポケモンの処理がラッシュ、ラストヒットのどちらも苦手で、特にチルタリスを狩るのはかなり遅くなる。
      • メガシンカ中はそれなりにオブジェクト削りも可能だが、野生ポケモン相手だとゲージが貯まらないため狙って突入するのは困難。
    • ステータスはアタック型にしては高いが、それでも脆い部類。アサシンの瞬間火力を耐えることはできない。
    • 必中攻撃が多いせいで、ファイトにおいて先手を取るのが難しい。
      • ブッシュの確認がしづらい、インテレオン等のステルスに手を出せないといった弱点もある。
  • 補足
    • ブイズなどとは異なり、ミュウツー(X)との区別はHPバーおよびバトル中のステータス画面で行うことができない。編成画面では背景の色(Xはバランス型なので紫、Yはアタック型なので赤)、アチーブメントなどではキャラアイコン内の左下にXorYと表示される。 
    • メガシンカ時とそこから戻る際は、通常の進化と同じく無敵状態(引き寄せなど移動攻撃は食らう)だが、移動以外の全ての行動ができなくなる。
      • オブジェクト戦や撤退時などでは諸刃の剣になるので要注意。
    • Lv1~4でメガゲージがMAXになっていた場合、Lv5になった瞬間(敵と戦っていなくても)勝手にメガシンカする。

対策

YはXよりも耐久力は劣るが、前に出てこない分しっかりとグループされると非常に対策が難しい。
また遠隔通常攻撃と自己再生により、メガゲージを貯めさせないという対策はできないと思っておいたほうが良い。

  1. あまり密集しない
    • メガシンカ中は通常攻撃に減速がつき広範囲攻撃になるので、味方と密着していると赤バフと合わせて逃げることもままならず殲滅されてしまう。
      ブッシュに隠れた味方を巻き込んだり、特にサポタンは盾になろうとして逆に巻き込んだりしないように。
      特に逃げる際は巻き込むくらいなら積極的に前に出て受けに行った方がいいだろう。
  2. 草むらに隠れる
    • ミュウツー(Y)は全ての攻撃手段が必中技であるため、草むらに対する攻撃手段が乏しい。(ユナイトわざおよび立ち止まっての通常攻撃のみ)
      出来る限り草むらで待ち構えよう。逃げる際も草むらを経由したい。
  3. 発生保障技でゴリ押す
    • ミュウツー(Y)が敵との距離を離す手段は「みらいよち」「テレポート」のみ。
      そのため待ち時間の長い「テレポート」を切らせてからのイワパレスの「シザークロス」やアマージョの「ふみつけ」などであれば、(状況にもよるが)「みらいよち」の突き飛ばしを無効にでき、そのままCCを入れられる。
    • 勿論、ブラッキーの「バークアウト」やラプラスの「ライドオン!ラプラス」など、妨害無効or妨害耐性付きの妨害技も有効。ただし「サイコブレイク」を選択されている場合はこれらも通りにくくなるのでまた別の対処をしたい。
  4. 複数人でCCチェイン
    • 基本的にどのキャラでも有効な手段。上述の発生保障技から繋げるとやりやすい。
      • ただしそれを狙うために一斉にかかっても同じ方向からだとみらいよちで先頭が突き飛ばされて範囲AAでまとめてやられるだけなので、上述のように密集せず複数方向から攻めるようにしたい。
      • また神秘ハピナスを侍らせている時は、神秘のシールドを削りきれなければ妨害を通すことすらできないため、逆に隙を突かれてしまわないよう注意が必要になる。ハピナスのユナイトでリソースを受けきられた場合も返しに全滅させられうるのでその場合の深追いは危険。
  5. パチンコ
    • ミュウツー(Y)はラストヒットがかなり苦手な部類なので、無理矢理レックウザのパチンコ勝負を仕掛ける。
      特にポジションを取りにくい/取られにくいソロランクでは無理矢理削りに行った方がいい場合も多い。
      ユナイトわざやメガ時の通常攻撃が範囲攻撃なのを逆手にとってレックウザピット内で戦えば殴られながらでもラストヒットの取り合いに持ち込める。
      ミュウツー単体ではレックウザを巻き込まずに削りを止められる手段がみらいよちのつきとばしくらいしかなく、優勢ならピット内への攻撃も躊躇することになるため、つじぎりゾロアークなど体力を保ちつつ削れるポケモンを使っているなら劣勢の場合積極的にレックウザを削りにいくのは消極的ではあるが勝率は高めやすい選択肢と言える。
 

とくせい考察

プレッシャー

メガゲージは相手チームのポケモンに通常が命中した時に増加する。野生では増加しないが、「じこさいせい」を使えば相手チームのポケモンがいなくても溜めることが可能。
12発でゲージがMAXになり、自動で最大30エナジーを消費し、10~16秒間メガシンカする(エナジー消費5点につき1秒延長)。メガゲージによる特攻や攻撃速度の上昇は10回まで累積。
Xと比べると必要回数は1.5倍だが、遠距離攻撃&「じこさいせい」のおかげでメガシンカ自体は非常に容易。
ゲージは時間で減衰しないが、KOされると0になる。

メガシンカ中は射程の増加や減速+範囲攻撃追加などと立ち回りが非常に凶悪になるが、Xのように圧倒的な瞬間火力+逆転性能があるわけではないので注意。囲まれたり瀕死だったりでメガシンカしてもそのまま倒されてしまう(ことが多い)ので、どちらかというと五分~有利な状況から敵を殲滅するように使いたい。

 

通常攻撃考察

メガゲージが0の時のAA速度はXと全く同じ、つまりルカリオと同速であり、ADCにしては非常に遅く、急所率も0%なので威力も出ない。
通常時はファームも遅いのはキャリーとして大きな欠点。
メガゲージを溜めればAA速度は上がるとはいえ強くはないのでとにかくメガシンカが重要になる。

素の状態でも射程は長いほうであり、メガシンカ中はさらに伸びる。
ミュウツー(X)と違い、メガシンカ中でもAA速度の変化を受け付ける。
以前はメガゲージによる攻撃速度上昇(最大6%×10)がプラスパワーなどのメガシンカ以外の攻撃速度増減バフがないと発動しないバグが存在していたが現在修正済み。
メガシンカ中も強化攻撃は存在しないが、攻撃速度や特攻上昇を除いても威力が15%ほど上がり、範囲攻撃になって減速も付くため非常に強力。赤バフも合わせれば強烈な減速をばら撒け、巻き込み範囲の広さもドラパルトの倍近くと相当に広い。

またバグかは不明だが、攻撃速度が一定以上(具体的にはサポートメダル無しかつちからのハチマキ+れんだスカーフでレベル13以降、メガシンカ中にれんだスカーフとプラスパワーの効果併用時など)でリザードンのように硬直無しで移動しながら攻撃可能になるため、れんだスカーフやプラスパワー、ハピナスのてだすけなどとの相性は非常にいい。

なお、ライフスティール(通常攻撃ダメージに応じた回復)は存在しないが、レベル5以降は与えた特攻ダメージの12.5%を回復するため他のADCと同様に殴るだけでもある程度回復可能。メガAAで複数巻き込めば「じこさいせい」の効果抜きでもそれなりに回復する。

小技として、周囲に敵がいない状態でAAを振ると真正面に攻撃するという仕様があるため草むらに正対すればそちらに攻撃できる。*1
射程の長さを活かしある程度ブッシュチェックが可能な他、メガ時は爆発の広さにより草むらに逃げ込んだ相手もそれなりに攻撃可能。

 

わざ考察

わざ1

ねんりき

相手に1秒のスタンを与える必中攻撃。
威力が低く対象指定なため、ラストヒットは取りづらい。

みらいよち

基本的にはXと一緒だが、こちらは引き寄せではなく突き飛ばし。敵は壁を全く貫通せず沿って動くので、壁に向かって使うと変なところに飛んでいく場合も。
非メガ時の射程ギリギリまで突き飛ばすため、Xと違って逃げる相手を追うのには向かないことも。
Xのように特定の相手をピックして倒すよりは、接近拒否・間合い管理に使うのが基本。その他、ブッシュに入ろうとする敵やゴールで回復しようとする敵を妨害するなど。
ただし硬直中にAA2,3発は入るし、メガシンカ中や赤バフがあれば凶悪な減速でそのまま倒せるのであくまでXよりは向かないというだけ。
またどこで当ててもほぼ同じ位置まで突き飛ばすため、完全に射程から外れる心配はあまりない。ただしブッシュに突き飛ばしてしまうと追撃しにくくなるので注意。味方の攻撃が外れる場合もあるので、攻撃目的の場合は遠目で当ててあまり動かさないほうがいいだろう。

  • 長所
    • 接近拒否として優秀。味方を守るのにも使える。
    • ダメージ増加に加えて効果中の被ダメージ依存の割合ダメージにより総合的なダメージ増加効果が非常に高い。
    • 単純に射程が長い必中CCとしても優秀。
      • 一定の間合いまで吹き飛ばすので、遠目で当てても射程外に逃げられる心配はない。
  • 短所
    • 非メガ時の射程ギリギリまで突き飛ばすため、相手も逃げやすくなる。
      • このため被ダメ増加・追加ダメージと若干噛み合わない。
    • ブッシュに飛ばしてしまうと追撃しにくい。
    • 単体にしか効果がない。集団行動している相手には弱め。

サイコブレイク

Xからダメージ軽減は無くなったが、距離に応じたダメージ上昇が追加された、威力に特化した技。相手への減速と妨害無効は変わらず所持している。
技の射程ギリギリの位置で使用しただけで最大までダメージ上昇するため(密着状態と比べ約1.4倍)、ミュウの強化攻撃のようにブリンクまで使って距離を離す必要はない。

ただし効果中はAAを撃てず、「みらいよち」や通常攻撃と比べてロックオン距離が一回り短いため、普段はダメージ・減速共に通常攻撃で事足りることが多い。自衛性能も一瞬で引き離せる「みらいよち」よりは劣りがちになる。
元々AAの射程ギリギリを維持すれば妨害を受ける機会も少ないため、Yの性能とあまり噛み合わないのが残念なところ。
対集団で継続火力を出す場合には通常攻撃でメガゲージを貯めてメガAAを連射した方がいいだろう。

ただし通常攻撃の方が強力な分むしろその他の用途に温存できるという面もあり、複数の相手や妨害無効の相手が攻めてきた場合にも「サイコブレイク」→「テレポート」で高確率で離脱できる、柔らかいキャラなら前半部分だけでかなり削れるため止めとして使った時の確殺ラインが広いなど強い場面は十分ある。

遠距離から妨害をかけてくるピカチュウなどが重い場合に選択肢とし、その場合も防御か止めの手段として残しつつ基本は通常攻撃で戦おう。
ボタン+ユナイトわざなどの奇襲からのCCをやり過ごせると効果的。「テレポート」の隙間時間にも対応しやすくなる。

  • 長所
    • わざ中は移動が可能な上、自身は長時間の妨害無効を獲得でき、相手には減速とCCを与えることができる。
      • そのため引き撃ちと追い打ちが容易で、相手との距離調整がしやすい。
      • わざの使用中にわざ2を使用可能。
    • メガシンカしなくても、わざ単体で安定したダメージが見込める。
      • 「みらいよち」と比べ、妨害無効・耐性の敵にもバリューが落ちにくい。
    • 1段目だけでも火力が高く、ロック後は射程無限なので逃げる相手を倒しやすい。
    • 念波の繋がりが残るので、敵が逃げていった方角が分かる。
    • 2段目はうまくいくと範囲攻撃になり、集団に対して妨害を入れられる。そのため集団戦や一対多の状況で強い。
      • 着弾タイミングが分かりやすいので、他の味方が合わせる目安になりやすい。
    • 遠距離スタンから通常攻撃やユナイトわざに繋げられる。
  • 短所
    • わざ中は通常攻撃が出せず、メガゲージを溜めにくい。
      • 特にYの場合、メガシンカ中は「サイコブレイク」を撃たずに通常攻撃を乱射しているほうが火力・妨害ともに優秀
      • また、Yは「サイコブレイク」のロックオン距離<通常攻撃の射程であり、発動=接近となってしまう。
      • 加えてYは引き撃ちが基本となるため2段目の着弾時間が伸びやすく、結果としてXよりもボディブロックをされやすい。

わざ2

バリアー

自身にシールドを貼る。
ヌメラの「あわ」から攻撃判定を無くした代わりに移動速度上昇がついたような技。
シールド量はそれなりだが、Xのものに比べると少なく耐久自体も低いため頼りすぎないようにしたい。

じこさいせい

シールド中に移動速度が上がるのはXと同じだが、こちらはライフスティールが付与される。(元々のスペルヴァンプ12.5%と合わせて32.5or42.5%になる)
最大の相違点はシールドが時間経過で消失、つまりシールドが破壊されないことで追加効果が発動すること。
このため、ファーム中でもメガゲージを貯めることが可能になる。
ただし、回収効率は約7秒でAA1回分であり、この技だけで0からメガシンカ直前まで貯めるのは1分以上かかるのであまり現実的ではない。重要な戦闘の前にはちょっかいを出してゲージを溜めておくのも重要。

待ち時間短縮効果を能動的に発動できるため強力。CDの長いわざ1の回転率を引き上げられるし、この技も実質7秒程度(ステータス効果込み)で再使用可能。
回復能力も非常に強力であり、シールドを即破壊されなければ殴り合いにもかなり強く出られるし、メガシンカ中の範囲攻撃で複数巻き込めばサポタン無しでも圧倒的な速度で回復可能。
野生への攻撃でも回復できるので、戦闘終了後の野生狩りでもメガゲージ管理を兼ねて回すだけで回復と移動速度アップの恩恵を受けられる。

ただしシールドが破壊されると諸々の効果が切れ、追加効果も発動しない。元の耐久の分シールド量は高くはないため、緊急時以外は敵の攻撃を受けるのには使いたくない。出し惜しんで死ぬのは本末転倒だが、ある程度は体力で受けつつわざ1で距離を取ってから自己再生で保険のシールドをつけて通常攻撃で回復などできると嬉しい。

  • 長所
    • 非戦闘時でもメガゲージをコントロールすることが可能になる。
    • シールドがつく上に、強力な回復と移動速度アップもつくのでファイトにおいても強力。
    • 待ち時間短縮効果も強力で、このわざの回転率もマシになる。
    • 野生狩りの際も恩恵が大きい。
  • 短所
    • シールドが破壊されると効果が切れ、追加効果も発動しないので攻められている時は対抗しづらい。
    • ブリンクを手放すことになり、機動力は「テレポート」に比べると落ちる。
    • メガゲージ効率自体はよくない。
    • 耐久が低いのでシールドを破壊されやすい。

テレポート

移動距離はXの6割ほどになりCDも長くなったが、代わりに2段ブリンクが可能。Xと同様にダメージ増加も兼ね備える。
なおYはレベルアップで5%~10%のCD短縮が付くため、正味のCDはレベル7,8で11.4s、レベル9以降は10.8sになる。
自身へのバフ効果は1段目にしかつかず、2段目を発動しないと待ち時間も開始しないが、その点を利用して1段目→ユナイト→2段目と発動すればユナイトにダメージ増加バフを乗せつつユナイトバフのCD短縮をテレポートに乗せることができる。
バフは非常に強力だが、CDが非常に長く自衛手段でもあるため攻撃目的で無闇に使うと長時間機動力を失ってしまうのは難点。使い所は間違えないようにしたい。

  • 長所
    • 「だっしゅつボタン」並の強力なブリンクを2回も発動でき、非常に応用性が高い。
      • 同じ方向に連続で使えば距離もかなり長い。
  • 短所
    • CDが非常に長く、攻撃目的で使いにくい。
    • 1回毎の距離は短め。
    • 2段目ではバフがつかない。

ユナイトわざ

インフィニティサイコバーン

マップ全体を対象とした空爆攻撃
基本的な性能はミュウツー(X)のものと一緒であるため、概要はそちらを参照
以下はXのインフィニティサイコバーンとの相違点。

 

まずXが防御ダウンが付与されていたのに対し、こちらは特防ダウンを引き起こせる。(大した量ではないが)

そして弱体化によりそこまででは無くなったとはいえXのものより威力がやや高い。この一発だけで柔らかいキャラは同レベルでも3割弱(「テレポート」やメガシンカ、「プラスパワー」が重なれば4割近く)飛んでいき、「すりぬけスプーン」も乗るのでタンクやバランスにも大ダメージが入る。とりあえず足が止まるタイミングに発動するだけで強烈なダメージとCCが入り、そのまま続く遠距離AAや周りの攻撃でトドメを刺されると警戒必至の性能。
メガシンカ中や赤バフでの通常攻撃の減速と合わせれば弱点であった歩きでの回避もほぼ不可能になる。

しかもスペルヴァンプ(特攻ダメージに応じての回復)の対象でもあるため、敵5体にヒットすると体力が3割近く回復し、野生を巻き込んだ場合大半の回復もありうるとまさかの回復技としての使用も可能。狙いが集中した瞬間でもこの回復と妨害無効+シールドで耐え切ってそのままカウンターを狙えてしまう。

ただし、弱体化により妨害時間はXのそれの半分ほどであり、集団戦での影響力はXのものと比べるとやや劣る側面も。
それでもやりすぎなレベルのXの同技に負けず劣らずな壊れ性能である。

ただし待ち時間はガッツリ134秒あり、ファームも高速ではない(特にチルタリスなどが苦手)ため使い所には気をつけたい。どうせ間に合わないのにゴール阻止に使うなどはもったいない使い方である。

わざセット考察

みらいよち+じこさいせい型(わざセット1)

当初のYの基本形。
みらいよちで自衛、じこさいせいでHPとメガゲージの管理を行い、通常攻撃で攻めていく。
じこさいせいでシールドを貼りつつみらいよちで突き飛ばして殴ることでどんどん回復していくのでダメージレースに非常に強く、特にタイマンの場合は瀕死からでもメガシンカしてわざさえ残っていれば多くのポケモンに打ち勝てる。

  • 長所
    • わざの回転率がミュウツーの中では高い
    • 継戦、回復能力が高く火力を出し続けられる
    • ダメージレースに強い
    • メガゲージを管理しやすい
  • 短所
    • 機動力がバトルアイテム頼りになる
    • ポークに弱い

サイコブレイク+テレポート型(わざセット2)

対アサシンなど、通常攻撃の火力に加えて防御寄りの立ち回りも可能な構成。
サイコブレイク中にテレポートが使えるため、奇襲を受けても妨害無効のまま遠くに脱出し、テレポートの距離離し+与ダメ上昇でサイコブレイクのダメージを2重に伸ばして逆襲するといったことが可能。
逃げる相手もテレポートの一段目で追ってサイコブレイクで追撃し、二段目で逃げながらトドメを刺せる。
ただし集団への積極的な攻撃はしづらく、合わせて使うことで最大の効果を発揮するため普段は通常攻撃のみで戦うのが基本。

  • 長所
    • 引き撃ちが強力
    • 奇襲にもCCにも強い
    • サイコブレイク→テレポート→ユナイトわざのコンボの破壊力が高い
  • 短所
    • サイコブレイクの射程が短く、テレポートとセットで使わないと使いにくい
    • わざの回転率が悪く、メガゲージも溜めにくい

みらいよち+テレポート型

(プラスパワー→)テレポート→みらいよち→ユナイトわざのバースト火力は圧巻。
ただでさえ高いユナイトわざの火力が追加ダメージ込みで最大3倍近くにもなりうる。

  • 長所
    • 技のどちらもが接近拒否に使えるため生存力が高い。
    • どちらのわざもダメージ増加効果があり特にユナイトわざの火力が非常に高くなる
    • 通常攻撃メインで自前でブリンクを持つのでプラスパワーとの相性がいい
  • 短所
    • わざの回転率が悪い
    • サステインが控えめになる

サイコブレイク+じこさいせい型

  • 長所
    • メガゲージを貯めにくいサイコブレイクの欠点を補える
    • シールド、回復、妨害無効でしぶとく戦える
  • 短所
    • 迎撃以外でサイコブレイクを使いにくい
    • わざを同時に使ってもあまり強くない
 

ビルド考察

構築例

ここで紹介するのはあくまでも一例。以下の考察も参考にしながら、環境や編成、自身のプレイスタイル等に合ったビルドを見つけていこう。
赤文字は重要度の高いもちもの


わざセット共用
もちものちからのハチマキ.png
ちからのハチマキ
れんだスカーフ.png
れんだスカーフ
すりぬけスプーン.png
すりぬけスプーン
バトルアイテムプラスパワー.pngプラスパワー
サポートメダル黒7緑6

ミュウツー(Y)にとって、攻撃速度を上げる「ちからのハチマキ」「れんだスカーフ」「プラスパワー」は必須。
「メガシンカ」時に「れんだスカーフ」のもちもの効果と「プラスパワー」を合わせることで20Fに到達できる。
残り1枠は「すりぬけスプーン」の特防貫通が前衛を削る役割に合っている。
敵の構成と味方のもちものを見てのろい系のもちものが必要であれば「すりぬけスプーン」を「のろいのおこう」に変えるのもあり。

赤メダルは不要。レベル11・12以外で「メガシンカ」時の攻撃速度に影響がないため、緑6で火力を上げたほうが強い。黒にするか白にするかはお好みで。


わざセットサイコブレイク.pngサイコブレイク・テレポート.pngテレポート
もちものすりぬけスプーン.png
すりぬけスプーン
こだわりメガネ.png
こだわりメガネ
ものしりメガネ.png
ものしりメガネ
バトルアイテムだっしゅつボタン.pngだっしゅつボタン
サポートメダル黒7緑6

メイジ枠として採用するときのビルド。
「こだわりメガネ」の追加ダメージで「サイコブレイク」のダメージを上げる。
わざのダメージを上げるなら「ものしりメガネ」だが、「メガシンカ」したときの通常攻撃速度は28Fあるため「ちからのハチマキ」は持ってもいいかもしれない。

もちもの

  • ちからのハチマキ.pngちからのハチマキ
    攻撃速度が上がりメガゲージを溜めやすくなる。
    また通常攻撃に追加の割合ダメージが乗るため、ファームオブジェクトに強くなる。非メガ時のファームが遅いので非常に有用で、どの型でも持っておきたい。
    ただし、ミュウツー(Y)は通常攻撃を含めて全ての攻撃が特攻依存のため、攻撃のステータスアップが完全に腐ってしまうのは惜しいところ。
    また特性でも大きく攻撃速度が上がるため、攻撃速度の段階がちょうど上がる境でなければ攻撃速度ステータスに関しては意味がないことも多い。(詳しくはちからのハチマキ参照)
    ただしミュウツー(Y)は攻撃速度が最大(具体的には+201%以上)になるとリザードンのように移動しながら通常攻撃ができるため、その状態を起こしやすくできるならかなり強力。
  • れんだスカーフ.pngれんだスカーフ
    基礎ステータスと効果の両方で攻撃速度が上がりメガゲージを溜めやすくなる。
    Xと異なりメガシンカ中も効果があるので、効果時間を合わせられれば非常に強力。
    攻撃速度が301%を超えるかどうかで劇的に通常攻撃が(さらに)強くなるためほぼ必須といってもいい。
    こちらも攻撃補正が腐るのは少しだけもったいないところではある。
  • すりぬけスプーン.pngすりぬけスプーン
    前衛のHPを削る役割なので、特防貫通の効果がかなり相性が良い。まず必須としていいだろう。
    序盤の特攻・HPの補強にも使える。
  • のろいのおこう.pngのろいのおこう
    通常攻撃が全て特殊であり、かつメガシンカ中は範囲攻撃になるため、回復阻害デバフを簡単かつ長時間にばら撒ける。
    タンクを削るという点ではミュウツー単体で見れば「すりぬけスプーン」との交換もよいが、のろいは他の味方と重複しない。
    ミュウツーが火力を落としてのろいを持つよりもサポタンが呪いを持つ方が効率的なので、他の味方がバングルorおこうを持っているなら不要。
  • こだわりメガネ.pngこだわりメガネ
    特攻の高さから追加ダメージも大きく、特にレーン戦で使いやすくなる。
    「サイコブレイク」でのメイジ枠として採用するときに持つと良い。
  • ものしりメガネ.pngものしりメガネ
    素の特攻のステータスが非常に優秀で、通常攻撃やわざの特攻レシオも高めなので、相性が良い。
    こちらも「サイコブレイク」でのメイジ枠として採用するときに持つと良い。

バトルアイテム

  • プラスパワー.pngプラスパワー
    火力と通常攻撃の速度の底上げに。
    「ちからのハチマキ」と「れんだスカーフ」の項で前述したように攻撃速度バフが非常に有用で、攻撃速度が一定を超えて通常攻撃しながら移動できるようになれば結果的に自衛力にも繋がるため、味方にハピナスがいない場合はできれば持ちたいところ。
    ただし「だっしゅつボタン」が使えなくなるため立ち回りは気をつけたい。
  • だっしゅつボタン.pngだっしゅつボタン
    逃げにも攻めにも使える万能アイテム。
    特に自己再生の場合は移動スキルがないため、安定を求めるなら優先度が高い。
    「テレポート」と役割が被っているものの、あちらはCDが12秒と長いため、その間の緊急回避用として有用。

サポートメダル

ミュウツー(Y)は通常攻撃を含めて全てのダメージが特攻依存なので、攻撃をマイナスにするデメリットが全くない。

  • 赤7白4緑2
    持ち物+赤メダルを積むことによって通常攻撃速度が特定のレベルで上がる。
    ミュウツーYは通常攻撃速度が20Fになると攻撃モーションが無くなり爆速で通常攻撃を撃てるため、プラスパワーやハピナスの手助けと合わせて20Fになりやすい赤7は非常に相性が良い。
  • 黒7緑6
    メイジ枠としての採用をするときに。
    ミュウツー(Y)は特攻のステータスも高めなので緑6と相性が良い。
 

編成考察

ルート選択

  • 中央エリア
    マークスマンとしてアタッカーの中心となるパワーを保持しているため適性がある。
    しかしファームの遅さがネックで、かつ野生ではメガゲージが溜まらないため、レベル5で迎える8:50のガンクもやや凡庸になりがち。
    解決策としては、赤バフを取ってから上レーンにアーリーガンクし、相手のダンベル枠を削りつつメガゲージを溜めるといったことが考えられる。
  • 下ルート
    マークスマンの中では最高峰の序盤性能を有していて、通常攻撃と「ねんりき」で牽制や防衛に優れることから適性が高い。
    ADCとしてしっかりと成長も必要なことから、相方には学習装置持ちのタンクやサポートが欲しい。味方との意思疎通が可能なら中央二周目を譲ってもらうという手も考えられる。
  • 上ルート
    ダンベル阻止こそまずまずだが、低耐久のレンジなので相手ファイターに絡まれると苦しい。
    さらに経験値が少なめなのでレベル5が遠く、序盤でファームが遅れると中盤以降も活躍が難しくなってしまう。
    味方ファイターの筋トレの場を奪ってしまうことにもなるため、中央か下ルートに行こう。

相性の良い味方

  • ハピナス
    ベストパートナー。てだすけによる通常攻撃速度の増加が強力な他、しんぴのまもりで妨害対策の薄さをカバーしてもらえる。
 

その他のデータ

ホロウェア

ぶじゅつスタイルミュウツー.png
ぶじゅつスタイルミュウツー
入手方法:


エオスざスタイルミュウツー.png
エオスざスタイルミュウツー
入手方法:


ダークロードスタイルミュウツー.png
ダークロードスタイルミュウツー
入手方法:


紹介動画

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余談

  • ユナイトでは初となる、映画に登場した禁止伝説級ポケモン。(ザシアンは映画に出演していない)
    • 非常に細かいが、映画に登場したのはメガシンカしない個体(ミュウツーの逆襲)とメガミュウツーYにメガシンカする個体(神速のゲノセクト ミュウツー覚醒)の2種類。メガミュウツーXは映画どころかアニメにも登場していない。
      • 因みに「神速のゲノセクト」に登場したミュウツーはメガストーンなしでメガシンカを行っている*2。そのため、メガストーンなしでメガシンカするのはミュウツー(X)程おかしなわけではない。
    • 外見的にはメガシンカ前後で大きく異なるが、本編での能力は順当にミュウツーの特色を色濃く残している。
  • ブイズのように進化前が同一というパターンは前例はあったが、同一ポケモンで複数のライセンスが用意された初の例である。
    ミュウツー(X)とは同じポケモンという設定のためか、同一チームへの編成(共存)が不可能という性質を持つ。
    • ただし内部的には"同時ピック不可の別ポケモン"という処理のため、ホロウェアはそれぞれ個別で販売されることに注意。
      • ぶじゅつスタイルに関しては、Xの方を所持しているとYの方も無料で入手可能になる期間限定イベントが開催されている。期間も4ヶ月半と長めの設定。ただし獲得するためにはXのホロウェアが必要=購入のためにミュウツー(X)のユナイトライセンスが必要になる。なお、この場合ミュウツー(Y)のライセンスは必要無い。
  • 全体勝率58.33%や片側勝率67.43%という最高勝率を更新してしまったポケモンだが、ザシアン、ミュウツーXと伝説一強環境が長く続き、諦めの境地に達したユナイト民からはもはや驚きの声は上がらなかった。
 

コメント


*1 実際この仕様はこのポケモンだけではないが
*2 この映画はメガシンカが登場するポケモンXYの発売前に公開されたものである。似たような事例はBW発売前の映画で先行登場したゾロアークなど。