画策

Last-modified: 2023-03-18 (土) 22:49:39
収録拡張コストカード種別効果
異郷(第二版)3アクション+1 カードを引く
+1 アクション
このターン、あなたのアクションカード1枚を場から捨て札にするとき、それをあなたのデッキの上に置いてもよい。
ACTION+1 Card
+1 Action
This turn, you may put one of your Action cards onto your deck when you discard it from play.
 第二版(日本語カード発売済)でのテキスト変更
このカードは初版と第二版でカードテキストと効果が異なります。
Dominion Online等のインターネット上でドミニオンを遊べるサービスでは第二版のテキストに基づき処理が行われています。
初版のカードを用いてゲームを行う際は、混乱を避けるため初版と第二版のどちらのルールを採用するか事前に決めた方が良いでしょう。
(初版のカードテキストについては余談を参照してください。)

概要

キャントリップ効果に加え、場から捨て札になるアクションカード1枚をデッキトップに戻す効果を持つアクションカード。
次のターンに即座に使うことができるため、引き切りデッキでは始動役となる村系カードやドローカードを戻すことで安定性を大きく上げることが可能。
画策自体は生産力がないため、集めすぎてデッキの成長が遅れてしまわないように注意。

利用法

  • 画策自身も選んで戻すことができる。戻して使いたい本命カードと揃うまでは、とりあえず自身を戻し続けられるため、無駄にはなりにくい。
  • 2枚の画策を毎ターン戻すことで、毎ターン共謀者の追加効果を得られるようにする。
  • 前哨地の追加ターン開始前にカードを積み込むことで手札3枚のデメリットを軽減する。
    • 策士を積み込む場合は策士1枚で擬似的に策士ループを組むことができる。
  • 宮廷で画策をプレイすると戻すカード枚数が3枚に増える。
    • 毎ターン、宮廷+画策+任意のカードの初動を確保することが可能。ついでに+3カード+3アクションも得られるのでかなり強力。
  • デッキ内のアクションを画策、ゴーレム、他1枚のアクションカードの計3枚のみにし、画策でゴーレムを戻すことで毎ターンそのアクションを使用できる。
    • 会計所を使ったコンボが有名。しかし画策とそのアクションが同時に手札に来ると止まってしまうという欠点がある。
  • 冒険のトークンで強化して、毎ターン自分自身をデッキトップに戻す動きも強力。
    • 鍛錬で+1金トークンを置いた場合、勝利点を購入してもデッキトップに戻る宝物庫のような働きをしてくれる。8枚持っていれば毎ターン属州確定だが、ハンデスやデッキ操作には注意。
    • 失われた技術などの+1アクショントークンなら無条件でデッキに戻る囲郭村に。コンボデッキが安定する。異なるターミナルアクションを投入する場合に有効*1
    • 誘導などで+1カードトークンを置いた場合、ポーションに関係なくデッキトップに戻る錬金術師になる。
  • 天敵は寵臣の手札流しアタック。

詳細なルール

  • 場から捨て札になるアクションカードをデッキトップに戻すのは任意である。
  • 場に出ているアクションカードであれば、前のターンに使用した持続カードや、呼び出したリザーブカードもデッキに戻すことができる。
    • 購入フェイズに使用したや、夜フェイズに使用した人狼を選択することもできる。
  • デッキトップに戻す対象に選択できるのは「場から捨て札にするアクションカード」のみである。他の領域から捨てるカードは選べない。
    • 手札から捨てるカード、ワイン商などのリザーブから捨て札にするカードや、追放マットから捨て札にするカードを選ぶことはできない。
  • 画策の効果は、使用時に全て予約される。
    • 玉座の間系で画策を複数回使用すると、使用した回数だけ場から捨て札になるアクションカードをデッキトップに戻せる。
    • 行進によって画策が場を離れても、使用時効果は消えないので、場から捨て札になるアクションカードをデッキトップに戻せる。
    • はみだし者などの命令カードでサプライから画策を使用するなど、カードが場に出ない場合でも、場から捨て札になるアクションカードをデッキトップに戻せる。
    • 逆に、女魔術師のアタック効果や習性により画策の使用時効果が書き換えられた場合は、場から捨て札になるアクションカードをデッキトップに戻せない。
  • 画策の効果処理を適用するフェイズは限定されていない。
    • 王子ウミガメの習性の効果などによってターン開始時に画策を使用した場合、追いはぎが自身の効果で場から捨て札になる際に、画策の効果で追いはぎをデッキトップに戻すことができる。(そして+3ドローにより即座に追いはぎを手札に加えることができる)

余談

以下、日本語版初版カードのカードテキストを残しておく。

収録拡張コストカード種別効果
異郷3アクション+1 カードを引く
+1 アクション

このターンのクリーンアップフェイズの開始時に、あなたは場に出ているアクションカード1枚を選んでもよい。
このターンあなたがそのカードをプレイエリアから捨て札に置く場合、そのカードをあなたのデッキの一番上に置く。

初版では画策でデッキトップに戻すアクションを選ぶタイミングが「クリーンアップフェイズ開始時」だったが、これが第二版では「場から捨て札にするタイミング」となった。
基本的に画策の効果に変わりは無く、2016年にこの変更が行われた際は、「画策で(このターン捨て札にならない)持続カードを選択できないようにする」という意味合いが強かったようだが、
その後の拡張の登場により、
・『クリーンアップフェイズ中に隠遁者狂人を獲得したことにリアクションし牧羊犬を使用する』など、「クリーンアップフェイズの開始時より後のタイミングで、場にアクションが出る」という可能性が出てきた。
・クリーンアップフェイズより前に場から捨て札になる追いはぎが登場した。
という事情があり、それらに対応した形になっている。

※ただし、2018年に発売されたルネサンス収録の増築では相変わらず「クリーンアップフェイズ開始時に『このターンに場から捨て札にするアクション』を選択する処理」という、上記例では選択できない処理が採用されている。結局極めて例外的な場合への対応なので些末なことと見なされているのかもしれない。

コメント

  • リザーブから捨て札になるワイン商の扱いに関する記述、お願いします。 -- 2023-03-18 (土) 01:58:46
  • 追記しました。「場から捨て札にするアクションカード」を選ぶことは自明だと思っていましたが、書いておくに越したことはないですね。 -- 2023-03-18 (土) 13:29:21
  • 追記ありがとうございます! -- 2023-03-18 (土) 22:49:39



*1 単に村鍛冶をやりたいだけなら鍛冶屋にアクショントークンを置けば事足りる。