怪文書2

Last-modified: 2023-01-02 (月) 00:23:01
  • 怪文書コーナーその2
    行数が長すぎると怒られたので新規作成。
    もういっぱいだから次はここ行くねー!
    長い文章をここに写すのがめどい時はアップローダーもよろしくね
エメラとマスター

エメラはロボである。それも戦闘用のロボだ。だから普段メイドとして仕事をしていても、思考ロジックの違いなどでどうしても頓珍漢な行動をしてしまうことがある。
掃除が正しくできない、ご飯を作るときに火力を間違えるなどは優しい方で、裏庭で燃えるゴミをΔスレッドで消し飛ばそうとすることもあった。
マスターは、このポンコツとしか言えないエメラをボソバーガーノレブランド【サイエンシナプス】から借り受けた時、一連の働きを見て不安しか感じなかったことをよく覚えていた。
だが、エメラを連れて初めてボソバーバトノレの世界へ飛び込んだ時、彼女は普段のダメダメな様子から一変、その戦闘用ロボとしての機能を存分に果たし勝利を収めたのであった。

 

「ご主人様、これがエメラの本来の性能でございます。……幻滅しましたか?」
「なんで幻滅する必要があるんだい、むしろかっこよくて惚れ惚れしちゃったよ!」
「カッコいいというのは褒め言葉としてはいかがなものかと思いますよ、ご主人様。」
それから1人と1体は時に快勝し喜びを分かち合い、時に敗北してしょげるエメラを慰めたりと、日々絆を深めていった。

 

エメラはロボであるが、同時に女の子である。何故【サイエンシナプス】がロボにそのような機能を持たせたのかは謎だが、エメラには動物を可愛いという気持ちだってあるし、時には恥ずかしがったり、マスターを想う心もある。
そんな彼女が自分のようなロボを引き取り、連日共に過ごしたマスターにある種の特別な感情を抱くのはなんら不思議なことではなかった。
しかし、その気持ちをエメラは感じていても理解が出来ない。そのような思考ロジックは存在しないからだ。
マスターが近くにいないとそわそわする、マスターから褒められると気持ちがふわふわする、マスターの一挙一動が気になる。側から見ると完全に恋する女の子なのだが、エメラは自身の中に生まれて、日々成長するその気持ちが恋だと気付けない。

 

マスターは人間である。そんな彼女の様子を見てまさかとは思いつつも、自身もエメラに対して確かな愛情を抱いていることを自覚していた。
しかし、人間とロボである。2人の関係は一般的にとても認められるものではない。マスターはとても悩みに悩んで、そのせいでボソバーバトノレに連敗することも度々あった。
エメラは流石に様子がおかしいと気付き、声をかけるが、マスターは「何でもない」と誤魔化す。そういうとこあるぞ。
この時、エメラはここで引いてしまうと良くないという直感に突き動かされ、マスターを問い詰める。
「ご主人様、なんでもなくはないでしょう。ここ最近のご主人様の様子は目に余るものがあります。何があったか話していただくまで解放しませんよ。」
ここで観念したマスター、遂に自身のエメラへの想いを吐露し、恥ずかしさのあまり真っ赤になり顔を合わせられなくなってしまった。

 

「え、と…ご主人様、そ、れ、は……」
エメラ、ここで告白の衝撃と赤面するマスターを見て回路に変調をきたしてしまう。体中の温度が上昇し、秘めていた気持ちがどんどんと大きくなる。思考回路にも影響があったのかは定かではないが、エメラはその気持ちを「恋」、そして「愛」であると認識してしまった。
こうなるともうエメラの熱暴走は止まらない。Δスレッドが暴発し、辺りがめちゃくちゃになる。マスターは驚いて慌てて緊急停止コードを口頭入力してエメラはようやく止まった。

 

その後、マスターは家にエメラを運び帰り、再起動した後に再びエメラと相対した。
「ご主人様の気持ちは理解しました。…私も、ご主人様のことが………す、すきです…」
その言葉を聞いてマスターは顔をくしゃくしゃにしてエメラに抱きつく。エメラは驚いたものの、覚悟を決めていたのか熱暴走する様子はない。
「ご主人様、私には人の温もりはありません。私は、生き物の命を容易く奪ってしまう兵器です。それでも、ご主人様と一緒に、ご主人様と同じ時間を歩みたいと思います。……許して、いただけるでしょうか?」
「許すとか、許さないとかじゃないんだ。僕だってエメラと一緒に同じ道を歩きたい。」
言いながら手を差し出すマスター。
「ありがとう、ございます…」
おずおずと手を伸ばすエメラ。1人と1体は手を繋いで、どちらからともなく唇を重ねるのだった。

 

「ところでご主人様、2人の気持ちを確かめたところで今後の生活についてでございますが。」
「え、何があるの?」
「夜の営みについてでございます。ご主人様とて1人の男性。私もこ、恋人の……を処理しなければならないという常識くらい知っているのですよ。そこで私はたった今ネットワークに繋いで人間の女性を事細かに模した専用ボディを早速注文致しました。これで今後の夜はウハウハでございますよご主人様。楽しみましょうね。」
「わ、わーいやったー…。」
「やったー。」
この時マスターは知らなかった。エメラが注文した専用ボディは1000000CPもする超高級品であることを。
支払いを頑張れマスター、支払いに負けるなマスター。エメラは幸せそうだぞ。

 
パプシコしてぇなぁ…

私はマスターに会えたことが本当に嬉しくて、幸せで仕方ないように感じるのに、ふとそのことが、まるで当たり前のように悲しいものにも思えてしまいます。
バトノレに勝った時に一緒に喜びを分かち合ったり負けた時に二人揃って悔しく感じたり、そういう積み重ねてきた思い出の数々が、いつかやってくるお別れを育てているような、幸せを集めれば集めるほどお別れが辛くなるような、そんな気持ちになることが時々あります。
堕天して訳の分からない物体にそそのかされるまま意味の分からないボソバーバトノレに参加することになって本当に困っている時に、優しく手を差し伸べてくれたこと、右も左も分からない私に大丈夫って声を掛けて沢山沢山サポートしてくれたこと、帰る場所がない私と一緒に暮らしてくれたこと、貴方にしてもらったことは数え切れないほどあるのに私から貴方にしてあげられたことはあんまり思い浮かびません。こんなことを言うと貴方は決まって困ったように笑った後、ちょっと意地悪そうな顔で私の頭を撫で回すんでしょうね。
戦ったり誰かと争ったり、そういうのが生来苦手な私は最初の頃、こんな戦いに参加しないと帰れないのなら路傍の石ころみたいに消えてしまいたいなんてことを考えていました。もしあの時貴方が私を見つけていなかったら、貴方のことなんて知らないままに私はそうやって生きていたでしょう。自分も協力するから頑張って帰ろう、試合なんだから気に病む必要はないしむしろ友達作りにもなるよ!そんなよく分からない理屈で一生懸命喋る貴方を眩しそうに見つめたことは今でも鮮明に覚えています。
今もそうやって私が元の居場所にちゃんと帰れるように応援してくれる、手伝ってくれる貴方に私は嘘をついています。貴方に私の想いが全部伝わって欲しいなんて思うのに臆病な私はそれができず、本当はもう帰りたくない、ずっと貴方と一緒にいたいなんて秘密を抱え込んだまま今日も貴方に「帰りたい」なんて嘘をつきます。マスターが思うよりもずっとずるくて意気地なしの私にどうしてそんなに優しくしてくれるの。今日もそんな気持ちを抱えたままちくりと胸が痛みます。
ゲームに負けたり他のことだったり、例えどんなに悲しいことがあったとしても、どんなに取り返しのつかない綻びがあったとしても、貴方と一緒にいればそれで良かったと笑えるのがどんなに嬉しくて、楽しくて、幸せなのか、きっと貴方は知らないでしょう。幸せで、切なくて、目の前がぼやけて滲むような奇跡で、私の胸はいっぱいで今にも溢れそうです。あの時私の名前を呼んでくれてありがとう、マスター。

 
大先輩とマスターくん

「ねぇマスターくん?ちょっといいかな?」
ふと藤崎詩織…さんに声をかけられる
「さっきシロちゃんから相談を受けたんだけど…あなた、最近シロちゃんとのデートの日にクロちゃんと食事に行ったんですって?」
!マズイ…一番知られてはならない人に知られてしまった…
「もう…女の子を泣かせたりしちゃダメじゃない、シロちゃん泣いてたわよ?特に女の子とのダブルブッキングなんて一番やったらダメじゃないの」
うう…すみません…返す言葉もない…
「私に謝るんじゃなくてちゃんとシロちゃんに謝りなさいね、もう…」
で、でも今更シロになんて謝ったら…
「しょうがないなぁ…それじゃあ明日の土曜日、空いてるかな?ショッピングに行こうと思ってたんだけど…そこで一緒に考えよっか!」
え、いいんですか!?流石先輩は頼りになるなぁ!
……

こうして藤崎詩織はマスターくんとの約束を取り付けた
マスターくんと地味に取られそうなシロの明日はどっちだ

 
ベースガーディアンモモコ5

【ベースガーディアンモモコ 第88話】
モモコの肩に痛みが走った。
疲労による肩こりとかではない。切られたのだ、目の前のオレンに。
リスポーン封じに前に出た隙を狙われベースが攻められている現状、少しでも早く戻ろうと
帰還ボタンを迂闊に押したのが災いした。
何とか生きてはいるが、あと一発同じものを食らえば終わり。
しかもこちらの足が3止まりに対し、おそらく相手は5以上であるだろう。
背中を向ければその瞬間白刃が煌めくのは想像に易かった。
ならば今、モモコがとるべき手段は。
例え無駄になるとしても、それで相手が少しでも留まってくれるなら。
この命には、価値がある。
モモコはオレン側に一歩踏み出し、跡地にウォールモモコを放った。
これでブロックを排除する分の数秒を稼げる。今はそれで良しとしよう。
そしてモモコの首筋に白刃が迫り──

 

一瞬の眩暈の後、果たして目の前に倒れているのはオレンの方であった。
一体何が、と動揺するモモコの前に一つの影が落ちた。
「大丈夫モモちゃん!もう安心だよ!」
そこには髪にSUBの欠片を載せて朗らかに笑うシロの姿があった。
モモコは目を見開き、そしてフッと笑いこう告げた。
「ベース帰るぅ……」

 

3秒後、綺麗になったリスポーン地点から復帰したオレンに叩かれたモモコは
デス数を重ねつつも無事ベースに帰還できたのだった。
【続く】

 
堕天

以前マスターは天界から堕ちた印に紫が混じる私の白髪を見て素敵なメッシュだねと褒めてくれたことがあった。
うじうじとしていた私はそんな言葉をかけられたのが信じられなくて、何だか温かいものが込み上げてきて泣いてしまったのを覚えている。
私を傷付けてしまったと思ったのか必死に謝る彼が何だかおかしくて今度は笑ってしまうと、ほっとしたような顔で私の髪を撫でてくれた温もりをきっと私は忘れないだろう。
髪の大部分は紫に染まり、白髪は面影を残すばかりとなったが、変わらずあの人は私を撫でてくれる。
鏡を見て左右で違う目の色に頭を悩ませている時も横からマスターが覗き込んできて、やっぱり綺麗なオッドアイだねと微笑んでくれたことがあった。
俺もコンタクト入れたらお揃いになれるかなとなぜか乗り気だったのでそこは丁寧に止めておいたけれど、嬉しかった。
今の兎みたいに赤い両目もマスターからすると綺麗に映るらしくて、よく褒めてくれるのはくすぐったいけどとても温かい。
私がどんな姿になっても一緒にいて愛してくれる、そんなマスターのことが…
「ちょっとセイジャ!人の日記を勝手に見ないでよ!マスター!?いえなんでもありません!」

 
ボソバーガーノレチップス

ボソバーガーノレチップス
ボソバーガーノレカードが1枚付属されている子供に大人気のお菓子である。
カードだけ抜き取られて問題になったのも今は昔の話だ。
しかし、みんなはこのポテトチップスのおいもは誰が作っているか知っているだろうか?では早速見学へ行こう。
かつてハドソンと言われる企業があった試される大地「北海道」そこに農家さんはいた。
この見渡す限りの大農園を仕切るのはなんと女性なのである!
諸事情で映像は写せないがおいも農園の経営者にインタビューはできた。
「そうですわねぇ、朝は早くからお仕事ですがとてもやりがいがありますの。1つ1つが小さくですけど少しずつ大きくなる
 そう、まるである日の下僕様…いえ関係ありませんわね…
 1つ1つが美味しくなるように頑張って育てるのがおいもチップスの美味しさの秘訣ですわ。」
朝の作業を終えた彼女は額に汗を流し質問に答えてくれた。
そうボソバーチップスは農家さんが毎日頑張って作ってくれているのだ。
君もボソバーチップスを食べて今日も元気にゴーボソバー!

 
アクア様 射精管理
 

…んっ…マスター、愛していますわ…❤️

 

…あら、下僕様いつからそこに?私とマスターの愛の営みを覗くなんていくら下僕様と言えども無礼が過ぎますわよ?

 

…マスターよろしくて?
よかったですわねマスターからの許可が出まして
さあその目にしっかりと万物の頂点であり真理であるアクアブルー家の愛の営みを焼き付けなさい❤️

 

まずはそうね…やっぱりマスターのペニスから見てもらいましょうか❤️ペニスの先っぽにキスをして今日も存分に可愛がってくださる?っておねだりしますの❤️
下僕様には口にすらした事ないのに❤️
ほら見てみなさい、マスターのペニスを❤硬さ、太さ、長さどれを取ってもエレガントですわ❤

 

それに比べて下僕様の物は…そもそも1度として見た事ありませんでしたわね❤️今ここで脱いで見なさい、ほら早く

 

…何ですの、これ?そのような粗末な物で私を満足させられるとでも?ああ、失礼私とした事がまだ勃起していないという所にまで頭が回っておりませんでしたわ
早くその粗末な物を大きくして見せなさい?お返事は?

 

…何をしているのかしら
私の痴態を見た上で勃起出来ないとでもおっしゃるの?
…まさかそれで勃起していると?流石に冗談でしょう?普段のマスターよりも小さいですわよ?本当に使えませんのね…
あっ❤️マスターったら❤️もう少し我慢は出来ませんの?❤️え?私もすっかり準備出来てるって?当然ですわ、マスターに愛して貰えるんですもの❤️想像するだけで幸せですわ❤️

 

さぁ、マスター❤️今日もいつものように敗北を味あわせてくださいな❤️

 

あっ❤️激しいですわマスター❤️うふふ、嫉妬ですの❤️私が愛するのはマスター1人だと言うのに❤️その証拠に私の子宮がずっとマスターを求めていますもの❤️早く❤️早くマスターのザーメン奥にくだひゃい❤️いっぱい中出ししゅて甘美なはいびょくをぉぉ…❤️
下僕しゃまは早くその粗末なものをごじしんでシゴいてみせてくだしゃい…❤️みじめな敗北射精して白旗あげてくだしゃい…❤️上手に出来たら一生下僕しゃまの射精管理をしてしゃしあげますわ❤️もちろん貞操帯を付けてね❤️
ああ、もちろん高貴なわたくしにしゃわってはいけませんわよ?❤️見てるだけでまんじょくしてくだしゃいな❤️
マスター❤️どんどん大きくなっているのが分かりましゅ❤️もう射精されるのでしゅね❤️いっぱい射精してくだしゃい❤️マスター❤️

 

はーっ❤️はーっ❤️最高にエレガントでしたわ…❤️
マスター、まだ抜かないでくださいまし?❤️もう少しこの余韻に浸っていたいのですわ❤️
下僕様は…上手に射精出来たようですわね❤️偉いですわ❤️それじゃあご褒美の貞操帯を付けて差し上げますわ❤️ほらこの通り❤️粗末な物にお似合いですわ❤️
その貞操帯の鍵はマスターに渡しておきますのでどうしても射精したくなったらマスターに土下座でも何でもしておねだりしてくださいな❤️

 

さて、下僕様?私はこれからマスターとセックスをしなくてはなりませんの❤️そこに下僕様は不要なの、お分かり?あと、私に近付く時にもマスターに許しを請ってからにしてくださる?お返事は?

 

…はい、良くできました❤️
それじゃあお帰りはあちらよ❤️ごきげんよう❤️

 
恋は臆病

「ご主人…」
ふと人恋しくなる時間、真夜中。近頃の寒さも手伝いつい感傷的になりモモコは呟く。
ぬいぐるみを抱きごろりとソファーに横たわると肌に伝わる冷えた感覚が余計に思いを加速させる。
静寂を埋めるようにテレビを眺めても内容も殆ど頭に入っては来ない。思い返すのは主人と最後に交わしたやりとり。
『しばらく忙しくて会いに行けないかもしれない』
そう主人に言われてモモコは「そうなんだ、お仕事頑張りなさいよね」と顔も見ずに言った。
彼はモモコのそっけない、突き放すような返事の裏に潜む少女らしい不満、素直さを押し殺した精一杯の強がりを感じ取りあははと細い声で答え、頭を掻いた。
「もし来れるなら連絡、ちゃんとしてよね」
最後に彼女から社会人としてのお約束を告げられた後、彼は自分も会えない事がとてもつらいんだよと伝える様にモモコを抱きしめ、帰路へついた。

 

それから4日が過ぎた今、モモコはこんなにも精神的に参ってしまっている自分を嫌悪した。
人気アイドルを取りまとめるリーダーとしての忙しい日々、それに裏打ちされ積み重ねた経験と実績。暮らしの中で身に着けて来た一人で居る事への慣れ。
今までの人生で手にしてきた自分の強さが、自信の全てが今の気持ちには通用しない、ただ好きな人に少しの間会えないというだけなのに。
ご主人の姿を事あるごとに考えてしまう。忙しくてもご飯は食べているのかという心配。他の女の子に迫られてはいやしないかという独占欲。
ご主人が思いを寄せているのはアイドルの皮を被った自分のではないかという不安。ご主人に抱きしめられた時の感覚を思い返し、一刻も早く再び抱きしめられたいと思う女心。
ご主人ご主人ご主人ぜ~んぶご主人の事で頭がいっぱいになってる様な自分に対する恥ずかしさ。etc…
この全てを寒さで感傷的になっただけと簡単には片づけられない。ぬいぐるみを抱く腕に力が入った。
「ご主人のせいでモモぴゅんのプライドズタズタマジありえない………ご主人…」
様々な感情が渦を巻く中、モモコは眠りに落ちた。

 

身長差のあるカップルが町を歩いている。お揃いのニット帽にマフラー、人の目を物ともせずぴったりと寄り添って。
女の子は男性の左腕をぎゅっと全身で抱きしめ愛おしそうに眼を細め幸せに浸っている。
男性も女の子を見つめ自分は今世界で一番幸せだと思っているような笑顔を隠そうともせず振り撒く。そう疑う予知無し、バカのカップルだわ。
交差点で信号待ちをしていると女の子は顔を上げ、男性に言う。
「モモぴゅんねご主人の事大好きだよ、もうずっと離れたくないよ、大好きだよ、知ってた?」
「知ってるよ。俺もモモコの事スキスキ大好きだよ、愛してるよ」
「ホント~!結婚しよ」
「結婚するする~幸せ~!」
うわうわうわうわ。正気を疑うようなやりとりを大真面目にしている。絶句。
もう信号変わってるし、滅茶苦茶邪魔になってるし。
げんなりしていると小走りで悪意を持った人がわざとらしく女の子にぶつかり、点滅する青信号の奥へ消えていった
「大丈夫かいモモコ」男性は女の子を全身でしっかりと抱き留めていた
「ご主人!ありがと~感謝感激だよ~」
「何もない所でこけるなんてモモコはうっかり屋さんだなぁ」
「えへ…」
そしてそのまま二人はキスをした。なんだこれは、おかしいのは私の方か、世界の方か。
このバカップルはぶつかった人に怒りを露にする訳でも、自分達の行動が他人にやっかまれた事を恥じる訳でもない
お互いに相手の事しか見えていないんだ完全な二人だけの世界。呆れ果てた。もう勝手にやってろ。
イラついている私に女の子は振り返りこう言った
「アナタはご主人に本当はどうして欲しいと思っているの?」

 
 
 

モモコは夢を見ていた。
「ありえないし~!!!」
ソファーから飛び起きるとモモコは抱いていたぬいぐるみを力いっぱい壁に投げつけ、大いに取り乱した。
ほのかに残る小恥ずかしい夢の余韻が無意識のうちに口元をだらしなくゆがませる。
しばらくした後、にやけた笑顔も消え、自分に似合わない子供らしい夢だったと鼻で笑い飛ばそうとした瞬間、モモコはハッと気づいてしまう。
ここ最近のモヤモヤの元、自分を嫌悪していた原因は素直な恋心を認める事ができずに恥ずかしがり、ひねくれていた、彼に甘える事を怖がる恋に臆病な自分なんだと
会えないのにこちらから連絡するのはご主人に迷惑だから、こんな時間に連絡してもきっと忙しいからと自分で壁を作り、電話をする勇気も無い自分。
抱きしめられた事がうれしかったのにそれをご主人に伝える事ができず黙っていた自分。
行かないで。私と居て。というワガママな本当の気持ちを押し殺した自分。
夢の中の自分は今の自分が失っていた強さを捨てずに思い続けていた。ご主人が好きだという気持ちを純粋に楽しんでいた。心から笑っていた。
自分が大人になって囚われていた事、あまりに恋に後ろ向きだった事を思い知らされ、打ちのめされた。人生史上最悪の目覚めだ。
でも、それに気づいたならばこのチャンスを臆病なまま逃す訳にはいかない、今までの自分に別れを告げなければいけない。信じてもどうせ裏切られるんだと諦めていた毎日に。もう心は決まっていた。
夢で見てるだけじゃ叶わないよ、思いを伝えなくちゃ。そう自分を奮い立たせると朝一番、モモコはご主人に電話をかけた。
「ねえご主人、モモぴゅんね…ご主人のコト、好きだよ。それでね毎日ご主人に会いたい…ご主人と一緒のお家に2人で住みたいの…」
それは消え入る様な声だったけれどモモコは一歩、前に踏み出した。いや多分3段飛ばしぐらいしてる。

 
KOUシロUさん(16~22)
 
彼女の話

天界では効率化のために使用されている圧縮言語。
それは堕天した今も変わらず私の口から発せられる。
マスターとはマニュアルなしでは意思疎通できず、そういった意味で
完全に対話できるのはKOUシロUさんだけ。
…KOUシロUさんには色々とお世話になりっぱなしだ。
ボソバーバトノレが本格化する前、私がジャッジメント(硫酸ジェット噴射)と
ケルベロス(3WAY硫酸)の練習をミンボーを的に行っていた時、見学に来た
KOUシロUさんが仰ったのだ。
「ふむ‥硫酸もいいがそれはレクイエムだけにするといい。危ないからね」
「それに対してバンテリンは肩にも腰にもスゥーッと効いて…これはありがたい…」
私はハッとした。
バトノレだからってすべての技が相手を傷つけるものである必要はないのだと。
それから私はレクイエムに硫酸のすべてを注ぎ込み、いざというとき以外は
使用を控えることにした。
ジャッジメントとケルベロスをバンテリンにしたことで、味方は健康になり
自チームの設備は調子を取り戻し、相手の膝頭を穿てば足を鈍らせることに成功した。
私は天使としてもボソバーガーノレとしてもダメダメかもしれない。
でもこの一筋の弓矢(第2類医薬品)だけには別格の自信がある。自信をつけさせてもらった。
「argtugzims…kusrusn…」
私の拙い感謝にナイフのような切れ味鋭い笑みを返すKOUシロUさんの元へ、私は
セイジャに全体重を預けて浮かび近寄るのだった。

 
無理は禁物

BOM本部と大慶園が共同出資している病院へ私は来ていた。
とはいえ私自身は至って健康そのもの、今日も元気なシロちゃんだ。
では何故こんなところに来たのかといえば、見舞いである。
サイバー流新マップと千葉県民のリストラという二重のストレスにより
モモちゃんが入院してしまったと耳に挟んだのだ。
彼女にはずっと無理をしてもらっていた。その功績を労うことに何の躊躇いがあろうか。
『ICU』と書かれた彼女の病室の名札を確認し飛び六方でぶち破る常識的なエントリーを
果たすと、確かにそこには目を閉じて静かに眠るモモちゃんの姿があった。
少々やつれ、口に安眠用の酸素マスクらしきものをつけている以外は穏やかそうである。
周りのモニターがうるさいのでスクリューボム(歌舞伎揚げ偽装用)で粉砕し安眠を促すと
私は持ってきた別格のお見舞い品をサイドテーブルに広げる。
心労が祟り手首を自傷したのが入院した最大の原因であると聞いていたので
そういった心境を刺激しないよう厳選した品々だ。きっと喜んでくれるに違いない。
私は遊戯王TCG・カイザー亮構築済みデッキ、三ツ矢サイダー、落花生、
宇宙刑事シャイダーと木更津キャッツアイのDVD-BOXとともに
「はやくけんこうになってくだち!! オバQよりずっとおやくだちのミンボーたちより」と
私が書いたメッセージカードを残しその場を早々に立ち去った。
数日後、モモちゃんの退院とともに釘バットが突き刺さったミンボー君たちの死体の山が
サイバースペース1のクリスタルケースの中で発見されるという珍事があったが
特に関係はないだろうと私は見ている。

 
無理は禁物2

BOM本部と大慶園が共同出資している病院へ私は来ていた。
とはいえ私自身は至って健康そのもの、今日も元気なシロちゃんだ。
では何故こんなところに来たのかといえば、見舞いである。
生まれ変わったネオクロキックとサイバー流新マップがガッチリ噛み合った結果
連日の出撃の末クロちゃんが入院してしまったと耳に挟んだのだ。
彼女には長いこと肩身の狭い思いをしてもらっていた。
その反動としての過剰な出撃。私の至らなさを悔いるばかりだ。
『くろ』と書かれた彼女の病室の名札を確認し飛び六方でぶち破る常識的なエントリーを
果たすと、確かにそこには片足を吊りつつ病院食を平らげるクロちゃんの姿があった。
少々輪郭が丸くなり、口の周りに食べカスをつけており至って健康そうである。
周りの患者が引いていたので、バンテリンを散布し永遠の眠りを促すと
私は持ってきた別格のお見舞い品をサイドテーブルに広げる。
過労が祟り足首を捻ったのが入院した最大の原因であると聞いていたので
そういった患部を刺激しないよう厳選した品々だ。
娯楽用に幾つかピックアップしたので、どれかは気に入ってくれるだろう。
・漫画:キャプテン翼(ジュニアユース編)
・映画:『キック・アス』
・ゲーム:餓狼伝説SPECIAL(大慶園製・使用可能キャラ「キム・カッファンのみ」仕様)
そして病院食では足りないだろうと密かに持ってきた豚足の山を積み上げた私は
「ゆっくり休んで大丈夫だよ、マスターはシロちゃんがお守りするのだ!」と
メッセージ残しその場を悠々と立ち去った。
数日後、クロちゃんの退院とともにケツにバットが突き刺さったマスターの成れの果てが
サイバースペース1のクリスタルケースの中で発見されるという珍事があったが
特に関係はないだろうと私は見ている。

 
たまには切ない

私は海に来ている。
サイバー流マップではあまり出番がないので、マッサージ器に頼んでお休みをいただいたのだ。
冬の海、というと物寂しさが強い印象だが実際に運んでみるとまさにその通り。
生憎の曇天も重なって、まるで今の私の心境を顕しているかのようだ。
……おのれますだおかだ!!11146!9988!!
今まで散々私に頼っておきながら何という掌返し!!11!!!081!46
私よりもよっぽど飛んでけボムの使い方が上手いんだろうなーーーーー!!!!11111!!4696!!!9988!!!1!1
……胎の底から叫んだら、ずいぶん気持ちがスッキリした。と思う。
帰ったらいつものニコニコシロちゃんとして皆と接することができるだろう。
私の叫びを受けて荒れ狂いだした大海原へミカンの薄皮君をそっと放流すると、おまけの歌舞伎サンダーを招来し帰路に着く。
帰りに買った伝承ハムカツサンドの辛子が効きすぎたのか、私の目からはほんのりと涙が零れるのだった。

 
ハイスコアコウシーン

イベントが終わってもシングルバトノレで過去のマップを遊ぶ傾奇者は少なくなかろう。
私は大慶園で一時保管されている電車の前面部を撫でさすりながら想いを馳せる。
数多くのミンボー君や千葉県民、ミンボー君や羽ミンボー君を轢殺したこの電車だが
先に申し上げた通りシングルでのCOM戦で時折稼働させることもあり
整備自体は大慶園スタッフがマメに行ってくれているのだ。
「いつでも万全の態勢で線路を走れるよう、しっかり整備していますよ!」
血痕や肉片を綺麗に拭き取り、車輪に油を丹念に塗り込み、遮断警報器に反応しないようセーフティーロックと
ブレーキング装置をハンマーで砕きながら笑顔でそう述べるスタッフの頼もしさに私も感動を禁じえなかった。
休憩時間に飲みなさい、とケシの実の果汁入り別格抹茶をスタッフに渡した私は
サメのエサ用に飼育されているミンボー君たちの畜舎へと足を運ぶのであった。

 
うま味おでん

マスター!いいところに来てくれたねぇ
ちょうどシロちゃんおでんが出来上がったところなんだよ
よかったら一杯どうかな?
わっかりましたー!1名様ごあんなーい!
欲しいおでん種を鍋から持ってっていいよ!
料金表はこちらになります

 

たまご 130円
大根 90円
ちくわ 110円
はんぺん 110円
こんにゃく 90円
巻き昆布 80円
もち巾着 140円
牛すじ 150円
このながいしらたき 100円
伝承(もも) 890円
ミンボー君 93円(1個オマケします)

 
あま味おいも

アクアちゃんから薩摩芋をたくさんいただいたのでボソバーガーノレみんなで焼き芋パーティーを開くことにした
無許可の野焼きはあかんやつだが大慶園なら問題なく行えるのはありがたい……
燃料を適度な大きさに砕き花火隠れで着火
まだ息があったのか聞き苦しい悲鳴をあげもがいていたが暫くすると大人しくなった
アルミホイルで完璧に覆い隠し新聞紙で更にくるんだものを
轟轟と燃え上がる火種に飛んでけすると勢い余ったのかバタバタと悶えている
クロキックで大人しくさせてもらった後Σで火力を追加
一頻り立ち上る火柱を堪能できたので極上で消化しダメだ棒で火の通り具合を確認するとしっかり芯まで炭化していた
こうしてミンボー君野焼き遊びを楽しんだ私たちは大慶園スタッフが焼いたお芋に舌鼓を打つのだった

 
アカデミアの授業料

ブランド「アカデミア」はその名の通り、ボソバーガーノレの教育機関でもある。
そんなアカデミアには幾つかの特徴がある。
一つは所属ガーノレから授業料を徴収していないこと。
一つは所属ガーノレ達のルックスのレベルが相当高いこと。
一つは所属ガーノレ達は各々のマスターを非常に信頼しており、物理的にも精神的にも距離が近いこと……である。
一つ目は置いといても二つ目三つ目はマスター側からしたら色々な意味で危ないことこの上ないのだが、
当のガーノレに言わせると信じて良いマスターか否かは自然と「わかる」ので全く心配してないらしい。
それどころかマスターは優しいなどと言ってますます懐いてくる始末である。
その結果、自分の中の理性はついに崩壊してあろうことかガーノレに手を出してしまった。
正気になった後、ぼうっとしたままのガーノレを何とか寮まで送り届けはしたがもう後の祭り。
全てが終わった……裏切って傷付けてしまった……
そう思っていた翌日、昨日の被害者が大荷物を抱えてニコニコしながら我が家に来たではないか。
「あのねあのね!今日からマスターのところで一緒に暮らしなさいって言われたの!」
「今日から私がごはんを作ってやるぞ、マスター。もちろんお弁当もだ」
状況が飲めないこちらを尻目に勝手知ったるなんとやら、
スイスイと玄関を上がっていく彼女らからついでのように渡された封書の中身はこのようなものであった。
「ボソバーガーノレ シロならびにクロ
 以上2名の正マスターとなられましたので、以下の通り授業料をお支払いくださいますよう願い申し上げます。
            アカデミア」

 
ベースガーディアンモモコ6

【ベースガーディアンモモコ 第109話】
見知らぬ、天井だった。
数瞬の後、鼻を衝いた刺激臭でここが病院であることを悟ったモモコはゆっくりと上体を起こす。
腕に刺さる点滴の針を見て「冬なら長袖ライブでも不自然じゃないよね…」と真っ先に思う
自分に苦笑いを浮かべながら、改めて二足の草鞋の大変さを噛み締める。
……ボソバーガーノレとアイドルの二重生活に加え、ボイスの調整、サイバースペースの仕様と
心身ともに打ちのめされた結果、とうとう倒れてしまったのだということに気づくまでそうかからなかった。
「ベースどころか自分の健康すら守れないとか…まじありえないし~!」
ボフッと枕に顔を埋めようとして、点滴の管が絡まりそうだったのでそっと仰向けに戻る。
視界の隅、サイドテーブルに山のように積まれた品々が目に入る。
他のボソバーガーノレ達からの見舞いの品だった。戦いが終わればノーサイドの精神というやつだろう。
人の防壁をバッカンバッカン吹っ飛ばしてくれたバカシロやむっつりクロ助からは
精力優先で女子力ゼロなスタミナドリンクやビーフジャーキー。
逆にパプルからは色とりどりの金平糖…京都の老舗の高いやつだ。女子力高い。
オレンは鍛えろっていうのか、ニギニギするゴムボールのやつ。
ウルシは暇しないようにかCDが数枚……自分の趣味とは違うが。
エメラからは電マ。…………他意はない、はず、だ。信じてるかんね。
いけ好かないアクアからも健康志向トマトジュースのビンが常温で置かれている。
今度アイツが入院したらにんにくカプセルでも差し入れてやろうと思った矢先、指先にふかっとした感触。
ランドセルにくっつけてるマスコットどものぬいぐるみ、3つまとめてちょうど抱え込めるくらいのサイズだ。
挟みこむような形で添付されていたメッセージカードを開くと「無理するなよ」の簡単な一言が書かれていた。
「ご主人……」
ぬいぐるみを抱えて顔を埋める。管が引っ張られて少し傷んだ。
だからこの涙はそのせいだ。
「ご主人……助けてよ…一生のお願い……」
消え入りそうな呟きに答えてくれる声は、温もりは、今はここにはなかった。
【続く】

 
シロとパプルの違い

シロとパプルは同じ白系の髪におっぱいが大きくてちょっぴり卑しい(家庭により差があります)女の子ですが似てるようで全然違う
今日はその違いを実例を見ながら比べてみましょう。

 

case1 朝の日課
マスターより早めのアラームで目覚めた二人。甲斐甲斐しいですね。
簡単に身支度を整えてマスターの寝室へ向かう様です…オット!両者ともに寝ているマスターの顔をぺろぺろと舐め始めました!
これはいけません!モンスター!少女の皮を被ったとんでもないモンスターどもであります!
はいここで一時停止、全く同じ様に見える二人の行動ですがすでに違いが出ている様です。

 

まずシロの映像から…マスターの寝室に向かう前に…歯です!歯を磨いています!
これは舐めまわした時になるべくマスターに不快感を与えない様にする為の配慮でしょうか?ミンボーさんはどう思われますか?
「?」
なるほどわからんですかそうですね、手元にある資料によると口内をリフレッシュする事でマスターの味を鮮明に味わう効果もある様です。
そして布団へ入り…マスターの寝顔を何度も確かめながらゆっくり慎重に舐めております!
これは途中で起きてしまっても自分の寝相の悪さを盾に寝ぼけてマスターの布団に入っていたという無理のあり過ぎるいい訳ができるからでしょうか、無理がありますね。
続いてパプルの映像です…寝間着を着替えてから…直です!そのまま寝室に直行です!
再度確認しますが起きてすぐの行動です!口を濯ぎもお水を飲んだりもしていません!間違いなくお口の水分はカラカラのカピカピです!
それとも彼女は天使だけあってお口の中が全くねばつかない体質なのでしょうか!そしてそのまま…行ったー!
ああそしてやはり水分が足りていません!マスターを舐めつつもごもごと口も動かし口内環境を均しています!これではまるでマーキングです!
所持品であると主張する様にねっとりと自分の臭いを付けている様です!
それにシロと比べてだいぶガッツリと大胆に嘗め回していますねバレてしまうスリルも加味しての行動でしょうかそれとも単に己の欲望をコントロールできていないのか
さらにこのある種の必死さまで感じるような表情!明らかに変態さんであると自覚している事でしょう

 

さてこのまましばらくラッシュタイムとキメこんだ二人ですがそろそろマスターの起床時間。今まである程度同じ行動を取っていた2人ですがこの後の行動はかなりの違いが出てくるようです。
まずはシロの映像から…マスターの目覚ましが鳴る数分前にベッドから抜け出しそそくさと向かった先は…自分の寝室です!
そしてベッドに入って…二度寝!この女タヌキ寝入りを決め込んでやがります!寝間着を大胆に着崩して起こしに来るであろうマスターへのアピールも忘れていません!なんだこの抜け目の無さは!
こんな作戦が大の大人に効くはずが…効果覿面であります!この男起こしながらちゃっかりパイタッチしてます!こんな奴だからやべーガーノレが配属されるのです!
起きたくないと駄々をこねるフリをするシロ!寝ぼけているだろうとボディタッチをかましていくマスター!朝から何やってるんだコイツら!

 

次にパプルの映像です…こちらも目覚ましが鳴る前に部屋を出て顔を洗い…まだ口をもごもごさせていますね先ほどの反芻しているのでしょうか
そのままキッチンへ向かい朝食を作っていると…どうやらマスターが起きて来たようですね、おや何か取り出しましたよ
濡れタオルですね、濡れタオルを差し出しています!自分のせいでマスターの顔がベタついてるのに何食わぬ顔してポイント稼いでやがります!
底なしのいい子が聞いて呆れるやりたい放題っぷりです!拭いている間見られてないのを良い事にほくそ笑んでいます!こんな事をしても天使なんです!信じてください!
『さっきからずっと天使と言ってるがパプルは堕天使だぞ』
保護者気取りの輩から訂正が入りました。大変失礼しました。
画面を見ると我々と同様、マスターも怒られていますね。目覚ましの鳴った時間よりもかなり遅れて起床したのを咎められているようです。寒い朝の布団の魔力はすさまじいものがありますからこれは仕方ない事でしょう
おや…?寝室に仕掛けてあったカメラに起床する様子が映っていますね…アラームを止めて…?シコっていますこの男朝勃ちを沈めています!こっちのマスターもヤバイ奴です!
「起き抜けにあんな薄着の女の子見たらカチカチなってまうし抜いとくんも仕方無し仕方なし」
ミンボーさん急に流暢に喋られると困惑するのでやめてください!
図らずともマスター達にも朝の日課があるのが分かってしまいましたが、その後は両者とも揃って朝食を取り、マスターを送り出して…忙しい1日が始まります。
幸せそうな若い男女の家庭の裏にどろりとした執着が隠れているなんて近隣住民の皆様は誰も思わない事でしょう

 

いかかがでしたでしょうか、今回紹介したのはほんの一例ですが違いがよくわかりましたね。
有るのか分かりませんがそれではまた次回お会いいたしましょう

 
11/23 00:00 パプル

…良い夫婦の日、終わっちゃいましたね。なにもしてないですけどこれで良かったんですか?
いつも通りが一番?…そうですか…
…いつも思うんです…私、マスターのいいお嫁さんで居られてるのかなって…
だって!お料理も、お洗濯も、お掃除も…全部上手に出来なくって迷惑ばかり…だから…って、わわっ!?
いきなりお姫様だっこなんて…え?このままベッドに!?やっぱりいい夫婦らしい事したくなった?ちょっと待ってください!心の準備が~!

 
エメラのお兄ちゃん

出会った当初エメラは俺のことを兄さんと呼んだ
茶目っ気のある彼女のことだから男性である俺が喜ぶ呼び方を模索していたのではないかと思っていた
事実呼び方を改めてほしいと伝えた後はマスターやご主人様など適時俺に対する二人称を使い分けている
しかしご主人様というのも柄じゃない。夕食の折その辺りも踏まえて今一度エメラに話を持ち掛けた

 

「なあ、ご主人様って呼び方やめてくれないか」
「…?何かご不満がおありなのですか?」
「いや悪い気はしないんだけど…柄じゃないって言うか…」
「そうでしたか。では兄さん。いえ、お兄ちゃん♪…こちらの方がお好みでしょうか」
「いやいや悪化してるだ ろ!そもそも何で兄なんだよ!?」
「それに関しては私のセキュリティレベルでは…はい、了解。情報開示モードを起動します」
『指揮統制用試作アンドロイドBC-x 54試作6号機 ペリドット 想定される任務内容は複数のボソバーガーノレを指揮し、任務遂行の高効率化及びイレギュラーへの対応』
「……え?」
『指揮管制能力に特化しサテライトリンクによる作戦地域の俯瞰視が可能であり、ボソバーガーノレへの円滑な指示を執り行う。ほぼ全てを生体パーツで構成されるアンドロイドタイプの素体を用い外観と動作性能は通常の人間と差異がない』
『現在試作8号機までが生産されボソバーバトルのマスターとして試験運用中。一部機体には疑似記憶データを与え人間としての生活もサンプリングさせている』
「…嘘、だろ」
「はい。エメラ、ジョークを言いました。びっくりしましたか兄上」
「はぁー…肝が冷えたよ。今日はもう寝る!」
「了解しました。 暖かくしてお休みくださいお兄様」

 

全くエメラの冗談はいつも突拍子がなくて驚かされる
そんなことを独り言ちながら寝床についた俺の首筋にある痣がまるで何かを識別するバーコードのようであることに気付くのはまた別のお話…

 
ウルシの奇妙な洋楽集

おやおや旦那、ボクに耳かきされたいのかい?しょうがないなーほら、おいで?だからボクが特別に耳かきしてあげるから、さ!
…うん、素直な旦那はボクも大好きだよ!ほら横になって、照れなくていいからね? じゃあ頭を載せて良いよー、はーい捕まえた!
ボクの膝枕はどうだい?高さとか位置が変だったら調整するから言ってねー
じゃあ耳かき始めるね、まずは左耳からしていくよ
あ、そうだ!旦那が落ち着けるよう音楽流してあげる!
どうだい?良い曲だろ?「Nightwish Nemo」っていう曲なんだ、正確にはWithin Temptationっていうバンドの曲なんだけどね
このバンドはねシンフォニックメタルとゴシックメタルを主にしたバンドなんだ、メタルってなんだかとっつきにくい印象があるけどゴシックメタルは旋律も美しくて初めての人にはオススメしやすいジャンルなんだー
このWithin Temptationは今まで派手で思い旋律が多かったゴシックメタル界にシンフォニックな重厚感のある旋律を持ち込んでゴージャスで大仰な路線を切り開いた先駆者のような存在なんだ!
……あぁごめん!音楽の話に夢中で耳かきが疎かになってたよ…ボクの悪い癖だね…すまない…
えっ…続きが聞きたい? そっか…じゃあ説明続けるね!

 

いやー昨日は片耳しかできなくてゴメンね旦那、いやー好きな事になるとつい熱が入っちゃって…それに旦那も嬉しそうに聞いてたからつい…ね?
今日はちゃんと昨日できなかった反対の耳を掃除するからさ!
ありがとう旦那!じゃあボクの膝の上に頭載せて…音楽、流すね……ふっふっふ、2日メタルだと思った?残念!今日はロックだよ
今聞いてもらってるのはBIGMAMAってバンドの「かくれんぼ」っていう曲なんだ、言っとくけどメタルギアのEVAはメンバーにはいないからね!
このバンドはさ、パンクロックバンドでは珍しくて旋律にヴァイオリンを加えてるんだ
ギター・ベース・ドラムのバンドサウンドにヴァイオリンの甘美な旋律が合わさって、重量感と疾走感がある曲が誕生してるのが好きなんだよ
途中で一般受けしそうな音楽性になっちゃったけど…持ち味のヴァイオリンとドラムサウンドは変わってないからオススメだね!
はいっ!耳かき終わったよ! ねぇ旦那……ボクの話の続き、聞きたくないかい?
旦那が嫌じゃなかったらだけど……ありがとう旦那!
じゃあこのまま……一緒に曲の続き、聞こっか

 

明日から連休だね旦那!連休は何をする? 混んだゲームセンターでボソバーバトノレに熱中するのもいいけどさ、ボクと一緒にある事しないかい?
いや、ボクがやりたいだけだから強制はしないけど……え?いいの?ありがとう!流石ボクのマスターだね!
旦那は昨日までの耳かきと同じでボクの膝枕や肩たたきとかコースはいっぱい選べるから、安心してくつろげるよ
じゃあ早速始めようか…ボクと旦那の音楽強化月間開催!
ふっふっふ…いやー嬉しいね!だって好きな音楽を好きなだけ語れるんだもん!ボクの宝物庫の一端を紹介できるなんて嬉しいなぁ…
あ、今日は肩高きだね!はーい分かった!じゃあ肩たたきながら…ミュージックスタート!
今日はWARKINGSの「Gladiator」からだよ、曲調はエピックメタルとパワーメタルが融合したエピック・パワー・メタルだね
基本アップテンポでどこかパワーレンジャーのテーマっぽい雰囲気がする期待の新バンドさ!
メンバーは…オーディンの導きによって真の戦いとヒロイズムの物語を伝え広めるために地上に使わされた英雄4人だよ、どうみてもSERENITYのゲオルグ・ノイハウザーがいるのは気にしないで!こういうのは設定があるメタルバンドの伝統だから…
どう?意外と面白…興味深い音楽が多くない?まだまだ紹介したい曲はあるからさ、ゆっくりボク趣味を紹介していくね!

 

連休待っただ中の連休で旦那はどう過ごしてる?さぁ今夜もボクと音楽を聞く時間だよ
今日は…膝枕だね、かしこまり♪ はーいボクの膝枕でゆっくりくつろいでねー
ロック・メタルとアップテンポのジャンルが続いてたから、ゆったりした曲を聴きたくないかい?
そう思って今日はリラックスできる曲を選んだんだー、じゃあ一緒に聞こうか
…どうだい、たまにはこういうのもいいだろ? 「Love of a Lifetime」という曲さ、演奏してるのは…「ファイヤーハウス」だよ!
「ファイヤーハウス」はアコースティックで聴きやすいバラードが多いのが特徴だね、FMとかで80年代洋楽特集があったら取り上げる事が多いくらい人気のバンドさ、もしかしたら旦那も一度は聴いた事があるかもね
え?選曲が古い? いいじゃないか!旦那が好きそうな年代をあえて選んでるんだし! これならドライブで聞くのも悪くないかなーって…
あ。しまった……あのさ、旦那、ボソバーバトノレ帰りでいいからさ、明日ドライブに行かないかい?
たまには旦那二人っきりで…ゆっくり休日を満喫するのもいいだろ? 気分転換に、さ…

 

こんばんわ旦那……今日もボクと音楽聴きたいかい?
いや、ボクばっかり好きな音楽を押し付けるのも悪いかと思ってさ…旦那が嫌だったら嫌っていいからね?
ちょっと悲しいけど旦那が嫌なら自重するk…あ、いつも通り膝枕ね、いいよ…
なんだかボクの膝が旦那専用の枕になっちゃってるね…いや、他に膝枕する相手なんていないけどさ…
ボクは、旦那と趣味のことを語り合う時間が好きなんだ…いっつも早口になっちゃうけどさ…
あ、今日は旦那が紹介してくれるんだ…じゃあ気分変えてボクが聞く番だね…
これは……エリオット・ヤミンの「Wait for you」だね、R&Bのテンポにストレートな相手を思う気持ちを歌ったラブソング…とてもいい曲だよ
……ねぇ旦那、なんでこの曲にしたんだい? まさか歌詞から気持ちを察してほしいなんて…きゃっ!
急に起きがってボクを抱きしめないでよぉ! …………照れるじゃないか…
………明日もこうやって音楽の事好きなだけ語っていいんだね? 分かった、じゃあ満足するだけ語るから覚悟してよ!
それとさ、もう少しこのまま…ハグしてくれると嬉しいかな

 

こんばんわ旦那、あっという間に連休終わっちゃったね
旦那は連休は楽しめた? ボクはバトル以外だと旦那と好きな音楽で話せる時間が出来た事から十分に楽しめたよ
今日は耳かきだね、はいボクの膝に寝ていいよー
ふふっ…こうやって旦那がボクの膝でくつろぐのも定番になっちゃたね♪ ボクも旦那が甘えてくれるのが嬉しくて仕方ないよ♪
はいじゃあ曲流すねー、今日はクラムボンの「yet」だよ
長く活動してるから旦那はの方が詳しいかもね、ジャズテイストの3ピースバンドだね
ボーカルの浮遊感のある明るい声が印象的で繊細だけどエネルギッシュな楽曲が多いのが特徴かな?
ピアノ・ベース・ドラムの構成でポックだけどジャズ風の音楽が聞いてて心地いいとボクは思うな…
ちなみに今聞いてもらってる「yet」はなんとストリングス・アレンジはあの菅野よう子さんでオーケストラのコラボというクラムボンの集大成だよ!
他にもおすすめしたい曲はいっぱいあるけど……まずは、耳かきに集中するから!
大丈夫、今日はちゃんと両耳終わらせるからさ! はい!じゃあ反対の耳を掃除するね!

 

今日もお疲れ様旦那、今日もバトルどうだった? ボクは旦那にダッフルコート買ってもらえた事が嬉しかったよ
えへへ…旦那とお揃いだね! 色は違うけど好……パートナーとお揃いの服があるってテンション上がるなぁー…ははは…
えぇっと…今日は何にする? ……はーい肩揉みね、じゃあ曲流しながらしていくよー
今日はOfficial髭男dismの「ノーダウト」だね え?聞こえなかった?「オフィシャルヒゲダンディズム」だよ
最近流行りのバンドだね、活動自体は2012年からで今年メジャーデビューした新進気鋭のバンドかな?
ピアノを中心のポップサウンドが武器で、ポップス以外にブラックミュージック・パンクロックとか多様なジャンルのミックスがされていて表現の幅広いのが特徴だよ
今聞いている曲も結構癖が強いだろ?実はこれ今年の4月のドラマの主題歌だったらしいよ
ボクはドラマにあんまり興味はないけど、このダンスに合いそうなメロディーにどハマりする人が続出したんだってさ
ボクはバトルと……旦那に夢中だけどさ…………え?聞こえなかったって?
……あは、アハハ…ごめん独り言だよ!ほら凝ってる所無いー?ボクが重点的にほぐしてあげるからさ!

 

えへへお疲れ旦那♪ 大丈夫、疲れてない? 寝る前にボクの紹介する音楽で癒されたら嬉しいなー…あはは…
今日は…膝枕じゃなくて一緒にソファーに座って音楽聴きたいの? 別にいいけどさ…じゃあ曲聞こっか
今日カフカ…今はKFKか、そのバンドの「サンカショウ」だよ
名前通り作家フランツ・カフカがバンド名の由来のロックバンドだよ、カフカの「『本人にすら理解できない理不尽な気持ち』を描いていること」に共感したことから彼の名前をバンド名にしたんだって
楽曲の特徴は…「表現できないもやもやとした感情」がそのまま歌詞になっていて…どこか共感してしまうような曲が多い事よ
もっと今風に言えばエモい?バンドいかな……ごめん、好きなバンドなんだけど上手く表現できない……それほど表現するのが難しいバンドだよ
この「サンカショウ」聞いてると当てはまる事が多くてさ…共感するけどちょっと前向きになれるんだ
……ねぇ旦那、このバンドは他の曲を聞いたらもっと良さが伝わると思うんだ、良かったら…他の曲も聞いていかない?
それとさ、手、握ってもいいかな…

 
パプルのおでん屋さん

マスターとボソバーバトノレをこなす片割れで、なんとなく始めてみたおでん屋だけれど、同じボソバーガーノレの皆様がちょくちょく遊びに来られるおかげでそれなりに繁盛しています。
今日もバトルの後にいつもの場所で屋台を開いていると、最初のお客様がやってきました。
「あら、シロさん。いらっしゃいませ。」
「こんばんはパプルちゃん!今日も寒いね~」
「昼間はそうでもないんですけど、朝晩の冷え込みが激しくなってきましたね、モモコさんが『いつまで水着着せてんだアホご主人め‥‥‥。』って嘆いてましたよ。」
「あはは、モモちゃんらしいね!うーんとね、はんぺんちょうだい!後ね、うーんと‥‥パプルちゃんのおすすめでいくつか盛り合わせて!」
「はい、はんぺんとおすすめでいくつかですね。」
そういってお鍋の中で具材を確かめる。そうだなぁ‥‥‥今日の大根はよく染みてそうだし、これとこんにゃくと‥‥‥それにもち巾着とたまごでどうかな。
シロさんのバトルに基本的なスキルみたいな、そんなレパートリーになっちゃったかなぁ。
けど何事も基本が大事だよね。なんて、そんな事を思いながら鍋の中から一つ一つ、具材をお皿に乗せていく。
「はい、どうぞシロさん」
「ありがとー!うわぁ、今日のも美味しそうだね!はふはふ‥‥‥あっふい!」
「もうシロさん、そんなに慌てたらのどに詰まらせますよ?」
「ごめんなさ~い!そうだ、今日のバトノレの話だけどね‥‥‥。」
こうやって、来てくれたガーノレの皆さんにおでんを食べてもらいつつ、バトノレの話を聞くのも、いつの間にかおでん屋さんのお仕事の一つになっていた気がします。
「あのね!今日はバトノレの途中に一回やられちゃって、そんで慌てて向こうのベースに行こうとしたんだけど、敵のクロちゃんとウルシちゃんがぶわぁーってこっちのベースに来てたから、わたしこれはいかんな!と思ってウルトラボムを放ったの!」
「それで、どうなったのですか?」
「『私が築き上げたブロックを灰にしてんじゃないバカシロ!』ってモモちゃんに怒られちゃった!!」
「あ‥‥‥あ~‥‥‥」
心の中で「冬に水着着させられたり防衛のブロック壊されたり内心たまったものじゃないんだろうなぁ。」と思ってしまった。
『アイツも寒みぃのにアホみてーな水着着させられたりアホに築城壊されたり災難ダナ。』
「セ、セイジャ!!お客様に失礼なこと言っちゃダメだよ‥‥‥!」
「うぅ~、やっぱりわたしが悪いのかなぁ‥‥‥ウルトラボムで、敵をいっぺんにどっかーん!ってやっちゃったほうがモモちゃんにもいいと思ったんだけど‥‥‥。」
シロさんにもちろん悪意がないことなんて分かってる。だからモモコさんもそこまで怒らなかったのだろう。あれでいてモモコさんは優しい人だから‥‥‥。
シロさんはシロさんにみんなのことを考えてる。けれどそれが必ずしも誰かが望むことと一致しないことだってある。世の中、そういうことだらけだ。
私が良かれとやったことも、誰かにとっては余計なお世話で、そして私は堕天した‥‥‥。堕天の理由は知らされてないが、そういうこと、なのかもしれない。
「モモコさんは、モモコさんで精一杯ベースを守っていたんだと思いますよ。」
「でも‥‥‥一人だと守りきれなくて、攻められちゃうかもしれないって‥‥‥。」
「モモコさんは、シロさんに敵ベースを攻めて欲しかったんだと思いますよ。」
「え‥‥‥」
「ベースは私が守るから、シロさん達は敵ベースを攻撃してって、こっちのベースは気にするな‥‥‥攻撃に専念してくれって、モモコさんはそう言いたかったんだと、私はそう思います。」
「パプルちゃん‥‥‥。」
「なんて‥‥‥全部私の推測ですけどね。」
モモコさんは意地っ張りだから、口では『誰も信用なんてしない』なんて強がっちゃいますけど、モモコさんは本当は優しい方ですから‥‥‥本当は、私が彼女にそうあってほしいというただの願望かもしれないけど‥‥‥、私が今まで接してきて、そして感じた彼女は、そういう人だって、私は言える。
「ちょっと偉そうでしたね、私‥‥‥。すみませんシロさん。」
『オレに客に失礼なこと言うなって言っておいてこれダゼ。』
もう、セイジャ‥‥‥!でも‥‥‥私がお説教じみたことするなんて、あまりにもおこがましかったかな‥‥‥なんて事を考えてると、シロさんはいつもどおり、白い歯を見せながら笑顔で答えてくれた。
「ううん、パプルちゃんの言うとおりだと思うよ!わたし、みんなのためにがんばろーって、でも、それがかえってみんなの信用を踏みにじってるだなんて、思わなかった。わたし、明日モモちゃんに謝ろうと思う!」
「‥‥‥そうですね、それがよろしいかと思います。」
「今日はありがとうパプルちゃん!ごちそうさまでした!また来るね!」
「はい、気をつけてお帰りくださいね。」
私の思いは、彼女に伝わったのだろうか、空になったお皿を片付けつつ‥‥‥私はまた、次のお客様を待つことにした。
夜はまだまだこれからだ。今日も、そしてこれからも、皆さんにおでんの美味しさとぬくもりを届けていこうと、私は再びそう誓うのだった。
『このジャガイモ、なんでおでんの汁に沈まずに浮いてるんだろうな』モッシャモッシャ
セイジャ!お店のもの勝手に食べちゃダメだって!もぉ‥‥‥!

 
ウルシコ派に捧ぐ怪文書

やぁ旦那どうしたんだい?
あぁこれかい?ちょっとヘマしちゃってさ…
怪我自体は大したことないんだけどその時に仮面を落としてしまって…あれが無いと商売あがったりだよ…まったく
え?俺が探してくるって?止めときなよ、ただでさえ警察が躍起になって探してるんだキミじゃすぐお縄だよ
まあその気持ちだけはありがたく受け取っとくよ
その、それより旦那ちょっとお願い事があるんだが聞いてくれるかい?
というのもボクはいつもこの時間怪盗として出かけてたから時間が無かったんだけど…
今は丸々予定が空いてしまって…その…ボクと、で、でーとしてくれないかぃ…
…ぅ、なんだいその顔
そりゃボクだって女の子さ、そういった事もしたいなとは思うもんだ
それで?結局来てくれるのかい?
そうかい、恩にきるよ
とは言っても行く場所とかは特に決めてないから旦那にお任せしてもいいかな?

 

…で、なんで来るところがゲーセンなんだい?
ボソバーガーノレやりたいって?普段からしてるじゃないか…
キミの熱心さには呆れるよ
ま、そんな所が…うるさい、なんでもない、早く行くよ!

 

…後衛ってのも大変なもんだね
グリムアロエさんがいなかったら危なかったよ…
普段与える側とはいえモモコさんの胃が心配なってくるよ
え?じゃあ大人しく捕まるのかって?そんな訳ないじゃないか、天下のねずみ小僧だよ?
それにモモコさんだって手加減されて喜ぶ人じゃないだろうしね
で、次はどうするんだい旦那?
彼女とゲーセンに来たらプリクラは絶対撮るって?
ボクとの2ショットの写真だよ?そこまで欲しいかい?
まあキミがそこまで言うなら撮るのはやぶさかではないけども…
撮るなら早く撮ってしまおうか時間は有効に使わないとね

 

さて、撮れた訳だけど実際実物を見るとなんというか照れくさいものだね…
けどすごく嬉しいよ
ボクも大事にするからキミも大事にしてほしいな…なんてね
あと大事にしてほしいなってのはもう一個あって…
ネックレスなんだけどキミによく似合うなって思って…
…嬉しい?よかった…

 

キミの方からも言いたいことがある?
っぼ、ぼぼぼぼ、ボクの事が好きだって!!?
きっ、ききききききキミはバカじゃないのか!!?
…や、その、嫌な訳ないじゃないか
だってボクも前からキミの事…
あ、ち、違う違うんだああああもうっ…
よ、よろしく頼むよ…
…ちゃんと言ってくれないと分からないって?
キミは本当に意地が悪いね…
いいかい?一度しか言わないから聞きのがすんじゃないよ
ボクはウルシ!
キミの親愛なる恋人さ!

後編 R-18だよ!

やっほ~おにいちゃん❤
グリムアロエだよ~?

 

突然なんだけどおにいちゃん今から空いてる?
おにいちゃんと遊びたいんだけどな~❤

 

…んーそっか残念~
じゃあ"これ"見せたらあたしと遊んでくれるかな~?❤

 

せいか~い❤ウルシちゃんの仮面だよ~?❤
どうしてあたしが持っているかって?ちょっと警察の人と遊んであげたらすぐ渡してくれたんだ~

 

で、おにいちゃんは遊んでくれるのかな?
もちろん遊んでくれないならこの仮面は踏みつぶしちゃうけどね?

 

…うんうん、素直なおにいちゃんはあたしは好きだよ❤
それじゃあホテル、行こっか❤

 

とうちゃ~く❤
それじゃあさっそくだけど全部脱いで?

 

うんうん、よくできました❤
じゃあそのまま手を後ろに回してくれる?

 

おっけ~❤そのまま縛っちゃうね❤
かんせ~い❤
これでおにいちゃんはあたしに何をされても抵抗出来ませ~ん❤

 

それじゃあ遊ぼうと思うんだけど…まずはルールを決めないとね❤
ちょっとおにいちゃんの荷物漁らせて貰うね~❤

 

これと…これでいっか❤

 

さて、肝心のルール説明しよっか❤
とは言ってもとっても簡単❤
今からあたしがおにいちゃんをいじめちゃうけどおにいちゃんが3回射精したら負け❤3回射精しなかったらおにいちゃんの勝ち❤
すぐに解放してあげるし仮面も返しちゃう❤
た・だ・し❤もしも射精しちゃった時はこの仮面・プリクラ・ネックレスのどれかにぶっかけて貰うね❤
どう?簡単でしょ?❤

 

うんうん、大切なウルシちゃんのためだもんね❤
頑張ろうね❤

 

じゃあゲーム、始めちゃおっか❤
まずはそのおちんちん大きくしてあげないとね❤
んーそうだなぁ…❤

 

んっ…❤ちゅ…くちゅ…ちゅぱ…❤

 

うんうん❤ちゃんと大きくできまちたねー❤
…あれあれぇ~?❤その反応もしかしてぇ~?❤おにいちゃん童貞だったりする~?❤

 

やだぁ怒んないでぇ❤
気持ちいい事してあげるから❤
おちんちんさん早く触って~❤ってピクピクさせちゃって…可愛い~❤
このまま眺めててもいいんだけど…可哀想だしシコシコしてあげちゃう❤

 

ほら気持ちいい?❤気持ちいいよね❤
で・も❤我慢しないと…覚えてるよね?❤
まずはネックレスにしようね❤
ちゃんと我慢しないと大切なネックレスにぴゅー❤って射精しちゃうよ?❤
シコシコ止まらないけど我慢だよ~❤
もう射精しちゃうの?❤我慢しなくていいの?❤
うん我慢しまちょうね~❤

 

ふーっ❤

 

あはは、おにいちゃんってばお耳に息ふーっ❤ってされちゃって射精しちゃった❤
はずかちいでちゅね❤
そーんなに気持ちよかったのかなぁ?❤あはは❤
でもそのせいでネックレスがぐっちゃぐちゃ❤
もう要らないから捨てとくね❤
あと2回射精したらおにいちゃんの負けだからね❤ちゃんと次は我慢してね~?❤

 

…っておにいちゃん既に大きくしちゃってるの?
あたしまだ何にもしてないんだけど~?❤
おにいちゃんってもしかしてぇ…マ・ゾ?❤

 

やだぁこわぁい❤
でもおにいちゃんが本当にマゾじゃないならすぐに見分けられる方法があるんだけど…試してみる?❤

 

うんいいお返事❤
それじゃあ…えい❤

 

足でおちんちん踏まれるなんて普通なら痛いだけだよね❤
マゾじゃないならすぐに小さくなる筈なんだけど…
小さくなるどころか大きくなっちゃってまちゅね~❤
やっぱりおにいちゃんはマ・ゾ❤
ほらマゾ呼びされて反応しちゃってる❤変態❤クズ❤
あ、そうだ❤おちんちんの下にプリクラ敷いてあげる❤
自分のおちんちんで彼女とのプリクラ汚しながら足でぐりぐり~❤ってされるの気持ちいい?❤気持ちいいに決まってるよね❤

 

だって…おにいちゃんは…マゾ❤なんだから❤

 

はい2回目~❤
おにいちゃん大丈夫?❤次射精しちゃったらおにいちゃんの負けだよ?❤

 

…そうやってすぐ大きくしちゃって我慢する気あるのかな~?❤
気持ちいい事優先で本当にいいのかな~❤
でもおにいちゃんがマゾって事が分かったし…ハンデ付けてあげる❤
おにいちゃんが射精しちゃいそうになったらシコシコ止めて我慢出来るようにしてあげる❤
マゾのおにいちゃんでも気持ちよくないと射精我慢出来るよね~❤

 

じゃあ最後のゲーム、はじめよっか❤
…脳みそトロトロにしてあげる…❤

 

は~いシコシコしてあげまちゅね~❤
お耳もふーっ❤ってしてあげる❤
もう射精そうなの?❤はいストップ❤
ちゃんと我慢しまちょうね~❤

 

…我慢出来そうでちゅか?❤続き始めるよ❤
次は乳首もイジメてあげる❤

 

…はいストップ❤これで10回目だよおにいちゃん❤
ちゃんと射精我慢出来てえらいでちゅね❤
このゲームおにいちゃんの勝ちだよ❤

 

どうしたの?❤3回射精しなかったからおにいちゃんの勝ちでゲームはおしまい❤
おにいちゃんは自由だよ?❤縄も外してあげる❤
あれあれぇ?❤どうして残念そうな顔してるのかなぁ?❤
おにいちゃんはマゾだから…まだイジメられ足りなかったのかなぁ?❤
でもゲームはおしまいだからおにいちゃんはイジメられないよぉ❤

 

そうだなぁ…
おにいちゃんがあたしのペットになるならイジメてあげられるのになぁ…❤
毎日マゾで駄目駄目なおにいちゃんをいい子いい子してあげるし…❤たぁくさんイジメてあげるし…❤おにいちゃんの頑張り次第だけど"セックス"してあげてもいいんだけどなぁ…❤

 

あはは❤そんな顔しちゃって~❤そんなにあたしのペットになりたいのかな?❤
本当にあたしのペットになる気があるなら今すぐオナニーしてそのゴミみたいな仮面に射精してよ❤
ゲームも終わっちゃってるしあたしも忙しいから10秒以内に射精してね?❤
ほら10…9…8…7…6…5…4…3…2…1…

 

あはははは❤よくできました❤
これで晴れておにいちゃんはあたしのペットだよ❤
まずはペットとしての必要最低限のしつけかな❤
あたしが呼んだらどこに居て何をしてようともすぐ駆け付ける事❤あたしの言う事には絶対服従❤おにいちゃんが持ってる全ての権利をあたしに譲る事❤
わかった?❤

 

あれあれぇ~?❤ペットの癖に人の言葉を使うのは生意気じゃないかなぁ❤それに頭も高いよね❤

 

そうだね❤わんちゃんによくお似合いだよ❤
そんなわんちゃんにさっそく最初のめ・い・れ・い❤しようかな❤
そのわんちゃんの精液で汚れた仮面をあの女に汚れたまま返して来て❤
綺麗にしちゃったらお仕置きだからね?❤
って言ってるそばから綺麗にしちゃうなんて…❤
そんなにお仕置きされたかったのかぁ❤
とは言ってもお仕置きはその仮面をまた汚してね❤っていう簡単なものだけど…
流石のわんちゃんでも4回目は厳しいかな?❤
しょうがないからわんちゃんのお手伝いとして…セックスしてあげる❤

 

すぐおちんちん大きくしてそんなに嬉しいの?❤
すぐ準備してあげるから❤

 

はい準備出来たよ❤見て見て、わんちゃんより立派でしょ❤今からこれをわんちゃんに突っ込んであげる❤

 

…どうしたの?早く四つん這いになってお尻向けて?
もしかしてあたしにおちんちん入れれると思ってたの?
そんな訳ないよ❤わんちゃんとセックスする趣味はないし❤
そのおちんちんはあたしの玩具でしかないの❤わかったら早くして?❤
それとも…あたしの命令が聞けないのかな?

 

そうそうそうやって従順にしてたら気持ちよくしてあげるからね❤
ほらお尻に先っぽ当たってるのわかる?❤今からこれが入ってくるんだよ❤

 

ゆっくりゆっくり…ああもう一気に入れちゃえ❤

 

どんな気持ち?❤ねぇ童貞よりも先に処女失った気持ちでどんな気持ち?❤

 

そんなにヨガっちゃって気持ちいいんだ❤変態❤マゾ❤ロリコン❤イッちゃえ❤

 

よく射精せました❤今日1番射精てるよ❤
これじゃあ洗っても臭い取れないよ~❤
それちゃんとあの地味女に返して来てね❤

 

あとはわんちゃんがどこでも盛っちゃったら困るから貞操帯付けてあげるね❤
これを首輪の代わりにしてあげるから、してなかったら捨てちゃうからね?❤
それと地味女と付き合うのは好きにすればいいけど地味女にバレたらもちろんあたし達の関係はお・し・ま・い❤だから気を付けてね❤

 

とりあえず今日の所はこれぐらいかな❤
また明日もイジメてあげるからね❤わ・ん・ち・ゃ・ん❤くすくす…❤

 
自信が持てないシロちゃん

ねぇマスター?マスターは最初にシロちゃんと遊んでくれたよね?どうして他の女の子ばかり見てるのかな?
クロちゃんみたいに料理は作れないけどオレンちゃんみたいに戦えないけどエメラちゃんみたいに機械じゃないけど
モモコちゃんみたいに可愛くないけどパプルちゃんみたいにおっぱい大きくないけどアクアちゃんみたいにお金持ちじゃないけど
ウルシちゃんみたいにエッチじゃないけど大先輩みたいに貫禄はないけどツガルちゃんみたいに愛嬌はないけど
グリアロちゃんみたいな妹じゃないけどマスターと一番時間を過ごしたのはシロちゃんだよね?
どうしてなのマスター?何がだめなのもっとシロちゃんを見てよもっとシロちゃんといてよもっとシロちゃんと遊ぼうよなんでなのマスター

えへへ、ゴメンねマスター
マスターを思うと胸がキュッとなって寂しくなっちゃうんだ
そうなるとすっごく悲しくて胸がギュッとなって心臓が破裂しちゃいそうになるんだ
マスターも男の子だもんねいろんな女の子とお話したいもんね
シロちゃんだっていろんなボソバーガーノレとお話したいもん!だからシロちゃんだけがわがまま言うのはズルっ子だもんね!
だから
マスターの足はもういらないよね?シロちゃんと毎日会えるもんね!
目もいらないよね!シロちゃんの姿はずっとマスターの記憶にあるよ!
腕と耳はシロちゃんと遊ぶために必要だね!でもどこかに行っちゃだめだよマスター!
これからもずっとずっと遊ぼうね!

 
ツロのホットケーキ

クロちゃんに負けないようホットケーキを作るよ!
まずはホットケーキミックスに水と卵を入れてかき混ぜて
ふふーん分量をまちがえるツロちゃんではないのだー!
フライパンを熱して…濡れタオル?そのまま熱すればいいんじゃないの?
油を入れた後一気に入れて弱火にして…
ぷつぷつ泡がでてきたのでターナーでひっくり返し…木べらしか持ってない!
あれ動かそうとしたら崩れるよ…ひょっとして油が全体に回ってなかった?
ちょっとずつこそいでいって…あああ

 

ごめんなさいマスター…

 
モモコの露天風呂

はー生き返る。
深夜の露天風呂でモモコは白い息を舞わせていた。
この雪の中、深夜までボソバーバトルをするのは堪える。しかも水着で(イカレた企画だ)。
他のガーノレたちも風呂を楽しんでる。特にグリムアロエちゃんにとって温泉は珍しいのだろう。
うーんっと伸びをしていたら、男風呂からご主人が声をかけてくれた。
嬉しい。ドジで間抜けで意気地なしのご主人が勇気を出して、私を労ってくれた。
周囲からひやかしをうけつつ、私はご主人に最大限の甘いボイスで応えてやった。
さあ温まった後は、フードコートで祝杯だ。今日はゆっくり眠れるだろう。

 
目覚めるクロ

がつんと頭に衝撃を受け、私は目覚めた。
私の安らぎを妨げたのは…かかと。こいつかー。まったくツロはかわいいなー。

 

私とツロはマスターの家で世話になっている。
2人が離れ離れにならず、一緒に住まわせてくれるマスターには感謝しかない。
大枚はたいたというダブルベッドの上で、こうして川の字になって寝るのだ。

 

ふと妙なことに気づく。
私たち3人は同じ方向に頭を向けて寝ていたはずだが、ツロだけ逆転して、なぜかマスターの上に乗っかっている。
漢字で書くと"帀出"という感じだ。
たいしたものだ。驚異的な寝相の悪さというほかならない。
成長期の身体にのしかかられ、マスターも苦しそうだ。
ふふふ、そんなマスターも綺麗だよ。おやすみなさいマスター。

 
エメラ 起動します

>家に帰ってきたけど暖房の予約も何もしてなかったので外と気温がそんなに変わらなくて体もそうだけど一人で暗い家の電気をつけるの心が寒いです
>だからボソバーガーノレが出迎えてくれる怪文書ください…
ボソバーガーノレ エメラ 起動します。
お帰りなさいませご主人様。今日は特に寒かったようですね。
さっそく∑スレッドを展開します(シュイイ)。え、怖い?
大丈夫です、発射しない限り火球は私の頭上から外れません。
どうだ暖かくなっただろう。それに5分経てば消えるのですよ。ほら。
ではご飯を作ります。Δスレッドを使えば火力の調整もできるのですよ。
たとえガスが無くたって、お料理ができます。
え、今のうちに掃除して下さるのですか?ありがとうございます。
ではプラグをここに差してください。たとえ電気が無くたって掃除機が使えます。

 

ごちそうさまです。お粗末さまでした。
お風呂に入られるのですか?ではお湯を沸かしてきます。私が呼んだら入ってきてくださいね。

 
パプルとDDR その1

ボソバーガーノレ体力測定結果 パプル 様
パワー:G 3, 走力:G 2, 肩力:G 2
☆体力はたいへん衰えています。日頃から軽いトレーニングをしましょう。

 

なんてことでしょう。「何でもかんでも宙に浮いてやってるからな」
よしパプル、トレーニングします。 え、マスターも一緒に?

 

うーん、ラジオ体操もウォーキングもやったのですが。「三日坊主だな」
「スポーツジムにでも行けば?」そんなお金ないですよぅ。
はぁー。 なんとかしてお金をかけずに、楽しく運動できませんかね。
え、マスター何ですか? アレがまだ動くかもしれない?

 

「ぶーんぶーん ぶーんぶーん しゅちっらいか ぼωばー!」
マスター! ダンスダンスレボリューションって楽しいですね!
https://www.youtube.com/watch?v=CadaA1e5oa8

 
絡み酒のグリムアロエ

>目を離した隙にグリアロがうっかりお酒飲んじゃってうわ絶対めんどくさいめっちゃ誘惑してからかってくるに違いないって思ったのに「ぎゅっとして?」とか「どこにも行かないで…」とか「ずっと一緒にいてね」とか予想外に甘えまくってくる怪文書をください
えへへ、お兄ちゃん。
あたしねー賢い子もうやめる!そーいうんじゃなくて、もっとあったかいのがいいの!
ギューッとして、ナデナデしてほしいの。力いっぱい、めいいっぱい!
離しちゃだめよ。お兄ちゃんー離れるのー禁止!
あははー、あったかい。

 

ごめんねーお兄ちゃんメイワクかけちゃって…ありがとう。大好き
あたしお兄ちゃんのことだい好きよ。だいだいだいだい大好き。だいだいだい…
眠くなっちゃった…お兄ちゃんずっと甘えさせてね…

 
ウルシへの出演依頼

「おや、走力9で嬉しそうに駆け寄ってきたのは可愛いウルシではないか」
旦那旦那、見てくれよ!ボクにピッタリの出演依頼が来たよ!
「スゴイ。とうとうウルシもげすときゃら、ウルシコラボだね」
へへん!しかもコナミのアーケードゲームなんだよ!
「素晴らしい。ちなみにどんなゲームなんだい?」
えっとこれによるとね…ジャンプとダッシュでゴールに向かいます。
「ハイパーオリンピックかな?」
爆弾は避けましょう。
「うn?」
黒いキャラより遅いと失格です。
「よしウルシ、この件は忘れろ。絶対に行かせないぞ」

 

その後どんな忍法でも、旦那の羽交い絞めを解くことはできなかった。なんだい旦那のやつ。
https://www.youtube.com/watch?v=5jiTAeVWbqs&t=115

 
グリアロに歯型付けたい

あのねーおにいちゃん…たしかに首筋の隠せない位置にキスマーク付けたのはあたしが悪かったよ?お仕事先でもからかわれたって困ってたよね♪ごめんね♪
だからってあたしに痕が残る歯型を付けたのはどうかと思うな~♪ 絆創膏じゃ流石に隠せないからガーゼ当ててたんだけど爆風で飛んでってみんなにばれちゃった♪アクアちゃんのせいにしたら新しく入った子がなんか目の色変えてたのはなんでだろうね♪えっ?うふふ♪頼んだのはあたしかもしれないけど噛んだのはおにいちゃんです♪ほんっとおにいちゃんの独占欲には困っちゃうなぁ♪あたしのこと自分のものみたいに扱っちゃってひどぉい♪
もの扱いなんかしてない大切な女の子だって…もう、それくらい分かってるよ。からかっただけだよ♪すぐ本気にしちゃうんだから♪…そうやってあたし以外の子にからかわれないでね?うん…今日は冷えるからもうちょっと離さないで…だいすき…

 
オレンと映画

気まずい…。
レンタルビデオ屋でみつけた「時計じかけのオレンジ」という映画。
俺の名前が入ってたので借りてきたんだが、その…そういった行為のシーンがあって…
相棒が「おすすめだが、子供には見せられない」と言っていたのがわかる。

 

1本目の「メン・イン・ブラック」を見て満足したシロとクロは、隣の部屋で眠っている。
今いるのは男と女二人きり。いや相棒とはそういう関係じゃないんだが、ああもう!

 

悶々としているうちに映画が終わった。
感想?ああ、すごかったよ。
印象に残ったシーン?ばか何を…いやぁ特に思い浮かばないな!ははっ!
…そういう相棒はどうなんだよ。この映画のどんなところが好きなんだい?
え、鼻歌を聞いて吐き気を催す老人?…いや…いいから真似しなくていいから。はぁ。

 
エメラが望むこと

改めましてご主人様 よろしくお願いします。
これからは、ボソバーバトノレ以外でもご主人様のお手伝いをいたします。
お掃除・お料理・お洗濯から夜枷まで…

 

ご主人様にしてもらいたい事ですか?
……そうですね、ワタシが不要になった場合はお申し付けください。
ご主人様がワタシのことで苦しむのは、とても悲しいです。
ワタシは新たな職を見つけ、生きていくことができます。

 

え、それ以外ですか?
…では毎日帰って来てください。それだけでエメラは幸せです。

 
グリムアロエとお兄ちゃんとあの子

あたしは今お兄ちゃんの腕の中で眠っている。
とはいえ性的な意味では無い。
最初は「お兄ちゃん抱いて!でないとあたし死んじゃう(要約)」って迫ったんだけどね。
お兄ちゃんたら「誰かに依存するのはダメだ」とか「お前は変わることができる」とか
ちょっと説教臭いことを言い出して。
でも「俺がずっと見守ってるから」と抱きしめてくれた時はちょっと感動しちゃった。
ううん、あの子のことを思い出したのかな。

 

あたしといろんな所に行きたい、一緒に遊びたいと言ってくれた、オリジナルのあたし。
あの子も怖かったに違いない。でも勇気を出して、手を差し伸べてくれた。

 

結局あたしは寝付いたふりをして、お兄ちゃんを観察することにした。
ふふふ…ロリコンのくせに無理しちゃって。今夜は眠れないねぇ。
うん、今日はきれいな妹でいてあげるよ。ありがとうお兄ちゃん。大好き。

 
クロとパソコン

>質問者 黒い爆弾
>困ったことが起きたぞ マスターのパソコンでグーグルしたら検索履歴が残ってしまった 決してエッチな単語なんか調べてないのだけれどもどうやったら履歴は消せるんだ?すぐ教えてくれ
>回答者 緑のデキルロボット
>ブラウザの[設定]より履歴を消せますよ
ありがとう緑のデキルロボット。
おっと! マスターが帰ってくるぞ。ブラウザの履歴を…履歴…どれだろう。

 

どうしたんだ、マスター。
!?っ いや私はパソコンを使ってないぞ。
クッキーとホゾンシタパスワードが消えている? 何のことか分からないぞ。
嘘なんかついていないぞ…怖いぞマスター…

 

…ごめんなさいマスターのパソコンを使いました。
……いえチャットや通話はしていません……カメラなんてあったのですか。
許してくれてありがとうマスター。今回は本当に私が悪かった。

 
愛とは

Q.貴方にとって愛とは?
A.えー、何だろう?みんなの事は好きだけどそれって愛なのかな?
A.馬鹿っ!お前何言いだすんだよ。そんなの秘密だ秘密!
A.ワタシは愛によって作り出されたと聞いています。ご主人様に愛を届けるのは当然です。
A.わたしの歌でみんなを元気にすることよ!そしたらみんなが愛してくれるでしょ。
A.私は追放された身ですが、赦すことだと聞いてます。みんなケンカしちゃダメですよね。
A.みんなが元気に暮らしているのを見て、嬉しくなることかな。違うかな?
A.…よく分からないが、私がマスターに抱いているのは愛だと思う。
A.まずは自己愛ですわ。次に自分の好きなものを大事にすることね。
A.会えなくなるのが寂しい、離れ離れになるのは嫌な時に、勇気を出して告白するの。それは愛だと思うわ。
A.愛、うーん何でしょうね。恋をしたことがあれば分かるのでしょうか。
A.手を差し伸べてくれること、一緒にいてくれることよ。

 
セイジャとパプル

「私、今まで誰にも愛されたことのない駄目な子なんです」
まいった!ここまで重症とは!
ここサンクチュアリでは堕天使や妖精の生活相談をしているが、
このパプルという子は極端だった。
(というかこの子は何で堕落したんだ?お上のやることは分からん)
このまま引きこもっていたら、本当に心と身体が萎れてしまう。

 

「本当?本当にボソバーバトルに出れば天界に帰れるの」
「ああ、本当だ」生まれて初めて嘘をついた。
「でも私は今まで」
「お前と俺は、他のガーノレと一緒に暮らすんだ。名前はシロ・オレン・エメラ・モモコ…」
とにかく外に出すのは成功した。
後はマスターとやらが、パプルの良さを分かってくれればいいんだが。

 

―――

 

「泣き虫でもいい…泣いた数以上に涙をぬぐって、私は前に進みたいんです!」
よく言ったパプル!
三ヵ月のボソバーバトノレでパプルはこんなに明るくなった。
他のガーノレとの共同生活や、彼女のマスターとの関係が良かったようだ。
サンクチュアリの生活相談員、セイジャの役目もそろそろ終わりかな。

 

お前さん、最近マスターと仲いいね。
「えへへ。私ががんばれ!がんばれ!って励ますと喜んでくれるんですよ」
それは良かった。
「それから、バトル後に衣装を沢山買ってくれて」
うn?
「ロッカールームで撮影するんですよ。うぃきにあっぷするそうです?」
……

 

その夜、マスターのおうちに光の柱が落ちましたとさ。

 
ウルシとクリスマスイヴの一日

電気消すよダンナ、今日もお疲れ様だねぇ
明日、というか今日かな、もうクリスマスイブだね
明日くらいははねずみ小僧はお休みしてダンナと一緒にいようかなって
なに笑ってんだい!え?だいぶ変わったって?
まあそりゃ変わるさ、何度も死線を越えてきた仲だし、僕が唯一気を許しておけるんだからさ…
あはは、なんだか恥ずかしくなってきたよ!明日のために早く寝ようダンナ
明日は目一杯楽しもう、おやすみ…
うん、大好きだよ…

 

ん、ああ、おはようダンナ
お昼まで寝ちゃったね…せっかくのイヴなのに
大丈夫まだ半日あるさ!さっそくお昼でも食べに行きつつ夕御飯の買い出しに行こうか!
といってもそこまで料理得意じゃないから期待しないでねダンナ…
チキンも丸ごと焼ける自信ないし唐揚げとかになっちゃうけど…
え、それでいい?季節感無いけどそれでいいのかい?
うん、ありがとうダンナ…
でもケーキは頑張って焼こうと思うから手伝っておくれよ?
さあ早速出かけようか!今年はこの日に外に出ても寂しくないね、ダンナと二人で歩けるんだもん!

 

どうだったダンナ?
料理は上手じゃないけど頑張って作ったんだよ?
とりあえずダンナの胃袋を満足させられたみたいでホッとしたよ
え、いい嫁になるって?もうバカだなダンナ!僕は自分を安くは売らないのさ!
だ、誰に売るのかって…本当にダンナはずるいよ…
うん、大好きだよダンナ…
あ、あはは…なんか恥ずかしいね!先にお風呂に入らせてもらうよ!
うん、ちょっと待っててねダンナ…

 

お疲れ様、ダンナ…
うん、とっても気持ちよかったよ…ダンナの体温、とっても暖かった…
あはは、まさか初めて会った時はこんな関係になるとは思わなかったよ
僕はバトルでも相方はいらないって思ってたんだ、だってねずみ小僧として今まで一人でうまくやれてたんだからね
でもね、ダンナという相方ができてね、一人では見れなかった世界が見れるようになったんだ
バトルだけじゃなくてね、私生活も大きく変わったよ、だって僕がこんなになっちゃったのはダンナが悪いんだからね、本当に極悪人だよダンナは
うわっ、急に撫でないでおくれよ!か、髪はもうグシャグシャなんだからって!これでも少しは気にしてるんだぞ!
やっぱダンナといると面白いや… うん!これからもずっとずっとよろしくね!
眠くなってきたね…今日はこのまま寝ちゃおうか…

 
ウルシとツガル

ボクはさすらいのねずみ小僧、困った人を助ける義賊だ。
いつもは一人仕事なんだけど、今夜はツガルちゃんと一緒。
「いい子にしていたガーノレ達にプレゼントを届けましょう!」
ではこちらのお宅を訪問。おや明かりが全部消えてない。
やっとるか、やっとる最中じゃないか!!
「婚姻届がすぐに欲しいそうです。明日は平日だから持っていけますね!」
透明状態で机にプレゼントを置いておく。まったく。
次のお宅は…おや娘さんへのお菓子か。
「出産されてもボソバーバトルを続けるなんてカッコいいですね!」
女の子の枕元にプレゼントを置く。かわいいなぁ。(隣の部屋が揺れているけど無視無視)

 

「これはこの容器で調教しろということでしょうか」

 

「どらまでみたやつ!これはおとーさんとけっこんしろというてんめいだ」

 
ロボココッコピム博物士愛戦士とは

聞いたことがあるよダンナ!
ロボココッコピム博物士愛戦士とは第2次世界大戦時に愛のみで世界平和を成し遂げようと機械のニワトリを世界に放ったピムという博物館の職員がいたんだ!
そのロボは「ココッコ」としか鳴かず連合国にも枢軸国にも邪魔としか言われなかった悲しい歴史を持つ人物!
その彼の偉大さを讃えた一部の変人たちがここに書物を残したといわれているのさ!

 

民棒書房「ピム博士の愛の序曲~ロボココッコピム博物士愛戦士~」より参照

 
セピアとチェーンソー

シャリ シャリ シャリ…
あらマスター、まだ起きてられたのですか?
私は明日のバトルの準備をしています。チェーンソーの刃を砥ぐ作業で、目立てというんですよ。

 

一般的なチェーンソーの刃はL字型で、丸ヤスリで砥ぎます。
でもこの刃は平たい三角形なので、棒ヤスリを使うんですよ。
全部の刃が同じ長さになるよう、同じ回数ずつ擦っていきます。
あっ!欠けてるー(╥_╥)。地面切ったのかな。欠けた刃は苦労します。

 

さて目立てが終わりましたので、仕上げにこのアサリ割り器を使います。
こうやって刃を右側に曲げて、次の刃は左側…と交互に曲げると、ビックリするほど切れるんですよ( ̄ー+ ̄)。

 

できた!あとは本体を掃除すれば完璧です。
愛を伝える道具ですから、ピッカピカにしないといけません。
マスターはもうお眠りください。おやすみなさいませ。

 

―――

 

ブーン ブーン ブーン…
あらマスター、こんにちは。
今チェーンソーの練習をしているんです。
ブーン ブーン ブーン…
え、どうして回したり止めたりしているのか?
よくぞ聞いてくれました!(-_✧)キラーン

 

試しにずっと回した状態で振ってみますよ。離れててくださいね。
ブーーーーーーーーーーーーーーーーン
おっとっと、危なーい(-。-;)。失礼しました。
チェーンを回転させていると、チェーンソー自体を傾けづらくなるんですよ。
走っている自転車は急に倒れませんが、止まっていると自然に倒れますよね。仕組みは同じです。
だからチェーンソー自体の角度を変える時は、スロットルを閉じて回転を止める必要があります。

 

ちなみにチェーンソーを振り回すのは大変危険です。絶対に真似しないでくださいね、マスター。

 
セピアに愛を教えるアクア様

※セピア実装初日のスレより抜粋

セピアさんがどんどんマスターの顔色を伺うようになるなんて…

あの…マスター先ほどのバトルのことなんですけど…

え?気にしてない?

でもその私…愛をねじ込むだなんて言いながらふがいなくて…

あの…それで次のバトルは…

待機ですか…分かりました…はい…

(選択されるアクア様)

(敵のセピアをABMで送り返すアクア様)

勝った後褒められるアクア様を見ちゃうんだ…

嫉妬してチェーンソーで襲いかかったりしない?

「私の愛を奪わないでください......!」って泣きながら吼えるんだ...

あなたの愛が不足しているから下僕様は振り向かないのではなくて?

ってABM出しながら言うアクア様

飛ばされたセピアがたどり着いたのは…

ホーム…マスターのところか…

いいよね

泣きながら飛ばされてヘトヘトになった所にマスターがいるの

アクア様はハネミンボーを撫でながら「今は泣くと良いですわ、私も経験しましたもの」とか言う

実装当時から使われてたアクア様だったりするんだ…

ちょっとABMがそう言うアシストに強すぎる

傷つけずに送還する優しい技だからな…

チェーンソーで血が上ってるセピアを宥めて

マスターとの接触の時間を増やし

負けたとしても経験を積む事に意味があるとマスターに自覚を持たせセピアと組むことをこれからも続けるようにさせる

というアクア様のアシスト

「私も初めは何度も何度も負けましたもの…私はそれでも構わないけれど、下僕様が悲しむ姿は嫌ですのよ…だから努力は致しましたわ。あなたも頑張ることですわ」

って優しく諭すアクア様

愛とは辛く悲しく大変なものだということを吸血鬼に教えられるシスター…

確かにアクア様使いこなしてるなら相当の愛があるよな…

 
パプルとDDR その2

“Ahh Ahh Ahh... She is my wife... Ahh... ”
はぁ…はぁ…これ消費カロリーが出ますけど、昨日のチーズケーキはまだですか…
『このペースだと32曲だな。ちなみに体脂肪1キロで720曲だ』
そんなに
「こんにちは、パプルさん」
ひゃぁ、藤崎さん!
「驚いちゃった。パプルさんってダンスダンスレボリューションしてたのね」
『絶賛ダイエット中』こらー!ばらさないでくださいー。
「ふふっ。運動ってダイエット以外にも良いことあるからね。次やってもいい?」

 

“will be hero 誰もが主人公 run on for your life”
藤崎さんカッコいい…踊りが軽やかです。
「ふぅ、気持ちよかった。私は学校の友達から教わったの。」

 

その後藤崎さんといろんなゲームを遊びました、楽しかったです(ちなみにパズルゲームでは全敗…)。

 
羽ミンボーの息子

>でも羽ミンボーのお腹の中には…
レウィシア様は完璧なお方だ。
親のいない半悪魔の私を、育てくれたのには、感謝しきれない。
私は今、アクアブルー家の執事見習い(ボーイ)として働いている。

 

今日はレウィシア様の古いご友人がいらっしゃった。
台所からでも喧騒が聞こえる…アクアだのバカ吸血鬼だのひどい呼び方だ。
…紅茶をお持ちした時、ご友人が私を見つめていたが、多分気のせいだろう。

 

レウィシア様、ご友人との歓談はいかがでしたか?
「ボーイ、お疲れ様。楽しかったわ。昔を懐かしむのもいいものね」
そういえば、レウィシア様は昔アクア様と呼ばれていたのですか?

 

言ってすぐに後悔した。あんなに泣きそうなレウィシア様を見たのは初めてだ。
何も言わずに寝室に戻られたレウィシア様。すみません、もう二度とその名は呼びません。

 
違法シロ…

違法シロ…
>違法シロ…
筐体下の地下室へと踏み込んだ時にはもう手遅れだった。
マスターは思わず顔をしかめた。違法薬物による独特な刺激臭。仕事を始めて随分経つが、一切慣れることはない。
「あぇ…マスターだぁ…マスターがぁ…いっぱひいるぅ…っ…」
部屋の中央にへたりこんだままシロがこちらを見ている。傍らには、当然のように封を開けた粉袋。
向けられた笑顔に一瞬、普段のシロがそこにいる気がした。底抜けに明るいシロの輝く笑顔。
舌を噛み、頭を振り意識を戻す。囚われそうになる、冷たい幻覚だった。
こちらを見ている中毒者の瞳の焦点は恐ろしいほど揺れていた。

 

オレンは壁に向かって剣を振り回し奇声を上げていた。こちらに気づく気配もない。
狂ったように降るう右腕と脱力しきった左腕。小麦色の肌に無数の注射痕。
部屋の中、他に人の気配はない。…が、3人目の鞄が放置されていた。ブランドは、東曄堂。
大先輩とクロから渡されたリストにあったウルシの持ち物だと容易に想像できた。

 

待機していた捜査員を呼び、淡々と指示。マスターの務めを果たさなければいけない。
回収された東曄堂の鞄に付いたキーホルダーが揺れている。昔教材で見た、脳を萎縮させられた鼠がもがいている姿を連想させた。
大人しくなったオレンの手を引く女性捜査官に声をかける。
「モモぴゅん、…シスター・セピアに連絡を。毒抜きだ」
しばらくの無言と、舌打ちが返ってきた。

 

別働隊のパプルから通信。エメラとツガルが怪盗姿のウルシを捕捉し、現在追跡中とのこと。
煙幕で逃げようとしたらスタンで捕獲しろ、と指示。了解です、と返すパプルの声は今にも泣き出しそうだった。
「…セピアさん、いつでも来てくれていいって。バカ吸血鬼の使い魔が薬物を吸いだしてくれるみたい。…たまには役に立つのね」
振り返ると、モモコが壁に体を預けていた。規則的に揺する右足が彼女の苛立ちを表していた。

 

「…しばらくはみんなで遊びに行けないな。入院させて薬物と切り離さないと」
「もうむーりー。あの頃のように楽しいわけないじゃん」
はーあ、とモモコはため息を吐いた。
「しばらくって何年先になるんだろうねー。…最近は治療の一環としてVRでゲームをさせたりもするんだって。私もやろうかなー」
「モモぴゅん…」
「なによ、こっちみんな」
モモコは震える声で、
「ゲームの中ぐらいではさ、またみんなで仲良くできるかな…ご主人…」

 
パプルとカラオケ

「さあ眠りなさい、疲れ切った、体をー投げ出しーてー」
セピアさん上手いですー。何の曲かは知りませんが合ってます!

 

今日はセピアさんの歓迎会で、初めてカラオケに来ました。
しかし私は歌を全然知らないのでピンチです!
シロさんとクロさんは何か元気な曲を、
オレンさんは何か激しい曲を、
モモコさんは自分の曲を歌ってしまわれました。
次は私の番!?助けて下さーい!
『お前この曲やったことあるだろ、サビまで歌ってやるから』
ああセイジャ、ありがとうございます!

 

『きーみの、ふるえる手を 握ろうとした あの日は』
見えないモノを見ようとしてー 望遠鏡をのぞき込んだー♪

 
ボソバーガーノレ対談

ええ、今日のボソバーガーノレはここまでです!!!
ついにやってきましたスターA!スーパースター昇格へのあと一歩で私はどうなってしまうのでしょう(笑)
ということで今日の対談は我が愛しのプレイキャラのシロちゃんに来てもらいました!(ドンドンパフパフ!)
「シロちゃんです!よっろしくー!」
いやーシロちゃん今日は頑張ってくれたね、まあ僕が操作してたんだからあったりまえか(オイッ)
「いやいやマスターが操作してくれたから今日の勝利はあったんだよ!マスターだいだいだい好きー!(チュッ)」
いやー照れちゃうな!皆さん本当にすみません!!!(木亥火暴)
次の更新は明日の予定です!では皆さんゴーボソバー!

 
セピアさんと祝杯

「わたしを酔わせてぇ…どうするおつもりですかぁ…?」
調子に乗ってワイン全部空けたのセピアさんじゃん!
「せっかくマスターがお祝いしてくれるっていうんですもの、うふふ♡」
セピアさんは酔っていた。凡百のマスターでしかない自分との初勝利がよほど嬉しいらしい。
「マスター、とっても素敵でした…♡」
言葉を隠さない彼女の一言に、こちらまで照れてしまう。
とにかく今日はついに掴んだ念願の勝利だ。シロは叩き潰され、エメラは分解され、モモぴゅんはえぐりかまされていた。アクア様はセレクト中に逃げていた。
そういえばシスターってアルコールいいの…?
「神のお酒です♡」
まあ楽しそうだしいいか…。
「マスター、また私を選んでくれますかぁ?」
はいはい、これからもちゃんと選びますよ。
「……貴方に永遠の愛を誓います♡」
息を呑む。…が、すぐに分かった。
初めて会った時に言われた一言だ。あの時は面食らって真っ赤になった顔をからかわれたものだ。
そういう言い方はよくないですよ、と注意する。Be COOL。
「あらぁ?マスター?お顔が赤いですよぉ?」
だめだった。
いじける自分をセピアさんはくすくすと笑った。
ひとしきり笑い終えた後、
「マスター、私はボソバーガーノレとして、あまねく全てに愛を伝えるためにやってきました」
知っている。彼女の愛は無限大なのだ。自分もそれに付き合うつもりだ。どんなに負けても、揺らぐことはない。
「この身は愛を伝えるため、これからもボソバーガーノレ・セピアとして邁進していきます」
ですが、と一旦置き、
「…心はもう貴方のものですよ♡」
にこりと。
とんでもない事を言われた。
上気した頬。うるんだ唇。細やかな白い指。何より、優しく微笑む笑顔。
初めて会った時の、甘く痺れるような感覚を思い出した。この人へ二度目の恋だ。
そうだ、返さなくては。
どうすれば? どう応えよう。
受け止めきれていない自分をよそに、
「それじゃ、行きましょうかマスター」
セピアさんは言うだけ言って椅子から腰を上げた。
…一体どこへ?
「あらあら、マスター分かりませんか?」
かろうじて先ほどより顔を赤らめているのは、分かった。
「……愛の巣です♡」

「あっ♡あっ♡マスター♡だめぇっ♡だめですぅ♡」

 
クロと掲示板

>修道服シロいいよね 左様x1
>sub4696315.jpg
はぁシロが可愛すぎて思わず投稿してしまった。
ゲーセンで撮影するのも、写真をアップするのも初めてだ。
マスターからは掲示板は禁止されているけど、シロ風に言うとやめられない止まらないー
おお左様x4までいった。ありがたい…
うん!?特定しますたm9(`・ω・´)ってどうしてゲーセンの名前が分かるんだ!
どうしよう怖い…どうしよう……助けてくれマスター!

 

Exifとは知らなかった、ありがとうマスター。
でも1週間ネット禁止は辛いぞ…

 
バトルの後のアクエメ

「い、嫌……エメラさん……ど、どうして」
暗く閉ざされた選手控室。そこには手錠をはめられたアクア。そしてその前にはエメラが立っていた。
「アクア、貴女に背任行為の疑いがあります。これより尋問に入ります」
エメラかアクアに手のひらを向けると、光とともにエネルギービームが放たれた。
「キャアアアア!」
激しい光と電気がアクアを襲う。電気は筋肉を刺激し、アクアは身を反らせながら痙攣した。
「低出力のショックビームです。対テロリスト用のビームで、競技用のビームと比べより強い痛みを与えます」
ビームが止む。エメラは表情を返す、淡々と続けた。
「な、何故……そんな物を……」
「お忘れですか。エメラは元戦闘用アンドロイドなのですよ」
再度手のひらを向けた。痛みを思い出し、アクアはとっさに防御の姿勢をとった。
「あああああ!!」
アクアの体は再度激しく痙攣する。
「次は出力を20%上げますよ、アクア」
大きく肩で息をするアクア。既に衣類は破れており、白い素肌が僅かな布の隙間から艶めかしく見えていた。
「し、死んでしまいますわ……エメラ……やめて……」
「――!」
激しい衝撃にアクアは声にならない悲鳴を挙げた。
「貴女に命令変更の権限はありません」
「お願い……本当に……し、死んでしまい……ますわ……」 
涙を浮かべ、しびれる舌を懸命に動かし嘆願するアクアに、エメラは答えた。
「命令を却下します。アクア、エメラは嬉しいのです」
「な、何を……」
エメラが力の入らないアクアの体を引き寄せた。その体は体重が掛かっているのかわからないほど軽く感じた。
「高慢で世間を知らず、のうのうと暮らしてきた貴女の様な人に復讐ができる事がです」
エメラの表情が醜く歪んだ。見た事もない――例えるなら、売れない芸術家に描かせた抽象画としか見えない落描きのような肖像画のような――顔を見せた。
「ごめんなさい……ごめんなさい……」
「謝る必要はありません。さあこの――チャイルドプロテクトが掛かりました。入力された言動は青少年育成保護の観点よりふさわしくないと判断されました」
先程の顔のまま、暫しの静寂が流れた。

 

「もうエメラさん!せっかく盛り上がる場面でしたのに!それにその表情は私をおちょくってるのかしら!?」
エメラの顔がいつもの無表情に戻った。
「申し訳ありません、アクア。エメラの表情パターンにアクアの入力した下衆顔がありませんので、イメージ検索からパターンを作りました」
アクアの私物である、おもちゃの手錠を外しながらエメラは答えた。
「力作のストーリーでしたのに……。私のような高貴で美しい令嬢が、戦争しか知らない悪漢に嬲られる……そそられますわぁ……!」
アクアは立ち上がりながら光悦の表情を浮かべた。
先程のビームは本来はAED――その出力を10%に抑えたもので、せいぜい電気あん摩程度の物――であり、服は痙攣のふりをしながら自分で破いていた。
そもそも吸血鬼なら、たとえ数百倍の電撃でも死なないが。
「……アクア」
「なにか?」
アクアは畳まれたブラウスを手に取り答えた。普段なら手伝いを下僕にやらせるが、状況が状況なので自分で着替える。
「……アクアは、エメラの居た戦場をご存知ないのですか?」
エメラの顔が無意識に歪む。アクアはエメラの顔を見て、ブラウスのボタン留めの手を休めた。
「あぁ……当然知ってますわよ」
遠い目をしながら、アクアは答えた。そしてエメラに正面を向きながら話した。
「エメラ。私は貴女も大切な友人と思っていますわ」
「……」
いつもの見下すような余裕がある顔では無い。実年齢はわからないが、姿からは歳相応に見えるおだやかな顔つきだった。
「貴女がどう思っているかは知りませんが、私はあの戦争が嫌いですの」
すっ……とアクアは近づき、エメラの手をとった。空いたままのブラウスからは、美しい肌が見えている。
「私が嫌いな戦争に、友人が巻き込まれていた。私はそれを考えるのが辛いわ」
手から腕、腕から肩、そして首に手を回し、エメラに抱きついた。アクアの浮遊能力で、エメラにはアクアの重さを感じない筈だろう。しかし、エメラはこの時確かにアクアの重さを感じていた。
「思い出すなとはいえませんわ。でも今は……私といる今は、あの戦争の事を忘れて欲しい。……この命令は可能かしら?」
「……了解です、アクア」
エメラの表情が再び変わる。おだやかな笑顔はアクアの表情によく似ていた。
「ねえエメラ。アンドロイドのキスの味はどんなものかしら?」

 
モモコ・エメラと避難訓練

は?モモぴゅんをおんぶしたい?ご主人、いっぺん、お勤めしてみる?
ふんふん。震災が来たらモモぴゅんを背負って逃げたいって、なーるほーどねー。
モモぴゅん軽い女じゃないんだからね。ご主人の細腕で運べるのかしらーん♪

 

よっと。お、持ち上がった。ほら階段よ、がんばれっがんばれっ!

 

やるじゃんご主人!いざという時、ちゃんと私を守ってね。
あ?次は心肺蘇生の練習? このクソ駄目ロリコンがー!!

 

ご主人様。無事、ご自宅から安全な高台まで運びしました。えっへん。
さらにエメラには照明機能・調理機能・保温機能・電源機能があります。
あとワタシの循環水からはエネルギーが補給できるんですよ。これでどんな災害からもご主人様をお守りします。
…喜んでいただけて、私も嬉しいです…。
そうそうAEDショックの体験もできますがいかがでしょう!?
…要りませんか、そうですか。

 
シロとクロの入れ替わり

>同時撃破された結果リスポン時に精神が入れ替わる怪文書くだち!
クロだ、いや今はシロなんだが…ふふぇへ、体が入れ替わる噂は本当だったぞ。
「うわーすごーい!」
うむ。よし、シロ!明日も早いからもう帰ろう。私は後から風呂に入るから先に寝て
「セピアさーん、このギガンティックボムをくらっておくれー」
あ、待って私の身体で行かないで…
「すげー!だったーん、ぼよよんぼよよん。」
「クロさん…いえこれもクロさんなりの愛のカタチなのですね…」
どうしよう大変なことに、
「アクアちゃーん!バラバラになれー!」
あわわわ…
「すごーい飛べるー。けんこーけー、けんこーけー、あーみのしき!」
「…何となく事情は読めたわ」「私には何が何だか…」

 

その後、私とシロはキッツいお叱りをうけたぞ…

 

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コメント

  • ロダの怪文書のパス分かんないんだけどパス何なの -- 2018-12-07 (金) 23:15:13
  • 落とせたけど前に読んだ奴だった -- 2018-12-08 (土) 01:45:56
  • ごめんなさい、テストに上げたやつです パスはturoです -- 2018-12-08 (土) 03:47:38
  • ロダの怪文書2018、ちょっと圧倒された 面白かったです 「ご主人って真面目~!」が好き -- 2018-12-28 (金) 21:54:52
  • そろそろ怪文書3に移動してもいいのでは -- 2019-01-16 (水) 00:37:33