Tier6 イギリス 重戦車 Churchill VIII
95mm榴弾砲を装備したChurchillである。ただし短い砲身の割に貫通力は高く、装填速度も悪くないので侮れない。
この車両の購入を検討している初心者の方へ
豚飯などの車両テクニックやマップ、味方の構成など基本的なことを把握できていないうちはこの車両を購入することをおすすめしない。
なぜなら購入(課金)したからといって勝ちやすくなるわけではないため、自分も勝てずにイライラするし、味方にも迷惑をかけてしまう。
購入するときは自分にとってふさわしいか、使いこなせるか否かをよく考えよう。
基本性能(v0.0.0)
※以下の数値は最終装備、搭乗員100%時の数値
車両名 | Tier | 国籍 | タイプ | 耐久値 (hp) | 車体装甲厚 前面/側面/背面 (mm) | 最高 速度 (m/秒) | 重量 (t) | 超信地 旋回 | 射界 (度) | 隠蔽率 静止中/移動時/発砲時 (%) | 本体価格 (クレジット) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Churchill VIII | Ⅵ | 国籍 | 重戦車 | 1272 | 152/95/51 | 前進22/後退11 | 40.60 | 不可 | 全周 | 15/8/3 | 100,000 |
主砲
砲塔:砲塔名
Tier | 名称 | 装填時間 (秒) | 発射速度 (発/分) | 弾種 | 平均 ダメージ (hp) | 平均貫通力 (mm) | DPM (hp/分) | 弾速 (m/秒) | 着弾分布 (m) | 照準時間 (秒) | 仰俯角 (度) | 総弾数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Ⅵ | QF 95mm Howitzer | 9.05 | 6.6 | AP HEAT HE | 270 220 350 | 163 242 55 | 1782 1452 2310 | 000 000 000 | 0.342 | 3.7 | +12°/-5° | 50 |
※「着弾分布」:100mでの着弾分布。
※「照準時間」:照準円が最大まで広がった状態から、3分の1の大きさへ収束するまでにかかる時間。ゲーム内では最小の大きさへ収束するまでにかかる時間が表示されています。
砲塔
Tier | 名称 | 装甲厚 前面/側面/背面 (mm) | 旋回速度 (度/秒) | 視認範囲 (m) |
---|---|---|---|---|
Ⅵ | Churchill VIII | 152/95/76 | 25.51 | 271.2 |
エンジン
Tier | 名称 | 出力 (馬力) |
---|---|---|
Ⅵ | Bedford Twin-Six Ⅱ | 468 |
履帯
Tier | 名称 | 旋回速度 (度/秒) |
---|---|---|
Ⅵ | Churchill VIII | 30.53 |
解説
Churchill VIIIはChurchill VIIにオードナンスQF 95mm榴弾砲を装備した型。(詳細は歴史背景を参照)主砲・装甲・機動力どれもクセが強い。
車体
他のChurchill車体と大きな差はなく、履帯裏の弱点も健在である。
正面は152mmの垂直装甲で防御力は数値のまま。機銃口は140mmとやや薄くなっていることもあって棒立ちで弾ける見込みはない。しかし、昼飯の角度で車体を振ればTier6重戦車でも屈指の硬さになる。。
履帯裏に本装甲が存在するいわゆる「履帯裏の悪魔」がある。正面から見て履帯上部は傾斜のおかげで220mmほどと強固だが、中央*1は履帯分の20mmを加えても実質140mmと弱点である。扱うプレイヤーは履帯ごと撃ち抜かれる危険性を頭に入れて立ち回る必要がある。逆に狙う側は中央付近を狙うとダメージを与えつつ行動不能にすることが可能である。軽中戦車であればその隙にNDKも狙える。
下部は126mmで実質138mm程度と格下でも課金弾を使えば貫通できる程度の弱点である。
側面はかなり厚く素で95mmと豚飯が十分出来る厚さであり、標準化を考慮しなければ25°ほどの豚飯で240~250mmの実質装甲厚となる。撃ちに出る際は履帯裏を晒すことになるため注意が必要だが、使いこなせればかなり効果的である。
背面は50mm均一で15cm級の榴弾が余裕で貫通する。
砲塔
砲塔正面は素で152mmの装甲で同格以上の重戦車が相手だと心許ない。
側面は95mmで右側には予備履帯が40mmの空間装甲として機能する。実質装甲厚で140mm相当となるため、よそ見をするなら少し左を向くくらいがよい。
ただし正面の端の部分が湾曲している関係上、よそ見をしても硬くならない部分がある。
背面は76mmと平凡だが、ここにも空間装甲がついているため、後頭部に榴弾が刺さることは滅多にないだろう。
主砲
- QF 95mm Howitzer
主砲は単発270とこのティアにしては単発は高い方ではあり、単発交換での有利は取りやすい。
ただし、最大の欠点として弾速が極めて遅いことが挙げられる。数値としてはAP/HEAT/HEがそれぞれ331/270/243(m/s)。あのCalibanよりも遅い。このティアの弾速が700後半~800前半あたりであるため、半分以下となる。つまり、遠距離を狙ったところで当たるはずがない。近距離でも支障が出かねないので強装薬が推奨される*2。
ちなみに弾速が遅すぎるあまりに、敵の後方に駆逐戦車が見えて撃ったとしても、着弾する頃には動かれて当たらないことがしばしばある。当たるまで撃ち続けた結果重戦車の仕事を忘れるなどということはあってはならず、一発撃って当たらなければ大人しく移動するといった判断も求められる。一方の貫通力は通常弾155mm、課金弾で220mmと若干高く設定されている。課金弾はHEATであり傾斜装甲や空間装甲には弱い一方、拡張パーツで砲弾調整を選択すれば貫通力が242mmまで上昇するというメリットもある。
また照準速度は口径やダメージを鑑みれば良好であるものの、精度は劣悪である。弾速の遅さをカバーする上でも出来る限り、近距離で戦っていきたい。なおこの見た目の主砲だが照準拡散と照準時間ではChurchill VIIやChurchill W、TOG IIに勝っている。
俯角は5度とやはり他のChurchillシリーズと変わらず微妙。車体の長さや絶望的な機動力の無さから地形に適応したハルダウン*3とは非常に相性が悪い。
機動性
他のChurchillと同様でどこを取っても鈍重。
加速も最高速も旋回も、全てが遅いので移動するならお早めに。
立ち回り方
重戦車なので芋らずに前線へ行くのは当然。
基本的には頑丈な側面装甲を生かして豚飯+単発交換での勝負となるだろう。
単発火力は高いため安全に殴り勝てる状況ならば強気に出てよい。特に格下重戦車が相手なら一方的にダメージを押し付けられる。
総論
「クセつよ」「英国面」という言葉がよく似合う一台。
単発火力こそ高めだが特大ダメージを稼げる訳でもない完璧で究極のブリテン95mm榴弾砲、
使いこなせば鉄壁要塞と化すポテンシャルを持ちながらも垂直構成なので位置取りや射線管理に気を使う装甲、
そして毎度お馴染みの紅茶をこぼさない程度の鈍足…
この車両はバランス型の扱い易く勝率を稼ぎ易い車輌とはおおよそ対極に位置する、アイラウイスキーのようなクセの塊である。
強車両や勝率稼ぎを求める戦車長諸氏には全くおすすめできない。
しかし、アイラウイスキーのクセが刺さると激ハマりしてしまいながちなように、英国紳士向けの大変味わい深い一台でもある。
これから英国紳士を目指す見習い英国兵の教習車両としては、クセが強過ぎて残念ながら適さないので注意されたい。
特徴
長所
- 高めの単発火力を持ち、独特な性能を楽しめる95mm砲
- 口径の割に控えめな照準拡散・照準時間
- 傾ければ平地でもそれなりに硬くなる装甲
短所
- 目で追えるほど遅い弾速(榴弾はゲーム内最遅)
- もはや英国様式美の紅茶をこぼさない程度の鈍足
- チャーチル一族の伝統芸「履帯裏の悪魔」
- 乏しい俯角
- 砲塔旋回速度が遅くNDK耐性に乏しい
- 全周にわたって高貫通砲に弱い垂直装甲
歴史背景
大戦を通して活躍し、朝鮮戦争でも奮闘を見せたチャーチル歩兵戦車は、大きく分けて全部で8つの型式が開発された。
- Mk.I
鋳造砲塔に2ポンド戦車砲、車体に3インチ榴弾砲を装備した最初の型式であり、BlitzだとTierVツリー車であるChurchill Iの初期装備が該当する。
- Mk.II(Mk.IAと呼ばれることもある)
Mk.Iの車体の武装を3インチ榴弾砲から7.92mmベサ機関銃に変更し標準的な戦車の武装配置にしたものである。
数両の試作に留まったがMk.Iから上下の武装を入れ替え砲塔に3インチ榴弾砲、車体に2ポンド戦車砲を装備したMk.II CS(Close Suport:近接支援)型も存在する。
- Mk.III
新型の角張った溶接砲塔に43口径6ポンド(57mm)戦車砲を装備していた。
BlitzではTierVソ連プレ車のChurchill IIIが該当する。
- Mk.IV
生産性を重視した新型鋳造砲塔にMk.IIIと同じく6ポンド戦車砲を装備している。
BlitzではTierVIツリー車Churchill VIIの初期砲塔(だけ)が該当する。
- Mk.V
Mk.IVにトーチカなどの建造物に対して高い攻撃力を誇る18.7口径95mm榴弾砲を装備したCSタイプである。ただ主砲を換装しただけではなく、砲塔などにCSタイプとしての細かい改良が加えられているため「Mk.IV CS」ではなく新規の型番が与えられている。
- Mk.VI
Mk.IVの主砲を砲口制退機付きの36.5口径75mm戦車砲に換装したモデルであり、シャーマン譲りの高い榴弾火力を(やっと)手にした最初のチャーチルである。
BlitzにもTierVIプレ車Churchill Mk.VIとして登場している。
- Mk.VII
主砲こそ引き続き75mm戦車砲を装備していたが、大幅な改良が加えられたチャーチルシリーズ最強モデルである。
車体・砲塔共に最大装甲厚が従来の4インチ(101.6mm)から6インチ(152.4mm)に強化され、ティーガー1を遥かに凌ぎティーガー2にすら引けを取らない圧倒的防御力(だけ)を手にした。
Mk.VIIの砲塔は鋳造と溶接を併用した新型砲塔であり、車体も今までのリベット留めから近代的な溶接方式に改められている。側面の脱出ハッチが角形から丸型に変更されている為見分けるのは容易である。
装甲強化の代償として戦闘重量は40tに達し、路上最大速度は12.5マイル(20.12km)/hに低下した。
BlitzではTierVツリー車Churchill VIIとして登場している。
- Mk.VIII
大変前置きが長くなったが、Mk.VIIのCSタイプでありMk.Vと同じく95mm榴弾砲を装備していたのが本車Mk.VIIIである。
砲塔容積拡大などの設計変更が行われた為、Mk.Vと同じ理屈で「Mk.VII CS」ではなく新規の型番が与えられている。
チャーチルシリーズは型番としてはMk.XIまで存在するが、IX以降は旧型式の既存車両にMk.VII相当の増加装甲を装着した近代化仕様である為、型式としては本車Mk.VIIIが最終型となる。
以上長々と解説して来たが、本来Mk.VIIIはツリー車Mk.VIIの鋳造/溶接併用砲塔をベースに容積を拡大した専用砲塔を装備している。
しかし、Blitzの本車輌は何故かMk.IV~Mk.VIまでの鋳造砲塔を装備している。どういう事なんだWG…
なお、チャーチル一族はその使い勝手の良さと走破能力の高さなどから様々な派生型も存在するが、本項では割愛する。
歴史を知れば知るほどに魅力と味わい深さ、そして愛着が増す魅力的な傑作戦車…それがチャーチル一族である。※個人差はあります
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ツリー化、枝化とは?
- コメント1 -- 2018-09-28 (土) 6:00:00
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- コメント1に関連したコメント3 -- 2018-09-28 (土) 8:00:00
- コメント3に関連したコメント4 -- 2018-09-28 (土) 9:00:00
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