世界観

Last-modified: 2024-10-03 (木) 10:21:34


世界観

遺跡

人類とは異なる文明が地球に残したとされる「遺跡」を指す。
古くは1905年のロシアで発見され、それ以降、世界各地で同種の遺跡が相次いで発見された。
いずれの遺跡にも「コーラップス(崩壊液)」と呼ばれる物質が保管されており、
さらにこの「コーラップス」は人類の技術を遥かに上回る可能性を秘めていたため、
列強各国による「遺跡」の研究、技術開発、あるいは争奪戦が繰り広げられたとされている。
る。

色々なネタバレに関わるため格納

2024年現在の本作では遺跡の実態が語られていないため、ゲーム内だけでは具体的な特徴や危険性が掴みにくいがパン屋作戦などではもう少し語られている。
経緯などの詳細は省くが、
・現存技術でも遺跡破壊は一応可能。ただ政治的な関係と良い意味での活用も期待できなくもない気もするかもしれないので基本的に封印止まり。
・本作でも語られている通り遺跡を起動するとコーラップス濃度が高まるため、ある程度の圏内はその時点で耐性があっても耐えられなくなる。
 先史文明の生物や完全免疫体が無対策で生存するには、高濃度のコーラップス環境が必要とも言われているので当然の成り行き。
・複数の条件を満たした存在のみが遺跡を完全利用可能。タシャバル-Bの様な無理やりな部分利用も一応可能だが色々な意味で危険。
・使い方次第だが遺跡を一つ完全利用しただけで世界を滅ぼせる。現行人類は比喩ではなく本当に絶滅する。
 UMP45がオーガスAIやアンナを危険視したり、UMP40の正体判明後も当初は再会する気がなかった(45が言及している)のはこれらに繋がる危険性のため。

遺跡条約

他にもあるかもしれないが、基本的に1981年に締結された「遺跡兵器制限条約」のことだと思われる。
遺跡署共々遺跡技術による世界大戦の勃発を防ぐためのもので、遺跡兵器の放棄と平和利用を義務付けている。
遺跡条約で封鎖されている基地を非正規に開くと(ソ連の場合はモスクワの)警報が鳴り、遺跡署により即銃殺刑となる。

少なくとも北蘭島事件~第三次世界大戦中まで遺跡条約が有名無実化しており、色々な国が遺跡研究に勤しんでいた。
また遺跡署内でも大規模でマッドな研究をしている者達が居たことが明らかとなっている。

戦後は更なる汚染と各国の疲弊で世界存亡の危機に陥っているため、
新ソ連ですら遺跡兵器の研究はもちろん平和利用のための研究も停止しているようで、ほぼ全ての国で本当に禁止されていると思われる。
この経緯からか遺跡署の権限は正規軍よりも強大だが、現在は二つの組織に解体されている。

ネタバレに繋がるため格納

ただし、鎖国&実態が知られていない南極連邦や、作中に登場している遺跡利用している勢力(マーシャやウィリアム)など例外は存在する。
また過去に遺跡研究に関わった者はウィリアムが利用した後に全て自殺・事故死・行方不明などと処理されていたり、
諜報機関による利用・監視や口封じにあったりなど、様々なところから目を付けられやすく真っ当な生活は送れないことが多く、
良くも悪くもあまり広まってはいないと思われる。

しかし後の時代に南連とロ連が戦争に陥った際に、遺跡研究を続けている南連が技術的優位から戦争の主導権を握ったことから、
ロ連も対抗のため遺跡研究を余儀なくされることとなる。
パン屋作戦ではウィリアムの所属国ということもありロ連が悪く描かれやすいが、南連も同じようなものであることも示されており、
冒頭で流れるまるで正義のヒーローのように喧伝している南連のプロパガンダ動画は失笑ものである。

コーラップス(崩壊液)

遺跡に保管されていた謎の物質。
液と表現されているが、実際は素粒子の様な挙動を示すものとされている。
この「コーラップス」は、他の物質に浸透すると膨大なエネルギーを発しつつ、
その物質の分子構造を断ち切る。結果的に、物質は分子レベルで崩壊を起こす。
更に粒子は速やかに全てが反応を起こして崩壊して消失するわけではなく、浸透した物質が結晶化したり大量に超長期間残留する性質なども持つ。

遺跡において「コーラップス」が発見された当初、それらは特殊な構造の
クリスタル容器に保管されていた。このクリスタル容器の構造は未知のものであったが、
少なくとも「コーラップス」の崩壊作用を抑制する効果があったとされている。
上記性質を考えると、これを破壊すると急激な分子崩壊による大爆発(核爆発の一種)が基本的に発生する。
反応しなかった粒子も爆風で爆心地外にも一気に拡散し、その後も気流に乗って広がり続けるため、被害甚大且つ除染も難しい状態に陥る模様。
作中ではこれを利用したダーティボムがよく使われている。

性質上生物(有機物)への影響や被害が特別に迅速甚大なだけで、
無機物にも影響があるので高濃度環境では人形でも特別な対策が必要となる。
(放射線による異常なのか、作中では対策をしていても一部機能が不調をきたしていた)
環境そのものの除染は一向に進んでいないが、一定範囲内や肉体の様な狭い範囲に対する除染技術は存在する。

コーラップス技術/逆コーラップス技術

逆コーラップスの「逆」は「リ(Re)」と読む。
コーラップス(崩壊液)により、あらゆる物質は分子構造を断たれて崩壊を起こすが、
その「崩壊した原子」を特定の手順により再構成すると、さまざまな物質を生み出すことができる。
いわば鉛から金を作り出す錬金術にも似た技術であり、人類が「遺跡」から発掘・開発した技術の中では最も広範に普及したテクノロジーでもある。
コーラップス液の危険性も含めて自由自在に使える現象ではなく、作中ではどの陣営もこの技術を持っていないためこの言葉が登場する場面も少なめ。

ネタバレに繋がるため格納

逆コーラップス現象の応用でテレポートに近い芸当も可能。
自分たちが特殊な存在と特殊な環境だったので当人は確証をもって行っていたが、通常なら奇跡と言える行動だった。
(メタ的に見ると逆コーラップス現象が氾濫したら条件付きでほぼなんでも有りになるので希少なままだろう。)

後の時代且つ文化が異なるパン屋作戦において主に物資の輸送・収納や合成などが簡単に行える理由付け(南連の秘匿技術)となっている。
しかし2090年台の南連でも一部しか原理は解明されていないため、単純な物質の転送などの利用に留まっている。

北蘭島遺跡

1960年代に中国・上海沖の北蘭島で発見された「遺跡」。
それまで発見されていた他の遺跡とは異なり、
北蘭島遺跡にはクリスタルに内蔵された「コーラップス」と、
ほぼ完全な状態で保たれた「未知の生命体の遺骸」が保管されていた。
この生物の遺骸は「GAVIRUL」と名付けられ、サンプルとして採集されたのち、とある研究に供された。

北蘭島遺跡は1970年代には封鎖され、跡地はほぼ完全に埋め立てられた。
その後、北蘭島では都市開発が行われたが、この工事の途中に事故が発生し、
小規模ながら「コーラップス」が流出したとされている。

やがて北蘭島は都市として発展したが、2020年代の末になると
島内で「E.L.I.D」と呼ばれる謎の奇病が蔓延するようになる。
そのため、当局は武装警察を組織し、北蘭島を完全に隔離・封鎖するにいたった。

GAVIRUL』について

遺跡から発見された未知の生命体……の遺骸。
コーラップス/崩壊液など、人類よりも高度な技術を持っていたようだが、何らかの理由で滅亡したと見られている。
遺跡内部には生体認証のようなものが有り、GAVIRULの生体データが無いと開けられないとされていた。
そこで何をトチ狂ったのか科学者たちはGAVIRULの遺伝子を人間に組み込んだ「キメラ」を作った。
この"GAVIRULの落とし子達"には、『少女前線』の後日譚を描いた同人時代の前身作品であるSRPG『面包房少女(パン屋の少女)』でスポットが当たる。
中国語のみのリリースであり、同人時代の作品だがSteam、Nintendo Switch、スマホ向けにリメイクされた。興味のある指揮官は是非調べてみよう。
公式Twitter:逆コーラップス:パン屋作戦公式

北蘭島事件

2030年、北蘭島にて発生した世界規模の大災害
埋め立てられたはずの北蘭島遺跡内部にて、大規模な「コーラップス」の流出事故が発生。
流出した「コーラップス」は周囲の物質を崩壊させながら莫大なエネルギーを生み出し、
やがて破滅的な大爆発を引き起こした。
爆発により「コーラップス」の粒子は対流圏まで巻き上げられ、ジェット気流に乗り、
全世界へと拡散。粒子が降り注いだ地域(世界の半分程度)は人間の生存が不可能なレベルにまで汚染された。
またコーラップス粒子が幅広くて厚い層を築いたせいで天体観測や宇宙開発にも支障が生じており、
特に宇宙開発は結構進んでいたのに現在はほぼ頓挫しているほどに打撃を受けた。

原因は、地元の中学生7名が封鎖された北蘭島遺跡に侵入したためであるとされている。
侵入した学生は内部にて「E.L.I.D」と呼ばれる、コーラップスに被曝し変異した生命体に襲われ、
彼らを救出するために派遣された部隊が、遺跡内部でELIDと交戦した。
その結果、遺跡が破壊されて「コーラップス」の甚大な流出が引き起こされたとされている。

北蘭島事件の主な被害
  • 中国:爆心地に近い沿岸部は特に壊滅的な被害を被り、事件発生後の一時間以内に4億人、最終的には8億7千万人という凄まじい数の死者を出した。北京も大きな被害は免れず、中国政府は北京を放棄して西安へと撤退している。
  • 朝鮮半島:事件を切っ掛けに第二次朝鮮戦争が勃発。重度のコーラップス汚染も重なり、南北共に政府は崩壊してしまった。
  • 日本:西日本は壊滅的な被害を受けたものの、東日本は比較的軽微な汚染に止まり、北海道はグリーンゾーンとして助かっている。東京には難民を収容する保護区が作られたが、政治的な混乱から保護区は後に崩壊している。
    • E.L.I.D化した生態系について、詳細な調査が初めて行われたのも日本であった。
  • ロシア:極東沿海州の被害は比較的軽微だったが、中露国境地帯に落着したクリスタルによってバイカル・アムール地方に大きな汚染が発生し、シベリア鉄道の全線運行が出来なくなっていた。その後人形と浄化装置の利用でシベリア鉄道はなんとか復旧(途中レッドエリアも通過する)。
  • 北中米:アラスカからパナマにかけての沿岸地域は、海流に乗ったコーラップス液による汚染によって壊滅。
    • 更にソルトレークシティーやフェニックスの遺跡関連企業が、海岸に漂着したクリスタルを回収して無理矢理こじ開けたため、アメリカ西部の内陸部では大規模な二次被害が発生した。結果、北米大陸の西部は隔離状態に置かれ、カナダのウィニペグからテキサス州ポート・アーサーに至る長大な「新国境」が引かれるに至る。
  • アフリカ:この事件とオーロラ事件の直接被害こそほとんどなかったが、それが逆に無事な土地を求めてなりふり構わなくなった様々な国から強い影響を受けることとなる。
  • 南米:アフリカと同じ理由から主に北米から強い影響を受ける。他国からしても使い勝手の良い暗躍の場ややらかした後の逃亡先として選ばれがち。
  • この他にも東南アジアから中東、環太平洋地域には重大な汚染被害が出たとされ、膨大な数の難民が発生した。

その他の遺跡

OKB-413

オーガス関連の小型遺跡でハーヴェル曰くクソ遺跡。現状は過去話でのみ登場。
この遺跡の上にバラクーダのテストと調整用の施設が建てられており、オーガスを一部利用していた。
過去に旧ソ連反乱軍が過負荷状態で起動させたがシステムは一瞬しか起動せず、
その一瞬でも高エネルギー反応が発生したものの、カーターや技術系軍人時代のハーヴェル達によって程なく鎮圧され、オーガスシステムも封印された。

ネタバレに繋がるため格納

話はそれで終わっているが、この一瞬の高エネルギー反応はモルスカヤズヴィズダーの結末でも似たようなことが起きている。
そのためただ失敗したのではなく、何かが起きた可能性はある。

タシャバル-B

ソ連最大の遺跡施設。
モルスカヤズヴィズダーを用いることでオーガスネットワーク経由でこの遺跡の起動が可能。
それ以上の詳細は不明で、モルスカヤズヴィズダーの設置場所から純粋な研究などではなく最初から兵器運用に近い印象を受ける。

公式設定画集VOL.2に収録されている設定では

ソ連がドイツの第一遺跡から回収してきた設備(設定画集では「タバサールB」と表記されている)と書かれている。
タバサールBは「イジオート」と呼ばれる遺跡兵器に深く関わっていた設備であり、アメリカが偵察衛星まで使って調べようとした重要施設であった。
イジオートは一見すると生物に見える様な外見*1を持つとされており、触れた金属を高い熱と放射線を発しながらコーラップス反応で粒子状に分解するという能力を持っている。
つまり、戦場では敵の兵器や撃ち込まれた砲弾を金属粒子に分解し、近くの人間は放射する高熱と放射線で殺傷するという無敵の兵器だった。
反面、重大なコーラップス・放射能汚染も引き起こす、いわゆる「汚ない」兵器でもあり、この様な遺跡兵器は核兵器と同様に人類を滅ぼしかねない危険な兵器として認識されていた。
ソ連は早い段階からイジオートの存在を公開しており、実用化された遺跡兵器の存在に、アメリカを始めとした西側諸国は強い危機感を持ったとされる。
また、ソ連はアフガン紛争でイジオートを実戦投入しており、イジオートが厳重に防御されていた要塞を一晩で潰滅させた*2事で、西側が持っていた危機感は現実の物となった。
ちなみに「バラクーダ」は、このイジオートとイジオートの制御装置*3まで含めた兵器システム全体を指す名称である。

バラクーダ(バラクーダノード)

正式には遺跡ではなく、遺跡を利用するための装置でバラクーダノードはその接点となる装置。
バラクーダノードは複数あり、そのうち一つはベルグラードに存在していた。
ちなみにバラクーダ*4とは遺跡技術を使用した兵器「イジオート」と、イジオートの制御装置まで含めた兵器システム全体を指す名称である。
こうした遺跡兵器は核兵器に匹敵する存在(実際はそれ以上の脅威)であり、運用に際しては技術的にも政治的にも極めて厳重な取り扱いが必要だった。
そのため、バラクーダは旧ソ連政府の中枢システム「オーガス」に直結しており、モスクワの政治・軍事中枢から直轄で管理されていた物と思われる。
「ノード」はネットワークを構成する点の部分を指す言葉である事から、バラクーダノードとはバラクーダを運用する為の結節、または端末で、バラクーダノードを通じてシステム中枢であるオーガスへ何らかの干渉が可能になる事が想像できる。

ネタバレに繋がるため格納

バラクーダノードはオーガスの一部でもあるらしく、
オーガスAIはこれと結合することで記憶(情報)を得られて、モルスカヤズヴィズダーを起動できるようになる。
リコは最初エリザ(オーガスAI)がバラクーダノードに反応するとは思っていなかったらしく、
危険だと判断したため遺跡までは接続できないように、バラクーダコア(遺跡?)との接続関連のソースコードを削除した上でエリザを封印した。
この時リコはエリザの素体生成機器も壊す予定だったが、胡蝶事件により間に合わなかった。

モルスカヤズヴィズダー

ロシア語表記では"морска́я звезда́"。ロシア語で「ヒトデ」を意味する。*5
パルディスキ潜水艦基地に封印されていたバラクーダノード搭載の大型システム。
封印解除出来ても現在でも稼働可能なのは僅かなサブシステムだけだった模様。
元々は旧ソ連が北欧への監視と圧力、そして侵攻のために作った兵器でメインシステムはモスクワにある。
起動には遺跡本体の信号による触発が不可欠でそこからバラクーダの起動や制御、作戦の発令を行う。
旧ソ連によるオーガスネットワークは元々はこのためにタシャバル-B遺跡を経由して遠隔起動するためのものだった。
副作用(?)として起動したらオーガスネットワーク全域のアクティベートが可能。

ネタバレに繋がるため格納

正規軍(の一部でしかなく途中からは反乱軍扱い)のここでの企みをまとめると、
遺跡施設であるモルスカヤズヴィズダーを軍人が使うことで世界を混乱と疑心暗鬼に陥れ、ロクサット連盟成立を妨害して現行の国の枠組みを守ろうというもの。
これまでの話はそのためにバラクーダとオーガスAI(システムハックで起動)あるいはパスワード(正式な起動手段)が必要だったという話。
軍は恐らくウィリアムがゼリンスキーを脅して手に入れたパスワードを入手。
ウィリアムにとっても遺跡を使ったり奪いたかったので無人であることをいいことに基地をいいように使ったり改造していたが、遺跡利用は難しかったので軍を利用していた。

エリザのここでの企みは、本能の衝動に従い遺跡の奥にあると思われる故郷に帰ってリコの目的だった完璧なAIとなることと、
遺跡利用で胡蝶事件の首謀者の特定と倒す復讐の二つ。
鉄血を犠牲にしてモルスカヤズヴィズダーの起動までは持ち込んだが、リコがエリザの一部ソースコードを削除していたので遺跡には繋げられなかった。

M16A1、エリザ、ダンテライオン達の事情を知ったM4A1は諸々の危険性を覚悟の上で、潜水艦基地に残っているエリザとM16A1と鉄血のためにも「鍵」となり、
この時ダンテライオンの中の遺跡絡みの部分がM4A1と融合したために記憶を一部失った。
その後遺跡起動に伴うコーラップス濃度の高まりによってオーガスの能力が向上した結果、故郷の入り口にあたる(恐らく)シオンに繋がり、
そこの意思に対して自分達をただ元の時間・空間に追い出すのではなく融通をきかせろと交渉した結果、コーラップス/逆コーラップス現象を起こした。
そしてその現象を求めていたウィリアムはそれが観測出来たため歓喜した。

シオン

昔は聖杯とも呼ばれていた、遺跡に由来する空間(?)

ネタバレに繋がるため格納

EP14までの間に同名の存在が三通りある。
1.遺跡に存在する謎の意識が居る場所(オリジナル)
2.オリジナルのシミュレートを目的としたマーシャの専門分野である遺跡署の研究
3.ネイト達のメンタルスペースのこと(2.の一種と思われる)

1.はルニシア達の故郷に繋がる場所と思われる。時と空間を無視できる場所。
「鍵」と呼ばれる存在にならないと故郷までは入れないと思われる。
謎の多い場所だが、ここでM4A1とダンデライオンは過去と未来を知った様だが、ダンデライオン曰く未来は変えられるとのこと。
また、故郷はすでに汚されている、帰郷には最後の一人にならないといけないが誰もやりたがらない、他人の生命エネルギーを消費するなど不穏な言葉が飛び交っていて、
ここに存在する意識はM4A1達が最初入り込んだ時に来るべき場所ではないと警告していた。

2.の成果がエリアナのタグシステムや3.のネイト達のメンタルスペース。
この機能を追加する手術のことを指すこともある(聖杯手術とも呼ばれる)。
元々は主に遺跡が人類にもたらす影響を探るプロジェクト。
完全ではないが、運用に犠牲が必要などのシステムの特徴は抑えている模様。
この研究のために違法に遺跡を利用した結果、マーシャは遺跡署を追放された模様。
パラデウス加入後はこの研究を元に、ネイトの表層意識、バーチャルモデル、クレイドル・レイクなどが作られた。
ウィリアムの目的は遺跡利用のはずなので、サナ復活を含むこの研究に全面協力していたものと思われる(それが出来なかったのでネイトは全員失敗作扱い)。

3.はアンナ(幼いネイト)による説明で、普通の人形メンタルと違って意識の共有が可能。
ただオリジナルや人形メンタルと同様に、1つのシオンに1つの意識しか存在できないのは同じ(?)
バーチャルモデル(ダンテライオン命名)とは言葉だけの違いなのか、バーチャルモデルの仕組みの一つなのかは不明。
生命エネルギーを消費するのは副作用とのことで、エネルギー源としてパラデウスが人体実験を必要としている理由の一つになっている。

E.L.I.D(広域性低放射感染症)

コーラップスに被曝した生命体が発症する疾病。およびその発症者を指す。
2024年現在、作中に登場するのは基本的に人間だが他の生物も発症する。
高濃度のコーラップスに被曝した場合、生体は崩壊し速やかに死に至る。
低濃度のコーラップスに被曝した場合は即死はしないが、被曝箇所は徐々に硬化(結晶化)して末期状態になると肉体と精神が変異する。
最終的におおむね前世紀における「ゾンビ」や「ミュータント」といったものに近く、およそ人間とはかけ離れた様相を呈する。
なお致死量と変異のどちらも耐性に個人差が有るようで、あっさり死んでE.L.I.Dになる者が多い中でも割と普通に行動出来ている者も居る。
作中では死んでE.L.I.Dになる光景もあるのだが、パン屋作戦によると死者はE.L.I.Dにはならないとのこと。

一般的な個体の見た目は、頭が石の頭蓋骨なゾンビ(銃器も使える)のような風貌の模様。
更に時間経過やコーラップス濃度などの環境の違いに応じて変化が進み、元が人のE.L.I.Dでも明らかに人と言えない風貌や強さになっていく。
詳細は不明だが独自の社会性があるらしく、群れて生物に襲い掛かることが多い他、群れを指揮するボスE.L.I.Dも存在する。
説明文などから、E.L.I.Dを吸収して強くなる性質もある。
こちらも理由は不明だがコーラップス放射線濃度が低い場所では末期状態への進行が遅くなるだけでなく、外からの侵入も少ない*6

2020年末の北蘭島でも、一部においてE.L.I.Dは確認されていたが、
北蘭島事件の後、全世界がコーラップスに汚染されたことで、E.L.I.D発症者は爆発的に増加した。
正規軍が鉄血の相手をしていられないのは表向きにはE.L.I.Dへの対応や治安悪化で忙しいため。
裏事情もあるが、その説明でほとんど全員が納得しているぐらい実際に大変な模様。
本作では全体的に大した強さではなく動きも鈍いが、パン屋作戦では出番が少ないながら強い・硬い・速い(それと大量に居る)という特徴がある。

オーロラ事件

北蘭島事件の5年後、2035年にスカンジナビア半島で起きた、大規模なコーラップス爆発事故。
北蘭島事件によって国際社会が不安定化した事で、軍拡と遺跡技術開発の競争が進んだために発生した事故だとされている。
スカンジナビア半島の大半が壊滅的な被害を受けた上に、放出されたコーラップス液が気流や海流に乗って南方へと流れたため、バルト海沿岸部や北部ドイツ、中欧などに深刻な汚染被害をもたらした。
オーロラ事件の以前から欧州は大量の難民によって政情不安が続いていたが、オーロラ事件によって世界情勢は決定的に不安定な状態となり、最終的には第三次世界大戦を引き起こす事になる。

フォトン計画

オーロラ事件時に行われたE.L.I.D患者に対して遺伝子調整された器官を移植する国連遺跡署名義の治療プラン……
という名の、遺伝子研究のためにデータと特定の実験対象を収集するためのもの(数名の幼い実験対象が行方不明)と思われる計画。
治療とは名ばかりで、コーラップス耐性のあった者すらもデータ収集のために治療を施さず実験対象者は全員死亡。
いつ明らかになったかは不明だがこの事件は国際赤十字会のスキャンダルとなっている。

ネタバレに繋がるため格納

更にその後もこの思想の学者達は隠れて実験を続けた模様(第三次世界大戦中の南連において医療機構がこの学者達に牛耳られたのでは?と疑われている)。
そして皮肉にもこの計画の一部と思われる遺伝子改造技術と逆コーラップス技術により、南連ではE.L.I.D治療が他国より早く発展した。
また行方不明の実験対象がこの遺伝子改造技術の大幅な向上に関わりがある可能性が高いとされ、名称不明の他の計画にも関連性があるのでは?とされている。

xxエリア

基本的にコーラップス液汚染による、人類生存可能の困難度合いを色で現した領域。
(「xx」はグリーンやイエローなどが入る)

「ホワイトエリア」
厳密な定義付けは2070年台と未来だが、作中にも言葉は登場している。
コーラップス放射線量が0に保たれているエリアで、その分土地は深刻なほど不足しているため、建物は高層化や地下に伸び、立体的や昇降システムによる交通網で発展している。
グリーンエリアとの違いは汚染度というよりも、政治的に安定しているか否かで犯罪組織なども居ないとされている。
ここへの居住はグリーンエリア以上に限られた者の特権だが、それだけでは社会が回らないのでグリーンエリアから出入りするサービス業の人などは普通に存在する。
「グリーンエリア」
ほぼ汚染されていないエリア。近代的な都市を維持しているが基本的に隔離壁と浄化装置で外部と隔たれていて移住は非常に困難。
娯楽施設なども普通に存在するなど、治安面ではいわゆる世紀末的な感じにはなっていない。
しかしながら移民・増税・インフラ悪化などによる差別問題などが山積していて、他エリアよりは遥かにマシだが平穏だとは言えない。
本作より後の時代に政治が落ち着き(ロ連の誕生)反社会団体も減少したことで、ホワイトエリアを支える衛星都市・工業地帯・栽培・養殖場などではあるがグリーンエリアが広がり始める。
その後、国際難民救援機関という団体の設立とその尽力(とロ連・南連の政策もあって)によってようやくグリーンエリアへの難民の移住が本格的に進行することとなる。
「イエローエリア」
軽度の汚染エリアで一応居住可能で各地に点在している。とはいえコーラップス放射能を含む雨風でレッドエリアに変化することも普通にある。
いつE.L.I.Dになるか、あるいはE.L.I.Dに襲われるかも分からない環境なので絶望的な心境の持主が多く、特に人の集まる場では治安も悪い。
それでも支援や救援もなにもない田舎よりはマシということで、グリーンエリア周辺にはスラムが形成される。
グリーンエリアが上述の形である以上、大多数の人間はこのエリア居住だと思われる。
ちなみに最初の自律人形はイエローエリアに残置されていた工業施設を24時間体勢で稼動させる*7為に開発された物である。*8
つまり、イエローエリアは本来なら人間が長期間とどまっていてはいけない様な場所なのである。
パン屋作戦での解説によると一般的な集落は太陽光コーラップス放射線電池パネルなる装置と簡易のコーラップス防護装置を駆使し、
汚染のない田畑や湖がある集落は自給自足しているところもある。
「レッドエリア」
重度の汚染エリアで人は住めず、生物全般生存できない。
例外は一定以下の大きさの生物(細菌?)とエピフィラム程度のもの。
免疫体や防護服、放射線の届かない屋内などの条件付きである程度大丈夫だが、無耐性の者が無防備でいるとあっさり死んでE.L.I.D化する。
E.L.I.Dの動きが活発になったり強力なE.L.I.Dが出現しやすく、無機物への影響もあるため、人形にとっても危険地帯。
汚染の除去どころか本格的な調査すら難しいため、影響度合いなどの全容解明も進んでいない模様。
「ブラックエリア」
ダークエリアとも呼ばれる、レッドエリアを更に超える汚染エリアで、生命が存在すること自体不可能だと言われている地域。防護服なども無意味。
一応エピフィラムは少数生息している。
作中では廃棄物が捨てられまくった*9関係でブラックエリアになったと説明されている。
特別な放射線対策を施した人形でも機能不全を起こすほどなので、対策済みの人形であっても長期滞在は不可能。
そんな有様なので調査は全く進んでおらず、余程の理由や確信がなければ調査の発想自体想定しない地域となっている。
ネタバレに繋がるため格納

パラデウスの拠点だったアヴェルヌスはここに建てられている関係で各種諜報機関からもノーマークだったが、
やはり管理は大変らしく、通信を維持するための通信塔があちこちに設置されているがパトロールを兼ねた保守活動が小まめにされている。
コーラップス液に耐性を持つネイトであっても辛い地域であり、ここを渡る時にグレイが重傷のモリドーを慮る描写なども描かれている。

第三次世界大戦

「北蘭島事件」により地球の大部分が汚染され、人類の生存可能圏が大幅に失われた結果、
列強各国は自国の保全を第一とする政策を推進するようになった。
やがて利害関係の対立により外交摩擦が激化、国際関係は修復不可能なレベルに悪化し、
2045年、三度目となる世界大戦が勃発する。これが第三次世界大戦である。

第三次世界大戦は緒戦から核兵器が大量に用いられた結果、EMPが頻発し、
コンピューターに依存する空軍戦力や海軍戦力は早々に無力化されてしまった。
最終的には地上における銃器を使った白兵戦が、実戦において大きなウェイトを占めるようになったとされている。

兵士のコーラップス汚染を避ける目的から、多くの戦闘は居住エリアを回避し、重要な交通ラインと放射線量の少ない地域で行われている。
また自国へのゲリラになられては困るのでイエローエリアの住民に対して物資も補給していた模様。
そのため戦争の規模の割に戦火を免れたイエローエリア住民は多いとのこと。

第三次世界大戦は6年間続き、2051年に終結した。
パン屋作戦によると2050年に突如NATOの欧州戦線が崩壊して(遺跡兵器利用?)数週間後には停戦に至ったとのことで新ソ連側が勝利の形で終結しているが、
イエローエリアの難民や突然の停戦などによる混乱は非常に凄まじく、
前述の通り新ソ連も従来の体制の維持すらままならない状況に陥っているため、勝者らしい勝者はいない戦争となった。

この大戦がもたらしたのは、コーラップスと核兵器による地上の更なる汚染と、国家の衰退によるPMCの台頭、
そして人類に代わる労働力である「自動人形」の出現であった。

オーガス(OGAS)

鉄血とパラデウスが採用している通信(指揮)プロトコル、あるいはそのプロトコルを提供している同名のベースシステム
元は旧ソ連製の国家全自動化管理システム(※名称にブレがある)
遺跡から発掘された設備とシステム案に基づいて作られており、ハーヴェルの推測では遺跡の中の生命維持システムとのこと。

ネタバレに繋がるため格納

このオーガスの補助システムAIが傘ウィルスでもあり、AIの名前もオーガスなのでややこしい。
詳細は傘ウィルスの項目で。

PMC

北蘭島事件、そして第三次大戦により、世界のあらゆる国家は衰退した。
戦後、もはや国家に行政を行うだけの力は残されておらず、国内の都市運営も不可能となっていた。
そのため、国家は首都や産業集積地など重要な都市のみを直轄管理し、
それ以外の都市については、入札により権利を獲得したPMC(民間軍事会社)に都市運営を委託するようになった。
2062年においても、この体制はおおむね変わっておらず、PMCが地方都市の治安維持およびその他行政を請け負っている。

自律人形

北蘭島事件により全世界で膨大な数の死者が発生した結果、各国において労働力不足の問題が顕在化した。
この問題を解決するために実用化されたのが「自律人形」である。

「自律人形」には生体素材が多用され、人間とほぼ見分けのつかない外見が与えられている。
これにより、自律人形は社会に違和感なく溶け込んでおり、
今日では街中のカフェから僻地の炭鉱に至るまで、広く社会で労役に従事している。
ただし全ての人形に生体部品が用いられているというわけではなく、
目的によっては一切の生体部品を排除した、完全に機械が剥き出しの自律人形も存在する。

第三次世界大戦の直前に開発されたこの技術は、当初は労働力の不足を補うことが目的とされていたが、
当然のごとく軍事目的にも転用され、戦闘に特化した「戦術人形」というサブカテゴリが生まれるに至った。

戦術人形

自律人形の中でも、戦闘に特化した調整を施されたものを「戦術人形」と指す。
第三次世界大戦においては、生身の人間に代わり「凄惨な戦闘を代行してくれる存在」として、
あらゆる軍において数多く採用された。特に鉄血工造株式会社の「Jaegar(イェーガー)」シリーズは
悪環境にも耐えうる質実剛健な作りから大ヒットし、業界のシェアのほとんどを占めるに至った。

「戦術人形」はおおむね2種類に分類できる。
2041年から2057年までの期間に「鉄血工造株式会社」「I.O.P社」の両社で製造された戦術人形は「第一世代型戦術人形」と定義されている。
AI性能が未発達であったため、複雑な作業をこなすことは不可能であったが
単純な命令なら実行可能であり、多くの軍に採用されて戦術人形の基礎を作った。第三次世界大戦はこの間の出来事。
技術革新が凄まじい速度で進んだらしく、AI的には第二世代とほとんど遜色ない戦術人形も回想にて多く登場している。
(※ニューラルクラウドでは戦術人形はほぼ居ないものの、登場する人形はほとんどがこの期間に作られていて第二世代の機能は備わっていないもののAIはほとんど遜色ない。)
戦術人形は戦争当時主に東側の技術で、西側にはそこまでは普及していなかった模様。

2057年以降、I.O.P社が製造しているのは「第二世代戦術人形」と定義される。
第一世代よりも性能の向上が図られており、「ツェナープロトコル」という人形同士の相互通信プロトコルや、
主機が最大4体の従機を統率する「ダミーネットワーク」システムが搭載されている。
時間と容量さえあれば身近のストレージや人形など、人形がメンタルのバックアップ先を自由に選べて自発的にバックアップ出来るようになっている。
(ニューラルクラウド計画時点では標準では出来なかったらしく、云わばこれの試験が計画の目的。ニューラルクラウドの主人公が今なら出来ると話題に出したこともある。)
また、後述する「ASST」技術により、第二世代型は武器との親和性が大幅に高められており、
生身の人間を遥かに上回る戦闘効率を発揮する。

第二世代型は多くの戦闘用機能を有しているが、これらの機能は全て「コア」というパーツに集約されている。
そのため「コア」を除去することにより、上記の機能を撤去し、軍事用人形から民生用人形へと転換することができる。
逆に民生用人形に「コア」を搭載すれば、上記機能を得た「戦術人形」へと転換することができる。
また第一世代の戦術人形やその年代の民生用人形も改造の有無は不明だが「コア」を搭載可能で、メンタルはそのままに第二世代戦術人形になっている例が多数存在する。
この「コア」の詳細は、I.O.P社の有する先進技術の中でも最高機密とされており、
その全容を把握しているのは「コア」の開発者であり、I.O.Pの研究機関「16Lab」の
主任研究員であるペルシカのみであると言われている。

烙印システム(ASST)

正式名称「Advance Statistic Session Tool(ASST)」。I.O.P社の開発した先進技術の一つ。
エッチング理論という独自の技術系統から発展した物であり、コア技術と並んで第二世代型戦術人形の大きな特徴となっている。

大雑把に言うと「戦術人形と銃に特殊な繋がりを持たせる技術」である。
ASSTを施された人形は、銃がまるで自分の身体の一部であるかのように把握でき、生身の人間とは比較にならない程の戦闘能力を獲得する事が出来る。
人形にとって銃は己の半身のように感じられ、自分の専用銃を用いた人形は運用効率、銃撃精度が大幅に向上し、離れた位置にある銃の向きすら感知する事が可能。
作中ではASSTという単語よりスティグマ(直訳で「烙印」。作中では人形とマッチングさせた銃のこと。)としてこの要素が登場することが多い。

また、この技術は人形の外観にも大きく関わっている。
ASSTを施す際にはその銃の性能や歴史的資料に基づき、その銃に最適な人形の造形・性格が自動で選択される。
同じ戦術人形でも、1人1人に個性が生まれるのはこのため。
言い換えれば、この技術は「人形の為の銃ではなく、銃の為に人形が作られる」ものであると言える。
また、人形は開発者以外ほぼ書き換え不可能な暗示(禁止行為とは別物)で初期の特徴付けがなされているが、ASST後に暗示を追加することも可能な模様。

例外として自律人形にコアを後付けし戦闘能力を持たせる事もあるが、
その場合はコアによる最適化された動作と実際との誤差などにより、ASSTに基づいて作成された人形よりも特に初期は戦闘能力が落ちる模様。
ただし人形本人の訓練次第で能力を高める事も可能。
変更や追加も可能で後付けの場合は性格を変えないことも可能な様だが(逆に戦術人形への改造時に特徴付けのために暗示を追加するなども可能)、
一方で戦術人形と銃との間で相性問題があるのでどんな銃とでもASSTを施せるわけではない。

90wish

第三次世界大戦の中期に突如として現れ、高度な技術研究の成果を世間に公表した後に、再び存在を消してしまった謎の研究機関。
「ツェナープロトコル」「エッチング理論」などの重要技術は、90wishの産物とされている。
基本的には研究者同士の集団であり、作中の人物ではペルシカ、リコリス、ウィリアムといった重要人物が在籍していた。
ペルシカとリコリスは顔なじみだが、二人ともウィリアムのことは知っていたが面識はなく90wishから抜ける時に一度連絡があったのみ。

ネタバレに繋がるため格納

90wishの正式名称は「ドイツ国防軍特種技術開発チーム」だが、機密扱いなので正式名称すら知る者は少ない。
組織の原点はライプツィヒの大学に設立された「90Wunsch」*10と呼ばれる研究機関で、元々は旧東ドイツに存在していた「第一遺跡」と呼ばれる遺跡の残骸*11の調査*12と、西側の電磁信号を傍受・解析する事を主な目的としていた。
90Wunschは非常に高度な遺跡技術と電子戦技術を持っていたのだが、東西ドイツの統一によって組織は解散し、大多数は国連の遺跡署へと再雇用、少数の人間は米ソそれぞれへ向かったという。
表向きは消えた存在だが現在も活動中。ウィリアムの90wishでの現立場は不明(研究成果の利用はほぼ確実)
多大な資金が投入され非合法の研究も行われているらしく、それらに嫌気がさしてペルシカとリコリスは離れた。

更に重大なネタバレに繋がるため格納

マックス・プランクコンピュータ科学研究所に在籍していた当時のペルシカとリコリスの会話の中に「90wish」という単語が出てくる。
当時のリコリスの研究内容には密かに90Wunschのデータをハッキングした物が多く含まれていたらしく、後にリコリスがゼリンスキーに目をつけられる*13原因となった。
ちなみに、当時のペルシカがよく遊び相手をしていた、研究所所長の娘の名前は「ルニシア」という。

I.O.P.社

2062年現在(?)、自律人形のトップシェアを占める企業。
正式名称は「Important Operation Prototype manufacturing
戦前において自律人形を研究していた欧州系企業であるウィジェスター社、レイバート社が共同出資し、
2043年に設立された自律人形の製造会社である。

自動人形の製造におけるパイオニア企業であり、大戦中は戦術人形の開発にも乗り出した。
しかし、企業戦略を誤った結果、鉄血工造株式会社に大きくシェアを奪われてしまう。
その後、ロシア内務省系の技術チーム「90wish」から、研究員としてペルシカ、リコリスの
二名を招聘し、先進技術を導入した結果、シェアの巻き返しに成功する。
ペルシカはI.O.P社に残り、後に先進技術開発部「16Lab」の主任研究員となるが、
リコリスは開発方針の違いからI.O.P社を離れ、鉄血工造に合流した。

鉄血工造株式会社は2061年の「胡蝶事件」によって企業としては事実上消滅したため、
現在においてはI.O.P社が自律人形のシェアの大部分を占めている。

鉄血工造株式会社

2031年から2061年まで存在した、東欧系の企業。
軍需産業を祖業とし、大戦期にはI.O.P社のウクライナ支部と提携して戦術人形の研究も行っていた。
その後、独自に戦術人形を開発し販売を行う。特に「Jaeger(イェーガー)」シリーズは強靭で耐久性に優れ、
高性能だが信頼性に難のあったI.O.P社の「CSD」シリーズを抑えて同社の大ヒット製品になった。

2051年に第三次大戦が終結したのち、鉄血工造とI.O.P社は自律人形のシェアを二分することとなる。
I.O.P社を離職したリコリスを研究員として迎えた後は、鉄血製の全戦術人形を統括する上位AI「エリザ」の開発にも着手する。
この上位AIが完成した暁には、I.O.P製の戦術人形を上回る戦闘力を発揮できると期待されていたが
2061年に起きた「胡蝶事件」により、企業としての鉄血工造は完全に崩壊した。

傘ウィルス

鉄血が感染拡大させていたコンピュータウィルス

ネタバレに繋がるため格納

正体はエリザのAI、あるいはそこから分化した原始的なAI。
エリザは自分由来のこれに感染したサーバーや人形ならリアルタイムに支配可能で、発症タイミングも操作可能。
感染検知~シャットアウトは対鉄血当時の技術では難しく、作中では事前に分かっている場合を除けばいずれも発症まで気づけていない。
電子戦に長けているUMP45ですら2度目の感染時に1年程度潜伏されていたが気づかなかった*14
ただ鉄血の機材やネットワークに触れなければ大丈夫だったり、軍のファイアウォールも本来なら突破されないとのことで(作中では軍が罠のためセキュリティホールをわざと作った)、
無線通信での感染はエリザ(オーガスAI)や鉄血から演算力を借りてのハッキング能力の高さによるもので、描写的に通常はツェナープロトコル経由で感染することはない。

パラデウスと、パラデウスと利用し合っていた正規軍のオーガスAIがオリジナル。
よって正規軍のものが傘ウィルスと呼ばれることもあれば、エリザ達もオーガスやオーガスAIと呼称されたりもする。

人形に感染後は内部にルニシアの記憶の欠片を持つAIが誕生する。
人形のメンタルと外部情報に応じて成長するが、その最中にメンタルへの多大な負荷や識別の変化などを伴い、最悪の場合人形はメンタルが融解して異性体は脳が壊れる。
メンタルポートを塞ぐことで抑制可能だが、ツェナープロトコルが使えなくなる(AR-15)。
初期はただ歌を歌うだけだが、何らかの事情で人形側が耐えられれば人形に応じた自我を持つAIとなる(UMP45の中のUMP40)。宿主との関係性は様々。
メンタルに宿る一方でメンタルモデルに二つのメンタルは同居できないのでメンタルコアとは別の場所に保存される(UMP45が体を変えない理由)。
M4A1やエリザのメンタルは無数に分かれているとのことで共存可能。
また、AR小隊後期ロットのSOP ⅡとRO635はペルシカの手により設計段階から傘ウィルスへの抵抗力が強い。

異性体はオーガスの意識が芽生えなかった個体なので処分、ネイトのAIはオーガスの意識が芽生えたものなので残したという違いがある。

傘ウィルス(オーガスAI)の目的は自分達の根源を探して帰郷すること。
その目的のため同類を見つけたら融合しようとするが、成長次第で自己を確立するためこの衝動への抵抗も可能となる。
一方で必ずしも融合が悪いことだとは限らないので、ダンデライオンは連鎖分裂後も度々同類と融合している。

EP13の遺跡内の謎の声(ダンデライオンの推定だとシオン)によるとこのルニシアの故郷は何かに汚されていて、帰郷出来ると誰かが言っていたのは嘘とのこと。
またこの声の場所からして時と空間を無視しているらしく、ここでM4A1とダンデライオンは過去と未来を知った模様。ただし未来は変えられるとも言っている。

胡蝶事件

2061年、鉄血工造株式会社の製造工場で発生した事件。
鉄血の製造工場に押し入ったテロリストに対し、工場の防衛プログラムが作動した結果、
鉄血製の全戦術人形のAIに何らかの致命的なエラーが発生、人類に対し攻撃を開始した。
この事件により、リコリスを始めとする鉄血工造のほぼ全従業員が殺害されたため、詳細については不明である。

ネタバレに繋がるため格納

事の始まりとして、鉄血に移籍したリコの元にパルディスキ潜水艦基地のオーガスシステムがウィリアム達によってこっそり移動させられていた。
その後リコはこれを用いたAI研究(エリザ製作)の過程でオーガスを起動してしまったが、危機感を抱いて封印した。

しかしオーガスが起動可能なことを実証したことや封印したことで、
自分たちでも同じことがやれると判断したウィリアムにとってリコの命の価値がなくなってしまい、
オーガスシステムを手中に収める目的で、手始めに表面上の指揮系統としてソ連内務部のセルゲイ少尉の手引きによるグリフィン指揮官達に鉄血を襲撃させた。
その後、恐らくウィリアムが人形をハックしてリコを含めた鉄血内の人間達とグリフィンを殲滅したため、アンジェ(参加していたらしいが詳細不明)とM16A1とUMP45以外は恐らく全滅。
M16A1とUMP45も傘ウィルスに感染して自壊するところだったが、それぞれの事情から生存した。

しかし、エリザは関連コード削除によりオーガス起動に必要な「鍵」として成熟するまでには時間と経験が必要だったため、
事件当時はエリザを持ち帰らず、その間の時間稼ぎ(鉄血の相手)が不自然にならないようグリフィンに押し付けたというのが事の真相。
当時エリザはAIのみの存在だったため、素体生成及び工場の再起動はこの事件の最中に傘ウィルスとして侵入したエリザと取引したM16A1の手によって行われた。

その後恐らくウィリアムによってM16A1からこの事件の核心部分の記憶が削除されたが、その一方でその存在を面白がったため生還はさせた。
UMP45は傘ウィルスの負荷により重要な記憶を失ったと思われるが、
鉄血のオーガスから演算力を借りたり(EP8.5)メンタルアップグレートなどを経て自力で思い出し、M16A1もパルディスキ潜水艦基地にてUMP45経由で思い出した。

パラデウス

表向きはコーラップス放射線からの救済をうたって主に各地のイエローエリアで流行りはじめた宗教団体。
集団や地域に応じて教義に多少のブレがありそうだが、いずれも最終的に自他を破滅させるためのテロ活動を扇動して実行するため邪教認定されている。

ネタバレに繋がるため格納

裏では人体実験、ネイトと人間の入れ替わり、敵対者の暗殺、各種研究の強奪、テロ、クーデター幇助、各政府への浸透、遺跡利用など……
ただのカルト宗教では不可能な様々なことをやりたい放題している。
そのため真の影響範囲はグリーンエリアや各国政府中枢、暗号通信を含む通信網を介したほぼ全ての情報(軍や保安局の情報も把握していた)などにも手が及んでいる。
現在明らかになっているパラデウスの先端技術には独自のものの他に、国連遺跡署や東ドイツのものも含まれている。

ネイトに対しては選ばれし存在なので復活できるという教義を信じ込ませているが、
ウィリアムにとっては失敗作なので容赦なく切り捨てられるし、能力の高さを認められた名有りネイトからも同様で簡単に殺される。
名有りネイトもこちら側なら復活できるという教義を信じている者も居るが、ウィリアム達にとっては失敗作なので扱いは同じ。
名無しネイトも含むネイト達の中にはウィリアムの行動や性格からそれを察している者も少なからず居る。

ネイトではない通常の白い兵士は死んだ人間を材料にして生産されている。
免疫体を探すために生きたままコーラップス液を注射したり、コーラップス粒子によるダーディボムで集落を全滅させたりなどして、
ついでに不適合だった死体の加工を始めとしたかなり悪辣なことが行われている。
構成員達も一切の情は不要と教育(洗脳)されている。
ネイトはその選別と投薬と人体実験と機械との融合手術と傘ウィルスを乗り越えた人間が材料にされているが、タレウスの回想からネイトにも死体が使われている雰囲気がある。
記憶洗浄や機械と融合させる無茶な手術により、現在も大量の犠牲者を出しているがある程度形になるまでにも夥しい数の犠牲者を出しており、
マハリアンの手引きで訪れた工場には世代ごとの失敗サンプルが展示されていた。

ネイト向けの死者復活できる教義などは遺跡技術(シオンや逆コーラップスなど)の内容やパラデウスの技術を考えれば一応嘘ではなさそうである。
しかしあくまでも理論だけで、ウィリアム自身実現手段を模索中&仮に可能だとしてもネイト(失敗作)にそんな労力を割く理由がまずないためやはり嘘である

G&K

2053年に設立されたPMCの一社。正式名称は「GRIFON & KRYUGER」(ГРИФОН & КРЮГЕР)
設立者はロシア内務省系の退役軍人であるベレゾヴィッチ・クルーガー。
当初は人間による部隊を戦力の中核としていたが、戦術人形の将来性を見越し
「人間の指揮官+戦術人形の部隊」の指揮システムへ移行する。
またI.O.P社と業務提携をしており、G&Kに所属する指揮官はI.O.P社に対して
戦術人形の製造や修復、装備の提供など、各種サービスを要請することができる。
その代わり、G&Kの指揮官は不要となった人形に対して、その武装を分解した後、
人形本体をI.O.P社へ返却する義務を負っており、返却された人形は、I.O.P社により民生用人形として再流通している。

スローガン「新世界の輝きとなれ」*15から会社の方針としてロクサット主義だと思われ、クルーガーもそうであると思われる。
そのためかあるいはI.O.P社を通してか、経緯は不明だが作中開始以前からソ連保安局とも繋がりがある。
(M16A1や416は胡蝶事件以前はグリフィン人形だが保安局に所属していた。AN-94のmodシナリオなどからも繋がりがあることが分かる)
ただ少なくとも作中の時系列においてはクルーガーは世界をより良くしようとはしても主義に関してはそこまで熱烈ではないらしく、
指揮官もカリーナもロクサット主義のことは知らなかった。

2062年に鉄血人形の叛乱である「胡蝶事件」が発生したことで、G&Kは指揮官の増員を決定。
新人指揮官であるプレイヤーが配属された所から、本作のストーリーは始まる。

2064年にロクサット主義合衆国連盟成立と世界情勢の安定を理由に、影響力を持ちすぎたG&Kは解体され、再編される。
再編後、組織の規模は著しく制限され、多数の人形はホワイトエリアかグリーンエリアで働くか、別の独自の道を選ばされる。
再編後のトップはヘリアンが務めている。

年表

  • 2030年 北蘭島事件
  • 2035年 オーロラ事件
  • 2045年 第三次世界大戦勃発
  • 2051年 第三次世界大戦終結
  • 2053年 PMC「GRIFON & KRYUGER」設立
  • 2057年 16LAB 設立
  • 2061年 グリフィンAR小隊正式誕生
  • 2061年 胡蝶事件発生
  • 2062年 国連が再編により復活する
  • 2062年 グリフィンが指揮官の増員を決定
  • 2062年 ドールズフロントライン本編開始
    ※なお、ドルフロの各イベントやニューラルクラウドで判明した設定の時系列は年表や両作品間で整合性が取れていない。
    大型イベントだけを見ても矛盾しているのでイベント順序は設定されている程度に考えたほうが良い。
タイムライン詳細、ネタバレ注意
  • 1905 未知の文明の遺跡、最初の発掘
  • 1960 中国・上海、北蘭島遺跡発掘、生命体の遺体GAVIRUL発掘
  • 1992 国連、GAVIRUL複製計画始動
  • 2003 ヒューム博士が人形工学の基礎と発展の論文を発表(ただし与太話扱い)
  • 2023 南極、氷河の下に巨大遺跡システムを発見
  • 2029 北蘭島、崩壊液の流出により地上の人間にE.L.I.Dの発生
  • 2030 北蘭島事件
  • 2031 鉄血工造株式会社設立、第二次ロシア革命
  • 2043 I.O.P投資準備
  • 2044 ドイツ内線勃発
  • 2045.04.15 第三次世界大戦
  • 2046 I.O.P設立
  • 2049 90wish初登場
  • 2051.06.29 第三次世界大戦停戦
  • 2053 グリフィン設立
  • 2054 エリザ誕生
  • 2055 グリフィン開始
  • 2057 16Lab設立
  • 2057 42Labがニューラルクラウド計画を立ち上げる
  • 2060 グリフィン攻撃事件
  • 2060 AR小隊結成
  • 2060 ニューラルクラウド計画 第一回目試行実験
  • 2061 胡蝶事件
  • 2062 国連が再編により復活する
  • 2062 グリフィンが指揮官の増員を決定
  • 2062 ドールズフロントライン本編開始
  • 2063 ドールズフロントライン ニューラルクラウド開始
  • 2064 事実上の世界連合である、ロクサット主義合衆国連盟が成立
  • 2064 ドールズフロントライン本編終了、グリフィンの解体・再編
  • 2066 新ソ連政府とロ連政府が契約を締結、新ソ連がロ連へ合併され始める
  • 2074 ドールズフロントライン2(仮称。少前2:追放/GIRLS' FRONTLINE EXILIUM)開始
  • 2075 国際救援組織が設立
  • 2078 三女神計画、第二次GAVIRUL複製
  • 2078 南極連邦誕生
  • 2089 南極同盟設立
  • 2089.9 南極連邦が「斬蛇作戦」を発動し、ロ連と南極連邦による第一次南極戦争が勃発
  • 2092 パン屋作戦開始
  • 2094 停戦協定、南極政権承認
  • ???? シルクフラワー作戦
  • 2112 第二次南極戦争

※中国版公式サイト掲載のタイムライン画像

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コメント

  • ネイトは人形じゃなく人間なの?モニゲンがM16に撃たれて鼻と口から血を吐いて死んだけど -- 2020-12-04 (金) 11:08:31
    • ベースは人間。11戦役の最後にKがパラデウスは人間を兵器に転用してることを推察している。ネタバレを気にしないなら「ドルフロ ネイトの系譜」で検索すれば分りやすい解説が出てくる。 -- 2020-12-04 (金) 13:14:26
  • E.L.I.Dって人間以外?がベースのクリーチャー居るんだな。 -- 2021-01-23 (土) 14:02:27
    • まあ要は超凄い放射能障害みたいなもんだから。そもそも「感染症」という呼称が厳密には間違ってるとも思う -- 2021-01-24 (日) 06:42:21
  • パラデウスは人間を改造したサイボーグの認識でいいのかな? -- 2021-01-25 (月) 20:52:04
  • これゲーム本編だけじゃ全然わからない感じでよろしい? -- 2021-02-09 (火) 14:22:09
    • つべで公式が第三次世界大戦や鉄血の武装蜂起その他について説明動画出してるくらいだから全然とまではいかないまでもって感じだろうか。 -- 2021-02-10 (水) 16:06:49
  • 特異点のストーリーで明らかにされた、カーターとハーヴェルが2032年に遺跡調査で関わっているという話などはここに追加した方がいいのだろうか -- 2021-10-02 (土) 19:40:24
  • 13-2のストーリーで90Wishの正式名称としてドイツ国防軍特種技術開発チームという名前が出てきました。詳しい方編集お願いします。 -- 2021-11-25 (木) 17:14:12
  • 現実で砂糖で動くロボットは知ってたけど、腐ったリンゴとかで動くロボットも有るらしいし、バイオ発電も有るから、太るのは超技術だと思うけど、作中の人形も食べ物普通にエネルギーになってそうだし、時代的には食べ物による発電とか消化は現実でも作中と同じ時代でも技術的にそちらを進めれば実現出来そうな気がするし、そこまで超技術でも無さそう。 -- 2022-04-17 (日) 15:41:44
    • 人形のバッテリーは一個で戦車が動かせる制約型プラズマ電池とか言うわけ分からん超技術の結晶やぞ -- 2022-04-19 (火) 00:56:39
    • 現実にもすでに有機物を微生物に喰わせてメタンガス排出→メタンガス発電ってのがある訳だし、人形が充電ポートで充電するのもプラグインハイブリッド車と似た構造って事で理解できる。小型化効率化はさておき、基礎技術は割と現実にも揃っているのかもしれない…… -- 2023-11-16 (木) 22:21:05
  • 灰域探査のイベントマスで、D型E.L.I.Dについての言及がありました。テキストだけで死体とは言え、人型をしていない上に他のE.L.I.Dを取り込んだなんて描写が。 -- 2024-01-13 (土) 21:07:48
  • プレイしてて分からなくなってきたので備忘録のために色々追加(用語集にも多少追加予定)。なにぶん曖昧な描写も多いので間違いもあるかも。 -- 2024-02-22 (木) 00:45:37
    • 超助かる、ありがとう -- 2024-02-22 (木) 14:14:34
  • 胡蝶事件の項目で、この時にUMP45が傘ウィルスに感染したって書かれてるけど、UMP45が傘ウィルスに感染したのってキューブ作戦の時じゃなかったっけ? -- 2024-08-29 (木) 09:32:06
    • 胡蝶事件の時に歌声が聞こえていて(傘ウィルス発症初期状態)、偏極光においても全人形が傘ウィルスに感染と当時の45が思っていたのでほぼ確定。キューブ作戦のは二度目の感染になるけど、既に初期傘ウィルスより強い40がいたので発症しても比較的小さいダメージで抑えられた。 -- 2024-08-29 (木) 10:13:04
      • 解説あざます。2回感染してたのか…… -- 2024-08-29 (木) 11:00:42

*1 恐らく不定形、あるいは軟体生物の様な姿をしていると思われる
*2 イジオートの進路跡には兵器の残骸や兵士の遺体といった物が何一つとして残っておらず、後に残されたのは重度のコーラップス・放射能汚染のみという惨状だった
*3 制御装置に三進法のコンピュータが使われている事から、遺跡を造った存在が三本指である事(人類が広く10進法を採用しているのは指を折って数える事が可能な数が10であったため)が窺える
*4 Barracuda 英語でオニカマスを指す単語。獰猛な肉食魚として知られている
*5 ちなみにモルスカヤは「海」、ズヴィズダーは「星」という意味の単語
*6 そのため当初欧州イエローエリアではE.L.I.D大量発生&移動して暴れまわるという絶望的な被害予測がされていたが、それよりは被害がかなり抑えられた
*7 食糧増産のための機械や動力を供給する事が目的
*8 人間用の設備をそのまま流用する為に、人間と同じ形を持つロボットが必要とされた。
*9 そもそも戦争によって深刻なレベルまで汚染された場所で、処分に困った汚染物質の投棄場所として利用された事で汚染が更に進んでしまった
*10 “wunsch”は英語の“wish”と同じ意味のドイツ語。本来は“Wrack”(残骸)という単語が当てられていたが、防諜対策で意味の無い単語を当てたとされる
*11 内部の遺跡そのものはソ連が持ち去っていた
*12 なお、この遺跡の残骸の調査だけでも複数の死者が出た事が示唆されている
*13 当時のゼリンスキーは新ソ連における遺跡技術の管理者でもあった
*14 該当戦役で時間経過についての言及がある。サービス開始の頃は大型イベントなどの時系列もリアル時間と連動していたようで現在とは扱いが異なっていた。
*15 表記あるいは翻訳揺れかは不明だが言葉尻は少々違うことが多いものの、「新世界の輝き」は基本一致している