バンギラス

Last-modified: 2024-10-13 (日) 22:30:34
 
バンギラスバランス型近接/物理
中級者向け
バンギラス全身.png戦闘能力star8.png
耐久能力star8.png
機動能力star4.png
得点能力star3.png
補佐能力star2.png
価格
14000エオスコインエオスコイン.png / 575ジェムジェム.png
進化
進化.png
lvl1.pngヨーギラス  lvl5.pngサナギラス  lvl9.pngバンギラス
特性
こんじょう.pngこんじょう
(ヨーギラス)
ある程度(最大HPの10%分)のダメージを受けると、少しのあいだ(3秒間)攻撃が30%上がる。
いちどこのとくせいが発動すると、次に発動するまで一定の待ち時間(40秒)が必要。
だっぴ.pngだっぴ
(サナギラス)
ある程度(最大HPの10%分)のダメージを受けると、自分の状態異常を無効にし、最大HPの10%分のシールド効果を得る。
いちどこのとくせいが発動すると、次に発動するまで一定の待ち時間(40秒)が必要。
すなおこし.pngすなおこし
(バンギラス)
わざ使用後、少しのあいだ(3秒間)周りにすなあらしをおこす。周りにいる相手のポケモンに0.5秒おきにダメージを与えながら、自分の防御と特防を65%上げる。
通常攻撃
通常攻撃.png3回目の通常攻撃は強化攻撃となり、命中時に与えるダメージが増加する。
わざ1[R]
かみつく.pngかみつくCD.png5秒
近接.png近接
前方にいる相手のポケモンにダメージを与える。
HPが一定の割合(50%以下)を下回った相手のポケモンは、少しのあいだ(0.5秒間)移動できなくなる。
レベル5になったとき、以下2つのわざから1つを選べます。
あくのはどう.pngあくのはどうCD.png5秒
範囲.png範囲
横なぎに闇のもやを吐き、命中した相手のポケモンにダメージを与える。わざを受けた相手のポケモンの残りHPが一定の割合(50%以下)を下回る場合、そのポケモンは少しのあいだ(0.5秒間)移動できなくなる。
また、一定時間内(7秒以内)に再び相手のポケモンにこのわざを命中させると、追加ダメージを与えられる。
「げんしのちから」で攻撃の貫通力が強まっているときにこのわざを命中させると、相手のポケモンの防御やシールドを無視してダメージを与えられる時間がより長くなる(4秒延長)

レベル11:わざの待ち時間が1秒短くなる。
ストーンエッジ.pngストーンエッジCD.png8秒
範囲.png範囲
範囲内にいる相手のポケモンにダメージを与える。このとき自分との距離が近いポケモンほど、大きなダメージを受ける。
このわざは一定時間内(3秒以内)であれば3回まで連続使用でき、そのたびに攻撃範囲が広がる。

レベル11:わざの与えるダメージが増加する。
わざ2[ZR]
ロックカット.pngロックカットCD.png8秒
ムーブ.pngムーブ
指定した方向へ突進し、当たった相手のポケモンにダメージを与える。
わざが相手のポケモンに命中すると、少しのあいだ(3秒間)攻撃が15%上がる。
レベル9になったとき、以下2つのわざから1つを選べます。
げんしのちから.pngげんしのちからCD.png11秒
能力上昇.png能力上昇
ちからを溜め、衝撃波を放って攻撃する。
周りにいる相手のポケモンにダメージを与え、少しのあいだ(0.8秒間)行動できなくする。
ちからを溜めているあいだは、移動速度が上がり(20%、3段階まで増加可能)、シールド効果(最大3段階獲得、5秒間持続)と妨害耐性(4秒間)もつく。
衝撃波を相手のポケモンに命中させると、自分の攻撃の貫通力が強まり、一定時間(8秒間)相手のポケモンの防御やシールドを無視してダメージを与えられる。
また、命中すると第2波も打てるようになる。
第2波は前方に放たれ、相手のポケモンにダメージを与えて移動速度を少しのあいだ(2秒間)30%下げる。命中時にシールド効果を得られるが、シールドの強さは第2波が命中した相手のポケモンの数に比例し、3匹命中時に最大となる。

レベル13:わざによるシールド効果が強くなる。
すなじごく.pngすなじごくCD.png10秒
妨害.png妨害
指定した方向へひとっとびで移動する。
ジャンプの最中に当たった相手のポケモンにダメージを与え、少しのあいだ(1.5秒間)行動できなくする。
着地の衝撃で移動先には砂ぼこりが6秒間たちこめ、範囲内にいる相手のポケモンへ0.5秒ごとに継続ダメージを与えて移動速度も1秒間35%下げる。
このわざを砂ぼこりの中でもういちど使うと、正面にいる相手のポケモンを引き寄せられる。また、砂ぼこりの中では、受けるダメージが15%軽減する。逆に攻撃するときは、相手のポケモンの防御やシールドを無視してダメージを与えられる。

レベル13:より長いあいだ(8秒間)砂ぼこりが舞うようになる。
ユナイトわざ[ZL]
リーサルランページ.pngリーサルランページCD.png112秒
能力上昇.png能力上昇
レベル9:怒りを爆発させ、暴れだす。少しのあいだ(10秒間)移動速度が20%上がり、妨害を受けても本来より短い時間で正常に戻れるようになる。
暴れているあいだは通常攻撃の動きが変わり、与えるダメージも増加する。この通常攻撃を受けた相手のポケモンの残りHPが一定の割合(最大HPの20%)より低い場合、そのポケモンは即KOされる。

ユナイトバフ:最大HP20%分のシールド+移動速度30%上昇+わざの待ち時間30%減少
 

バトルデータ

わざや特性の仕様と詳細

わざの細かな仕様や数値などの詳細を記載しています。
ダメージに関して特に記載のないものについては、変化前のわざはレベル3、変化後はレベル15かつ強化済みで、練習のみがわり人形に対してのものです。

特性
こんじょう.pngこんじょうCD.png40秒
最大HPの10%以上のダメージを受けると、3秒間攻撃が30%上昇
だっぴ.pngだっぴCD.png40秒
最大HPの10%以上のダメージを受けると、最大HPの10%に当たるシールドを獲得。また、その時受けていた状態異常が回復する。
(解説欄・要検証)
すなおこし.pngすなおこし
ダメージ:攻撃 x 20% + 2 x (レベル - 1) + 30 (x 7Hit)
わざを使用すると砂嵐のダメージエリアを3秒間展開する。この間は自身の防御と特防が65%も上昇する。
展開中にわざを使用すればそこから3秒間のカウントとなる。わざを切れ目なく回せばエリアを展開し続けられる。
通常攻撃
通常攻撃.pngダメージ・通常:攻撃 x 100%
ダメージ・強化:攻撃 x 130% + 0 x (レベル - 1) + 0
(解説欄・要検証)
わざ1[R]
かみつく.pngかみつくCD.png5秒
ダメージ:攻撃 x 146% + 19 x (レベル - 1) + 360
命中時に相手のHPが50%以下なら0.5秒の行動不能が付く。
レベル5になったとき、以下2つのわざの1つを選びます。
あくのはどう.pngあくのはどうCD.png5秒
ダメージ:攻撃 x 164% + 13 x (レベル - 1) + 330
追加ダメージ:攻撃 x 49.2% + 4 x (レベル - 1) + 99
わざ中も移動できる。「かみつく」と同様に、命中時に相手のHPが50%を下回る場合は0.5秒のCCが発生する。
一度当ててから7秒以内に再度当てると追加ダメージが発生する。当てた相手には黒いもやが付いているため、それで確認可能。
「げんしのちから」中に当てると、防御力・シールド貫通の時間が4秒延長される。
あくのはどう→すなじごく と連続で使用できる。
ストーンエッジ.pngストーンエッジCD.png8秒
ダメージ・近:攻撃 x 130% + 8 x (レベル - 1) + 300
ダメージ・遠:攻撃 x 100% + 6 x (レベル - 1) + 230

アップグレード後
ダメージ・近:攻撃 x 140% + 10 x (レベル - 1) + 330
ダメージ・遠:攻撃 x 108% + 7 x (レベル - 1) + 260
待ち時間は1段目発動時からカウントされ、2段目以降を使用しても使用しなくても変わらない。
攻撃範囲は、1~3段目で順に前方90°、120°、180°の扇形に広がる。半径は変わらない。
わざ中は移動できない。
特性は1段ごとに発動する。
わざ2[ZR]
ロックカット.pngロックカットCD.png8秒
ダメージ:攻撃 x 116% + 10 x (レベル - 1) + 320
ヒットすると、その後3秒間攻撃が15%アップする。
レベル9になったとき、以下2つのわざの1つを選びます。
げんしのちから.png
げんしのちから_1.png
げんしのちからCD.png11秒
ダメージ・1段目:攻撃 x 74% + 3 x (レベル - 1) + 140
シールド・溜め:攻撃 x 75% + 0 x (レベル - 1) + 300 (x 1/2/3)
ダメージ・2段目:攻撃 x 74% + 0 x (レベル - 1) + 140
シールド・追加:攻撃 x 100% + 0 x (レベル - 1) + 400

アップグレード後
シールド・溜め:攻撃 x 120% + 0 x (レベル - 1) + 480 (x 1/2/3)
シールド・追加:攻撃 x 120% + 0 x (レベル - 1) + 480
ボタンを押しっぱなし+離して発動タイプのわざで、ボタンを押してからキャンセルしてもフルで待ち時間が発生する。
ボタンを押しっぱなしにしている時間が長いほどシールドを多く獲得する。ただしゲージ中程の印が最大限。ゲージMAXまでためていると、わざがキャンセルされる。
待ち時間は、第1波発動時からカウントされ、第2波を使用しても使用しなくても変わらない。
特性発動はボタンを離したタイミング。
わざのCDは、ゲージをMAXまで溜めて1撃目を発動しなかった場合及び1撃目を発動せずキャンセルした場合は3秒短縮される。
すなじごく.png
すなじごく_1.png
すなじごくCD.png10秒
ダメージ:攻撃 x 39% + 3 x (レベル - 1) + 60
継続ダメージ:攻撃 x 13% + 0 x (レベル - 1) + 20
待ち時間は、第1波発動時からカウントされ、第2波を使用しても使用しなくても変わらない。
第2波は、砂ぼこりの中でしかアイコンが灯らない。中に入りなおすとアイコンが灯る。
すなじごく自体のダメージは、バンギラスがすなじごくの上に乗っている場合はtrueダメージになり、バンギラスがすなじごくの外にいる場合は攻撃ダメージになる。
ユナイトわざ
リーサルランページ.pngリーサルランページCD.png112秒
ダメージ・通常:攻撃 x 130% + 6 x (レベル - 1) + 240
ユナイト時中わざ1・わざ2を使用可。
妨害抵抗値(Tenacity)が+50%される。
ユナイト発動中、バンギラスの近くにいる相手チームのポケモン全員のHPに、赤い牙のような印(KOライン)がつく。
かみつくやあくのはどうとは異なり、命中する前にHPが一定ラインを下回っていなければ即死が発動しない。

アップデート履歴

上方修正は▲橙の上三角、下方修正は▼紫の下三角、仕様変更は◆緑の四角で表示。

項目変更点
Ver.1.16.1.2(2024/09/05)
「すなじごく」の2段目を使用後、砂ぼこりの外に出てから中に戻ると2段目が再使用可能になる不具合を修正しました。
Ver.1.14.2.10(2024/06/19)
能力値攻撃:150~485→150~450 (レベル1~15)
すなじごく被ダメージ軽減量:25%→15%
ストーンエッジダメージ量:10%減少
ユナイトわざ「リーサルランページ」ダメージ量:20%減少
「ストーンエッジ」による高すぎるダメージと、「すなじごく」の中にいるときの高い耐久力により、複数匹のポケモンを返り討ちにすることができ、ランクマッチでは対処困難なパワーを発揮していました。全体的に与えるダメージと「すなじごく」の中にいるときの耐久力を下方調整しました。
Ver.1.14.1.6(2024/05/13)
能力値HP:3150~8800 → 3300~8950 (レベル1~15)
防御:90~500 → 110~520 (レベル1~15)
特防:70~375 → 90~395 (レベル1~15)
ストーンエッジ1段目、2段目のわざのモーションを早くしました。
すなじごく2段目を使用できるようになるまでの時間を短くしました。
行動不能効果:1s → 1.5s
すなぼこりで与える減速効果:25%->35%
バンギラスに進化するまでにKOされる回数が想定より多く、フォローに回る他のトレーナーの負担が大きすぎました。KOされにくくなるようにユナイトバトル序盤の能力値を上方調整しました。使用率の低かった「すなじごく」と「ストーンエッジ」の組み合わせについて、わざを命中しやすくなるように上方調整しました。
Ver.1.11.1.8(2023/08/15)
サナギの時期を乗り越えた苦労の割に、9レベル以降の影響度が小さかったため、ユナイトバトル後半の能力値と、ユナイトわざ「リーサルランページ」を上方調整しました。
能力値HP:3150~8350→3150~8800 (レベル1~15)
ユナイトわざ:
リーサルランページ
必要なエナジー量:約17%減少
Ver.1.9.1.2(2023/02/27)
「あくのはどう」と「げんしのちから」を組み合わせた時の暴れっぷりが凄かったので、テイア山が崩れてしまう前に下方調整しました。
「ストーンエッジ」の特徴である威力が足りていなかったので、上方調整しました。
あくのはどうダメージ:10%減少
げんしのちから待ち時間:10秒→11秒
ストーンエッジダメージ:10%増加
Ver.1.7.1.7(2022/09/28)
通常攻撃わざ使用時に効果の一部または全部が発揮されない不具合を修正しました。
Ver.1.7.1.2(2022/09/02)
あくのはどう相手のポケモンに与えるダメージ量が減少しました。
げんしのちからわざによるシールド効果を弱くしました。
わざによる移動速度のアップ率を下げました。
ユナイトわざ:
リーサルランページ
効果時間中の通常攻撃では急所が発生しなくなりました。
Ver.1.6.1.4(2022/08/16)
実装

レベル別ステータス表

レベルHP攻撃防御特攻特防移動速度通常攻撃
速度
急所率ライフ
スティール
CDR被妨害
時間短縮
133001501102090380010.00%0%0%0%0.00%
233811541162194380010.29%0%0%0%3.33%
334781591232399380010.63%0%0%0%6.66%
4359516513125105380011.04%0%0%0%9.99%
5401818716232128395012.54%10%5%0%13.32%
6418619617435137395013.14%10%5%0%16.65%
7438820718938148410013.86%10%5%0%19.98%
8463022020742161410014.72%10%5%0%19.98%
9548626626956207425017.75%20%10%0%19.98%
10583528529462226425018.98%20%10%0%19.98%
11625430732469249440020.46%20%10%0%19.98%
12675633436077276440022.24%20%10%0%19.98%
13735936640487309440024.37%20%15%0%19.98%
14808240445799348440026.93%20%15%0%19.98%
158950450520114395440030.00%20%15%0%19.98%

上記表の最終編集日 2024 06/21

レベル別通常攻撃速度

通常攻撃を行い続けた際に攻撃1回あたりにかかる秒数。数値の単位は[秒/回]

レベル123456789101112131415
装備なし0.910.910.910.910.910.910.910.910.860.860.860.860.860.790.79
力の鉢巻(LV30)0.860.860.860.860.860.860.860.860.860.790.790.790.790.790.79
力の鉢巻(LV30)の効果×××
装備なし+メダル30.910.910.910.910.910.910.910.860.860.860.860.860.790.790.79
力の鉢巻(LV30)+メダル30.860.860.860.860.860.860.860.860.790.790.790.790.790.790.71
力の鉢巻(LV30)+メダル50.860.860.860.860.860.860.860.790.790.790.790.790.790.710.71
力の鉢巻(LV30)+メダル70.860.860.790.790.790.790.790.790.790.790.790.710.710.710.71

上記表の最終編集日 2022 8/16

ユナイト発動状態で通常攻撃を行い続けた際に攻撃1回あたりにかかる秒数。数値の単位は[秒/回]

レベル9101112131415
装備なし0.830.830.830.830.830.770.77
力の鉢巻(LV30)0.830.770.770.770.770.770.77
力の鉢巻(LV30)の効果×××
装備なし+メダル30.830.830.830.830.770.770.77
力の鉢巻(LV30)+メダル30.770.770.770.770.770.770.71
力の鉢巻(LV30)+メダル50.770.770.770.770.770.710.71
力の鉢巻(LV30)+メダル70.770.770.770.710.710.710.71

上記表の最終編集日 2022 8/25

 

考察

全体考察

ガブリアスカイリューに次いで3匹目の参戦となる600族ポケモン。
本作では、わざを主体とする近距離アタッカー、そしてレベル9でわざ2が更新されるレイト型ポケモンとして登場した。
わざ2更新がレベル9のポケモンはポケモンユナイト初であり、進化・わざ2更新・ユナイトわざ習得の3つが同じタイミングで発生する成長ペースも初。

レイト型ということで序盤~中盤の性能は低めに設定されており、ヨーギラスの間は比較的まともだが、サナギラスの間は他のレイトキャリーよりも際立って貧弱な性能をしている
特に他のポケモンがわざ更新を終えるレベル7~8、7:00のオブジェクト戦前後ではチームへの影響力が皆無、ファイトでは殆ど何も出来ない。
そのためバンギラスがいるチームは、チーム全体でバンギラスのレベル9実現を後押しするようなマクロになることを頭に入れておきたい。
またバンギラスに限った話ではないが、レイトキャリーはいかに効率的に経験値を得るかが課題であり、味方に「がくしゅうそうち」を持ったポケモンがいるかは非常に重要である。「がくしゅうそうち」を持った味方がいない時はバンギラスを選出すること自体を控えた方が良いだろう。

 

長く苦しいサナギの時代を耐え忍んだ先に待つバンギラスの性能は、レイトキャリーの究極形とも言える圧倒的なものとなっている。
レベル9以降のステータスは、攻撃力は並だが防御方面がバランス型の中でトップクラス性能をしている。更に特性発動時には防御・特防が大幅アップし、大半のディフェンス型を上回る防御力を発揮できる。
わざはどれも範囲攻撃であり、加えてわざ使用後は自身の周囲にダメージエリアを展開できることもあり、集団戦に強いのが特徴。
さらに立ち回りの軸となるわざ2は相手の防御やシールドを無視する能力を自身に付与できる他、シールド・妨害耐性・スタンなど様々な効果を得られる。これと前述の耐久性能・範囲攻撃が組み合わさることで、抜群のパワーとタフネスで集団戦を破壊し尽くすことが可能。
ユナイトわざはカイリューの「げきりん」のような自己強化技だが、「一定ライン以下のHPの敵を一撃でKOする」というとんでもない性能を持ち、集団戦制圧力をさらに高められる。

 

ただし、バンギラスに進化しても完全無欠ではなく、弱点は用意されている。
特に動きがあまり俊敏でなく、引き撃ちをされるとあっさりKOされてしまうのは明確な弱点。あくまでも近接特化型であるという意識をもち、むやみな突撃は控えよう。
また、わざ2は命中しないと影響力が大幅に低下してしまい、突撃手段もわざ2頼りなのが痛い。追加入力などを前提とした仕様なので、当てた後も適切に扱えないと十分な性能を引き出せない。

そして破壊的なファイト能力に反し、大型野生ポケモンに対するラストヒット性能は特別高いというほどではなく、戦況への影響が大きいオブジェクト争奪力はまあまあ程度に留まる。
「ファイトは負けないのに肝心のオブジェクト争奪で負けて試合を落とす」という形にならないようにするため、編成面でラストヒットの強いポケモンを組み込むのか、全力でファイトに寄せて相手を撃退してから安全に取りきるのか、戦略と連携が問われる。

 

繰り返しになるがバンギラスの課題はいかに早く進化するかである。
サナギラス状態ではゴール防衛やオブジェクト戦に参加しても戦果を挙げることは難しく、中途半端にレベルの上がったサナギラスがKOされると相手に経験値を献上してしまうことになりかねないのでバンギラスに進化するまでは貪欲にファームし続けよう
戦闘に参加せずひたすらファームする姿は味方の目にはお荷物となるので非難されることもあるが、バンギラスに進化した暁には味方に負担を掛けた分貢献し、非難した味方が手の平を返すほどの暴れっぷりを見せてやろう。

  • 長所
    • 超がつく量のシールド・バフ・防御力で前衛を張り続けられる。
      • 進化後は特性で防御力が大幅に上昇し、わざ2と合わせて耐久力はディフェンス型も超えうる。
    • 広範囲なわざが多く、集団戦が得意。
      • わざ2がどちらも強力であり、構成に合わせてどちらの技を取ってもレベル9から巻き返せるポテンシャルを持つ。
    • 防御・シールドを無視して攻撃する手段が豊富。相手の「おたすけバリア」などを無に帰すことができる。
      • レックウザのシールドを無効化できるため、レックウザを取られてもある程度ゴール防衛が可能。
    • ユナイトわざは殺戮性が高く、巻き込めれば人数不利も容易くひっくり返すポテンシャルを持つ。
      • 総じて進化さえすれば圧倒的耐久と防御能力無視により近接ポケモンにはまず負けることがない。
    • ヨーギラス時は必要最低限程度のわざ性能を持ち合わせている。
  • 短所
    • わざの完成が全ポケモン中で最も遅い。わざ1が単体では使いにくいのでレベル5からキャラパワーが劣り始め、他のポケモンが概ね完成するLv7~8同士の比較では非常に厳しいことになる。
      • そのためサナギラス時は相対的に全ポケモン中ワーストを争うレベルで弱く、相手にマークされてしまうと延々と封殺されて試合の後半まで進化できないといったことも起きやすい。
      • 1度目のオブジェクト戦までにLv9になれないことがほとんどで、「レーン残り」どころかゴールを壊されてタブンネ/イエッサンや中央の野生狩りを味方に負担をかけてでもしなければならない場合が多い。
    • 全体的に射程が短く、移動力も1回のわざ2に頼るため、遠距離キャラに一度いなされると崩されやすい。
    • ラストヒット性能はごく平凡。野生ポケモンの取り合いであればそこそここなせるが、オブジェクトのラストヒットは不得手。
    • 防御、シールド無視状態では逆にシールドを一切削れないため、ゴールに到達するまでにレックウザシールドを削り切るといった動きはしにくい。
  • 補足

コンボ

  • (ユナイトわざ)>げんしのちから>AA>げんしのちから(再発動)>AA>あくのはどう>AA連打
  • すなじごく>すなじごく(引き寄せ)>ストーンエッジ
     

対策

バンギラスへの進化後は、攻撃面だけでなく防御面も特性でのステータス大幅増とわざでのシールド/ダメージ軽減によりディフェンス型を超えるレベルになるため、基本的に引き撃ちと単体火力が強烈なポケモン以外で勝つことは難しい。
このためサナギラス時の弱さを突いて進化前にゴール破壊して点差を広げる(さらに相手側の野生ポケモンを横取りして進化を遅らせる)のが大きな対策となる。
進化直後でもまともに当たると1,2レベル差程度ならひっくり返しうるパワーがあり、そこでレベルが追いつかれてしまうとかなり厳しくなるので、進化後は火力とCCを集中させて速やかに落とし切るようにしたい。
また「げんしのちから」は妨害耐性と加速こそあるが歩きで近づいてくるだけなので奇襲を受けることは少ないが、「すなじごく」は遠距離から一気に接近して長時間のCCをかけてくるため体力の低いポケモンは即死しかねない。1stゴールの残っている側で戦って視界を取る、飛び道具でブッシュ確認するなどしてバンギラスに不意を突かれないようにしよう。

  • 序盤で勝って突き放す、もしくは負けないようにする
  • 近距離戦をしない
  • CCを与える
  • ユナイト技を展開されたら逃げる
     

とくせい考察

こんじょう

最大HPの10%分のダメージを受けると、攻撃が3秒間30%上がる。一度発動すると40秒の待ち時間が発生する。
序盤にしては倍率が高めであり、「所詮ヨーギラス」と侮って深入りした相手を大きく削ることができる。

だっぴ

最大HPの10%分のダメージを受けると、状態異常を回復しつつシールドを獲得する。こちらも待ち時間は40秒。
有難くはあるが、「これのお陰で助かった」といえる程の影響力は無い。

すなおこし

わざを使うと3秒間、自身の周囲にダメージゾーンを発生させ、さらに防御と特防が65%アップする。
「ストーンエッジ」は一段ごとで発生し、「げんしのちから」や「すなじごく」の追加入力でも発生する。
「すなじごく」の砂ぼこりとは別概念であることに注意。

ただでさえ高い防御・特防が更に割合アップし、その実数値は大半のディフェンス型を超えるものとなる。ここにわざ2のシールド・被ダメ軽減が加わることで凄まじい耐久性能を発揮できる。
ダメージゾーンについては、周囲360度への攻撃なので、特にスピード型への圧力が凄まじい。そしてこのダメージゾーンにも防御・シールド無視が当然乗る。

 

通常攻撃考察

わざ主体なので通常攻撃は凡庸。とはいえ防御・シールド無視や「するどいツメ」の効果を活かすために結構振ることになる。

 

わざ考察

わざ1

かみつく

そこそこの威力で条件付きの行動不能を持ち合わせている序盤の主力技。発生も早く、ラストヒットは「ロックカット→かみつく→AA」で行うと獲りやすい。
行動不能は「かみつく」のダメージによってHPが50%未満になった相手にも付与される。
60%くらいのHPの敵に対し「ロックカット→AA→かみつく」と攻撃することで甘えた相手のKOも狙える。

あくのはどう

バンギラスの右から左に順に攻撃判定が出る。
当てた相手には紫色のもやエフェクトがつく。この相手にもう一度「あくのはどう」を当てると追加ダメージが発生。
移動しながら打つことが可能で、逃げる敵を仕留めるのに有効。ただし野生ポケモンに対しては前進しながら打つと外しやすいため、引き撃ちを心がけるように。
行動不能は「かみつく」と同様に、「あくのはどう」のダメージによってHPが50%未満になった相手にも付与される。
集団戦でスタンをばらまいたり瀕死の敵を追い打ちで仕留めたりと汎用性が高く、しかもクールダウンも短めで単純に扱いやすい、バンギラスのメインダメージソースたりうる技。

  • 長所
    • 移動しながら使えるため、機動力を落とさない。追い打ちや引き撃ちが可能。
    • 条件つきだが広範囲に移動阻害をばらまけ、集団戦に強い。
    • わざの待ち時間が短い。スタンや味方のCCを絡めれば2発目を当てることも容易。
      • アップグレード後はさらに短くなる。
    • 「げんしのちから」と相性がよい(敵の防御・シールド貫通可能時間が延長される)。
    • 「すなじごく」と同時に使える。(あくのはどうの直後にすなじごく)
  • 短所
    • バンギラスの左側に攻撃が出るのが遅い。位置取りに気をつけないと外しがち。
    • 発射している間向きは変えられない。
    • 敵に重なって撃つと逆向に撃ってスカったりするため、エイムが必要。逆に狙われている側はバンギラスとすれ違って背後に回り込むと良い。

ストーンエッジ

1段目を使用した時点から待ち時間がカウントされるので、実質的な回転率は高い。そして1段ごとに「すなおこし」が発生するため特性を活かしやすく、理論上は特性を出し続けることも可能。
攻撃範囲は扇形になっており、使うごとに横幅が前方90°→120°→180°と広がっていく。ただし縦幅(半径)は変わらない。
いずれもバンギラスに近い位置で命中させればダメージが上がるが、範囲は並でスタンもなく、攻撃時に足が止まるせいで単発だと当てづらい。利便性ではどうしても「あくのはどう」に見劣りする。
このわざは「すなじごく」との併用を想定されており、「すなじごく」で敵を拘束してから当てることで命中しやすくなり、コンボで高い火力を出せる。
また、野生ポケモンの処理・オブジェクト削りがまずまずの早さになるため、自分も削りに参加したい場合には候補に入る。サナギラス時のファーム効率もあがる。

  • 長所
    • 瞬間・継続火力がよく、野生狩りの効率がよい。
    • 最初に使った時点で待ち時間が開始するので回転率が良く、「すなおこし」を長時間持続できる。
    • 「すなじごく」と合わせればかなりのコンボ火力となり、KOを狙いやすい。多少のラストヒット能力も得る。
    • 「するどいつめ」と相性がよい。発動回数を稼げる上に、追加ダメージのCD分だけ「ストーンエッジ」を遅らせても回転率が落ちない。
    • サナギラス時(特にレベル5~6)から火力がそこそこ高く、ファームも早くなる。
  • 短所
    • 待ち時間自体は長く、3連続で発動すると隙間時間が大きくなる。
    • 射程が短い上に移動しながら使えない。単体では密接してから使わないと2発目以降は範囲外に逃げられやすく、近距離ヒットは狙いづらい。
    • 純粋なダメージ攻撃であり、スロウやスタンといった追加効果はない。味方への補助能力は下がる。
    • 「すなじごく」とセットで使わない限り、集団戦での制圧力は低下しがち。

わざ2

ロックカット

長距離のムーブが可能で攻撃アップのバフも得られる、効果自体は序盤技の中でも優秀な部類の技。
ただしクールタイムが8秒とそれなりに長めである欠点があり、使いどころを考えること。
レベル8までこの技を使う必要があるので、使い方は把握しておきたい。

げんしのちから

チャージ後の第1波を当てると、以降の自身の攻撃が防御・シールドを無視するようになるバフがつく。防御・シールドを無視したダメージは白文字で表示される。
「シールドを無視」とは、わざ等のシールド、「おたすけバリア」、「ハピハピアシスト」や「スター☆リサイタル」などのすべてを無視してダメージを与えるということ。
そのためレックウザのシールドを持った相手のゴールも阻止することが出来る。
これはレックウザを取られた場合の防衛戦で非常に重要な要素となるため、バンギラスを使っている側は第一波を確実に命中させてゴールを防衛することを意識し、バンギラスと対峙する側は第一波を空振りさせるか、バンギラスが守っているゴールは諦めて別のゴールを目指すということを念頭に置いておこう。
加えて敵の防御も無視するようになるため、特性でカチカチになったイワパレスマンムーでもお構いなしに溶かしていける。
そしてこの効果は「げんしのちから」だけでなくバンギラスのすべての攻撃に適用される

仕様が多いので順を追うと

  1. ボタンを押しっぱなしの間、妨害耐性・移動速度上昇・シールド付与で歩ける
     (ゲージ限界まで押しっぱなしだとわざは不発し、7.5秒の待ち時間が発生)
  2. ボタンを離すと、ダメージ・スタンを与える範囲攻撃
  3. 範囲攻撃が命中した時のみ、その後のすべての攻撃で8秒間シールド+防御無視
  4. 範囲攻撃が命中した時のみ、追加でもう一度わざを使うと、足を止めて攻撃。命中すると当てた敵の数に応じてシールド付与
  5. シールド+防御無視状態で「あくのはどう」が命中すると、効果時間が4秒延長

上記仕様をみてもらえばわかるが、第1波を当てなければほとんどの追加効果が発生しない。
バンギラス側は味方のCCにあわせるなどしてなんとしても第1波だけは当てるように動く。無理に敵に当てることに拘らず、近くの野生に当てて追加効果を発動させてから突っ込むのも手。
逆に狙われている側は第1波だけブリンクで避けてしまえば後は低射程で移動手段を持たず、多少硬いだけのバンギラスが残るだけである。
実は第1波の発動の瞬間には妨害耐性がついていないので、この瞬間にCCを受けると「げんしのちから」が失敗する。
また、カイリキーの「じごくぐるま」やマッシブーンの「ばかぢから」のような投げ属性の技は、妨害耐性でも防ぐことが出来ず問答無用で投げられて「げんしのちから」が失敗扱いになってしまう。
その他アマージョリザードンのユナイトわざも投げ属性を持つので、上記のポケモンが相手にいる場合は「げんしのちから」で入るタイミングを見極める必要がある。

  • 長所
    • 一度発動すれば、長時間の防御・シールド貫通化による高い攻撃性能を得られる。
      • 「あくのはどう」と合わせれば貫通効果を維持し続けることも可能。
    • わざをしっかり当てれば大量のシールドを獲得でき、防御能力も非常に高くなる。
    • かなり長い時間、妨害耐性で高速移動できる。一部の敵のCCをすかすこともできる。
    • 第2波の猶予時間が長い。しっかり狙ってシールドを得つつ、「すなおこし」も発生させられる。
    • CDは第1波発動時からカウントされるので、敵に当てれば回転率は意外と高い。
  • 短所
    • 壁抜けができない。
    • 第1波を当てないとほとんどのバフが得られず、移動手段や妨害抵抗手段も失う。
    • 外すと11秒という長い待ち時間が確定してしまう。
      • 一応発動キャンセルは可能ではあるが、7.5秒程の待ち時間になる。
      • 第1波を出す瞬間には妨害耐性がついておらず、この瞬間にCCを受けると失敗判定になることにも注意。
    • 「すなじごく」と比べて行動妨害は少ない。
    • 攻撃判定はあまり広くない。

すなじごく

範囲内でのみバフが得られるという砂ぼこりの性能はアローラキュウコンの「オーロラベール」に通じるが、半径はマフォクシーの「マジカルフェスティバル」とほぼ同じとかなり広い。
「げんしのちから」同様にシールド・防御無視、スタンを備えているが、こちらはシールドではなく被ダメージ軽減を獲得する。
2段目は引き寄せを備えており、能動的に逃げる敵をかき集められる、大規模戦向きのわざ。
第1波のダメージは控えめだが、カメックスのユナイトわざと同じ1.5秒もののCCがついている。さらに続く通常攻撃に防御・シールド無視を乗せられ、かつ砂あらし・砂ぼこり込みで継続ダメージが非常に高い。
大抵の場合「すなじごく」ワンセットで決着するほどの火力が出るのだが、2回目の「すなじごく」が回ってきた時は前方向に出すと孤立しやすいので気をつけよう。
なお、第2波は技の1段目とは別にCDが回っている(8秒)。このため、技を使ってからすぐに第2波を使おうとしなくても、次の「すなじごく」までCDが長くなることは無い。
「げんしのちから」と違い追加効果はないが、こちらも「あくのはどう」と相性がいい。「あくのはどう」中にも発動できるため、発生の遅さを活かして「あくのはどう」→「すなじごく」と使うことで距離を詰めつついきなり「あくのはどう」をぶつけられる。

自身の周りにダメージ軽減と継続ダメージのフィールドを発生させるという性能上、ゴールダイブやゴール防衛の場面において非常に強力。
「げんしのちから」の項目でも触れたがレックウザのシールドを持った相手のゴールも阻止出来るようになることは覚えておこう。

弱点はわかりやすく、砂ぼこりの中にいないと貫通効果も防御能力も得られない。なにも考えずに「すなじごく」を作っても範囲外に逃げられて終わりである。
また砂地獄内ではレックウザシールドを削ることはできず、自分だけだとKOできずに砂ぼこりが切れたタイミングでゴールされると阻止できないのは注意点。
ゴール直下など逃げ場のない場所に作る、CC持ちの味方と組む、敵と味方が交戦中に割り込むなどして範囲内に敵を押しとどめよう。

  • 長所
    • 移動距離が長く壁抜けできる。気軽には使えないがブリンク手段としても機能する。
      • 特に小ジャンプ台周辺の戦いで奇襲をこなすのが強い。
    • 遠距離から一気に間合いを詰めつつ攻撃でき、範囲に非常に強力な行動妨害があるので奇襲性が高く、集団戦でのエンゲージとして凶悪。
      • 2段目と合わせることで更に長時間拘束できるため、ヒットさせればそこから防御・シールド無視の大ダメージコンボを確実に叩き込める。
    • 「げんしのちから」と違い、第1波を当てる当てないに関わらず様々なバフが得られるので、安定性があり使用感に癖がない。
    • シールドではなく「ダメージ軽減」を獲得し、特性と合わせてタンク並に打たれ強くなる。前線での継戦能力はこちらの方が高い。
      • そのためバンギラス同士の戦いに強い。バンギラスの特性で貫通出来るものは「防御・特防」と「シールド」のみであり、「被ダメージ軽減」を貫通することが出来ないため。
    • 砂ぼこりの削り性能と鈍足も高性能でオブジェクト戦で強い。
  • 短所
    • 第二波はダメージが0で発生も遅いので、1段目のCCと合わせないと当てにくい。
    • 突進は発生保証はあるが妨害無効ではないので、一部の敵の攻撃でつぶされることがある。
    • 攻撃・防御バフ・第2波攻撃、全てが砂ぼこりの範囲内のみで、特にタイマンだと仕留め切れないと範囲外に逃げられてしまい強みを生かしづらい。
    • 突進は常に一定距離進むので、闇雲に突っ込むと孤立しがち。
    • 砂ぼこりの中でしか貫通効果がないので貫通効果の隙間ができてしまう。
      • アップグレードで継続時間が伸びるのでレベル13を早めに目指したい。

ユナイトわざ

リーサルランページ

ユナイトわざの中では珍しく、ユナイトわざ自体の火力は全くない。(他にはヌメルゴンプクリンキュワワーが該当)
ユナイトわざの内容は自己バフのみとなっており、バフ効果時間中は移動速度と妨害抵抗値(Tenacity)が上昇し、通常攻撃が変化する。
通常攻撃が非常に重くなり、一定HP以下の相手を即死させることも可能となる。また近くに強化状態のバンギラスがいるとき、敵のHPバーに20%を示す目盛線が付く。HPバーが赤い状態がKOできるサイン。
発動時に一瞬スキがあり動きが止まるため、事前に発動してからファイトに参加すると良い。
幸い効果時間が10秒もあるため早めに発動しても暴れる時間は十分にある。

バンギラスの醍醐味である「破壊」を体現した技。しかし自己強化技であるため下手なごまかしが効かず、どれだけの戦果を上げられるかはプレイヤーの実力に大きく左右される。
所詮は通常攻撃が強化されるだけなので、逃げられると厳しい。できる限り「スピーダー」「だっしゅつボタン」などをスタンバイ状態にしておきたい。
またこの状態時は通常攻撃で急所が発生しなくなる

強力が故に存在感も大きくバンギラスごと戦局にも大きく影響を与えるため、ユナイトの撃ちどころとキルライン・デスラインをしっかり把握して突っ込んでいこう。上手くいけば単独で4.5連続キルも夢ではない。
この手のユナイトわざの常としてヤドランミミッキュのユナイトわざに狙われやすいため、相手にいる場合は特に警戒が必要。

「げんしのちから」軸の場合はげんしのちからの直後、「すなじごく」軸の場合はすなじごくの直前に使うとよい。

わざセット考察

あくのはどう型+げんしのちから(わざセット1)

げんしのちからで大量のバフをもって敵に突っ込み、スタンを含むあくのはどうで敵をなぎ払う。
第1波そのものにも軽いスタンがありコンボをつなぎやすく、第1波さえ当てられればタイマンでもそのままKOに持っていける可能性が高い。
妨害耐性と移動能力を能動的に得られるのが最大の長所で、自衛能力と敵への妨害能力も併せ持つオールマイティな型。現在はこのわざセットが主流だろう。

  • スキルコンボ例
    • (ユナイトわざ)→げんしのちから→AA→げんしのちから(再発動)→AA→あくのはどう→以降AA
      • げんしのちからでスタンさせ、再発動で減速を与え、HPが5割を切った相手にあくのはどうを当てて再びスタンを入れる。
      • あくのはどうを当てるとげんしのちからの貫通バフの持続時間をリセット出来る。
        げんしのちからを当てた後はあくのはどうを当て続けるだけでバフの維持は可能。
      • ユナイトわざは発動時にダメージを与えるものではないので、げんしのちからの前に使っておいた方が良い。
  • 長所
    • げんしのちからの大量のバフが特徴。技発動時に移動速度上昇、シールド付与、スタンなどデバフががほぼ通じない妨害耐性、技命中時スタン、一定時間シールドも防御も貫通、その後二発目命中時にシールド付与、移動速度低下デバフ、等。
    • 貫通効果が長くなるあくのはどうと相性がいい
    • 技のタイミングをうまく調整すると、10秒近くシールド状態をキープすることも可能。バンギラスの型の中で「個の力」が1番強力な型
    • タイマン、集団戦いずれにおいても一定の戦闘能力を有しており、敵への圧をかけやすい
    • げんしのちからの初弾命中に軽いスタンがあり、あくのはどうも絡めたコンボをつなぎやすく瞬間火力もそこそこ高い
    • 技効果の妨害耐性と移動速度上昇、バトルアイテムのスピーダーやボタンなどで弱点も克服可能
  • 短所
    • 技が全て近接特化で、遠距離から攻撃してくる敵への反撃手段を持たない
    • 空振り時のリスクが非常に大きく安定しない。特にげんしのちからを外した場合ダメージ・スタンもないだけでなく、シールドも獲得できず、第2波も打てない
    • 相手の行動を阻害するのがあくのはどうに依存しており、すなじごく型ほど拘束には向いていない
    • バンギラス側の行動を読まれやすい。げんしのチャージモーションをみられたらブリンクをかまえられ、そのまま逃げられやすい

ストーンエッジ+すなじごく型(わざセット2)

すなじごくでエンゲージを行い、逃げる敵を引き寄せしつつエッジで仕留める奇襲/集団戦特化型。すなじごく→すなじごくの引き寄せの後ストーンエッジを叩きこむのが基本形。
すなじごくが安定したバフを提供してくれるため、範囲外に逃げられるリスクさえ減らせば無類の強さで前線を貼り続けられる。

  • スキルコンボ例
    すなじごく→すなじごくの引き寄せの後ストーンエッジ

長所

  • 広範囲へのダメージと自身へのバフ、相手へのデバフが強力
  • すなじごくのCCと減速により、ストーンエッジを連続で当てやすくなる。
  • とくせいのすなおこしと強いシナジーも持っている
  • すなじごくの特性上逃げを封じるのに適している
  • オブジェクトの削り性能が最も高い
  • サナギラスの野生狩りが早い
    短所
  • すなじごくで相手を追って封殺することはできるが、逆に誤った場所に放つと範囲外の敵には干渉できない
  • 一度範囲外に逃げられてしまうとバンギラス側からは干渉する手段がない
  • ストーンエッジを最大限活かすにほぼ相手と密着状態になる必要があるため、相手の技の影響もモロに受けるリスクがある

あくのはどう+すなじごく型

すなじごくで敵を拘束し、逃げようとする敵にあくのはどうで追撃する。敵の行動を阻害させる手段が最も豊富で、一度捕らえた敵を離さず仕留めやすい。
「あくのはどう→すなじごく」の順に使って、あくのはどうの発生の遅さを補うのも有用。
すなじごくによる移動阻害と防御バフ、あくのはどうによるスタンが重なって妨害型タンク+アサシンのような動きが可能。
バンギラス同士の対戦ではお互い接近する必要がある都合上、シールドではなく防御力が上がるこちらの方が有利か。
ただし妨害耐性を捨てることになり、自衛能力は一段階落ちる。

  • 長所
    • あくのはどうを撃ちつつ突っ込めるため中遠距離の敵を奇襲しやすい
    • 第1波を当てなくても安定した戦力を供給でき、プレイヤーの力量に比較的左右されづらい
    • 近接型に対してさらに有利になれる
    • 集団への拘束力が強く、味方への補助能力も高い
    • すなじごくの範囲外にいてもあくのはどうを当てて反撃できるチャンスがある
  • 短所
    • 妨害に弱い
    • 逃げには使いにくい

ストーンエッジ+げんしのちから型

 お互いのわざに対するシナジーが薄く、かみ合っていない。妨害耐性と瞬間火力は両立させられるが、敵をほとんど拘束できない。
CC持ちの味方と組めるプリメでもなければ安定して戦えず、ソロ適性はないに等しい。
プリメでも普通にあくのはどう+げんしのちからで戦った方が良いだろう。

  • 長所
    • 妨害耐性で敵に突っ込んでエッジでとどめをさせる
    • オブジェクトの横取りは得意な方
  • 短所
    • わざ同士のシナジーがない
    • わざを当てづらく、それを補助する手段も自力で持たない
 

ビルド考察

構築例

ここで紹介するのはあくまでも一例。以下の考察も参考にしながら、環境や編成、自身のプレイスタイル等に合ったビルドを見つけていこう。
赤文字は重要度の高いもちもの


わざセット共用
もちものじゃくてんほけん.png
じゃくてんほけん
きあいのハチマキ.png
きあいのハチマキ
するどいツメ.png
するどいツメ
バトルアイテムスピーダー.pngスピーダー
サポートメダル茶6白6

火力と耐久をバランスよく強化した、バンギラスの基本ビルド。
上レーンで採用する場合、「するどいツメ」を「もうこうダンベル」に変えるのがおすすめ。

バトルアイテムは機動力を上げる「スピーダー」や「だっしゅつボタン」、妨害対策の「なんでもなおし」、耐久増加の「キズぐすり」など選択肢が多い。
「すなじごく」型の場合は奇襲性能が高まる「だっしゅつボタン」を優先したいか。


わざセット共用
もちものちからのハチマキ.png
ちからのハチマキ
れんだスカーフ.png
れんだスカーフ
きあいのハチマキ.png
きあいのハチマキ
バトルアイテムなんでもなおし.pngなんでもなおし
サポートメダル茶6白6

通常攻撃を重視したビルド。
バンギラスはユナイト中の通常攻撃が強力なので、攻撃速度を強化するとユナイトわざの爆発力が増える。
また、オブジェクト戦の削りも行いやすくファームする時間も少なく済ませられる。
ユナイト中は急所が発生しないため「ピントレンズ」は非推奨。
もちものは攻撃速度も上がる「プラスパワー」も強力だが入るタイミングは難しくなる。

もちもの

  • きあいのハチマキ.pngきあいのハチマキ
    ほぼ確実に上レーンに行くことになるため、レーン戦の取り合いで役立つ。短射程のファイターということもあり優先度は高く、ほぼ必須。
    バンギラスに進化した後の耐久が高いので、試合後半も活かしやすい。防御や特防が特性により割合で上昇するのも嬉しい。
    ただし長いCDがあるため、レックウザ戦などの前に吐かないようにしたい。
  • じゃくてんほけん.pngじゃくてんほけん
    近接タイプであり耐久も高いため、発動機会が多く相性が良い。効果量はダンベル3~4積み程度。
    HPが少し上昇するのも嬉しい。
  • もうこうダンベル.pngもうこうダンベル
    6回積めれば火力を底上げすることができる。
    1回目のレジ戦に参加せず逆レーンに残ってレベリングすることが多いため、そのついでに積めると良い。
    実は「げんしのちから」によるシールド獲得量には攻撃力が関係している…が、ダンベルを6回積んでも目に見えるほどは増えない。
  • ちからのハチマキ.pngちからのハチマキ
    バンギラスのみ相性がそこまでよくない。バンギラスの主なダメージ源は技と特性のダメージエリアであり、通常攻撃を使う機会は少ないため腐りやすい。
    ただしユナイト中は、通常攻撃の速度を上昇させられる上「残HPの3%の追加ダメージ」という効果により即死ラインまで体力を持って行きやすいので相性がいい。また追加ダメージも防御・シールド無視が乗るのも嬉しい。
    更に進化前とは非常に相性が良い。進化前の主なダメージ源は通常攻撃である。装備するとレベル1~8においては通常攻撃が全て1段階速くなる*1利点があり。追加ダメージも合わせてファーム速度がかなり向上する。
    一刻も早くLv9に到達することはバンギラスにとって非常に重要。このため採用価値は十分ある。
  • エオスビスケット.pngエオスビスケット
    バンギラスの特性である「すなあらし」発動中は防御と特防がディフェンス並になり、「すなじごく」型であればそれ以上になる。
    そのためHP上昇による恩恵が他のポケモンに比べて大きい。6回積めば素の状態と比べかなり固くなる。
    ビスケット単体だとそこまで強い持ち物ではないので、ダンベルと一緒に積む場合のみ採用が考えられる。
  • するどいツメ.pngするどいツメ
    「ストーンエッジ」が3回発動できる仕様で「あくのはどう」も回転率が良いため、発動機会が多く火力の上昇になる。ただし2秒のクールタイムがあるためストーンエッジは隙間を開けて撃ったほうがよい。
    また「げんしのちから」「すなじごく」も2段技で、「あくのはどう」も回転率が良いのでどのセットでも相性がそれなりにいい。
    追加ダメージにも防御無視が乗るのもあってかなり優秀。
    鈍足効果は気休め程度だがバンギラスがベタ足なので歩きで逃げる相手には有用。すなじごくの減速などと合わせて。
  • きょうめいガード.pngきょうめいガード
    CD10秒でシールドを貼れ、ただでさえ高い耐久力がさらにアップする。低HPからの巻き返しが強力な「きあいのハチマキ」との選択になる。
    ただし攻撃を当てないと意味がないので、射程が短く機動力も高くないバンギラスには発動前に削られるリスクが大きいか。
  • かるいし.pngかるいし
    移動速度アップがベタ足のバンギラスには有難い。ステータス効果の攻撃増加も〇。
    走って敵に当たりに行く「げんしのちから」を採用する時には候補に上がる。攻撃を喰らうと効果は消えてしまうが
  • れんだスカーフ.pngれんだスカーフ
    ユナイトわざ中の火力が大きく上がるので、ユナイトわざを重視するなら。
  • おたすけバリア.pngおたすけバリア
    ユナイトわざ効果中にKOされるリスクを減らせる。素のステータスがサポート型並に高いため効果量も多い。HPが上昇するのも嬉しい。
    即死効果を持つ強力なユナイトわざを時間めいっぱい活かしたいならコレ。
    ただしバンギラスミラーとなった場合、シールド貫通攻撃に注意が必要。
  • じゅうてんチャーム.pngじゅうてんチャーム
    「かるいし」程ではないが移動速度の向上と、序盤のラストヒット強化に貢献する。

  • いやしのかんむり.pngいやしのかんむり のろいのバングル.pngのろいのバングル
    非推奨。
    バンギラスの主力であるわざ2の防御・シールド貫通攻撃(白ダメージ)は攻撃系にカウントされないため、「いやしのかんむり」と「のろいのバングル」の効果が発動しないという罠が潜んでいる。
    一応、わざ2の貫通効果が発動してない時だけは発動するが、それを狙っている時点で自身の立ち回りを窮屈にしており、やはり相性は悪い。

バトルアイテム

  • だっしゅつボタン.pngだっしゅつボタン
    即効性に優れる移動補助アイテム。緊急時の逃走や敵の追撃に使える。
    特に「すなじごく」と相性が良く、「あくのはどう」→「すなじごく」+「だっしゅつボタン」で一気に敵の後衛を仕留めに行ける。
  • スピーダー.pngスピーダー
    だっしゅつボタンと使用用途は似ているが、即効性で劣る代わりにCDと持続性で勝る。
    ボタンとは好みで選択すると良いだろう。
  • なんでもなおし.pngなんでもなおし
    バンギラスの能力を知っている敵プレイヤーはバンギラスにCCを集中させてくる。
    多少状態異常への耐性があるとはいえ、スタンなどで技が止められたり敵に逃げられてしまうことが多々ある。
    それらを防止するのに役立つため相性が良い。
    「げんしのちから」1段目命中→「なんでもなおし」→2段目と行うと、まず事故らない。
  • キズぐすり.pngキズぐすり
    キルラインをごまかしたり継戦力の底上げに役立つ。
    バンギラスはシールドやダメージカットを持っているが、HPを回復できる手段が無いため、相性が良い。
  • プラスパワー.pngプラスパワー
    元々火力は高いため、他のアイテムで欠点を補うべき。
    それでもなお、より高い爆発力とロマンを求めるなら採用しても良い。ユナイト中の攻撃速度が上がるのも有用。

サポートメダル

バンギラスは立ち回りにより、サポートメダルで補強するとより強くなるステータスが変化する。
自分の立ち回りにあったメダル構成を見つけよう。

  • 白6茶6
    HPの上がる白色メダルと攻撃力の上がる茶色メダルはどちらもバンギラスに好相性。
    迷ったらとりあえず選んでおいて問題ない。
  • 白6青6
    特性のすなおこしによる防御特防UPと組み合わせる事により、通常と比べて物理耐久指数が1000~3000以上上昇する。
    前張りを意識する場合に。
  • 白6移動速度+230
    げんしのちからを使用している場合に、げんしのちからによる移動速度上昇と合わせる事でより相手に接近しやすくなる。
  • 赤7白4、赤5白4
    力のハチマキ・連打スカーフ、プラスパワー等を装備している際に選択肢に入る。
    攻撃速度がレベル8~12において1段階増加するため、ユナイト技中の通常攻撃によるダメージを意識する場合は相性が良い。
  • 白6桃5
    妨害抵抗値増加により、CCチェインで何もできず落とされる事態を回避しやすくする。
    ユナイト技中の妨害抵抗値50%との加算により殆どのCC技をシャットアウトできるが、げんしのちから使用中は妨害耐性がつくため恩恵は薄い。
    そのためすなじこく型では恩恵を多く受けやすい。
 

編成考察

ルート選択

テイア蒼空遺跡用

  • 上ルート
    推奨レーン
    下レーンと比べて経験値は少ないが最近はテイア蒼空遺跡初期のレジエレキを重視する傾向から下の3レジ(ロック・アイス・スチル)を重視する傾向に変化しており7:20タイミングで下に集まることが多いので上に残ってレベル9を目指せる。
    ヨーギラスとサナギラス時代は防衛能力が低いため相手の中央レーナーがガンクしてきた場合、早期に上ゴールが割れてしまう可能性もあるが上ゴールが割られれば自軍側に経験値の多いイエッサンが湧くのでそれを逆手に取ることも出来る。
    とはいえ早期に上ゴールが割られてしまうとセカンドゴールにレジエレキを押し込まれるリスクも生まれてしまうため、イエッサンを湧かせるためにわざとゴールを割らせるといった動きはせず、ゴールが守れる状況であればしっかり守ろう。
  • 下ルート
    やや非推奨レーン
    上レーンと比べ経験値が多いが、その分重要視されるレーンでありエーフィのようにラストヒットが強いポケモンを行かせるのが基本となっている。
    バンギラスはラストヒットが弱いというわけではないが強いというわけでもないので下レーンに行く場合はカビゴンのように序盤性能が高くラストヒットが強いポケモンと行くのがオススメ。
  • 中央エリア
    非推奨レーン
    中央レーナーに求められているのは8:50のチルタリス戦でのガンク性能であり、ドードリオ、ゾロアーク、ザシアンといったLv5で強いキャラが主流なのでガンクが弱いバンギラスは向いていない。
    中央なら早くバンギラスになれるという考えからか中央宣言をするバンギラスが一定数いるが、味方に掛ける負担が上下レーンの比ではない。
    適正あるキャラに中央レーンを任せて上下ルートのどちらかで育つことを推奨。

ルート選択考察(レモータ(旧マップ)

どのル―トであったとしても、このポケモンはLv9まで非常に弱く、経験値をしっかりと譲ってもらわなければ成長できない。
序盤にかなり味方に負担をかけるため、編成は今まで以上に気を遣う点に注意。
「味方にがくしゅうそうち持ちがいる」「レーン相方が序盤強者」「1周目は上下だが2周目以降は中央を担当する」「中央を3周回る」などが対策方法。

  • 上ルート
    推奨レーン。というか防衛能力が低くガンク性能も低いとなるとここしか選択肢がないともいえる。
    人数有利時以外は守備寄りに立ち回りつつLv9を目指す。
    1亀戦でほぼ役に立たないため基本的には上に残って2蜂を取る事になる。
    ただし相手にもカイリキーやアマージョといった上残り面子がいた場合、間違いなく競り負ける。
    安定択を取りたければ味方か、敵側の中央に向かった方がいい。
    相方が降りない場合は(それ自体がバンギラスPTの特性を理解していなくて悲しいことだが)素直に降りよう。
    2人で残っても経験値的に美味しくなく、1亀をとられるリスクが上がるだけである。
  • 下ルート
    序盤の防衛能力が低く、推奨されない。
    1亀で集団戦になりやすく技が弱いLv5~8の間があまりにもやる事がない。
    敵がレーン強者だったり下ガンクに来られると下ファーストを折られるリスクがつきまとう。
    どうしてもやるなら「下→2蜂後中央」ルートだが、これは味方中央との連携が必要であり、野良では期待できない。
  • 中央エリア
    上ルートが埋まっている場合はここになるが、あまり推奨出来ない。
    Lv5、Lv7どちらのパワーも非常に低いので1蜂、2蜂共に影響力を及ぼしづらくカウンタージャングルにも弱い。
    3周目までしないと結局1亀に間に合わないことが多く、その間常に敵の中央の攻撃に晒されるため味方への負担が最も重くなる。
    要は中央レーンに求められている動きがレベリング以外まったくできないのである。ガンク性能すら失ったリザードと考えればわかりやすいか。
    ただしLv9で1亀に参戦できれば非常に強力。味方が信じて耐えてくれている間に素早く3周目を消化して合流したい。

相性の良い味方

バンギラスは晩成型のファイターであり自前の回復を持たないため、早熟型で回復ができるポケモンがいるとその強さを何倍にも引き上げる事ができる。
そのためサポート型を味方が使ってくれた時は、その期待に応える活躍をしたい。

  • ハピナス
    たまごうみ・しんぴのまもり、どちらでも相性が良いが、しんぴのまもりは2024年6月現在だと性能に難があり、バンギラスが何でも直しを持ち、ハピナスがたまごうみ型を使うのが最もシナジーがある。
    特にバンギラスのユナイトわざに合わせてハピナスがユナイトわざを使った際の爆発力は他の追随を許さない。
    序盤のラストヒット性能はそれなりにあるコンビではあるが過信はしないように。
  • ワタシラガ
    サポート型の中では序盤の性能がそれなりにあるため、バンギラスに進化するまでの間レーンを守りやすい。
    中盤が他のサポート型に比べてパワーがそこまでない代わりに序盤と終盤が安定するのが利点。
  • フーパ
    こちらも序盤性能が高いサポート型であり、進化までの補助を行いやすい。
    トリックによる加速効果はすなじごくのリーチを伸ばすことに繋がり、バンギラスが苦手とするメイジなどをすなじごくの範囲に引き込みやすくなるため相性が良い。
  • マンムー・カビゴン・イワパレス
    相手に飛び込む(エンゲージ)のが得意なディフェンス型の中でも、序盤の性能が高いためバンギラスに進化するまでの間レーンを守りやすい。
    これらのポケモンがパーティに居るとバンギラスが後入りが可能になるためバンギラスが無双する状態を作りやすい。
    学習装置は持ってあげよう。
 

その他のデータ

ホロウェア

タキシードスタイルバンギラス.png
タキシードスタイルバンギラス
入手方法:ジルトレーダーズで購入ジェム.png1200


ヒップホップスタイルバンギラス.png
ヒップホップスタイルバンギラス
入手方法:UNITEメンバーシップ23年1月限定特典


紹介動画

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余談

  • ポケモンユナイトでは初となる、特性を3種類持つポケモン。進化形態ごとに異なる特性になっており、バンギラスになると発動条件も変わる。
    • 2種類までならそれなりの数実装されているが、3種類はバンギラス(系統)が初めてである。
  • ユナイトライセンスの販売価格が14000コインなのはポケモンユナイト初。ただしジェム価格は10000コイン勢と同じ575ジェム。
    • 初めて12000コインの値がつけられたマッシブーンから、2週間も経たないうちの更なる値上げに戦慄したプレイヤーは少なくないだろう。
  • ユナイトわざ「リーサルランページ」は直訳すると「致死的な大暴れ」といった意味。即死効果を持つ性能にピッタリのネーミングと言える。
    • 英語版では「Tyrannical Rampage」で、こちらは「暴君的な大暴れ」という意味。バンギラスの英名「Tyranitar」の由来の一つである「Tyrant」に寄せたネーミングとなっている。
  • 原作では初登場となる第二世代から(公式大会ではルール上使用できる機会が存在しなかった第三世代を除き)全ての対戦環境で存在感を放つトップメタの一角。鈍足、多弱点という弱みを抱えた上でなお高火力、高耐久によって多くのマイナーポケモンたちを環境から追い出し続けている。
    かつて原作対戦環境で最強ポケモンと言わしめたあのガブリアスも、味方のバンギラス、敵のバンギラスどちらとも相性がよかったという事情が含まれている。
 

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*1 更に赤メダルを7枚装備すると、赤メダル&ちかハチなしの時に比べて、レベル3~8では攻撃速度が2段階上昇する