もういっぱいだから次はここ行くねー!
長い文章をここに写すのがめどい時はアップローダーもよろしくね
センシティブな内容はできるだけアップローダーにまとめてあげるようにしてくださいね
朝ごはんを済ませて片付けもひとしお、リビングでチラシとにらめっこするおにいちゃん…そうだ!近くに新しくレストランも出来たらしいからお昼に連れていってもらおう
「お…卵の特売か」「ねぇおにいちゃん?あたしお昼はお外で食べたいなぁ」「ん?ああ…近くに新しく開いた店か…でもなぁ」「それに…おにいちゃんのお昼も飽きちゃったしぃ、たまには他のが恋しくなっちゃったの♥」
ごめんね、と心の中で謝る、でもこう言えばきっとおにいちゃんはムキになって…
「いや…うーん…」…あれ?いつもと違う反応だ「まぁ行きたいならいいけど…ほれ」
おにいちゃんはあたしにチラシを差し出してきた、きっと新しくオープンしたお店のものだろう…でもそんな反応するってことはよっぽどお値段が高いとかでもなさそうだし…
なんて思っていたがチラシの中身を見た途端おにいちゃんの反応が芳しくないのも理解できてしまった…というかむしろあたしの方がショックが大きいまである
『洋食本格派 グルメaloe』『ステーキハウス グリルアロエ』『和膳 栗や』『家庭料理 ク・リトル・アロエ』『メスガキヤ』
…どれもどことなくあたしを連想させたからだ
無論、つっこみ所はお店の名前の響きだけじゃなかった、いや…どうして洋食レストランでお寿司の割引券がついてたりステーキハウスなのに推しメニューがとんかつ定食なのかとか明らかにおかしい所はたくさんあったけどそんなことはどうだってよかった
問題はお店毎のマスコットキャラにあった、そう…どこのお店のキャラもあたしにそっくりだった…シェフ帽を被ったあたしのようなキャラやラーメンとアイスを持ったあたしのようなキャラ…うまいことデフォルメされてる分ある種の不気味さまで感じてしまう
「…なあ、聞いていいか?」「なあに…?」「あのさ…俺の知らないところで新事業興したとかないよな?」
「あのねおにいちゃん…一度しか言わないからよーく聞いてね?あたしは飲食店の多角経営なんかしてないしあたしモチーフのマスコットを認可した覚えもないよ!!」
「うん…そうだよな…すまん馬鹿なこと聞いた…で、昼だけどどこ行きたい?」「…おにいちゃんの手料理がいいです」「そうか…じゃ卵安いしオムライスにするから…一緒にスーパー行くか?」「…うん」
若干の気まずさを抱えながらも二人で家を出る、腕を組むとおにいちゃんは満更でもなさそうだった
最近マスターは私の方を見てくれずに上の空です
でも話をしてくれない訳でもバトルをしない訳でもないの
ただ毎回私を選ぶ前に、クロちゃんが来たら居るであろう場所を見ているのを知ってます
クロちゃんが来たらマスターはもうこっちを向いてくれないのかな
そうなったら嫌です。でもいつかそのうち、きっと来ることだと思うと胸がきゅっとなります
どうしたら私はマスターの元にずっといられるんだろう
クロちゃんがマスターの元に来る前になんとかしなきゃ…あの娘が来ない様にするにはどうすればいいんだろう
頭の悪い私に思いついたのは、今思い返せばあまりにも冴えないやり方でした
少しだけ待っててね、マスター
──────────────
「ボソバーガーノレクロだ。よろしく頼む、マスター」
「…何とも神妙な顔をしているが何か気に障ったか?何、私が来るまでの間にシロが居なくなった?」
「それは私としても残念だが…ボマーが不在では試合も儘ならないだろう。代理として、いやそれ以上の活躍を約束しようマスター」
久しぶりに会った彼の顔は元気が無かった。マスターに心配をかけて申し訳ないと思う反面、私を思ってく れていたことは嬉しさを隠せなかった。ここで喜ぶのは不謹慎だし、笑みを堪えてクールに振る舞う彼女のように威力の高いボムの扱いや、モモコちゃんのブロックを砕け散らせるキックを覚えるのは凡才の私には大変だった。けれどそれ以上の見返りはあるだろう これでマスターの元にクロちゃんは来ないし、『私』はマスターと一緒に居られる
代理で来るであろう「シロ」には申し訳ないけど、一番最初にマスターと会ったのは私だもん。誰にもあげたくないよ
黒く染めて、長く伸ばした髪をかき上げる
これでこれからもずっと一緒だよマスター。…ここは「一緒だぞ」の方が良いかな
──────────────
あの頃からマスターは私の方を見ずに上の空だ
コミュニケーションは良好。試合も無論快勝している。ランクも昔とは見違えた
ただ毎回私を選ぶ前に、「シロ」が居た場所を見ているのは私だけが知っている 彼の方から新しいシロが来るのを断っているようだ
初めてバトルした、慣れない彼を支えてくれた彼女のことを忘れられないらしい
どうしてもマスターの傍に居たかったのに、私の決断は彼を傷つける結果になってしまった
今ではもうボムの投げ方や広範囲を薙ぎ払うボムの取り扱いは思い出せない
昔の自分は今の私を天才だと思っていたようだが「隣の芝生は青く見える」というものだろうか、今では敵として向かい合うシロの動きはそう簡単に真似出来るものではなかった
…どうしてこうなっちゃったのかな、マスター
私、頭悪いから励まし方もわからないよ…
暑い…魔法学院とは比較にならない暑さだわ…
「グリアロちゃん、クーラーをつけなさい。」
と言ってお兄ちゃんがエアコンと蛍光灯をつけた。もう、電気代気にしてたのに…。
「グリアロちゃん、西瓜切ったよ。」
と言ってお兄ちゃんが持ってきてくれた。
わあスイカ美味しいそう、いただきます。
「お昼は中華でいいかい?」
それはいいんだけど、最近お兄ちゃんが動じなくなった気がする。このままではまずい。
あたしはいい声でこう言った。
「お兄ちゃんってぇ、なんだかぁ、おばあちゃんみたい❤️」
何か、すっごいニコニコしだしたんですけど。調子狂っちゃうなぁ。
いやー台風で帰れなくなるとは。泊めてくれてありがとね。
でもなんでわたしだけアンタの部屋なわけ?
「貴方とお話がしたくてね。他の部屋は下僕様が手配したわ」
あら、あんたのマスターって住み込みなの? 以外。
「吸血鬼は人間なしに生きられないわ。でもそれはアイドルも同じじゃなくて」
わたしはずっと一人暮らしだし、これからもそうよ。
「ふふ、貴方のマスターとはお似合いだと思うけど」
んなっ!違うわ!
「…私は下僕様と一緒にいれて幸せよ。とっても」
今日は直球ね…、まぁご主人となら悪くはないかもね。
「人は夜に扉の鍵をかけ、心の扉を開く…昔の吟遊詩人が残した言葉」
素敵ね。
「少しは人を信用する気になって?」
わかったわかった。はいおやすみ。
(まぁアンタとご主人は少しランクアップしてもいいかな)
※葛西伸哉『かくもささやかな凱歌(トライアンファル・ソング)』より引用
魚ちゅがに知性が認められ、動物愛護団体からの強い圧力で魚ちゅが禁漁条約が締結されて1年が過ぎた
俺達魚ちゅが漁師は転職を余儀なくされ、魚ちゅが加工業者は軒並み潰れてしまった
魚ちゅがの肉はすり潰すことで環境に優しい洗剤として平安時代から使われてきたが、禁漁によってシャツの首回りを洗う際にはぬるま湯にシャツを浸して濡らし、食器用洗剤を汚れている部分に塗った後優しくもみ洗いをするという時間もかかり環境にも良くない方法になってしまった…しかしベビーパウダー塗って予防しておくと手間も省けて環境にも良いのでオススメだ
それらの背景や、鑑賞や性欲処理のために未だ魚ちゅがの需要は高く、闇市場ではそれまでの数十倍の高値で取引されている
元々漁師一筋で生きてきた俺には他の仕事など馴染むはずもなく…今も魚ちゅが漁船に乗っている
海上自衛隊に見つからないようにいつもの魚ちゅがポイントに向かうと、そこには先客がいた
まるで桃太郎の桃のように海上を漂うプリケツ…あの船は間違いない…プリケツアカデミア号だ
最近めきめきと闇の魚ちゅが業界で頭角を現しているプリケツ密漁チームがいるという噂は聞いていたがまさかこのポイントを嗅ぎつけるとは…!
奴らは俺の船を見つけるといきなりSUBを発射してきやがった!テメエら!危険物取締法違反だぞ!「は?排他的経済水域ではルール無用だろ…」プリケツ星人トリオが船から出てきて挑発するように言う
突然の攻撃に驚いたがこんなふざけた船の連中になんて負けられねぇ!
続けざまにギガボムとプラズマボムが飛んでくる。あのサイズのボムが飛んでくるなんて物理法則もあったもんじゃねぇな…だがこれはチャンスだ、奴らはこれでしばらくはスキルが撃てない!俺は船を一直線に突っ込また。「チェストォォォ!死いぃぃぃねえぇぇぇ!」突然叫び声と共にSUBが飛んできやがった!かわしきれず俺の船は木っ端みじんに吹っ飛んだ。最初の一発目はなんちゃってボムだったのだ
爆発で俺は海に投げ出されたが俺の闘志の炎は消えちゃいない!
俺はなんとかプリケツ号にしがみついた「やばいぞ!取り付かれたぞ!なんとかするんだぞグレイ!」「無理すぎる…」奴らの慌てる声が聞こえる。そして…俺も覚悟はいるが持っていた炸裂弾を爆発させる
数秒の後に爆音とともに水しぶきが上がり4人の魚ちゅが漁師がこの世を去った
業界トップクラスの魚ちゅが漁師が同時にこの世を去ったため魚ちゅが業界では血で血を洗う内乱が起こり、魚ちゅが漁師は1人また1人と姿を消していった
天敵のいなくなった魚ちゅが達は爆発的にその数を増やし、その知性で海底帝国を築き上げ、虎視眈々と地球の支配者の座を狙っている…かもしれない
魚ちゅが─それは艶めく緑のツインテールをした可愛らしい少女の顔を持ち、他の魚類の頭部を乗っ取り繁殖する摩訶不思議な生態と林檎のようなフルーティーな爽やかさを持った奇妙な魚
そんな魚ちゅが達だったがかの有名なプリケツ・アカデミア号事件を皮切りに乱獲が発覚し保全運動が行われるもその個体数は減少の一途を辿っていた…
少女は、そんな事情を知ってか知らずか水槽の中の魚ちゅがをただ見つめていた─少女の名はウロ
得も知れぬ表情で水槽の中に踊る魚ちゅがを見つめ続けている彼女の胸中は察しがたいものがあった、そして何を思ったか彼女は上着を脱ぎ始めた
何をするのかと思えばウロは水槽の蓋を外し自らの乳房を水面へ降り立たせた…するとどうしたことか、魚ちゅがは乳首を啄み始めたではないか
ウロは慈母の微笑みを浮かべながらその様を見守っていた、魚ちゅがは与えられる愛情のまま母乳を取り込み、すくすくと育っていった…種は違えど奇妙な親子がそこには確かに存在した
だが愛しそうに乳を飲む小さき友が地球支配を目論むベルサー艦隊の先遣隊だということをウロも、当の魚ちゅがも知らずにいた…それは果たして幸福か、不幸か…それは誰にもわからない
ウオチュガ─学名Turupeta Tsugaru
津軽海峡の一部にのみ生息が確認されている特徴的な見た目と独特な繁殖方法の新種の魚類
外見は緑髪をツインテールに纏めた少女の様な頭部を除いては個体毎に差異が非常に大きい、これはその繁殖方法にあった
本種は他の魚類の頭部を乗っ取るというユニークな繁殖方法を取っているがその内容はあまりに既存の生物体系とはかけ離れていた
何とこの種は身の危険を感じると自らの胴体を自切して難を逃れようとするのだ!
胴体を切り離した頭部は擬似的な冬眠状態となり外的要因を受けない限りは死にもせず歳を取ることもないのだ!
そして冬眠状態となった頭部は特殊なフェロモンを散布し他の魚類に自らを丸のみにさせようとする、その際炭酸ガスも同時に散布し周りの水質はさながらアップルサイダーのようになる
そして頭部を飲み込んだ魚のみならずこのフェロモンを浴びた魚類は次第に頭部が変質し最終的に新たなウオチュガの苗床となるのだ
また、繁殖に失敗した頭部は一定時期を過ぎるとアップルサイダーとなり新たなウオチュガを呼び寄せるようだ
本種はその突飛な生態の解明が未だに進んでおらずさらなる研究が期待されている
アクア様はやや拗らせたマゾヒストだ、だが私はサディストでもなければましてやマゾヒストでもないのでどうすればアクア様を悦ばせて差し上げられるのかわからない…下僕だというのに情けない
以前、良かれと思って眠るアクア様を箱詰めにしてセピア様のお宅へ送って差し上げたらマジ泣きされながら怒られてしまったので同じ轍は踏まないようにしないと…となると直接いたぶるのがいいのか?ならアクア様のお帰りまでに早速準備しませんと…
「下僕様ったら私の帰宅はもとより夕飯の時間にまで私の前に来ないなんて…ほんとにダメな方ですこと、仕方ありませんわ…少し躾けて差し上げませんと…あら、私か直接向かいますから貴方達は気にせずとも良いのですよ」
ハネミンボーを優しく制し下僕の部屋へと向かう彼女の顔はどこか上機嫌だった
「下僕様!あなたいった…い…」
ドアを開けると彼女は絶句した、彼の手入れの行き届いた部屋に見慣れぬものが多数転がっていたからだ…
鋲の打ち付けられた鞭、二の腕程の太さはあろう荒縄と返しのついた杭、大小様々な焼きごて…ありとあらゆる拷問器具が揃っていたのだ
「アクア様!お帰りなさいませ…お出迎えに上がれず申し訳御座いません」
恭しく頭を下げる下僕だったがその手には大振りのナイフが握られていた、背に鋸刃を光らせ、直前まで研いでいたであろう鋭く光るナイフが…
「げ…下僕様?それはなんですの…?」「こちらですか?アクア様に悦んで頂こうかと思いまして…」
赤面しはにかむ下僕を見てアクアは青ざめた、違う!そうじゃない!と…
「下僕様…?わ、私に何か不満でも…?」「不満?とんでもございません!ただアクア様はこういうのがお好みかと思いまして…さ、遠慮なさらずおいで下さい、優しく…いえ、容赦なく責めさせて頂きますので」
笑顔で歩み寄る彼から距離を取るように後ずさる…だが抜けた腰では逃げることは叶わなかった
手に光る凶刃とは対照的な優しい笑顔…それが逆に恐怖を掻き立てる、そしてゆっくり刃が振り上げられ─
「嫌ぁぁぁぁーーーっ!!いやぁ…下僕様…お許しくださいまし!ゆるして!おねがい…ゆるしてげぼくさまぁぁ…」
アクアの恐怖は限界を超え…失禁してしまった
「アクア様!?…こういうのもダメでしたか…申し訳御座いません、もう致しませんからお許しを…」
この日からアクアは主でありながら自らの下僕の顔色を伺い、彼に尽くすようになっていった…怯えと共に
「下僕様、何か不満はございませんか?」「アクア様…大丈夫ですから?ね?」「本当?本当に?ひどいことしない?」「はい、私はあなたの味方ですよ」「よ、よかった…私、下僕様の為にがんばりますので…」
そんなアクアを見て主を悦ばせるどころか追い詰めてしまう結果となりサディズムとは難しい、と当の下僕は困惑していた…昏い快感を胸に秘めて
下僕様とのセックスは、思っていたより、気持ちよくない。
いや、その言い方は流石に語弊がある。言い直そう。正しくは、気持ちいいは気持ちいいが、なんというか、軽いのです。ゆっくりで、優しくて、お湯に浸かるようなセックス。でも決して悪くないわけでない。だからこそ、もどかしかった。
恥ずかしがった私の為に明かりだって消してくれたし、前戯も念入りにやってくれて、何度も声をかけて安心させてくれた下僕様は上手な方なんだと思うし、ちゃんと調べたりもしてくれたんだと思う。その甲斐あってか、初めて入れられても痛くなんてなかったし、じんわりとした気持ちよさは味わった事の無いもので、確かに興奮もした。何より、大好きな恋人とのセックスというのが良かったのだと思う。
ただ、正直言って浅い快感に拍子抜けしたのも事実。これだったら自分で慰めた方がもうちょっとだけ気持ちいいかな、なんて考えてしまうのですわ。
いつものセックス。三度目ともなれば勝手も分かってくる。触れるだけのキスをして、少しだけ自分で性器を弄って、ゴムつけて、挿れて、射精して、はいおしまい。退屈ではない。息が切れるほどは興奮もするし疲れもする。けど、足りないですわ。
私はひっそりとコンドームを外す下僕様の背中を見つめた。白くて広くて、少しだけ汗をかいている。
はあ、と小さく溜め息を吐いた。シーツを握って、片腕を額に乗せる。このあとだって前と変わらず、少しのピロートークで、おやすみ、なんでしょう。文句があるわけではないのですが。
けれど、この満たされない気持ちは何なのだろう。私は何を求めているのだろう。
「アクア、」
私の溜め息を聞いてしまったのだろうか。口を結んだゴムを片手に下僕様が目を向ける。綺麗な瞳。私の大好きなものの一つ。でも今は、なんだか見たくなかった。
「どうかした?」
「大丈夫ですわ。ちょっと疲れただけですの」
ウソではない。でも、目は合わせられない。含まれる音は優しくて、だからこそ気まずい。下僕様は悪くない。私の気持ちの問題……。そんなことは、わかってますけれど。
下僕様はそれでも気になるみたいで、訝しげに私を見据えている。こういう時、下僕様はちゃんと言っとかないと、後々根に持つタイプだ。仕方なくもう一度溜め息をついて、起き上がった。
この時私は、少しヤケになっていたのかもしれないですわ。
「……あの、下僕様のセックスって、優し過ぎるのではなくて?」
空間が、私の言葉で、少し凍ったような錯覚を覚えた。しんと静まり返る広い部屋。遮音だってしっかりしてるから、物音一つ聞こえない。すぐに後悔した。言わなきゃよかったですわ。
手のひらが汗でべとべとしてて、少しだけ残った精液もついている。どうしましょう……。
あー、だとか、うー、とか、往生際悪くなんとか誤魔化そうと考えを巡らせるが、良い案が思いつかない。観念して、おずおずと見上げた。
「……ごめんなさい。…あの、怒りました…?」
「…………怒る?どうして?」
下僕様の視線が突き刺さる。膝に乗せてくれてたブランケットを下僕様が取り払って、私の裸を見つめていた。もはやイヤな予感しかしない。
ベッドサイドの照明のスイッチに手が伸ばされ、ぱっと部屋が明るくなる。白い光が少しまぶしくて、思わず目を細めた。
「いや、少し呆れちゃって」
片手で髪を掻き上げる。様になっている仕草にときめく暇もなく、ちらりと覗いた顔は、完全に怒っていた。大きなベッドは軋む音も出さず、下僕様は私を押し倒す。
「どれだけ……。どれだけ俺が手加減してたと?」
「えっ…?」
手加減?そりゃあ加減はしてくれていたんだろうけれど……。それが下僕様とのセックスで、そういうスタイルなんだと思っていた。告げた下僕様の目は瞳孔が開いていて、少しこわい。どうするか迷っていると、下僕様の指がくちゅりと私の濡れたままのクリトリスに触れられた。
「っ、あ…っ」
「アクア様はヤってる最中、よくここに触れていたよね?」
「だって……んっ…。ナカだけじゃ、イけ、ないんですもの…」
下僕様は思ったより平然としている。むしろ、何だか楽しそうにも見えた。その間にも指先がクリをなぞり、人差し指と親指がまるでつまむように皮ごと撫でる。直接的ではあるが、どこかもどかしい快感につい腰を小さく揺らしてしまった。
「ん、っ、ねえ…っ!もう、いいでしょう?」
「よくない。何一つ」
ちゅこちゅこと下半身から粘液の混じった音がして、否が応でも性的興奮を叩き起こす。敏感な先端を潰すようにぎゅうと親指の腹でなぞられれば、意思とは別に腰が大きく揺れた。訪れる甘い絶頂に目を強く瞑る。はず、だったのに。
「まだイっちゃだめ」
じいんと耳の近くで囁かれる声。今にもイきそうだったのに、寸前で手を離されてしまった。
「な、んでぇ…っ」
達する寸前の、引き攣るような淡い快感が脳を支配する。イきたかったのに、お預けを食らって、どうして、なんでと非難の目で見てしまう。それこそ、下僕様のセックスより、気持ちよくなれそうだったのに。下僕様はそんな私の考えを見透かすように笑い、私の膝を掴む。
「アクア様、ナカでもちゃんとイけるよ?初めて挿れられたと言うのに、感じていたのがその証拠だよ」
快感で既に開きかけていた足を、完全に左右に開脚させられた。いつもなら恥ずかしくて文句の一つでも言えるのに、そんなことすら気にすることが出来ないほど私の頭は下僕様の言葉でいっぱいだった。
「な、なわけないですわ!言っておくけど、そもそもナカで気持ちよくなんてなかったですし!」
ほんとは少し気持ちよかったけど、認めるのは何だか癪で。いわゆる売り言葉に買い言葉だった。キッと睨みつけて反論する。下僕様がおもむろにローションを手に取った。
「その態度がいつまで続くか…見物だなぁ?」
閉じようとした足を掴まれ、胸元まで折りたたむように倒される。正面に堂々と座る下僕様からは私の全てが見えてしまっている。さっきイけなかったせいか、まるで縋るみたいに穴の周りがひくひく動いていて、顔から火が出そうだった。
ちょっと前までセックスしてた。当然穴は湿っていて、更にとぷとぷとローションが垂らされる。ひやりとした感覚に内腿が震えた。
「あのっ…ッ!これ、この体勢、離しなさい!」
必死に抗議しても下僕様は聞いてくれるはずもなく。私の小さい足なんて簡単に片手で抑えられて、当然のように穴へ指が入る。
慣らすのだって、真っ暗な中でやって貰ってたんだから、こんな光景初めて見た。恥ずかしくて目に涙が溜まる。
「あっ、ん、あ、ぅう……っ」
ローションをまとった長い指が、中で何か探るように意思を持って動く。少しの異物感はあれど、痛いわけじゃない。浅いところをとんとんと爪先で軽く叩かれて、思わず腰が浮いてしまう。知らぬ間に指が二本に増やされて、ぬるぬるとぬめった穴を好きなように弄っていたその時、付け根まで入り込んだ指が、ぐにりと何かに触れる。瞬間、雷にでも打たれたと錯覚しそうな、強い衝撃が身体中を走った。チカチカと光が散り、視界が白む。
「あ、ぁっ、あぁっ、な、なに、っ!ひっ、ぁっ、あ、あ、んん、んっ!」
「ここ、か」
ここって、なに。目を見開いて、はしたない声が漏れた。なんとか止めさせようと伸ばしていた手から力が抜ける。下僕様の指が、お腹側の一点を何度も撫でて、潰して、押し込んで。その度に甘ったるい声がまろび出た。
最初のセックスの時、下僕様はそんなところ弄らなかったのに。挿入の為、慣らすことがメインで、何かを覚えさせるような動きじゃなかった。どうして、何で。こんなの知らない。知らないのに。下僕様はそこばっかりくちゅくちゅと弄ったと思えば、更に敏感になった内壁を強く擦る。ぬるぬると滑りを帯びた指が触れれば、快楽が生まれないハズがない。
「あ、ぁっ、あ、いくっ、だめ、ぁっ、なん、で、あっ、っ、ん、ん~~ッ♡」
「まだだって」
「あぁっ!?」
最後にピンと一番気持ちいとこを弾いて、指は出ていってしまった。行き過ぎた快感で、身体はぐったりとして動かないのに、がくがくと内腿が痙攣を起こす。それよりも、またイかせて貰えなかったことに思考に焦りが混じった。甘イキばかり繰り返した身体が、その先の、強い絶頂を望んでいる。下僕様をうらめしそうに見つめると、鼻で笑われた。
「気持ちよく無いんでしょ?」
「っあ、……う、それ、は…っ」
何も言い返せない。気持ちよかったのは事実で、結局イかせては貰えなかったけど達する寸前まで行ってしまっていた。恥ずかしい。ナカなんて、気持ちよくないはずだったのに。
居心地悪く、唇をきゅっと引き結んでしばらくうつむいていると、ふと目の前に影が出来た。ぴたりと額に触れる熱いナニか。思わず見上げれば、そこには凶器としか言えないモノがあって、私は呆気に取られるしかなかった。
「な、なに、これ……」
「いい?……これがアクア様の中に入るんだよ。よく見て」
いつも真っ暗な中で情事を行っていたせいで、実を言うと、下僕様のペニスの大きさのことはよく知らなかった。いや、私が怯えないように、わざと見せないようにしてくれていたのかもしれない。
ぷくりと先端にカウパーを滲ませ、血管までしっかりと浮いて、ビキビキにいきり勃ったそれを見せつけられる。ナカで感じる圧迫感でさえ相当な大きさだと予想してたのに、それを遥かに超える規格外のサイズ。しっかりと剥けた亀頭がひたひたと頬に押し付けられ、雄臭い匂いが鼻腔に広がる。
「あ、ぁ……ひ、っ………」
嘘ですわ、こんなの、嘘。お腹の奥が、強く疼く。顔中が熱い。ばくばくと脈打つ心臓をおさえることが出来ない。涙の膜が視界を霞ませて、上手く見ることが出来なかった。下僕様の、心底楽しそうな笑い声が聞こえる。ごくりと生唾を飲み込む。恐怖と、それだけじゃない感情でがくがくと膝が笑う。
「あっ、あ、ぁ…………ゆ、ゆるして、っ」
「許す?何を」
「やだ、やだっ!だ、って、こんなの、いれられたらっ、わたくしっ、しんじゃうぅ……」
「いつも挿れていたから大丈夫。心配しないで」
そんなこと言われたって、無理なものは無理に決まってる。私のお腹が破けてしまう。ペニスから顔を逸らしうつ伏せでシーツを握って、必死に逃げようとしたが、広いベッドでは直ぐに下りられない。何よりも早く、下僕様の手が頭を掴む。
「ひっ」
わたしが上げた短い悲鳴もなんのその、そのままシーツに強く顔を押し付けられ、腰に跨られる。こんな乱暴な扱いをされたのは久々だ。完全に捕まってしまった。だらだらと冷や汗を掻く私と違って、下僕様の方は少しも焦った様子はない。私が逃げ出そうとすることまで、全て想像の範疇だったと言うことだ。
どうされるんだろう。頭を押し付けたまま、片方の指でナカを広げ、濡れそぼった穴を晒される。正直すごく恥ずかしい。一方的で、暴力的で、まるでレイプみたい...。覚える感情は恐怖でなくてはいけないのに、早い鼓動はあからさまに違う熱を持っていた。
「あ、ま、って、下僕様、おねがい、私、その、……、こわ、く、て…顔、見たいですの……」
「怖い?そうは見えないけど」
言葉とは裏腹に、くるりと肩を持って身体をひっくり返される。やっと見れた下僕様の顔も少しだけ赤くなっていて、何だかひどく緊張した。とっくに取り付けられていたコンドームについたローションが、穴に触れてくちゅくちゅと音を立てる。下僕様のおちんちんに、まるで縋るように触れ合う。顔があつい。
「挿れるよ...。好きなだけイって」
声がすぐそばで聞こえて、頬に優しくキスされる。心臓が口から飛び出そうだった。体重がかかって、ずぷずぷと亀頭まで入り込む。ぞくぞくと思わず背筋が戦慄いた。下僕様の手が引いた腰をしっかりと掴み、決して逃亡を許さずそこから一気に突き抜く。
「ひ、あ、ぁあ゛ぁぁぁっっ♡♡♡」
下僕様の大きなおちんちんが、私の穴を奥まで突く。結論から言って、盛大にイった。
ぴしゃぴしゃと潮を吹いて、快感に酔う暇もなく、更に突き上げられる。こんなの聞いてない。怖気すら感じる快感に歯ががちがちと震える。
「あ゛♡ぁっ♡あ♡あ♡あ♡ぁうぅッッ♡♡イった♡もうイったからぁっ♡♡ひっ♡ぃぎっ♡♡んっ♡んぁっ♡♡ぁ゛あぁぁっ♡」
知らない、知らない、こんなの知らないですわ!!
イったって言っても離して貰えなくて、ずっと腰を揺すられる。凄まじい速さのピストンで、感じるところをぐちゅぐちゅとすり潰していく。隙間のない内壁を満遍なくなぶり、奥も浅いとこも関係なしにおちんちんが好きなだけ抉っていく。ひどい。ひっきりなしに嬌声がこぼれて、それでも解放してくれない。
いつも、いつもはゆっくりと、気を使いながら挿入してくれていた。額の汗を拭って、瞼にキスをして、慈しみながらセックスしてくれてた。それが下僕様のセックスなんだって思ってた。優しくて、柔らかくて、つまらないなんて。なのに、なのに。
「よく覚えて...。ここがGスポットだよ。今まで避けていた場所も全て教えてあげる」
「なっ、そんな、のぉっ♡♡ぁ♡あ♡♡だめっ♡やらぁっ♡♡ひっ♡♡ぁ゛ひっ♡♡ぉ゛ッ♡♡イくっ♡またイくっっ♡♡だめっ♡らめなのっ♡♡い、っくぅっ♡~~ッッ♡♡♡」
足先がぎゅううと丸まって、快楽を逃せないまま思いきり仰け反る。とろりと垂れる唾液を拭うことも出来ない。きっと今話題は、すごくえっちな顔をしてるんだと思う。だって、いつも部屋は暗くて、安心出来たのに、今はこんな明るい光の下でいやらしく乱れる姿を、しっかりと見られている。息を吐き私を楽しげに眺める下僕様の顔も、ちゃんと見える。
お腹の奥がきゅんきゅんして、まるで下僕様に孕ませられるのを待ってるみたいに内側がぎゅううと縮小する。過ぎた快感にただ喘ぐ私へ、下僕様はついでのようにとんでもないことを告げた。
「一つ言い忘れていたことがあったね。いつもこれは、半分程しか入らなかった。今もそうなんだ」
「は、ぅ、え……?なに、いっ、て……」
「優しいのは嫌なんでしょ?……精々、楽しむといい」
にたりと笑い、下僕様は腰を進める。ヒッ、と喉奥から短い悲鳴が転げ落ちた。呆然と下僕様の言葉を聞いていた頭が、大きく警鐘を鳴らしている。こんなにお腹の中はいっぱいなのに、まだ、たったの半分?ウソですわ、絶対、だって、そんなの。
恐る恐る、結合部を見ると、確かに下僕様のおちんちんはおさまりきっていなかった。ダメですわ。絶対、受け入れたら、こわされてしまう。腰を浮かせて逃げようとしても、抜いてもらうことは絶対に許されない。当然のように指を絡められ手を引かれて、みちみちと締まった穴に無理やり侵入してくる。
「ぁ、はっ………♡♡♡ら、めぇ……ッ♡♡」
「そんなに悦んで...」
「んっ♡よろこんで、なんかぁっ♡やぁっ♡♡らめ、これ、ほんとに、っ♡♡んぎっ♡♡ぁ゛っ♡♡っらめぇっ♡♡あ♡ぁひっ♡♡ひぐぅっ♡♡んっ♡んぁ゛ぁッ……っ♡♡」
下僕様の大きなおちんちんがお腹の奥を抉って、更にその先をぐちゅぐちゅとこねる。カリでイイところを潰されて、引っ掛けられて、ぐにぐにされて、私じゃないみたいな、えっちな声がたくさん部屋に響いた。ペニスの形に張ったお腹がびくびくと痙攣する。下僕様が、きもちよさそうな、艶のある低い声を出した。亀頭が穴の奥の、一番気持ちいいとこに、ずっぷりとはまり込む。
「ぁん、ぁ、あ、あ、ぁぁ…♡♡♡おちんちん、すご、ぉ……♡♡♡♡」
「漏らすほど良いんだ」
「は、ぇ?もら、す…?」
蕩けた頭で、言葉の意味を考えて、さあっと顔が真っ青に染まる。ごくりと下半身を見れば、しょろしょろと勢いなく液体がこぼれていた。どうやら、挿入時の衝撃が膀胱を刺激していたいたらしい。
びちゃびちゃとシーツを濡らした感触に、じわじわと顔中が赤くなる。
「快楽で失禁…アクア様は赤ちゃんかな?」
「あ、ぁ、ちが、っ、ぁ、うぅっ…♡っ、!?ひっっ!!??♡♡あぅぅぅっっ♡」
言い訳する暇も与えてくれず、下僕様は私の乳首を思いっきりつねった。既に勃っていた乳首はつまみやすいのか、指の腹で引くようにぎゅううとつままれて鋭い痛みと一緒に快感が走る。
中指と親指で引っ張られて、人差し指でカリカリとくすぐるように弄られ、初めての快楽に腰が跳ねてしまう。
「あぁ゛ぁ゛ぁぁぁぁッ♡♡♡どっちもはだめっ♡♡イくっ♡イく♡イく♡イっちゃう♡♡イくぅぅっっ♡♡♡」
下僕様はずっとがまんしてくれてたんですを。それを、私が無理やり焚き付けて。本来なら泣いて、ごめんなさいして、やめてもらうべきなのに。下僕様の言う通り、確かに悦び始めていた。
乳首をピンと弾きながらの、ねっとりとした腰使い。掻き回すように穴のなかを擦り上げて、ぷちゅぷちゅと滲み出た愛液とローションが泡立ってふちからこぼれる感覚がする。ゆっくりと前後に腰を揺すられて、卑猥な声で喘いでしまう。もう何も考えられないほどイかされているのに、下僕様の動きは止まらなかった。いつものセックスが、まるでおままごとのように思えてくる。
「ぁ゛♡♡あっ♡んぅ…っ♡♡ぁ゛っ♡イくっ♡♡イ、く…♡♡♡っひ……ッ♡♡」
「ん、……」
ガクガクと盛大に足を震わせてイってしまう。
奥まで入り込んでいるおちんちんから出された精液が、びゅくびゅくとゴム越しに子宮口へかかる。長く激しい射精に、快楽に浸る余裕もなく腰が仰け反った。たくさん種付けしていったおちんちんが、ちゅぽんと抜けていく。
震える股がだらしなく開き、とさりと精液のたっぷり詰まったコンドームがシーツに落ちる。
それから目を離せずに、熱い吐息をこぼしていると、下僕様にちろりと唇を舐められた。そのまま自然な動きで唇が触れ合い、れろ、と舌を絡ませ、ちゅぷちゅぷと唾液を飲まれる。思いきり音を立てて、貪るようなキス。ぢゅうとべろを吸われれば、脳みそがじわじわと痺れて、つま先がぴくぴくと震えているのが分かる。私も甘えるように唇を軽く噛めば、下僕様が更に舌を激しく動かす。上顎をなぞられて、背筋がぞくぞくする。いくら飲んでも垂れる唾液を何度も舐めとって、舌で混ざりあわせた。
広い背中に手を回し、ぎゅうっと抱きしめる。下僕様のは大きいから、抱きつくような形になってしまうけど、それはそれでいい。まるで食べられてるみたい。下僕様も私の頭をがっちり掴んで固定して、絶対に離さないって抱きしめてくれる。とってもうれしくて、出されたばかりなのに、またいれてほしくてお腹がうずく。私って、こんなにえっちで変態だったんですわ。
「ん、はぁっ…♡♡ぁ、んっ♡すき、すき…♡ね、ナマ、で、よくってよ…♡♡」
まだ勃ったばかりのおちんちんを指先で触れて、そんなことを言う。期待混じりの声は、欲を孕んで浅ましい。けど褒めるみたいになでなでされて、どきどきと心臓が跳ねて止まらない。下僕様に優しくされてる。下僕様に、甘えてもいいって、いい子ってされてる。頭がふわふわしてるのに、顔は熱い。火照って、顔を真っ赤にしてるのが自分でもわかる。ぽーっと下僕様の綺麗な顔を見つめていたら、くすりと笑われた。
見蕩れる暇もなく、ぐずぐずになったヴァギナに何の前触れも見せずペニスが挿入される。上から腰を打ち付けるように無理やり挿れられて、目の前が弾けた。
「ぁ゛あぁぁあ゛ぁぁっっッ♡♡♡♡♡」
さっきよりもずっと強く肉の存在が感じられて、ぎゅうぎゅうと歓喜するように内壁が熱い塊を締める。
「ナマちんぽっ♡♡すごぉ……ッ♡♡ぁ、ひ……ッ♡♡こんなのっ…♡♡」
耐えられない。耐えられるはずがない。カリがずっと奥を突いている。お腹の中がくちゅくちゅと音を立てるほど濡れて、自分より強い雄を求めるように媚びていた。耳をくすぐるように撫でられ、ぞわりと背筋が反る。
「自慰の方がずっといいって考えていたんでしょ?何か言うことは?」
「ぁ゛っっ…♡♡♡はひっ♡生意気言って♡すみませんでしたっ♡げぼくさまのぉっ♡♡おちんぽさまがいちばんれすっ♡オナニーなんて♡こんなすごいのぉっ♡知っちゃったらっ♡♡んっ♡ひっ♡んんっ…♡♡」
オナニーなんかじゃ得られない、本気の快感。今まで自分の行ってきたことが、戯れだと嘲られるような、激しい快楽に、全てを支配されてしまったみたいで、多幸感が身体中を巡る。
全部素直に告げたと言うのに、それでも下僕様は満足してくれない。手首をシーツに縫いつけ、更に恥辱を味あわせようとしてくる。
「それだけでは無いでしょ、隠すな。どんな自慰をしていたの?言ってみて」
「うぅ、ぅぅう゛ぅ……っ♡♡♡……ッ、げぼくさまにっ♡無理やりっ♡レイプされる妄想してっ♡オナニーしてましたっ♡♡ずっとぉっ♡♡ぁっ♡あっ♡あ♡あ♡ぁんっ♡♡ひどくされてっ♡オナホみたいに扱われるのとかぁっ♡考えてっ♡♡ナカ弄ってましたぁっ♡♡でもっ♡全然イけなくてぇっ♡げぼくさまのおちんちんっ♡ずっと♡げぼくさまの…っ♡♡♡んぁっ…ッ♡♡♡いくっ♡♡イぎまずっっ♡♡♡♡」
「淫乱吸血鬼め」
ぬちぬちと子宮口を潰されながら、涙と汗でぐちゃぐちゃのイキ顔までまじまじと眺められて、恥ずかしいことを言わされている。私はずっと、大好きな下僕様に、苛められて、乱暴に、オモチャみたいに扱われる妄想してナカを慰めていた。でもほんとに全然イけなくて、諦めてクリだけを弄っていた。だったのに。
「っひぃ♡あっ♡あっ♡んっ♡せっくすっ♡♡すごぉっ♡♡本気えっちしゅごぃっ♡♡♡♡♡ナマちんぽすきぃっ……ッ♡♡」
指だけで簡単にイかされそうになって、しかもおちんちんを挿れられた瞬間に達してしまっていた。もう何回イったかも数えられない。下僕様から与えられる精を、一滴足りともこぼさぬように、お互いの境が見えなくなるほど密着して熱を分け合う。目がぐりんと上を向きそうになって、唇から幾筋の涎が垂れた。
「げぼくさますきっ♡すきっ♡♡イくっ♡下僕様のっ♡♡おちんぽさまでイくっ♡♡ひっ♡あ♡ぁ゛♡ぁあ゛ぁ゛ぁぁッッ♡♡♡」
甘えきった声が漏れる。至近距離で下僕様の吐息が聞こえて、内壁に精液がびしゃびしゃとかけられる。肌がぞわぞわと粟立って、震えが止まらない。歯を食いしばって耐えようとしても、すぐにキスされて、快楽を受け止める術を失う。舌の神経まで犯され尽くして、重たい衝撃が脳髄まで染み渡り、溺れるように快楽に浸った。
「ぅあ……♡ぁ゛……っ♡♡」
「……アクア様…」
「ん…ぅ…♡♡♡」
きっと、まだ終わらないんだろう。下僕様の目は見てるだけであついくらいに熱を持っていて、私を離さない。頬を撫でられ、再びペニスが穴に触れる。ごくんと唾液を飲み込んで、身を任せてしまう。口元は、期待で緩んでいた。
戸締まりおっけー!電気の消し忘れヨシ!うん、忘れ物もなし!それじゃあ行ってきまー…きゃっ!
…もー!マスターってばいきなり抱き着かないでよ危ないなぁ!それにくっついてたら遅刻しちゃうよ!
えーあー…確かに嬉しいし私もこうしてたいけど…でも学校行かなきゃだからね?ほら離れて…恋人さんになってから甘えすぎだよぅ
あ、私お母さんだった
そっか…離れたら寂しいもんね、マスターは甘えん坊さんなんだから仕方ないよね、それに…朝ごはんまだだったね!
よーし!お母さんが母乳出したる!ほらお口あけて!もー乳児が恥ずかしがるない!ほらいくよっ!
んっ…そうそう上手上手、朝はちゃーんと栄養とって今日も元気にゴー!ボソバー!だよっ!…ほら泡吹かないで飲んだ飲んだ!
ありゃりゃ…飲ませすぎちゃったかな?起きたばっかりなのにもうおねむなんて…もー可愛いんだから♪
よっこら、しょっと!それじゃお母さんと一緒に学校行こうね?可愛い赤ちゃんを置いてなんか行かないから甘えん坊さんなマスターも安心だね!…ってやばっ!?これじゃ今日も遅刻しちゃうよーっ!うーーー!!
ふーっ!今日も大戦果だったぜ!相棒今帰ったぞー!おーい!
相棒?返事がねえぞー?…おいっ大丈夫か!?
…んだよ寝てるだけか、ビックリさせ…あん?ったくリビングでパソコンなんて広げてどうし…そういや仕事がどうのって言ってたっけな…って事は家だってのに仕事してたのかよ…
しかも電源つけっぱなしで突っ伏して…よほど切羽詰まってたのか…それなのにいつもオレのこと…バカ野郎…
「ま…ま…」
あ、オレお母さんだった
よく頑張ったな、偉いぜ…よしよし、いい子いい子…今は、今だけはこうさせてくれよな…普段たくさん頑張ってるのに気付いてやれなくてごめんな…
「ん…ぅぅ…」
いいよ、今は泣いても…オレが受け止めてやるから遠慮なんかしなくていいからな…大丈夫、大丈夫だから…オレがいてあげるから…な?
今はゆっくりおやすみ…少しくらい休んだって何も悪くなんかないんだからな、それじゃ起きたときの為におにぎりでも作ってやるか…少し離れるけど我慢してくれよな?
オレンは眠るマスターの涙を拭い、頬にキスをすると名残惜しさを感じつつもエプロンを纏い台所へと向かっていった
おかえりだぜ相棒!…おいどうして逃げようとしてやがる!?
はぁ?オレがおかしい?何言ってるんだお前…オレはお前のお母さんだろ!?哺乳瓶とガラガラの何がおかしいんだよ!ってかお前お母さんに向かってその口の聞き方はなんだよ!?失礼だぞ!!
あ!こら逃げんな!!これからご飯だろうが!!料理?んなもんしてねーよ母乳だ母乳!!乳幼児がいっちょまえに何言ってやがるんだ生意気な!!
よっしゃ捕まえたぜ!こら!暴れるな…暴れんなって!!このっ逃がすか!!
うぉぉぉぉお!!オレは母親だぁぁぁぁっ!!ドスッ…
ほらボウズどうだ?お母さんのおっぱいは美味しいだろ!?ガキンチョは大人しくママのおっぱいを吸ってりゃいいんだよ!!…か、可愛いなぁやっぱ…ああっダメだもっと出ちまうっ!!ドクッドクッ
…はー随分出ちまったな母乳…ちょっと飲ませ過ぎちまったか?ああっごめんなこぼしちまったか!?今拭いてやるから待ってな…泡まで吹いてまあ
あ、でもまだゲップしてねーな…確か背中を…こうっ!!ガシッ!!
あ、起こしちまったか…ごめんな下手くそで…それじゃもっかいおねむしような?お母さんが抱っこして添い寝してやるから安心しててくれよな?
雨が上がり晴れ間がやってくる…と共について回るのはまとわりつくような蒸し暑さ、半分機械のワタシも思わずバテてしまいそう…目の前でだらけきってるご主人様みたいに
ご主人様、起きて下さい 今からお掃除を始めますのでそこに居られますと…え?『エメラが起こしてくれなきゃヤダ?』その発言に思わずエメラ胸キュンしましたが流石にお世話好きのワタシでもそこまで面倒は見てあげられませんので…はい、仕方ないですね…ご主人様、まるで手の掛かる子供みたいです
あ、ワタシお母さんでした
エメラ母性モード起動!可愛いワタシのご主人様をむんずと抱き起こし頭を抱えて思わず頬擦りタイム…で済ませるつもりでしたがワタシの中で何かがスパークしました、もう辛抱たまらん
エメラ…授乳モード!
面食らったご主人様に乳を押し付けそのままΩデリートの要領で母乳を高圧噴射しお母さんの愛情と夏バテ対策に高度に調整された栄養価を体内に直送する、細かい事はともかくこれで万事解決ですね
ご主人様…ご主人様?おや、お昼寝ですか…寝る子は育つ、と言うやつですね
たまらずワタシも白目を剥き泡を吹いたご主人様に寄り添いスリープモードへと以降した
ふー…やっとお昼休みだー!つっても午後に食い込んだしそんなに長くは…
ってご主人じゃん、なんでここに…え?「たまたま近くを通りかかったから」って…?相変わらず無理あるわねそれ…ま嬉しいけどさ
ん、差し入れありがと、それじゃこっちは平気…ってアンタお昼どうしたの?はぁ!?差し入れ買ったらお昼代なくなったぁ!?ご主人…アンタやっぱバカだわ…だらしないっつーか…モモぴゅんアンタのオカンかっての
あ、私お母さんだった
ったくしゃーない…手の掛かる子供なんだから!ほらお昼ご飯にするからこっちくる!早く!だーもう脱ぐなとかワケわからん事言わない!人来ちゃう前にさっさと済ませるかんね!
はいしっかり吸う!小さくたってちゃんとおっぱいなんだし母乳も出るかんね!あーこら逃げんな!恥ずかしがるなっつに…
あー全くまたこぼして…ホントに手間の掛かる子なんだから!育て方間違えたかな…?ま、手の掛かる子程可愛いっていうけどさ…ってお昼寝かい!
しかたないなぁ…とりあえず楽屋で寝かせとくか…ママぴゅんすぐお仕事終わらせるからいい子で寝てるんだよ?
ご馳走さまですマスター、今日のお昼ごはんも美味しかったですぅ!それじゃデザートのチーズケーキを今出しますね
え?ダメって…どうしてですかぁ!?食べたばっかりだろって…しょ、食後には甘いものが欲しくなりますよね?なりませんか…せ…せめて一切れ、いえっ一口だけでも…ぁう、ダメですか…
駄々こねてって…もう!私子供じゃないですぅ!!
あ、私お母さんでしたぁ
そうですよね…あなたが我慢してるのにお母さんが我慢出来ないんじゃみっともないですよね…うん、大丈夫、耐えて見せます!
それじゃ頑張るあなたには…ご褒美あげちゃいますっ!
パプルはマスターに抱き着きその豊満なバストを押し当てた…始めの内はだらしなく頬を緩ませ赤くなっていたマスターだったが乳首を口に捩じ込まれ母乳を流し込まれると一転、その顔は青ざめ必死に暴れまわった…だが無情にも迸る愛のミルクが意識を押し流してしまった
どうですか?私のご褒美は?…マスター?マスター!ふふっ、お昼寝ですね?泡まで吹いちゃって可愛い…はい、お母さんも一緒に居てあげますからね…
セイジャはあまりに唐突な出来事を前に注意も制止も出来ずに放心しきっていた…
「おはよーウルシちゃん、そういやあの怪盗ねずみ小僧って痴女がさー…」「お、おはよう!それより今日の一限目…って…」「んー?どうしたの?」「これダンナのお仕事の資料だ…ごめん代返しといてボク届け物してくるから!!」「イチャイチャするのもいいけど早めに帰ってきてねー」
「ダンナーっ!はぁ…はぁ…ごめんこれ!間違ってボクが持って…それボクのレポート!ダンナも今気付いたんだね…え?ダンナが間違えたの?もぉ…だらしないなぁ!じゃボク学校戻るから…」
あ、ボクお母さんだった
全く朝ごはんもろくに食べずにいるからこんなことになるんだよ!だから今無理矢理にでも栄養を摂らせとかないと!
そのまま妊法花火隠れでスイと透明化しボクに気付かぬダンナによじ登り授乳を開始する、ステルスしてるから見られる心配はないけど人前で子供に授乳するのってなんだか興奮しちゃう…♪
ああもう暴れないの!端から見たら変な子に思われちゃうよ!!ボクはそんな子に育てた覚えは…あら?寝ちゃった?…育て方間違えたかなぁ
ともかくこのままじゃ危ないからね…お家帰ろうか?学生しながらシングルマザーは大変だよほんとに…
今日のお弁当の出来具合もバッチリだ、流石は私だ…ただ重箱三つではやや物足りない気もするぞ
おや、マスターもお昼か?なら丁度いい、一緒に食べよう…なんならあーんもしてやるぞ?ただしマスターのお弁当をだがな
しかしマスターはよくそのサイズで足りるな…え?私が食べ過ぎなだけだと?失礼な!これでもちゃんと腹八分目までに抑えてるんだぞ!!乙女に対してデリカシーZEROなのはよくないんだぞ!!
…ってこら!私のお弁当からつまむんじゃない!それは私のごはんだぞ!!全く…子供じゃあるまいし…
あ、私お母さんだったぞ
そうか…マスターはやっぱりその量じゃ足りなかったんだな?それなら私がお乳をあげるから家に帰るまでそれで我慢するんだぞ
こら!暴れるな!どうして拒むんだ!…え?公衆の面前で脱ぐなと?脱がずにどう授乳するというのだ馬鹿者!!とにかく行くぞ!行くんだぞ!!
んっ…❤いい子だ…たーんと味わうといいぞ…ってもうげっぷか、全く泡まで吹いてだらしない…ああもう端から母乳垂れてるし手の掛かる!!
む…ぐでーっとしてどうした?ああ、お腹一杯だからお昼寝か…仕方ない、膝枕はしてやるぞ…それじゃいただきます、だぞ
下僕様!暑いからと言ってそんなにだらけていてはいけませんわ!
今日は一緒にお外へお出掛けの予定でしょう?ええ確かにただの買い物…ですが買い物とはいえ紳士淑女たる者は高貴でなくてはならなくてよ?
全く…私の下僕たる者がそんな体たらくでは…って言ってるそばから寝転がるなんてどういう了見ですの!?
ほら起きなさいっ!え?代わりに起きといてって…子供ですか貴方は!?
あ、私お母さんでしたわ
まぁなんと手の掛かる子供だこと!お母さんは貴方をそんな風に育てた覚えはありませんわ!!
いい加減に起きなさい坊ちゃま!!あまりお母さんを困らせないで下さいまし!
…いきなりどうしたって何言ってるのかしらこの子は…坊ちゃまは暑さで頭がやられてしまったのかしら?
でしたら水分補給が必要ですわね…丁度お仕置きも兼ねて…坊ちゃま!おっぱいの時間ですわよ!!さぁお飲みなさい!え?小さいって…余計なお世話ですわ!!!!
ほぉら坊ちゃま?小さくてもしっかり母乳は出ますのよ?さぁお腹いっぱいまでお飲みなさいな…ふふっ、ダメですわよ?泡吹いた所で許してなんか差し上げませんから…あふふ♪お仕置きする側というのも甘美ですわぁ…
あ、私お母さんでした
唐突に自分が母であることを思い出すと私の可愛い一人息子が心配でたまらなくなってしまう、特に多感なお年頃の独り暮らしなんかは…こうなれば少しでも顔を見て安心しないと寝付けませんね
やましいことはなくとも深夜に女性の独り歩きはあまりいい目で見られないので時々足跡を消したりバックトラックして痕跡を消しながらこっそりとマスターのお家へ向かう、夜は危ないですからね…
あら…鍵を失念していました、深夜なので音を立てるわけにはいかないのでヘアピンで鍵をこじ開けチェーンを手刀で切り裂き難なく帰宅、ただいまマスター
足音を殺しつつリビングを覗くとクーラーをつけたままソファで眠っているマスターを発見…あらあらだらしないですよ?最近この辺に大きな刃物を持った不審者が出るって噂もあるのに無防備な…
だけど気持ち良さそうに眠る彼を起こすのも気がひけてしまったのでお布団を敷き優しく横たえ彼を抱き締める、大丈夫ですよ…お母さんがついててあげますからね?
「ん…喉渇いムグッ!?」
はぁい母乳ですよ❤ちゃーんとごくごくしておねむにしましょうねー?…マスター可愛い…お腹いっぱいでおやすみですね♪
あ、先生…これ落としましたよ?はい…全くもうしっかりしてください!(ああぁぁ!!きっと疲れてるのにこんな風に接したらダメじゃないあたしぃぃぃぃ!!先生ごめんなさい!ごめんなさい…)
あ…違っ…あたしそんなつもりじゃ…その、ごめんなさ…え?気にしてないって…っ!も、もうからかわないで下さいっ!(あたしわかりやすいのかなぁ…?)
う…すごくわかりやすいって…そんなぁ…って頭撫でないで下さい…あたし子供じゃないんですから!!
あ、あたしお母さんだった
もう!お母さんを子供扱いするなんて悪い子になっちゃって!そんな子にはお仕置きですよ!!(ごめんね…でも可愛い子供の為だもんね…)
ほーらこんなに大きくなったのにお母さんのおっぱい飲まされるのはどんな気分ですかぁ?ちょっと大人しくしてて下さい!!ほら飲んで…(なんだかいけないことしてるみたいでゾクゾクしちゃう…♪)
んっ…ごくごく出来ましたね?はい、よくできました♪…折角誉めてあげたのに寝るなんて…この子ったらもう!(泡吹いてる寝顔も可愛いなぁ…)
よいしょ…重たい…お母さんとはいえ生徒に介抱されるなんて…まだまだ先生にはあたしが必要なんですね♪
はぁ…今回は負けちゃったわね…あぁもう服もボロボロになっちゃったし!
だいたい今回の敗因はあなたのせいよ!そうよ…あんな所で植樹の指示なんか出すからこんなことに…
ちょ、ちょっと!?どうして泣くのよもう!これくらいで泣かないでってば!
はぁ…どうしてマスター君はこんなにも情けないのかしら…あの人に似た目をしてるのに…
あ、私お母さんだった
そりゃそうよこの子の目が似てるのはもう思い出せないあの人と私の子供だもの当然じゃない
それよりも私…自分の子供相手に酷いこと言っちゃった!間違いだってあるっていうのに…何が伝説の樹よ!こんなものの為に子供を泣かせるなんて!!
ごめんね…ほら、お顔を上げて?…「詩織さん」じゃなくて「お母さん」でしょ!何をませているのこの子はもう!
どうして更に泣くのよ…あ!わかったわ!きっとお腹が空いているのね!あ…でも…人前で授乳して噂になったら恥ずかしいし…取り敢えずお家帰りましょ?ね?
一体どういう評価されたらそうなるのって…いいわ教えてあげる、私のあなたへの評価は…お子様過ぎて育児不可避よ!!さあ馬鹿言ってないで帰って授乳するわよ!!ほらおいでってばもう!
マスター?カレンダーなんか見てどうしたんです?あ…そろそろマスターのお誕生日でしたっけ
よーし!それなら私が素敵なプレゼントをあげますよ!何せ私はサンタさんですからね!それじゃマスターのリクエストを…
え…「家族との思い出」ですか…えと…ごめんなさいそれは…って冗談!?~~~っ!もうからかわないで下さい!もーっ子供扱いまでしてぶち殺しますよ!?頭撫でないで!!
にしても「家族との思い出」かぁ…冗談めかしてたけどあれ多分少し本音入ってますよね…むー…何か出来ないものか…家族…そうか!
あ、私お母さんでした
そっか…マスターは今まで寂しかったんですよね?私は神姫よりもボソバーガーノレよりもサンタよりもお母さんだった…そういうことですよね、じゃあ今からお母さんとの時間を取り戻しましょう!
えーっとまずはおっぱいからですね!えいっ!暴れないの!母乳こぼれちゃうでしょ…ふふん、未成年だけどちゃーんとお母さんなんですからね!…って泡吹いておねむだから聞いちゃいませんか
さてと…起きたときのデザートに林檎でも剥いてあげますか…痛っ!あう…指切っちゃった…見られてたら子供扱いされちゃう所だった…えへっ♪
きゃー♪やだもー興奮しないでぇ~♪おにいちゃんってばすぐムキになっちゃってぇ…
あたしみたいなお子ちゃま相手に本気になるなんて大人げないしぃ、空回りしちゃってるなんておにいちゃんかっこわるーい!これじゃどっちが保護者かわからないね?
あははっ、おにいちゃんはからかい甲斐があるなぁ…か・わ・い・い❤
あ、あたしお母さんだった
いーっぱい遊んだ後はお腹すいちゃうよね?それじゃあご飯にしよっか?
はーい、おっぱいですよぉ❤ほらおにいちゃんおいで?…いや脱がなきゃおっぱい飲めないよね?もぉガタガタうるさいなぁ!!
お子ちゃま体型だけどあたしだってお母さんなんだからちゃーんと母乳出るんだから!ほーら沢山ごくごくちまちょうねー♪ほーらごーくごくっ♪こらこら泣かないの男の子でしょ?
あれぇ?もうおねむなのぉ?おにいちゃんなさけなーい!そんなんじゃあ…大きく育たないよ?もぅ…こぼして回り汚れちゃってるし悪い子なんだから…
…悪い子のあたしがこの子をいい子に育てられるのかなぁ?ううん、きっといい子に育ててみせるんだから…でもやっぱり…いじめて可愛がってあげたいなぁ❤
ダメだ…最近マスター君の事が気になって仕方がない、一体どうしてだろう
思えばあたしの周りに居た男の子達はどーしようもなかった、スケベオブバカなお兄ちゃんにカッコつけのシーズ君…そんで博士はそういう対象じゃないし…多分気になるのは今までにないタイプの男の子だからかな、何て言うか…お子ちゃまじゃないって言うか…
今どうしてるんだろう?何してるんだろう?…どうしてこんなにもソワソワするのかな?
あ、あたしお母さんだった
ウインビー!早速行くわよ!!質問は後!ほら早くマスター君の所までっ!!
マスター君お待たせ!!さぁ行くわよ!え?どこにですって?そりゃどんぶり島よ!ろんモチぃ!
どうしてって決まってるでしょ!あたしの子供のあなたを島の皆に紹介するためよ!多分ミントは驚くだろうなぁ…だって叔母さんになっちゃったんですもの!ああごめんねとにかく早く行こっ!
あ、でも長旅になるからその前に授乳はしといた方がいいよねきっと…それじゃあ合言葉は!Bonyuu~!
って何で窒息してるのよぉー!これじゃ出発以前じゃないのお馬鹿ぁー!!
お母さんはゲストなのにどうしてこんな目に逢うのぉー!?育児は大変だよぉー!!
くふっ…くぅふふひひひひ!遂に!遂に完成したにゃっ!特別に調合したこの新薬さえあれば普段は無愛想で素っ気ない助手もベタベタに甘えてくる筈にゃ!
やっぱりパイにゃんは超天才!にゃーっはっは…はぁぁぁっ!?しまっ…ガシャーン!!
ゲホッ…何この煙…こんな反応知らにゃ…
あ、あたしお母さんだったにゃ
ああ…ママにゃん今助手が何を考えていたかわかったにゃ、あたしがアイドルとして振る舞ってたのと息子を助手としていた結果…きっと寂しかったんにゃ…大きくなってもまだお母さんの事が恋しかったんにゃ
助手…血相変えてどうしたにゃ?あたしはなんともないよ?ちょっと手を滑らせただけにゃ…もしかして心配してくれた?
…そんなに照れなくてもいいにゃっ!今からママにゃんが今までの分たっぷり甘やかしてあげる!
さあ助手…いや息子!お母さんの胸に飛び込んで来るにゃっ!…服脱がないとおっぱい飲めないよね?IQ足りてる…?
ええいつべこべ言わないにゃそれならお母さんが飛び込むにゃーっ!!
にゃふふ…沢山飲んで賢く育とうね~?助手?白目剥いてお昼寝なんて変わった事するにゃあ…天才となんとやらは紙一重ってやつ?…子守唄、歌ったげるね
上官殿!何をそんなにのほほんとしているでありますか!!何って…怪盗ねずみ小僧でありますよ!!此度もまた取り逃がして…真面目に聞くであります!!
だいたいなんでありますか!いくら上官とて目も合わせずに話などと…な、なな!なんと破廉恥な!!
いくらにっくき怪盗の物とはいえ年端もいかぬ女子のこんな際どい写真などと何を見ているのでありますか!?捜査資料などと…しかし上官殿の命とあらば…
あ、自分お母さんでありました
ですが我が息子とて今は上官…ここで躾を行おうものなら掟に背くことに…それはアサギの正義に背くことに…いや、例え掟に背こうとも我が子が道を踏み外さぬように導くのは母の務め!
息子殿!そこに直られい!母の言うことが聞けませぬか!?…よろしい、いい子でありますね
息子殿…確かに多感なお年頃故、色欲を抑えきれぬのも無理からぬ事、ですが今の貴方は公務を行う身…その自覚が足りぬと見えた!なればこの母が一から育て直してやるであります!!
ほら!自分の授乳はどうでありますか!健やかな心は健やかな体から出来るものでありますから沢山飲むで…何を泡を吹くでありますか!?世話の焼ける方でありますな…全く
「はぁ…」
マスターと結婚してはや数年、家族関係も円満で順風満帆な夫婦生活を送っている、だが…私には一つの大きな悩みがあった
─シロが可愛い─
「…と言う訳でグレイ、私の娘になってくれ」「いやです…」(クロ先輩どうしたんだろ…お腹空きすぎておかしくなったのかな?)「失礼な!ちゃんとご飯は食べたぞ!あ、でもこのお腹はだな…」「はい…わかってますから」
「で、一体どういう事なんですか…」「うむ、説明しよう!シロが可愛いが私は既に人妻だろう?そこでどうにかシロとの既成事実が欲しくてな…色合い的にも年齢的にもグレイがぴったりだった訳だ」
「意味がわかりません!だいたい先輩…その、もうお腹に赤ちゃんいるじゃないですか!」「うむ、お医者さん曰くどうやら女の子だそうだ、きっと元気な子になるぞ」「そういう事じゃ…」(先生との赤ちゃん…いいなぁ、あ!そうだ!これを利用すれば私も先生と…)
「!だ、ダメだぞ!いくらグレイでもマスターはあげないぞ!あげないんだぞ!!人の夫を横取りするのは許されないんだぞ!!」「え…あの…」(えええええっ!?それじゃあ今まで言ってたのは何だったんですかあああっ!?)
「やはりグレイ…お前は危険だ!」
クロは妊婦とは到底思えぬ華麗な足さばきでグレイの足を取り、バランスを崩させる、孕んで尚クロキックは健在である事が見て取れる瞬間だった
「きゃ…んむっ!?」
体勢を崩したグレイの飛び込んだ先は乳房を晒したクロの腕の中だった
「最近お乳が張ってきてな…行くぞ!行くんだぞ!」
そしてグレイはそのまま─クロの授乳を受けた
「マスターの一番は私なんだぞ…譲ってなんかあげないからな!!」(えっ、嘘っ!?これ…先輩の母乳!?こ、これじゃまるで赤ちゃんみたいだよぉぉぉぉ!!)「赤ちゃんみたい、じゃなくて赤ちゃんになるんだぞ」(ふゃぁぁぁぁぁぁ!!は、恥ずかしくて死んじゃうよぉぉぉぉ!!)
「ふぅ…んっ、ん?グレイ…?おーい?」
授乳を終えたクロはグレイが腕の中でぐったりしている事にようやく気が付いた…羞恥が振りきれたのかその顔は真っ赤で白目を剥いていた
「ふふっ…ほら、少し早いけどお前のお姉ちゃんが出来たぞ♪」
クロは大きくなったお腹を優しくさすり、中の子供に語り掛けた
「さて、後は…」「あ、クロちゃーん!」「おおシロ!丁度いい所に!」
「シロ、私の家族にならないか?」
「ねっねっ!マスター!シロちゃんとしりとりやんない?」
『いいよ(ムニュ』
「きゃあっ!…もぉ~、しりとりってそんな遊びじゃないよぉ…マスターのえっち」
『ごめんごめん、ちゃんとやるから怒らないで』
「むぅー…じゃあシロちゃんからね!しりとりの「り」!」
『りんご』 「ゴールデンレトリバー!」
『バー…バースト』 「と。とんでけボム!」
『む…?「む」かぁ…』
「マスター?別にボソバーバトルに関係ない言葉でもいいんだよ?」
『いや、まぁそうなんだけどさ、なんとなくね…』
『……。…むずかしいなぁ』
「…?……!あはは、そうかなぁ?」 『あぁ、難しいよ』
「よーく考えてみてよ!」 『…余裕だね』
「ねぇねぇまだー?」 『だー!思いつかねぇ!』
「えぇー!?今のはずるいよぉ!」 『お前こそ!』
「そんなことないです!」 『好きだ』
「……うぅー。マスター、それこそ反則だよぉ…」
『へへ、シロの負けだな』
「あぁっ!?」
「……よくもシロちゃんの純情を弄んでくれたねマスター!謝っても許さへんで!」
『あっははは!いたたた、ごめんって!愛してるから許してくれぇー!』
「もぉ~…!バカバカ!マスターのバカぁー!」
おしり
クチュ…ピチャ…
手首を頭の上で縛り上げられたシロが小太りで脂ぎった男に腰に手を回し支えられる形で愛撫されている
「うっ、あっ…あぁ♥くぅ…。ぅ……もうやめてよぉー…!」
膣内を二本の指でねちっこく掻き回され快感に喘ぐシロは必死の思いで抵抗の声を絞り出す
『シロちゃんは本当に感じやすいねぇ。えっちだねぇ』
「そっ…そんなんじゃないです!シロちゃんはえっちなんかじゃ…あっ♥やめてっ♥」
『ほらここが気持ちいいんでしょ?お〇んこがキュウキュウしてる』
「あっ!ダメダメ!そこはダメなのぉ…」
膣奥の感じやすい箇所を擦る勢いが強くなるとシロは咥え込んだ男の指を強く締め付け、身を縮めながらふるふると何かを堪える様に震えた
『弱点をバラしちゃあいけないよ。シロちゃんはシューターさんに自分の弱点を教えながら戦うのかい?』
「そんなこと…あぁっ!いやっ、やだやだ!お豆さん摘ままないでぇー!」
男は言葉を重ねながらもシロへの愛撫を徐々にだが確実に激しいものへと変えていく
『こんな有様じゃあ大好きなマスターの期待には応えられないねぇ?』
「うぅ~…!やめてぇ、もう…もう…!」
シロの身体の震えが一際大きくなり、それに呼応して男の責めも強さを増した
『もう?イっちゃう?おじさんとのバトルに負けちゃう?』
「いやぁ…!もっ…やめっ!あっ♥ ~~~~~~ッ♥」
シロは股間から飛沫を上げるとガクガクと小刻みに体を痙攣させ、がくりと項垂れた
『潮まで吹いてイっちゃったねぇ。シロちゃんが気持ちよくなっちゃったからおじさんの勝ちだねぇ』
『それじゃあ約束通り、一晩おじさんとトレーニングモードしようねぇ。大丈夫だよもっともーっと気持ちよくしてあげるから』
『シロちゃんがマスターのことなんか忘れて、帰りたくなくなっちゃうくらいにねぇ』
いまだ冷めやらぬ快感に悶え、荒い呼吸で意識を手放す間際のシロは男の言葉に絶望を覚えながら闇の中へと堕ちていった
昏い快感の闇の中へ…
BAD END
「ちょっち待ちー!なんじゃこの世界観!?」
「それはボソバーバトルのトレーニングコーチのおじさんに寝取られるエンドだねー」
「なにそれ!?モモぴゅん聞いてないんだけど!アンタがご主人にアピールするために作った、自分達を題材にした恋愛アドベンチャーとしか聞いてないんだけど!?」
「えーあー…これを見たマスターが『シロは俺のものだ!誰にも渡さんぞ!』ってなるかなぁ…って♪」
「恋愛ゲームだと思ってたのにいきなりアンタ視点の官能小説読まされたモモぴゅんの気持ちも考えなさいよ!」
「えー…?よく出来てると思ったのになぁ…」
「そうね!無駄にね!」
『二人とも楽しそうだね、何のゲームやってるの?』
「あっ!マスター!あのねあのねっこのゲームはね…」
「おぉい!?今の流れでどうしてイケると思ったのよ!?やめっ…やめときなさいってばバカシローーーーーー!」
唐突だが、あのアホ吸血鬼が小さくなった…というか幼児化した
何を言ってるか分かんないと思う、私だって分かんない、モモぴゅん万能じゃないかんね!
「なにひとりでぶつぶついってますのおばさま」「おばさんじゃない、おねえさんだっつの」
「わかりましたわ、それでなにをぶつぶついってましたのおねえさま」「…存外素直ね」
「とうぜんですわ、すなおなとこがれいしあちゃんのいいところっておかあさまもいってましたもの」
レウィシアって言えてない…舌っ足らずなとこがちょっと可愛いなと思ったのは内緒にしておこう
「それよりはやくしつもんにこたえてくださる?」「ん…アンタの事どうすべきか考えてたところよ」
「どうするもなにも、おうちにかえりたいですわ」「お家…お家ねぇ…」
こいつの家といえばあの城の事だろう、だがあそこは今バトルの影響で崩壊していたはず、見せるのは不味い
…となると、しょうがない…ここは私が一肌脱ぐほかあるまい
「あんたのお母さんから今日は一日用事があるからあんたのお世話をするよう頼まれてるのよ」「おかあさまが?…ほんと?」
「ええ、本当よ」「しょうこは?」「ないわね」「ないんですの、じゃああなたのおうちにつれてってくださいまし」
「ないのに信用すんの?」「ふしだらなかたならあるってうそつきますわ、でもないっていうならしんようできますわ!」
「変に小賢しいわね…あんたの将来が少し心配だわ、いやもう知ってんのか、私は…」
「またぶつぶつと、はやくつれてってくださいまし、ほら」「ん?なにそのポーズ」「おーんーぶー!」
「ああ、おんぶね…はいはい、よいしょっと」「おかあさまよりちいさいですわ!」「どこの話ししてんのよ」
「おせなかですけど」「ごめん、私の心が少し汚れてたみたいだわ」
いつ元に戻るのか知らないが、こいつとならまあ退屈しないだろう、さて今日の飯はどうしようか…
「おこうちゃがのみたいですわ」「私コーヒー派なんだけど」「しりませんわ、きゃくじんはもてなすべきでしてよ」
「へいへい…ティーバッグでも文句言わないでよ」「だされたものにけちつけるきょういくはされてませんわ」
全く口の減らないお嬢様だこって、さてティーバッグは家に置いてたかな?そういやこのチビジャリからお中元で貰った茶葉があったな
「Zzz…」「あら寝ちゃってやんの、寝顔はかわいいのに、大きくなったらあれになんのか…やれやれだわ」
唐突ですけど、あのアホアイドルが小さくなってしまいましたわ
何を言っているか分からないですって?安心なさい、私もですわ
「ねえあんた、ぶつぶつうっさいんだけど」「む…これは失礼」
すこし声に出ていたみたいだ、いけない、アクアブルーに名を連ねる者は常に優雅であらなければ…
そう、このような不測の事態にあっても私はけして焦ることなどありませんわ
「それじゃわたしかえるから」「そう、それではごきげんよう」
放っておいていいのだろうかと考えましたが、あの子自身が帰るべき家を覚えていると言うなら止めなくても良いでしょう
「なにやってんの?あんた、はやくあんないなさいよ」「は?」
…道案内と頼まれた?この私が?
「貴方の家なんて知りませんけど」「はぁー?なんであんたしらないのよ!」
「そう怒鳴られても知らないものは知りませんわ」「さいっあく…どーやってかえれっていうのよそれじゃあ!」
何なのだこいつは、なぜ私にそんな事を頼む、そしてキレる、小さくなった事には同情してやるが、なんとかしてやる義務など私にはない
「しょーがない!あんた!」「何?それと私はあんたじゃありませんわ」
「あんたのなまえなんてどーでもいいわよ!それよりあんたんちにつれていきなさい!きょうはそこでとまってあげるから!」
…なんという高慢ちき!私の幼少の頃の比ではありませんわね…なんだか腹が立ってきた
「モノの頼み方も知らない小童を匿うほど私の心は広くなくてよ、まずはそれ相応の礼儀を知るべきではなくて?」
「あっ…ご、ごめんなさい…」「…?存外素直じゃない」
「だっで…わだじ…おうぢにがえれなぐで…ごわぐで…それであんだじがだよれるおどながいないどおもっで…」
「私を頼る?なんで私なの」「…なんだがしらないひとじゃないとおもったんだもん…」
「…アクアですわ」「?」「私の名前、もう一度ちゃんとお願いしてみなさい」
「あくあおねえさん、あんたのおうちにとめてください…」「…しょうがないわね」「…!ありがとね!」
もう泣き止んでいる…ゲンキンな方ですわね…まあ、いいですわ、いい笑い話の種ができたと思えば
「それじゃまいりましょうか」「うん………」「…?どうしましたの?」「おんぶしてほしい」
「おんぶ…ですか」「うん、わたしつかれてあるけない…」
手間のかかる…しょうがない、あの子を出すか
「召喚…」「わっ!なにこのこ、かわいい!」「あなた、この子を乗せてあげなさい」
「わわっ、のっていいの?」「どうぞ、あなた位平気ですわ」「じゃあ、ごめんね?のるかんね?…おお、たかい!」
「落ちないようにね、それじゃ参りましょうか」「あったかいこーひーぎゅうにゅうものみたい」
「あなただんだん厚かましくなってません?」「えへ、ももぴゅんのおせわできるなんてこーえーにおもってよね!」
ああ、いつものアホアイドルだ、小さくなってもこいつはあのモモコなんだな
しょうがない、家にそんなもんあったとは思えないが、どうにかなるだろう
今日くらい構わないだろう、この小さなアホアイドルと共に一夜を過ごすのも悪くない…
「あくあおねえちゃん」「なんですの?」「わたし、おっきくなったらあいどるになるんだ」
「知ってますわ」「なんで?はじめていったのに」「まあ、ちょっとした伝手ですわね」
「ふーん、あのね、わたしのさいん、おれいにあげる!おっきくなってあいどるになったとき、きっとすごいかちがでるよ!」
「そう…ありがたく頂戴しますわ、ええ、お礼はそれで結構ですわ」「えへ、たのしみにしてなさいよ!」
マスターさん、今日のソクバイカイ? でしたっけ? 本当に楽しかったです!
あんなにたくさんの人が作品を作ってるなんて知りませんでした。
このバスも、寝てる間に到着するんですよね! 運転手さんすごいなー。
今日は本当に知らないことばかりで…え、声が大きい? すっ、すみません!
ううっ、眠れない…
消灯したから、寝ているあなたを見つめることしかできません(あ、なんか歌の一節みたい)
まてよ、音を立てなければいいってことは…
いやいや寝てる間にそんなことできません!
…でもマスターさんもソクバイカイはお祭りって言ってたし、お祭りの後だからいいよね…
結局朝まで寝れませんでした…うぅ…マスターさんの顔を見れませんよぅ
元気にしてたか?ボソバーガーノレ、クロだ。突然だが私は怒ってるぞ
事の経緯を説明すると、私達がよく行くゲームセンターは商店街が近くにあるのだが、その外れにいい雰囲気のやきとり屋さんを見つけたんだ
あれは私のマスターがまだスターに上がりたての頃だったか…
「今日もいいバトルができたな。マスターも私の扱いに大分慣れ、て…クンクン この匂いは…」
『あぁ、あの交差点の角のやきとり屋さんだね』
「うん、焼き鳥か。いいな。……なぁ、マスター」
『言いたいことは分かるけどあのお店は19時からだからまだ仕込み中じゃないかな』
『それにあのお店は酒飲み御用達って感じだから未成年のクロが入ると浮いちゃうかもね』
「そうか…それは残念だ…」
『まあそんなに落ち込まないで。クロが大人になったら一緒に行こうよ』
「本当か!約束!約束だぞ!破ったらハリセンボンなんだぞ!」
…という約束をしていたんだが、マスターときたらガーノレのマスター達の交流会だかなんだかでそのやきとり屋さんに行くと言うのだ
しかもガーノレランクNo.1の私を差し置いてどこの馬の骨とも分からん女性のマスターもいるゲームセンター仲間のマスター達と、だ
『悪いんだけど、今日の夕飯は適当に済ませておいてくれ』と申し訳なさそうに出かけていったマスターの顔が今も思い浮かぶ
あんな顔をするくらいなら、そんな誘いなんて断って私の愛情たっぷりの晩ご飯を一緒に食べて欲しかったぞ…
不貞腐れて何をするでもなくごろごろしていた所為か空腹も手伝ってなんだか無性に悲しくなってきた
カン…カン…
む。この階段の音は…マスターが帰ってきたか。でも今日は玄関でお出迎えしてあげないぞ
朝帰りなんてしようものならいってきますとおかえりのちゅーも無しで三日は口をきかないつもりだったからな
『ただいまー…あれ?クロー?まだ早いけど寝ちゃってるのかな』
ふんだ。マスターなんて知らないぞ
『お土産買ってきたんだけど冷めちゃうな…』
玄関の方からがさがさとビニール袋の音がすると部屋の中に芳醇な香りが流れ込んできた
空腹で敏感になった鼻孔に炭火でじっくりと焦がされた甘辛いタレの香ばしいハーモニーが突き刺さると否が応にも腹の虫が鳴ってしまう
リビングのソファーにうつ伏せながら顔を赤らめているとマスターはそんな私の顔を覗き込んでもう一度『ただいま』と言った
一緒に行こうって言ったのに自分だけ抜け駆けしてごめんね、と謝るマスターの顔も赤いのはお酒が入っているからだろうか?
私の大好きなぼんじりを筆頭に選り取りみどりのやきとりを丁寧にお皿に並べるその所作も、寝ていた私の体調を気にかけるその優しさも、
笑顔で私にただいまと告げたいつもと違うその赤ら顔も、たまらなく愛しく思える私は現金な女だろうか?
そんなことより大事なことを忘れていた、とマスターに向き合うと「おかえりなさい。お疲れ様、だマスター」彼の頬に唇でそっと触れた
ご主人❤今日もモモぴゅんと一緒に張り切っちゃおうね❤…あ?今日はモモぴゅんは使わない…?
どういうことよご主人、私と一緒にマスターA目指すっつったじゃん、なんで…
「くふふ♪それは…こういう事にゃ❤モモさん❤」なっ…てめえは…パイン!?
「正解♪モモさんのご主人はぁ…パイにゃんの助手になったんですにゃ~♪」なん…だと…
ご主人っ…どういう…謝らないでよ!謝んないでよ!!どうして否定してくれないの…?
ホントに…ホントに私じゃなくてそいつを選ぶの…?「というわけです、ね、助手ぅ♪」
待って…待ってよ!また…私は裏切られるの?大切な人に…私、私…また…?
「くふふ♪」ちょ…アンタ!?いきなりご主人のズボン脱がせて何するつもりなのよ!?
「分かってるんでしょモモさん♪あたしと助手はぁ…こんな事しちゃう仲なんですよってぇ…モモさんに見せつけてあげますにゃ❤」
やめ…やめてよ!「じゅるっ…ちゅっ❤助手のおちんちんくっさぁ❤ちゃんと洗ってるんですかぁ?」
なんで…なんでそんな…やめてよご主人…パイン…「ほーら♪助手の大好きなパイにゃんのパイパイですにゃ❤」
「ほーらパンパンって…こんな事、モモさんじゃできませんよねぇ?❤」ご主人…なんでそんな顔…
「あれぇ?モモさん…パンツ濡れてますよぉ?まさかぁ…興奮しちゃったんですかにゃ?❤自分のマスター寝取られて?❤」
えっ…?あっ…あれ…なんで…私…?「うっわ❤モモさんヘンタ~イ❤パイにゃん幻滅しちゃったですぅ❤」
なんで…なんで…?私…はぁはぁ…「いいんですよぉ❤弄って❤あたしと助手のらぶらぶえっち見ながらぁ…❤」
「ブザマにミジメにまんこ弄ってぇ… イ ッ ち ゃ え❤モモさん❤」はぁっ…はぁっ…!❤なんで…❤こんな悲しくて…❤悔しいのにっ…!❤
指ぃ…!止まらないよぉ❤「うっわ❤ホントにオナってるにゃ❤モモさんミジメ~❤ほら助手ぅ❤パイにゃんのパイパイにゃんでイッちゃえ❤」
「ほらほら…❤モモさんと一緒にぃ…❤ほらぁ!!イけ!!」ダメっ……!イクゥっ…!!❤❤❤❤❤❤❤❤
「あはぁ…❤助手のせーしぃ❤あったかぁい…❤」はぁ…はぁ…ご主人…❤「舐めたいですかぁ?」
舐めたいっ…ご主人の精子舐めたいっ…❤「あはっ♪すっかり素直になっちゃいましたねモモさん❤」
「でもだぁめ♪助手の精子あ~げないですにゃ♪モモさんはもう一生…あたしと助手の生えっち見ながらオナるだけの惨めで無様な一生を過ごすんですにゃ♪」
そんな…そんなの…ダメ…なんで…?私…そんなの惨めでさいっこうに無様なのに……!
さいっこうに興奮してる………!❤「お返事は?♪モ・モ・さ・ん❤」あ…私…もうだめだ…
大切な人に裏切られて…こんなひどいヤツに最低なことされて…それで興奮してる私が…一番惨めで無様で…最高で…終わっちゃった❤
「モモさん❤」「はい…❤」
「マスター、これが欲しいぞ。取ってくれ」
はいよ。と100円玉を入れつつ筐体の中に目をやった俺は「へぇ?」っと間の抜けた声を上げた
ボソバーバトノレを終え、ゲームセンターの出口へと向かうとどうしても通ることになるクレーンゲームのコーナー
その筐体の前で目をキラキラさせていたり、気恥ずかしそうにしているクロから景品をおねだりされるのは何も初めてのことではない
と言うのもクレーンゲームを貯金箱にしていたクロに対し、学生の頃から数多のゲーセンで腕を磨いたきた俺は今となっては少ない投資で景品の山を築くことができる
それを知ったクロは初めの内こそ対抗意識を燃やして、幾らか確かめようもない預金残高を増やしていたが、しばらくすると景品目当てに俺を頼るようになった
「どうしたんだ変な声を出して。…難しいのか?」
話を元に戻そう。俺はいや何でもないと言葉を濁したが動揺を隠せなかったであろうことは俺に向けるクロの視線が物語っていた
それもそうだ。いつもクロがおねだりしてくる景品はお菓子のパックだったりカップラーメンの詰め合わせだったり…つまるところたべものばかりだった
ところが今おねだりされたのは流行りのマスコットキャラクターのぬいぐるみなのだから俺が驚くのも理解してもらえるかと思う
「マスター…、やはり私がこういったものを欲しがるのは変だろうか…?」
そんなことはないと返す俺の言葉を遮ってクロが続ける
「一昨日に取ってもらったポッキーを食べていたらモモコに言われたんだ」
『アンタまたご主人にお菓子取ってもらったの?なんつーか飽きないわねぇ…たまには形が残るものを取ってもらったら?』
「そう言うモモコの鞄にはゲームセンターで見かけたことのあるキーホルダーがついていた。あれはマスターが取ったんだろう?」
確かにその通りなんだが、それでどうしてクロが気にするんだ?と聞き返すとクロは俯き、少し顔を赤らめて呟いた
「その…なんだ、大切そうにキーホルダーを手にしているモモコを見ていたらな、羨ましくなったんだ」
「私もマスターから貰ったものを手元に残したい、と思ったら、ぬいぐるみが…その…」
新鮮な反応につい、ぽかんとクロを見つめているとますます顔を赤くしたクロが声を荒げる
「ぅー…まじまじと見ないでほしいぞ…!それでどうなんだ、私がこんなものを欲しがるのは変か!?」
そんなことはない、お菓子だろうがぬいぐるみだろうが俺はクロの喜ぶ顔が見たくて景品を取ってるんだから…と勢いに飲まれつい気障なセリフが口を出た
「…!本当か!それは嬉しいぞ!」
そんなセリフを純粋に好意として飲み下したクロが恥ずかし気もなく喜ぶ姿を見て今度は俺の方が顔が熱くなるのを感じ話題を逸らそうと、それにしたってどうしてこのぬいぐるみなんだ?と問いかけた
「それはこのぬいぐるみがマスターに似ているからだ。この目がクリっとしたところなんてソックリじゃないか?」
…ダメだ、このゲームセンターは暖房が効きすぎている。平静を欠きぬいぐるみを取るのにいつもの何倍も100円玉を貯金した言い訳にしては苦しいものだと、我ながら思った
あ、私お母さんだった…っ!?
い、痛いっ…お腹が痛いよぉ…これってもしかして…産まれちゃうの!?
あ…あはっ…私、マスターをお腹に授かっちゃったんだぁ…えへへ嬉しいなぁ…これで名実ともにお母さんになれるんだね…そう思うと…この、痛み…もっ!いとおしいね…ああっ!?
はー…はーっ…も…ダメ…動けな…ごめんねマスター…ここで産んじゃうね?お母さん頑張るから…
あれ?マスター…?どうしてここにいるの?それじゃあ今までのは…想像妊娠!?ぅあー!!やってもうたー!!
え?お腹?うん!もう何ともないよ!もーマスターったら心配しすぎだよー!そんなに気にするなーい!!
うん、マスターはちゃんとここにいるもんね、へへへ…私ったらなにやってんだろ
よーし!それじゃあお母さんがおっぱい飲ませたる!そんな遠慮しなくても…え?まだおかしいままだって?…私マスターのママだよね?
えーいつべこべ言わんと授乳させろーい!!お母さんは今もーれつに子供が恋しいんじゃーい!
よーし捕まえたでー…今日は泡吹くまで飲ませたるで~うひひ♪シロお母さんが目一杯可愛がったるで~!
あ、マスター目が覚めた?もうすぐ晩ごはん出来上がるからちょっとだけ待っててね!…動きたくても動けないだろうけど
どうして縛ってるのかって?覚えてないのかな?んーとね、放課後デートの前にマスターとらぶらぶしようとしたら暴れだしたからちょっとだけ催眠アプリで眠っててもらっただけだよ?照れ屋さんなのはいいんだけど暴れるのはちょっと予想外だったかなー…おっとと焦げちゃう!
そもそもデートなんかするつもりないって?えーあー…そうだよね、こうして一緒に暮らす以上デートなんて別にいらないもんね!シロちゃんうっかりしてた!はい!出来たよ!!
ほーらお口開けてマスター?シロちゃん一生懸命作ったんだよ?食べて…食べて、くれるよね?食べなきゃそれほどいてあげないよ?…うんっ!それじゃ熱いから気を付けて…いやっふーふーしてあげるね!!
ふー…ふー…はいどーぞ♪どぉ?美味しい…シロちゃんのぉ、な・ま・れ・ば・ぁ❤
うわうわっ!?ちょっといきなりむせないでよー!ああごめんね熱かった!?でも我慢してね…これからいーっぱいらぶらぶするんだからちゃーんと精をつけないと…ね?マスター❤
あ、あたしお母さんだったにゃ
子供放ったまま仕事なんてあたし保護者失格待ったなしにゃっ!今すぐ帰って面倒見てあげないと!!
ちゅー訳でモモさん後お願いしますにゃ!!え?リーダーの座?んなもん当分いいですにゃっ!!家庭のが大切なんでーっ!!
ただいまにゃっ助手!!いや息子!!大丈夫?お腹空いてない?寂しくなかった!?
ん~仕事?途中で切り上げて来たから心配無用にゃ!さーママにゃんのお胸に飛び込んでおいで~!!
…へ?仕事に戻れって…よよよ、息子が反抗期に…いや、これは独り立ちの時にゃ!きっとそのはず!!わかったにゃ!ママにゃんお仕事行ってくる!
でもその前に…授乳だけは済ませるにゃ!!
くふふっ…♪大きくなってもおっぱい飲むときは赤ちゃんみたいだにゃあ助手ってば~♪遠慮せずどんどん飲むにゃ~♪
にゃ…また泡吹いてお昼寝…ほんっとそういうところは変わらないんだにゃあ!!…白目向いたままじゃおねむ出来ないから目は閉じる!世話が焼けるにゃもぉ!!
…行ってくるね、チュッ❤
あ?いきなり朝っぱらから何言っとるねんお前は…まったく訳のわからん奴だなオイ…寝惚けてるの?
引くも何もママぴゅんそもそもアンタのお母さんだろうに何を今更…アイドルの子供がそんなに不服なの?言っとくけどアンタだいぶ恵まれてるかんね!!
一々親のありがたみ云々を言うつもりはさらさらないけどさ…流石にその反応は少し…いやかなーりカチンと来るわけよ、おわかり?
つー訳でアンタが私の子だってまた思い知らせたる…今から授乳すっから口開けな、ほら早く…何を泣いてるんだお前はよ開けんかい!!!!
だーめ♪泣こうが喚こうが頭振ろうがやめたげないもんね~♪ほーら存分にお母さんを実感しな!
お、なんだなんだ可愛い声出せるじゃーん!アイドルボイスもしっかり受け継がれてて感心感心♪…ま、いつも通り白目剥きながら寝ちゃってるんだけどさ
はー…ったくまた泡吹きよって…もう慣れたけどいい加減どうにかならんものかな…ま、手の掛かる子ほど可愛いんだけどさ
ん~重たい…なにこれ…って何でご主人が私の寝床に…いや違う私がこいつの布団にいるのよ…
あーっと昨日は何してたんだっけ…確かご主人帰って来てそれから晩ごはん…あれ?昨日の晩ごはんなんだったっけ…あっそうだ思い出した私お母さんだったから授乳したらそのまま泣き疲れて寝ちゃったご主人に添い寝してやったんだっけ、晩ごはん食べてなかったし道理で朝からお腹がすいてるわけだ
うーっし今日はお休みだしたまには私も料理するか…この分だとまだ寝かせといても大丈夫そうだしちゃっちゃと作って出来上がったら起こしてやるか
…でもお布団ぬくいしご主人重たいし抜けんの一苦労するなこれ、よっ、ほっ…起こさないように…っていかん起きよった!
ご主人お休みなんだからまだ寝てていいかんね!はい授乳して…よし泡吹いたか吹いたな、ご飯まだだからもうちょっと待っててね
あ、でも先にシャワーだけ浴びてこよう…なんつーか親子より恋人みたいだな
…あれ?親子?いや違うっしょまあいいや…とりあえず風呂入って飯作ろ、それじゃ後で起こしたる…まだおやすみ♪
ふーん…クジラさんも哺乳類?らしいんだってー!海の中で暮らしてるのになんでだろーね?お乳とかどうしてるんだろ?
…なんかマスターからエッチな視線を感じるんだけど?そんな目でジロジロと胸を見られてもシロちゃん困るよ…マスターの変態!だいたい…
あ、私お母さんだった
そっかそっか!クジラさんのお話聞いてマスターもお乳が飲みたくなったんやな!?もーそんな事なら素直に言いんさいおませさんめ!
ちょっと待ったーっ!何を逃げておるかー!?待て待てー授乳させろーいっ!恥ずかしがることなんて何もないでしょ!?
よっしゃ捕まえ…んー?なぁに?おっぱい飲みたくないの?えー!散々胸見ておきながらそれはちょっと苦しいと思うなー…シャイなのは私以外だけにしんさい!!
ありゃ泣いちゃった…あーっ!わかった!クジラさんのお話してたから普通に授乳するんじゃなくて…クジラさんのまねっこしたいんだね!?うんいいよ!それじゃ浴槽にどーん!!
ほーら水のなかで授乳してあげるからねー?あ、でも苦しくなっちゃうよね…よっしゃ顔だけは水から出したる!!あ、手遅れだった…水の中で寝たら危ないよ!?
>短くていいから怪文書もっと書いてできればモモぴゅんで
ちょっと嫌なことがあって、誰も信用できなくなってしまった。いや元から誰も信用してないんだけど。
もう眠らなくちゃいけない。頑張る姿を見せるのがスーパーアイドルなんだけど、ちょっと疲れちゃった。
「ちょっとご主人!~」
冷たくあたってしまった。最低だわ、わたし。
でもあの人は、そんなの慣れっこといった感じでわたしの話を聞いてくれる。
「あんたなんでそんなに優しいのさ。わたし、こんなヤな奴なのに…?」
口にしてすぐに後悔した。答えを聞くのが怖い。今すぐここから逃げ出したい!
しばらく挙動不審になった後、あの人はわたしのことが好きだと言ってくれた…
「…本当に、いいの…?ふふ、苦労するよご主人♪」
あの人の弱みを握った? いや前からあの人は私の弱みであり、強みだったのだ。
自分がここまで入れ込んでいる事に愕然とするが、悪くはない。悪くはないわ。
20時を告げる鐘が鳴り響く中、アクアは一人ベッドに籠り震えていた
(嫌…もう嫌…あんなのは望みませんわ…)
「失礼致します…アクア様?」
鐘の音が止むと同時に彼女の下僕の控え目なノックがやってくる…その音にアクアは身を強張らせた
「アクア様…アクア様!!」
一向に出てこない主人に痺れを切らした下僕はノックにクレッシェンドを効かせる事を諦め扉を開け放った!
「ぁ…ぁあ!!嫌ぁぁあぁあぁぁぁっ!!!!」
彼が視界に入った途端、アクアは恐怖のあまり、大声で泣き叫び始めた
「いけませんよ…食後の血がまだではありませんか!さ、お飲み下さい」
何の躊躇もなく剃刀を腕に当てる下僕…その肌には幾重もの傷痕が浮かんでいた、だがアクアは目の前で行われる自傷行為に怯えていた
「下僕様!そんなに傷だらけなのにこれ以上はやめて!!私はそんなの望んでない!!!!」
彼女は心の底から彼を恐れていた…自らを全く省みない異常なまでの献身を
「アクア様…」
アクアの涙ながらの説得に下僕たる彼は刃を静かに下ろした
「それに…私は別に血なんて」「でしたら傷が見えないように…ですね!」
だが彼には彼女の望みは伝わらなかったようだ、彼は服をはだけ胸の辺りを刻み始めた
「はいどうぞ!こうして授乳する形でしたら傷を目にせず済みますものね!アクア様はやはり聡明ですね…感激致しました!」「違っ…違いま」
必死で否定しようとするも彼にはそれが照れ隠しにしか聞こえていなかったようだ、彼は気恥ずかしさから主人の弁を塞ぐように血塗れの胸板で彼女の口を塞いでしまった…
注がれる鮮血の匂いに心と身体を犯されながらアクアは涙を流し続けていた…絶対の愛情と忠誠の痛さと怖さに、そして彼から逃れることなど出来ないという絶望に…
「あぅ...お腹がすきましたぁ...」
『全く...しょうがない奴だな...』
ダイエットシテルンジャ無カッタノカ?と、問うセイジャだが、明日から始めるんですぅ~!と何十回、いや何百回と聞いたいつもの返しが返ってくる。そんなに腹が減るなら数日間絶食でもすれば胃の容量も少なくなるだろう。まぁそんな事を言えば堕天まっしぐらで何をされるかわかったものではない。
「う゛~ん......はっ、この香りは!?」
限界を訴えるように唸っていたパプルが、弾かれるように顔を上げると、玄関のドアを開ける音と「ただいま~」と間延びした声が聞こえた。
「マ、マスター!おかえりなさい!」
アイツの声が聞こえるだけで瞳をキラキラ輝かせながら飛んでいくんだから、元気なものである。
「はは、パプル、ただいま」
「今日のおやつはなんですか!?あ、ごはんはもうできてますぅ!それともお風呂にしますか?」
「1番に聞くことがそれかぁ...お腹空いてるからごはんにしようかな。あ、それと今日は駅中の有名店のバスクチーズケーキを買ってきたよ」「ほぁあ...!ありがとうございます~~!!!お夕飯、しゃ、少々お待ちくださいませ!」
噛んだくせにふんふんと鼻歌でも歌いそうな機嫌のよさでキッチンに向かうパプル。
横目でちらりと見遣り、(不本意ではあるのだが)パプルのマスターという事はオレのマスターでもあるわけで。養って貰っているという言い方は嫌な言い方だと自分でも思うが、最近はオレが枷にならなくてもきちんと力を制御出来ているみたいなので存分に精神安定剤としてマスターサマを利用させてもらっている。
パプルとマスターは同居している。それは堕天という力を使いこなせなくなり、一度はその身を破滅にまで堕とした自分を救ってくれたマスターへの恩返しであり、マスターもパプルの事が心配だったのだろう。一人にさせては俺が不安だと半ば無理矢理家に連れてこられたが、アレはアレで満足しているようだ。
「なんだ、セイジャ。いたのか」
『いたのかじゃねぇよ。相変わらずムカつく野郎だぜ』
まるで今気づきましたって顔で演技臭い煽りをかましてくる。クソムカつくったらありゃしねえよ。
射殺すように睨みつけ、そんな俺なぞどうでも良いかのように通り過ぎていく。
どっちみち主人であるパプルが「住処」としているこの住居から出る事は出来ない。自意識を薄くするのであれば羽か枷になるしかないのだが、羽になればパプルは戦闘態勢に入る事と同義であるし枷は言わずもがなである。
不便な身体だと心中で悪態を吐き、部屋に戻る事にする。オレは精神体のようなものであり、触れられはするが食事を摂ることも風呂に入る事も不要だ。ふよふよと浮きながら進んでいると扉の向こうから仲の良さそうな会話が聞こえてくる。
「今日も凄く美味しそうだな。いつもありがとう」
「いえいえ!このくらいしか、私には出来ないので...!」
「そんな事ないぞ?俺が留守の間、よく頑張ってくれてるよ」
「ますたぁ...!」
きっと扉の向こうではうるうるした眼を輝かせたパプルがマスターに宥められてるんだろ。何が悲しくてそんな会話を聴かにゃならんのだ。
ハァと溜息を吐き、自分の部屋に戻る。精神体だからといっても個人のプライバシーって事で屋根裏部屋くらいは用意させている。問題は広さとか部屋の快適さではなく防音性が高い事なのだから。
暇なので適当に持ち込んだ本でも読む事にする。眠る事もできるが、現世の知識を得るのは良い退屈しのぎになるからだ。
どのくらいの時間が経っただろうか。ふと時計を見ると部屋に戻ってから3時間ほど経過していた。睡眠をしない事で体調が悪くなるとか、そんな事が起きる訳ではないのだが、集中も切れてきたしそろそろ寝るかと電気のスイッチを消す。パプルの奴ももう寝ている頃だろう。
———タン、タン
ああ、奴が来やがった...。この時間に階段を登ってくる奴なんて決まっている。
かちゃりとドアを開ける音がする。アイツが近づいてくる気配がした。夜目が効かないので気配でしかわからないのだが。
『来んな。殺す。』
「まぁそう言うなよ。溜まってるんだ。相手してくれ」
『パプルに頼めよ』
「知ってるだろ?あの子には手を出したくないんだ。」
『お優しい王子様気取りかよ?下らねえ』
「それに...抵抗がある奴を犯した方が」
奴はそっと俺の身体を持ち上げ、
「興奮する」
そういって額にキスしやがった。
『ふっ...ざけんなテメエ!レイプが趣味ならその辺のイメクラでも行ってろ!下衆!』
正直俺の頭はありもしない血液で沸騰しそうなほどキレている。だがどれだけ騒ごうとここはアイツが作ったおあつらえ向きの防音室。
「なぁ。俺明日も仕事あるんだよね」
『知らねえよ。寝ろ』
いいじゃんか~と腹の立つなよなよとした声を出しながらキスをする。マジでこいつはなんなんだ?常に俺のムカつく行動を的確に取って来やがる...どうせ今日も俺の身体を「使わせる」以外に道はないのだろう。
『わかった。わかったからそれやめろ』
「それって?」
『っ...!だから、その、キスだって』
「へぇ、何?キス嫌なんだ」
じゃあもっとしようかなと呟き、ギリと食い締めた歯を舐めるように口付けをしてくる。本当に腹が立つ。絶対口なんて開くものか。幸い呼吸は必要ないので全く問題はない。
目を閉じて俺の口を塞いでいた奴が、不意に俺の性器のあたりをさすってきた。
『っは...♡!?』
しまったと思った時にはもう遅い。普段は隠れている俺のスリットのスジをなぞるように指を滑らせる。
『ふぁ...っ♡ンヒッ!?それッ!やめ......ろォ♡♡バカぁ♡』
不味い。これは非常に不味い。オレの身体は何回も奴に使わせてるせいで感度が上がってきている。認めたくない事実だが。口を開いた事で奴の舌がぐちゅぐちゅと口内を犯していく。
「んっ...♡ちゅ、じゅるるっ♡ぷは、セイジャって面白いよな、はァ、唾液も出るし、ちゃんとココも濡れるんだもんな...♡そういう目的の為にお前、作られたんじゃないのか?♡」
『~~~!次ッ、そんな事抜かしたらタダじゃ済まさねえからな...!』
はっきり言ってこいつの性癖はあまりにも歪みすぎている。そもそもヒトガタでない俺にどうしてここまで興奮できる?暗闇に目が慣れてきて夜目が利くようになってきた。ぞくぞくと飢えを訴えるような目でオレを眺め、風呂から上がったスウェット姿の下衣を下ろしていく。
「ほら、ココだって準備万端ですってぐちゃぐちゃじゃん♡クリちんぽもビンビンだしさー、これで興奮してないってのは無理があるでしょ」
『ふざけんなこの強姦魔...!ひゃっ♡やめっ♡皮剥くな、触るなぁ...ッ♡♡』
やっと口を離されたと思ったら先端を舐められ、指で露出した敏感な所を擦られる。
『んぁ...ッ♡ヤバ、イく、イっ...♡♡♡っッッックぅうぅ!、、♡.........っは、はぁ、はぁ......♡♡♡』
「おー、イったイった。ほーら、へたるな♡まだまだだからな?」
頭の奥がじいんと甘く痺れる感じ。オスイキ特有の倦怠感が襲う。何も出していないのに。
「うわ、まんこぐちゃぐちゃじゃん。じゃあ入れるからな?」
『ヒ...ッ♡やめろ、待って、頼むから!一回休ませっ......!』
「ン~?どうしよっかな~?」
にゅるにゅると奴のちんぽとおれの勃ちきったそれを擦り合わせる。それだけでもイッた後の身体は心地よい緩い快感をじわじわと昂ぶらせていく。はっ♡はっ♡という呼吸が抑えられなくなっていく。期待?断じて違う。
「あ゛ー興奮するなあ、なぁ、入れていい?俺一回もイってないし限界なんだけど」
『ほざいてろ...!おれは、おまえにいれられたいなんて、いれられて、せーし腹ん中にぶっかけられてぐちゃぐちゃにされてえとか、全然、これっぽっちも、思ってねえから....!』
「あ、今のダメ、反則。死刑な?」
『はっ、?だ、ぐっ♡あぁぁぁぁああ♡♡♡ッッッ♡♡♡はひっ♡やら♡♡やめぅ...♡♡バカんなる...!♡♡』
「ほーら、凄いきもちいーって吸い付いてくるぞ?ココ♡奥、子宮とかあるのか?あったらやばいな、妊娠しちゃうもんな?」
『あるわけッ...ねえだろ!♡♡♡ばか!♡』
そんな下らない会話をしている最中にも奴はオレをオナホのように片手で持ち、自分の欲を満たす為だけに扱いていく。そろそろ限界のようで段々と動きが早くなる。寒気がするほどの快楽に支配されているのに嫌になるほど冷静だった。
「はっ、出る、出すぞ...!」
『ア゛ッ、♡~~~~!』
流石に奴にも良識というものがあったのかは知れないが、外に出したらしい。断続的にかけられる生温い液体が身体の熱を冷ましていく。
クソッタレ。心の中で毒付きながらゼイゼイと息を吐く。吐き出された精は体と床に点々と落ちた。
『......ったく、さっさと拭きやがれ』
「はいはい。相変わらずせっかちだなセイジャは」
出した後特有の倦怠感の中、のろのろとティッシュを手に取りオレの体と床を拭いていく。イっだ後の身体にはそれさえも鈍い心地よさに感じられる。
『はぁ......チッ、臭いんだよ。ぶっかけやがって...』
「良いだろ?どうせこのあと風呂入るんだから」
『は!?』
何を勝手なことをと言おうとしたところを持ち上げられる。
『離しやがれ!飛べる!』
「どうせふらふらなんだから大人しくしてろよ。あんまり騒いでるとパプルが起きる」
その一言にうぐ。と言葉を詰まらせる。パプルだって純粋無垢な天使って訳でもない。堕天してその身に穢れを背負い込んでんだからもう何もわからない子供ではないのだ。特有の淫臭をさせ、こんな状態の俺らを見たら何があったかは想像がつくようなものだ(勿論、あののろまでぼんやりしてるあいつがオレとマスターを見て顔に?を浮かべるのも想像に難しくはないが)
そうこうしてる間に無事に風呂に着いてしまった。
『オレに風呂なんて必要ねえって知ってんだろ』
「まあそうだけど。このまま拭いて終わりってのも物足りなくないか?」
服を脱ぎながらそう言うマスター。普通にしてりゃ顔もいいし身体もだらしなくないし、それこそパプルとマスターとガーノレ以上の関係になっても何も悪くは無いと思うのだが。
何故奴はオレを苛つかせるような言動を取りながら、その裏でレイプ紛いの性行為を強要するのか。従順な意思、豊満な体も持ち合わせていないオレ(しかも人間でさえない)を襲うのかは本当に意味がわからない。
「さ、入るか」
『...』
考え込んでマスターの声が聞こえていなかったオレを押すように風呂に連れ込み、体を流される。
「目ぇ瞑って」
『ん...』
ソープで体を洗われると思い、沁みないように眼を瞑ると柔らかい唇の感触。
『何考えてんだこのバカ!』
「いや、言うこと聞くとか珍しいからつい...」
『従順じゃない方が好みなんじゃなかったか?変態』
いやびびった。不意打ちにも程があるだろこの野郎...。もうするなよ、と釘を刺し、再開させる。
聖霊体のような俺は意図的に体を汚されない限り洗う必要は無い。傷ついたダメージも少し放っておけば再生する。まぁ、必要は無いだけで体を流されるのは嫌いでは無いのだが。時々パプルにも「一緒に入りましょうよ~!」とか誘われるし。
そうこうしてるうちにシャワーで流され、風呂に浸かる。浸かると言っても半分浮かんでるようなものなのだが。ぼーっとしていると奴も風呂に入って来た。
「は~、やっぱ気持ちいいな~」
緩んだ顔でそう抜かす。セックス中とは大違いだな、とか下らない事を考えてしまった。
『出る......わぷっ!?』
「まてって、もうちょい一緒に入ろうぜ」
『ブクブク...ガハッ!殺す気か沈める気か!?』
「あ、悪い。でも今のちょっとキた。」
さらっと流される恐ろしい発言。入水プレイなんて御免だ。そして捕まえられた勢いで奴の胸に抱かれる。これはこれでまぁいいか、と思ってしまっているオレが居て、大分絆されてるなぁと思ってしまった。普段は本心から険悪にしているのだが、セックスの後になると束の間の安心感に包まれてしまう。
『ったく、もう良いだろ?本当に出るぞ』
「そうだな」
ざばりと音を立てて立ち上がる。浴室から出ると、タオルに包まれ、わさわさと拭われる。別に話す事なんて何もないのだが、無言の空間に少し居心地の悪さを感じた。
アクアさん!大人っぽく見られるにはどうしたらいいのでしょう!?
「急に来たと思ったら妙な質問ですわねツガル…」
アクアさんって見た目はともかく中身はオトナの女性ってカンジしますし、なにかヒントを頂けないかなって!
「見た目は余計ですわ!ふむ、そうですわね
やはりいついかなる時でも落ち着いていることが大事ね、不足の事態にすぐ慌てるようではまだまだ子供ですわ」
そんなものでしょうか。とその時、城の壁を壊して入ってくるシスターの影!
「アクアさ~ん!そろそろ心入れ替えましたか~?」
「ヒイイッ!出た!か、帰ってくださいまし!帰ってくださいまし!」
「そう邪険になさらずともよいではないですか~!」
「ギャアアア!」
なるほど、たしかに慌てている時のアクアさんは見た目通りの子供みたいだな、と思うツガルであった。
「貴方も見てないで助けなさい!お返事は!?」
「もう我慢の限界ですわ!」「アクアさん!?」
アクアはセピアを感情に任せて地べたに押し倒す
「毎度毎度人(人?)の胃を削ってきて!いくら寛大な私もさすがにブチギれましてよ!覚悟なさい!」
なんだヴァンパイアハンターもいざとなれば大したことないですわね、さあどんな手で痛い目を見せてやろうか!
とアクアが考えていると、セピアの両手がアクアに向かってスッと伸びる
「いいんですよアクアさん…アクアさんの子なら私…」「えっ何言ってんですの」
「立派なハンターに育ててあげますから…❤」「いや女同士で子作りなんてできるわけないでしょう!」
「愛に不可能はありません!!!」「そもそも私は愛してねーですわ!!!あっ離しなさい!うわっ足の力すごい万力かですわ」
「アクアさん!!!!アクアさん!!!!」
数か月後、セピアは懐妊し今では一方的に幸せな夫婦生活を営んでいる
「いってらっしゃいあなた❤車に気をつけてくださいね❤❤❤❤」
「ワカリマシタワ…ワカリマシタワ…」
ここは573ファクトリー所属のガーノレ達の談話室
そこでパステルがボソバーバトルの手引書を熟読している
「先輩、すっかりこっちに馴染んでますね」
「あ、詩織ちゃん…ううん、あたしなんてまだまだだよ。
やっぱり新しい事に挑むのって大変だぁ~」
「でも、先輩なんだか楽しそう」
「そりゃろんもちぃよ!久々の表舞台だし
…なによりチャレンジすることって大好き!」
「頑張ってる先輩って、すごく素敵だね」
「あ、先輩方!お茶入れましたよ~!」
「ツガルちゃん、ありがとう。ね、先輩、お茶も入ったし少し休憩しましょう」
穏やかな秋の午後、ティーカップを囲んで笑いあう少女たち…
を、血眼で睨む一人の影…
「私だって573なのに…コラボキャラなのに…この扱いの差はいったい…!!!」
「なにしとるんやグロエちゃん!次はチアコスで町内十週やで!!!」
ご主人様おはようございます、今朝も冷えますね
お着替えこちらにご用意してます、どうぞ
肌着が妙に暖かい?それはエメラが懐で温めていたからです、冷えてるとお着換えが辛いと思いまして
いえ、このくらいはメイドとして当然のことです
お帰りなさいませご主人様、いえこれは違うんです
決して家事をサボって寝ていたのではなく、ご主人様の布団を温めていただけです
ヨダレが枕についてる?これはその…サービスです
ご主人様お好きでしょう?美少女のヨダレ
好きなだけペロペロしていいんですよ、すけべ
ボムタウン郊外のカフェでお茶するモモコとグレイ
そこへ全力疾走するセピアが視界に入る、追っているのはアクア…ではない、グリアロだ
「珍しいですね?」「セピア、どうしたんグリアロ追っかけて」
「あらっ、お二人ともこんにちは 実は先ほどグリアロさんの身の上話を耳に入れてしまいまして
QMAの世界にはグリアロさんの保護者がおられたそうですがこちらにはそういった方はいないみたいでして
聞けばグリアロさんは精神年齢は兎も角、実年齢は赤子も同然の歳だそうですし…
保護者が居ないままというのは子供の成長に非常によろしくありません!
こういう時こそシスター出番と思い、まずはスキンシップとしてハグをと思ったのですが…」
セピアがそう言いきってグリアロに向かって両手を広げると、グリアロはブロッカーの脚とは思えない速度で距離をとる
先の「誕生日アクアベアハッグ殺人未遂事件」を想起すれば当然の反応である
「グリアロさ~ん!」「シニタクナイシニタクナイ…」
「ねえグレイ、あの二人が打ち解けるのにどのくらいかかると思う?私は三日」
「モモコさん!人を賭けの材料にするだなんて…」(五日!)
「やんのかコラ!」「やんのかですにゃ!」
ああんもう!どうしてこの二人は喧嘩ばっかしなのかなあ、同じアイドル、まして同じチームなんだからもっと仲良くならなきゃなのに…
「パステっちゃんの時と違って今はもうコッチ系のアイドルも群雄割拠だしなー。」
とにかく喧嘩を止めないと!コラ!喧嘩を止めて~二人を止めて~
「ここはパステル先輩の命令でも聞けませんにゃ!」「こちらにも意地ってもんがあるんじゃい!」
うう…私が言っても分かってくれないなんて…
「私は止まんねえ!」「矢でも鉄砲でも持って来いにゃ!」
セピアちゃんちょっと相談なんだけど
「うわぁいパイン、モモコ先輩だいすきにゃあ!」
「お~よしよしかわええ後輩を持って幸せだなあ私は~!」
オッス!オラ悟空!
今朝はパインをいちはやく引くために、ゲーセンで8時から待機すんだ!
ひえ~!おでれぇた!こんな時間から並んでる奴がオラ以外にもいっぺぇだ!
こいつら頭の中が精液でできとるんか!?
無事に筐体にたどり着いて、今月の残り食費2000円をブッコんだけど、パインは引けなかった!
怒りと悲しみがオラの中にこみあげる!
今こそスーパーゴシュ人になる時だ!
次回、ボソバーガーノレZ
「パイにゃん引けねぇ!目覚めろスーパーゴシュ人!!!」
ぜってぇ見てくれよな!
~前回のあらすじ~
パインを引けない怒りと悲しみによって、ついにスーパーゴシュ人となった孫悟空
オラにはやっぱりモモコしかいねえ、とモモコに性的に襲い掛かるが
睾丸を蹴り上げられ生と死の狭間を漂うことになる
しかしその時死の淵より甦るとパワーアップするというサイヤ人の特性によって
悟空はついにパインを引くことができたのだった
「オラはもう負けねえ!オラはパイにゃんの助手!孫 悟空だ!!!」
ポコポンポコポンパーパパッパーパパパパパーパパー
「極上引けねえ!悟空、怒りの戦犯化!!!」
て゚( #^ワ^)
いい加減にしてよねマスター!
いつもいつもシロちゃんのことエロちゃんだの淫乱ちゃんだのチンポのディズニーランドだの!
マスターだって人のこと言えないじゃん!
夏場は平気でパンツいっちょでそのへんブラブラ歩いてさ!
パンツの隙間から別のものがブラブラしているのを見せられるこっちの気持ちがわかる!?
こんなチンポしてたらもうマスターっていうより孕マスターだよねオラッ!
イヤイヤしてないで射精感を受け入れるんだよって何回行為に及ぼうとしたことか!
涼しくなって流石に何か履くだろうと思ったらジーパンなんか履いてさ!
お洗濯の度にムレムレな匂いかがされてシロちゃんのヤる気スイッチがMAXになっちゃうよ!
なんなの?マスターはシロニー捗りマシンなの?
もういいよ!じゃあ今夜十時にマスターの布団の上に集合!
いつもの淫乱相撲でどっちが正しいか証明してやるんだからね!
「この不快なゲート破壊音は…ウルシード仮面!」
「ビギナーからマスターまで、皆の凡ミスを容赦なく咎めるミンボー達よ聞くがいい
男性の射精時、そのIQはサボテンと同程度というウワサがあるけど、
じゃあサボテンのIQなんてどうやって図っているのか?
コラそこのIQ100億!サボテンと男性器は何の関係もないぞ!
そんなこと考えてない?嘘をつくな嘘を
それは植物の『問題解決能力』を図っているんだよ
例えばアカシアの樹は動物に食われるとそいつの嫌うニオイを分泌するんだが、
1つの樹がそのニオイを出すと食われていない周囲の木々も同じニオイを分泌するんだそうだ
ここからイギリスの植物学者が『植物は問題解決のための知能を備えている』と定義したんだってさ
ちなみに旦那はボクの髪のニオイを嗅ぐと股間から臭い汁を分泌するから、
股間のギガボムをボムキックしてとんでけボムしてやったよ
今だ!グレイちゃん!」
「チェックメイトです!」
ああっ!何かデザートないかなって冷蔵庫を見たらマスターさんの分のケーキがありますぅ!
ど、どうしましょうか…
⌒●ノパヮ゚ル●⌒黙って食べて嘘つけばいいですぅ、マスターさんは人がいいからきっと信じますぅ
堕天使の私!
⌒○ノハ^ヮ^ル〇⌒そんなのダメですぅ、正直に言えば人のいいマスターさんはわかってくれますぅ
天使の私!
わ…わたしは…どうしたら…ううぅ…
…マスターさんケーキ食べてすみません…代わりにパプルの体を好きにしてくださいぃ…
⌒●ノパヮ゚ル●⌒⌒○ノハ^ヮ^ル〇⌒「「ヒューッ!さすがスケベな私!!!」」
「モモコ様、ついに完成しました」「何がさ」「自立式ベース防衛ユニット『メカエメラ』です」
「…ネーミングの矛盾は置いといて何ができんの?」
「メカエメラはΔとΣを射出可能で、ベースに近づく敵を自己判断で迎撃します
これがあれば私が敵ベース攻撃に行っても安心安全です」
「間違えて私を攻撃したりせんだろな」
「ご安心を、私の思考回路をまるまるコピーしておりますので誤爆はいたしません
さあ、さっそく実戦投入に行きまGO!」
「待ちなさいメカエメラ!ベース攻撃は私の仕事です!勝手に敵ベースは行ってはいけません!なぜ命令無視するのですか!」
「…まあ、大方予想はできてたよ…」
パステルさん、改めてお誕生日おめでとうございます。それから皆をパーティーに招待してくれて…
「ありがとうグレイちゃん!嬉しいわ。どんぶり島、気に入ってくれた?」
はい。穏やかでいいところですね。
「うちは男所帯だから、今日は女の子ばっかで楽しいわ。まぁお兄ちゃんとかマスター君はちょーっとデレデレしすぎでムカつくけど」
はは…。
それにしてもすごい料理ですね。
「クロさんと私と、さっき紹介したマドカとサリュートの4人で作ったの。いつもは私一人で作ってるんだけどね」
え、パステルさんってお家の料理もなさってるんですか?
「ろんもちぃ!それからどんぶり島のパトロールでしょ。アイドル活動もしたいし。ボソバーバトルも手を抜きたくはないわね。」
そうなんですか(すごいなぁ、立派だなぁ、同じ中学生なのに、どうしてあたしはこうじゃないんだろう…)。
「……。そうだ!グレイちゃんって矩形波倶楽部が好きだったよね。このPop'nツインビーとレインボーベルアドベンチャーで一緒に遊ばない?」
!? うわースーパーファミコンだ!触るのは初めてです。
「ぐえーっ!」
パステルさん?
今、エメラと遠征帰りに泊まった安いビジネスホテルで炎と煙に巻かれている
避難口までの通路はすでに到底人間が生きて通れるものではなくなっていた
「はぁ、火災報知器が壊れてるなんてな…。せめてもう少しいい宿にするべきだった」
「ワタシのセンサーが、正規のメイドロボと同じであったなら、このような事態には至りませんでした」
「いいんだよ、そんなことは。なぁ、エメラならこのくらいの炎なら大丈夫じゃないのか?」
「はい。ワタシは元軍事用ロボット、この部屋の外の環境でも活動可能です。しかし、ご主人さまは生存不可能です」
「そうか。よかった。じゃあ、エメラは逃げてくれ」
「それは出来ません。転用されたとはいえメイドロボは、いえ。ワタシはご主人さまを見捨てることは絶対にありません」
「もう、なんでいっつもいう事聞いてくれないんだよ。メイドだっていうならご主人様に従ってくれよ」
「その命令は聞けません。ですがご主人さま、助かる可能性のある方法がございます」
「本当か!?可能性でもいい、教えてくれ」
「ワタシがご主人さまを抱え、飛び降り、衝撃を吸収します」
「は…?それじゃあエメラはどうなるんだよ…?」
「ワタシのボディは頑丈な設計ですが、おそらく耐えられません。破損します」
「はぁ~、期待させやがって、このぽんこつエメラ!そんなの却下だ」
「ご主人さまはやはりお優しい。ですが、その命令も聞けません」
そう言うとエメラは俺の体をあっさりと抱え、窓枠に足をかけた
「バカ!なにしてるんだよ!早く足を下ろせって!待ってたら消防隊とか来るかもしれないだろ!」
「残念ですが、あの安価なドアではもう1分も持たないでしょう。そうすれば、ご主人さまは死んでしまいます」
「なあ…頼むよ…。いつも飯も掃除もロクにやらないし、ベースは攻めるし、たまには言う事聞いてくれ…頼む…」
「ご主人さま。エメラご主人さまと過ごした時間、本当に幸せでした」
「仕事もできないメイドロボを、手違いで発送されたにも関わらず返品せず、ずっと一緒に居てくださいました」
「愛していますご主人さま。ずっと、愛しています」
エメラはそう言い、微笑んで触れるだけの口づけをして、体を乗り出した
ほんのわずかな浮遊時間の間、固く抱きしめられながら、エメラの穏やかな表情を目に焼き付けた
気づいたときにはもう地面で、エメラは腰から下を失い、破損部から弱弱しく火花が散っていた
「くそっ…なんで、なんで命令がきけないんだよ…ばかエメラ…俺はこれから、どうしたらいいんだよ…!」
「家事なんかできなくても、ゴロゴロしてテレビ見てるだけでも、それだけでもよかったんだよ…なのに、こんな…」
「じゃじゃーん。エメラ、復活!でございます」
「…は?」
「お忘れですかご主人さま。エメラはボディパーツを交換することも可能です。この後ボディを換装すればモーマンタイという事でございます」
「はぁ~!?な、なんなんだよもう!そうならそうって、先に言っておけよ!エメラが死んだと思って、俺がどれだけ…」
「いや…もういい。エメラが生きていて、本当に良かった…」
「申し訳ございません。緊急時でしたので、お伝えするのを忘れていました。エメラ反省」
「それと、申し訳ついでに背負っていただけるとありがたいのですが」
「うん、いいぞ。よいしょっ、と。なぁエメラ。俺もエメラの事、好きだ」
「そうですか、そうですか。…エメラオーバーヒート状態に移行します」
「うわっ!熱っ!?」
ボソバーバトルが休止になり、ゲームセンターも閉まって、マスターにも会えず、私は
「おいパプル、もう醤油ごはんはこりごりだ。買い物いくぞ!」
はーい分かりました。
うわ、すっかり日差しが強くなってる。……セイジャお願い。
「今日は歩いてけ。運動不足にいいだろ」
ひどいですぅ……あ、若葉が茂りだしてる。
「ちょっとお前のスマホよこせ」
はい。……どこに電話してるの?
「……いようマスター、元気か。今からパプルに代わるぜ」
えっちょっと!……あのっ、お久しぶりです、マスター。声が聞けてよかったです。
ありがとうセイジャ。
「何のことだかさっぱりわからんな」
ツー…ツー…
【バカ吸血鬼】
着信中… 00:00:01
はいはいモモぴゅんよー。
「こんばんは、少しお話しませんこと。自粛続きで気落ちしてるかと思いまして」
私はそんなタマじゃないわよ。どちらかというとパインの方が心配ね。
さっきまでパインと通話してたのよ。ボソバーバトルもアイドルもできなくなったし、助手とやらとも会えなくなったし。
「それはあなたも同じじゃなくて」
ふふっ、そうね。少し寂しいわ。
「何度も言うけれど、早く一緒になりなさい。」
あんたは下僕様と同居してたわね。でもアイドルやってたら無理よ。
「怒らないで聞いてほしいのだけど、仮にあなたのご主人が病気になったとしても、あなたはそばにいれないわ。家族じゃないから。あなたのご主人が亡くなったとしましょう。あなたが会えるのは顔写真だけ。」
……本当にきついお小言ね。
「年の功よ」
はいはい分かりました。今日は私の負けでいいわ。
結婚かー。結婚するとなると、まあこっちからプロポーズするしかないわね。
『ご主人。あたしのご主人になってください』いや違うな…
『ご主人!あたしのご主人になりなさい!』さっきと一緒ね…まああの人のことだから何でもOKでしょう。
次の問題は結婚しながらアイドルを続けられるかどうかだ。
芸能人同士ならよくあるけど、相手は一般男性だからねー。
いや、そもそも今はアイドル活動をすること自体が無理だわ。
うーん、プリティボソバーズ4人でユーチューバーやろうかしら。麻雀格闘倶楽部やったりQMAやったり。
で、あたしの個人チャンネルでは料理したり、お便り紹介したり…子供が生まれたら、子育て配信?
『スーパーアイドルモモコ! 子煩悩だった!?』
へへっあたしが子育てするなんて今まで考えたこともなかったわ。
(すっごく面白いけど、見なかったことにしましょうか。)
プシュン
【バカアイドル】
00:46:45 切断しました
こんばんは、今日は無人島のゲームで遊んでみようと思います。
「いや両目ちゃん、それはスポンサー的にまずいんじゃないかな…」
ソフトはコナミが1999年にリリースした、サバイバルキッズ-孤島の冒険者ーです。ネットで高評価だったので購入しました。
『それならよしであります!』
「いやー音楽がいいねー。このゲーム機も初めて見たよ。」
スーパーファミコンとスーパーゲームボーイですね。パステ…友達から借りました。
『ああ、麻痺状態の間に蛇にやられたであります!』
さっき小屋でセーブしたから大丈夫…あれ、記録されてない!なんで!?
・バックアップ電池切れですね。自力で交換できますよ(ヤフーで検索してね)。[(ω)国民的アイドル] -- 15秒前
国民的アイドルさん、ありがとうございます!
「えっと開封動画によると、ホームセンターで道具が揃うみたいだよ」『早速出発であります!』「もう閉店時間過ぎてるよ」
すみません、今日の配信は終了します。明日こそ続きを行いますので、よかったらチャンネル登録をお願いします。
こんばんはマスター。突然ですまないが、上がってもいいか?
偏った食事をしていないか心配でな。ご飯を作りに来たぞ。
できたぞ、栄養満点の八宝菜だ。ではいただきます。
ごちそうさまでした。
まぁ何で突然来たかというと。
今まで毎日のようにマスターと一緒にいたが、急に会えなくなって、
日を追うごとにダメージが溜まる感じで、がまんできなくなったんだ。
マスターはどうだ?私と会えなくて、寂しくなかったか?
ふふっ、そうか。
では、またな。またご飯を作りに来るぞ。次はチゲ鍋にするから期待してくれ。
ツー…ツー…
【モモコさん】
着信中… 00:00:01
もしもーし、ツガルです。
「ういー、モモぴゅんよー。自粛期間でみんなが無事か様子を聞きまわってるの。ツガルちゃんはどう、元気?」
お疲れ様です!はい私は元気です。それからマスターも。
昨日はマスターのお仕事がお休みだったから、一緒にりんごのお手入れをしてきました。そんなに大規模じゃなくて一口農場で一本だけなんですけどね。
今ではマスターもしっかりしてきたけど、最初の頃はお布団は干さないし、洗濯物も干さずに置いておくしで大変だったんですよ。
あっ、でも料理はずっと私です。マスターがすると麺類と納豆と鶏肉だけになっちゃうんですよね。
「ふふっ、驚いた。もう立派なお嫁さんね。」
えっ…?
「安心したわ。それじゃあ次の子にかけるからこのへんで。まったねー♪」
はい、ありがとうございました…。
プシュン
【モモコさん】
00:02:56 切断されました
湯船に浸かりながらさっきのモモコさんの言葉を反芻している。
私は大人のレディになりたかったのに、それを通り越してお嫁さんになってしまった(いや悪くはないんですけど)。
ふと先日見たTVCMの歌詞が思い浮かぶ。『俺の、頼れる飼い主は生涯、お前ただ一人』そうそう、にゃんぱく宣言。
今の私は飼い猫のようなもの。神姫として生まれた以上、マスター無しに生きることはできないのかな。
モモコさんはアイドル、オレンさんは傭兵、セピアさんはシスターとして働いている。
一応私もクリスマスイヴには働いているけど、残りの364日はマスターに養ってもらってる。
うーん…もっと彼女達みたいな大人に…
「ただいまー」
マスターが帰ってきた。私は湯だった頭で考えついた計画を実行するべく、お風呂を出た。
【モモコさん】
通話中… 00:02:56
「それでバイトに出ることになったの!?」
はい!アクアさんと同じ職場ならって、マスターも了承してくれました。
「ごめんなさいツガル、訂正するわ。あなたは大人への道を歩き出したのね。」
まぁモモコさん、当教会にようこそいらっしゃいました。
「ちょっとセピアさんに相談したいことが」
分かりました、ではこちらの部屋へどうぞ。
「わたしね、この間ご主人、わたしのマスターからプロポーズされたの。嬉しかったけど、アイドルを続けたい気持ちも本物なの。」
まぁ、それは…。
「それで話し合った結果、アイドル活動も結婚できるように頑張ろうって決めたの。 ちゃんと説明して結婚式を開けば、ファンも納得してくれるって。」
はい。
「これを成功させるには、きっとみんなの協力が必要で、セピアさんに結婚式を取り仕切ってほしいな…」
もちろんです♪愛する二人のためなら喜んでやりましょう!
厳密には女性は司式者になれないのですが、モモコさんのお願いなら、神様もお許しになるでしょう。
「ありがとうございます」
あと警護は我がベルモンド家の者共に任せてください。お恥ずかしい話ですが、先祖の結婚式で新婦がさらわれたことがありまして、それ以来警備を厳重にするのがしきたりなんです。
「えっ怖っ!結婚式ってそんなもんなの」
ちなみにその先祖は、邪教徒の根城ごと破壊したそうです。
「わたし、ご主人と結婚することにしたの」
~♪けいお~しょ~うりは~は~るかなゆめ~♪ んっ?!
いま、一瞬幼稚園の頃の歌が蘇ったにゃ?
モモさんが結婚!?相手は妥当っちゃ妥当だけどちょっとショックで超ショック!
「聞いてる?…それで、プリティボソバーズもやめないから。リーダーは投票で決めるものでしょう?だから第2回総選挙を開わよ。」
もちろん受けて立つにゃ。この天才パイにゃんがリーダーになる脇で、ご主人に慰めてもらうがいいにゃ!
「ありがとう。開票は結婚式の最中で、ボソバーTVの中継でやるから。」
ちょっと待つにゃ。結婚式を全国中継するにゃ?
「あー最初はシロが発案したんだけど、何かみんな乗り気になってトントン拍子で進んじゃって」
過去にそんな人物がいたか、天才の頭脳で考えてみるにゃ。
ポクポクポクポクポクポクポクポクポク チーン。
閃いたにゃ、1993年6月9日に当時のプリンスと一般女性の結婚式が中継されてたにゃ。
「あー…そいつはコトだわ」
モモさん…恐ろしい子にゃ。もはや国民的アイドルを超えて象徴にゃ。
パンパカパーン!全国のモモコファンの皆さん、お待たせしました!実況のパステルでーす!
私は結婚式会場であるボムタウン公開堂に来ています。野外ステージの上では新郎新婦の二人が宣誓して…誓いのキスをしました!わー、おめでとー。
あっ、花火が打ち上がりました!粋ですねぇ。
さてさて、お次は総選挙の開票です。ステージの上ではモモコちゃんとパインちゃんがそれぞれアピールしてます。
みんなは投票済ませたかな?何だか昔を思い出すわー。あたしの友達もやったなー署名活動。
さてさて集計結果がー…出ました、モモコ46万票、パイン45万票!モモコちゃん継続です!
がっくり崩れ落ちるパインちゃん!今彼女の助手におんぶされて退場していきます。頑張れー負けるなー!
さてさてヒロインインタビューの時間です。モモコちゃん、今の気持ちはいかがでしょう?
「本当にみんな、ありがとね。本当にアイドルを続けられるか不安だったの。これからもよろしくね。
それからご主人、愛してる。一緒にベースを守ろうね。」
うわー、ラブ×2だー!羨ましいぞーこんちくしょー!
その後、ガーノレとマスターの結婚ブームが起きましたとさ。
>アサギの新衣装に欲しいものといえば!
「あいや、そちらにおわすはウルシ殿とグレイ殿ではございませぬか!」
やあアサギさん、こんにちは。土曜なのに学校行ってたの?
「アサギはいつもこの服であります。流石に非番の日に警官の制服は着れませぬ」
『(ストイック過ぎる…!)あたしたちこれから服を見に行くんですが、一緒に行きませんか?』
「あの、このブラジャーというのは、サラシと違って随分とキツいものなのですな」
(大きい…)『(大きい…)』
「それから、このジーンズとやらもちょっと、アサギには窮屈ですな」
(太い…)『(太い…)』
アサギさん、昨日はごめんね…って新しい服だねそれ。
「聞いてくだされお二方!セピア殿の女学生時代の服を頂きました。アサギにピタリとしております!」
『(将来が有望すぎる…)よかったですね!』
「まぁグレイさん、当教会にようこそいらっしゃいました」
こんにちは、セピアさん。すみません、ちょっと相談したいことがあるのですが。
「分かりました、ではこちらの部屋へどうぞ」
この間、パステルさんの誕生日パーティーに行った時のことです。
そこで知ったのですが、彼女はアイドル活動をしつつ、地域のパトロールを行い、お家の料理までしているそうです。
それを聞いて、同じ中学生なのに、どうしてあたしはこんな立派じゃないんだろうって思っちゃったんです。
一度そう考えちゃうと、ウルシさんは義賊として貧しい人のために頑張ってるし、アサギさんは警察として働いてるしって感じで…
一緒にいても、ふとこんなことが思い浮かんでしまうのです。こんな目で友達を見るのは、よくないって分かってるんですけど。
それで、その、相談に来ました。
「グレイさんが自分の感情を危険だと思い、誰かに相談したことは、大変良い判断だと思います。
キリスト教には七つの大罪という言葉があるのですが、グレイさんのは羨望の罪というものです。
羨望は人間誰しもが持つ強い感情で、それが続くとその方々との関係性を失う、つまり疎遠になる可能性があります。」
…はい。
「羨望を解消するにはフィリア、友情や友愛と呼ばれるものが必要だと言われてます。
そうですね、例えばグレイさんはそのお友達の良いところを直接褒めたことはありますか?」
いえ、ありません。
「一度、なさってみてはいかがでしょう。
ひょっとしたら、そのお友達はグレイさんが知らない、グレイさんの良いところを教えてくれるかもしれませんよ。」
あたしにあるのかな…分かりました、やってみます。
「ボソバーバトルでもそうですが、人は一人では生きられません。寄り添い、互いを好み、互いを良くすることで、生きることができるのです。」
今日は本当にありがとうございました。
「神は私達を愛しておられます。もちろん私も、グレイさんを愛しています。また相談したくなったら、いつでも来てくださいね」
こんばんは、新鮮灰色うるしです。
「今回はPCエンジンminiについて語っていくよ!」
『まずは各々が1つずつ推しのゲームを挙げるであります』
あたしはイースI・IIですね。なんと言っても音楽が素晴らしいです。
ちょっと謎解きのヒントが少ないですが、アクション性も高くお薦めです。
「ボクは精霊戦士スプリガンだね。青装備なら比較的簡単だからSTG初心者にお薦めだよ。
あと一面のBGMが素晴らしくてね。サントラも買っちゃったよ」
『アサ…グラさんのお薦めはスナッチャーであります!引き込ませる物語と科学的造詣。
それから主人公とメタルギアの漫才が愉快であります』
〈いずみはグラディウスですね。移植度はかなりのものデスし、5面がオリジナルステージなのデス。
後のグラディウスリバースでこの5面が再現されてるのを見て、いずみは感無量でしたデス〉
『「誰!?」であります!?』
すみません紹介が遅れました。今日はゲストが来ているんです。
〈みなさん、コナミちはー!プリンセスリパブリック音楽学院中等部から来ました、伊澄いずみデス。〉
せっかくですから4人でボソバーマン'94をやりましょう
「いいねぇ。今日こそ勝たせてもらうよ」
『全員爆殺で逮捕であります!』
〈いずみは全力で行きますよ〉
この人、メチャクチャ強い…
「まさかボソバーマンで負けるなんて」
『井の中の蛙であります…』
〈寮で毎日対戦してますからね。日々練習デスよ。〉
いずみさんお強いですね。ボソバーバトルに出られたらどうですか
〈いずみも出たいってプロデューサーに言ってるんデスけどね。まだ先になりそうデス〉
さてそろそろエンディングのお時間です。ご視聴ありがとうございました。
「良かったらチャンネル登録と高評価してくれると嬉しいな」
『PCエンジンminiはAmazonにて10500円で発売中であります!』
〈ときめきアイドルProjectもよろしくデス。初めての方はSong Collectionの1と2がおすすめデスよ〉
やぁ旦那。いよいよ夏本番って感じだね。
旦那もこの時期になると、道端で草刈りしたり、山で下刈りをする機会があるんじゃないかな。
そんな時に気を付けてほしいことの一つが、ウルシによるかぶれなんだ。
ヤマウルシ・ヤマハゼ・ハゼノキといったウルシ科植物にはウルシオールという成分があり、樹木や樹液に触れるとアレルギー反応を起こすんだ。
だからこれらの植物の特徴を覚えてほしいね。その特徴は、
(1)葉が楕円形
(2)葉柄(葉と茎の間)が赤色
(3)2列対生(1つの節から2枚の葉が生えて並んでいる)
って感じだよ。これらの特徴の樹木を見かけたら、注意してくれ。
他にはツタ植物のツタウルシがあって、これは1つの節から3枚の葉が生えるんだ。
こんな危険なウルシ科なんだけど、塗料やロウソクの原料だったり、たくさんの季語も生まれていて、日本文化と密接な関係なんだよ。
旦那には健康でいてほしい。これはボクの偽りのない気持ちだよ。
では達者でね!
「ボクがシロン様だよ。シロお姉ちゃんがお世話になってます。よろしくね!」
『クロだ。シロとは同級生になるな。私のこともクロお姉ちゃんと呼んでいいんだぞ』
〈グリムアロエだよ。分からないことがあれば、お姉さんが何でも教えてア・ゲ・ル。〉
私はパステル!私も妹ができたみたいで嬉しいわ。今日はよろしくぅ!
さて、お昼にしましょう。クロさんは焼肉弁当?これ、何人前あるの?
『私にとっては一人前だぞ。焼肉のタレを沢山持ってきたから、味も飽きない。』
「焙煎にんにく香ばしい♪ 焙煎にんにくうまみが出たぞ♪」
『うん?そうか、今度はニンニク味を試してみよう』
……。
『グリアロさんはサンドイッチだけか。すこし食べないか?』
〈ありがとう。最近食欲がなくて…パンとか麺類だけの日が多いかな。〉
「聞いてグリアーロエ。ちょっと言いにくいんだけど、聞いてグリアーロエ。お肉も食べないとだーめだよ♪」
〈あははっ!何それおかしい〉
この子なかなかやるわね。
グレイです。今日はカラオケ屋でシロンさんの歓迎会をしています。
「 オーズ! オーズ! オーズ! オーズ! カモン!」
エニシンゴーズ! その心が 熱くなるもの みーたされるものを 探して
「グレイありがとう、やっぱオーズはいいね!」
私も好きだったんですよ。
まだシロンさんとセピアさん歌ってませんよね、次どうですか?
『じゃあボクも、昔見てたライダーの曲にするよ』
〈あ、私もこれ見てました。ご一緒してもよいですか?〉
『広がる宇宙の中 キャンニュフィール?』
〈小さな地球の 話を しよう〉
「知ってるけど、ボクらよりかなり前のライダーだね」
シロンさんは一体何歳なんだろう…。
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コメント
- Q.急に来た? -- 2020-01-07 (火) 18:49:34
- 自粛期間で辛い期間を生き延びるにはやはり、公式漫画と手描きと怪文書の摂取が一番だな -- 2020-05-16 (土) 17:55:30
- むっ…このアクア様怪文書いいねえ… -- 2020-05-22 (金) 17:58:43
- メカエメラ公式4コマに来ちゃったよw -- 2020-06-19 (金) 17:05:19
- 草生やすな -- 2020-06-19 (金) 21:08:42