Tier 7 多国籍 中戦車 M4/FL10
多国籍のTier7プレミアム中戦車。
史実では、M4(アメリカ)の車体にAMX 13(フランス)の砲塔を乗せた車両として、フランスがエジプト軍に輸出した戦車である。第二次中東戦争(スエズ危機/1956年)と第三次中東戦争(6日間戦争/1967年)で実戦配備された。
ゲーム的には、WoTB初の自動再装填砲(オートリローダー砲)搭載車輌。そのうえ、連射間隔1.33秒で単発160を3発(1弾倉)撃ち切ることができるため、火力面で他の戦車にはない特徴を持つ。
ただし、オート(リ)ローダーの宿命で他よりも貫通力が控えめに設定されているため、ティア8の重戦車などには苦戦を強いられるだろう。（現在は砲弾調整がバフされるなどして多少マシになった）
この車両の購入を検討している初心者の方へ
豚飯などの車両テクニックやマップ、味方の構成など基本的なことを把握できていないうちはこの車両を購入することをおすすめしない。
なぜなら購入(課金)したからといって勝ちやすくなるわけではないため、自分も勝てずにイライラするし、味方にも迷惑をかけてしまう。
購入するときはこの癖が多いこの車両が自分にとってふさわしいか、使いこなせるか否かをよく考えよう。
直近90日の平均勝率：50.9%(使用者15,000人中)(2025年5月11日現在、BlitzKit調べ、ver11.8.0)
※平均勝率は参考数値であり、その車両の絶対的な強さを示すものではありません。
直近90日の平均勝率：51.25%(2023年9月7日現在、ver10.1.5)
※平均勝率は参考数値であり、その車両の絶対的な強さを示すものではありません。
基本性能(v6.1.0)
| 車体 | Tier | 国籍 | タイプ | 耐久値 (HP) | 車体装甲厚 前面/側面/背面 (mm) | 最高 速度 (km/h) | 初期 重量 (t) | 本体価格 (クレジット) |
| M4/FL10 | VII | 多籍 | 中戦車 | 1250 | 76/40/40 | 52/20 | 28.21 | 1,040,000  |
|---|
武装
自動再装填砲
| Tier | 名称 | 連射間隔(s) | 各装填時間(s) | 弾種 | 平均貫通力(mm) | 平均 攻撃力 | 弾倉合計攻撃力 | 精度(m) | 照準速度(s) | 弾倉/総弾数 | 弾薬費(Cr/G) | 重量(kg) | 俯仰角 |
| 残弾数 | |||||||||||||
| VII | 75 mm SA50B | 1.33 | 4.5/4.0/3.5 (計:12) | AP APCR HE | 144 202 38 | 160 135 175 | 480 405 525 | 0.36 | 1.9 | 3/48 | 109 2800 7 98 | - | +8° -6° |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 0/1/2 |
砲塔
| Tier | 名称 | 装甲厚(mm) 前面/側面/背面 | 旋回速度(°/s) | 視界範囲(m) | 重量(kg) |
| VII | M4/FL10 | 76/30/20 | 46 | 255 | - |
|---|
| 射界 | 全周 |
|---|
エンジン
| Tier | 名称 | 馬力(hp) | 引火確率(%) | 重量(kg) |
| VII | GMS 6046B | 450 | 15 | - |
|---|
履帯
| Tier | 名称 | 積載量(t) | 旋回速度(°/s) | 重量(kg) |
| VII | M4/FL10 | 34.50 | 50 | - |
|---|
乗員
- Commander
- Driver
- Gunner
- Radio Operator
派生車両
派生元:なし / なし
派生先:なし / なし
解説
概要
World of Tanks Blitz では、弾倉自動再装填システム(オートリローダー)を使用する初めての車輌となった。オートリローダーに関する詳しい説明は、別ページを参照されたし。この砲はたったの2.6秒(1発につき1.3秒)で3発を打ち切り敵に480ダメージを与えられる。単発160ダメージのオート(リ)ローダー車でこれ以上発射間隔の速い戦車は、あのChi-Ri(2.0秒)しかいない。是非とも長所として活かしていきたいところ。
なおオートリローダーは弾倉内の残弾が多いほど装填時間が早くなるが、2発残して一発ずつ打ち込むよりも三発すべて撃ち切って一発ずつ打ち込む方がDPMが高いので気をつけよう。（ゲーム内表示のDPMはM4/FL10の場合はこの弾倉を空にしたときのＤＰＭを表している）
装甲
M4の車体にFL10砲塔。見た目通りの薄さである。複雑な形状の砲塔や76mmの正面装甲は、角度次第では狙いの甘い弾を弾く事もあるが基本的には頼れたものではない。シャーマン車体由来の劣悪な隠蔽率もあり、防御には期待できない車両である。撃たれないように立ち回り、同格の中でも比較的豊富なHPをダメージ交換の為に温存しよう。幸い、砲塔が小さい為ハルダウンする事で被弾面積を大きく減らす事ができる。
モジュール配置
車体前方下部にトランスミッション、その裏(車体右)と砲塔基部の真下(履帯裏)、砲塔背部に弾薬庫、車体後部にエンジンと燃料タンクが配置されている。
主砲
単発160の三連オートリローダー。本車輛最大の特徴にして最大の強みである。
単発こそ低いものの、3発の弾倉火力で見れば480と一部の重戦車や駆逐戦車をも凌ぐ瞬間火力を有する。たったの2.6秒で全弾叩き込むことができ、ダメージ交換において圧倒的優位に立てる。撃ち切ったあとの装填時間もリローダーとしては格別に短く、三発全て溜めても11秒前後と同格オートローダーと遜色のない時間で済むため、継戦能力に支障はない。
むしろ打ち切り後の初弾の装填が4秒であることを鑑みると、7秒程度で4発叩き込むローダーであると見做すこともできよう。敵がどれだけ隙を晒していても三発打ち切れば一度下がらざるを得なかったチリ等他の同格ローダーと比べれば、締めのもう一発を自前で用意できるのは大きな差別化ポイントだ。
一方的に殴れる状況での集中投射にも、睨み合う状況での散発的な攻撃が必要な局面にも柔軟に対応できるだろう。精度と拡散も優秀で、移動撃ちだろうと狙った場所に素直に当たってくれる。
一方で通常弾、課金弾共に貫徹力は低く、同格重戦車ですら真正面から相手取っていい車両ではない。
更に、AMX砲塔を採用した弊害で仰俯角がほとんど取れない（+8/-6）。俯角6度程度であれば他の戦車で慣れる機会もあろうが、仰角8度というのは大変深刻で、少しの下り坂でもまともに正面にの相手を打つことは叶わず、ちょっとでも打ち下ろしの形を取られようものなら一方的に滅多撃ちにされてしまう。
本来紙装甲の唯一の味方であるべきなだらかな丘を挟んだ戦いなどにはめっぽう弱く、撃てる状況を多彩に見出せる戦車ではない。
機動性
最高速こそ中戦車の平均を確保しているが、出力重量比が悪く、出足も遅ければ登り坂でも相当な失速がある。通常の移動や陣地転換には困らない機動力だが、低い隠蔽率もあり丘取り合戦や裏取り、陽動などには不向きである。特にこのtier帯には高機動な車輛が多いため要注意。インファイトになると地味に遅い砲塔旋回速度が仇となるだろう。
総論
出足は鈍重で隠蔽率も悪く、まともに弾ける装甲もなければ貫徹力もない。そんな中でも唯一光る火力を強みに活路を見出すという点ではChi-Riとの共通点を多分に持つ車両である。むしろ仰俯角を取られ射撃自由度すら奪われた代わりにオートリローダーの柔軟な火力投射量を得た本車は彼方をさらにピーキーに尖らせた仕上がりになっている。
前線から付かず離れずの距離をとり、貫通可能な相手に瞬間火力を適切にぶつける技量を必要とする大変難しい戦車であるが、使いこなせた時の爆発力は目を見張るものがあり、この車両ならではの醍醐味があるだろう。
特徴
長所
- 被弾面積の小さい砲塔
- リローダーの発射間隔が非常に短い(発射間隔はなんと1.3秒、打ち切りには2.6秒しかかからない)
- オートリローダーにしては全弾打ち切り後のDPMもそこそこ高い
- 良好な砲精度と照準時間
- 良好な最高速度
- 多めのHP
- そこそこ優秀なクレジット係数（140%)
短所
- 薄めの装甲
- 悪い加速性能
- APCRでも202mmという低い貫通力
- 車体がシャーマンなので車高が高く、隠蔽が低い
- 揺動砲塔による劣悪な仰俯角
歴史背景
コメント
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ツリー化、枝化とは？
- コメント1 -- 2018-09-28 (土) 6:00:00
- コメント1に関連したコメント2 -- 2018-09-28 (土) 7:00:00
- コメント1に関連したコメント3 -- 2018-09-28 (土) 8:00:00
- コメント3に関連したコメント4 -- 2018-09-28 (土) 9:00:00
上のように、関連するコメントを子要素にすることを「ツリー化」「枝化」などと言います。
この「ツリー化」を行わないと、どのコメントに対する意見なのか分かりにくくなることがあり、混乱を招くため、必ず関連するコメントをするときは「ツリー化」を行ってください。
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