Tier 3 ソ連 駆逐戦車 SU-76I
適用中は車両名が「SU-76I Claw」となる。
ソ連軍が鹵獲したIII号戦車をベースに改造・生産した駆逐戦車。
PC版ではDPMが高めに設定されていたこともあり、走攻守のバランスを高いレベルで備えた車輌として初心者狩りが横行、販売開始後わずか数時間で販売停止となった曰く付きの車両である。
その為、BlitzではDPMを大幅に下げるといった調整が行われている。
前面装甲厚が60mmとあってそれなりに弾く。
基本性能(v7.1.0)
車体 | Tier | 国籍 | タイプ | 耐久値 (HP) | 車体装甲厚 前面/側面/背面 (mm) | 最高速度 前進/後退 (km/h) | 初期 重量 (t) | 本体価格 (ゴールド) |
SU-76I (SU-76I Ice Claw) | III | ソ連 | 駆逐戦車 | 440 | 60/30/50 | 50/15 | 22.78 | 1,500 |
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実用出力重量比(hp/t) | 13.17 |
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武装
Tier | 名称 | 発射 速度 (rpm) | 弾種 | 平均 貫徹力 (mm) | 平均 攻撃力 | DPM (HP/分) | 精度 (m) | 照準 時間 (s) | 総弾数 | 弾薬費 (Cr/G) | 重量 (kg) | 俯 仰 角 | |
IV | S-1 | 4.29 | AP APCR | 86 102 | 180 140 | 772 601 | 0.44 | 1.8 | 98 | 30 2400 6 | 1,155 | +15° -5° |
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砲塔
Tier | 名称 | 装甲厚(mm) 前面/側面/背面 | 旋回速度(°/s) | 視界範囲(m) | 重量(kg) |
44 | 240 | - |
射界 | 左10° / 右10° |
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エンジン
Tier | 名称 | 馬力(hp) | 引火確率(%) | 重量(kg) |
IV | Maybach HL 120 TRM | 300 | 20 | 920 |
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履帯
Tier | 名称 | 積載量(t) | 旋回速度(°/s) | 重量(kg) |
III | SU-76I | 24.80 | 48 | 7,000 |
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乗員
- Commander
- Driver
- Gunner
- Radio Operator
- Loader
派生車両
派生元:なし
派生先:なし
解説
装甲
スペック値の60mm部分は操縦士視察口のある正面のみだが、戦闘室も傾斜込みで58mmとなっており同等の防御性能を得ている。車体下部は50mmと比較的薄めである。敵として本車と対峙した場合は狙っていこう(エンジンの破壊や火災も望める)。
側面は30mmなので格下にも簡単に撃ち抜かれてしまう。当然Hetzerの10榴(10cm榴弾砲)も貫通してしまうため、タイマンは厳禁。
但し、現在10榴は一部の車両にしか存在しない。
主砲
76mm S-1
単発火力に優れ、精度も他の今は亡き同ティア駆逐戦車と比べてもそこまで変わらない程度だが、装填速度がティア3にしてはとても遅い。俯角が5度しか取れないので砲位置の高さもあって稜線射撃や段差に弱い。
照準速度は4.4(拡張パーツ込みで4.0)と悪くは無いのでしっかり弱点を狙って重い一撃を与えたい。
尚、昔は弾種にHEが存在したが、現在は剥奪されている。(外国のwotbサイトでは低ティア一斉ナーフの際にひっそりと姿を消したのではないかという憶測が立っている。)
機動性
3号戦車を改造したものであるため悪くはない機動性を持つが、あちらから重量が増しており、エンジンはA型のストックよりも出力が低いので同じような機動性は発揮出来ないと思ったほうが良い。反面旋回性は本家の性能を残しており非常に良好であるので、NDKを返り討ちにする事も可能である。
総論
走攻守において攻撃性能を削った、やや防御重視の車輌に仕上がっている。但しHPは低めであり、装甲面の弱点も広く存在するため単独行動と言った無謀な動きは控えるべきである。優れた単発火力を生かして味方の支援を行おう。
特徴
長所
- 格下の砲を寄せ付けない65mmある正面装甲
- 優れた旋回性
- 単発火力に優れた主砲
- 単発火力に対して早めな照準速度
- ティア3のくせに伝説迷彩がある
短所
- ややもっさりした走り
- 遅い装填速度
- 良くはない精度
- 狭い射界
- 課金戦車としてはクレ係数が低い
歴史背景
wikipediaより
1942年の初め、前年のドイツとの戦いで大きな損害を出したソ連軍は、モスクワ前面で鹵獲したドイツ戦車を修理、自軍の戦力に組み入れる試みを始めた。当初は、鹵獲したIII号突撃砲の武装をT-34の1940年型の物に替えたり、またはそのまま使っていたが、これらは臨時の改造であり、本格的なものではなかった。
1943年初め、本格的な新型軽自走砲であるSU-76が生産に入った。しかし、この初期の型は、左右の履帯を別々のエンジンと操行装置で動かす機構であり、同期が上手くいかずトラブルが続発していた。これは、後にSU-76Mとして改良されることとなるが、それまでの繋ぎとなるものとして、スターリングラード方面などで300輌以上を鹵獲したIII号戦車系をベースに自走砲に改造することとなった。
これ以前に、III号突撃砲を改造し122mm榴弾砲M-30を搭載したSG-122(A)が開発され、試作車での重量過大などの不具合を改良したものを、1942年9月に第592工場で10輌を生産することが命じられていた。後にIII号戦車を改造し、SG-122(A)に類似した戦闘室に、76.2mm戦車砲F-34を自走砲用にしたS-1を搭載するタイプが第37工場で生産されることとなり、SU-76(S-1)またはSU-76i(iは「inostrannaya」の頭文字で、外国製を意味する)と命名された。
これらは、砲塔と車体上面の装甲を撤去、その上にピラミッド状に傾斜した新設計の密閉式固定戦闘室を備えたものであった。しかし、実戦部隊ではボルトで固定された上面装甲を取り外し、オープントップの状態で運用した例もあったという。
戦闘室は、四面にピストルポートが設けられ、車内からピストルやサブマシンガンを発砲することができるようになっていた。また、クルスクの戦いの後、主砲の駐退器カバーの周りに防盾が追加され、車体後部に着脱式の円筒形外部燃料タンクが二つ追加された。他、III号戦車用のキューポラを備え、そのために戦闘室側面に張り出しを設けた指揮車両が20輌作られている。
後に、同じ車体に85mm砲を搭載するSU-85iも計画されたが、KV-85やSU-85への供給で手一杯であり、中止された。
1943年4月、最初の生産車5輌がスベルドルブスクの自走砲連隊訓練所に送られ、更に20輌が加えられ、翌月には早くも実戦に投入された。その後クルスクの戦いにも第13軍所属の16輌が投入され、半数(うち3輌炎上で全損)を失っている。そして、16輌のSU-76iと指揮用の鹵獲III号戦車1輌(または指揮車型を含むSU-76iが15輌)による自走砲連隊が複数編成され、同年秋のウクライナでの戦いから本格的に投入された。
本車の生産は11月で終了したが、即席の車輌ながら本命であるSU-76Mよりも防御力や居住性に優れ、乗員からの評判は良かった。ただし、元になったIII号戦車が車体下部側面ハッチの廃止された型であった場合は乗降用ハッチが一つしか無かったため、撃破された時の全員の素早い脱出は困難であった。
これらの車輌は終戦まで戦い続けたが、その後退役させられた。戦後も1輌がクビンカ基地で稼動していたが、1968年に廃棄された。現在でも、川から引き上げられた1輌がウクライナで記念碑として展示され、別の1輌がモスクワの博物館に現存している。
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ツリー化、枝化とは?
- コメント1 -- 2018-09-28 (土) 6:00:00
- コメント1に関連したコメント2 -- 2018-09-28 (土) 7:00:00
- コメント1に関連したコメント3 -- 2018-09-28 (土) 8:00:00
- コメント3に関連したコメント4 -- 2018-09-28 (土) 9:00:00
上のように、関連するコメントを子要素にすることを「ツリー化」「枝化」などと言います。
この「ツリー化」を行わないと、どのコメントに対する意見なのか分かりにくくなることがあり、混乱を招くため、必ず関連するコメントをするときは「ツリー化」を行ってください。
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