Type 59

Last-modified: 2025-12-20 (土) 22:39:40


Tier 8 中国 中戦車 Type 59 / 59式中戦車

Type59_PBR.jpg
 
伝説迷彩「鼎」
(かなえ) *1
Ding.jpg
Ding_.jpg
1,450 gda.pngで購入可能。
適用中は車両名が「Type 59 Ding」となる。

Dingは(恐らく)鼎の英語表記*2。同じ綴りで「鐘を鳴らす」「鐘の鳴る音」等を意味する英単語とは(恐らく)関係はない。

叩いたり被弾したりしたら凄くイイ音のしそうな砲塔デザインではあるが、
鼎は食品を煮る器具から発展した祭具であり、叩いて鳴らすようなものではない*3*4
 

伝説迷彩 「天空の青龍」
Qinglong_PBR.jpg
Qinglong_PBR_.jpg
価格は0,000gda.png
適応中は車両名が「Type59 Qinglong」となる。
 
オファー画像↓
迷惑.jpg
迷惑「天空の青龍」
これはひどい Loweかよ
専用迷彩 「デジタル フットプリント」
Type59 rightside.jpg
Type59 leftside.jpg
Type59 backside.jpg
価格は0,000gda.png
常時ゴールドで購入可能。現在運用されている中国軍車両に影響を受けて作られたとか。
伝説迷彩ではなくレア迷彩であり、車両名も変化しない。
 
PBR以前
59_garage.jpg
type59ding.jpg
Qinglong.jpg
Qinglong_.jpg
過去の入手方法
  • 2015年12月18日から翌年1月4日までの期間限定販売されていた。
    値段は6000円か、ボーナス付きの8400円。
  • コンテストの景品
  • BLITZ FAIRにてオークション、チェストの商品として入手可能だった。
  • 2022年10月の後半に再販されている。
 

中国のTier8プレミアム中戦車。通称:59式戦車。
1950年代、中ソが蜜月関係であった頃にソ連の技術指導の元、中国でライセンス生産されたT-54である。その為一目で見るとT-54(1953年型)にそっくりであるが、各部の性能が異なる。ちなみに中ソの良好な関係は’60年代に終わりを迎え、対立していくことになる。

Tier9のWZ-120は史実的に本車と同一の車輌であり、Tier9の方は59式戦車(後期型)とのことである。

 
車両性能に関する変更点
v11.3車輌 HP: 1,300 ポイント → 1,370 ポイント
装填時間: 9.40 秒 → 8.92 秒
以下の部位の装甲厚を変更
 ・車体上部: 100 mm → 112 mm
 ・車体側面: 80 mm → 87 mm
固有メカニズム「クイック発見解除」を追加
この車両の購入を検討している初心者の方へ

まだ豚飯、ハルダウン、マップ、味方や敵の構成、などの把握ができていない方はそもそもTier8車両(戦場)はオススメしない。自分も勝てずにイライラする上に、味方にも迷惑をかけてしまう。まずは低Tierで腕を磨き、基本的なプレイができるようになってから高Tier車両に乗れば、より楽しい戦車ライフがあなたを待っているだろう。

 

直近90日の平均勝率:53.9%(使用者14,000人中)(2025年5月11日現在、BlitzKit調べ、ver11.8.0)
※平均勝率は参考数値であり、その車両の絶対的な強さを示すものではありません。

過去の統計

直近90日の平均勝率:53.26%(2023年8月30日現在、ver10.1.5)

基本性能(v11.4.0)

車体Tier国籍タイプ耐久値
(HP)
車体装甲厚
前面/側面/背面
(mm)
最高速度
前進/後退
(km/h)
初期
重量
(t)
本体価格
(ゴールド)
Type 59VIII中国中戦車1300112/87/4556/2036.00,000 gda.png
 
実用出力重量比(hp/t)18.20
 

武装

Tier名称発射
速度
(rpm)
弾種平均
貫徹力
(mm)
平均
攻撃力
DPM
(HP/分)
精度
(m)
照準
時間
(s)
総弾数弾薬費
(Cr/G)
重量
(kg)


VIII100 mm Type 596.73AP
APCR
HE
181
241
50
280
240
350
1884
1615
2355
0.3742.4340 cra.png
3600 cra.png 9 gda.png
0 cra.png
2,257+20°
-7°
 

砲塔

Tier名称装甲厚(mm)
前面/側面/背面
旋回速度(°/s)視界範囲(m)重量(kg)
VIIIType 59197/150/5743.82608,500
 
射界全周
 

エンジン

Tier名称馬力(hp)引火確率(%)重量(kg)
VIIINORINCO 12150L52012750
 

履帯

Tier名称積載量(t)旋回速度(°/s)重量(kg)
VIIIType 5939.8048.07,700
 

乗員

  1. Commander
  2. Driver
  3. Gunner
  4. Radio Operator
  5. Loader

派生車両

派生元:なし
派生先:なし
関連車両:59-Patton,WZ-120,T-54


解説

中国のtier8コレクター課金戦車。
T-54に似通った性能により、Blitzでも比較的癖の少ない良好な戦闘力を保持している。かつては強靭な装甲などで猛威を振るっていたいた上級者御用達の車両だったが、周囲の戦車の性能が向上した今は落ち着いている。

 

装甲

  • 砲塔
    砲塔はこのTierにしては破格の装甲を有している。後述する防盾脇やキューポラ以外のほとんどは300mm以上確保されているため、ハルダウンがしっかり決まれば格上MTが相手でも有利にダメージ交換を進めることさえ可能。
    また、T-54系統の中では優秀な俯角により、硬い砲塔装甲を生かしやすいことも明確な長所と言えるだろう。T-54よりも200mm厚の範囲が若干狭いが、Tierの差を鑑みれば問題にはならない。
    ただ、おわん型砲塔にありがちな防盾脇の弱点は220mmほどであり、ここは明確な弱点となっている。また左右のキューポラも弱点であり、それぞれ170mm~200mmほどで貫通が可能なため注意が必要である。しかしどちらの弱点も範囲はかなり狭く、俯角を使ったハルダウンを行ったり、ハルダウン中でもこまめに前後運動を行えば、そう簡単に貫通されることはないだろう。
     
  • 車体
    T-54譲りの形状により前面は被弾経始に優れているが、T-54よりも減厚されている。しかし、それでも傾斜込みで225mm、AP弾の標準化を考慮しても実質196mmほどは確保されており、同格でも低貫通な車両の通常弾であれば跳弾することが可能である。ただ同格HT以上の貫通を持つ相手では通常弾でも簡単に貫通してくるうえ、課金弾を使われると同格車両はもちろんある程度の貫通を持った格下にも貫通されてしまうため、慢心は禁物である。
    車体下部の装甲は上部に比べると少し薄く、傾斜も上部よりやや緩くなっているため弱点となっている。ただそれでもAP弾の標準化を考慮して155mmほどと最低限の厚みは確保されており、格下の低貫通な通常弾であれば弾けないこともない。それでも弱点であることに変わりはないため、基本はここを隠すように運用しよう。
    幸い範囲はかなり狭く、ちょっとした起伏や障害物で簡単に隠すことができる。
    下部の厚さを利用した前面豚や昼飯は一部の低貫通組に極めて有効である。
    また同じType59を相手にする時は平地でも狭い車体下部しか貫通することができないため、落ち着いて狙うことができる状況でなければ素直に課金弾を使用しよう。
    側面には空間装甲などはないものの装甲厚は87mm確保されており、このティアのMTとしては非常に厚く、豚飯や昼飯が有効である。しかしターレットリングがはみ出しているため、豚飯中でも慢心せずこまめに動いたりすることを心掛けよう。その他の注意点としては側面に弾薬庫判定があり、中国車両特有の低いモジュール耐久値も相まって貫通された際に弾薬庫が誘爆してしまうこともザラにある。弾薬庫は車体の右側に集中しているため、余裕があるときは反対側を見せるようにして撃ちに行くといいかもしれない。
    背面は傾斜込みで49mmほどであり、100mm以上の口径の榴弾からは貫通されてしまうため、見せないように注意したい。
     
  • モジュール配置
    モジュール配置はT-34-2などとほぼ同一なのでそちらを参照。
     

主砲

  • 100mm Type 59
    史実でのT-54が搭載したD-10TGをライセンス生産したものである。貫通力は通常弾で181mm、課金弾は241mmと不足気味であり、同格のTiger2のようなカチカチHTや格上HTを相手にするときは物足りなさを感じるかもしれない。
    単発火力は通常弾で280とティア8MTとしては優秀な部類だが、装填が最短8.0秒とやや遅く、DPMは100mm砲を搭載している車輌の中でも低い部類になっている。同格中戦車全体で見てもお世辞にも高いとは言えない。
    Tier7の車両はDPMに性能を極振りしていることも多く、1対1での殴り合いは避けた方がよい。ただしその手の車両は貫通力が低いことも多く、前述の比較的強固な車体装甲によって完封勝利できることもある。それでも基本は高めの単発火力を活かした単発交換や、ハルダウンや豚飯などのテクニックを使ってDPMの低さをカバーする動きを心掛ける必要があるだろう。
    また精度や照準速度は悪く、弾速の遅さも相まって中距離以遠の戦闘ではかなり難儀するだろう。近距離でも砲塔装甲を活かし落ち着いてよく狙って撃つ事が求められる。
    一方で俯角はこの手の車両としては破格の7°もとることができ、T-54系統の中で1番地形適応能力が高いことに加えておわん型砲塔らしく砲塔旋回も比較的早く、砲塔旋回時の拡散も悪くないため強固な砲塔を活かすハルダウンとの相性は極めて良い。
    搭載弾数は34発と少なめである。DPMが低い為気にする必要はあまりないが、重戦車たちのHPバフによって試合が長引くとカツカツになる恐れがあるため留意しておこう。このことは転生等のイベントモードでも十分起こり得る。
 

機動性

重量に対してエンジンが馬力不足で、加速はややもっさりぎみである。スピードに乗るのに時間がかかるが、最高速度は優秀なので平地であれば陣地転換に困らない速度で走ることができる。登り坂を避けたり下り坂で加速したりすることでカバーしよう。
後退速度は20km/h確保されており、撃って下がる動きは得意な部類と言えるだろう。
地味な長所として履帯の性能が非常によく、不整地などに入ってもほかの車両ほど減速しないという特徴がある。
旋回性能は車体、砲塔ともに平均以上の数値が確保されている。T-54と同じく超信地旋回ができないが、大した問題にはならないだろう。

 

総評

コレクター車両としては無難な性能にまとまっており優秀な部類に入るが、それでも乗り手を選ぶ性能と度重なるWGのプレ車の強車両の実装によって微妙な立場に追い込まれてしまった。
突出した特徴こそ少ないが、防御力の高い同格中戦車の中ではトップクラスの装甲の隙のなさを誇る。
この満遍なくそこそこ硬い装甲による安定度の高いハルダウンでしっかり前線を構築しつつ単発交換を地道に続けるなど堅実な立ち回りに関しては抜群の安定感を発揮する。
その反面、低いDPMのせいで攻めのターンはやや苦手であり、あくまでも攻めよりも守りに秀でた戦車だと心に留め、堅実に運用していこう。
ただ相手が低貫通な格下であれば装甲を活かして強気に攻めることも可能。その時は周囲の敵味方の配置や後方に構えているかもしれない敵駆逐、ほかの車両の射線に十分注意しよう。
また、アップデートによって特殊スキル[クイック発見解除]がこの車両に与えられた。前線で撃ち合うことが多いこの車両にはさほど恩恵がないように感じるかもしれないが、側面を取りに行くときなどのスポット切りにかかる時間が低減されるなど大きな恩恵がある。使い方次第で相当に厄介なスキルになるので、上手く利用していこう。
あと、中国車両全般に言えることだが、弾薬庫を含めてモジュールがとても脆い。保護キットや拡張の防護システムの搭載は必須級である。

 

特徴

長所

  • 非常に堅牢な砲塔装甲
  • 中戦車としては高めの単発火力(280)
  • 中華戦車の割には大きくとれる俯角(-7°)
  • クレジット係数が高く、よく稼げる(180%)
  • 中戦車としてはかなり厚い側面装甲
  • 格下や一部同格車両には有効な車体装甲
  • 優秀な隠蔽率
  • クイック発見解除を持つ

短所

  • 弾薬庫をはじめとしたモジュールが損傷・破壊されやすい
  • 悪い照準速度と精度と弾速
  • 課金弾を使われると簡単に貫通されてしまう車体装甲
  • 出力重量比が低いため走り出しが遅い
  • DPMが低い
  • HP量も低い

歴史背景

type59.jpg
クリックして開く

wikipediaより(一部加筆)
59式戦車(59しきせんしゃ 59式主战坦克・WZ-120)は、ソビエト連邦の技術指導の元、1959年に中華人民共和国でライセンス生産されたT-54である。1980年代半ばまでに10,000輌以上が生産された。現在でも数多くの改修が行われながら5,000輌近くが中国人民解放軍で現役*5にあり、のちの全ての中国戦車の基礎となった*6。旧式化に伴い96式戦車や99式戦車との交代が進められている。ちなみに、あまりにも有名な1989年の天安門事件の写真に写っている戦車が本車両である。

その他の情報はWZ-120のページを参照。


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*1 中国古代の土器、あるいは青銅器。3本ないし4本の足(支柱)の生えた鍋のようなもの。
*2 中国語読み<dǐng/ディン>を取り入れたもの。ディングではない
*3 古代中国における銅製の鐘は「鐸(たく/さなき)」と呼ばれる。日本には弥生時代頃に伝来し銅鐸のルーツになったとされるが、本来の「鐸」は柄の先端に付けて鳴らす楽器であり、日本の銅鐸のように吊るすタイプは古代中国では「鐘」として区分されていた。
*4 余談だが、徒然草の第53段に宴会の余興に鼎を被った僧侶の話が登場する。衝撃的な結末なので興味がある方は読んでみて欲しい。
*5 いまも中国戦車部隊の数的主力を占めている
*6 そのため中国戦車の母と呼ばれていたりする