Tier 8 ソ連 軽戦車 LT-432

ソ連のTier8プレミアム軽戦車。T-64(Object 432)の軽量版とされる計画案の車両。
軽戦車らしく良好な機動力と低車高による高い隠蔽率が特徴で、偵察を主とする軽戦車らしい一両となっている。
- 耐久値が1150から1200に増加
- 100mでの着弾分布が0.384から0.364に減少
直近90日の平均勝率:54.28%(2023年8月30日現在、ver10.1.5)
※平均勝率は参考数値であり、その車両の絶対的な強さを示すものではありません。
この車両の購入を検討している初心者の方へ
豚飯などの車両テクニックやマップ、味方の構成など基本的なことを把握できていないうちはこの車両を購入することをおすすめしない。
なぜなら購入(課金)したからといって勝ちやすくなるわけではないため、自分も勝てずにイライラするし、味方にも迷惑をかけてしまう。
購入するときは自分にとってふさわしいか、使いこなせるか否かをよく考えよう。
基本性能(v8.5.0)
※以下の数値は最終装備、搭乗員100%時の数値
車両名 | Tier | 国籍 | タイプ | 耐久値 (hp) | 車体装甲厚 前面/側面/背面 (mm) | 最高 速度 (km/時) | 重量 (t) | 超信地 旋回 | 射界 (度) | 隠蔽率 静止中/移動時/発砲時 (%) | 本体価格 (ゴールド) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
LT-432 | VIII | ソ連 | 軽戦車 | 1200 | 70/35/35 | 70/30 | 27.00 | 情報待ち | 全周 | 32.60/32.60/7.34 | 情報待ち![]() |
実用出力重量比(hp/t) | 24.8 |
---|
主砲
Tier | 名称 | 装填時間 (秒) | 発射速度 (発/分) | 弾種 | 平均 ダメージ (hp) | 平均貫通力 (mm) | DPM (hp/分) | 弾速 (m/秒) | 着弾分布 (m) | 照準時間 (秒) | 仰俯角 (度) | 総弾数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
VIII | 100 mm D-33 | 8.82 | 6.80 | APCR AP HE | 280 240 350 | 175 235 50 | 1905 1633 2381 | 1150 1012 700 | 0.364 | 2.11 | +15°/-5° | 00 |
※「着弾分布」:100mでの着弾分布。
※「照準時間」:照準円が最大まで広がった状態から、3分の1の大きさへ収束するまでにかかる時間。ゲーム内では最小の大きさへ収束するまでにかかる時間が表示されています。
砲塔
Tier | 名称 | 装甲厚 前面/側面/背面 (mm) | 旋回速度 (度/秒) | 視認範囲 (m) |
---|---|---|---|---|
VIII | LT-432 | 100/50/40 | 50.06 | 250 |
エンジン
Tier | 名称 | 出力 (馬力) |
---|---|---|
VIII | 5TDF-S | 670 |
履帯
Tier | 名称 | 旋回速度 (度/秒) |
---|---|---|
VIII | LT-432 | 54.24 |
解説
ソ連のTier8プレミアム軽戦車。T-64(Object 432)の軽量版とされる計画案である。
非常に低い車高による被弾面積の少なさと高い隠蔽率に加え、軽戦車としては十分な装甲が備わっている。
車体
正面上部の装甲厚は70mmだが、65度近くの非常に鋭い傾斜がかかっており、実質170mm前後と軽戦車にしては強固な防御力を持つ。下部は大体85mm程度と弱点で基本的に隠す必要がある。APの標準化を加味すれば実質140~150mm程度とあくまで軽戦車の域を出るものではないが、T49のHEATを貫通を安定して防ぐことが出来るほか、格下相手ならばある程度までは装甲を信頼して攻めることは出来る。
ただし、本車両は車高が低いため撃ち下ろしの形にされやすく、自慢の装甲も傾斜が殺されてしまえばそれ程脅威ではない。上手に地形を使って正面装甲の角度を増して見かけの装甲を稼いだり、強制跳弾を誘発させたりとしっかり地形を利用して立ち回ろう。正面上部の傾斜角度はObject 140とほぼ同じであるため、そちらを運用したことのある者は装甲を活かしやすいだろう。
側面は35mmの垂直装甲と60mm装甲のT-54 ltwt.よりも薄く跳弾を狙うことは不可能だが、フェンダーが12mmの空間装甲になっているうえに車高が極めて低いため、安定して榴弾を貫通させることは難しくなっている。
背面は垂直の35mmのままのため榴弾が易々と貫通する。
砲塔
お椀型の形状で避弾経始に優れている・・・ように見えるが、装甲厚が本家よりから60mmも減厚されて100mmしかない。このため200mmを超える強固な部分は砲塔上部のごくわずかな部分しかなく、砲塔正面は大部分が実質130mm程度と格下戦車の通常弾ですら余裕で抜かれてしまう。
防盾脇は実質110mm程度とさらに防御力が低下しているうえに、砲塔上部は60mmのレンジファインダーとキューポラがほぼ垂直装甲で鎮座しており最悪15榴が正面から貫通する。他のお椀型砲塔のソ連戦車のようにハルダウンで相手の弾を跳弾して反撃という芸当は不可能であるので気を付けよう。もっとも砲塔が尋常じゃなく小さいので、そもそもここに被弾することは少ない。
体力も1200と軽戦車の中ですら低い部類なので、跳弾を狙うのではなく極めて小さいシルエットと機動力を活かして被弾そのものを回避する戦いを心掛けよう。
ちなみにサーチライトに当たり判定はない。
主砲
- 100 mm D-33
T-54 ltwt.の100mm砲に近い性能をした砲。DPMと精度はT-54 ltwt.から若干落ちて同格軽戦車中最下位レベルだが、同格軽戦車の中でも一際高い単発ダメージ280はやはり魅力的である。
砲精度こそ悪めなものの砲の拡散が小さく、機動力を活かした戦い方が得意。優秀な単発と機動力を活かしたヒットアンドアウェイ戦法で、せこせこと相手にダメージを与えていこう。本車両は体力が低く相手戦車との殴り合いは非常に苦手なので、乱戦は基本的に避けること。
通常弾はAPCRで貫通力は175mm。APCRであるため標準化も小さく、同格重装甲の戦車相手には貫通力がやや心許ない。中戦車とのタイマンで貫通力が不足するということは少ないが、ChimeraやT-54 mod.1等が相手になると課金弾の使用を強いられる。
課金弾は珍しい強化APである。貫通力は235mmと控えめであるものの、標準化のお陰で傾斜装甲の戦車相手には数値以上の貫通力を発揮する。この為傾斜装甲持ちが多いこのTier帯では、重装甲と呼ばれる相手でも案外ストレスなくダメージを与えていける場合が多い。
通常弾で貫通が見込めない場合は軽戦車らしく機動性を活かして積極的に敵の側面に回り込んでいくか、課金弾を使おう。
機動性
出力重量比は軽戦車の中では低く、他の軽戦車と比べると加速がもっさり気味。しかし最高速度は70km/hまで出せる上に旋回性能は悪くない為、軽戦車としての役割に支障が出ることは特にない。
後退速度が30kmもあるため、偵察が露見した時も速やかな後退が可能である。
隠蔽率
本車両最大の特徴。迷彩等なしの状態で移動時及び静止時の隠蔽率32.60%はTier8戦車中2位(1位はブーラスク)であり、偵察でその性能を遺憾なく発揮する。ちなみに、本車より小柄なType 62よりも隠蔽率が高い。(あちら側の隠蔽率は静止時・移動時で28.80%)
この高隠蔽率は序盤のスポットの取り合い・終盤での掃討時に特に大きな力を発揮するので、しっかりと味方チームの目となって戦おう。
ただし体力は控えめである上に装甲も頼れるものではないので、スポットを取られた時は稜線や物陰に隠れてスポットが切れた後に再び偵察に回ろう。
立ち回り方
序盤は軽戦車らしく偵察に徹しよう。中盤以降は極めて高い隠蔽率と高めの単発を活かした裏取りはもちろん、ワンパン圏内や孤立した相手を率先して撃破するなど戦場の隙を的確に突いた立ち回りが出来ると理想的である。ヘイトと体力をしっかりと管理し終盤でもしっかり体力を残しておけば、満身創痍の重戦車相手や優勢戦などでは高い隠蔽率がかなり優位に働くだろう。
総論
総合的に見てT-54 lightweightよりも防御力・火力共に低下しているため、同じのように扱うとそちらの劣化版となってしまう。そのため、高い隠蔽率・高めの単発火力・装甲配置をどれだけ活かすことが出来るかが本車両を運用するうえでカギとなってくるだろう。
とにかく味方が動きやすいようにサポートに徹し相手の意識外から攻撃する、軽戦車として洗練された立ち回りが求められる。
特徴
長所
- 軽戦車にしては高い単発火力280
- 移動時の照準拡散が非常に小さい
- 低車高故に隠蔽率が非常に高い(本車より小柄なType 62よりも隠蔽率が高い)
- 優れた装甲配置
- 低車高故にちょっとした起伏でも身を隠せる
- 被弾面積の小さい砲塔
- 優秀な最高速度
- 後退速度が30km/hも出る
短所
- 体力が1200と低い(同格でこれ以下の体力なのはFV301と駆逐戦車のみ)
- 軽戦車にしてはやや悪い加速性能
- 軽戦車とはいえ低すぎる通常弾貫徹力
- 壊滅的なDPM
- 悪い砲精度
- ソ連戦車らしく劣悪な俯角(5度)
見た目に反して軽戦車らしくペラペラな装甲
歴史背景
本家Wikiより
第100研究所は、1960年代の前半にオブイェークト(Object)432をベースとしたいくつかの計画を開発しました。本案では、搭乗員に加え、兵員を輸送することも可能でしたが、設計案のみに終わりました。
1950年代に入るとソビエト連邦軍は新世代の戦車砲(滑腔砲)と対戦車砲弾(APFSDS*1)の開発を始めた。開発は順調に進み、これを搭載する次期新型戦車の開発に着手した。なお、この新型戦車開発に並行して行われた「量産中のT-55にこの砲システムを搭載した改良型の計画」の結果として生み出されたのがT-62である。
一方、次期新型戦車はT-62と同じ戦車砲を搭載したObject 430に次いで、複合装甲や光像合致式(ステレオ式)測遠器、自動装填装置など後のトレンドを先取りしたかのような当時の最新技術がふんだんに盛り込まれたObject 432を開発し、T-64として正式採用された。
しかし新機軸を盛り込んだ故にコストがかさんでしまい、また複雑さから故障や事故が頻発した。ソ連軍はT-64の不調と高コストを補うためT-62などの従来の技術とT-64の新技術を掛け合わせたT-72を開発しT-64に代わって大量に配備されることになる。
様々な問題が噴出したT-64だが、技術開発や基礎設計においては非常に有意義であったとされ、のちに設計思想はT-80へと発展しT-72とのハイ・ローミックス*2戦略という現代ロシア軍が行う戦車運用の大きな流れを作ったのであった。
コメント
このコメント欄の書き込みはWiki内ではなく、zawazawaに行われます。
書き込みに際し、コメントルールを遵守してください。
コメントルールに違反したコメントを発見した際は反応せず、通報してください。非表示設定にしても通報は行われません。
Mバ報告などは戦果報告板へ。コンテナ(ガチャ)結果などはドロップ報告板へ。
【既存のコメントに関連したコメントをするとき】
既存のコメント文頭にある〇をクリック(選択)してから書き込んでください。
【長文コメントを書き込むとき】
折りたたみ機能を使用してください。詳しくは下記「折りたたみ機能について」を参照してください。
【創作ネタなどを書き込みたくなったとき】
癒しの休憩所 投稿する際の注意とお願い【必読】を熟読した上で図書館一号館/図書館一号館第二棟/図書館二号館のいずれかに書き込んでください。
【コメント内容を修正・削除したいとき】
詳しくは下記「ツリー化を間違えた場合」を参照してください。なおzawazawaでは他人のコメントを編集することはできません。
使用可能な書式はこちら。
- 下、すべて見るからzawazawaにアクセスしてください。
- 下記画像で示されているボタンをクリック。
するとこのように表示される
- 下記画像のように、ラベルと記載されている部分をタイトルに、コンテンツと記載されている部分を本文に置き換える。
- 画像で示されているプレビューボタンを押して問題がなければ送信。
ツリー化、枝化とは?
- コメント1 -- 2018-09-28 (土) 6:00:00
- コメント1に関連したコメント2 -- 2018-09-28 (土) 7:00:00
- コメント1に関連したコメント3 -- 2018-09-28 (土) 8:00:00
- コメント3に関連したコメント4 -- 2018-09-28 (土) 9:00:00
上のように、関連するコメントを子要素にすることを「ツリー化」「枝化」などと言います。
この「ツリー化」を行わないと、どのコメントに対する意見なのか分かりにくくなることがあり、混乱を招くため、必ず関連するコメントをするときは「ツリー化」を行ってください。
- ツリー化を行うには既存のコメント文頭にある、〇をクリック(タップ)し、●にしてからコメントを投稿してください。
- zawazawaから投稿する場合は、既存コメント下部の+をクリックし、「>>〇(数字)」と表示された状態にしてからコメントを投稿してください。
ツリー化を間違えた場合
投稿後にツリー化を行うことはできません。
後からツリー化を行う場合は、まず投稿したコメントの末端部分、投稿日時横の「zawazawaで見る」アイコンをクリック(タップ)します。
リンク先で投稿したコメントの詳細表示がされるので、「削除」をクリック(タップ)して、投稿したコメントを削除してから、再度投稿しなおしてください。
ログインするメリットとなりすまし防止
zawazawaによるコメント欄は、もちろんログインせず、誰でも書き込むことが可能ですが、ログインすることにより以下のようなメリットがあります。
- 「なりすまし」が行われない
「なりすまし防止」欄で解説していますが、エイリアスがログインすることにより固定されるため、他人からなりすましをされる可能性が極めて低くなります。 - コメントごとに「通報」を行うことが可能
ログインすることでコメントごとに通報をすることが可能になります。
詳しくは「コメントを通報するには」へ。 - ログインしても匿名性を保てる
通常、ログインするとハンドルネームが表示されてしまいますが、「アカウントと関連付けない」を選択してから投稿すると、ログインしてないコメントと同様に表示されます。
Diffanaと異なり、メールアドレス、Twitterから登録可能で、本Wikiの運営会社(wikiwiki.jp)が運営しているので、比較的信頼度の高いサービスとなっています。
また、zawazawaによるコメント欄では、どのコメントとどのコメントが同一人物なのか、ある程度特定することが可能です。
- 同一かどうか確認するには、まず各コメント欄上部にある「すべて表示」をクリック(タップ)します。
- 各コメントの投稿日時の後ろに、英数字が記載されていますが、これは「エイリアス」といい、ブラウザ、回線等を総合的に判断して乱数によって自動的に設定されます。
このエイリアスを確認することにより、投稿されたコメントがどのコメントと同一人物なのかを判断することができます。
また基本的にブラウザ、回線を変更してもこのエイリアスは変更されないため、なりすまし防止にも役立ちます。
コメントを通報するには
ページと関係ないコメント、他人の誹謗中傷、晒しコメントなど、不適切なコメントはコメントごとに通報することができます。
- 通報を行うには、まず通報したいコメントの末端に表示される、「zawazawaで見る」をクリック(タップ)します。
- 当該のコメントがzawazawaで表示されるので、「通報...」をクリック(タップ)します。
なお通報する際はzawazawaアカウントでのログインが必要ですが、通報自体は匿名で行われます。
- 通報の理由を記入し(任意)、送信をします。
また通報用フォームや運営掲示板から通報をすることも可能です。
過去のコメントはアーカイブから参照してください(表示されている場合のみ)。