武器/轟爪【虎血】

Last-modified: 2024-02-10 (土) 18:22:06

MHP2で初登場した双剣。ティガレックスの素材で作成する。
本項ではティガレックス亜種ティガレックス希少種荒鉤爪ティガレックスの武器も扱う。

目次

概要

  • 一見すると鉱石素材から作られたかのような鋭い輝きを見せる刃を持つ双剣。
    しかしその正体は、極限まで研ぎ澄まされたティガレックスの爪を加工した凶器である。
    岩をバターのように切断してしまうという驚異の斬れ味を誇る。
    また、主の刃の側面からそれぞれ3本ずつ爪が生えており、
    乱舞の際にはこの爪が獲物に更なる傷を与えるという。
  • レックスライサーから強化して作成され、
    他の武器種と同様にティガレックスを象徴する「轟」「虎」の名が付されている。
    【虎血】という銘は「虎穴に入らずんば虎子を得ず」という故事成語とかけたものか。

轟爪【虎血】

MHP2(G)

  • ティガ武器ではおなじみの攻撃力高・会心率低に加え
    匠なしで白ゲージと物理特化の双剣。
    しかし、双剣は属性が重視される傾向にあるためあまり使用されることはなかった。
  • MHP2Gでは更に1ランク上の轟爪【大虎血】が存在する。
    斬れ味レベル+1無しで紫ゲージが現れるが、無属性双剣にはライバルが多く、
    それらは作成難易度やスロットの面で優れている。
    そのため、レア素材を使いスロットなしのこの武器が使用されることは少なかった。

MHP3

  • MHP2同様高攻撃力・低会心であるが
    白ゲージが短くなり実用性はさらに下がった。
    轟爪【虎血】より白ゲージの長い旋風連刃【裏黒翼】
    万能装備・王牙双刃【土雷】など、より優秀な武器が多いことも向かい風となった。
  • なお、今作ではティガレックス亜種の素材を使った武器は登場していない。

MH4

  • 下位武器のレックススライサーの時点でそれなりに長い青ゲージを持つようになり、
    下位で使うには十分な性能となった。
    上位では轟爪【虎血】に強化可能になるが、素材の入手が遅く青ゲージどまりになった。
    そのころには匠を発動させるのも容易になっているため、青ゲージを持つことの
    メリットが薄れてしまうのである。

MHX

  • 一発生産で入手可能。最終的な性能は物理威力が非常に高く癖がない。
    しかし、物理重視の双剣としては燼滅双刃エタンゼルに押されがち。
    ティガレックスが終盤に登場することもあり、攻略の繋ぎとしても立場はイマイチである。

MHXX

  • 轟爪【虎血】を究極強化することで轟爪【大虎血】と銘を変える。
    高水準な攻撃力340に延長不可能な紫20、会心率-20%とティガ武器を象徴するような性能。
    しかし、マイナス会心が祟って、火属性双剣の双焔刃リュウノツガイに物理性能でさえボロ負けしている。
    また、あちらは匠の追加分が全て紫という、拡張性も申し分ない一級品。
    これを抜きにしても大虎血より高性能な無属性双剣も多々あり、今作は生かしどころがより難しくなった。

MHW:I

レックスチェーン

  • MHW:Iでティガレックスが復活したことにより復活すると思いきや、
    ツインチェーンソーにティガレックス素材を貼り付けた、レックスチェーンIが登場。
    まさかのチェーンソー双剣という、奇抜な登場をするとは誰もが思わなかっただろう。
    ネスルアーセファーIを派生強化する事でこの武器となり、
    属性解放で爆破が付与される。
    最終強化を施すことで、レックスチェーンIIになる。

MHRise

  • MHW:Iではリストラを食らったレックスライサーが復活。
    アップデートVer.2.0で轟爪【虎血】も追加された。
    攻撃力230に会心率-20%、斬れ味は延長不可で微量の白ゲージとMHXに似た性能。
    一虎刀などと同様に鉱石武器から鉄蟲糸技強化を引き継ぐことが可能で、
    鉄蟲斬糸の威力が1.1倍に跳ね上がるのはおいしい。
    ただし、無属性バンザイなMHRiseでも双剣は属性武器が有力な武器種なうえ、
    蛮顎双剣フラムクルテのように属性付きでありながら攻撃力230に迫る武器もある。
    このためティガ双剣はやっぱりマイナー。
    • 無属性双剣の中で見ると、競合相手は夜天連刃か。
      あちらは会心率が高く達人芸によって斬れ味を維持しやすいため、
      白を維持するには剛刃研磨が必須のこちらより扱いやすい。
      ただ、こちらは素の攻撃力が高く、鉄蟲糸技強化も付けられるため鉄蟲斬糸のダメージで上回ることができる。
      誰が呼んだかクナイ属性。
      いずれにせよ、鉄蟲斬糸をブチ込んでなんぼの武器なのでかなりクセは強い。
  • Ver.3.0.0では怒り時に殆どの部位で属性を遮断する奇しき赫耀のバルファルクが登場したため、
    鉄蟲斬糸をしっかりと刺すことができる腕があればこの武器が最適解となる。
    また、百竜ノ淵源ナルハタタヒメは白ゲージかつ会心率を100%、
    更に超会心を前提にした場合は龍属性武器を差し置いて最もダメージを与えられる。
    特に、狙いやすい頭は物理92も通るが龍属性は15しか通らないため、瞬間火力なら非常に強い。
    また、見切りLv7弱点特効Lv3まで付ければ会心率70%まで持って行けるため、
    強化咆哮により会心率を+30%できるファイトオトモとの相性は最高にいい。
    • ただし斬れ味が余りに短く、青になると流石に龍天刃ヘスタカミンに劣る点には注意。
      かと言って、斬れ味ケアのために超会心倍率や会心率を落とすとそれこそ会心盛りの青にすら劣る。
      イブシマキヒコを落とした直後や大技準備、乱入モンスターとの縄張り争いと研ぐ機会は多いので、
      砥石使用高速化ドスキレアジの使用が無難か。
    では、タイムアタックに向くかと言えば白の長さや会心のマイナス無しに物言わしてくるヘスタカミンに押されがち。
    当然ではあるが、オトモガルクを主体にしている場合は会心率増強も絶たれるためあちらに全く歯が立たない。
    補助火力に優れるガルクが片方までしか使えないこともヘスタカミンに対するビハインドである。
    確かに虎はネコ科だけどさぁ
    これも当然とは言え、櫓越えの選択もほぼ不可能。
    百竜ノ淵源ナルハタタヒメに対するタイムアタックの主流だけにこれは痛すぎる*1
    地上戦で鉄蟲斬糸をどれだけ当てるかにかかってくるだろう。
    ただし、バルファルクの前に淵源が立ちはだかる以上制作時期は不戦勝。これから緊急で挑む時は恐らく最適解となるだろう。
    • ファイトの他、ボマーやコレクトとも好相性である。
      と言うのも無属性だけに肉質が堅い部位には滅法弱く、ボマーの肉質無視攻撃がそれを補完してくれる。
      そして、鉄蟲斬糸は(狩り場にもよるが)コレクトの環境生物による足止めにがあると確実に当てられる。
      オトモアイルーと本当に相性いいが、やっぱり虎がネコ科だからなのか?
    • 龍気活性の運用に関しては斬れ味ケア同様、会心回りもしくは素の攻撃力を犠牲にしがちか。
      …と思いきや少なくとも頭と脚以外で死中に活はLv3には持って行けるので
      カイザークラウンインゴットSグリーヴ、達人珠で見切り7は発動できる。
      あとは2スロの護石さえあれば装飾品で超会心3会心率70%は確保できる。
      いずれにせよファイトオトモの機嫌に左右される双剣であるのでマタタビ玉で少しでも発動率を上げておきたい。

MHR:S

  • 最終強化は轟爪【大虎血】改
    その性能は
    • 無属性武器らしくやや高めの攻撃力340
    • いつも通りの会心率-20%
    • 斬れ味は素で紫40。端まで伸びきっている為匠は無効
    • ないよりマシなスロットLv1
    • 百竜装飾品スロットはLv2
    この通り、いつも通りのティガ双剣と言ったところ。
    マスターランク強化と同時に鉄蟲糸技強化が没収されてしまうのが何よりも痛い。
    このせいで最大の個性であった鉄蟲斬糸とのシナジーが失われてしまった。
    こうなってはもはや、ただの無属性双剣でしかない。
  • ここで問題となるのが冥淵双刃ルナリヨスの存在。
    攻撃力340に会心率-25%、素で紫80というラスボス武器だが、あちらにはさらに龍属性13がくっついている。
    まあ龍属性は通ればよし程度で、実質無属性武器に近い立ち位置ではあるが
    つまり、大虎血が勝るのは会心率5%のみで、あとは完敗というありさまなのだ。
    おまけに作成時期も圧倒的にルナリヨスの方が早く、
    ラスボスさえ倒せればMR7で完成するのに対しこちらはMR50という超重役出勤。
    どう考えても、誰が見てもルナリヨスの方が優れているという状況になってしまった。
    前作で使っていたプレイヤーは「せめて鉄蟲糸技強化さえあれば……」と思うだろうが、
    仮にアップデートで百竜装飾品が追加されたとしてもルナリヨスに問題なく装着できるので救いが無い*2
    …と言うより、属性武器にもタイヤ一派ウェントゥス=ダオラなどといった
    素で百竜スロットのレベルが3の武器があり、かつ今回は属性も活かせる技として鬼人突進連斬が強化されたり螺旋斬が新たに登場していたりする。
    つまり鉄蟲糸技強化の百竜装飾品を活かせたとしても、もはや無属性自体がビハインドとなっている。
  • なら、単純に物理火力で勝負を……と、言いたいところであるが
    無属性双剣としての物理期待値は、なんとランク10の無属性双剣11本中6位
    更に叛爪アルギエバ性能が殆ど丸被りの上物理期待値で勝てないと言う残酷な仕打ちを仕掛けてくる。
    まあアルギエバも水属性双剣であるつるぎたち斎女舞奉双改に喰われているが
    幸い痛恨竜珠は搭載できるので、無理矢理差別化するならこの方法が適しているか。
    • 「ほぼ理想ラインの斬れ味」かつ「最強クラスの攻撃力」かつ「錬成で鬼激竜珠が入る」と、
      実は研磨術【鋭】適性は高い。
      この場合、ルナリヨスは紫ゲージが長すぎるためライバルにはならない。
      ただ、この運用をしたいなら蛮炎双剣ロギンクルテ改が同じ攻撃力かつ会心率で5%勝っていながら、
      実用圏内の火属性とそこそこのスロットまで持ち合わせており、実質勝負にならない。
      また、当スキルとの相性面では紫切れたら即青になる神閃・風雲一双も立ちはだかるか。
      こちらは紫ゲージが長く、最大火力を出せる時間に優れているため完全に下位互換というわけではないが…。
    • そして、Ver.15にて色んな意味で破滅の時となってしまった。
      詳細は当該項目を参照されたいが、上位まであったクナイ属性を完全に奪われたのである*3

MHF

  • 黎明期のシーズン1.5にてティガレックスとともにMHP2から登場。
    上位HR71では攻撃力308と高い攻撃力で、会心率はマイナス20%と相変わらず。
    無属性武器ゆえにそのままでは会心率がマイナスであることの影響を受けやすい。
  • G級では「デスポートスライサー」として再臨。
    会心率は上位より酷いマイナス50%だが、強化を重ねることで最終的にはマイナス20%まで上がり、
    攻撃力も最大で721全斬れ味ゲージの7割を白ゲージが占めるようになる。

カーサスライサー

MH4

  • 今作では通常種・亜種・希少種武器の強化ルートが統一されて一本道となっており、
    次に亜種素材を使用することでカーサスライサーへと強化できる。
    マイナス会心が改善されるものの相変わらず青ゲージ止まりである。
    覚醒により爆破属性を得るが、80と低く実用的とはいえない。
    希少種素材を用いることで、衝爪【虎豹】が完成する。

MHW:I

カーサスチェーン

  • MHW:Iで登場した、ティガレックス亜種の双剣。
    レックスチェーンIに、ティガレックス亜種の素材で派生強化することでこの武器となる。
    通常種武器が属性解放で爆破が付与されるのに対し、こちらは睡眠が付与される。

衝爪【虎豹】

MH4

  • カーサスライサーからティガレックス希少種の素材を使って強化すると、
    衝爪【虎豹】が完成する。
    ティガレックス希少種の武器共通の「衝」の名も付されている。
    性能は、
    • 他のティガ武器達と同様にそこそこ高い攻撃力266
    • 少々心もとない会心率5%
    • 素で青ゲージ匠で延長
    • 覚醒で爆破属性100
    このように物理特化型の双剣となる。
  • しかし、攻撃力266は飛び抜けて高いわけではなく、
    攻撃力322・青ゲージの森羅万象を裂くグルカには遠く及ばない。
    覚醒でつく爆破属性も爆砕の双刃の半分程度しかなく、ダメージソースとしては心許ない。
    匠で白ゲージが出ないこともあり、単純な攻撃性能はお世辞にも高いとは言えないだろう。
  • ここまで書くと残念武器のように見えるが、この武器の真価は圧倒的な持続力にある。
    なんと素の青ゲージの長さは驚異の130
    斬れ味ゲージの半分近くを占めているのだ。
    このため、双剣に必要な斬れ味関連のスキルをカットし、自由にスキルを積むことが可能。
    砥石の使用時間が命取りになりやすい、闘技場や塔での狩猟では他の武器を上回る活躍が期待できる。

MH4G

  • G級ではG級ティガ希少種の素材を用い強化が可能、最終強化は絶衝爪【虎刃】となる。
    気になるその性能はというと
    • 生産双剣としてはかなり高めの攻撃力420
    • 高い攻撃力にダメ押しの会心率10%
    • スロットは変わらず1個
    • 素で凄まじい長さの白ゲージ、今回は匠できちんと紫30も出現
    • 変わらず覚醒で少なめの爆破180が出現
  • 流石に4での衝爪での青ゲージの長さには及ばないが、
    それでも前作のスキュラ武器もかくやという長さの白ゲージが素で存在する上、匠でしっかり紫が出るのも強み。
    今作の表示攻撃力400越えでは会心率に難があったり紫まで到達しないものも多く、
    安定した高火力を研がずに長時間戦える意義は大きい。
    • ただ、今作のほかの爆破双剣には双属性も含めライバルも多く、
      特に今作で特殊個体を引っさげ生まれ変わったブラキ武器である砕光の双閃
      攻撃力こそこちらが上回るものの覚醒不要で爆破300を持ち、スロット2と拡張性も一歩空けられている。
    • では属性を加味しない比較ではどうかというと、
      青ゲージながら圧倒的な攻撃力と会心率を持つ覇鋭爪クーネアムカムには期待値でわずかに届かない上、
      会心率こそ悪いものの表示攻撃力518という規格外な数値を持ち、
      氷属性に弱いラージャン、テオ・テスカトルに対しての相性の良さが注目されている
      崩天刃ヤッカオンカムには瞬間火力において遅れを取られてしまう。
    • また、こちらを上回る攻撃力・同等の会心率と紫ゲージを有する、瞬発火力最強
      滅双刃ダークブリングの存在も無視できない。
    とはいえ、全体の3分の1近くを占める+ゲージの長さは魅力。
    あえて匠を切って火力スキルを積むもよし、真打や匠で紫ゲージでその高攻撃力を振るうもよし、
    覚醒をつけて爆破をもって他の双剣と差別化するもよしと、非常に汎用性の高い強武器であることも確か。
    高レベルギルドクエストや極限個体、塔や闘技場など研ぎにくい状況での経戦能力は圧倒的。
    うまく腕やスキルと相談して活用していこう。

ルドラスライサー

MHX

  • こちらは新登場の荒鉤爪ティガレックス素材を使った双剣。
    10段階までの長丁場を終えて鉤爪双刃【荒虎血】となる。
  • その性能は
    • 攻撃力210
    • 会心率+10%
    • 白30と長めの青を持つ
    • 二つ名武器なのでスロットはなく、狩技ゲージがたまりやすい
    よりエタンゼルと被っているが、長い青ゲージも含めた継続能力を活かすと差別化も不可能ではない。

MHXX

  • こちらは鉤爪双刃【荒虎血】を究極強化した武器。名は荒鉤爪双刃URGE
    名前は突如現れた変な英単語とぶっとんでいるが、性能は全くの対照的で恐ろしく地味の一言。
  • その性能は
    • 並の攻撃力310
    • これまた並の会心率+10%
    • 匠なしで出ているのはいいが延長できない紫ゲージ30
    • スロットなしと狩技ゲージ補正はそのまま
    といった感じである。
    これと他の双剣を比較してみると、素で虎血以上に属性・無属性武器問わず上回るものが山積みになっている。
  • 残念ながら、通常種武器以上に作成難易度と釣り合わない趣味武器という意味合いが加速してしまった。
    G級特殊許可に挑戦してでも、荒虎血のままで埃を被らせているハンターが多いことは想像に難くない。
    二つ名武器の括りで見ても完全にこちらの上位互換であるこまつるぎを作った方が有意義である。
  • 「URGE」は、名詞だと主に「衝動」という意味。
    執拗にハンターを追い詰め、高威力で殴りかかる荒鉤爪の戦い様を思い起こさせる言葉と言えよう。
    しかしこの武器を作る「衝動」が見いだせるかというと…

余談

  • 優れた斬れ味が持ち味の武器であるためか、
    説明文にも「岩をバターのように切断する」という記述がなされている。
    もちろん、実際にフィールドにあるに対し斬り掛かっても、そんなに簡単に切断することはできないが。
    岩石の如き甲殻を持つバサルモスかグラビモスなら、説明文通りになるだろう。

関連項目

モンスター/ティガレックス
モンスター/ティガレックス亜種
モンスター/ティガレックス希少種
モンスター/荒鉤爪ティガレックス
武器/ティガ武器


*1 櫓越えを選択すると大技の第2パートで一度上昇し下降するまでの時間待ちをなくしたり、ラストパートの際の上昇に対し追撃したりできるため。ただしこれは、ヘスタカミンの攻撃力が低く、鉄蟲斬糸との相性が悪いことも要因か。
*2 あちらの百竜スロットは最大レベル、つまりは全ての百竜装飾品が装着可能。
*3 本武器だけではなく、ティガ武器全般が上位におけるアイデンティティであった鉄蟲糸技強化をアマツ武器に取られてしまっている。そしてそのアマツ双剣も水属性筆頭ですらない始末…