Tier 4 ソ連 軽戦車 Valentine II
Valentine IIは、Valentine歩兵戦車のエンジンをガソリンエンジンからディーゼルエンジンに換装し、航続距離を伸ばすために外部燃料タンクが増設されたタイプで、700両が製造された。
イギリスからソ連にレンドリースされた事実を反映してかソ連国籍となっている。
本来の主砲は英国製の2ポンド砲なのだが、本車は実現しなかった強化計画(主砲を防盾ごとソ連製の45mm砲に換装するもの)を再現した45mm砲装備である。
この戦車にはマッチング優遇がありTier4までとしか会敵せず常にトップTierになる。
Pz.Kpfw. B2 740 (f) が同じくTier4優遇なので、小隊を組むならPz.B2か同じValentine IIにしよう。
基本性能(v7.1.0)
車体 | Tier | 国籍 | タイプ | 耐久値 (HP) | 車体装甲厚 前面/側面/背面 (mm) | 最高 速度 (km/h) | 初期 重量 (t) | 本体価格 (ゴールド) |
Valentine II | IV | ソ連 | 軽戦車 | 600 | 62/62/62 | 32/12 | 15.71 | 1,500 |
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武装
Tier | 名称 | 発射 速度 (rpm) | 弾種 | 平均 貫徹力 (mm) | 平均 攻撃力 | DPM (HP/分) | 精度 (m) | 照準 時間 (s) | 総弾数 | 弾薬費 (Cr/G) | 重量 (kg) | 俯 仰 角 | |
II | 20KL mod. 1939 | 17.14 | AP APCR HE | 51 84 12 | 65 55 95 | 1114 943 1628 | 0.36 | 1.1 | 61 | 3 800 2 14 | 250 | +25° -10° |
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砲塔
Tier | 名称 | 装甲厚(mm) 前面/側面/背面 | 旋回速度(°/s) | 視界範囲(m) | 重量(kg) |
IV | Valentine II | 70/70/70 | 40 | 240 | 2,000 |
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エンジン
Tier | 名称 | 馬力(hp) | 引火確率(%) | 重量(kg) |
III | AES A190 | 160 | 15 | 800 |
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履帯
Tier | 名称 | 積載量(t) | 旋回速度(°/s) | 重量(kg) |
IV | Valentine | 16.85 | 40 | 4,000 |
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乗員
- Commander
- Commander
- Gunner
- Loader
- Driver
- Radio Operator
- Radio Operator
派生車両
派生元:なし
派生先:なし
解説
ソ連のTier4課金『軽』戦車…なのだが……
重戦車クラスの分厚い装甲を備えており、足も遅い。
生半可な攻撃を受け付けない装甲を生かし最前線で戦いたいところだが、後述する砲貫通の低さから、味方との連携は必須と言えるだろう。
装甲
車体・砲塔ともに全周囲の装甲厚が均等という珍しい特徴をもっている。正面を向いているだけで格下の機関砲などは結構弾いてくれるが、昼飯の角度を取ることでその装甲は更に強固なものになる。必要とあらば味方の盾となり、率先して弾受けを行うと良い。
敵戦車を12時として、10時半又は1時半の方向へ車体を向けて傾斜を作り出し跳弾を誘発させる。
履帯に命中させてダメージを吸収させる効果も期待できる。
但し高貫通金弾や駆逐戦車の弾は平気で貫通するので油断は禁物。またその装甲を過信して孤立すると、機動力の低さから容易に敵に囲まれ、体力を削り取られてしまう。常に味方と共に行動しよう。
主砲
重戦車として乗ることをお勧めしたが、問題は主砲である。なんとここまで来てTier2相当の砲であり、貫通力は全く不足している。よって課金弾は必須である。
例えば、Hetzerの正面車体下部。APではどう頑張っても貫通出来ないが、APCRであれば撃ち抜くことが出来る。またHetzerと言えど正面以外は非常に薄くAPでも簡単に貫通可能なため、一度側面を取ってしまえば後の対処は楽である。
ではMatildaを相手にした場合はどうか。まず側背面含め何処から撃ってもAPを貫通させることはできない。APCRで垂直部分を撃てば正面から貫通させられる*1。
例としてMatildaの場合
APを装填した状態
APCRを装填した状態
貫通可能な部位は緑色、貫通不可な部位は赤色で示される。
装甲モデル:Armor Inspector
このように一部APだけではどうしようもない敵が存在するため、APCRを多めに積んでおく必要性がある。
総弾数は多いとは言えないが、余裕を持って配分しておきたい。
ここまで脅しのような内容になったが、安心して貰いたい。本車はTier4上限マッチングであり、APで対処可能な敵も少なくない。まずそう言った相手から狙うと良いだろう。
機動性
出力重量比は8.91(hp/t)。AMX 40と良い勝負であり、つまるところかなり鈍足である。初動を誤ると合流する前に味方が溶けてました、なんてことになりかねないので味方の動きはよく確認しておこう。
履帯の性能が高いため意外と小回りが利く。
総論
カテゴリでは軽戦車だが、重装甲で鈍足のため戦場では重戦車のような役割を担う。味方と共に行動し、チームの盾となって優秀な装甲を生かそう。
なお、砲塔が硬い上に投影面積が小さく、俯角も十分に取れるためハルダウンが有効である。
特徴
長所
- 分厚い装甲
- 砲塔、車体共に全周において装甲厚変化が無い
- 優れたクレジット収支
- 実は全車両中1位の照準速度
- 優秀な俯角
- 車高が低く非断面積が少ない
短所
- 歩兵戦車故に足が遅い
- 遅い加速
- 致命的に足りない貫通力
歴史背景
1938年2月、イギリス陸軍省は当時マチルダ歩兵戦車の生産に関わっていないヴィッカース・アームストロング社に『マチルダ歩兵戦車の生産』もしくは『新型歩兵戦車の開発』をするように要請した。
A10巡航戦車の生産過程にあったヴィッカース社は、その経験と生産ラインの有効利用、そして何より兵器開発のトップメーカーとしてのプライドから『新型歩兵戦車の開発』に着手した。
しかし、砲塔の人数が二人と少ない等の理由からこの設計案は不採用となりヴィッカース社はその年の秋までA10巡航戦車の生産を続行していたが、ヨーロッパ戦線の戦況の変化から翌39年、陸軍省は再度ヴィッカース社に提案を行った。
それは『マチルダ歩兵戦車の生産』または『1年以内に第一号車が納入出来るなら例の不採用案の戦車の製造を認可する』というものだった。
ヴィッカース社はマチルダの製造をするよりは新型歩兵戦車を製造する方が自社の生産ラインをそのまま使えて効率的だと回答し、陸軍省もこれを了承した。
こうして一度不採用とされた戦車は『歩兵戦車Mk.III』として制式化され、原案提出の日にちなんでバレンタインと名付けられた。
そしてこれはレンドリース法でソビエト連邦に送られ、小さいサイズに信頼性の高さや装甲の強度等から評価は高かった、また搭載砲を45mm砲に換装する計画もあったが実現せず、終戦間際の満州侵攻まで使われていた。
本車の照準器は精度がソビエト製の戦車より高く、コピーして使われ続けた。
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ツリー化、枝化とは?
- コメント1 -- 2018-09-28 (土) 6:00:00
- コメント1に関連したコメント2 -- 2018-09-28 (土) 7:00:00
- コメント1に関連したコメント3 -- 2018-09-28 (土) 8:00:00
- コメント3に関連したコメント4 -- 2018-09-28 (土) 9:00:00
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