Tier9 アメリカ 駆逐戦車 T30

ざっくり言ってしまえば155mm砲を積んだT29。攻撃では強力な155mm砲を敵戦車にぶちかませるのでとても強い。T95にはDPMで劣っているが機動力では大きく上回っている。防御面では砲塔がかなりの防御力を発揮するが、車体は格下にも容易に抜かれる。
結論として、T29の扱い(ハルダウン、頭出し)をきっちりこなしていれば活躍は間違いないだろう。
ちなみに本家PC版では元々Tier10重戦車として実装され、アップデートによりTier9駆逐へと移動したが、Blitzでは最初からTier9駆逐として登場している。
またVer.10.0にてさらに修正が入り、より一層T34と似た運用が可能になった。




オファー画像
価格は4,150
適用中は車両名が「T30 Gorgon」となる。


- 車輌 HP を 1,500 ポイントから 1,800 ポイントに向上
- 初期エンジンの出力を 800 馬力から 860 馬力に、最上位エンジンの出力を 820 馬力から 915 馬力に強化
- 最高速度を 35 km/h から 38 km/h に向上
- 地形走破能力を初期サスペンションで 70% から 95% に、最上位サスペンションで 74% から 104% に向上
- 主砲「155 mm AT Gun T7」
・照準時間を 6 秒から 5.1 秒に短縮
・装填時間を 16.34 秒から 15.82 秒に短縮
・AP/APCR 弾の平均貫通力を 276/320 mm から 259/310 mm にそれぞれ低下
直近90日の平均勝率:50.4%(使用者44,000人中)(2025年5月11日現在、BlitzKit調べ、ver11.8.0)
※平均勝率は参考数値であり、その車両の絶対的な強さを示すものではありません。
直近90日の平均勝率:50.72% (2023年8月29日現在、ver10.1.0)
基本性能(v11.6.0)
※以下の数値は最終装備かつ、スキル・アイテム・拡張パーツの効果が未反映の数値
| 車両名 | Tier | 国籍 | タイプ | 耐久値 (hp) | 車体装甲厚 前面/側面/背面 (mm) | 最高 速度 (km/時) | 重量 (t) | 視認 範囲 (m) | 隠蔽率 静止中/移動時/発砲時 (%) | 本体価格 (クレジット) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| T30 | IX | アメリカ | 駆逐戦車 | 1800 | 102/76/51 | 38/10 | 63.99 | 250 | 16.1/9.7/3.62 | 3,550,000 |
| 実用出力重量比(hp/t) | 14.3 |
|---|
主砲
| Tier | 名称 | 装填時間 (秒) | 発射速度 (発/分) | 弾種 | 平均 ダメージ (hp) | 平均貫通力 (mm) | DPM (hp/分) | 弾速 (m/秒) | 着弾分布 (m) | 照準時間 (秒) | 仰俯角 (度) | 総弾数 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| VIII | 105 mm AT Gun T5E1 | 7.58 | 7.91 | AP APCR HE | 310 260 400 | 198 245 53 | 2452 2057 3164 | 810 1020 790 | 0.374 | 1.63 | +15°/-10° | 63 |
| X | 120 mm AT Gun T53 | 9.3 | 6.45 | AP APCR HE | 400 340 515 | 248 297 60 | 2580 2193 3322 | 810 1020 790 | 0.374 | 2.21 | 34 | |
| X | 155 mm AT Gun T7M1 | 15.82 | 3.79 | AP APCR HE | 640 545 960 | 259 310 90 | 2427 2067 3641 | 790 1018 769 | 0.374 | 2.45 | 34 |
※「着弾分布」:100mでの着弾分布。
※「照準時間」:照準円が最大まで広がった状態から、3分の1の大きさへ収束するまでにかかる時間。ゲーム内では最小の大きさへ収束するまでにかかる時間が表示されています。
砲塔
| Tier | 名称 | 装甲厚 前面/側面/背面 (mm) | 旋回速度 (度/秒) |
|---|---|---|---|
| IX | T30D1 | 279/150/102 | 16.7 |
エンジン
| Tier | 名称 | 出力 (馬力) |
|---|---|---|
| VIII | Continental AV-1790-3 | 820 |
| IX | Continental AV-1790-5 | 915 |
履帯
| Tier | 名称 | 旋回速度 (度/秒) |
|---|---|---|
| VIII | T80E3A | 21.8 |
| IX | T84E38 | 24.1 |
乗員
- Commander
- Driver
- Gunner
- Radio Operator
- Loader
派生車両
派生元:T28 Prototype
派生先:T110E4
開発ツリー
| T28 Prot. | ━ | T30 145,000 | ━ | 105 mm AT Gun T5E1 | ━ | 120 mm AT Gun T53 51,000 | ┳ | 155 mm AT Gun T7M1 70,000 |
| ┗ | T110E4 263,750 6,100,000 | |||||||
| ━ | T30D1 | |||||||
| ━ | Continental AV-1790-3 | ━ | Continental AV-1790-5 40,000 | |||||
| ━ | T80E3A | ━ | T84E38 28,130 | |||||
:必要経験値
解説
T95と対を成すTier9のアメリカ駆逐戦車。
ドイツの新型戦車に対抗する為にT29と同時期に開発された試作戦車で極少数が量産された。
カテゴリ変更しても変わらず、強力な火砲と砲塔正面装甲、貧弱な車体装甲が特徴である。
装甲
- 砲塔
T29の砲塔と同じ装甲厚であり、あちらのイメージから分厚い装甲でよく弾く…と思われがちだがあくまでそれは格下を相手にした時である。
防盾横のほっぺの部分は178mm装甲であるが左右でわずかに傾斜が異なり*1向かって右の方が緩く実質280mm、左が300mmほどとなっている。Tier7~8では強力だったハルダウンも貫通力300mm前後の砲弾が飛び交う光景も珍しくないTier9~10の戦場では割と容易に貫通されてしまう。
防盾部は279mmの本装甲に115mmもの空間装甲が設けられており、HEATには極めて高い耐性を持つが、防盾の後ろに本装甲がないため実質装甲厚自体はそのまま280mm(装甲強化をすると290mm)ほどしかなく、HEATでない課金弾、一部の駆逐戦車には通常弾でも抜かれてしまう。
十分な防御力を得るためには、頭を出すときはフリフリして狙いを定められないようにするべきである。更には敵車両や主砲を見分け、強気に出られるか判断することも重要になってくる。キューポラ自体の装甲厚は51mmとT34と変わらなく、頂点付近は僅かながらではあるが傾斜が緩く実質70mm程度の装甲の部分が存在する。
狙って直撃させる芸当はほぼ不可能に近いが、運が悪いと15cm以上の口径の榴弾が貫通する可能性があることはしっかり頭に入れておこう。
また、根元部分はT34よりも減厚されて100mm程度しかない、傾斜を加えても165mmほどしかないため、貫通や精度の面において相対的にかなり抜かれやすくなっている点に注意しよう。
- 車体
こちらもT29とほぼ同一形状であるが、T29は車体装甲がバフされた一方、本車やT34はバフ前の装甲厚のままであり紙同然である。
正面上部は傾斜込みでも160~170mmほどでマッチングするあらゆる戦車に貫通される。機銃口や砲塔下のステレオスコープ、車体下部は90~110mmほどと更に薄く、HESHなどの高貫通榴弾が貫通してしまうので車体は極力晒さないようにしたい。
側面の76mmは前部のみで後部は51mmに減厚されている仕様で相変わらず豚飯は不可能。
ただし、Eシリーズとは異なり76mmの垂直装甲なのであちらよりは斜めからの射撃で転輪ごと抜かれるような状況は起きにくくなっている。
- モジュール&搭乗員の配置
T29のページのその他の項を参照。
主砲
155mm砲は最優先で開発して欲しい。120mm砲装備の本車は単にTierが上がって体力にちょいと毛が生えただけのT34である。
- 120 mm AT Gun T53
中間砲はT28及び、T28 Prototypeの最終砲と同一の物であり、互換性はないがT34やM6A2E1 EXPの主砲とも単発や貫徹力を同じとするが、それぞれ微妙に性能が異なっている。
DPMはそこそこ高いものの、Tier9駆逐戦車としては単発火力・貫徹力が不足している。照準と拡散こそ勝っているが、T34やM6A2E1 EXPに精度面でかなり負けており、使い勝手はあまり良くない。
射撃回数の少ない本車両にとって単発火力の低さはネックとなってしまうため、出来るだけ早く最終砲に換装したい。 - 155 mm AT Gun T7M1
最終砲はT95と同じ口径の155mmの主砲だが性能は若干異なる。
中間砲から単発火力が大幅に向上し、駆逐戦車らしく格上にも十分に脅威を与えられるようになった。
通常弾の貫徹力は259mm、課金弾は310mmと駆逐としてはやや低めなため格上相手には機動性や高い射撃自由度を活かすことが求められる。榴弾の貫徹力は強化すれば99mmと高く960ものダメージを叩き出すため中戦車の側面や重戦車の背面など貫通可能な箇所を覚えておこう。
また大口径化に伴いDPMが低くなり1発1発の重みが増したことに加えて、照準時間は同格15cm砲の中で最低値となったため、今まで以上に慎重に照準する必要があるが、幸いにも精度は固定砲塔であるWZ-111G FTや同じ全周砲塔を持つConwayよりはマシでそこまで悪くない。
T95と比べると装填速度、精度、照準速度など全体的に劣っているが、拡散や俯角の面で勝っており、回転する全周砲塔による射撃自由度は遥かに高いと言えるだろう。総論としては、高い単発火力と全周砲塔の代償としてDPMがかなり低く、T95と比べても300近く劣っており、ダメージレースでは不利になってしまう他、照準の悪さや課金弾の貫通力の低さをカバーするため支援を基本とし、味方とともに行動して穴を埋めてもらえるよう動こう。
機動性
出力重量比は13.36である。最高速度は35km/hでまあまあだが、同格重戦車と比べて旋回性能が低く特に砲塔旋回は遅い。T29やT32、T34と比べてさらに動きが鈍重である。陣地転換に困らない程度の足はあるが、早め早めの移動を心がけよう…とはいえそもそも高Tierにいる米TD達の機動力が貧弱すぎるおかげか、T30の機動力はまだ良好な方である。
立ち回り方
T29、T34(←特にこの車両)を持っている人なら運用が楽。基本的にはこれらの戦車の運用と全く同じ運用で良い。
但し、ハルダウンする際は過信は禁物である。砲塔は硬いとは言え、Tier10の重戦車~駆逐戦車が相手ともなると割と容易に抜かれてしまう。小刻みに動いて防盾部分に当てさせよう。
対策
T34にそのまんま155mm砲を乗っけたような車両である本車はトップティアなら無双に近い状態になるのは当然のこと、ボトムでも真価を発揮してくる非常に厄介であるのは間違いないだろう。
枚数で囲んで倒せるならすぐに囲んで倒したい。
また幸いなことに車体装甲は貧弱としか言えないので格下のISU-152やライメタをはじめとした15cmクラスの榴弾が側面、背面に刺さりやすい。角度によっては車体正面からも刺さる。積極的に狙っていくのもいいだろう。
ともかく、本車を扱う戦車長は榴弾による横槍を警戒しておく必要がある。
総論
回る砲塔、そこそこの機動性でT95よりは断然こちらの方が扱いやすいが、攻撃面、防御面ではこちらの方が劣っている。T95のような前線で155mmをお見舞いする戦法はなかなかできないかもしれない。しかし先程も述べたとおり、回る砲塔とそこそこの機動性で味方重戦車と行動を共にしても邪魔にならない。味方の陰や物影に隠れつつ、ヒットアンドアウェイで撃破していくと良いだろう。T95は脳筋戦法ができるが、本車は建物や地形を利用しなければならないテクニカルな車両である。
特徴
長所
- 優れた単発火力と貫徹力
- 15cm級の砲にしては良好な精度
- 全周旋回が出来る強固な砲塔
- 良好な俯角(-10°)
- ハルダウンをして重戦車運用が可能(豚飯は不可)
- T34で弱点であった天板が増圧された(153mm以下の口径の砲弾なら強制跳弾)
- ダメージは同じでも155mmなので152mm主砲よりモジュール・搭乗員へ与えるダメージが高い
- 駆逐としては豊富なHP1800
短所
- DPMが低く、発砲後の隙が大きい
- 重戦車並みの加速・速力(特に後退速度が遅い)
- 薄い車体装甲(特に車体下部は自身の榴弾が刺さるほど)
- 薄いキューポラ(ハルダウンである程度隠せる)
- 砲塔旋回速度・車体旋回速度のどちらも遅め
- 遅い照準時間
初期の研究
- 本車両はなによりも火力が売りなので''155mm砲を最優先で開発すること。
120mm砲装備の本車は体力が劣化したT34である。
歴史背景
本家wikiより
T30はT29重戦車と同時期に設計された。先行試作車輌が1945年4月に開発開始され、1947年に完成した。155mm砲T7は分離装薬と弾頭からなる弾薬を発砲した。装填棒が動力化された機力装填装置によって装填手の負担が軽減された。また砲弾の搭載には動力のついたホイストが用いられた。
T30E1と呼称された型の車両は、追加ハッチを砲塔後面に備え、砲弾の薬莢を排出した。ほか、別の型式であるT30E2が存在する。T30の砲弾は43kgの重量があり、分離装薬は18kgに達した。弾薬は双方を合計して61kgの重量があり、これは人力での装填を難しいものとした。戦後の時期の型式ではT58と呼称され、伝統的な砲塔を外し、機力装填装置を装備した揺動式砲塔(砲耳(砲を旋回させる回転軸)や防楯を持たず、砲塔自体が上下へ可動して操砲する)へと換装した。
12両が生産され、現在、残存車両がケンタッキー州のフォート・ノックスに所在するマーシャル・ホール前に展示されている。
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