Tier 6 ソ連 重戦車 Object 244
2023年の1月9日~1月19日に「個人のミッション」をこなすともらえる「景品メダル(トークン)」を50個を集めて交換できる。
Object244はObject237(IS-1)の発展車輛。
IS-2が122mm砲を搭載することでIS-1(IS-85)の攻撃力不足を解決したのに対して、本車はIS-2の激減した弾数や劣悪な居住性といった問題に対応する形で計画された新型の85mm砲を搭載した試作車である。
この車両の購入を検討している初心者の方へ
豚飯などの車両テクニックやマップ、味方の構成など基本的なことを把握できていないうちはこの車両を購入することをおすすめしない。
なぜなら購入(課金)したからといって勝ちやすくなるわけではないため、自分も勝てずにイライラするし、味方にも迷惑をかけてしまう。
購入するときは自分にとってふさわしいか、使いこなせるか否かをよく考えよう。
基本性能(v9.6.0)
※以下の数値は最終装備、搭乗員100%時の数値
車両名 | Tier | 国籍 | タイプ | 耐久値 (hp) | 車体装甲厚 前面/側面/背面 (mm) | 最高 速度 (m/秒) | 重量 (t) | 超信地 旋回 | 射界 (度) | 隠蔽率 静止中/移動時/発砲時 (%) | 本体価格 (クレジット) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Object 244 | VI | ソ連 | 重戦車 | 1150 | 120/90/60 | 43/15 | 43.13 | 不可 | 全周 | 37.0/30.0/8.0 | 600,000 |
主砲
砲塔:砲塔名(初期)
Tier | 名称 | 装填時間 (秒) | 発射速度 (発/分) | 弾種 | 平均 ダメージ (hp) | 平均貫通力 (mm) | DPM (hp/分) | 弾速 (m/秒) | 着弾分布 (m) | 照準時間 (秒) | 仰俯角 (度) | 総弾数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
VII | 85mm ZiS-S-53 (367) | 6.71 | 8.94 | AP APCR HE | 200 160 300 | 147 210 43 | 1788 1430 2682 | 805 1006 805 | 0.36 | 2.40 | +15°/-6° | 00 |
※「着弾分布」:100mでの着弾分布。
※「照準時間」:照準円が最大まで広がった状態から、3分の1の大きさへ収束するまでにかかる時間。ゲーム内では最小の大きさへ収束するまでにかかる時間が表示されています。
砲塔
Tier | 名称 | 装甲厚 前面/側面/背面 (mm) | 旋回速度 (度/秒) | 視認範囲 (m) |
---|---|---|---|---|
VI | Object 244 | 120/90/90 | 00.00 | 240 |
エンジン
Tier | 名称 | 出力 (馬力) |
---|---|---|
VI | V-2KAB | 550 |
履帯
Tier | 名称 | 旋回速度 (度/秒) |
---|---|---|
VI | Object 244 | 28 |
解説
形状はIS-2の前期型(IS)でTier6相当に防御力は調整されているが、相変わらず側面装甲が強力である。主砲は手数型で通常弾の貫通力に乏しいものの、良好なDPMを持つ。IS系特有の高い機動性も引き継いでおり非常にバランス良く仕上がっている。
車体
車体形状はISだが、ティアが下がったことにより減厚されている。
正面上部は120mmの傾斜装甲で実質140mm程度と基本的に同格には貫通される。ただし、中央の傾斜は強制跳弾角度であるほか、切り欠きは220mm以上の強固な防御力を持ち、同格であっても適当に狙うと弾かれる可能性は十分にある。
格下に対しては跳弾がある程度期待できるが、正面のバイザーブロックは実質118mmと薄くなっているため、油断は禁物。
車体下部は傾斜込みで実質120mmと同格には易々と貫通されるものの、格下には有効であり、標準化を鑑みても*1大半の通常弾では貫通が困難となる。また、格下相手ならば切り欠きなどを含めてた場合でも昼飯が可能で車体下部の信頼性を高めることが出来る。
ソ連重戦車の強みである分厚い側面装甲は健在であり、側面上部は前部が100mm、後部が90mmとこのティアでは非常に強力である。履帯裏も90mmが確保され、豚飯は格上にも十分通用する。
しかし、豚飯の際には切り欠きの傾斜が緩くなるため、角度には注意する必要がある。ISよりも切り欠きが若干広いことから、しっかり弾いた後に撃つ方が良いだろう。
砲塔
砲塔もISと同型のもので避弾経始に優れる。
砲塔正面は120mmだが、垂直部分が広いため同格には頼りにならない。しかし、側面に繋がる傾斜は強制跳弾角度によって実質装甲厚は300mmを超えるほど堅牢であるため、狙いが甘いと格上の駆逐戦車であっても問答無用で弾かれる。
また防盾は120mmの空間装甲と90mmの本装甲で構成され、どちらもほぼ垂直ではあるものの、一定して210mmの防御力を誇る。
ハルダウン時には正面を狙いをブラして側面の急傾斜と防盾を活かすことで、ある程度の防御力を発揮できる。
キューポラは90~100mm程度で弱点である。サイズが大きめでハルダウンをしても隠れないが、同格であれば面積の広い正面を貫通出来るため積極的に狙われることは少ない。
主砲
- 85mm ZiS-S-53 (367)
T-34-85の史実砲(ゲーム内では中間砲)だが、スペック的には最終砲に近く、ソ連重戦車には珍しい手数型の主砲である。本来の史実砲はD-5T-85BMであるため名称には謎が残る。*2
単発火力は200ダメージと重戦車の中では控えめだが、DPMは最大で通常弾で1788、榴弾で2682と良好で火力は申し分ない。
しかし、通常弾の貫通力が147mmと低い。課金弾は210mmと平均的であるため、深刻な貫通力不足に陥ることは少ないものの、DPMを活かすには立ち回りの工夫が求められる。重戦車らしく戦いたい場合は砲弾調整の搭載も視野にいれよう。
一方で照準速度は平均的であり、精度に関しては良好な値である。また砲拡散が重戦車にしては非常に優秀で精度を十分に活かすことが可能。
ただし、弾速はさほど速くないことから、中距離以遠の射撃には相応のスキルが必要となる。
俯角は6°とソ連戦車にしては取れる方である。
機動性
ISの長所である高い機動性をそのまま引き継いでおり、最高速43km/h、後退速度15km/hと十分。
出力重量比も高めで加速も良く、旋回性能も車体・砲塔合わせて優秀であり、NDKは通用しない。
陣地転換はもちろん初動の通行料やある程度ならば中戦車の随伴も可能とする。
ただし、車重が43.13tと軽い*3ためラムアタックは苦手である。
立ち回り方
基本的にはISと同じく、強力な側面装甲を用いた豚飯での前線構築もしくは高い機動力を活かした立ち回りを得意とする。
ただし、豚飯を行うには切り欠きに気を配る必要があるほか、ハルダウンも一応可能ではあるものの同格には被弾面積を小さくする以外の効果は望めないため、重戦車らしく弾くにはある程度の慎重さが求められる。
装填棒を選択した場合、ボトムマッチでは特に通常弾貫通力の低さが顕著になるため、躊躇わずに課金弾を使うか積極的に側面を取ろう。もしくは割り切って中戦車に随伴しても良い。
総論
そこそこの装甲と手数型の主砲、高い機動性で比較的バランスがとれた重戦車である。
特に分厚い側面装甲と高い機動性といった特徴はISルートそのままであり、これらに乗ったことがあるプレイヤーは馴染みやすいだろう。ただ、主砲が手数型であるため、IS-2(中国)やISの100mm砲装備の立ち回りに近く、どっしり構えてターン制の撃ち合いに持ち込むというよりも、高い機動性でこまめにポジションを変えながら継続的に撃ち続けるタイプである。
特徴
長所
- 分厚い側面装甲
- DPMの高い主砲
- 優れた砲拡散
- 良好な精度
- 優秀な機動性
- 高めの隠蔽率
短所
- 同格には頼れない装甲
- 通常弾の低い貫通力
- 狭い俯角
歴史背景
このオブイェークト (Object) 244 は、試作戦車であったオブイェークト 237 の発展型であり、より強力な主砲を搭載していました。戦闘室も若干変更されており、無線機は砲塔の底部に移され、より高性能な換気装置が装備され、弾薬庫およびペリスコープ照準器にも改修が加えられていました。その一方、操縦室およびエンジン・トランスミッション室には変更はありませんでした。本車は、主砲の砲身に問題があったため、部隊配備には至りませんでした。(公式より)
ゲーム内の主砲名はZiS-S-53 (367)だが、史実ではD-5T-85BMが搭載された。本家WotではObject244の史実砲ながらT-34-85の最終砲として流用されており、本家に沿うならばBlitzでもそのような形となるはずである。しかし前述の通り主砲名が異なっており、T-34-85の中間砲(史実砲)と同じ系統であるかのようになっている。性能的にはD-5T-85BMとZiS-S-53のどちらにもさほど似通っておらず、開発側が単に間違えたのか、ZiS-S-53をチューンアップしたものとしたのかは謎である。
ちなみに日本語のWikipediaではObject244は主砲をZiS-S-53に換装した試作型としているが、ドイツ語版のページではそのような記述は見られないほか、ロシア語版にはD-5T-85BMに換装とあり、恐らくこれは誤りである。
なお、D-5T-85BM自体は元々SU-85の火力強化案のうちの一つ(SU-85BM)に搭載されていたD-5S-85BMだと考えられる。(自走砲は「S」で戦車砲は「T」表記であるため)
コメント
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ツリー化、枝化とは?
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