防具/クロムメタルシリーズ

Last-modified: 2024-03-26 (火) 02:22:16

MHGから登場している金物防具の一種。

目次

概要

  • 登場してからMHRiseに至る現在まで
    腰装備クロムメタルコイルと脚装備クロムメタルブーツの2部位しか存在しないのが特徴。
    レイアハイメタの該当部位を黒塗りして金装飾を施した様な外見をしている。
    シックな見た目に惹かれてオシャレ目的で装備するハンターもいるが、
    作品次第では実用に耐えテンプレ入りしている事もある密かな名品である。
  • MH2以前の作品では全部位の揃っていない防具はザラであったが、
    初登場からそれなりに経過し複数シリーズを跨いでなお新規パーツが追加されず、
    部分のみに留まっている防具は結構珍しい。
    他にはビストロシリーズロックラックシリーズが該当する。
    見方によってはガノスシリーズも含まれるか。
  • しばらく共通装備を経験した後、剣士とガンナーに分かれる。
    一時スキルが迷走してから胴系統倍加に落ち着くなどと、
    同期防具のスカルフェイスとはスキル遍歴も含めて共通点が見られる。

MHG・MHP

  • 初登場作品。入手方法は購入のみ。
    その性能たるや、スキルなし。ただ防御力と耐性が存在するのみである。
    一応、共用防具だがガンナーから見たら無印もGも同クラスより少し高めの防御力ではある。
    とはいえその差も小さく、見た目以外に使い道があるかと言われたら……
  • MHPではクロムメタルSが追加された。
    スキルポイントが追加され、風圧千里眼のスキルポイントを持っているが2部位では発動しない。
    一応、当時腰と脚の装備がなかったディアブロ装備に合わせればスキル的には合致する。
    力技で見た目だけ持ってくることも出来なくはないが。

MH2

  • スキルは両部位共通して体力+2スタミナ+3攻撃+2
    強化を進めると最大で2スロ空く。下位大型モンスター防具と肩を並べており、防御力も低くはない。
    • 入手方法は購入のみ。
      しかし33000zというデフレ真っ只中のMH2では
      位違いかつ桁違いな文字通りの高級防具であった*1
      また前述の通り腰と脚しかないため、これだけ購入してもどうしようもないのだが。

MHP2(G)

  • 2部位とも生産可能になり、スキルも胴系統倍加に変更。
    それゆえスロットは無くなり、防御も24と大きく下がってしまった。
    しかし元々部位運用が前提となる装備であるため、ある意味いるべき立場に収まったともいえる。
    ただし腰にはランポスS、脚にはイーオスSというほぼ上位互換が存在するため、
    性能重視の場合出る幕は無い*2
    ただ店で買える点や共用防具であることから
    ガンナー用として使う分には上記の防具にも劣らないコスパや活躍は期待できる。
  • MHP2Gでも貴重な倍加装備という立場は変わらないが、
    G級クロムメタル装備は追加されなかったため剣士運用するには防御力不足が深刻化。
    特に脚装備にはファミ通漢布X(男)/パンツX(女)という完全上位互換が現れたため、
    性能の観点で言えばブーツの立場はますます厳しい事に。
    • 所で「漢布」の二文字から何を察したそこのアナタ、そのカンは正しい
      そちらは案の定見た目が崩壊するため、ビジュアル的にはこちらの圧勝である。
      女性の場合はコイルの活躍を祈りつつ素直にボックスで眠りましょう。
  • なおランポス・イーオスにもG級防具は存在しないため、
    胴系統倍加を用いる場合はG級終盤近くまではどうあっても防御力が物足りない構成になる。
    だがその2シリーズはウカムルバス討伐後は真鎧玉でG級飛竜種防具の最終強化に匹敵する防御力を得られるが、
    共通装備であるクロムメタルはガンナー水準の防御力しか得られない*3ため、
    見た目以外の理由で剣士防具としてに採用する理由は皆無である。
    • たとえイーオス脚を使わなくともクロオビXグリーヴ(剣士限定)が存在する為、
      クロムメタルブーツを剣士防具としてに採用する理由は本当に見た目だけである
    ガンナー用防具として使う場合こちらは防御力の差は一部位あたり2劣るのみ。
    飛竜種や古龍種の防具*4とも大差なく、防御力的な問題は解決できていると言っていい。
    総合的に見ればやはりクロムメタルを選択する理由は薄いものの、十分実用に耐える性能はしている。
    剣士と異なりクロオビXレギンスはスロ3の別スキル持ちになっているのでライバルも少ない。

MH3(G)・MHP3

  • システム一新のあおりを受けてか登場せず。
    しかし新登場したダマスクシリーズが見た目を継承している。

MH4(G)

  • MH3シリーズを丸々挟んで復活。今回は上位防具としての重役出勤である。
    また引っ込んでいる間に色々と手を加えたらしく、
    今作から共通装備ではなくなっている。
    剣士の方は従来の名前を踏襲したクロムメタルコイルクロムメタルブーツ
    ガンナーはクロムメタルコートクロムメタルフットという新たな名を頂戴している。
    スキルはP2時代同様胴系統倍加
    • 折角の復活作だが使い所はイマイチ。
      脚はカブラSラングロといった防御でこちらの上を行く防具も、
      僅かに防御は下がるがランポスSやアロイSなど作り易さで上を行く防具もゴロゴロしている。
      入手に難があるノヴァクリスタルを使って生産するか…見た目への愛が試されると言えよう。
      因みに女性の場合はスカラーおよびセイラーサンダルという選択肢もある。
    • 逆に腰のライバルはガブラスーツSベルト位しかいないものの、
      一方上を見上げるとバンギスにグリードゾディアスが存在する激戦区である。
      ただ初期防御では差を付けられているが、最大防御ではほぼ並ぶので大した問題ではない。
      無難な外見なので5倍ナルガの見た目の収まりは良い方か。
  • 4Gで久々のG級だが対応品は追加されず、当然インフレには順応出来ないため置いてけぼりに。
    マズい事にP2Gの時とは違い、今回は胴系統倍加のG級防具が複数存在しているため、
    こちらの活躍の場はハッキリ言って無い5倍ナルガもテコ入れされたし。
    • クロムメタル腰/脚の最大強化防御力が117/77。
      対してランポスX脚の防御力が131/86、カブラXが135/88、
      更にはバンギスX、グリードX、GX荒天【羽帯】/GX蒼天【羽帯】…と防御ではもはや比較にならない。
  • ダマスクとも共演しているが、後輩は発掘防具としての登場であった。
    MH4から始めたプレイヤーの目には、見た目はにているが名前が違う
    生産できるが腰と脚しかない金と黒の防具」と「全身あるが生産できない金と黒の防具」という
    奇妙な装備として映っていたかも知れない。

MHX(X)

  • 剣士・ガンナーで細分化されたまま続投。引き続き上位からの登場になる。
    今回は腰と脚で異なるスキルが設定されており、腰が胴系統倍加。
    脚は属性攻撃+5という今までなかった構成になった。
    • 何故か属性耐性が大幅に悪化している。
      以前は火に強く水に弱い。残りはゼロという仕様であったが、
      今回では龍属性のみプラスで残り全てがマイナスという極端な数値にされてしまった。
    • とはいえ胴系統倍加を持つ腰装備はクロムメタルシリーズのみという貴重品であり、
      独自の地位を築く事に成功。実際5倍テンプレの腰担当として需要が高い。
    • 一方の属性攻撃。脚装備で+5という値は他にはない。
      ただスキル自体はキリンラギアなどが有しているため独自性は薄め。
      一応装飾品で発動させるには重いスキルな為、希少価値はそれなり。
      火属性強化とか水属性強化とかで別個に用意すれば済む話ではあるが。
  • MHXXでは初のG級対応版クロムメタルXシリーズが遂に登場。
    各々の名前もクロムメタルXコイル、クロムメタルXブーツ(剣士)。
    クロムメタルXコート、クロムメタルXフット(ガンナー)となった。
    しかし不屈の証Gが必要なため、生産タイミングは非常に遅い。
    • 胴系統倍加の腰装備はXXでもクロムメタルシリーズの特権である。
    • 脚は属性攻撃+9という大きな数字を与えられた。
      がしかしスロ1を持ち防御で遥か上を行くミラバルXRフット/レグスが、
      属性攻撃+8で喉元に迫っているためシビアな立ち位置に追いやられている。
      特殊攻撃-8も持っているのでそのまま使うだけならクロムメタルの方が扱いやすいが*5

MHR(:S)

  • MHWorldでは登場しなかったが本作で再度登場。
     
    上位MR(サンブレイクのみ)
    部位スキルスロットスキルスロット
    Lv3×1
    Lv2x1
    Lv1x1
    ひるみ軽減Lv1Lv3×1
    Lv2x1
    Lv1x1
    ひるみ軽減Lv2Lv3×1ひるみ軽減Lv2Lv4×1
    一式*6ひるみ軽減Lv2Lv3×2
    Lv2×1
    Lv1x1
    ひるみ軽減Lv3Lv4x1
    Lv3×1
    Lv2×1
    Lv1x1
     
    剣士とガンナーの防具統合に合わせ、再びコイルとブーツのみになっている。
    スロット数に長けた装備ではあるが、今作では装飾品が存在しないスキルが少なくないため、
    護石の確率が低いスキルの場合防具で稼ぎたいという場合も多い。
    そのためスロットが優秀でもスキル事情のせいで採用しにくかったりする。
    もちろん要求するスキルによっては使えないこともないが……
    • ちなみに防御面も大型モンスターの防具には劣る上に、
      耐性が全て-2となっていることが難点。Xでも悪化していたがついに全部マイナスとは。
  • 但し、Ver.2.00で大量の装飾品が追加されたことで話は変わった。
    特にガンナーに関して言えば弾強化速射強化装填拡張とLv3スロットをとにかく多用するようになった為、
    これも構成次第ではあるがシミュレーターによく引っかかる。
    速射強化と装填拡張を使わない弓も、頭は強弓の羽根飾り、よほどの護石がないと腕脚もほぼヤツカダ固定になるため
    弾強化のためのLv3スロットを確保する上でやはりこれを使う場面が多々ある。
  • MHR:SによりXシリーズも無事復活。
    コイルに関してはマルチプレイで嬉しいひるみ軽減が追加され、剣士に嬉しい一品に。
    一方のブーツもスロットがLv3からLv4へと強化はされた。
    Ver.11.0からの傀異錬成もあり、上手くいけばどちらの部位もなかなか化けるだろう。
  • なぜか女性装備がパンツスタイルの装備ばかりになってしまった本作において、
    レイアの腰と並んで数少ないドレスアーマーなデザインの装備である。
    そのため、ゴージャス系の重ね着装備を作りたい人からは割と人気が高い。
  • なお、色変更の部位が今作では黒い金属部分となっている。
    シルバーもピンクも、果てはレッドメタルだろうがグリーンメタルだろうが自由である。
    まあクロムメタルであり黒色クロムメッキとは言っていない*7
    黒いからクロムメタルと名乗っている訳ではないのだ。
    • クリア後に変更できるもう一つの部位は腰が棘のような装飾、
      脚が後方の異なる金属部分である。
  • 細かいところではクロムメタルコイルの前面スリットがなくなっている。

類似装備

メタルブーツシリーズ

いわゆるカラーバリエーション。
ベースは共通だがポレイン(膝当て)などが廃され簡略化された見た目になっている。
MH4では復活しなかったがMHXで再登場。
それに伴いメタルブーツとメタルフットに細分化され、
XXで〇〇メタルXブーツと〇〇メタルXフットとなった。

シルバーメタルブーツ/フット
文字通り銀色のメタルブーツ。
低価格・低耐久・マイナススキル持ち…と安かろう悪かろうな廉価版。
MH2では胴系統倍加。P2(G)では砲術+5・スタミナ-2に2スロ。
Xでは火属性攻撃+8・属性攻撃-2
XXのS・メタルXブーツ/フットは火属性攻撃+10・属性攻撃-2。
ダークメタルブーツ/フット
黒色のメタルブーツ。艶の無い墨の様な渋いカラー。
MH2では体力+2、声帯+3。P2(G)では気配+2・千里眼+5の2スロ。
Xでは特殊攻撃+5。XXのダークメタルXブーツ/フットは特殊攻撃+9。
ピンクメタルブーツ/フット
ピンク色のメタルブーツ。
性能や見た目が秀逸という訳でもない上に女性専用防具なため、
オンラインでお目にかかる機会は滅多にない。
MH2ではスキル無し。P2(G)では抗菌+5・気配-2の2スロ。
Xでは龍属性攻撃+7。XXのピンクメタルXブーツ/フットは龍属性攻撃+10
メタルブーツ/フット
MHXで初登場した銀色のメタルブーツその2。
上記のメタルブーツ系列は上位からの登場になるため、
それらの下位グレード版という位置づけの装備だと思われる。
そのため上位・G級グレード版は存在しない。
スキルは火属性攻撃+7。

余談

  • 前述の通り腰と脚以外の装備が実装されていないが、
    MHFには腰と脚がクロムメタルと同デザインのゴシックメタルシリーズという防具が存在した*8
    さらに残りの部位にもちゃんとデザインが存在し、クロムメタル装備の暫定的全身版と言える。
    ただし入手手段が三井住友カードのMHFの提携クレジットカードの入会特典*9であり、
    気軽に手に入れられるものでもなかった。
    • また、クリスマスパッケージなどで入手できたホワイトメタルシリーズは概ねその色違い。
      名前の通り白いのが特徴だが、加えて各所のトゲがなくなっている。

関連項目

防具/ダマスクシリーズ - 色合いや形状の後継者


*1 レウスシリーズの1部位生産費用が約8000zである。
*2 ランポスSは防御50/26に火水雷が3に氷1龍0・イーオスSは52/28に火4水3氷2で雷龍0、と防御・耐性共にクロムメタルの上。
*3 クロムメタルの最大値が58。ランポスS・イーオスSの最大値が108。
*4 飛竜種防具が60前後・古龍種防具が概ね62。
*5 属性攻撃の装飾品には特殊攻撃のマイナスポイントが抱き合せになっており、ミラバルと装飾品だけで属性攻撃強化を発動させると状態異常攻撃弱化も一緒に発動する。捕獲の際にはこれが大きく響く。
*6 といっても2部位だけだが
*7 そもそもクロムは酸化具合で様々な色彩を見せる事から、ギリシャ語で「色」を意味する「chrōma」を由来としている。同じコランダムでも赤いのがルビー、それ以外がサファイアなのも、エメラルドが緑なのも極微量に不純物として入っているクロムによる作用である。
*8 ただし防具名はそれぞれゴシック○○
*9 MHFサービス終了に伴い新規発行も終了