タイトル:回帰定理-Poincaré Recurrence-
- ポアンカレの回帰定理(Poincaré's recurrence theorem)
アンリ・ポアンカレによって証明された力学系の定理。
- 「この世界の現象は、ある種の条件が満たされれば、その任意の初期状態に有限時間内にほぼ回帰する」
- 「ほとんどすべての軌道が出発点の任意の近傍に無限回もどってくる」
- 「与えられた初期条件に、いくらでも近づき、かつそれを何回でも繰返すことができる」
- 「また、初期状態の近傍に戻るだけであり、初期状態そのものに戻るとは限らない。」
Cpt.1:エントロピーダウン
- エントロピー
無秩序な状態の度合い(乱雑さ)を定量的に表す概念。無秩序な状態ほどエントロピーは高く、秩序の保たれている状態ほどエントロピーは低い。
物質が存在する限り、エントロピーは常に増大し続け、外から故意に仕事を加えてやらない限り、そのエントロピーを減らことはできない。(エントロピー増大の法則)
- ステージ名はアラビア丸数字。
Cpt.2:再輝の星
- ステージ名はローマ数字。
Cpt.3:熱量逆転
- ステージ名は、周期表における旧CAS方式の族。
第8族~第10族のVIIIBは省略されており、VIIB→VIIIB→IB となっている。
Cpt.4:落ちる恒星
- ステージ名はイオニア式ギリシア文字の英語表記。
Cpt.5:暗澹衰弱
- 暗澹(あんたん)
薄暗くはっきりしないさま。暗く陰気なさま。また、将来の見通しが立たず、全く希望がもてないさま。
- ステージ名は2進法表記。
Cpt.6:混沌終局
- 混沌
「個々の単位で見れば規則に従った秩序ある変化を見せるが、総体で見れば複雑で不規則な予測のできない変化を見せる」ような現象。カオス、無秩序とも。
ほんのわずかに初期条件が変わるだけで結果に大きな差が起こる現象起こってしまうため、完全な予測をすることは不可能である。(カオス理論)
- ステージ名はSI接頭語の英語表記。
Cpt.∞
- 阿頼耶識(あらやしき)
仏教用語で対象を認識する八つの作用である八識のうちの一つ。
果てしない過去から現世、そして遠い未来を貫く永遠の生命。仏教では果てしない遠い過去から、生まれ変わり死に変わり、生死を繰り返してきたと教えられている。
阿頼耶は蔵を意味し、阿頼耶には輪廻転生により延々と受け継がれてきた行いの力(業力)が蓄えれらている。
業力には運命を生み出すほどの大きな力があり、善い行いをすれば幸せな運命を導き、悪い行いをすれば不幸や災難を生み出す。
つまり、阿頼耶識に蓄えられた自分の業力によって、一人一人全く違う世界を生み出し、全く違うものを見ている。肉体が滅びても阿頼耶識は続いて行き、蓄えられていた業力によって次の世界を生み出し、生まれ変わり死に変わり、永遠に苦しみ迷いの世界を輪廻転生していく。
阿頼耶には日々、無数の業力が蓄えられ、業力は不滅であるため、業力がおさまっている阿頼耶識も不滅、永遠の生命なのである。