Tier 9 ソ連 中戦車 T-54(テー・ピヂッシャット・チィトゥィリ)
↑後期砲塔とD-54装備のT-54。通称62A砲。
↑後期砲塔とD10T2C装備のT-54。通称140砲
T-54の史実砲。
D-10T2C搭載仕様
D-54搭載仕様
価格は1,890
適用中は車両名が「T-54 Threat」となる。
D-10TはT-54の史実砲であり。これは1947年型である。
改良砲塔に比べて防御力が低い上に、最終砲を積めず脅威となりえないことが敵に容易にバレてしまうためこの状態では絶対に出撃してはいけない。
D-54搭載仕様
D-10T2C搭載仕様
T-44の車体を改良し、100mm砲を搭載した戦車。
史上最も量産された戦車であり、多数が東側諸国に供給またはライセンスされ、冷戦を通じて多くの紛争で用いられた。
直近90日の平均勝率:50.82%(2023年8月30日現在、ver10.1.5)
※平均勝率は参考数値であり、その車両の絶対的な強さを示すものではありません。
基本性能(v9.3.0)
車体 | Tier | 国籍 | タイプ | 耐久値 (HP) | 車体装甲厚 前面/側面/背面 (mm) | 最高 速度 (km/h) | 初期 重量 (t) | 本体価格 (クレジット) |
T-54 | IX | ソ連 | 中戦車 | 1500~1600 | 132/80/45 | 56 | 34.00 | 3,450,000 |
---|
武装
砲塔:T-54 mod. 1946
Tier | 名称 | 発射 速度 (rpm) | 弾種 | 平均 貫徹力 (mm) | 平均 攻撃力 | DPM (HP/分) | 精度 (m) | 照準 時間 (s) | 総弾数 | 弾薬費 (Cr/G) | 重量 (kg) | 俯 仰 角 | |
VII | 100 mm D10T | 6.51 | AP APCR HE | 175 235 50 | 280 240 350 | 1822 1562 2278 | 0.39 | 2.9 | 50 | 252 3600 9 252 | 2,257 | +20° -5° | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
VII | 100 mm LB-1 | 7.33 | AP APCR HE | 175 235 50 | 280 240 350 | 2052 1759 2565 | 0.35 | 2.3 | 50 | 252 3600 9 252 | 2,400 |
砲塔:T-54 mod. 1949
Tier | 名称 | 発射 速度 (rpm) | 弾種 | 平均 貫徹力 (mm) | 平均 攻撃力 | DPM (HP/分) | 精度 (m) | 照準 時間 (s) | 総弾数 | 弾薬費 (Cr/G) | 重量 (kg) | 俯 仰 角 | |
VII | 100 mm D10T | 6.76 | AP APCR HE | 175 235 50 | 280 240 350 | 1892 1622 2366 | 0.39 | 2.9 | 50 | 252 3600 9 252 | 2,257 | +20° -5° | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
VII | 100 mm LB-1 | 7.66 | AP APCR HE | 175 235 50 | 280 240 350 | 2144 1991 2681 | 0.35 | 2.3 | 50 | 252 3600 9 252 | 2,400 | ||
IX | 100 mm D-54 | 7.64 | AP HEAT HE | 219 270 50 | 310 260 420 | 2471 2073 3348 | 0.37 | 2.3 | 50 | 1230 4000 10 1170 | 2,557 | ||
IX | 100 mm D-10T2C | 8.00 | AP HEAT HE | 201 270 50 | 310 260 420 | 2587 2169 3504 | 0.35 | 2.3 | 50 | 1230 4000 10 1170 | 2,300 |
砲塔
Tier | 名称 | 装甲厚(mm) 前面/側面/背面 | 旋回速度(°/s) | 視界範囲(m) | 重量(kg) |
VIII | T-54 mod. 1946 | 200/108/65 | 48 | 260 | 7,500 |
---|---|---|---|---|---|
IX | T-54 mod. 1949 | 200/160/65 | 44 | 260 | 8,500 |
エンジン
Tier | 名称 | 馬力(hp) | 引火確率(%) | 重量(kg) |
IX | V-2-54 | 620 | 12 | 700 |
---|---|---|---|---|
IX | V-14 | 700 | 12 | 700 |
履帯
Tier | 名称 | 積載量(t) | 旋回速度(°/s) | 重量(kg) |
VIII | T-54 mod. 1946 | 39.80 | 46 | 7,700 |
---|---|---|---|---|
IX | T-54 mod. 1949 | 39.80 | 48 | 7,700 |
乗員
- Commander
- Driver
- Gunner
- Loader
- Loader
- Radio Operator
派生車両
派生元:T-44 / T-54 lightweight
派生先:T-62A / Object 140
開発ツリー
T-54 ltwt. | ━ | T-54 142,000 | ━ | 100 mm D10T mod. 1945 | ━ | 100 mm LB-1 23,880 | ━ | T-54 mod. 1949 29,430 | ┳ | 100 mm D-54 59,300 | ━ | T-62A 275,000 6,100,000 |
┗ | 100 mm D-10T2C 59,300 | ━ | Object 140 280,000 6,100,000 | |||||||||
━ | T-54 mod. 1946 | |||||||||||
T-44 | ━ | ━ | V-2-54 | ━ | V-14 34,000 | |||||||
━ | T-54 mod. 1946 | ━ | T-54 mod. 1949 29,500 |
:必要経験値
解説
ソ連のTier9中戦車。通称「手越」。
機動力・防御力が高水準な上、砲も扱いやすいものであるため人気の高い車両となっている。
以前は走攻守の全てが強いOP車両だったが、HEATの貫通力低下並びに砲塔装甲の再構成による弱体化が行われ、今のバランスのとれた性能に落ち着いた。
2つのTier10車両(T-62AとObject 140)に派生する今のところ唯一の車両であり、エリート化に要求される経験値量は全車両中最も多い。
車体
車体正面は上部240mm、下部200mmの防御性能を持ち、格下を相手にした時は安定した弾きを見せてくれる。ただし車高が低いため、近距離戦では打ち下ろしで傾斜が相殺され貫通されやすい。
側面は83mm装甲で優れた装甲配置を持ち、昼飯・豚飯も可能であるが、内部モジュールの多くが車体の右側に偏っており、非常に打たれ弱い。豚飯をする時は必要以上に右側面を晒さないよう立ち回ろう。
ver10.6.0にて車体上部が132mmから126mmへナーフされた。
砲塔
正面は傾斜した220mm装甲で、傾斜の緩い防盾脇は実質230mm前後と貫通が狙える部分となっているが、そこからちょっとでも狙いがズレると実質装甲圧は300mmを超え、非常に高い防御力を誇る。
弱点としては、左右のキューポラが150mm前後で格下でも貫通可能である。また、防楯脇なども同格課金弾であればそこそこ貫通出来る範囲が広がるので、過信し過ぎず弱点を狙われないよう前後左右運動はこまめにしよう。
ver10.6.0にて砲塔正面が220mmから232mmへ増厚された。
主砲
T-44から引き継げるLB-1は課金弾でも貫通力不足であるので、フリー経験値を用いて改良砲塔と最終砲を開発しよう。(軽戦車ルートから来た場合、LB-1も未開発のためフリーで飛ばす必要がある)
最終砲はD-10T2CとD-54の2種類から選択可能。どちらの砲も貫通力がそれ程高くなく単発火力も平均クラスであり同格MT中では控えめな性能である。マッチングする同格以上の戦車との単純な単発交換はできるだけ避けよう。
どちらも課金弾は貫通270mmのHEATでティア10を相手にすることを考えると、やや心もとない。貫通力不足をカバーできる程の、地形対応能力も軽戦車並の機動力もないので、上手に側背面を取る立ち回りを徹底するか、特にこだわりがなければ拡張パーツは貫通強化を選択するのが無難だろう。
- 100 mm D-10T2C
Object 140に繋がる砲。
良好な精度と、高いDPMを持つが、通常弾の貫通力は201mmと同格MT中最低であり、tier8のOP中戦車の砲塔や、Centurion 7/1の車体正面上部すらも安定して貫通できない。
かといって、正面きっての戦闘でHEATを多用すると、自慢のDPMがかなり悪化してしまう。DPMの利点を生かすためには弾が安定して抜ける相手と戦うことはもちろんのこと、弱点の把握と狙撃、裏取りや強襲によって相手の側面を撃つ等、あまり課金弾を使わない立ち回りをする必要がある。ちなみに、この砲は弾速が895m/sと、極めて遅い*1ので偏差射撃は大の苦手。なので、遠距離狙撃や速い敵を狙うときは注意しよう。
実は、誤差レベルだがD-10T2Cのほうが僅かに軽量なので、100 mm D-54使用時より機動力は良くなる。
優れた機動力と、DPMを立ち回りを活かした戦いを得意とするなら、こちらの砲が向いているだろう。
ver9.3で100mmD-54の分間火力がバフされ、この砲より高くなり、今この砲を使うのはナンセンスである。ver10.3にて単発が310→330と強化された。食糧2種+装填棒でDPM3135と殴り合いに強くなった。
- 100 mm D-54
T-62Aに繋がる砲。同じツリーのObject 84でも使うのでそちらからも開発できる。
APの貫徹力が219mm、弾速が1015m/sと、D-10T2Cで問題だった部分が大幅に改善されている代わりに、長所だった分間火力が低下。精度はやや悪化している。
また「Blitz Hangar」というサイトを見てもらえればわかるのだが、他にHEの弾速や砲塔旋回時の照準拡散は改善されつつ、通常弾APの距離減衰と射撃後の照準拡散は若干悪化している。
通常弾貫通力がある程度確保されている為D-10T2Cよりも前線運用はやりやすいが、素の単発火力が低いため相手の隙をついたり、自慢の車体装甲で弾きつつ一発当てるなどのテクニックが求められる。
一見すると通常弾貫通以外全てD-10T 2Cに劣っている為搭載非推奨の主砲に見えるが、実際にはD-10T2Cは劣悪過ぎる通常弾貫通力と弾速からカタログスペック以上に癖が強い。基本的にはこちらを搭載することを推奨。
機動性
加速・最高速度・旋回性能共に優秀で実に扱いやすく、50km/h前後まで軽々と加速する。偵察・ポジション確保・NDK・陣地転換など役割を遂行する上で何ら困ることはない。
総評
乗り出しは非常に苦労するが、最終状態では非常に扱いやすい戦車である。前線での戦闘力は同格MT中でもトップクラスであり、格下相手には隙の少ない重装甲で一方的に蹂躙することができる。
機動性が高く、隠蔽性も悪くない為、偵察もしやすい。
格上戦の場合、開幕は味方に視界を提供して観測ダメージを稼ぐと良いだろう。中盤以降は機動性を生かして、敵重戦車の側背面を取りDPMを発揮していきたい。
特徴
長所
- ある程度信用できる車体正面装甲
- 優れた機動力
- 走攻守のバランスが整っている
- MTにしては強固な砲塔
短所
- ローダー系を除く同格MT中最低の単発火力
- 低い通常弾貫徹力
- 故に金弾を使う場面が多く赤字になりがち
- 脆い弾薬庫
- 足りない俯角
- キューポラ、ほっぺたと無敵とまではいかない砲塔装甲
- T-44から開発した場合、フル改修までに205,980もの経験値を必要とする
初期の研究
- まずはフリー経験値を使用し、改良砲塔とどちらかの最終砲を早急に開発しよう。主砲は100 mm D-54ならObject 84でも開発可能。
- その後はエンジン→履帯の順に開発しよう、エンジンは前身のT-54 lightweightの他、SU-122-54でも開発できる。
歴史背景
T-54(テー・ピヂスャート・チトィーリェ)は、ソビエト連邦で開発された中戦車である。1946年にソビエト連邦軍に「中戦車T-54」(«средний танк Т-54»)という制式名称で採用され、1947年に量産型が完成した。
時代の流れとともに主力戦車として運用されるようになった。東側諸国をはじめ世界各国で運用され、数多くの実戦に投入された。
T-54は、第二次世界大戦中に開発されたT-44の発展型として設計された。T-44は先進的な車体設計を持つ一方、T-34-85と同等の85 mm砲しか装備できなかったため、その打撃力には不満があった。
そこで、次なるT-54ではT-44をベースに時代に合った100 mm砲を無理なく搭載できることが必要条件とされた。
主要な仮想敵は、ナチス・ドイツのパンター中戦車であるとされた。
1945年には、戦時中ウラル地方に疎開していたハリコフ設計局(現在のO・O・モローゾウ記念ハルキウ機械製造設計局、KhKBM)がウクライナのハリコフに戻り、その地で最初のT-54が製作された。この車輌は当初はT-44Vと呼ばれたが、すぐにT-54に改称された。
T-54 (1946年型)
完成されたT-54は、それまでのD-5Tに換えて砲塔にD-10 100 mmライフル砲を装備していた。また、この他に副武装としてフェンダー上の装甲函に遠隔操作式のSGMT 7.62 mm重機関銃2挺、主砲同軸のSGMT 7.62 mm重機関銃1挺、砲塔上部にDShK38 12.7 mm重機関銃1挺を搭載、4倍望遠のTSh-20照準器が装着されていた。
車体は前作T-44同様の車体上部とシャーシが一体の箱型車体を持つスタイルが踏襲された。車体前面上部装甲厚は、T-44の90 mmより強化され97 mmとなった。エンジンは、2段階切り替え式の回転機能を持つ520馬力のV-54が装備された。ピッチ幅の小さい覆帯は横幅500 mmで、90のトラックからなっており、シングルピンによって接続されていた。T-54では、試作に終わったT-43で試されT-44で実用化された大直径転輪とトーションバー・サスペンションとを組み合わせる方式を実用化しており、この点でそれまでの主力であったT-34とは大きく異なっていた。また、車体前後のサスペンションには油気圧式ダンパーが付けられ、急発進・停止時の車体の動揺を抑制していた。
他にも炭酸ガス半自動消火装置も採用され、また、MDSh煙幕発生装置が車体の後部区画外部に装備された。連絡手段として、無線装置10-RT-26や車輌間通信装置TPU-47が搭載された。
このT-54最初期型は、のちに以降の型と区別してT-54-1あるいは1946年型と呼ばれるようになった。砲塔装甲は最厚部で200 mm。歪んだ算盤の弾のような上下に窄まった形状で、結果的に下方全体に命中弾が砲塔リングや車体上部に誘引されるショットトラップがあり、後のドーム型とは印象を異にするものであった。
T-54(1949年型)
1948年に完成された最初の発展型における最大の変更点は砲塔形状であった。IS-3の砲塔を参考に設計された新型砲塔は半円球から後部下部が削り取られたような形状をしており、後部のせり上がったショットトラップだけが原型を留めていた。左右フェンダー上の2挺の機銃は廃止され、T-44同様に車体前方に空けられた小穴から発射される固定機銃SGMT重機関銃1挺が装備され、覆帯幅は580 mmに拡張された。重量軽減のため、車体前面装甲は120 mmから100 mmに減ぜられた。
この派生型は、T-54-2もしくは「1948年型」と呼ばれ、先行生産された。
T-54(1951年型、1953年型)
初期のT-54の完成型が、1952年に生産開始されたこのタイプであった。T-54-3とも呼ばれ、砲塔後部にショットトラップを残した1951年型と、それを無くして後の標準的な形状が完成した1953年型がある。単にT-54と言う場合は後者を指していることが多い。
このタイプには新型の半円球型砲塔が搭載され、以降のソ連戦車の基本形となった。照準装置もさらに新型のTSh2-20に改められ、これにより3.5-7倍の拡大望遠が可能となった。また、煙幕発生装置はBDSh-5に変更された。中国の59式戦車は、このタイプのコピーである。
T-54A
ソ連では特に区別されていなかったが、NATOによる分類ではT-54Aと呼ばれる派生型が1955年に製作された。
最大の変更点となったのが、主砲をD-10TGに換装したことである。これにより砲安定装置が導入され、砲身先端にはカウンターウェイトが装備された。これはSTP-1「ゴリゾーント」と呼ばれる照準の縦軸を制御する装備であり、同時に手動であった俯仰角の操作も電動または油圧となった。なお、「ゴリゾーント」(горизонтガリゾーント)は、ロシア語で「水平線」の意味である。主砲は、改良型のD-10TGに変更された。しかし走行中に砲尾が動いて装填手を事故死させるというトラブルも発生しており、完成度に問題があった。さらに熱感知式の自動消火装置と新型オイルフィルターが装備され、転輪は鋳造製だったものがプレス製となった。
装甲は砲塔で最大210 mm、車体前面で100 mm、車体側面で80 mmで、以前と同じである。材質は当時主流であった均質鋼が用いられた。
この他、射撃後の砲身に溜まった火薬のガスを清掃するエジェクターも装備された。また、TVN-1夜間照準装置が標準装備に加わった。水中航行能力を付与するため、OPVTシュノーケルも装備された。
T-54B
同様に、ソ連では特に区別されていなかったが、西側諸国でT-54Bと呼ばれる派生型が1957年に完成された。
砲がD-10T2Sに変更され、砲口のカウンターウェイトに代わってエバキュエーターが取り付けられた。この砲には横軸の制御を加えた新しい砲安定装置STP-2「ツィクローン」が装備された。なお、「ツィクローン」(циклонツィクローン)は、「サイクロン」のこと。しかしこの装置は、近年の戦車のように行進間射撃ができる程の性能ではなく、目標に対し大雑把に指向したのを砲手が微調整して照準するというレベルだった。また、砲塔下部にターンテーブルが設置され、装填手が旋回に合わせて動かずに済むようになった。
1959年からは暗視装置類が増備された。照準手用の赤外線夜間照準装置としてL-2「ルナー」(月の意味)プロジェクター付きのTPN-1-22-11が装備された。これは、砲のマスクと指揮官用夜間装置、指揮官キューポラに装備されたOU-3プロジェクターからなるシステムであった。
この他、水中航行能力を付与するための装備も増設された。燃料搭載量は1,212リットルに増加され、走行距離は430 kmにまで向上された。
T-54シリーズの生産は、ウクライナ・ソビエト社会主義共和国のハリコフ機関車工場(現在のV・O・マールィシェウ記念工場)とロシア・ソビエト連邦社会主義共和国のウラル車輌工場(現在のウラルヴァゴンザヴォート)で行われた。
T-54は、ドイツのパンターを完全に凌駕し、また、同世代のアメリカ合衆国のパットンシリーズ(M46/M47/M48/M60)やイギリスのセンチュリオンにとっても重大な脅威となる性能を持っていた。冷戦時代の情報の曖昧さもあり、1950年代を通じ、T-54は西側諸国にとって異常なほどの危険を感じさせることになり、105 mm砲を装備した新型戦車の開発やアップグレードが急がれた。しかし後の調査では、T-54/55の100 mm砲は西側の90 mm砲と同程度の威力に過ぎなかったと評価されている。
最初の実戦参加となったのは1956年のハンガリー動乱で、このときにはハンガリー軍の対戦車砲やモロトフ火炎手榴弾で若干数が撃破されている。ベトナム戦争においてもベトナム人民軍(北ベトナム軍)が使用しており、1975年のサイゴン陥落時にサイゴン市内を行進する写真が有名である。
その後も多数が実戦に投入されているが、後継のT-55やT-62、特にT-55としばしば混同されるため、また、そもそも意図的に共通性が高い設計となっており、部隊での混合運用が可能であったことから、T-54シリーズのみの戦歴は明らかではない。
現代でも世界中で運用されている模様であるが、前述のような理由もあり、その実態は明らかではない。近代化改修規格の開発も冷戦時代より各国で行われてきたが、T-55やT-62の近代化改修規格が多少の変更で流用できるという利点がある。
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ツリー化、枝化とは?
- コメント1 -- 2018-09-28 (土) 6:00:00
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- コメント3に関連したコメント4 -- 2018-09-28 (土) 9:00:00
上のように、関連するコメントを子要素にすることを「ツリー化」「枝化」などと言います。
この「ツリー化」を行わないと、どのコメントに対する意見なのか分かりにくくなることがあり、混乱を招くため、必ず関連するコメントをするときは「ツリー化」を行ってください。
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