ガブリアス

Last-modified: 2023-05-29 (月) 19:20:20
 
ガブリアスバランス型近接/物理
中級者向け
ガブリアス全身.png戦闘能力star7.png
耐久能力star7.png
機動能力star5.png
得点能力star5.png
補佐能力star1.png
価格
10000エオスコインエオスコイン.png / 575ジェムジェム.png
進化
進化.png
lvl1.pngフカマル  lvl5.pngガバイト  lvl9.pngガブリアス
特性
さめはだ.pngさめはだ近接わざの攻撃を受けると、そのダメージの一部(30%)を相手に跳ね返す。いちどこのとくせいが発動すると、次に発動するまで2秒の待ち時間が必要。
通常攻撃
通常攻撃.png5回目の通常攻撃は強化攻撃となり、与えるダメージが増加し、自分のHPを回復する。
強化攻撃が命中してから少しのあいだ、通常攻撃やわざが相手のポケモンに命中するたび、通常攻撃が速くなる。
わざ1[R]
すなかけ.pngすなかけへんかCD.png6秒
能力低下.png能力低下
すなをかけて攻撃する。
わざ命中時、少しのあいだ相手のポケモンの視野が狭くなり、移動速度も2秒間20%下がる。一方で自分の移動速度は2秒間30%上がり、通常攻撃も3秒間30%速くなる。
レベル5になったとき、以下2つのわざから1つを選べます。
あなをほる.pngあなをほるぶつりCD.png8秒
ムーブ.pngムーブ
地面に潜って指定した方向へ高速移動し、相手のポケモンに触れた時点、または最大距離に達した時点で飛び出す。このとき範囲内にいる相手のポケモンにダメージを与え、0.5秒ふきとばす。
わざを使うと、防御および特防が少しのあいだ(3秒間)上がる。

レベル11:地面から飛び出した時に、相手のポケモンをより長くふきとばしておける(1秒)
ドラゴンダイブ.pngドラゴンダイブぶつりCD.png6秒
ムーブ.pngムーブ
後ろへ距離を取ったあと、指定した方向へダイブして攻撃し、相手のポケモンをつきとばす。
はじめに距離を取っているあいだ「ドラゴンクロー」を組み合わせることができ、組み合わせると「ドラゴンクロー」の、相手のポケモンの移動速度を下げる効果が強くなる(60%)
わざを使っているあいだ、受けるダメージが30%軽減する。

レベル11:わざを使っているあいだ妨害されなくなる。
わざ2[ZR]
じならし.pngじならしぶつりCD.png5秒
範囲.png範囲
地面を踏みならし、範囲内にいる相手のポケモンにダメージを与える。
レベル7になったとき、以下2つのわざから1つを選べます。
じしん.pngじしんぶつりCD.png7秒
能力低下.png能力低下
高く跳びあがってから地面に勢いよく着地し、範囲内にいる相手のポケモンに少しのあいだ継続ダメージを与え、移動速度を2秒間30%下げる。

レベル13:わざの範囲内の中でも特に近くにいる相手のポケモンの移動速度をさらに下げるようになる(45%)
ドラゴンクロー.pngドラゴンクローぶつりCD.png5秒
近接.png近接
前方を爪で2回攻撃し、相手のポケモンにダメージを与える。
1回目はダメージを与えた後にふきとばす。
2回目は与えるダメージが増加し、相手のポケモンの移動速度を少しのあいだ45%下げる。

レベル13:わざの与えるダメージが増加する。
ユナイトわざ[ZL]
どはつてんラッシュ.pngどはつてんラッシュぶつりCD.png133秒
近接.png近接
レベル9:前方へダッシュしながら強力な連続攻撃をする。わざを使っているあいだ5秒間、受けるダメージが30%軽減する。攻撃が命中した相手のポケモンの移動速度を1秒間30%下げる。最後の一撃で相手のポケモンをふきとばすが、それが終わると少しのあいだ(0.5秒間)行動できなくなってしまう。

ユナイトバフ:最大HP30%分のシールド+移動速度30%上昇
 

バトルデータ

わざや特性の仕様と詳細

わざの活用方法や細かな仕様や数値などの詳細を記載していきます。
データベースの一部はUnite-DB 様( https://unite-db.com/ )より引用しております。

特性
さめはだ.pngさめはだ
ダメージ:近接タイプからの被ダメージの30%
急所ダメージは反映されず元のダメージで計算
近接タイプのポケモンから受ける、通常攻撃や設置持続ダメージも含めたあらゆるダメージの一部を相手に返す。相手との距離に関係なく発動する。
参照しているのはポケモン自体のタイプのみであり、わざの種類などは関係ない。
野生ポケモンも内部値に近接/遠隔が存在するため、通る相手と通らない相手がいる。例えばロトムは遠隔タイプのため反射は起こらない。CTが2秒に設定されており、連続ヒットしても最初の一撃しか返さない。
通常攻撃
通常攻撃.pngダメージ・通常:攻撃 x 100%(対野生ポケモン:上限1000)
ダメージ・強化:攻撃 x 110% + 0 x (レベル - 1) + 0(対野生ポケモン:上限1100)
追加ダメージ:相手の残りHPの10%(対野生ポケモン:上限350)
HP回復・強化:与ダメージの15%
攻撃速度上昇:[攻撃 x 0% + 3 x (レベル - 1) + 28]%
技を含む攻撃1hitごとにスタックを獲得し、5hit目以降は強化攻撃となる。複数体に同時に1hitしても1しか獲得できない。
スタックは4秒経過で消滅し、空振りではカウントされない。攻撃か技を当てることで継続時間が更新される。
HPの割合ダメージ部分にもしっかりと急所が乗る。大型野生ポケモン相手に急所が出ると非常に大きなダメージが出る。
わざ1[R]
すなかけ.pngすなかけCD.png6秒
ダメージ:0
命中時、強化攻撃スタックが1つ溜まる。
ヒット時、相手に視界50%減少&移動速度20%低下のデバフを2秒間付与し、自身は2秒間移動速度30%上昇&3秒間攻撃速度30%上昇のバフを獲得する。
中央担当と連携し、草むらなどから不意打ちできると強力。
レベル5になったとき、以下2つのわざの1つを選びます。
あなをほる.pngあなをほるCD.png8秒
ダメージ:攻撃 x 116% + 5 x (レベル - 1) + 220
防御アップ:攻撃 x 0% + 25 x (レベル - 1) + 25
命中時、強化攻撃スタックが1つ溜まる。移動中はまもり状態となり、被弾しなくなる。移動は一定距離または通り抜けできない障害物・ポケモンに当たると終了し、攻撃判定に移行する。このとき、野生/相手ポケモンにヒットすると0.5秒間のスタンを与える。またわざ終了後3秒間、防御・特防が上昇する(空振りでもよい)。
+になるとスタン時間が1秒になる。
ドラゴンダイブ.pngドラゴンダイブCD.png6秒
ダメージ:攻撃 x 121% + 8 x (レベル - 1) + 200
命中時、強化攻撃スタックが1つ溜まる。
ドラゴンクローを組み合わせるとわざが変化し、スタン付きの高威力の2段攻撃になる。連携使用時、ドラゴンクローもクールタイムに入る。
また連携命中時は1段目で強化攻撃スタックが2つ、2段目で1つ溜まる。
ノックバック目的で使う場合、ドラゴンクローとの連携を行うと拘束時間を伸ばせ、個別に使うとノックバックの総距離を伸ばせる。
また、連携の有無にかかわらず敵集団に背を向けて放つことで、後退時に敵を巻き込みそのまま味方方面へ強制的にひっぱり出すこともできる。
わざ2[ZR]
じならし.pngじならしCD.png5秒
ダメージ:攻撃 x 145% + 13 x (レベル - 1) + 240
(解説欄・要検証)
レベル7になったとき、以下2つのわざの1つを選びます。
じしん.pngじしんCD.png7秒
ダメージ・1段目:攻撃 x 112% + 8 x (レベル - 1) + 180
ダメージ・2~3段目:攻撃 x 56% + 7 x (レベル - 1) + 90 (x 2)
命中時、強化攻撃スタックが1つ溜まる攻撃を計3回行う。1度目の攻撃が発生した地点に、2回の追加攻撃が発生する。このとき、ガブリアス本人が行動不能でも追加攻撃は行われる。
ドラゴンクロー.pngドラゴンクローCD.png5秒
ダメージ・1段目:攻撃 x 88% + 6 x (レベル - 1) + 155
ダメージ・2段目:攻撃 x 108% + 7 x (レベル - 1) + 188

アップグレード後
ダメージ・1段目:攻撃 x 106% + 6 x (レベル - 1) + 170
ダメージ・2段目:攻撃 x 127.2% + 7 x (レベル - 1) + 204
ドラゴンダイブ・ドラゴンクロー連携時は、クロ―1段目→ダイブ→クロ―2段目でダメージ計算
命中時、1段ごとに1つ強化攻撃スタックが溜まる。
ユナイトわざ
どはつてんラッシュ.pngどはつてんラッシュCD.png133秒
ダメージ・1段目:攻撃 x 227% + 10 x (レベル - 1) + 330
ダメージ・2段目:攻撃 x 267% + 11 x (レベル - 1) + 450
ダメージ・3段目:攻撃 x 307% + 12 x (レベル - 1) + 570
ダメージ・4段目:攻撃 x 307% + 13 x (レベル - 1) + 920
ダメージ・5段目:攻撃 x 307% + 14 x (レベル - 1) + 1270
妨害無効で攻撃中の被ダメージを3割減、威力もトップクラスと非常に強力。しかし挙動にやや癖があり、適当に振り回すだけでは動き回る相手に当てることが困難。特に威力の高い3~5段目は外さないようにしたい。

アップデート履歴

上方修正とそれに準ずるものは▲橙字、下方修正は▼紫字で表示。
ダメージ量は初期わざはレベル1時点、変化後のわざはレベル最大時(Lv.15かつ、わざが強化済み)で記載。

日付項目変更点
22/10/27▲ステータス攻撃を上げました。
▲ドラゴンクロー相手のポケモンに与えるダメージ量が増加しました。
相手のポケモンに与える減速効果を強くしました。
▲ドラゴンクロー+相手のポケモンに与えるダメージ量が増加しました。
相手のポケモンに与える減速効果を強くしました。
22/01/26▼あなをほるステータスの上昇幅を下げました。
通常攻撃不具合修正。
あなをほる不具合修正。
22/01/20▲あなをほるわざの効果を「地面に潜って指定した方向へ高速移動し、相手のポケモンに触れた時点、または最大距離に達した時点で飛び出す。このとき範囲内にいる相手のポケモンにダメージを与え、ふきとばす。わざを使うと、防御および特防が少しのあいだ上がる。」に変更しました。
▲あなをほる+わざの効果を「アップグレード後は、地面から飛び出した時に、相手のポケモンをより長くふきとばしておける。」に変更しました。
▲じしんわざの効果を「高く跳びあがってから地面に勢いよく着地し、範囲内にいる相手のポケモンに少しのあいだ継続ダメージを与え、移動速度を下げる。」に変更しました。
▲じしん+わざの効果を「アップグレード後は、わざの範囲の中でも特に近くにいる相手のポケモンの移動速度をさらに下げるようになる。」に変更しました。
▲ドラゴンダイブわざの効果を「後ろへ距離を取ったあと、指定した方向へダイブして攻撃し、相手のポケモンをつきとばす。はじめに距離を取っているあいだ「ドラゴンクロー」を組み合わせることができ、組み合わせると「ドラゴンクロー」の、相手のポケモンの移動速度を下げる効果が強くなる。わざを使っているあいだ、受けるダメージが軽減する。」に変更しました。
▲ドラゴンダイブ+わざの効果を「アップグレード後は、わざを使っているあいだ妨害されなくなる。」に変更しました。
ドラゴンクローわざの効果を「前方を爪で2回攻撃し、相手のポケモンにダメージを与える。1回目はダメージを与えた後にふきとばす。2回目は与えるダメージが増加し、相手のポケモンの移動速度を少しのあいだ下げる。」に変更しました。
通常攻撃が速くなる効果が削除された? (パッチノートに記載なし)
21/12/09▲進化レベルガバイトに進化するレベルを6→5に変更しました。
ガブリアスに進化するレベルを10→9に変更しました。
▲ステータス進化レベルの変更に合わせて調整しました。
▲あなをほるわざ習得のレベルを6→5に変更しました。
▲あなをほる+わざ習得のレベルを12→11に変更しました。
▲ドラゴンダイブわざ習得のレベルを6→5に変更しました。
▲ドラゴンダイブ+わざ習得のレベルを12→11に変更しました。
▲じしんわざ習得のレベルを8→7に変更しました。
▲じしん+わざ習得のレベルを14→13に変更しました。
ドラゴンクロー▲わざ習得のレベルを8→7に変更しました。
▼わざによって急所ダメージが発生していた不具合を修正しました。(記載はないがドラゴンダイブも同様の修正)
▲ドラゴンクロー+わざ習得のレベルを14→13に変更しました。
▲ユナイトわざ
どはつてんラッシュ
わざ習得のレベルを10→9に変更しました。
21/11/10▼とくせい
さめはだ
ゼラオラの「ワイルドボルト」を受けた際、想定以上のダメージを跳ね返していた不具合を修正しました。
21/10/20▲通常攻撃通常攻撃を速くしました。
▲ドラゴンダイブ相手のポケモンに与えるダメージ量が増加しました。
21/09/22▲ステータス防御と特防を上げました。
▼とくせい
さめはだ
とくせいの効果の発動間隔を調整しました。
21/08/18▲ステータス移動速度を増加しました。
▲じならし相手のポケモンに与えるダメージ量が増加しました。
▲ドラゴンダイブわざの待ち時間を短くしました。

レベル別ステータス表

レベルHP攻撃防御特攻特防移動速度通常攻撃
速度
急所率ライフ
スティール
CDR被妨害
時間短縮
13050165902067380010.00%0%0%0%0.00%
23117170952171380010.64%0%0%0%3.33%
331981761022376380011.41%0%0%0%6.66%
432951831102582380012.34%0%0%0%9.99%
5364720913832104395015.71%10%5%0%13.32%
6378721914935113395017.05%10%5%0%16.65%
7395523216338124410018.66%10%5%0%19.98%
8415724717942137410020.59%10%5%0%19.98%
9486930023756183425027.41%20%10%0%19.98%
10515932226162202425030.19%20%10%0%19.98%
11550734828969224440033.53%20%10%0%19.98%
12592537932377251440037.53%20%10%0%19.98%
13642641736487283440042.33%20%15%0%19.98%
14702846241399321440048.09%20%15%0%19.98%
157750516472114367440055.00%20%15%0%19.98%

上記表の最終編集日 2023 04/23

レベル別通常攻撃速度

通常攻撃を行い続けた際に攻撃1回あたりにかかる秒数。数値の単位は[秒/回]

レベル123456789101112131415
装備なし0.910.910.910.910.910.860.860.860.790.790.790.790.710.710.65
力の鉢巻(LV30)0.860.860.860.860.860.860.790.790.790.710.710.710.710.650.65
力の鉢巻(LV30)の効果××××
装備なし+メダル30.910.910.910.910.860.860.860.860.790.790.790.710.710.710.65
力の鉢巻(LV30)+メダル30.860.860.860.860.860.790.790.790.790.710.710.710.650.650.65
力の鉢巻(LV30)+メダル50.860.860.860.860.790.790.790.790.710.710.710.710.650.650.65
力の鉢巻(LV30)+メダル70.860.790.790.790.790.790.790.790.710.710.710.650.650.650.59

上記表の最終編集日 2022 8/10

強化攻撃を行い続けた際に攻撃1回あたりにかかる秒数。数値の単位は[秒/回]

レベル123456789101112131415
装備なし0.710.710.710.710.650.650.650.590.590.590.530.530.530.530.46
力の鉢巻(LV30)0.710.710.650.650.650.650.590.590.590.530.530.530.530.460.46
力の鉢巻(LV30)の効果××××××××××
装備なし+メダル30.710.710.710.650.650.650.650.590.590.590.530.530.530.460.46
力の鉢巻(LV30)+メダル30.710.710.650.650.650.590.590.590.590.530.530.530.530.460.46
力の鉢巻(LV30)+メダル50.710.650.650.650.590.590.590.590.530.530.530.530.460.460.46
力の鉢巻(LV30)+メダル70.650.650.650.650.590.590.590.590.530.530.530.460.460.460.46

上記表の最終編集日 2022 8/10

すなかけorドラゴンダイブ+ドラゴンクロー後に、通常攻撃を行い続けた際に攻撃1回あたりにかかる秒数。数値の単位は[秒/回]

レベル123456789101112131415
装備なし0.730.730.730.730.730.730.730.730.670.670.670.670.670.580.58
ちからのハチマキ(LV30)0.730.730.730.730.670.670.670.670.670.670.670.580.580.580.58
ちからのハチマキ(LV30)の効果×××××××××

上記表の最終編集日 2022 1/14
すなかけorドラゴンダイブ+ドラゴンクロー後に、強化攻撃を行い続けた際に攻撃1回あたりにかかる秒数。数値の単位は[秒/回]

レベル123456789101112131415
装備なし0.670.600.600.600.600.530.530.530.530.530.470.470.470.470.47
ちからのハチマキ(LV30)0.600.600.600.600.530.530.530.530.530.470.470.470.470.470.40
ちからのハチマキ(LV30)の効果×××××××××××

上記表の最終編集日 2022 1/14

 

考察

全体考察

遅い成長テンポと、通常攻撃によって火力を出し続けられることを特徴とするファイター型の前衛ポケモン。
わざはあくまで立ち回りの補助であり、メインのダメージソースは通常攻撃という点で他のファイターとは一線を画す。

当て続けていれば割合ダメージと自己回復が入る強化攻撃を連続使用でき、これを振り続けることで前線でダメージトレードを行うメインファイター・サブタンク的な独特の立ち位置を持つ。
ノーコストかつ継続性のある通常攻撃が主体ということで、野生ポケモンの処理能力が高く、割合ダメージによってオブジェクトの削りもタンクの破壊も速い。

わざはムーブ+CCによる優秀なイニシエート手段。「あなをほる」軸なら打ち上げによって相手の足を止めやすく、「ドラゴンダイブ」軸なら相手ポケモンや野生ポケモンを連れ去る芸当が可能。
いずれも一度敵に触って取っ組み合いになった時からのファイトでも強さを発揮しやすく、やや受動的ながらも近接タイプとの殴り合いには滅法強い
ユナイトわざは大ダメージの攻撃を5回続けて放つというもので、挙動の癖が強いという問題こそあれど、爆発的な威力によりバーストダメージを生み出せる切り札となる。

また、晩成型であり進化が完了するレベルからが本番となるが、意外にもレベル3~4時代のファイト性能が高いという特徴を持つ。
強化攻撃の強さはこの時代から健在であり、ゴールを積みに来た相手を返り討ちにしやすい。

 

独特な強みを持つ一方で弱点はかなり多く、扱っていく上で様々な問題につきまとわれるポケモンでもある。

通常攻撃はスタックが溜まるまで時間がかかり妨害による中断にも弱く、スキルファイターの前衛と比べると火力を出すのに手間がかかり手堅く動きづらいのが最大の悩みどころ。
同じく継戦火力を旨とするマークスマンは遠距離故に火力を出しやすいのだが、メレーのガブリアスでは同じようにはいかない。
前述の通りわざは補助的なものであるため攻撃性能は低く設定されており、一度に大量にダメージを与える手段に乏しい。ラストヒットも弱いので、オブジェクト削りが得意な一方でスティールに成す術がないのも課題となる。
また、ムーブ技は射程距離が短い・挙動が大振りという短所があり、妨害耐性も低いので、他のバランス型と比べると追うのも逃げるのも苦手

成長過程においては、レベル5になると序盤のファイト性能を支える「すなかけ」が消えて中途半端なわざ構成で過ごさなくてはならず、中盤、特に1回目のオブジェクト戦で強く出られないという大きな弱点がある。
また、レベルによって強化される通常攻撃が主体のため、そもそもの成長の遅さも合わせ経験値がとてもほしいポケモンでもある。
ファームが欠かせず、レーン相方には学習装置を持ったポケモンがとても欲しい。

 

「わざ頼みのファイトができない」「育成に手がかかる」という軽視できない重い弱点を抱える反面、これらをクリアすることができれば殴り合いの消耗戦や大型ポケモンの争奪で独特かつ強烈な存在感を放てる異色のポケモン。
その真価を発揮するには、攻め時・退き時の見極めや味方との連携といった一般的なプレイヤースキルに加え、チームバランスを見た上で使用できるかを判断する編成知識、試合全体を見据えた育成計画、そして経験値だけでなく通常攻撃の管理にも重要な野生ポケモンの出現把握、といった戦略面で広く深い知識と理解が要求されてくる。
抑え気味にプレイをしているとほとんど影響力を持てない前のめりなタイプだが、動きが単調な上に味方と戦線や足並みがそろわないと厳しい面があるので、全員バラバラに動くような試合展開ではバリューが発揮できず、逆にマクロを統一できるフルパでは大きく戦果が伸びる可能性のあるポケモンである。
公式には中級者向けと称されているが、実像は同じバランス型でもルカリオアマージョのようなハンドスキルとわざ管理に依存した上級者ポケモンとは対極に位置する、戦略・立ち回り重視の上級者向けポケモンになっていると言えるだろう。
きっちり育てて強くなり、600族とは何たるかを見せつけよう。

  • 長所
    • 強化通常攻撃は高速・広角・(近接の中では)長射程。強化攻撃で割合ダメージを連発でき、継続火力が極めて高い。レジエレキ・レックウザなどの大型野生ポケモンを狩るスピードはトップクラス。
      • ドレイン効果もありHP回収速度も非常に高い。
      • また野生ポケモンを殴ることでスタックを稼げるため、先に陣取ってオブジェクトを触る展開が得意。相手が仕掛けてきてもスタックを持った状態で反転ができる。
    • 特性も近接ポケモンに対しては強力。CDがあるので多段にはあまり効果はないが、ウーラオスなど単発の火力が高い近接ポケモンには反射ダメージによりダメージレースで優位に立てる。
    • 上記の継続火力により同レベル帯の近接ポケモンとの1対1の戦いでは無類の強さを誇る。
    • バランス型の中でも移動速度・攻撃・防御・特防といった基本のステータスがかなり高水準でまとまっている。
    • わざによって敵や野生ポケモンを引っ張って孤立させたり、スタン+移動低下を与えたりなど自分と味方の補助をすることができる。高水準のステータスも相まって、アタッカーだけでなくサブタンク的な運用も可能。
    • スタンや移動速度低下によって一度組み付いた相手に対しては強気に攻め続けられる。
    • 2進化ポケモンながらレベル3~4のフカマル時代、最序盤での殴り合いは技性能も含めて上位クラス。
    • ユナイトわざのダメージ総量が高く、かつ範囲攻撃でもあるため爆発力が非常に高い。
  • 短所
    • わざの待ち時間が長め、かつ威力が低めで、通常攻撃とユナイトわざ以外のバリューが低い。
    • 強化攻撃のスタックが他のポケモンより多く、強化状態になるのに時間がかかる。
    • 移動技の隙が大きく移動距離も短いため、ムーブの機動性が低い。相手のポケモンを追ったり逃げたりということが苦手。一方的に相手の体力を少し削って引くという動きも困難。
      • 草むらなどで来る敵を待ち受け、刈り取る動きに専念する必要がある。
    • 行動妨害に対する耐性がかなり低い上に近接タイプなので、妨害と遠隔に非常に弱い。
    • 大型野生ポケモンの削りに強い一方で、瞬間火力が低く削りペースも変えにくいためラストヒットを奪われやすい。
      • 味方の編成次第では削った横から掻っ攫われることにもなりかねない。
    • ユナイトわざの挙動の癖が強い。慣れないと思うようにわざを当てるのは難しい。
重要なアドバイス・集団戦の基礎知識

集団戦では、タンクを最前線として後詰にマークスマンを置いて相互に睨み合いの構図になる。睨み合い状況での基本は、「相手の射程内に入らないこと」である。睨み合いは集団戦の序盤段階であり、この時は長射程キャラによる牽制合戦が行われる。
ガブリアスはイニシエート自体は強いが、リーチが短くムーブ速度も遅いため、強引なイニシエートはNG。攻撃したくてうずうずし前に出てしまうことも多いかもしれないが、攻撃を当てる前に被弾して落とされてしまっては意味がない。
牽制合戦の状況でスキルを当て合ううちに誰かが前に出てくることがある。この段階になって初めてガブリアスが動き出すチャンスになる。

ガブリアスが最も優先的に行うべきなのは、前に出てきたタンクを破壊することである。タンク破壊はマークスマンとメイジが担うことが多いが、ガブリアスは継戦火力によってファイターでありながらタンクを破壊できるという特徴があるため、これを中心的な役割とする。
敵のタンクを破壊してフリーになった後衛を味方や自身が狙えるようになることで、敵を集団ごと倒せるチャンスができる。とにかく、味方のレンジドによる遠隔射撃、タンクによるスキル吸収という補助を受けてこそ役割を発揮できるポケモンなので、集団戦で我先に突っ込まないようにし、チャンスを少し待ってみることを意識しよう。
「こおりのキバ・じしん」型マンムーの使用経験があれば、あちらに近い立ち回りを想像してみよう。メイジなどの後方射撃が頭上から敵に向かう中で最前線の敵にゆっくり近づいて口火を切る感覚である。

ガブリアスはコンセプトに癖が強く、味方に自身の穴を補ってもらうことが望ましい。前衛なので特別相性の悪い味方はいないが、即ピするよりも理想編成に近い時に後出しで出すのがうまく機能するコツになる。編成考察も参照。

 

通常攻撃の考察

通常攻撃5回で威力上昇と回復、通常攻撃やわざを当てるたびに加速とあるが、実際の挙動は「攻撃を当ててスタックを貯めると強化攻撃が出るようになり、攻撃力上昇・割合ダメージ・加速・回復バフが付く」というもの。
強化攻撃に必要なスタック数は5。5回目の攻撃から強化され、高速化状態で振れるのは6段目からということになる。
このため、立ち上がりが遅く普通のポケモンのように扱うことができない。
強化状態になって以降は5秒以内に強化攻撃かわざのどちらかを当てなければ強化状態が終了する。
攻撃が複数の相手に当たった場合も回復効果は得られ、最大時は複数の野生ポケモンを殴っているだけで体力がモリモリ回復する。
ただし、一番得意な1vs1での殴り合いでは補助的な量しか吸収できないので回復で居座ることを当てにせず、進退判断は早めに行うべき。

他ポケモンと大きく異なる点は以下の2つ。

  • 強化攻撃のスタック・バフ延長は通常攻撃だけでなく、わざを当ててもカウントされる。
  • 空振りではスタックが貯まらないため、常に何かを攻撃し続けなければ強化状態を維持できない。

集団戦前等では近くにいる野生モンスターを攻撃してスタックを貯める等の工夫をすることでいざという時に恩恵を素早く受けられるようになるし、野戦食代わりにもなる。
野生湧きは常に意識しておき、可能な限りスタックの保持は意識しておきたい。

 

わざ考察

わざ1考察

すなかけ

ダメージはないが、強化スタックが1たまる。
命中させる事で、自身の攻撃速度と移動速度が増加し、対象の移動速度と視界を大きく奪う効果がある。
視界を奪われている側は画面の端が暗くなり、周囲3、4キャラクター分ほどしかポケモンが映らなくなる。
仲間との奇襲に合わせる際に大きく効果を発揮する他、当てることで攻撃速度と移動速度が上がるため序盤の殴り合いや逃走にも重要。
また、この技の攻撃速度上昇効果とちからのハチマキ れんだスカーフ(ステータス) れんだスカーフ(もちもの効果) 赤メダル7枚 プラスパワー
上記のいずれか2つがあれば強化攻撃で4点のゴールを阻止することができる。筋トレしようとやってきた敵にガブガブ噛みつき出鼻を挫いてやろう。

あなをほる

ムーブ技だが、相手に接触すると移動を中断して攻撃に移行するという性質がある。
ふきとばし効果を持つ技の中では発生が早く、すなかけと同じく味方の援護に向いている。
防御を上げる効果が付くため、高い耐久と合わせてゴリ押しのお供としてよい性能を持っている。

  • 長所
    • 発生無敵なので着弾系の技に合わせて避けられる。
      • 特にゾロアークの「つじぎり」最終撃に合わせるのが効果的。
    • ガブリアスにとって貴重な耐久力強化手段。
    • 発生が早いため避けられにくい。
    • 相手をふきとばしで足止め出来るため、味方との連携が取りやすい。+になれば「じしん」と合わせてかなり長い時間拘束できる
    • 足を止めた戦いにおいて変な方向に飛んでいかないため、孤立しにくく、癖が少ない。
  • 短所
    • 攻撃後の隙が大きいため、逃走に使っても逃げ切れない事が多い。
    • 混戦で奥の方に突っ込みにくい。
    • 妨害無効の相手に対しては効果が薄い。
    • 最大限移動したとしてもやや距離が短い。
    • クールタイムが長く、回転率が悪い。

ドラゴンダイブ

あなをほると違い、移動経路上の相手を自身の方向に強引に押し込む効果を持っている。
使用時に少し後ろに下がってから突っ込むので、発動地点より後ろの相手も巻き込む事が出来る。
技2のドラゴンクローと併用して使う事が可能であり、その場合は技の挙動と動作が少し変わる。
壁抜けが可能だが、巻き込んだ敵は壁を越えない。また、そうなった場合、「わざが当たっていない」判定になる。(突進の先端しか判定がないからと思われる)

  • 長所
    • 突撃してしまえば殆どの行動妨害を受けない上、+になれば妨害無効もつくため、動きを狂わされる事がない。
      • 特に+後の妨害無効はユナイト技を除いてガブリアスが妨害に対して対抗できる貴重な要素。
        敵の妨害に対するカウンターや集団戦で後衛に強引に切り込む時など非常に重宝する。
    • モーション中は被ダメージ30%軽減効果を得られる。体力が少ない状態で逃げる時などは徒歩ではなくなるべくこれを活用すると生き残りやすい。
      • ただし、下記の通り敵との距離が近いときに撃つのはむしろ悪手となる。
        この使い方をするときは遠距離キャラから逃げる時など距離が十分離れてる時のみを推奨。
    • 「あなをほる」と違い途中に相手がいても止まらず寧ろ押し込んでいけるため、上記の被ダメ軽減効果や妨害無効と合わさりある程度のごり押しが効く。
    • 集団戦中の相手1人に引っ掛けて孤立させたり、相手をゴール下から押し出す等の有利盤面を作り出す事が出来る。
      • 「ドラゴンクロー」と合わせて使うことでさらに複数の敵や野生を一か所にまとめ上げることができる。その後の強化攻撃やユナイト技にも繋げられ非常に展開がいい。
      • 野生狩りで特に輝くのはビークインとミツハニー(チルタリスとチルット)の集団。自陣側に一気に運搬して総取りする事が出来る。
  • 短所
    • 相手を巻き込んでしまうため、逃げる為に後ろに使っても効果的ではない事や、悪手になる事も多い。
    • 考え無しに使うと相手を動かして仲間の方向指定技を外させてしまう原因になる。
    • 後ろに下がる動作があるため、発生速度がやや遅い。
      • 妨害無効を獲得していないときに限り、距離を取っている最中にスタンを喰らうと技がキャンセルされクールタイムが発生してしまう。
        こうなってしまうと展開としては最悪なため、+になるまでは無理な誘拐等は控えるべきである。
    • 基本「ドラゴンクロー」と合わせて使うことが多いため、ドラゴンダイブ単体で運用しなければいけないレベル5,6帯では妨害無効もなく攻守両方の面において心もとない。
      • 野生狩りで使う分には単体でも支障はないため速やかにレベルを上げ、「ドラゴンクロー」の習得を急ごう。
  • ドラゴンクローとの併用について
    技を出した直後の飛び上がっている最中に、技2のドラゴンクローを使用する事が出来る。
    この場合、本来は使用後に相手を前方へ突き飛ばす効果に代わり、相手を自分の前へ浮かせる効果に変更される。
    また、対象を壁を越えさせて誘拐することができるようになる。
    また、命中させれば一気にスタックを2つ獲得する事が出来るのでその後の殴り合いが大きく有利になる。
    ドラゴンダイブとドラゴンクローを個別に使うよりも拘束時間が長く、自身の通常攻撃も続けて当てやすい位置になる為、相手を逃したくない場合は併用したい。
    逆に併用せず順番に使うことで、相手を突き飛ばす距離が大きくなる。ゴール下の相手を強引にどかす時などは此方。盤面に応じて使い分けをしていきたい。
    注意点として、併用入力が成立する時間帯がかなり短く、出したつもりで出ていないことが多くなりがちなので入力に慣れておく必要がある。
ロトムへの使用について(レモータスタジアム)

ドラゴンダイブを用いて戦闘中のロトムを相手のゴール側に寄せても、ロトムは元の出現地点まで移動してからしか相手のゴールに向かってくれない。
相手の方向へ野生ロトムを寄せる事のメリットは殆どない為、せめて自軍側へ寄せてから倒すか、ドラゴンダイブで動かさないようにして討伐しよう。
相手が取得したロトムは自軍ゴールに触れた瞬間に中に入ってしまう為、絶対に自軍側へロトムを押し込んでしまわないように厳重注意しよう。
逆に相手の取得したロトムも突き飛ばせるので、大きく押し返して防衛ラインに余裕を持たせてあげるのも良い。

わざ2考察

じならし

通常攻撃より少し広い距離内のポケモンを攻撃出来る範囲技。
主に奇襲時のビークインとミツハニーの集団を素早く削ったり通常攻撃強化のスタックを貯めるのに使用出来るが、相手への行動妨害などはなく自身も発動で足を止めてしまうため、相手を追うときは無理に使うより通常攻撃を優先したほうが良い場合も多い。
モーションが非常に早いため、じならし単体でラストヒットを狙うより直後の強化攻撃も合わせて狙った方が取りやすいことも多い。状況に合わせて使い分けていこう。

じしん

範囲と威力が強化されてヒット数が増えたじならしとでも言うべき性能の技。
ジャンプと地響きの合計3ヒットするため、わざ1も合わせると一気に4スタックを稼ぎ即座に強化攻撃を使えるようになる。
スロウもかかるのでその後の通常攻撃が当てやすい。
複数の敵を巻き込みやすく、集団戦ではわざ1で切り込みじしんからの強化攻撃で一気に敵の体力を削り取る事が出来る。
「ジャンプか地響きがhitした敵の移動速度を下げる」なので、逃げるときに置くようにじしんを空ぶっておくのが有効。

  • 長所
    • 攻撃範囲が広く当てやすさに優れている。
    • ヒット数が多いためスタック稼ぎに向いている。
    • 広範囲の移動速度低下を付与でき、味方の補助がしやすくなる。
    • 技を打ってからしばらく攻撃判定と移動速度低下効果が残るため、逃げる時にこの技を置くことにより撤退がしやすくなる。
  • 短所
    • 技を撃ってから攻撃するまでの時間が長く「ドラゴンダイブ」と違い技単体では妨害をケアする手段もない。
      • ガブリアスの常套手段であるムーブで近づき移動速度低下を付与して殴るという使い方では、敵の目の前でこの技を振る必要があるため、特に集団戦では「あなをほる」だけではカバーしきれず敵のスタンを食らって止まりやすい。
    • 「ドラゴンクロー」と比較した時、移動速度低下の効果がやや弱い。
    • 「あなをほる」との組み合わせを意識してるためかCTが7秒と長い。

ドラゴンクロー

1発目は相手を突き飛ばす効果があり、2発目は威力が少し高い。ドラゴンダイブと連携して使用した場合、此方もクールダウンに入る。
このスキルだけで2スタックを貯めることが出来る他、使用後に相手のポケモンに移動速度低下を付与する。
威力はあまり高くはなく、どちらかというと相手を壁に押し込むように使ったり、スタックを貯めるのに使う方が適している。

小ネタだがカジリガメの技ゲージが半分ほど溜まったタイミングで繰り出す事で、ノックアップされている最中もドラゴンクローを出し続けてくれるのでその後も効率よくダメージを与える事が出来る。

  • 長所
    • 「ドラゴンダイブ」と組み合わせることで野生ポケモンを纏めて狩るのが早くなる。
    • 素早い発生で相手の技や行動を妨害しやすい。
    • 待ち時間が短く、横幅も広いので癖が少ない。
    • 移動速度低下効果が強力。単体でも十分な効果量だが「ドラゴンダイブ」と合わせて使うことにより、生半可な撤退を許さない性能となる。
  • 短所
    • 1発目で相手を突き飛ばしてしまうため、その後に通常攻撃へと繋ぎにくい位置に相手がいってしまう事がある。
    • 射程が短め。敵に届いていない場合なぜか照準が変な方向に向くので注意。
    • 威力よりも移動速度低下効果重視のため上記の欠点も合わさり単体での出番はあまりない。

ユナイトわざ考察

どはつてんラッシュ

「前方に大きく踏み込んで範囲攻撃を繰り出す」を5回連続で行う。この時、左スティックで踏み込む方向を制御できる
壁抜けは一切不可能。

  • 1回目・2回目はガブリアス1匹分強の幅のライン状の範囲に攻撃する。ガブリアスに密着していれば背面側にいても攻撃は当たる。
  • 3回目と5回目はガブリアスの前方、円状の範囲に攻撃する。
  • 4回目はガブリアスの前方、扇状の範囲に攻撃する。
  • 5回目の攻撃がhitすると大きく打ちあがり、ガブリアスのユナイト技終了硬直と同じくらいまで行動不能にする。

各段の合間に方向入力を受け付ける間があり、この時間に方向制御及び前進が行える。
直線移動するだけでも、無入力状態よりも移動入力で前進を行う方が移動距離が増える。

  • 逆に言うと、方向転換にもチョイ押しと押しっぱがあり、反転する距離が変わる。
  • 無入力でもかなり前進するので、動かない敵を狙うのは一苦労。往往復往復などで1,3,5回目を当てるなどしよう。

ガブリアス唯一の「単発ダメージの高い技」なのでオブジェクトのラストヒットを取る用途に使えなくもない。
が、基本的にはファイトで使うべき技なのでオブジェクトのためだけに残すような運用は不要。
また、これまた唯一の「妨害無効で長時間動ける技」でもあるのでガブリアスの苦手な妨害が飛び交う乱戦が起こりそうなら迷わず使えるようにしたい。

性質上、逃げる相手を追うように使う分には問題ないが、追い越してしまって振り向かないといけない場合にはある程度の慣れが必要。
威力自体は非常に優秀なので、ガブリアスを使う上でこのわざを使いこなすことが避けて通れない。
練習場で挙動をしっかり確認しておこう。
1~4回目は気持ち程度の鈍足効果しかなく、いきなり出しても避けられやすい。
何らかのわざからキャンセルして出すとまあまあ当たりやすい。
また、壁を越えられないなどの理由で、全力で逃げる敵を倒すのはやや難しく、逃げ遅れた敵や立ち向かってくる敵を倒し切るのに非常に向いていることは覚えておこう。

  • 補足
    ユナイトバフは移動速度30%上昇と最大HP30%分のシールド(他のバランス型と違い、特殊な扱いを受けている)
    またシールドはユナイトわざ発動時に付与されるが、移動速度上昇はユナイトわざ終了後に付与される
    なんで攻撃速度強化が削除されたんだ…

わざセット考察

スキルセットは同じ系統のわざ同士でシナジーが出るようにデザインされている。そのため「あなをほる+じしん」型か「ドラゴンクロー+ドラゴンダイブ」型のどちらかを選ぶことが強く推奨される。

あなをほる+じしん型(わざセット1)

アタッカーというよりは場持ちのよいタンク寄りの構成。防御力UP効果・スタン効果のある「あなをほる」と敵への妨害効果のある広範囲攻撃「じしん」で複数のプレイヤー相手への干渉能力を伸ばす運用となる。
「じしん」は広い範囲に加えて断続的に3ヒットするため、対面時に撃っておくと強化状態への移行に役立ちやすい。
ただし複数の敵に当ててもスタック数がその分増えたりはしない。
「あなをほる」は突撃には使えず、また「じしん」の方が待ち時間が短いため、密着からのじしんで開始するとよい。

  • 長所
    • 最も耐久力が高まるセットで、技さえ揃ってしまえば1対1では無類の強さとなる。
    • 複数に囲まれた場合でも生き残れる可能性が高い。
    • 敵を動かさないので、射撃系の味方と相性が良い。
  • 短所
    • 敵を押し込んだり追いかけたり連行したりといった、状況に応じた巧みな動きが最も困難。特に、ロトムを動かすことができないのでロトムの独占がこの型だけできない。レジエレキはどのポケモンにも動かすことができない。
    • わざの待ち時間が最も長い。

ドラゴンダイブ+ドラゴンクロー型(わざセット2)

主に野生狩りと立ち回りを伸ばす型。ダイブ+クローによる中距離からの奇襲の他、ドラゴンダイブで敵やビークインの群れなどを自分に有利な方向に運搬するといったこともできる。

また集団戦では後ろ向きにダイブを当てることで、前線に飛び出してきた相手を味方集団内へ突き飛ばし孤立させるといったことも可能。脱出ボタンと合わせれば奥の相手も誘拐できる。
このムーブ自体はダイブ単体でも成立するが、クローと組み合わせることで長時間のスタンを付与でき、相手の抵抗を許さず一方的にタコ殴りにできるのが強み。
もちろん、ゴールシージで相手の守備をゴールから押し出して殴りに行くのもOK。

あなほるじしん型よりも癖が強いが、練達さえすればこちらの方が「ガブリアス特有の強み」を発揮しやすいため本気でガブを使うならこちらを徐々に練習する必要がある。

  • 長所
    • どちらの技も待ち時間が短く、回転率が高い。
    • ダイブとクローを組み合わせると突進部分で2ヒットと追撃の1ヒットで3ヒットするので一気にスタックを溜められる。
      • このため野生狩りも速い。
    • 中距離の敵に対して大ダメージ+スタン+減速を与えながら通常攻撃のスタックを溜めた状態で奇襲できる。方向指定なので脱出ボタンと組み合わせればさらに立ち回りが広がる。
      • 突進中はダメージ軽減もあるので敵のメイジにも近づきやすい。
    • レベル11以降は妨害無効のまま突進できるため、更に強引に入っていける(ピクシーの重力も無視できる)。そこからユナイト技に繋げれば相手のバックラインを崩壊させられる。
  • 短所
    • 突撃後の耐久力は補強できないため、味方のサポートも含め入りの部分でアドバンテージを稼げないと集団戦では勝ちづらい。
    • 基本的に二つの技を同時使用するため牽制がしづらく、ファイトに勝てるかどうか見極めてから入る必要がある。
    • ドラゴンクローも覚えないと話にならないためレベル5~6はファイト性能が低く、運搬くらいしかすることがない。

あなをほる+ドラゴンクロー型

耐久能力と大型野生ポケモンへの攻撃能力を担保したバランス型。
両者とも発生や妨害の発生が早く、癖が少ないのであらゆる場面に対応できる。
弱点である低レベル時の対人性能をごまかしつつ、カジリガメやロトムへの攻撃能力を伸ばすことができる。
大きく自分が動かない代わりに相手を強く吹き飛ばすので、相手を寄せ付けない圧力が非常に高い。
ドラゴンクローで突き飛ばしたものをあなほりで追いかけると歩留まりがよい。

  • 長所
    • 特長を伸ばし、弱点を補うまさにバランス型
      • 特にカジリガメとサンダーを巡って集団戦が頻発する環境にマッチしている
    • ガブリアスの型の中で最も癖が少ない
  • 短所
    • 「あなをほる」は複数体に当てづらく、対集団火力が1ランク落ちる
    • 射程が短く、逃げながら戦う相手に弱い

ドラゴンダイブ+じしん型

強襲性能を伸ばした非常にピーキーな型。「ドラゴンダイブ」で敵をまとめて、複数対象への「じしん」フルヒットを狙う。
じしんは途中でスタンしても持続ダメージが残り、レベル11でダイブ+として妨害無効がつくため、立ち回りは非常に強力。
強化状態への移行速度をダイブ+クローと比べるとほぼ変わらないが、ダイブ+クローは同時に使わないといけない一方こちらは順番や同時性を選ばない。

  • 長所
    • ダイブの射程、じしんの範囲と持続時間など、ガブリアスの型の中では影響範囲が大きい。
    • フルヒット時の総ダメージがダイブ+クローより多い。
    • レベル11以降最も妨害に強い。
  • 短所
    • あなをほるの防御・特防UPの恩恵を得られない。
    • ダイブ+クロー同様あわせて使いたいが、ダイブとじしんのクールタイムがずれているため連続使用は難しい。
    • 最も敵を行動不能にする時間が短い
 

その他考察

ルート選択考察

ルート選択には悩みが大きい。
レイトキャリー枠故に、経験値を沢山得て素早くガブリアスに早期進化し、主軸の通常攻撃を強化して試合に影響力を出していきたいので中央ルートを選びたいところではある。
しかしながら、オブジェクトや敵前衛への削りという役割から見れば優秀なエースバーン、1亀の奪いやすさで未だに優位性を持つカイリューといった競合相手を押しのけてまで出す価値があるかというと、こちら側は中途半端なのでそう言い切れないというのが実情。
上下ルートについてはフカマルの状態のままでは他のバランス型ほど耐久力がないので前には出れず、射撃も持たないため圧もかけられず、スタックを維持し続けるのも難しく、野生ポケモンの奪い合いにも強くは出られない。
序盤から影響力を持てる早期進化組に経験値を多く渡したいので、自分も経験値が欲しいガブリアスはどうしても進化が遅れてしまう。

現状、優先度的にはレーン>中央だろう。
絶対に守るべきポイントとして、2進化ポケモンとレーンを被せたりはしないこと。
また、ラストヒットが強いポケモンを相方にする方が良い。
自分も相方も双方ラストヒットが弱いと感じたらガブから他のポケモンにチェンジする判断が重要。無理そうなカードの中で固執してもいいことはない。
ガブリアス自身が中途半端なため、相性のよさそうなメンツがいて「自分が入れば理想編成になる」というパターンを見出すのが重要。

  • 上ルート
  • レモータスタジアム
    本来であれば交戦が少なくレイト型ポケモンをゆっくり育てられるのである程度このポケモンにもいくらか適性があるレーン……なのだが、
    筋トレの流行によってこちらでもラストヒットの奪い合いになってしまっているので、ラストヒット能力の低いガブリアスには厳しい面がある。
    しかし一方で筋トレーナーに砂かけから高速化した通常攻撃を入れてガリガリ削り続けることでかなりの体力を奪え、砂かけの効果中は殆どゴールを許さないため、筋トレ妨害目的としては相当強い部類。
    味方がルカリオ相手にガブリアスといっしょにファイトしてくれるポケモンを選んだ時や、味方が筋トレに出ている時の守り要員として出していける部類である。
    また、野良だと脆いポケモンがルカリオと一緒に敵陣へ行くと倒されやすいということを知らずに出てくる者も多く、もし見かけたら引っ付いて噛みまくってやり、筋トレを終えて戻ってきたルカリオにとどめを刺させるようにすると良い。
  • テイア蒼空遺跡
    テイアの上ルートはレジエレキが進軍してくるので7:00時点で割られないように序盤が強いキャラを置く、というのが1つのセオリーのためフカマルには少々荷が重い。
    相性的に厳しいバリヤードやアローラキュウコン、ミュウなどもよく来るので基本的には非推奨。
    しかし依然として対筋トレが刺さりやすいため、環境によっては選択の余地はあり。
  • 下ルート
  • レモータスタジアム
    下レーンは1亀前に割られてはならないことから防衛能力のあるポケモンが着任すべきであり、遠隔型や早熟型が行くことが多い。
    1蜂で無進化、ラストヒットに弱い、攻撃リーチが最短クラスなどの弱点を持つガブリアスにはかなり勧められない。
    経験値こそ多めにもらえるが、下は下でタブンネの激しい争奪戦が起こりやすく、バリヤードなどがいるとまったく進化させてもらえなくなることもある。
  • テイア蒼空遺跡
    テイアの下ルートは筋トレや晩成が来やすいため出すのならばここが最も推奨できる。もし下ルートのゴールを7:00前に壊せたのなら自慢の削りで下レジを取ってから上ルートに合流しよう。
    但し、LHとリーチの弱さから相手の序盤が強いポケモンにイエッサンを管理されやすいのは変わらないため、相方に学習装置持ち、出来ればLHの強いポケモンを添えると心強い。
  • 中央エリア
    育成面から言えばベストポジションだが、メタゲームを考慮すると望ましくない。
    自身はレーンでも戦える性能のため、基本的に中央はマークスマンに譲ってレーンに行くべきだろう。
    ver.1.5.1.6の環境では、一般論としてガブリアスの中央担当は相当なマイナーである。
    レベル先行すれば後半で強くなれるタイプなのでポテンシャルはあるのだが、連携が重視されるので味方との相性も大事でどんな編成にも合うポケモンではない。
    ラストヒット能力や、睨み合いで先鋒となれる能動的戦力としての物足りなさで癖がある。
    こちらの全時間を通したラストヒット能力や、レーンの顔ぶれ次第では取りやめる判断も大事。
    メリットとしては、ドラゴンダイブを選択することによる蜂の掻っ攫いができる点。これにより蜂の争奪自体は比較的容易である。しかし、ガバイトの押し込みやキル性能が低いためゴールできるかどうかはレーナーの質によるところが大きく、2蜂であればレーンでも蜂総取りは可能なのでそれ目的だけで取るポジションではない。

    行くのだとしたら最初に取得するスキルは砂かけを推奨。スタックが貯まっていない状態では攻撃しながら移動するだけでもヨーテリーに離れられてしまう。砂かけで移動速度をあげて食らいつきながらスタックを5溜めていこう。
    それ以降はスタック5を可能な限り維持しながら狩りを進めたい。砂かけと地ならしを適切に利用する事で、5スタックを維持したまま自陣の中央を狩り切れる。
    尚、カジリガメの奪い合いは基本的に絶対と言って良いほど参加すべきだが、他の仲間が全く寄っていない等の倒せる可能性が低い戦いである場合は素早く見切りをつけて育成を進める判断をすることも必要になる事がある。しかし育成を優先しすぎて人数不利を作らないようにする事は第一に頭に置いておくように。
    身もふたもないが、プレイングスキルありきで一般的な推奨ルートとは言いにくい。
    ミクロはもとよりガブリアス特有の中央進行を知っていなければ勤まらないので、ルート考察としては遺憾だが個人資質によるとしか表現できない。
    現状高レート帯のランクマ勝率1000戦56%以上で客観的に強者と言える人の専用ルートとなっている。

もちもの考察

構築例

防具としてきあいが確定枠。
武器としてちからが確定枠。
ここに防具か武器のどちらかを追加するのが基本構築と言えるだろう。

  • おたすけバリア+ちからのハチマキ+きあいのハチマキ &バトルアイテム「だっしゅつボタン」「なんでもなおし」、或いは「どんそくスモーク」「スピーダー」「きずぐすり」から選択。
    わざ選択 「あなをほる+じしん」or「ドラゴンダイブ+ドラゴンクロー」
    いわゆる「ハチハチバリア」と呼ばれる構築。バランス型ポケモンの王道構成と言われる安定感の高いビルドで、非常に噛み合っている。
    通常攻撃主体ポケモンの最強の武器であるちからのハチマキ、レベル1時点でレベル5相当のHPを得られサンダー戦で味方に短時間バリアを投げられるおたすけバリア、ファイトポケモンの最高の防具であるきあいのハチマキを装備した基本形。
    おたすけバリアが弱体化されたため、以降のビルドを使うことも多いがやはり耐久力の増すこちらも強力。
    バトルアイテムに関しては、あと一歩届かないことの多いムーブの射程をこれで補強したり逃げにも役立つだっしゅつボタンの優先度が高い。妨害に弱いのでなんでもなおしがあると役に立つし、味方からがっつり前線を張ることを期待されるのでピック判断でプラスに働く。
  • きあいのはちまきちからのハチマキピントレンズ
    おたすけバリアを抜いて武器を追加したバージョン。マークスマンでおなじみのビルドであり、通常攻撃主体のガブリアスとも噛み合う。
    安易にきあいのはちまきを発動してしまうと大事な場面で発動せず、また瀕死でユナイト技を発動してもシールドを削り切られてやられてしまう。そのため↑のビルドよりも押し引き判断を慎重に行わなければならないが、その分攻撃力が高くダメージスコアが大きく伸びる。
    扱いに慣れてきた上でなら採用できる。
    バトルアイテムは上記ビルドと全く同じ考えで良い。
    気合い以外の2つをれんだスカーフなどにかえるビルドももちろん有用。
  • れんだスカーフピントレンズじゃくてんほけん
    フルアタ構築。火力的には申し分ない。
    防具がないため安定性が低く、実際にランクマッチで使うならばスタンダードでの練習は必須。
    優勢時には強いので一考の余地ありだが基本的には推奨しない。
  • れんだスカーフいやしのかんむりきあいのハチマキ
    Ver.1.8.1.2で追加された通常攻撃を強化するアイテム2つにきあいのハチマキを合わせた構築。
    どちらも強化攻撃が生命線のガブリアスにとってはとても相性がよく、3レベ時点でもがっぷり四つに組み合えばカビゴンやルカリオを正面からねじ伏せれる2進化ポケモンとは思えないファイト能力を発揮する。(ただしラストヒットや逃げる相手を倒し切るのは変わらず苦手なので過信は禁物)

個別考察

  • おたすけバリア
    最大レベル時HP+が近接ポケモンであるガブと相性がいい。サンダー戦で自分と味方にバリアを貼ることで最終版の乱戦やユナイトわざの撃ち合いでの切り札になる。
    が、ユナイトわざを撃っている時のガブリアスは大きく動き回る上に敵に逃げられることが多く、モーション中に倒される危険性はあまり高くないので純粋なultの補助目的なら切ってもなんとかなるレベル。
    弱体化したことで安易に取り外す例も増加しているが、ユナイトわざを撃ち終えた後にボロボロで折角の強化状態を活かせないということも多いためつけておいて損はない。集団に突っ込むのならぜひつけよう。
  • ちからのハチマキ
    ガブリアスを使うなら必須と言っても良いくらい噛み合う。通常攻撃メインで戦うガブにとって通常攻撃高速化、攻撃力上昇、割合HPダメージと、欲しいもの全部盛り。レベル20以上に強化してぜひ持たせてあげよう。ただし、強化攻撃自体に割合ダメージが付いていてこちらは割合ダメージにクールダウンがある。
  • れんだスカーフ
    通常攻撃速度を劇的に高めてくれる。ちからのハチマキ同様、ガブリアスと極めて相性が良い。クールタイムが存在するが、発動した時の爆発力はかなりのもの。
    他のアイテムと併用することで、低レベル時から脅威の攻撃速度を得られる。
  • きあいのハチマキ
    殴り合いがとにかく強くなる。ガブの得意な殴り合い出来る時間が伸びるのは勿論、鮫肌で抵抗出来る量も増やす事にも繋がるので相性は◎。
    レーン戦でも強力であり、ほとんど確定と言ってもいいだろう。ただしクールタイムは長く、無闇に戦闘していると活かせないため見極めが必要となる。
    スタック最大時の攻撃回復効果と合わせると僅かな体力からでも脅威の再生力と持続力を得られる。
  • いやしのかんむり
    強化攻撃時の回復効果を更に高めるなら。きあいのハチマキに即効性では劣るが、持続性で勝り、かつ複数体を巻き込んで攻撃できればそれを上回る回復効果を得られる。ガブリアスはバランス型の中でも特にこうげきが高く、強化攻撃の割合ダメージ部分にも回復の判定が乗るので相性はピカイチ。
    クールタイムが無く、強化でない通常攻撃でも効果があり、野生を殴ることで手軽に回復できるのも強み。
  • ピントレンズ
    更に通常攻撃の火力を高めたい場合に。素の急所率はそこそこあり手数も多いため、クリティカルを出すための試行回数を稼ぎやすい。攻撃の高さから追加効果のダメージも高い.
    ちからのハチマキと並んで手軽に火力を積み増せる高相性アイテム。
  • じゃくてんほけん
    此方も殴り合いでもうひと押しが欲しい時に。殴れば殴るほど強くなるのであと一歩を押し込める持ち物は強力。きあいのハチマキと比較すると耐久力は落ちるが、時間的な与ダメージ量は上回る。ピントレンズやちからのハチマキと違い技にも火力上昇が乗るので敵と長時間殴り合い技の火力もドラクロダイブ型より高いあなをほるじしん型には特にオススメ。
    ユナイト技との相性も抜群で、フルスタックした状態でユナイト技を発動すれば驚異的な火力を発揮する。
  • エナジーアンプ
    ユナイト技の補強に。バ火力をさらに上乗せできるのでそこそこ噛み合う。しかし、わざの待ち時間短縮の恩恵は薄いのでファイト系のアイテムより優先度は下がる。
  • ゴールサポーター + ゴールで能力上昇系もちもの
    後半に向けてのゲームメイクに。積極的にゴールを狙う必要があるため難易度は高め。その分の見返りは大きいが、安定して5回以上ゴールを決められる腕を求められる。
    ラストヒットわざもムーブもないフカマル君がルカリオのように刻み続けるのは厳しいので、火力を求めるならば他のアイテムに頼る方が遥かに安定する。
  • するどいツメ
    非常に噛み合う持ち物の1つ。序盤は砂かけ、後半はあなをほるから確実に発動出来る機会があり、相手に食らいつく時間が長いほどその力を発揮出来るガブリアスにとってはとても有り難い持ち物。ただしダイブクロー型の場合は技を同時に使うので発動機会が少ない。

バトルアイテム考察

  • だっしゅつボタン
    ガブリアスの最優先アイテムと考えられる。どのポケモンが持っても腐ることがないアイテムだが、ガブリアスの場合は積極的に攻めにも使いたい。
    射程の短い通常攻撃やスキルの間合いを補ったり、ユナイトわざの最中に発動して油断した敵を奇襲して単発火力をぶち込んだり、敵の裏に回ってドラゴンクローで味方側に誘拐するなど、使い方次第で様々なバリューを出していける。
    クールダウンが長く集団戦一回につき一回しか切れないので無駄撃ちは厳禁であり、逃げに関しては殆どこれに頼らない立ち回りを普段から身に着けておくべきである。
  • なんでもなおし
    ポークやCCに弱い都合上、非常に有用性が高いアイテム。ファイターの基本装備とも言え、ガブリアスともかなり噛み合う。
    敵の妨害を重く見るならこちらに。
    ダイブクロー型は技中に妨害されにくく、誘拐して一方的に殴る面もあるため、抜いたまま立ち回ることも十分可能。
    殴り合い重視になるあなほりじしん型とはより相性がいい。
    ボタンにせよなおしにせよ、確殺できるタイミングで攻めるために切るのが基本になる。
    アロキュウやピカチュウなどの仮想敵が考えられるレーン寄りの選択肢だろうか。
  • きずぐすり
    あるとかなり安心感があり、サステインが大きく変わってくるのでガブリアスに慣れないうちは依存したくなる。
    しかし、立ち回りそのものを強化できる他のアイテムの方が使いこなした際の戦果には期待できる面もある。
    アタッカーではなく、サブタンク的な色を出していきたい時は採用の余地がある。味方との編成相性、自身の選択するビルドをかみ合わせられるならこれでいこう。
  • スピーダー
    持っても無駄にはなりにくいし、敵を確殺できるタイミングで追いかけっこに使ったり裏抜けに使ったりと立ち回り上の利点が考えられる。
    それなりな相性があるといえるだろう。
  • プラスパワー
    通常攻撃主体のガブリアスとは方向性が合っており、敵を倒し切りたい場合やオブジェクトの高速削りをしたい場合に有用。
    しかし、立ち回り強化アイテムではないので、火力という分かりやすいメリットだけにとらわれて他の便利なアイテムに後れを取ることがないようにしたい。
    オブジェクト削りは目に見えて速くなるが、対オブジェクトにしか発動しないような使用方法だとあまり価値が出ないので、キル回収や敵の排除を主な目的として撃ちたい。
    だっしゅつボタンと違い、温存しておいても役に立つことが少ないのである程度積極的に切ってしまって構わない。特に、サンダー戦では二回目のファイトが始まる可能性もあるのでまず序盤に一度使ってしまいたい。
    CTは他のバトルアイテムよりかなり短いため、オブジェクト戦前を除き、タイマンや少人数戦で温存せず使ってしまうのが良し。
  • どんそくスモーク
    足止めした敵を殴り切ったり、逃走用に撒いたり、ダメトレを有利にするために使える。
    相性はそこそこ。
  • エネコのしっぽ
    ファイトへの貢献はないため、発動バリエーションが狭いのがネック。ガブリアスの役目は敵と殴り合うことなので、優先度は低い。
    序盤の手早い野生狩りとオブジェクト削りが主な用途のアイテムであり、ヒット数の多いガブリアスとは、3秒間に0.5秒ごとのクールダウンで追加ダメージが発生する効果そのものは合っている。
    DPS故に仲間が足止めになって自身がオブジェクト削り担当になることも多いので使用機会そのものは想定しやすく、どうしても早く削りたい場合、例えば自陣側に流れてきたロトムを素早く処理して2亀に行きたいときなどの状況等で便利ではある。
    味方と足並みを揃えてファイトした上でオブジェクトに取り掛かるのが流れとして理想なので、どれほど編成内で自分を対オブジェクト要員として重く見るかで採用を慎重に考えるべきだろう。
    削りの強化だけならプラスパワーでもある程度代用できる。
  • ゴールかそくそうち
    一般論として、アタッカーが持つべきアイテムではない。
    正直ガブリアスの長所短所を考えると他にもっと持った方がいいアイテムがあるし、かそくそうちを持った地雷プレイヤーに見えるリスクもある。
    ガブリアス固有の役目と噛み合う部分が見いだせず、推奨できない。

編成考察

自信の特徴である近接DPSというコンセプトそのものがゲーム性との相性の悪さを抱えており、ティア評価がずっと最下位クラスであるガブリアスは味方と連携することで集団戦をうまく推し進めたい。
適切な編成であれば強みを引き出すことができ、上位ティア勢に見劣りしない成果を上げることもできる。

理想編成はオブジェクト戦と集団戦に必要な役割から逆算し、必要なポジションを埋めることで見いだせる。
ガブリアス自身は晩成・ファイター・近接DPSなので、必要なのはレーン戦に強い早熟ポケモン、オブジェクトの取り切りやラストヒット管理ができるポケモン、苦手なキル回収ができるポケモン、遠隔アタッカー、サポーター、そして自身よりも前に出てスキルを吸ってくれるタンクなどが必要となってくる。
特に、1亀では最終進化に至らないので、その穴を補えるポケモンを含むのが最良である。

一例として、ver1.5.1.6では

上レーン-ガブリアス、カビゴン中央-ジュラルドン下レーン-ハピナス、アローラキュウコン

という編成が考えられる。

序盤のフカマルのラストヒットの弱さをアサシン並みの高性能なラスヒ要員で筋トレ対策しやすい無進化のカビゴンで補い、集団戦や終盤ではそのまま盾役にシフトしてもらい、中央のジュラルドンは敵のキルやオブジェクトのラストヒット管理を、下レーンのアロキュウはベール型にして味方のバフと特殊ダメージキャリーの砲台となる。ハピナスはベールアロキュウ・ガブリアス・ジュラルドンと相性が良く集団戦を強化できるしんぴ・てだすけ型を選択する。
環境キャラが多く採用され、前衛二体と後衛二体でレーン適性も守れておりさほど隙の無い構成になる。
欠点としては、サンダー戦でややユナイトわざの攻撃力が安定しないことだろう。敵のカイリキーなどの破壊的なキャラを重く見るならカビゴンをヤドランにシフトするなども一考。
中央がマークスマンの編成の場合、マークスマンが落ちてもDPSを担えるガブリアスが生きていればサンダーラッシュが行るため同時落ちを避けるように立ち回ると良い。その場合、ジュラルドンやエースバーンなどの取り切りまで管理しやすいポケモンが向く。

上レーン-ガブリアス、オーロット中央-リザードン下レーン-フーパ、ルカリオ

ハラスに対して非常に強いオーロットを採用。中央がリザードンなので1亀とりがかなり厳しいのがネックだが、終盤で巻き返すポテンシャルが高い。

ガブリアス中央の考察

上レーン-ルカリオ、フーパ中央-ガブリアス下レーン-アローラキュウコン、プクリン

どちらでもガンクが通る余地があるように、両レーンの戦力を可能な限り高め、5vs5での役割分担を揃える形。
タンクとアタック型は必須になる。
ガブリアスはこの構成ではファイトの主力を担うことになる。
味方が強く、足並みを揃えて戦えるかが鍵であり、そのためにもまず序盤のガンクを必ず成功させて有利を築いたまま1亀に持ち込めるようにしたい。
2.1.2のソロマクロでのガブリアス中央は1蜂ガンクを極力成功させて早めにultを持ちたいので、早熟が多めに入っている状況で宣言するとグッド。

相性のいいポケモン

  • ピカチュウ
    無進化、早熟、序盤の強さとガブリアスが相方に求める資質を多く備えたポケモン。レーン相方にもピッタリ。ピカチュウ側から見ても前張りとしてガブリアスが置かれることでチーム編成を補い合え、良好な取り合わせ。
  • ハピナス
    ガブリアスのチームメイトとしては最良の候補の一つ。序盤のラストヒット能力があるためレーン相方も務められる。移動速度強化による押し引きのパワーアップや妨害対策によってファイターの支援能力が最高格で、環境で最も適している。
  • カビゴン
    ヘビボン軸を想定。無進化、早熟、タンク、序盤のラストヒット性能の高さとガブリアスがチームメイトに求める能力を多く持ったポケモンでありレーン相方として大変に優秀。カビゴン側が学主装置を持ってガブリアスをサポートするのもとても強い。
  • ルカリオ
    レーン性能が高く、ガブリアス側は筋トレの留守番ポケモンとして適性が高いため互いに組むメリットが見出しやすい。中盤以降でもルカリオがガブリアスの苦手なバックラインの破壊や切り込み役、キル回収を担え、ルカリオ側から見ればやや相性の悪いタンク破壊をガブが担当してくれるためやはりメリットがある。
  • プクリン
    うたう軸を想定。壁と妨害を担うので相互に欲しい役割を分担でき、プクリンのultでヨクバリスやカメックスのような妨害耐性を付けてくれるので終盤の一押しに強い。
 

その他のデータ

ホロウェア

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ビーチスタイルガブリアス
入手方法:ジルトレーダーズにて購入ジェム.png350


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はりこみスタイルガブリアス
入手方法:エナジーリワードより入手(1%) (※第2、第4シーズン)


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ホリデースタイルガブリアス
入手方法:ジルトレーダーズにて購入ジェム.png400 ※期間限定販売


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かめんスタイルガブリアス
入手方法:アクト・オン・UNITEイベントで入手


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ぶじゅつスタイルガブリアス
入手方法:ファイター参上!イベントで入手


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タキシードスタイルガブリアス
入手方法:ジルトレーダーズにて購入ジェム.png1200


紹介動画

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余談

昔話:ガブリアスを援護!

ポケモンのガブリアスと言えば、「600族」の名に恥じぬハイスペックやシロナのエースポケモンという肩書から「強い」という印象を持つ人も多いだろう。
しかし、ポケモンユナイトでは実装初期から「最弱ポケモン」の称号を長い間背負ってきた哀しき過去を持つ。

  • 実装当初から「遠距離攻撃に弱い」「特性が腐りがち」「ユナイトわざの癖が強い」などの短所はあったのだが、当時は今よりも短所が重く響き、その割には長所があまり強くないという輪をかけて厳しい性能だった。
    • 代表的なものは進化レベル。昔はレベル6・10で進化していた。そのため、いつまで経っても進化できずに味方のファームを譲ってもらうなど、チームの足枷になることも多々あった。
      • ちなみにサーナイトマンムーも同様の進化レベルで苦境にあえいでいたが、後に3体まとめて現在の進化レベルに引き下げられることになる。
    • しかし、ガブリアスに進化できたとしても昔は技の効果が弱く、相手を捉えきれず強化攻撃を当てられないシチュエーションが今よりも遥かに多かった。そのまま遠隔ポケモンにKOされ、経験値を献上するのがお約束。

以上、諸々の理由からユナイトのガブリアスは長らく最弱ポケモンとして認知され、使用率も勝率もどん底に。キャラ選択画面では「ちょっと待ってね」を連呼され、試合開始から援護ピンを刺され、酷い時には使っただけで通報されるという散々な仕打ちだった。
この由々しき自体を解決するためにガブリアスには幾度となく上方修正が入った...のだが、そこで新たな問題が発生する。不可解なことに、上方修正が入る度に別の要素が何かしら下方されていくのである。しかもその多くがサイレント調整という有様。
下手に強化してぶっ壊れになることを防ぐ措置だったのかもしれないが、中にはかなり痛手となった下方もあり、一部プレイヤーからは「運営から嫌われている」などと揶揄されたことも。ルカリオとは大違いである。
また、同じ晩成型でより後半のパワーに特化したバンギラス、耐久力でガブリアスを嘲笑うハッサムなど、ガブリアスの立ち位置を揺るがすようなポケモンの追加にも苦しめられた。
 
とはいえ上方修正による影響は確実に現れており、「使うだけで地雷扱い」は次第に過去のものに。
Ver.1.7.1.9のアプデからは本格的に強力なポケモンへと変貌を遂げ、ソロランクでは使用率こそ低いものの高い勝率を出し続け、公式大会での活躍も見られるようになった。
永い不遇の時代を乗り越え、ついにガブリアスも第一線で活躍できるようになったのだ


  • 本家では雌雄で姿が異なるポケモンであり、ユナイトで実装されているのはオスの姿である。
    • メスは背ビレに切れ込みが存在しない。フカマルやガバイト時点でも背ビレの切れ込みの有無で雌雄が判別できる。
      • 基本的に公式からはメスの姿で描かれる事が多く、外伝である本作で登場したのがオスの姿であるのはかなり珍しい。
  • ユナイトわざの説明文に「終わると少しのあいだ行動できなくなる」と書いてあるが、実際の運用面では「後隙が大きい」と言い換えることができるものとなっている。
    • これはわざの元ネタが「げきりん」であることを表しており、実際にげきりんを通常わざに持つカイリューでも、効果切れと同時に短時間行動不能になるデメリットのある性能になっている。
    • 要するにデメリットの行動不能は演出の一環程度の存在なのだが、今後妨害状態の相手に対して与えるダメージが増加するなどの性能を持つポケモンが参戦した場合に影響を受ける可能性はある。
 

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