Tier 8 ドイツ 駆逐戦車 Jagdpanther II (ヤークトパンター ツヴァイ)
通称「ヤクパンツ」。Ferdinandと同じ砲が装備できるが、DPMは本車の方が上である。そして機動力ははるかに上回る。戦闘室正面の装甲は優秀だが、車体はとても柔らかいので注意。
直近90日の平均勝率:48.72%(2023年8月30日現在、ver10.1.5)
※平均勝率は参考数値であり、その車両の絶対的な強さを示すものではありません。
基本性能(v6.2.0)
車体 | Tier | 国籍 | タイプ | 耐久値 (HP) | 車体装甲厚 前面/側面/背面 (mm) | 最高 速度 (km/h) | 初期 重量 (t) | 本体価格 (クレジット) |
JPanther II | VIII | ドイツ | 駆逐戦車 | 1150 | 100/60/40 | 55 | 51.73 | 2,570,000 |
---|
武装
Tier | 名称 | 発射 速度 (rpm) | 弾種 | 平均 貫徹力 (mm) | 平均 攻撃力 | DPM (HP/分) | 精度 (m) | 照準 時間 (s) | 総弾数 | 弾薬費 (Cr/G) | 重量 (kg) | 俯 仰 角 | |
VIII | 8.8 cm Pak 43 L/71 | 11.00 | AP APCR HE | 203 237 44 | 220 190 270 | 2420 2090 2970 | 0.32 | 2.3 | 50 | 0 4000 10 0 | 2,562 | +15° -6.5° | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
VIII | 10.5 cm Pak L/52 | 7.77 | AP APCR HE | 215 265 60 | 310 260 420 | 2408 2020 3263 | 0.34 | 1.7 | 40 | 0 4000 10 0 | 3,000 | ||
X | 12.8 cm Pak 44 L/55 | 5.53 | AP APCR HE | 246 311 65 | 460 390 600 | 2543 2156 3318 | 0.35 | 2.3 | 30 | 0 4800 12 0 | 3,480 |
砲塔
Tier | 名称 | 装甲厚(mm) 前面/側面/背面 | 旋回速度(°/s) | 視界範囲(m) | 重量(kg) |
Jagdpanther II | - | 26 | 250 | - |
射界 | 左10° / 右10° |
---|
エンジン
Tier | 名称 | 馬力(hp) | 引火確率(%) | 重量(kg) |
VII | Maybach HL 210 TRM P30 | 650 | 20 | 850 |
---|---|---|---|---|
VIII | Maybach HL 230 TRM P30 | 700 | 20 | 1,200 |
履帯
Tier | 名称 | 積載量(t) | 旋回速度(°/s) | 重量(kg) |
VII | Jagdpanther II | 56.00 | 34 | 16,500 |
---|---|---|---|---|
VIII | Jagdpanther II verstärkteketten | 56.00 | 38 | 16,500 |
乗員
- Commander
- Driver
- Gunner
- Radio Operator
- Loader
派生車両
派生元:Jagdpanther
派生先:Jagdtiger
開発ツリー
JPanther | ━ | JPanther II 77,500 | ━ | 8.8 cm Pak 43 L/71 | ━ | 10.5 cm Pak L/52 16,800 | ━ | 12.8 cm Pak 44 L/55 63,000 | ━ | Jagdtiger 160,000 3,450,000 |
━ | Maybach HL 210 TRM P30 | ━ | Maybach HL 230 TRM P30 19,750 | |||||||
━ | Jagdpanther II | ━ | Jagdpanther II verstärkteketten 15,500 |
:必要経験値
:必要クレジット
解説
立ち回り方
ドイツのTier8駆逐戦車。
Jagdpantherの血をしっかり受け継ぎながらもさらなる進化を遂げている。元々高かった機動力はさらに強化されており、火力もFerdinandと同じ12.8 cm Pak 44 L/55を搭載可能でありながら装填速度で勝っている。
装甲は防盾回りが硬くなっているが車体装甲は相変わらず柔らかいので注意が必要だ。よって、この戦車は車体を隠すハルダウンを活用しよう。くれぐれも前に出すぎないように。車体がでかいので一気に削られる。
独駆逐はここからが本番である。気合いを入れて臨もう。
主砲
Jagdpantherから引き継げる8.8 cmと10.5 cmに加え、Ferdinandで猛威を振るった12.8 cm Pak 44 L/55を搭載可能である。2つの引き継ぎ砲は精度や照準速度は優秀なものの、駆逐戦車として欠かせない貫徹力や単発、DPMが最終砲に大きく劣っている。早急に最終砲に換装しよう。
- 12.8 cm Pak 44 L/55
通常弾は単発460、246mmの貫徹力で駆逐戦車に相応しい性能を持つ。同格駆逐戦車の中では単発、精度、DPMの総合力に秀でており高精度で高貫徹の砲弾を絶え間なく前線に供給できる。
特にDPMに関してはラマーを搭載すれば装填時間は10秒を切り、2つの食料の搭載でDPMは3000を超える。さらに本車はアップデートによりタングステン砲弾を使用できるためDPMの底上げも可能である。
また、課金弾は311mmと十分あるため格上重戦車にも余裕を持って対抗可能。
ただし、射界や俯角の狭さから射撃の自由度は前身やFerdinandほど高くない点に注意。
ちなみに同一の砲であるFerdinandものよりも装填速度が若干速くDPMで勝っており、わずかに照準時間も勝っている。
防御力
車体はPanther IIをそのまま流用しているが、強化されたあちらと対照的にバフ以前の装甲厚のため車体上部でも実質160mmと貫通の低い一部の格下の通常弾を運良く弾けるかどうか程度で基本的に頼れるものではない。さらに車体下部は110mmとマッチングする全ての敵戦車にはほぼ貫通されてしまうのを覚悟しておこう。
一方戦闘室は格上の駆逐も貫通不能な防盾とその周辺に大きく占められており正面装甲は範囲が狭い上に150mmと鋭い傾斜で実質280mmを誇るなど非常に堅牢である。さらにハルダウンを組み合わせることでこの防御力をより高めることができ、最大俯角では戦闘室正面装甲は340mmを超え、大抵の戦車砲の砲撃を無効化するだろう。平地でも車体を隠す障害物があれば十分前線での運用に耐えうるが、基本的にはハルダウンを軸として戦っていきたい。ちなみに、キューポラのような突起は当たり判定がない。
また、大型の車体と6,5度という微妙な俯角によりハルダウンができるポジションは限られ、地形選びがやや難しいためトレーニングルームなどで慣れておいた方が良いだろう。
側面は60~70mmと15榴だけでなくマッチングする多くの重戦車や駆逐戦車の榴弾が貫通するほか、背面に至っては35mmの箇所もあるなど非常に脆く、HPは1150と少なめということもあり無理は出来ない。
緊急時には射角ぎりぎり位のきつい豚飯を取れば同格重戦車の砲も弾けるかもしれない。ハルダウンする場所がないときに試してみるのも手だろう。
ハルダウンのコツ : スナイパーモードにした時、大体画面の半分が地面ならハルダウン出来ている証拠だ。是非覚えておこう。
なお、弾薬庫は履帯の上あたりと戦闘室後部の側面。
機動力
本車両の最大のウリである高い機動力は、加速こそSU-101に劣るが同Tier駆逐戦車の中では最高レベルであり陣地転換や重戦車の随伴などは容易に行える。
加速力、最高速共に優秀であるが、中でも飛び抜けているのが車体旋回速度である。履帯開発をするとなんと毎秒39°に達し、NDKに非常に対処しやすい。
総評
本車両は駆逐戦車としてはトップレベルの機動力を有し、強力な火砲を搭載できる。しかしながら脆い装甲と隠蔽率の悪さで発見と同時に手痛いダメージをくらいやすい。これまで通り味方戦車に追従し、火力支援しつつ敵戦車を撃破し、残り少なくなったor敵戦車が陣地占領を始めた時などは持ち前の火力と機動力を存分に発揮してほしい。
Ferdinandとの違い
- 装甲:車体はFerdinandの圧勝。一方で、戦闘室はJagdpanther IIの方が上。市街地戦ならばFerdinandに軍配が上がるが、ハルダウンさえできればJagdpanther IIの方が総合的に見て弾を弾けるだろう。HPはFerdinandの方が300ほど高い。
- 砲性能:Jagdpanther IIの方が装填時間が約1秒早いがFerdinandの方が俯角や射角に優れる。どちらも差は小さいため誤差レベルであると言える。
- 機動性:Jagdpanther IIの圧勝。
特徴
長所
- 貫徹力、DPM、精度の3拍子揃った優れた砲性能
- 優れた機動力
- 硬い戦闘室前面装甲
- 高姿勢故にハルダウン可能な場所もある
- 前身同様ラムアタックが強力
- タングステン砲弾を使用可能
短所
- 左右10度とやや狭めの射界
- 俯角が-6.5度と少し低め
- 高姿勢故にちょっとした起伏では車体がハミ出す
- 開発先のJagdtigerよりも低い隠蔽率
- 同格以上には最早役に立たない車体正面装甲
- 異常に柔い側面装甲
初期の研究
- 何はともあれ砲を開発しよう
- 後から実装されたため、先にドイツルートをいろいろ開発していた人なら開発は履帯のみとなる
歴史背景
1944年11月14日、クルップ社は前線で使用している全装甲車両の火力向上、兵装改修案の研究成果をいくつか報告した。
その中でパンター系列では、
・パンター戦車へ無改造での8.8 cm Kw.K. L43/71への換装
・ヤクトパンターの12.8 cm Pak 80L/55への換装
上記の研究成果を提案した。
当車両はそのヤクトパンターの兵装改修(改造)案、11月17日付の設計図番号No.Hln-E143である。
その名前からパンター II台車利用と勘違いされがちだがこれは誤りで、実際は前線の車両の兵装換装案の一つである。
ベースはパンター、ヤクトパンターと同じ車体を想定、製造も新規ではなく既存車両の改造案である。
ヤクトパンターより強力な対戦車砲である12.8 cm(JagdTigerと同じもの)へ換装する為戦闘室を後方へ移動した点などが外観上目を引く。
提案時既に8.8 cm PaK 43連装式装填装置(5発装填)を開発中であり、拡大型の12.8 cm PaK 44連装装填装置(3発装填)も開発直前だった事から、改修になった場合は時期に拠ってはこちらを搭載した可能性もある。
8.8 cmタイプ半自動装填装置は1945年2月8日にクルップ社で2門分の装填ドラムの完成が報告。
2月20日には少なくとも1門分がヒーラスレーベン射撃試験場へ射撃テストの為搬入。もう1門分は車載テストの為JagdPantherへ装備改造に着手とされている。
この装填装置は高射砲で有名なFlak40に用いられた装填を補助するタイプ(装填補助のみ)とは異なる機械式装填装置で、既存の砲を改造する事で装備可能だった。
装填機構は排莢と再装填がすべて自動化された物で、砲弾も砲弾装填トレーへ弾薬継ぎ足しが可能。
これにより8.8 cmタイプは毎分40発という驚異的な発射速度を備えており、さらに弾薬供給機構をすべて自動化する装置も合わせて研究されていた。
しかし現実は度重なる空襲で国内の製造、流通は既に麻痺しつつあり前線では慢性的に装甲兵力が不足しており、改修する為にまとまった車両を引き上げることは困難だった。
改造に必要な主砲はJagdTigerへ優先供給されていたが、その分すら需要を満たせず8.8 cmタイプが研究される状況下であり、改修に必要な100 mm圧延装甲板も入手の目処は立たない。
主砲を換装するには戦闘室を後方に移動、駆動系を前方に移動させるなど大規模な改修が必要で、重量増加(51t想定)による機動性低下も問題視され当面は現行のヤクトパンターで十分であると判断された。提案は最終的に却下されたとされ、結局改造は1台もされず、本計画は幻で終わっている。
*1945/1/23にベルリンで行われた戦車委員会の議題にはパンター8.8 cm化改修案の研究継続中の議事録は
残っているが(ベンツ社で研究中とあるのであるいは試作に取り掛かった可能性はある)ヤクトパンターの改修案は残っていない為、案が放棄されたのは1944/11/14~1945/1/23までのどこかではあるが、その正確な日付ははっきりしていない。
仮に車体の引き上げと改修の準備がされたとしても、1945年2月の時点で圧延鋼板製造は壊滅、1945年3月の段階ではエッセンで製造していた12.8 cm砲の供給も停滞し、ヒトラーが(JagdTiger用の)代替砲を探す様に直接命令するなど資材の供給が逼迫、不可能な状況下で運用実績の無い改造を貴重な実用車両を用いて行えた余力が有ったかと言うと正直難しい現実がある。
参考文献
パンター戦車、ティーガー戦車、重駆逐戦車、ドイツ国防軍の対戦車砲1939-1945(大日本絵画)
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