初心者ガイド

Last-modified: 2024-04-25 (木) 22:15:31

このページには初めてポケモンユナイトをプレイする人や、あまり慣れていない人向けの情報を掲載しています。



基本情報

【必読!初心者の時点で知っておきたい】ゲーム性についてのよくある誤解

マルチプレイヤーオンラインバトルアリーナ、略してMOBAは日本ではなじみが薄いジャンルであるため、未経験者にはMOBAならではの約束事が掴みにくいです。
ここでは最初に知っておくと後々スムーズになると思われる、初心者が陥りがちなポイントについての最適解を、後にページ内で詳しく解説する部分と重複する事もありますがわかりやすくまとめます。

MOBAはレベル上げが大事です
大雑把に言うと、MOBAはキャラクターを育成しながら勝利条件を目指すゲームです。
経験値はフィールドに配置されるNPCの野生ポケモンを倒すことで手に入ります。
「野生ポケモンや大型ポケモンを倒して経験値を手に入れること」の重要性を知っているかどうかが最もMOBA初心者が経験者と差が出る部分です。
このゲームのレベルは本編の100と違い最大15。1レベルごとの違いはとてつもなく大きいです。
相手チームのポケモンと戦ってすぐに倒されてしまうときは相手が野生ポケモンをちゃんと狩って強くなっているからです。
もちろん、野生狩りに夢中になってゴールしようとしている敵を見逃したり、重要な集団戦に参加しないことがあってはいけません。いつ野生を倒せばいいのかは少しずつ慣れていきましょう。

MOBAは知識ゲームです
リアルタイム戦闘ですが、シビアなアクション性や『エルデンリング』のようなハードな操作性は要求されません。それよりも、戦術などの定石を知っておくほうが大事で、プレイヤー自身がノウハウを積み重ねて強くなるゲームです。
特に、セオリーはとっても重要!本作はチーム内で連携しないと絶対に勝てないゲームですが、初めて出会うスタンスも腕前もバラバラな人たちが事前に相談なしに動きを合わせるのは難しいです。
そこで、合理的な勝ちにつながる行動を詰め合わせたセオリーがとても役に立ってくるわけです。セオリーはこのwikiの戦略・戦術編成考察のページで詳しく紹介されています。
わからない言葉は用語集やMOBA用語などのページを見てみましょう。
とはいえ、本作は他の本格的なMOBAと比べるとカジュアルで覚えなければいけないことはずっと少ないです。

本作はパーティーゲームではないです
このゲームは好きなポケモンを持ち寄ってワチャワチャ皆で楽しむというお祭り的なゲーム性ではないです。
各ポケモンはできること・できないことがはっきり決められていて、チーム内で役割分担し、各ポジションを揃えて勝つゲームです。
選ぶだけならどんな組み合わせでもできますが、勝ちやすい組み合わせは限られていて、キャラゲー感覚で好みのポケモンを取るだけでは他のチームメイトに迷惑が掛かってしまいます。
ピカチュウやゲッコウガ、エースバーン、ニンフィア、アブソルなどは人気キャラですが、簡単に倒されるという弱点があるので倒されにくいカメックスなどのポケモンもチーム内にいないといけません
キャラの好みではなく、他のチームメイトと役割を変えることを意識しましょう。
使いたいキャラを他の人に取られたり、役割が被るので出せないことは頻繁にあります。むしろ、色々なキャラを触ることで新しい発見をしたりこのゲームの奥深い戦術性を理解していく機会と考えましょう。
ポケモンの選択は勝敗に直結します。好きなポケモンだけを選んで負けてもチームメンバーが全員友達で納得し合えるのならいいですが、知らない人とプレイするオンラインでは真面目に勝つためのポケモン選びをするのが大原則です。

ゴールだけしていても勝てないです
勝敗条件は降参を除けば「10分経過後に得点の多かったチームの勝ち」というシンプルなものですが、ただ敵のゴールに点を入れようとするだけでは勝てません。
少し複雑なのですが、ゲーム内には「点が入りやすくなるギミック」が存在しており、それらを獲得したチームが実質的に勝つ仕組みになっています。
具体的には「大型野生ポケモン」ロトム、カジリガメ、サンダーがそれです。先に止めを刺したチームが有利になるので、試合中盤以降はこれらを集団で奪い合うのが試合の流れの中心になります。
中でもサンダーが一番強力で、端的に言えば、このゲームは最後に出現するサンダーを取れば8-9割は勝ちが通るゲームです。
しかしサンダーを取るためには基本的に相手よりもレベルが上がって強くなる必要があります。なので、チームメンバー全員が経験値を貰えるカジリガメを倒すことが勝利に確実につながります。
つまり、ポケモンユナイトとはサンダーとカジリガメを取った方が勝つゲームと定義できます。
なので、画面内に表示されるミニマップをよく見て、サンダー、カジリガメが出現した時だけは必ずチーム全員で奪いに行きましょう。
この時、一人でゴールなどしていると人数が少ない分原則的には失敗してしまうので不参加は厳禁です。
『スプラトゥーン』のように相手と戦わなくてもチームに貢献できるようなゲームではないので注意しましょう。

ほのおやみずなどのタイプ相性はない

これまでのポケモンシリーズと異なり、ポケモンユナイトにはタイプ相性の概念そのものは存在しない。
例えばほのおタイプやみずタイプでくさタイプを攻撃しても、特別与えるダメージが増減することはない。
また、同じ名前のわざでも使うポケモンによってすべて性能が異なる。
ただし「型」で分類されている役割同士にはある程度相性があるため注意(後述)。

ポケモンはそれぞれが役職を持っている

本作にはタイプ相性は存在しないが、タイプよりももっと重要な要素がある。それがロール、本作中では「」と公式に呼ばれている要素だ。
それぞれのポケモンが「アタック型」「ディフェンス型」などの「型」を持っているが、これらはお飾りや雰囲気で決められているのではなく、そのポケモンがチーム内で受け持つことになる役職を示している
このゲームはチーム戦であり、各々が必要な役割を分担して受け持つことで自然と勝利しやすくなる構造となっている。

役職には前衛(ディフェンス、バランス)と後衛(アタック、サポート)、どちらにも属さない(スピード)が存在する*1
それぞれの役職には得意分野と苦手分野があるため、チーム内に役割が重複するポケモンが複数含まれていると、苦手分野がそのままチームの急所となってしまう*2
このため例えば、ピカチュウが好きだからピカチュウを使いたい、と思っていても、既に同じアタック型がチーム内にいるのならば役職を譲ってもらうか、そうでなければ他の役職に自分から変更するという意識が、基本的なマナーにして勝つために最も必要なこととなる。

基本にして最重要の役職であるが、ゲーム内ではあまり解説されない*3ためにある程度回数を積んだ人でも実践できていないことが多い。相手チームがそのような状態の時に自分のチームがしっかり組めていれば、その分有利な展開に運びやすくなる。
役割を意識し、重複を避けるだけでも勝ちやすくなることは覚えておこう。

どのポケモンを使うか悩んだら

まずは初心者向けポケモンで遊んでみよう

それぞれのポケモンには「初心者向け」「中級者向け」「上級者向け」の3通り、公式が推奨する難易度がある。
直感や好みで選んでも良いが、何を選ぶか迷ったらとりあえず「初心者向け」のポケモンで遊んでみよう。
中でも以下のポケモンは、いずれも扱いがわかりやすくオススメ。

 

ただし、「初心者向け」の中でも以下のポケモンは扱いが少々難しいため、特に練習が必要となる。

  • ピクシー.pngピクシーワタシラガ.pngワタシラガキュワワー.pngキュワワー
    サポート型のポケモンは味方を強化したり、敵を妨害するわざを多く覚えるが、それらは的確なタイミングで撃たなければ効果がない。
    味方や相手の動きがある程度わかるようになるまではかなり立ち回りが難しいので注意しよう。
  • リザードン.pngリザードン
    バランス型のポケモンだが、やけどを与えてないとダメージを出せない上に、耐久力も低く、ある程度の技量が必要となる。

また、無料で貰える「ガブリアス」は、中級者向けとなっているが扱いやすく、こちらもオススメ。

一方で一新されたチュートリアルでライセンスを獲得できるようになった「ジュナイパー」は中級者向けと書かれていながら、最低クラスの耐久力と自衛力の無さで非常に扱いが難しいポケモンとなっている他、スピード型は、耐久力が低く、近距離での戦いが多いので扱いづらい。

チュートリアルはすべて終わらせよう

ゲーム開始時に4つのチュートリアルをプレイするが、実はチュートリアルは全部で6種類存在する。
ゲームのルールを理解し、バトルをより楽しくプレイするためにも、チュートリアルはすべて終わらせておこう。
チュートリアルはメイン画面でXボタンを押してメニューを開き、一番上の「練習」を選択することでプレイ可能。

更にチュートリアルをすべて終わらせると、エオスコインが合計4800枚貰える。
エオスコインはユナイトライセンス(バトルで選べるポケモン)やもちもの(ポケモンに持たせることで強くなるアイテム)を買うことができる。
これらの要素でバトルが有利になる点も見逃せない。必ず終わらせておこう。

練習場でポケモンを試してみよう

練習場ではユナイトライセンスを所持していないポケモンも含め、全てのポケモンを自由に操作できる。
既に所持しているポケモンの操作練習はもちろん、「まだ所持していないが気になるポケモン」も試すことができる。
いざバトルが始まった後に戸惑わないよう、まずはここで操作感を掴んでから実戦に赴くのがオススメ。

練習相手としてCPU1人が登場するほか、与えたダメージや自分のステータスを確認できる「みがわりにんぎょう」も配置されている。
更に練習メニューからレベルを自由に上げたりCPUの動きを止めたりもできるため、じっくりとわざの確認が行える。

複数のポケモンに慣れておこう

ポケモンユナイトは、他のMOBA系ゲーム同様に味方と同じポケモンを使用することができない。
試合でのポケモン選択は早い者勝ちとなる。
狙ったポケモンが選べなかった時のために、複数のポケモンを慣らしておくのがおすすめ。

まずはわざの扱い方や、わざ同士の連携といった操作感を掴んでおこう。
慣れてきたらわざ習得LVや進化タイミングといった、そのポケモンが大幅に強化されるLVも覚えていこう。
これを知っておくことで、強気の攻めに転じるタイミングを押さえやすくなる。

もう一つとても重要な規則として、MOBAのキャラクターは一体だけでは完結しないよう、基本遠距離からの攻めに特化したアタック型・相手の妨害や耐久戦に特化したディフェンス型など得意・不得意が明確に設定されていて、器用なキャラはいても全能なキャラは存在しない。
そのため、似たような傾向のキャラが被ると戦力が偏ってチームバランスが一気に悪化し、相手のチームと交戦した時に押されやすくなる。
初心者が考える以上に、「型」の影響は大きい。
例えば野球で守備が苦手な選手だけでチームを組んだらどうなるか。ぱっと見行けそうに思えてもこちらの攻撃は防がれ相手の番で生じる損害がこちらの生み出す利益を上回ってしまい、欠陥チームといわざるを得ないだろう。
MOBAをソロで遊ぶ場合互いに空いている役割を買って出るのが原則であり、同一キャラ禁止ルールもあって第一志望が通らないことは日常茶飯事である。
好きなポケモンや使いたいポケモンだけでなく、様々なポジションを一人で行えるように慣れておかなければならない。
サポート型はタイミングが重要だったり、スピード型はコンボ成立時は高火力だが軒並み低耐久揃いと人にもよるが扱いが難しいため、まずは「バランス型」、「アタック型」、「ディフェンス型」の3つの型のポケモンを慣らすと失敗はしにくくなる。

また、「自分がしたいと思っていること」と自分が使いたいキャラが噛み合わないということもままある。性に合ったキャラを見つけるためにも、色々なポケモンに手を出していってみよう。

ディフェンス型を練習してみよう

上述の「色々なポケモンを試そう」という指針からの発展的な考え方として、経験の浅い人は特に何らかのディフェンス型に慣れておくのが非常にお勧めだ。
というのも、アタック型ポケモンは種類が多かったり人気の高いポケモンが多かったりして初心者が自然と触ることが多く、一方でディフェンス型は地味そうだという印象のせいか相対的に選ばれにくいという事情があるためである。
しかし、ディフェンス型は花形にこそなりにくいが、MOBAの集団戦では絶対にいないと困るポジションであり、ディフェンス型がいなければ集団戦で誰も前線を維持できなってしまう。
よって自分のキャラの選択肢をディフェンスにまで広げておくことはメリットが大きい。
また、ディフェンス型は耐久が高くて落とされにくいという利点もあって、立ち回りをミスすると一瞬で落ちてしまうアタック型よりも生存性能が高くて安定しやすいという利点がある。
色々なディフェンス型の中でもカビゴンは試合序盤から強くて扱いやすく、価格も安いので最初に使う対象としてお薦めだ。
ディフェンス型の中でもねっとうを選択したヤドランなどはダメージもそこそこ稼げるので、バトルで中心的な役割になることも十分可能だ。

バトルアイテムともちものを設定しよう

バトルアイテムはバトル中に任意のタイミング使うことのできるアイテム。うまく使えばバトルを有利に進められる。
もちものはいわゆる装備品。ポケモンのステータスを底上げしたり、特別な効果を得ることができる。
メインメニュー、もしくはバトル開始前のバトル準備で設定をしておこう。

バトルアイテム、もちもの共にポケモン毎に設定する必要がある。
使った事のないポケモンを使う際は気を付けたい。くれぐれも裸で出撃していた、なんてことのないように。

あらかじめ設定するには、メインメニュー→もちもの→もちもの設定と進み、装備欄にカーソルが合った状態でXボタンを押す。
お気に入りポケモン以外もこの方法で設定できる。いざマッチングしてから慌てないように、あらかじめ全ポケモンの設定をしておくのがオススメ。

もちものはトレーナーレベルが上がることで3つまで持たせることができる。
レベルアップで枠が開放されたら、追加分も忘れずに設定しておこう。

ディフェンス型サポート型は学習装置を持とう

もちもの」の中でもがくしゅうそうち.pngがくしゅうそうちは最重要アイテム。
自分に入る経験値を周囲の味方におすそ分けすることで、味方に入る経験値を大幅に増やすという非常に強力な効果がある。
そのため、ディフェンス型*4サポート型にとっては必須アイテムになっている。
「がくしゅうそうち」を持たないと同じルートのアタッカーから経験値を奪ってしまい、味方に迷惑をかけてしまう。

逆に、持たせたポケモン自身が育ちやすくなる効果ではないため、アタック型バランス型スピード型持ってはいけない
これらの型のポケモンは、学習装置を持たずに自分のレベルを上げることを優先して、ダメージを出したり敵をKOしたりすることでチームに貢献しよう。

うまい人のまねをしよう

流れが分からない人は、うまい人のまねをしよう。
ポケモン、もちものを選択して出てくるもちものセットでは、うまい人のセット例が表示される。推奨セットよりも参考にしやすい。特殊な使用例の場合もあるので、考えて自分にあったもちものを選択しよう。

観戦モードの活用も有効。観戦モードで同じポケモンを使っている人の動きを見てみよう。連携を取っている人の例で参考にならない部分があるかもしれないが、うまい人(バトルに勝てている人)がどういうわざを選択しているか、どのように立ち回っているかなどがわかるとヒントがつかめるかもしれない。色々な場所を見ることもできるので、見たい場所を見よう。
ある程度フレンドが増えたら、フレンドの動きからも学ぶと良いかもしれない。

バトルのあれこれ

充分に練習をしたら、いよいよ実際のバトルに参加してみよう。
最初は基本となる「スタンダードバトル」しか選べないが、何度かバトルに参加すると他のモードも選べるようになる。

このゲームの目的

まず最初に、必ず覚えておいて欲しいのが「何をすれば勝てるのか?」ということ。
ポケモンユナイトの勝利条件は「ゴールを決め、相手チームよりも多くの得点を稼ぐこと」だ。
相手チームのプレイヤーと戦うのは、あくまで「ゴールを決める・ゴールさせないための手段、もとい障壁の排除」に過ぎないということを忘れないように。不必要な交戦は極力避け、ゴールを決めることに重点を置いたプレイを心がけよう。

バトルの準備

マッチング

参加したいモードを選び、Aボタンを押すと自動でマッチングが始まる。
プレイヤーが揃ったら、15秒以内に準備完了を押すことで確定となる。

なお、一度マッチングを始めてしまうと、放置等のキャンセルでペナルティが付くため注意

ポケモン選択画面

まずは出来るだけ味方と違う型のポケモンを優先にポケモンを選ぼう。上記の通り同じポケモンは使用できないため、早いもの勝ちとなる。
選択時には「ディフェンス型がいると戦力アップ!」等というアドバイスが出てくるが、迷ったらそれを参考にするのもよい。
アタック型スピード型サポート型を選ぶ時は、先に味方が盾となってくれるバランス型ディフェンス型を選んでくれるまで待ってみよう。

Switchでプレイしている人は迷っているときにポケモン1つ1つにカーソルをあわせながら動かすのはやめよう。他の人が選びたいポケモンを選べないので迷惑を掛けてしまう。
お気に入りやXボタンの「ポケモンリスト」を活用して、他人からどう見られているか考えて操作しよう。
システム設定の「ポケモン選択画面の簡易選択表示を使用する」をオンにする事で、ポケモンを選ぶまでどれも選んでいない灰色表示になるので他の人が選びやすくなる。

また、ポケモンにカーソルを合わせた状態でZLを押すことで「バトル準備」ができる。
ここではもちもの・バトルアイテムの確認や組み直し、ルートの選択をすることができる。
もちものやバトルアイテムはポケモンごとに設定しなければならないため、必ず一度はチェックしておこう。
全員が全員の使いたいポケモンを選ぶため、自身の第一希望が通らないのはザラ。色々なポケモンを使えるようになっておこう。

使いたいポケモンをAボタンで選び、ホロウェア(ポケモンのアバター)まで選び終わると「準備完了」となる。
全員が準備完了になると、自動的に残りの準備時間が10秒まで短縮される。

ルートの選択

スタンダードバトル・ランクマッチではステージに3つの進行ルートが存在する。
獲得経験値の都合上、上ルートに2人、中央エリアに1人、下ルートに2人に分かれることが推奨されている。
バトル開始直後に戸惑わないように、ZLボタンで事前に行きたいルートを宣言し、意思疎通しておこう。

上・下ルートは下の画像の紫の矢印で示した部分。ゴールエリアが配置されている道のことを指す。
ルート上に野生ポケモンが出現する単純な構造なので、初心者にもおすすめ。
ルート.png

中央エリアはスタート地点右側にある広場全体のことを指す。
野生ポケモンはレーンより少し強いものが出現。エリアが広い上野生ポケモンも多く、回るには少々慣れが必要。
中央エリア.png

ポケモン選択画面でZLを押すことで「ルート設定」ができる。
ここでルートを選ぶと選択マークが付き、簡単に味方と情報を共有できる。
ルート宣言はチーム全体の戦力の配分に直結するため、必ずやるようにしよう。
またルート設定画面には「おすすめルート」が表示されるため、迷ったらそれに従ってみるのもいいだろう。
もし行きたい場所が被った場合は違うルートに行ったり、ポケモンや型を変えてみるなども出来るようにしていこう。

各ルートの詳しい説明は編成考察(テイア)を参照のこと。

試合の流れ

スタンダードバトル、ランクマッチの場合、バトルの流れは大まかに3段階に分けることができる。
いざバトルが始まってから戸惑わないように、あらかじめ流れを掴んでおこう。

  • 序盤(10:00~7:00)
    担当ルートの野生ポケモンを倒し、自分のポケモンを育てるのがメインの時間帯。
    まずは強くならないと話が始まらないため、相手チームより1匹でも多くの野生ポケモンを倒そう。
    • 相手チームとバトルになることもあるが、この時間帯はお互いあまり強くなく、人数も拮抗するため消耗戦になりやすい。
      また、人数差がある戦いにはまず勝てないため、一人で相手チームのプレイヤーに突っ込んでいくのは厳禁。
      まずは相手を倒すことよりも「倒されない」ことを強く意識しよう。
    • もし、相手を撃退できたりといったチャンスが訪れたら、ゴールにシュートも決めていこう。
    • 8:50からチルット3体とチルタリス1体のグループが上ルート、下ルートに1グループずつ出現する。ルートのど真ん中に出現し必ず取り合いになるため、時間が近づいたら準備はしておこう。
  • 中盤(7:00~2:00)
    この時間帯は大型野生ポケモン「レジエレキ」と「レジロック」「レジアイス」「レジスチル」の中からいずれか1体の4種類が出現するようになる。
    それぞれ倒すと有利な効果を受けられるが、どちらも「とどめを刺したチーム」のみが獲得できる。
    このため、ここからは積極的な対プレイヤー戦や、大規模なバトルが発生しやすくなる。
    チーム全員で協力し、相手チームよりも先に倒せるように頑張ろう。
    • また、この時間帯からは自身の初期担当ルートにこだわらず、チームや相手の動きを見ながら流動的に動き回っていこう。
      例えば付近で味方が戦闘しているなら加勢し、付近の自ゴールに敵が姿を見せたら防衛・牽制しに行く…といった具合。
    • もちろん、この合間にもどんどん野生ポケモンを倒し、自分のポケモンを育てることも忘れずに。
  • ラストスパート(2:00~試合終了)
    残り2分を切ると、シュート時に獲得できる得点が2倍になる。
    また、「レジエレキ」「レジロック」「レジアイス」「レジスチル」が出現しなくなり(既に出ていた場合も消える)、かわりにスタジアム中央に「レックウザ」が出現する。
    レックウザを倒すとチーム全員が高得点シュートを決めるチャンスを得られるため、非常に大きな逆転要素となっている。
    • こちらも「とどめを刺したチーム」だけが獲得できるが、レックウザは非常に強く、倒すのに時間がかかる。
      このため一気に倒して有利を引き寄せるだけでなく、トドメの横取りを狙う、相手がレックウザに手間取っている間にシュートを決めるなど、さまざまな戦略が存在する。
    • 慣れないうちに的確な判断を下すのは難しいため、まずは「味方が殴っていたら加勢する」「相手チームが殴っていたら味方と協力して撃退したり、横取りを狙う」から始めてみよう。
    • そもそもサンダー自体野生ポケモンの中では最も攻撃力が高いため、低耐久なポケモンだと条件次第で落とされたり、ダメージ蓄積で撤退せざるを得なくなることもある。相手チームとのサンダー取り合い以前にレックウザの攻撃手段はよく把握し、無駄なダメージを極力くらわないようにするのも大切。

バトルが始まったら

野生ポケモンを倒そう

まずは自身の担当ルート上にいる野生ポケモンをどんどん倒して捕獲しよう。
捕獲することで経験値とエオスエナジーが貯まる。

経験値は稼ぐことで自身のレベルが上がり、ステータスが強化されたり、より強力なわざを扱えるようになる。
エオスエナジーは相手サイドにあるゴールへ入れることで、チームのスコアが加算される。
最終的な勝敗はスコアによって決まるので、頑張ってエナジーを集め、たくさんシュートを決めよう。

ちなみに、一人のトレーナーがどれだけダメージを与えていようとも、とどめを刺したトレーナー・およびチームメイトだけが野生ポケモンを捕獲できる。
自分が頑張って体力を削ったとしても、相手からとどめだけを奪われると骨折り損なばかりか相手側だけが得をしてしまう。
近くに相手チームのプレイヤーがいる場合は、わざなどを上手く使ってとどめを狙う必要がある。
これはロトムやカジリガメ、サンダーのように強力な大型ポケモンであっても同じなので、敵からの横やりだけは絶対に阻止しよう。
もし取り合いになりそうな場合、とどめを刺せるタイミングまで自分のわざを温存することも重要。

また、最初は必ず自身の担当ルート上の野生ポケモンだけを倒すようにしよう。
特に上下ルートの担当時、野生ポケモンがいなくなったからといって、中央エリアのポケモンを倒しに行ってはいけない。
他のルートのポケモンを取ってしまうと担当者のレベルアップが遅れ、チーム全体が不利になってしまう。

野生ポケモンは一定時間が経過するごとに出現する。
担当ルート上の野生ポケモンがいなくなってしまったら、自陣ゴール上で時間経過による追加出現を待とう。

倒されない

担当エリアを進んでいくと、中央付近で自然と相手チームとぶつかることになる。
ここで戦闘になった場合、まずは深追いせずに倒されないことを意識しよう。

倒されてしまうと、稼いだエオスエナジーの一部と経験値を相手に渡してしまうことになる。
特に序盤は一度倒されてしまうと、レベル差がついてしまい、ますます相手を倒せなくなってしまう。
敵を見たら倒したい、必死にゴールを守りたい気持ちもあるだろう。しかし、序盤からそう焦る必要はない。
慣れないうちは慎重すぎるぐらいで丁度いい、と思っておこう。
また、最終盤や、高いレベルになってから倒されてしまうと復帰までに恐ろしく時間がかかるため、余程の事がない限り特攻プレイは控えるのが鉄則(例外はあるが)。
敢えて的になる動きもあるにはあるが、盤面を把握できるようになるまではやらない方がいい。

味方のゴールエリアを活用する

味方のゴールエリアの中では体力がじわじわと回復する。また、敵の攻撃をある程度無効化するシールドも付与される。
この中に入っていれば、戦いながらでも体力が回復するため、だいぶ倒されにくくなる(ロトムやサンダーによってゴールが故障している場合回復効果がつかないため注意)。
ただし複数体のポケモンから攻められると耐久次第では落とされるため、過信してはならない。特にアタック型やスピード型の場合そのリスクがかなり高いため、倒されそうならさっさと撤退するのも立派な作戦。

逆に言うと、相手チームのポケモンがゴールエリア内で待機している際は、単独で攻撃を仕掛けても失敗する可能性が高い。
この場合は無理に深追いせず、相手が出てこない間に付近の野生ポケモンを狩るなど、ゴール以外の手段で有利を広げていくのがオススメ。
ただ、攻撃性能が高い他の味方が近くにいて、なおかつゴールを守っている相手が1人ならば味方と一緒にゴリ押しした方が早い場合もままある。

味方と一緒に行動しよう

このゲームは、一人では絶対に勝つことができない。
味方と連携することで、はじめて試合を有利に運ぶことができる。
どれだけレベルを上げても、どれだけすごいプレイヤーでも、通常攻撃のコンボ速度やわざの待ち時間を超えてダメージを出すことはできない。
数の力はMOBAの最大の力である。

単純な戦闘だけを見ても、1人 VS 2人になった途端に勝ち目が薄くなる。相手のレベルや相性にもよるが、同レベルの複数対単数ではまず勝てない。
このため単独行動ばかりしていると敵に目を付けられ、結果一人レベル差がついて取り残されることにもなりかねない。
味方と連携して戦うのはもちろんだが、単純に味方の近くで行動するだけでも狙われにくくなる。

少なくともある程度慣れるまでは、味方のゴールエリアを離れる際は単独行動を避け、常に味方の近くで行動するようにしよう。
単独で動かざるを得ない場合も野生ポケモンを狩り、レベルを上げておこう。ただし狩りすぎは禁物。

HPが減ったらスタート地点に戻ろう

味方のゴールエリアにいるとHPが回復するが、回復速度が遅く、全快になるまで非常に時間がかかってしまう。
また、第1ゴールの後ろには回復アイテム「オボンのみ」が落ちているが、一度拾うとしばらく再出現しないため、いつでも使えるわけではない。
そこで利用したいのが「スタート地点に戻る」ことだ。

歩いて戻ってもいいが、バトル中に十字キーの下を押すと、いつでも味方のスタート地点に瞬間移動ができる。この瞬間移動を「リターン」という。
スタート地点のエリアに入ると一瞬で体力を全快にできるので、体力がほとんど残ってない場合などは、ゴールエリアでじわじわ回復するよりも、リターンをしてすぐに復帰するほうが安全かつ早く済む。
更に5分以降はスタート地点にスーパージャンプが設置され、2つ目のゴールエリアの位置まですぐに復帰できるようになる。
気軽にリターンしてしまおう。

  • リターン時の注意点
    リターンは完了するまでに4~5秒程時間がかかり、準備中に攻撃を受けると中断されてしまう。
    少なくとも、相手チームに見られている状態で使うのは厳禁。
    例えば草むらに隠れれば相手に見つかりづらくなり、安全にリターンしやすくなる。
    また野生ポケモンに殴られても中断されてしまうので、野生ポケモンから離れた位置で使うのがオススメ。

ゴールをする

このゲームの勝利条件は、相手を倒した数ではなく得点の多さである。
相手を倒すなどして有利な状況になったら、積極的にゴールをしていこう。

ただし、ゴール中に攻撃されると動作が中断されてしまう。
また、ゴールするまでにかかる時間は、所持しているエナジー量が多ければ多いほど長くなる。ただしゴールが故障している場合はすぐに入る。
更にゴール付近にいるポケモンは相手画面のマップ上に表示される上、ゴールしようとすると強調表示されて目立ってしまう。他にもその時所持できる最大量の得点を持っている場合は数字付きでマップに表示されるようになる。点を持っていればいるほど敵からの注意を引き、妨害されやすい点は留意しておこう。

多くのエナジーを所持しているときは、邪魔してくる相手を先にゴールから追い払ったり、味方に妨害してもらいながら入れるようにするといい。
それでも無理だと感じたら素直に撤退し、機を見て再挑戦するのがいいだろう。

ゴールをさせない

敵が付近の自陣のゴールでシュートをしようとしているのを見つけたら、攻撃や妨害で阻止しよう。
上述のとおり、少しでもダメージを与えればゴールを中断させられる。
最終的な勝敗はゴールされた得点の多さで決まる。こまめな防衛の積み重ねで勝利を引き寄せよう。

ただし、中にはシールド効果や、もちもの「ゴールサポーター」などで妨害を防いでくる敵もいる。
こういった敵はある程度まとまったダメージを与えないと追い払えない。バリアのようなものが表示されていたら注意しよう。

また、ゴール阻止を狙うときも倒されないことを最優先に行動しよう。
ここで倒されてしまうと、がら空きになったゴールにシュートされるだけでなく、自分の落としたエナジーで追加得点を入れられてしまう。
守り切れそうになければ、早めに撤退しておこう。

もし撤退するときは、自陣側のレーン上の紫色に光る部分(変速エリア)を通って逃げるのがオススメ。
ここを通れば自分や味方は素早く動け、敵はゆっくりとしか動けなくなるため、簡単に逃げ切ることができる。

一人でゴールを守っている時、敵が撤退を始めたらあと少しで倒せそうでも追いかけてはいけない
追いかけてしまうと、追っていた敵が急に反撃してきたり、他の敵の元へ誘い込まれて逆に倒されてしまい、がら空きになったゴールにシュートされてしまう。

レベルはきちんと上げよう

劣勢になると防衛に夢中で忘れがちになるが、自身のレベル上げは常に意識しておこう。
このゲームにおいて1レベルの差は非常に大きい。相手よりレベルが低い場合、正面からの戦闘ではほぼ勝てないぐらいに考えたほうが良い。(本編で言うところのレベル10くらいの違いはある。)相手のレベルは相手のHPゲージの左にあるためよく見よう。
レベル不利の状態で戦闘に勝つには味方と連携を取り数的有利を作る。相手が既に戦闘をしていて体力が減っているところに奇襲をかけるなどの工夫をする必要が必要になる。
これらの工夫もなしに無闇に戦闘を繰り返すと、どんどん倒され、相手とのレベル差が開き、ますます倒せなくなってしまうことになる。
頑張って相手を小競り合いで倒したとしても、入る経験値は野生ポケモン1,2体とほとんど変わらない
安全に手早く野生ポケモンを倒して経験値を貯める方が、はるかにお得なのだ。
しかも、野生ポケモンは倒せば自動的に再出現するが、倒さなければ再出現もしない。つまり、野生ポケモンは倒せば倒すほど回転率が良くなってこちらに有利。
MOBAは中立の配置NPCを倒し育つゲームである。
劣勢時はまずは自陣の野生をすべて狩り尽くすのを優先しよう
初心者のうちは技を覚えるタイミング、進化するタイミングを目安に、レベルを上げるようにしよう。
ただし、一人で全部の野生を狩りつくして味方の取る分まで無くしてはいけないので調整しよう。
他にも、ゴールを決めることでもある程度経験値は入る。

コメント


*1 ただし、ポケモンによってはアタック型やサポート型でも前衛になったりバランス型でも完全な前衛ではなかったりする。詳細はポケモン毎の解説記事へどうぞ
*2 本家ポケモンで例えるなら、好きなポケモンばかりでパーティを作ったら全員特定のタイプが弱点だった、という状態
*3 一応、編成画面で役職が偏っていると「○○○型がいるとチーム力アップ!」のようなアドバイスは出る
*4 一部のポケモンは例外で、学習装置を持たずにバランス型のような役割もできる