概要 
限定されたタイミングでのみ呪い撒きできる魔女。
普通に使った際はターミナル2ドローのみなので貧弱。
リアクション効果によって自分のターン以外に使用すると、アクション権を使わずにドローができる。
しかし相手の行動に依存するのは勿論、自分のデッキを作り込んでも手札5枚のうちに引き込めないと起動しないため、常に運が絡む。
利用法 
- 早期から勝利点カードを獲得する可能性のあるゲームでは、リアクション効果を使用できる可能性が上がるので価値が高くなる。
- 保存や城門やカエルの習性があるゲームであれば、他プレイヤーが勝利点カードを獲得するまで手札に持ち続けることができるので、更に牽制力が強くなる。
- 黒猫のリアクションによって引いてきた黒猫もリアクションできる。うまくいけば瞬間的に相手デッキを大きく汚す一撃を与えた上で、自分は手札を増やしてビッグターンを開始できる。
- シャーマンを用いるゲームでは、「廃棄置き場に屋敷しかカードが無い」という状態でターンを迎えると、強制的に屋敷を獲得する場合が出てくるので、注意が必要。
- ターンが一周するまでに大抵誰かしらが勝利点を購入するような多人数戦の終盤では、実質呪い撒き付きの研究所となるので価値が上がりやすい。
- 一方、引き切りが横行する場では勝利点を買い始める頃にはデッキが安定しており、数枚程度の呪いを撒いたところで即対処されてしまうこともある。
詳細なルール 
- 持続する効果を持たないため、使用して場に出た後は、(他のプレイヤーを含めた)次のクリーンアップフェイズで捨て札になる。
- 相手のターンにリアクションした場合、そのターンのクリーンアップフェイズに捨て札になる。持続カードである隊商の護衛と動きが異なるので注意。
- 自分のターン中に他プレイヤーが勝利点カードを獲得した場合も、黒猫をリアクション効果で使用することができる。ただし、この場合は「あなたのターン中」なので、呪い撒き効果は発生しないので注意。
自分のターン中に他プレイヤーが勝利点カードを獲得する可能性のある行動の例は以下の通り
- ターンプレイヤー以外のプレイヤーが使用した黒猫の効果で呪いを獲得する際の順番は、黒猫使用者からのターン順ではなく、ターンプレイヤーを起点とした順番となることに注意。*2(以降、これを【ターンプレイヤー起点順】と呼ぶこととする)
- ターンプレイヤー以外のプレイヤーが黒猫を使用した場合、最初にターンプレイヤーが呪いを獲得し、次にターンプレイヤーの左隣から順に(黒猫を使用したプレイヤーを飛ばして)呪いを獲得する。
- 例えば、ABCDの4人がこの順番でプレイしているゲームで、Aのターン中にCが黒猫を使用した場合、ABDの順に呪いを獲得する。
※黒猫の効果以外でも、「ターンプレイヤー以外のプレイヤーによって『他のプレイヤーがカード獲得する効果』が発揮された」という場合は、上記のように【ターンプレイヤー起点順】での処理となる。
以降の説明で「ターン順に」と書かれていた場合も、それが「ターンプレイヤー以外のプレイヤーによって『他のプレイヤーがカード獲得する効果』が発揮された」という場合は、【ターンプレイヤー起点順】に処理するように読み替えること。
例えば、ABCDの4人がこの順番でプレイしているゲームで、プレイヤーAのターン中にプレイヤーAが勝利点カードを獲得した場合の処理順は以下の通り
- プレイヤーAがカードAを獲得する。
- プレイヤーAに、『自身がカードAを獲得したことに誘発する処理』があればこのタイミングで全て処理する。
- (ターン順に則り)プレイヤーBが『プレイヤーAがカードAを獲得したことに誘発する効果』の処理を行う。
(カードAが勝利点カードであれば)黒猫でのリアクション効果もこのタイミングで誘発する。プレイヤーBは黒猫でのリアクションを宣言し、手札から黒猫を場に出しても良い。
- (ターンプレイヤー起点順に則り))他プレイヤーがACDの順で『アタックカード(黒猫)の使用に誘発する効果』の処理を行う場合、このタイミングで宣言し、それぞれ処理する。
- 黒猫が使用される(※習性があればこのとき選択を行うが説明は省略)。プレイヤーBは+2ドローし、他プレイヤーが(ターンプレイヤー起点順に則り)ACDの順で呪いを獲得する。
- プレイヤーACDが『自身が呪いを獲得したことに誘発する効果』があれば、このタイミングで宣言し、それぞれ処理する。
- プレイヤーBが他に『プレイヤーAがカードAを獲得したことに誘発する効果』があれば、続けて処理する。これをプレイヤーBが行う処理が無くなるまで続ける。
- 続いて、(ターン順に)プレイヤーCが『プレイヤーAがカードAを獲得したことに誘発する効果』の処理(上記(2)~(5)と同様の処理)を行う。
- 続いて、(ターン順に)プレイヤーDが『プレイヤーAがカードAを獲得したことに誘発する効果』の処理(上記(2)~(5)と同様の処理)を行う。
- 全てのプレイヤーが『プレイヤーAがカードAを獲得したことに誘発する効果』の処理が終わった後に、続いて発生する効果があれば、それを処理する。
- (2)は必ず他プレイヤーの処理よりも前に発生することに注意。
- 例えば、(1)でプレイヤーAが墓地を獲得し、その墓地の獲得時効果で手札を廃棄するのは(2)のタイミングで処理を完了させる必要がある。
- (5)のタイミングがあるので、プレイヤーBが(4)のタイミングで引いたカードの中に別の黒猫があれば、(5)のタイミングで使用できる。
- ただし、(i)は(a)の処理よりも必ず前であることに注意。
- プレイヤーAが(a)のタイミングで牧羊犬を使用することはできる。ただ、牧羊犬で手札に引いた外交官ですぐさまリアクションする、ということはできない。
黒猫により呪いが撒かれた時点で、アタックカードの使用に誘発するリアクションを処理するタイミング(i)はで終わっているため。
※以降のタイミングで(例えば(6)でプレイヤーCが黒猫を使用するなどして)アタックカードが使用され、再度(i)のタイミングが訪れた場合は、そのタイミングでプレイヤーAは手札の外交官でリアクションすることはできる。
- 特に郎党や身代わりの処理においては、(8)のタイミングが発生する可能性が有るので注意。
- 例えば、プレイヤーAが郎党を使用して①+2ドロー、②屋敷を獲得、③他プレイヤーに呪いを撒く、④他プレイヤーは手札を3枚にする、という一連の処理について考えると、
この処理の②は上記の処理で言うと(1)にあたり、③、④は(8)にあたる。そのため、各プレイヤーが郎党の効果で呪いを獲得&手札3枚にするのは、黒猫のリアクションの後、となる。
- 同様に、プレイヤーAが身代わりを使用して①銅貨を廃棄、②廃棄した銅貨より2コスト多い屋敷を獲得、③身代わりの効果で勝利点カードを獲得したので他プレイヤーに呪いを撒く、という一連の処理について考えると、
この処理の②は上記の処理で言うと(1)にあたり、③は(8)にあたる。そのため、各プレイヤーが身代わりの効果で呪いを獲得するのは、黒猫のリアクションの後、となる。
- なお、(3)のタイミングで黒猫を使用した直後には、(4)ではなく(i)でのリアクション処理が割り込む可能性があることに注意。
ルール上、(4)で黒猫使用者がカードドローをした後には(i)でのリアクションできないので、黒猫使用者はドロー前に他プレイヤーがリアクションするかを確認すべきである。
コメント 
- Online、AI含めて6人戦できるんだけど、黒猫が鬼畜カード過ぎて笑ってしまった。あまりにも容易に敵陣を汚染しまくる……。 --