Strv K

Last-modified: 2024-04-06 (土) 10:00:38

Tier 10 スウェーデン(パンユーロ)重戦車Strv K

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伝説迷彩「威風のコヌング」
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価格は6,500 gda.png
適用中は車両名が「Strv K Konung」となる。
 

2022年のスノーグローブでの目玉車輛。
史実では車体しか完成しなかったKranvagnに、実際にスウェーデンへ導入されたCenturion(Strv 101)の砲塔を搭載している。

 

基本性能(v10.6.0)

※以下の数値は最終装備、搭乗員100%時の数値

車両名Tier国籍タイプ耐久値
(hp)
車体装甲厚
前面/側面/背面
(mm)
最高
速度
(m/秒)
重量
(t)
超信地
旋回
射界
(度)
隠蔽率
静止中/移動時/発砲時
(%)
本体価格
(クレジット)
Strv KXパンユーロ(スウェーデン)重戦車2300100/80/5047/1642.13不可全周32/28/70,000,000cra.png
 

主砲

Tier名称装填時間
(秒)
発射速度
(発/分)
弾種平均
ダメージ
(hp)
平均貫通力
(mm)
DPM
(hp/分)
弾速
(m/秒)
着弾分布
(m)
照準時間
(秒)
仰俯角
(度)
総弾数
X10,5 cm kan strv K L/527.198.34AP
APCR
HE
350
300
440
252
310
53
2920
2503
3671
980
1120
870
0.3361.64+20°/-9°56
 

※「着弾分布」:100mでの着弾分布。
※「照準時間」:照準円が最大まで広がった状態から、3分の1の大きさへ収束するまでにかかる時間。ゲーム内では最小の大きさへ収束するまでにかかる時間が表示されています。

 

砲塔

Tier名称装甲厚
前面/側面/背面
(mm)
旋回速度
(度/秒)
視認範囲
(m)
XStrv K210/86/5033.38250
 

エンジン

Tier名称出力
(馬力)
XAVS-1195A720
 

履帯

Tier名称旋回速度
(度/秒)
XStridsvagn KRV31.29
 

解説

スウェーデンのTier10コレクター車輛。カテゴリー上では重戦車だが、手数型の主砲や中戦車並みの機動性など、その特性はほぼ中戦車である。

車体

Kranvagnのシャーシであり、100mmの楔形装甲という数値もそのままである。
傾斜を加味して275~285mmと十分な実質装甲厚を持つが、標準化が強く作用するAP弾では230~240mm相当に落ちてしまうため、平地では頼ることは出来ない。ただし、強制跳弾角度近くの傾斜角を利用し、下部さえ隠すことが出来たなら、わずかな傾斜で強制跳弾にすることも狙える。残念ながら、HEATには効果が薄いことから鉄壁にはならず、油断は禁物である。
車体下部は実質165mmと明確な弱点であり、面積も広い。隠すことを徹底しよう。

側面は80mmの垂直装甲と最低限しかない。加えて、ターレットリングがはみ出ていることもあり、積極的な豚飯は不可能である。

 

砲塔

Centurion 7/1と同じタイプで分厚い防盾に覆われているが、天板や防盾脇の緩い箇所など弱点もそのままである。
砲塔正面は大型の防盾が大半を占め、240mmの空間装甲と252mmの本装甲が重なり*1、実質600mm以上の極めて強固な防御力を誇る。
防盾脇は傾斜が緩いうえに124mmしかなく、防御力もほぼそのままとかなり貧弱。センチュリオンシリーズがアップデートで増厚されている*2ことを考えるとティアが上がってカテゴリが重戦車になっているにもかかわらず、ティア不相応な防御力であると言わざるを得ない*3。もっとも、範囲自体はそれほど広くないため、相手と十分な距離を保ちつつ、ハルダウンを行えば易々とは当たらない。
天板は96mmに鋭い傾斜でAP系では強制跳弾となるが、撃ち下ろされると容易に貫通するほか、実質装甲厚は280mmとHEATならば貫通が十分狙える。
キューポラは大きめで132mm厚と弱点である。
ただし、天板やキューポラはハルダウンでほぼ抜かれなくなるため、基本的には地形を味方にしながら戦おう。

 

主砲

  • 10,5 cm kan strv K L/52
    史実で搭載予定だったCenturion Mk.10の主砲。ゲーム内ではCenturion Mk. 7/1の最終砲*4と同一である。
    しかし、スペックではMk. 7/1のものを凌駕し、弾種構成もAP/APCR/HEに変更されている。
    単発火力は350ダメージと同格重戦車の単発砲ではワーストの低さだが、DPMは最大で3324と非常に高く、重戦車ではトップの数値を誇る。典型的な手数型の主砲で撃ち続けられる立ち回りが求められる。
    貫通力は通常弾が252mmと良好だが、課金弾が310mmと不足気味。APCRは空間装甲や障害物に強いものの、砲弾調整の伸びが悪く、強化しても326mmにしかならないため、装填棒の搭載で得意分野を伸ばした方が良いだろう。
    一方で照準速度や精度は優秀でプレイヤーの技量に十分に応えてくれるものとなっている。ただ、砲拡散は口径に比してやや悪いほか、APの弾速があまり速くない*5ことに注意が必要。
    榴弾はHESHではなく、通常のHEとなっており、貫通力も53mmと標準的なものである。
    俯角は9°と十分取れるため、ハルダウンとの相性も良好である。
 

機動性

Kranvagnの車体でありながら、エンジン出力は720hpに強化されている。
最高速は47km/h、出力重量比も最大で18.91と中戦車に匹敵し、重戦車としては抜群の機動性を持つ。
初動の通行料や陣地転換はもちろん、中戦車の随伴や側背面を取るなどのメインの仕事をこなすだけの十分な数値があり、中戦車のように扱えるだろう。
ただし、車重は42tほどと重戦車の中では比較的軽いためラムアタックには注意しよう。

 

立ち回り方

初動はMTに合わせるのがおすすめ
中盤以降は敵HTの側面を突くようにして火力を最大限に発揮しよう
MTの立ち回りに固執せず、時にはHTとして前線を張ることも必要だ

 

総論

中戦車の機動力や砲性能や装甲と、重戦車の高いヘルスを組み合わせたハイブリッド戦車といえる

 

特徴

長所

  • 強固な防盾
  • 重戦車としては非常に高いDPM
  • 優秀な照準速度
  • 重戦車としては優秀な機動性
  • 交戦用スタビライザー搭載
     

短所

  • あまり頼れない車体装甲
  • 弱点の多い砲塔
  • 低い単発火力
  • 低めの課金弾貫通力
  • 超信地旋回不可
     

歴史背景

公式ホームページより
1950年代の中盤、スウェーデンはイギリスからCenturion Mk. 3戦車を購入。同時期に独自のKVRシリーズの開発を続けていたスウェーデンは、完成していたKRVの車体とCenturion Mk. 10の砲塔を組み合わせることを決定しました。この車輌の製造は1959年の6月に実施されましたが、製造費用が高すぎるとの結論に達しました。プロジェクトは中止され、スウェーデンは引き続きイギリスから車輌を購入することになりました。

詳細 本家Wikiより

スウェーデンではStrv m/42に代わる車輌として105mm級の主砲を搭載した戦車が計画されたが、予備案として外国製戦車を輸入する案が存在した。その中で有力視されたのがイギリスのCenturionだったが、朝鮮戦争に伴う軍拡により、当初はスウェーデンへ売却できるだけの余力がなかったのである。
1950年後半以降、待ちかねたスウェーデンはフランスに接近。1951年1月に、王立陸軍兵器局(KATF)はフランスのAMX M4 (後のAMX 50) の情報を入手し、7月にはAMX 13の情報を取得すると、両戦車はスウェーデンの戦車製造に大きな影響を与えた。フランス戦車の研究後、1951年9月には新型戦車EMILが設計されたが、1年後には大幅に設計し直された。重量は28トンから41.8トンに増加し、120 mm砲の代わりに105 mmおよび150 mm砲が採用され、戦車のサイズも増加するなど、要求が肥大化していった。
その後、朝鮮戦争が収束した事でイギリスはCenturionの売却をスウェーデンに提案。当初はAMX 13の輸入を検討していたスウェーデンは、輸入コストを比較してCenturion Mk.III(Strv 81)を80両購入し、KRVまでの繋ぎとして当初は想定していた。
しかし、いざテストしてみると最高速度が35km/hと遅いものの、スウェーデン特有の険しい地形や豪雪地でもChurchill譲りの優秀な走破性を発揮し、20ポンド砲の火力は充分なものだったほか、居住性にも秀でているなど、スウェーデン陸軍を満足させる結果になった。初期購入分での運用試験の成功により、スウェーデンは直ちにCenturionの追加発注を模索。1956年にKRVと改称されたEMIL計画は、ボフォース社が担当していた砲塔・兵装開発において深刻な問題が発生しており、開発の長期化が見込まれた為、急ピッチで機甲戦力を揃えたい軍部はCenturionの配備数を増やす方向に舵を切ったのである。
1958年にはランツヴェルク社が担当していたKRVの試作車体の試験は成功するも、依然として砲塔や兵装は完成しておらず、同年5月2日に行われた会議ではイギリス・アメリカ・ドイツから戦車を購入またはライセンス生産する計画が議論され、さらにKRVの代替案として新たに自国製戦車Strv Sが提案された。

実質的には優先度が落とされてしまったKRVだが、王立陸軍兵器局(KATF)はKRV計画に既に多くのリソースを投入していた為、開発中止には否定的だった。その間、イギリスから新型のCenturion Mk.10の情報が届き、スウェーデンが購入できる状況になった。しかし、この新型のCenturionの欠点だった最高速度の低さが解消されていなかった為、ランツヴェルク社が試作した機動性に秀でたKRVの車体にCenturionの砲塔を用いる折衷案が計画された。これがStrv Kと命名され、同車輌の開発は1959年6月半ばに開始された。砲塔リングはKRVの方が大型である為、Centurion砲塔に合わせて調整する必要があった。
この計画の長所と短所を比較検討した結果、スウェーデン軍はStrv Kを不採用にした。というのも新型Centurionを購入する方がこのハイブリッド車輌を製造するより単純で手間が少なく、後者はCenturion Mk.10より1.5倍も高額になる事が想定されたからである。
試作車2台分のKRVの車体は、1台はStrv 103のコンセプト検証試験に使用され、もう1台は重自走砲Bkan 1の試作車へ転用され、いずれも現在はアーセナレン博物館へ収蔵されている。

 

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*1 参照元のarmor inspectorは空間装甲モジュールが一部しか表示されていないが、恐らくは正しく反映されていないと思われるため、空間装甲が防盾全体を覆ったものとして記述している
*2 Centurion7/1が178mm、Centurionが175mm
*3 どちらにせよ貫通されるなら、薄かろうが関係ないと割り切った見方も出来るが
*4 もっぱら、正確にはこの型はMk.9と呼ばれる
*5 980m/s