前哨地

Last-modified: 2021-03-02 (火) 22:19:34
収録拡張コストカード種別効果(※日本語訳は非公式)
海辺5アクション-持続これが、このターンあなたが最初に使用した前哨地であり、1つ前のターンがあなたのターンでない場合、あなたはこのターンの後に追加の1ターンを得て、あなたの次の手札としてカード3枚だけを引く。
ACTION-DURATIONIf this is the first time you played an Outpost this turn, and the previous turn wasn't yours, then take an extra turn after this one, and you only draw 3 cards for your next hand.
 英語版第二版(日本語カード未発売)でのテキスト変更
このカードは日本語版カード(初版)と英語版第二版でカードテキストと効果が異なります。
Dominion Online等のインターネット上でドミニオンを遊べるサービスでは英語版第二版のテキストに基づき処理が行われています。
日本語版のカードを用いてゲームを行う際は、混乱を避けるためどちらのルールを採用するか事前に決めた方が良いでしょう。
(日本語版カードのテキストについては余談を参照してください。)

概要

このターンの後に、手札が3枚の追加ターンを得る持続カード。自分だけもう一度アクションや購入を行えるが、手札が3枚になるので何もできないことも多い。コンボデッキ向けのカードと言えるだろう。

利用法

  • 前哨地の効果による追加ターン(以下、【前哨地ターン】と呼称する)は、通常手札が3枚なので、以下のような組み合わせで有効利用できると良い。
    • 呪われた村のような手札を一定枚数まで補充するカードや、狩猟小屋のような手札を捨てて大量ドローできるカードを使用できれば、手札が少ないデメリットがなくなるので強力。
      • 特に、案内人であれば酒場マットに待機させておけるので、組み合わせ易い。
    • 移動動物園外交官などは、手札が少ない方が追加効果が得やすいので、組み合わせやすい。
    • 【前哨地ターン】を工房系カードでカードを獲得するターンや、(できれば手札以外の)カード廃棄ターンとしてしまうのも手である。
    • 【前哨地ターン】を策士で手札を捨てるターンとするのも良いだろう。策士で次ターンに前哨地を引き、前哨地の追加ターンにまた策士を使用できれば、いわゆる策士ループの変則版ができる。
    • 単純に、隊商停泊所などの持続カードや探検と組み合わせ、【前哨地ターン】の手札を増やすか、宝物庫錬金術師画策のように、デッキの上に戻せるカードで【前哨地ターン】の出力を安定させるのも手である。
    • 雇人王子など、ターン開始時毎に効果が得られるカードや、毎ターン効果が発揮できる野外劇悪巧みなどのプロジェクトとの組み合わせは良好。
      • 様々な組み合わせが考えられるが、【前哨地ターン】の3枚の手札にこれらのカードが来なければ成り立たたず、そもそも前哨地はターミナルアクションなので、中庭停泊所で次ターンの手札を調整できると成立しやすい。
        特に、前哨地自体が「ターンに1回だけかつ、前ターンが自ターンでない場合」にしか効果が無いので、前哨地を複数枚デッキに入れる場合も手札調整カードを利用できないと無駄になりやすいので注意。
  • 自分のターンが増えるので、浴場など早い者勝ちのランドマークがある場合、そこからVPを得る機会とするのも良い。風車などデッキを邪魔しない勝利点があれば、増えたターンを利用して戦場からも積極的にVPを得るのも良いだろう。
  • 前哨地は、見方を変えれば+3ドロー、+1アクション、+1購入を得るカードとも言える。
    • デッキの回転自体は速くなるので、逸早く使用したいカードを回転させるのにも有用。例えば、トラベラーを早く出世させるのにはそれなりに適しているし、海賊船などの何度も使うと強くなるカードの使用回数を稼ぐのにも利用できる。
    • 愚者の黄金など、コストが安く集めると強いカードを買い集めるのにも利用できる。
  • なお、即座に「次の自分のターン」が来る関係上、「次のターン開始時まで予約されるアタック効果を持つカード(沼の妖婆呪いの森女魔術師門番)」との相性は悪いと言える。

詳細なルール

  • ゲームの終了条件のチェックは追加ターンを得るより前に行う。ゲームの終了条件を満たしていると追加ターンは発生しない。
  • ゲームの勝敗を決めるとき、追加ターンは経過ターン数に含めない。

前哨地の使用時効果は、以下のように纏められる。

  • 前哨地は、使用時に以下の2つの条件を満たしているか判定する。
  1. このターン中に初めて使用される「前哨地」という名前のカードである*1
  2. 1つ前のターンが「あなたのターン」ではない。
  • これらの条件を満たしている場合、「追加効果①:このターンの後に【前哨地ターン】を得る」と「追加効果②:次の手札としてカード3枚だけを引く」の2つの追加効果を予約する。この場合、2つの追加効果が発揮されるまで、前哨地はクリーンアップフェイズで捨て札にならず場に残り続ける。
    • なお、条件を満たしていない場合は、追加効果を予約せず、このターンのクリーンアップフェイズに捨て札になる。
  • (1)の条件については、以下の場合に注意。
    • 同一ターンに使用した2枚目の前哨地や、玉座の間などによる2回目の前哨地の使用時では、(1)の条件を満たせない。
    • 他のプレイヤーの女魔術師のアタックの影響を受けている際に、最初に前哨地を使用して+1ドロー+1アクションを得た後に、2枚目の前哨地をした場合は、(1)の条件を満たせない。
    • 最初に前哨地を習性として使用して習性の効果を得た後に、2枚目の前哨地を使用した場合は、(1)の条件を満たせない。
    • 2019年のルール変更とエラッタに関連し、前哨地を相続した屋敷でも、(1)の条件を満たせるようになった。
  • (2)の条件は「前哨地使用時にのみ判定される」ということに注意。
    • 一度条件を満たして追加効果①②を予約した場合、そのターンの後に別のターンが発生したとしても、それにより予約された追加効果①②が失われることは無い。詳細は他の追加ターンを与える効果との相互作用を参照。
      • 例えば、通常のターンに前哨地Aを使用して得られた【前哨地Aによる追加ターン】中に前哨地Bを使用した場合は、(2)の条件を満たせない。
  • 追加効果①は、『ターンとターンの間』に誘発する効果である。
    • 文章上誘発するタイミングの違いが見られないものの、<寄付の効果>は<追加ターンを得る効果>より前に処理することになっている*2ので注意。
      • 例えば、前哨地を使用したターンに寄付を購入すると、追加効果②により手札を3枚引いてターンを終えた後、寄付を処理し、手札を5枚まで引いてから、【前哨地ターン】を始める、という順番になる。
  • 追加効果②は、『次にあなたが手札を引こうとするとき』に誘発する効果である。誘発すると、「手札を5枚引く代わりに3枚引く」という効果を発揮する。
    • 追加効果②が誘発し発揮された後、『手札を引くとき』に誘発する効果(探検が該当)が発揮される。
      • 例えば、前哨地を使用したターンに探検を購入していた場合、手札を3枚引き、その後追加して2枚カードを引く、という処理になる。
    • なお、『次にあなたが手札を引こうとするとき』にのみ誘発する効果である。『前哨地が持続している限り、手札を5枚引く代わりに3枚引く』という処理になるわけでは無いので注意。詳細は他の追加ターンを与える効果との相互作用を参照。

他の追加ターンを与える効果との相互作用

それぞれの追加ターンを得るための条件・判定タイミングに加えて*3、以下のABCの原則に則って処理される。

  • A:追加ターンを得る効果はどれも「このターンの後(=ターンとターンの間)」に誘発する効果である。
    • 追加ターンは通常のターンの進行に割り込み、優先して処理される。追加ターンはターンとターンの間に処理されるので、全ての予約された追加ターンを解決し、ターンとターンの間が終わるまで、次の通常のターンは先送りされる。
    • 追加ターン中にさらに「ターンとターンの間に誘発する効果」を得ると、誘発待ち予約が増え、通常のターンはますます先送りされる。
      • なお、増えた予約もそれ以前からの予約と同時に誘発する。先に予約されていた効果を優先して処理しなくてはいけない、ということはない。
  • B:一人のプレイヤーに同時に複数の追加ターンが誘発した場合、そのプレイヤーが自由に解決順を選択する。
    • ターンとターンの間の選択に支配の効果は及ばない*4
  • C:異なるプレイヤーに同時に追加ターンが誘発した場合、ターンプレイヤーからターン進行順に追加ターンを解決する。
    • ターンとターンの間において、ターンプレイヤーとは「直前のターンを得ていたプレイヤー」である*5

以下、いくつかの組み合わせ例を示すが、複雑な場合は原則に立ち返るとよい。なお、前哨地を場から捨て札にするタイミングや引くべき次の手札の枚数については、前節の説明を参照すること。

  • (1つ前のターンが「あなたのターン」ではない状態で「通常のターン」中に)使節団を購入し、追加ターンを予約している際に、(ヴィラの効果などでアクションフェイズに戻り)同一ターン中に前哨地を使用した場合は、前項(2)の条件を満たしていると判定される。
    この時、通常のターンの後に、『【前哨地ターン】を得る効果』と『使節団の「カードの購入ができない追加ターン」を得る効果』が同時に誘発する。[原則B]に従い、その処理順は効果を誘発させたプレイヤーが自由に選択できる。この場合、以下2パターンの処理のどちらかとなる。
    1. まず手札3枚で「通常のターン」を終え、先に使節団の「カードの購入ができない追加ターン」を得て、手札5枚で終え、次に【前哨地ターン】を得る。
    2. まず手札3枚で「通常のターン」を終え、先に【前哨地ターン】を得て手札5枚で終え、次に使節団の「カードの購入ができない追加ターン」を得る。
  • 例えば、【右隣のプレイヤーの支配によって得た追加ターン】の後に発生する「支配後の通常のターン」中に前哨地を使用した場合は、前項(2)の条件を満たせない。
    • 一方で、【右隣のプレイヤーの支配によって得た1回目の追加ターン】中に前哨地を使用した場合は、(2)の条件を満たしていると判定される。なお、この後得られる【前哨地ターン】に支配の効果は及ばない。
  • 支配と前哨地を同じターンに使用した場合、[原則C]に従い、まず【前哨地ターン】を得て、次に左隣のプレイヤーが支配による追加ターンを得る。
  • 使節団の追加ターン中に前哨地を使用した場合は、前項(2)の条件を満たせない。
  • 【前哨地ターン】中に使節団を購入した場合、使節団の効果で追加ターンを得られる状況はない。

関連カード

拡張名前関連
錬金術支配左隣に追加ターンを与え、その全ての決定とカードの獲得を自分が行うアクションカード。
冒険使節団追加ターンが得られるイベント。こちらは追加ターンにカードの購入ができない。
ルネサンス艦隊ゲーム終了後に追加ターンが得られるプロジェクト。
移動動物園今を生きる追加ターンが得られるイベント。追加ターンに関する制約は無いが、1ゲーム中に購入できるのは一度きり。

余談

以下、日本語版カードのカードテキストを残しておく。

収録拡張コストカード種別効果
海辺5アクション-持続あなたは、このターンのクリーンアップフェイズに、カードを(5枚ではなく)3枚しか引くことができない。
このターンの後に、追加の1ターンを得る。
この効果で、あなたは追加ターンを、1ターンまでしか得ることができない。

コメント

  • ゲーム終了条件を満たしたターンに前哨地をプレイし使節団とFleetを購入した場合、同一プレイヤーが3連続で追加ターンを行う事は理論上可能ですか? -- 2019-03-11 (月) 19:28:03
  • 「寄付や峠は文章上誘発するタイミングの違いが見られないものの、追加ターンを得るより前に処理することになっている」という件は、どこかに公式回答があるのでしょうか? -- 2019-05-14 (火) 21:17:23
  • はい。ドナルドによる回答へのリンクを註記しました。 -- 2019-05-15 (水) 19:13:06
  • ありがとうございます。ばっちり書いてありますね。 -- 2019-05-16 (木) 09:15:04

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*1 岐路愚者の黄金と同様の条件である。
*2 こちらの投稿を前後合わせて参照せよ。
*3 支配の追加ターンに条件はない。使節団は購入したとき直前のターンがあなたのターンではないことをチェックし、満たしていると追加ターンを予約する。
*4 帝国でターンとターンの間にできる事柄が増えるまでは支配者が選択していた。
*5 直前のターンを得ていたプレイヤーは直前の通常のターンを得たプレイヤーとは限らない。また、支配による追加ターンはあくまでも支配者ではなく被支配者の得るターンであることに注意が必要である。