クロノ・トリガーに出てくるキャラや設定等。FFとの関連の無い用語の投稿はご遠慮ください。
(あいうえお順で並べています)
アイテム
回復アイテムとして、ポーション・ハイポーション・エーテル・エリクサー・ラストエリクサー・万能薬が登場。
- 「エーテルスーパー」ならぬ「スーパーエーテル」というアイテムも登場している。
- クロノ独自の上位版だったハイエーテルとスーパーエーテルは、後にどちらも本家FFでも登場している。
- この他、ミドルポーション・ミドルエーテルというアイテムもある。その名の通り、回復量は無印とハイの中間。
- コテージに当たるアイテムとして「シェルター」が存在する。
- ポーション系アイテムは、攻略本のイラストはFF6同様「宝玉の様な玉」である。
アイテム類はアニメ塗りでカラーリングされている。
また、ドーピングアイテムのカプセル類はドラクエの種アイテムの形状を元にカプセル状にカラーリングされている。
「バーサク」という魔法やステータス異状は無いが、装備すると物理攻撃力が上がり操作不能になる「バーサクリング」というアクセサリーが存在する。
- 装備するとFF6のバーサク同様、顔が赤くなる。
味方が気絶すると1度だけ自動復活させるアクセサリー「緑の夢」と、連携技「キープアレイズ」が存在する。
攻略本では「リレイズ」と呼称されている。
DS版ではプリンセスドレスという防具が追加された。FF6に同名の防具がある。
干し肉ならぬ「ハイパー干し肉」がキーアイテムとして登場している。
バトル
戦闘システムは「アクティブタイムバトルVer.2」と呼ばれている。
FF6とは違い、攻撃中はゲージは止まっている。(FF5などと同じ)
- 戦闘中にポーズをかけられるのもFFと同じ。
戦闘中にステータス変化状態になると、FF6同様体が発光する。
「スロウ」だと白く、「ヘイスト」だと赤く、
「プロテス(名前はプロテクト)」だと黄色く、「シェル(名前はマジックバリア)」だと緑になる。
ただし「ストップ」は紫には光らず、時計の絵が表示される。
- プロテクトは物理の、マジックバリアは魔法のダメージを、それそれ1/3カット。ヘイストはコマンド待ち時間を1/2に短縮。
FFと同名・類似効果の敵専用技が複数存在する。
- 後述の魔王(敵の場合)など、一部の中ボスがバリアチェンジを使う。自分の弱点を変化させ、それ以外の属性では回復する様になる。
- カウントダウン終了後に強力な攻撃を行う敵もいる。
- 「自爆」という技を使う敵もいるが、相手にダメージを与えるのではなく「逃走」と同じ効果である。
- ダメージを与える自爆もちゃんと存在する。一部のボスがターン経過に伴い使ったりもする。
- 敵側の中にはファイナルアタックを使ってくるものがあるが、これはFFと同じくカウンターで回避可能なものがある。
- 3体1組で登場するボスの中には、「デルタアタック」という技を使う者もいる。FFのそれとは違って、ただの全体ダメージ。
- ベイガンや制御システムのように、お供が倒されると蘇生させてくるボスもいる。
- MPを奪い取る「アスピル」というものがある。
- 反撃技として、即死技の「デス」もある。
- 相手のHPを半分にする「鉄球」という攻撃があるが、これのエフェクトはFF6の「グラビデ」に近い。
- 「黒く塗り潰す」「かまいたち」という技もある。FF6に同名の技が出ていた。
- ライフシェイバーという技もあるが、HP吸収技ではなく敵1体のHPを1にする技である。
- DS版では夢喰いがFF7でセーファセフィロスが使用したスーパーノヴァを使用する。
- ニズベールの反撃パターンはFF6のクレーン (左)と同じ。サンオブサンの反撃と行動はFF5のストーカーと同じ。
- FF6や7の「心無い天使」と同効果のハレーションという技もある。
- 「ダークマター」という攻撃魔法がある。
この時点のFFシリーズでは同名アイテムが存在するのみだったが、後に攻撃技としても登場。 - ミストドラゴンやウイングラプターのように、一定時間反撃態勢をとるボスがいる。その際、ご丁寧にも「さあ、攻撃してみろ!そうしたら…」と自ら警告を入れてくる。
ステータス異常も基本的にFFと同じ。戦闘不能、毒、スロウ、混乱、ストップが登場。
- 沈黙は「ロック」、盲目は「ブラインド」、眠りは「スリープ」名義になっている。
- 戦闘中、毒とは別にHPが減っていく状態変化が存在する。攻略本では「スリップ」と呼称されている。
属性は、天冥火水の4属性+?で表された無属性。
「天」は、FFにおける聖属性と雷属性にあたり、「天」の技や魔法には、電撃の特性を持っているものがあり、一部の敵の動きを止めたり、防御力を下げたりできる。
- かまいたちという技もあるので、風属性も含まれている。
- ただしかまいたち以外の風っぽい技(竜巻など)は無属性。
恐竜系の敵は電撃に弱いが同じ属性のはずのかまいたちは別、竜巻のエネルギーはかまいたちによってのみ無効化……など、どうもかまいたちだけ特別扱いされている模様。
- ただしかまいたち以外の風っぽい技(竜巻など)は無属性。
「水」は、エフェクト的に水、氷両方の技や魔法が含まれるが、特に違いは無く、氷漬けになったりはしない。
「冥」は、FFの闇、暗属性にあたり、他の3属性がれんけいでミックスされた際の属性になる。この点は魔法などが複数の属性を持つFFと違う裁定になっている。
- 「冥」属性は闇属性と言うよりも「魔法属性」的な意味合いを持っている。
もちろん「天」と対をなす意味で闇の面を持つが、それだけになっていないところが面白い。
ちなみに「冥」属性を得意とする魔王は「火」「水」「天」の上級魔法を最初から習得している。
魔王が使うガ系は他の味方が使うより威力が高めになっている。 - FF11と同じくラ系を省き一気にガ系に進化している。
また全ての攻撃に何かしらの属性が付与されている点も共通している。 - このゲームの冥属性攻撃は、「闇の力を使うもの」と「天水火属性をミックスしたもの」の二種類が存在する。
システム上はこの二種類に差はないが、パーティキャラの得意とする魔法の属性がそれぞれ異なるため、二人以上で使う連携技(特に魔法同士による合体技)は冥属性になることが多い。
特に三人連携技は隠し技を含めた全15種類中、実に7種類が冥属性(内3つが「闇」、4つが「ミックス」)。
ちなみに無属性5、水・火は各1、回復技1、天はゼロ。
FFシリーズと比べると属性の種類が少ない印象だが、FF10は火雷氷水の4属性+無・聖属性と少なく、基本的にクロノトリガーと同様に4属性の魔法や武器防具の攻防が主体なので比較的似ている。
- 各属性には、弱点・吸収・半減・無効といった概念がある。FF6などを思わせる。
- アンデッド系の敵にはFF同様火属性が有効。でも恐竜には冷気ではなく電気が有効。
- 敵の中には魔法で攻撃しないと倒せない場所があり、FF6の敵と同じく物理防御が高めに設定されている。
武器はキャラクターごとに「拳」「剣」「刀」「弓」「銃」「鎌」「アーム」と固有の系統・アイコンがあり、FF7に引き継がれている。
尚、武器を没収されると戦闘に参加できず、唯一素手のエイラのみ戦うことができる点はFF8と同じ。
技の習得は経験値とは別に得られる「技ポイント」をためることで行われる。FF5~7にも似たようなシステムが見られる。ただしそれらとは異なり、技はキャラごとに固有のものしか覚えない。
- 技と魔法は同じコマンドの中で扱われ、どちらもMPを消費して使用するため、両者に運用上の区別はない。
そのためか、本作のMPはマジックポイントではなく「マインドポイント」の略とされる。
プレイヤー側のパーティーアタックはできないが、代わりに敵サイドが同様の戦術を仕掛けてくる。
わざと仲間を叩いて強い攻撃を引き出したり、体力を吸い取ったりなど、アニメーションと相俟って見ていて楽しめる。
ボスの死亡演出はFF6に似ており、何回かフラッシュした後ゆっくり消えていく
ただしFF6よりも、各演出の間隔は短いが。
中ボスの1人であるビネガーは、アンデッドの手下を率いて現れ、「ワシの可愛い息子達よ」と発言し、サンダーを唱えてくる。
FF4のスカルミリョーネを意識したのか?
- 「アーリマン」という敵は登場しないが、「プチアーリマン」というザコ敵は存在する。外見はFFのアーリマンに似ているが色は黄色ではなくピンク。
- 拳法技を使う「モンクガーゴイル」というザコ敵が登場する。この世界でも「モンク=格闘家」であるようだ。FF6のマッシュ同様「チャクラ」という技を使う。
二人以上の仲間が協力して繰り出す「連携技」というシステムがある。
恐らくは後のFF4TAにおけるバンド技の原型になったものと思われる。
時田氏が関わっているためかバトルバランスがFF4と同じようなバトルバランスになっている。(クロノ・トリガーの方がレベル上げしやすいので幾分難度は低いが)
- ボスの個性づけもFF4の方向性が最も近い。5や6のように戦略性に特化しすぎてはいない、とも言える。
端役に近いようなボスさえも忘れ難いキャラクター性を感じさせる本作だが、台詞やビジュアルは勿論、
ATBの恩恵を受けた個性的な行動や必殺技もまた、彼らの魅力を下支えしていると言えるだろう。
設定
ガルディア王国
クロノトリガーの舞台である国の名前。
FF7で、ゴールドソーサーの演劇の中で登場する国の名前でもある。
国内にある「町長の家」には、ゲームをプレイする上でのイロハを教えてもらえる。また、お金やアイテムも貰える。
FFの「初心者の館」の様なもの。
- ちなみに町長本人が誰なのかは不明(誰も「私が町長です」とは名乗らない)。
一方の初心者の館も誰が経営しているのか謎。
チュートリアル担当者は自己主張してはいけないという決まりでもあるんだろうか。
ラヴォス
クロノ・トリガーのラスボス。
- 彼がゲーム中で起こした大破壊は、「世界崩壊」と表記されている。FF6のそれとは違い、ゲーム中に明確に登場する用語。
- 第一形態の最強攻撃技は「天からふりそそぐものが世界を滅ぼす」。メテオを思わせる攻撃である。
バッドエンディングはライブアライブが元ネタ。公式ガイドにも画像が載っていた。
その他設定
「ファファファ」と笑う老人がいる。
といっても重要人物ではなく、いろいろあって勇者にされちゃったタダの少年の祖父。
「わしの孫が勇者らしいぞい! わしの血じゃな! ファファファ…!!!!」
そういう爺さんが何者かはさっぱり不明。
- この台詞自体はDQ3主人公の祖父の台詞によく似ている。
ある意味FFとDQのコラボ要素かも知れない。
ゲームをある程度進めればいつでもラスボスに挑める・空飛ぶ乗り物を手に入れると、残りのイベントを無視してラストダンジョンに乗り込めるという点はFF6を思わせる。
- スタッフロールが「乗り物で世界上空を飛びまわる」というのも似ている。
大陸が同じような地形ばかりというのも。
通貨単位は「G」。攻略本などでは「ゴールド」とルビが振られている。
「ゴールドでポーションを買える」というのが実にDQとFFの融合という感じで趣深いが、よく考えると先例があった。
一度ゲームをクリアすると、Lvやアイテムを引き継いだ状態で最初からプレイできる強くてニューゲーム(二周目)が解禁される。
二周目になると序盤からラスボスに挑戦が可能になり、ラスボスを倒したタイミングによりエンディングが変化するマルチエンディングとなる(一部のエンディングは一周目から見られる)。
- 基本的に通常エンドが真のエンディングという位置づけで、それ以外はパラレルエンドという点はFF13-2と同じ。
ギャグ的なエンディングが多いが、PS版以降に追加されたエンディングでは続編クロノ・クロスに繋がる展開が描かれ、バッドエンドとなって後味の悪さを残したあたりも似ているか。 - 強くてニューゲーム、マルチエンディング共にFF10-2以降、いくつかの作品に受け継がれた。
- 開発室にはFF4でも登場したスタッフが登場しており
中でも、あおきかずひこはドリームプロジェクト部屋に登場し
鳥山明、堀井、坂口と共に固有のグラフィックが与えられているなど一番の出世頭となっている。
サブキャラクター
サラ
BC12000年の古代に栄えた魔法王国ジールの王女。FF3のサラと同じ名前で王女という肩書きも同じだが、自分よりも他人の身を優先して案じ、光の民だけでなく被差別階級である地の民にも分け隔てなく接する優しさはFF5のレナに通じるものがある。また、彼女のペンダントが序盤からキーアイテムとして登場している。
- ペンダントが「だいじなもの」というのもFF5・6と同じ(物語上の役割は全く違うが)。
アルファド
BC12000年の古代に栄えた魔法王国ジールの王子ジャキの愛猫。飼い主以外にはなつかないとされてるが、実際は話が進むと飼い主以外にもなついている所はFF6のシャドウの愛犬インターセプターと通じるものがある。
パーティーキャラクター
『クロノ・トリガー』のパーティーキャラクター達は、FF関連の魔法や技を多く使用する。
ここではFF関連の事項を説明するだけに留める。
エイラ
モンクと同じく素手で攻撃するが、共通してレベルが一定数上がるごとに性能が上がる。
- エイラの場合、同じこぶしでもレベルが24上がるごとにクリティカル率が上がり
レベル72でてっけん、レベル96でごうけんになるとクリティカル率が下がるが・・・- ↑だけではまるで弱体化しているかのように聞こえてしまうが、実際にはクリティカル率が下がる代わりにクリティカル時のダメージ倍率が上がっている(剛拳に至っては9999ダメージ固定)上に、混乱の追加効果も発動するようになっており、FFのモンクとは違った強みを持つようになる。
作中では魔法を使用しないが、特技「いろじかけ」がFFシリーズの「ぬすむ」とほぼ同じ効果を持っている。
- しかし、「敵単体にウフ~ン」という説明だったりオカマや女王、機械や物体にまで効くのはシュールである。
- エフェクトはFF5のいろめに似ている。
- 成功率を上げるアクセサリーも存在する。盗賊の腕輪…ではなく「魅惑のブラ」というアイテム。
- さらにマールとの連携技「ダブルいろじかけ」なんてのも……成功率の上がった上位技というのは後のターゲットに似てると言えなくもない。
FF1のモンク・スーパーモンク、FF3のモンク&空手家、FF4のヤン、FF5のモンクと同じく、攻撃力の計算式がレベルをあげて物理で殴るタイプによく似ており、低レベル縛りプレイには不向き。
カエル
作中ではFF発祥の魔法「ヒール」「ケアルガ」や、後にFF8やFF10に登場する水属性魔法「ウォータ」の前身「ウォーター」、FF9に登場する魔法「ウォータガ」等を使う。
高くジャンプしてから落下して斬る「ジャンプ斬り」も使用する。
- ただしこちらのジャンプは待ち時間なしで2倍ダメージ(代わりにMP消費)とギルガメッシュが使った方に近い。
FF11で獣使いが使役するトード族のモンスターには、彼の本名と親友の名前がつけられている。
彼の最強武器である伝説の剣「グランドリオン」が海外版では「Masamune」という名称になっている。
最強クラスの武器という位置付けからFFの同名武器が元ネタである可能性が高い?
「ルーンブレイド」ならぬ「ルーンブレード」や、ブレイブブレイドならぬ「ブレイブソード」という剣が装備可能。
また、エビルスレイヤーなど後のFF作品でも見かける武器名がちらほらと存在する。
- ルーンブレイド(ブレード)は元々FFシリーズでも作品ごとに表記揺れしており、クロノ・トリガー以前の作品だけでも両方存在する。詳しくはルーンブレイドの項目で。
またブレイブソードも後にFFシリーズに登場している。
最強武器である「グランドリオン」がストーリー上の関係とは言え、「つよくてニューゲーム」で持越し不可なのが痛い。それのせいで序盤~中盤辺りはやや火力不足感が否めない。
まあそれいったらDS版FF4の2周目の暗黒騎士セシルなんか彼と比べ物にならないぐらいひどいが。
- 基本的に暗黒装備一択だしなw
- 暗黒セシルは序盤用の武器しか使えないが、カエルはグランドリオン以外の準最強クラスの武器ならば引き継げるのが大きな違い。
グランドリオンを入手した時に他の武器を処分してしまうと2周目で泣きを見るが、ちゃんと引き継いでいるならそこまで火力不足というわけではない。 - カエルは能力的に強みがなくMP二桁消費で安定した火力を出せる技を持っていないので、終盤に
最も火力が不足する。- 単体火力が最も低いのはマールの方。
また連携技も含めればマールもカエルも火力は大きく改善される。
この辺りは同じく連携技(バンド技)のあるFF4TAにも似たようなキャラがちらほら。
- 単体火力が最も低いのはマールの方。
クロノ
クロノ・トリガーの主人公。
作中ではFF発祥の魔法「サンダー」「サンダガ」「レイズ」等を使う。武器は侍のように刀を使う。魔法の使える侍といったところか。
全くしゃべらない・使う技が雷や剣技など、キャラクター性はドラクエ要素が強い。
- 彼の覚える最強魔法・シャイニングは、「巨大な半円のエネルギーが画面いっぱいに広がっていく」という、FF6のアルテマに似た感じのエフェクトになっている。
シャイニングの方はその後半円が頂点から徐々に消えていく演出で、アルテマのような「シャキン!」はないが(代わりに初めに扉が開くような音が追加されている)。- 尚、クロノが使用する魔法は他キャラの使う同ランクのものに比べて威力が強化されている。
これはクロノが魔法メインのキャラ(マール・ルッカ・魔王)よりも魔力が低いので、その格差を埋めるため。
ドーピングしてクロノの魔力を同じくらいまで高めておくと実際に「サンダー>アイス・ファイア」となるのが出るのがわかる。
(ただしサンダガは魔王も使えるので例外)
ある意味コレに似た主人公の特権。
- 尚、クロノが使用する魔法は他キャラの使う同ランクのものに比べて威力が強化されている。
また、二人連携技の「ファイガソード」や「アイスガソード」などは動作形態がFFの魔法剣に類似している。
またカエルとの連携の「エックス斬り」はFF13-2でもギルガメッシュが「X斬り」として使用している。
隠し武器の「モップ」は後にFF7にも登場した。
- FF4の時点で既に出ているとか言ってはいけない。
- 「こだいのつるぎ」ならぬ「たいこのつるぎ」という武器もある。
- 「雷鳴剣」という武器があるが、FF9でベアトリクスが特技として使用する。
マール
クロノ・トリガーのヒロイン。
作中ではFF発祥の魔法「ケアル」「ヘイスト」「ケアルガ」「アレイズ」や、特技「ちょうはつ」等を使う。
また、本作独自のガ系魔法「アイスガ」も使う(氷系魔法が「ブリザド」ではなく「アイス」のため)。
本名は設定した名前の頭3文字+ディアになる(初期ではマールディア)。
なのでその気になればガディアやダディアやリディアにできるし、ディシディアにもできる。
ただしこれらのネタに走ると、普段の通称が「ガ」だの「ダ」だのになってしまう上、相当進めないと元に戻せないのだが。
「ディシ」だけは、一文字名に比べれば多少まともか。あまり名前らしくは見えないにせよ。
特技で「オーラ」も使う。このゲームでは仲間一人のHPを回復するという効果。
初期装備として「リボン」というアクセサリーを持っている。
ただし命中のパラメータが上がるだけで、ステータス耐性などは一切無い。
- このリボンだけは、なまじFFに慣れていると、かえって混乱する要素だったり。たぶんきっと作った側も狙ってる。
- 全ステータス防御のアクセサリは、「サラのおまもり」という名前で魔王の初期装備として登場する。
- ちなみに、全ステータス防御に加え防御・魔法防御の高い頭装備「プリズムメット」も存在する。こちらはFF5までのリボンに近いといえるだろう。
「ロビンの弓」という武器が存在する。ロビンフッドの弓と元ネタは同じ…多分。
弓と回復魔法が得意、想い人のためなら命懸け……などFF4のローザに似ている部分が多い。
ただし性格はかなり異なるが。
魔王
作中ではFF発祥の魔法「サンダガ」「ファイガ」「ブラックホール」「ダークマター」等を使う。
ラヴォスに魔力を吸い取られていたため、味方になった後は必然的に弱くなっている。
敵対時には使用していた魔法が、味方になった後は使えなくなっているものもある。
ダークマターのエフェクトもグランドトラインに似ている。
- 彼中心の合体技では「オメガフレア」という技も存在する。
- 魔王の連携技は、ダークエターナルとオメガフレアのみ(しかもどちらも特定のアクセサリが必要)
FFの「シェル」に当たる「マジックバリア」という魔法も使える。
- 同様の魔法が後のFF7で「マバリア」という名前で復活している。
ラスボス臭を漂わす、後に味方になる(ただし任意)、連携技がかなり少ない、肉弾戦もできるが魔法がメイン、展開次第で死亡など、ゴルベーザとの共通点が多い気がする(相違点の方が多いだろうが)。
- イメージカラーが黒という共通点もある。(ゴルベーザは「黒い甲冑」もしくは「黒衣の男」、魔王は「黒い風」)
またラスボスのせいで人生を狂わされる、一度はラスボスに挑んで返り討ちに遭う、実は兄弟がいることが後に発覚(ゴルベーザは弟、魔王は姉)など境遇も結構似ている。
DS版では「ナイトメア」という専用武器が追加された。
クロノの刀「朱雀」と似た性能であるが、クリティカル率は高い。
またSFC版・PS版で最強武器だった「絶望の鎌」は戦闘不能者が出ることで威力が上がる武器であり、7の「陸奥守吉行」や「プリンセスガード」に同様の効果が引き継がれた。
FFで魔王といえばこの人くらいなものなのでどちらかといえばDQ側の影響を受けたキャラクターだろう。
余談であるが虹色の貝殻イベントでリーダーにしているとリーネが魔王様と呼ぶ。
SFCのグラフィックの都合か「魔」の字は「广」+「マ」の略字で表記されている。
名前変更時に漢字を選べないためデフォルトネームを変更すると戻せなくなるので注意。
→【魔王】(FF大辞典Extraの項目)
→FFシリーズの【魔王】
ルッカ
クロノの幼馴染で、クロノより年上。
この辺りはマールと共に某天空の幼馴染と御令嬢を意識しているのだろう。キャラデザ同じだし。
- しかし、令嬢の花婿選びに参加していて、彼女に会えぬまま結婚してしまっていいものかと心配になってくる絶妙なタイミングで主人公(&プレイヤー)の前に現れて心をつかみ、展開も味方して見事に結ばれた某天空の幼馴染とは逆に、こちらは全くアピールや見せ場がないわけではないが幼馴染の利を全く生かせず、マールにほとんど完封されてしまっている。
余談であるが2019年の映画では令穣が幼なじみになっていた- PS版、DS版ではクロノとマールが結婚するムービーが追加されている…。
- 同じく鳥山氏のキャラである「アラレちゃん」に似ていると言われたりもする。
- その技術力で道を開くことが多く、FFシリーズにおけるシドの要素を持っている。
作中ではFF発祥の魔法「ファイア」「ファイガ」「フレア」や特技「かえんほうしゃ」等を使う。
- ちなみにこの作品のフレアは火属性の全体攻撃。単体攻撃版は「ポイントフレア」という名前だが、こちらは敵専用である。
初期装備アクセサリー「サーチスコープ」は、装備した状態で敵を選択すると現在・最大HPを追加表示してくれる。
魔法やコマンド扱いではなく、敵の弱り具合を一通り確かめてそのまますぐ攻撃に移れるのがなかなか便利。
これより後の作品になるが、CCFF7のライブラが近い仕様と言えるだろうか。
- 没データに「グラビティー」という専用武器(銃)が存在する。装備して攻撃すると、必ずではないが敵のHPを半分にすることができる。名前からしてFFのグラビデが元だろうか?
FF4のルカが技師になったのはこの子の影響だろうか。機械の扱いにも長けてるし。
FFの「プロテス」に当たる魔法「プロテクト」も使える。
ロボ
作中ではFF発祥の魔法「ケアル」「ヒール」を元にした特技「ケアルビーム」「ヒールビーム」や、「ロケットパンチ」等を使う。
- 技の一つ「マシンガンパンチ」のアニメーションはFF6のマッシュの「爆裂拳」とよく似ている。
その名の通りのロボットであり、いわば自立行動する魔導アーマー。
彼の本名は「プロメテス」といい、魔導アーマーに使われた名前と同じものがモチーフとなっている。
中世ファンタジー風の前期FFと、サイバーパンク寄りに移行した後期FFの、ある意味で橋渡し的な象徴とも言える。
本作の発売はまさに過渡期といえるFF6(1994年)の直後で、この次に控えているのがFF7(1997年)。
彼がゴーレムでも遺失技術でもないというのは、意外と重要なポイント。
兵器として作られながら心を持ち、主人公達の星の未来を救う旅に同行するという点はFF9のビビに通じるものがある。同型の仲間や自身の創造主と戦うイベントがあるのもビビとの共通点だろう。