コラム/当たり判定詳細仕様

Last-modified: 2024-05-20 (月) 06:17:38

このページはコラム記事です。

主観・個人の意見などを含む場合があります。

概要

このページでは、当たり判定の詳細仕様について解説する。
ただし、ver5.1.2現在の調査内容によるものであることに注意して欲しい。

あくまで考察であり、筆者はネットで調べただけの一般人なので、推測に過ぎないことには注意して欲しい。

目次

ヒット判定と喰らい判定

このゲームにおいて、攻撃が当たった判定のヒット判定と攻撃を受けてダメージが入る判定の喰らい判定は、別々に判定が行われている。

ヒット判定は攻撃を行った側の画面で判定が行われている一方、喰らい判定は攻撃を受けた側の画面で判定が行われている*1

基本的にヒット判定=喰らい判定だが、処理に微妙に違いがある。

ヒット判定についてだが、これについてはヒット音≒ヒット判定と考えてもらって構わない。
攻撃によって進化ゲージが貯まるナッパブロリー、攻撃によってスキルのCTが短縮されるベジータについてはヒット判定時に進化ゲージが増加する。
そのため、回避でダメージが無効になっていたとしても、ゲージ増加やCT短縮は行われる*2
ダメージボイスなどもヒット判定によって発生していると思われる。

喰らい判定については、実際に攻撃を受けたかどうかとダメージ処理の判定のことを指している。回線不調などで動きが止まったレイダーが攻撃を受けても体力が減らないのは喰らい判定が処理されないためだと思われる。

最大の違いは、前述した当たり判定あり無敵中の処理。
無敵中に喰らい判定が行われた場合、ダメージが無効化される。
攻撃を行った側の画面で攻撃が当たると、攻撃を受けた側に喰らい判定が行われるのだが、この時攻撃を受ける側が無敵中の場合、ダメージが入らないという仕様になっていると思われる。

この仕様は、攻撃の描画タイミングがずれ、ラグが発生した時、自分の画面では攻撃を避けたにも関わらず、攻撃を食らってしまうという理不尽な判定を解消するためだと推察される。

当たり判定ありの無敵と当たり判定なしの無敵

このゲームの無敵には、当たり判定あり無敵と当たり判定なし無敵、2種類が存在する。

当たり判定あり無敵については、チェンジ中に行える一瞬姿が消える回避(バニッシュ回避と呼ばれる)や、生身中のローリング回避などが該当する。
この回避は、姿が消えていることから判定がないと思われがちだが、実際には当たり判定自体は存在している。
ただし、姿が消えている間は無敵のためダメージを受けない。
イメージとしては、ダメージカット100%という方が近いかも知れない。

一方、チェンジ時の硬直やチェンジ時ポーズ、レイダーのバーストモーション中は、喰らい判定なしの無敵になっている。
こちらはそもそも当たり判定自体が存在しておらず、格闘を振っても空振りモーションが発生してしまう。

この2つの無敵は、同じ無敵状態ではあるものの、性質が大きく異なる。
まず、攻撃した場合、当たり判定あり無敵の場合にはヒット音が発生するが、当たり判定なし無敵の場合にはヒット音が発生しない。
攻撃を与えた音が鳴っているにもかかわらず、相手がダメージを受けていない場合、基本的には無敵判定中に攻撃が当たっている。
また、必殺技のように長時間判定が持続する攻撃については、一度当たり判定あり無敵にヒットすると、以後ヒットしなくなる。
一方で、当たり判定なし無敵中は、無敵終了後に持続判定がヒットする。

例外的に、グルドの必殺技である金縛りとギニューのミルキーキャノンで発動する青いハリケーン*3は、持続中に複数回判定が更新されるため,当たり判定あり無敵で凌ぐことは出来ない。
また、グルドの時止めについても特殊な判定になっており,当たり判定あり無敵終了後に判定が再度行われてヒットする。*4

ジャスト回避

攻撃を食らう時に、被弾する瞬間に回避を行うことで、攻撃を回避することが可能。ゲームによってはフレーム回避などとも呼ばれるが、ここではジャスト回避と呼称する。
ブラックかめはめ波などの、攻撃判定が大きく持続する攻撃についても、ジャスト回避によって回避可能。

当たりあり無敵中に攻撃を受けることで、ヒット判定を消費することが出来るため、持続判定で攻撃を受けることがなくなる。
格闘に対してもジャスト回避は可能。タイミングはシビアだが、相手のラッシュ格闘を空振らせることができる。

参考資料

https://wikiwiki.jp/splatoon3mix/%E3%82%B7%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%A0%E8%A9%B3%E7%B4%B0%E4%BB%95%E6%A7%98


*1 この処理方法自体は、このゲーム特有のものではなく、P2P通信を行うゲームでは一般的。
*2 ただし、ナッパブロリーについては、実際にダメージが入っているかどうかに関わらず、レジスタンスなどのダメージカットの影響は受けると思われる。
*3 ジース&バータ生存時のみ発動する。
*4 残像拳で抜けた後,回避で残像拳をキャンセルすると再度ヒットしてしまうが、回避以外の無敵が発生しない行動でキャンセルすると再度ヒットしない。