収録拡張 | コスト | カード種別 | 効果 |
Menagerie | 5 | Action | +2 Coins The next time you play a card this turn, you may first gain a copy of it. |
移動動物園 | 5 | アクション | +2 コイン このターンあなたが次にカード1枚を使用するとき、先にそのカードと同じカード1枚を獲得してもよい。 |
概要
次に使用したカードを獲得できる効果を持つアクションカード。
これ自体がターミナルアクションなので、アクションを獲得したいなら別途村系のカードなどと組み合わせる必要がある。
アクションを残してキャントリップを獲得するなら事前に2アクション、ターミナルドローを獲得しつつ活かすなら実質的には3アクション残っている必要があることに注意。
利用法
- コンボデッキでカードを集めるのに使う。
- ステロ戦術で、シンプルに金貨を増殖させるために使う。
- 負債コストを持つカードを使用すれば、負債を踏み倒せる。
- 特に大君主は炉を使用できるので、(村系があれば)大君主だけでも負債を踏み倒して大君主を獲得することが可能。
詳細なルール
- 炉の効果によるカードの獲得は任意である。
- 炉の次にカードを使用すれば、どのようなカード種別のカードでも獲得することができる。
- 例えば、炉を使用した直後に購入フェイズに入り、最初に金貨を使用した場合は金貨を獲得することができる。
- 同様に、(購入フェイズで財宝を使用せず)夜フェイズに入り、最初に吸血鬼を使用した場合は吸血鬼を獲得できる。
- 【炉の次に使用したカード】がサプライにあるカードなら獲得できるが、サプライにないカードは獲得できない。例えば、馬は獲得できないので注意。
- 【炉の次に使用したカード】が、廃墟や分割された山札のように、異なる名前のカードをサプライの山札に含む場合でも、サプライの山札の上に「【炉の次に使用したカード】と同じ(カード名の)カード」が公開されていれば、獲得することができる。
- 炉のカード獲得効果は使用時効果である。場に出ているときの効果とは処理が異なるので注意。
- 玉座の間などの効果で、炉を複数回使用した場合の処理に注意。
[玉座の間の効果で、炉を2回使用する場合]
- 玉座の間を使用する。
- 玉座の間の効果で、手札の炉の使用を宣言し、手札から場に出す。
- 1回目の炉の効果が発揮され、+2コインと「次に使用したカードを先に獲得できる効果」が発揮される。
- 2回目の炉を使用を宣言する。
- ここで1回目の炉の「次に使用したカードを先に獲得できる効果」が誘発されるので、炉を獲得するか選択する。
- 2回目の炉の効果が発揮され、+2コインと「次に使用したカードを獲得する効果」が発揮される。
- この後、次にカードを使用した際に2回目の炉の「次に使用したカードを先に獲得できる効果」が誘発され、同名のカードを獲得するか選択する。
- 「【炉の次に使用したカード】を先に獲得できる効果」は、『先に』の指示がある効果である。この効果は「【炉の次に使用したカード】が使用された直後で、【炉の次に使用したカード】の使用時効果発揮前」に発揮される。
- 【炉の次に使用したカード】の獲得時、【炉の次に使用したカード】は『使用はされているが、使用時効果は発揮されていない』ことに注意。
- また、【炉の次に使用したカード】を先に獲得できる効果発揮時には、『【炉の次に使用したカード】の使用』は発生しており、場にも出ていることに注意。
- 例えば、村→村→村→炉→エンポリウムAと使用した場合は、炉の効果でのエンポリウムBを獲得するが、この時場に5枚のアクションカードが出ているので、エンポリウムBの獲得時効果で+2勝利点トークンを得る。
- 例えば、村→炉→浮浪児Aと使用した場合は、(浮浪児Aの使用時効果発揮前に)炉の効果で浮浪児Bを獲得できるが、この時浮浪児Aは場に出ており、「場に出ている際に、他のアタックカードを使用したとき、自身を廃棄し傭兵を獲得してもよい」の効果を発揮している。
よって、獲得した浮浪児Bを技術革新の効果などで即座に使用した場合、浮浪児Aを(使用時効果発揮前に)廃棄し傭兵を獲得できる*1。 - 例えば、①(ターン中他にアクションを使用していない状態で)炉を使用→②(村人でアクションを補填するなどして)共謀者Aを使用し場に出す(まだ使用時効果は発揮されない)→③炉の効果が割り込み、共謀者Bを獲得し、技術革新の効果で共謀者Bを即座に使用→④共謀者Aの使用時効果を処理、とした場合は、
③の共謀者Bの使用時効果処理時点で、『このターン中に3回以上アクションを使用している』ので、共謀者Bで追加効果(+1ドロー、+1アクション)を得る。
また、④の処理時点でも、『このターン中に3回以上アクションを使用している』ので、共謀者Aでも追加効果(+1ドロー、+1アクション)を得る。
- 他の『先に』の指示がある効果との組み合わせに注意。
- 【炉の次に使用したカード】のサプライの山に「冒険で用いられる+1アクション or +1コイン or +1カード or +1購入トークン」が乗っている場合は、炉の「次に使用したカードを先に獲得できる効果」とトークン効果は同時に誘発するので、炉の使用者がどちらを先に処理するか選ぶことができる。
- 【炉の次に使用したカード】がアタックカードの場合、浮浪児が場に有れば、炉の「次に使用したカードを先に獲得できる効果」と浮浪児の「自身を廃棄し、傭兵を獲得する効果」は同時に誘発するので、炉の使用者がどちらを先に処理するか選ぶことができる。
- 【炉の次に使用したカード】がアタックカードの場合、他プレイヤーはアタックカードの使用に誘発するリアクションカード(堀、秘密の部屋、馬商人、物乞い、隊商の護衛、外交官、番犬、盾)でリアクションできるが、これはアタックカード使用者が炉の効果で同名のカードを獲得するか選んだ後である*2。
関連カード
拡張 | 名前 | 関連 |
冒険 | 門下生 | 手札のアクションカードを2度使用し、その後同じカードを獲得する。こちらはアクション権の心配がないが入手が大変。 |
同盟 | 専門家 | 手札のアクションカードか財宝カードを使用し、その後同じカードを獲得する選択ができる。 |
コメント
- よくよく考えると、炉の効果は(略奪で一気に増えた)「次に」のテキストを持つ効果ですね。炉が令和の拡張に収録されていたら、次ターン以降も有効な持続効果となっていたかも。 -- 2023-01-20 (金) 12:42:44
- 持続の炉とか考えたくないですね。6コスト相当?7?でもいいくらい -- 2024-07-29 (月) 20:41:28
- 移動動物園は令和だよ。まあ劫略に収録されてたらそうなっててもおかしくないか。なんなら3金出る持続戦利品だったかも。 -- 2024-07-30 (火) 12:05:24
- 持続の炉、そんなにいうほど強くなりますか(炉自体の強さは置いといて)?財宝を全廃棄するデッキでもなければ炉の直後に何も使用せずターンを終了することはそこそこ珍しいと思いますが……。 -- 2024-07-30 (火) 12:54:36