Super Conqueror

Last-modified: 2024-11-16 (土) 15:01:59


Tier 10 イギリス 重戦車 Super Conqueror (スーパー コンカラー)

Super Conqueror.jpg
伝説迷彩「Rex」
Rex
Rex.jpg
Rex_.jpg
Rex_b.jpg
適用時は車両名が「Super Conqueror Rex」に変化する。

車体背面の文「IT NEVER GETS EASIER」は英語の格言の一部で、本来その後には「You just get better」と続く。2つを合わせて「物事が簡単になるのではない、あなたが上達しているのだ」といった意味。
「単に課金車両を買ったからと言って勝てるわけではない、何度も経験を積むことで強くなれるのだ」というWGのメッセージだろうか。

二つ名の「Rex」(レックス/レクス)は、ラテン語で「王」を意味する言葉。
その精悍な佇まいと素晴らしい防御性能は、イギリス重戦車、ひいてはすべての重戦車の王を名乗るに相応しいものといえよう。

PBR化以前の画像
Super_Conqueror.jpg
Rex
Super Conqueror rightside.jpg
Super Conqueror frontside.jpg
Super Conqueror leftside.jpg
Super Conqueror backside.jpg

Conquerorに標的とするための追加装甲を施した車両をもとに、新型砲塔案を融合させたWGの半架空戦車。通称「スパコン」。
本家ではFV215bを置き換える形としてツリーのTier10重戦車に実装されているが、Blitzではツリー車両ではなくコレクター車両として追加される形となった。

重戦車らしからぬ薄い装甲だったConquerorから一転、非常に強固な砲塔装甲と車体上部装甲を得て防御力が大きく高まった上、俯角も10度取れるようになった。
その分砲精度や機動力が劣化しており、ややアメリカ重戦車に寄った性能に仕上がっている。

 

公式サイト:征服者 - Super Conqueror

この車両の購入を検討している初心者の方へ

まだ豚飯、ハルダウン、マップ、味方や敵の構成、などの把握ができていない方はそもそもTier10車両(戦場)はオススメしない。自分も勝てずにイライラする上に、味方にも迷惑をかけてしまう。まずは低Tierで腕を磨き、基本的なプレイができるようになってから高Tier車両に乗れば、より楽しい戦車ライフがあなたを待っているだろう。

 
車両性能に関する変更点
v11.3照準時間: 4.5 秒 → 5.1 秒
砲塔旋回時の散布界: 0.12 → 0.13
後退速度: 16 km/h → 14 km/h
装填時間: 9.3 秒 → 8.92 秒
100 m の散布界: 0.374 m → 0.364 m
搭載可能な消耗品に「反応装甲」を追加
 

基本性能(v11.3.0)

車体Tier国籍車種耐久値
(HP)
車体装甲厚
前面/側面/背面
(mm)
最高
速度
(km/h)
初期
重量
(t)
本体価格
(クレジット)
Super ConquerorXイギリス重戦車2450155/127/4036/1477.0- cra.png
 
実用出力重量比(hp/t)11.3
 

武装

砲塔:Conqueror «Unorthodox» ABP

Tier名称発射
速度
(rpm)
弾種平均
貫徹力
(mm)
平均
攻撃力
DPM
(HP/分)
精度
(m)
照準
時間
(s)
総弾数弾薬費
(Cr/G)
重量
(kg)


X120mmL1A16.73AP
APCR
HE
252
320
110
400
340
515
2691
2288
3465
0.3642.95400 cra.png
3600 cra.png 9 gda.png
0 cra.png
-+15°
-10°
 

砲塔

Tier名称装甲厚(mm)
前面/側面/背面
旋回速度(°/s)視界範囲(m)重量(kg)
XConqueror «Unorthodox» ABP280/88/6923250-
 
射界全周
 

エンジン

Tier名称馬力(hp)引火確率(%)重量(kg)
XRolls-Royce Griffon95020-
 

履帯

Tier名称積載量(t)旋回速度(°/s)重量(kg)
XSuper Conqueror80.0026-
 

乗員

  1. Commander
  2. Driver
  3. Gunner
  4. Loader
 

関連車両

Conqueror

 

解説

Conquerorに空間装甲を取り付け、近代化改修を施したとされるイギリスのTier10コレクター重戦車。
名前にConquerorと付いているものの性能は真反対であり、特に柔らかかった砲塔はWGお得意の魔改造によりあのFV215b以上に硬くなっている。
車体上部も一部の高貫通の駆逐戦車でなければ貫通不可能なレベルまで強化されており、Conquerorからは影も形もないほど屈強な戦車に仕上がっている。

装甲

  • 砲塔
    砲塔正面は大部分が空間装甲に覆われており、空間装甲が切れている防楯脇の僅かな部分でも290~300mm近くの装甲が確保されている。場所によっては砲塔装甲だけでも実質700mm近くに達する上に、正面全体に施されている空間装甲によってHEAT・HEに対する耐性も極めて高い。さらに、空間装甲により貫通アシストが見づらくなっており、単なるHEAT・HE耐性だけでなく、抜けるかどうかを貫通アシスト頼りにしている戦車長を錯覚させる副次的効果も存在する。
    キューポラは大きめな上、実質装甲が240mm前後と一見弱点部位に思えるが、実は、70度傾斜した80mm装甲であり、マッチするあらゆる戦車のAP・APCRは強制跳弾される*1、撃ち下ろしの形に持ち込めば傾斜が殺されて貫徹可能となるものの、本車両は車高が高いため打ち下ろしの形に持ち込むのはなかなか難しく、強制跳弾角度が85度であるHEAT弾を持っていない車両は本車両の砲塔装甲を正面から抜くのは非常に困難と考えて良い。
    さらに、キューポラに付いている棒状の測距儀は空間装甲扱いとなっており、その一部がキューポラと被っているため、HEATを撃ち込んでも狙いが甘いと空間装甲に吸われてしまう。
    さらにさらに、このキューポラ、8度を超える俯角でハルダウンすると完全に隠れて撃てなくなる。
    参考画像
    title title
    キューポラはAP系の弾は無条件で弾き返し、HEATを持っていない車両に対しては砲塔装甲は鉄壁を極める。HEAT持ちの相手にも少し撃ちおろし(ハルダウン)気味になるだけで、空間装甲の下の本装甲剥き出しの部分は隠れてしまうため、本車両のハルダウン時の防御力はWoTB内トップクラスである。

    総じて、平地であってもキューポラは弱点部位とは言いがたく、本車両の砲塔装甲は鉄壁といっても差し支えない。Object 268Jg.Pz.E100といった高貫通HEAT持ちからしても、大部分に覆われている空間装甲とそれによる貫通アシストの見づらさにより、貫徹は非常に困難を要する。
    ・・・とここまでは本車両の砲塔装甲は鉄壁であるように記述してきたが、要注意点が一つ存在する。それは防楯上にある正面から見える天板の装甲厚が52mmと薄く、この付近にHEを投げられると意外とダメージが入ってしまう点である。砲塔装甲は殆ど鉄壁に近いとは言え、大口径砲持ちの戦車はこの部分を狙ってHEを投げつけて来るので過信はし過ぎないように。

     
  • 車体
    車体正面上部は155mmの本装甲(傾斜込みで約300mm)と20mmの空間装甲(傾斜込みで約40mm)による二重の装甲で実質340mm程度。空間装甲により、重戦車はおろか課金弾がHEATの駆逐戦車の弾も大半はシャットアウトしてくれる。空間装甲はAP・APCRに対してもある程度貫徹力を減衰させる効果があるため(流石にHEAT程の貫通減衰は起こらないが)、この部分を安定して貫通してくるのは課金弾がAP・APCRの同格駆逐戦車くらいである。砲頭部と同じ様な注意点として、ターレットリング真下の装甲が45mmと薄く、ターレットリング付近にHEを投げられると意外とダメージが入るので注意。
    車体下部は160mm程度しかなく、紅茶砲のHESHが正面から抜けてしまう。基本的には他国の戦車同様に車体下部を隠して戦うこととなる。

    側面は127mmとオリジナルから大幅に強化されており、豚飯をする選択肢も十分に入ってくる*2
    豚飯時の注意点として、範囲は狭めだがターレットリングによる出っ張り部分が依然として薄く弱点となる。飾りで見えにくいが、本車両の装甲を熟知している人はこの部分を狙ってくる。

    参考画像
    SuperConq_Side_armor3.jpg
    20度の豚飯をした場合の装甲はこのようになっている(モデルはblitzhangar.comから引用)
    水色で囲ったエリアが豚飯時にAP・APCR弾が強制跳弾とならないエリアであるが・・・?
    SuperConq_Side_armor2.jpg
    実際に相対した場合は装飾品等が邪魔をして弱点部位がかなり見づらく、狙うのは困難である
     
    また、Conquerorと同様に側面にも空間装甲として機能するサイドスカートが取り付けており、あちらは6mmなのに対してこちらは20mmに増厚されている。ただし、範囲は広くない上に大部分が履帯と被っているためそれ程機能するものではなく、豚飯時にHE弾のダメージを抑えてくれる程度のものだと割り切ろう。

    背面は40mmの垂直装甲で、マッチするほぼ全ての戦車の榴弾が貫通する。特に15榴が貫通すると体力をゴッソリ持ってかれるため背後を取られないように注意すること。

本車両は車高が高いことから低車高の戦車への張り付き戦法が特に強力で、張り付かれた戦車は堅牢な車体上部か砲塔しか狙う事が出来なりほぼ一方的に完封することができる。
ただし、ドイツ重戦車などの車高の高い戦車に張り付くと逆に打ち下ろしをされる側になり、キューポラを簡単に狙われて逆効果である。彼らとは距離を取り、ハルダウンを持ってして挑もう。

 

主砲

  • 120mmL1A1
    イギリスお馴染みのポンポン撃てる120mm砲、貫通力は通常弾AP252mm、課金弾APCR320mmと課金弾の貫通力が物足りなく、E 100の砲塔正面をギリギリ抜けるレベルの貫通力しかない。また、課金弾がAPCRなので拡張パーツで貫通上げにしてもあまり効果を得られないという弱点がある。
    又HEの貫通力が85mmと口径の割に高めであり軽中戦車相手の側面を狙ってみるのも良いだろう。
    DPMはAPで2500程度と重戦車としては良好な部類であるものの、精度と照準速度が口径の割に悪く、イギリス戦車であるにも関わらずIS-4よりは少しマシといったレベル。装甲が順当に強化された分の調整と言って良いだろう。
    他のChieftain Mk. 6FV215bといったイギリス重戦車と同じように、絞りなしでの射撃をするとなかなか当たらない。砲塔及び車体上部装甲は強固なので、自車両の装甲を信じ、ハルダウン時はしっかり絞ってから撃とう。

    なお照準拡散は優秀で、移動中・車体旋回中の照準拡散は同格重戦車の中でトップである。

 

機動性

装甲強化による車重の増加に伴い加速が鈍くなり、改修元のConquerorのようにキビキビ動くことは出来なくなった。特に、水場等の悪路では加速、旋回が極端に低下するため注意したいところ。
最高速度は36km/hと陣地転換には十分な値が確保されている。とは言え、Tier10戦場で多い快速重戦車と比べるとやや遅めである為、陣地転換は気持ち早めに行おう。重量は装甲強化の分77tとかなり重いため、狙って当てるのは難しいが軽・中戦車に対するタックルは強力である。
後退速度も改善されて16km/hとかなり速く、飛び出し撃ちやハルダウンで反撃を受けにくくなっている。

砲塔旋回速度が重戦車にしてはかなり速かったが、ver.9.1の性能調整により大幅に下げられた(その代わり体力が150、側面装甲が25mm上昇した)。今では同格重戦車と比べて中くらいの砲塔旋回速度に落ち着いた。

 

その他

本車両、その見た目の大きさから察する通り隠蔽率は非常に悪く、VK 72.01 (K)と同等である。また、その大柄な体ゆえ少しの窪みでははみ出してしまい、思わぬ場面で敵からの一撃をくらうこともある。
砲塔側面も前半分硬いとはいえど、後ろ半分はほとんどConquerorと変わりなく格下MTの通常弾でも余裕で抜かれる。射線の管理には十分気をつけたい。

 

立ち回り方

本車両はハルダウンで輝く車両である。機動力が悪いため、いかにハルダウンで敵を完封しながらコツコツダメージを稼げるかが問われる。
側面も硬いとはいえイギリス重戦車としての評価であり、はみ出たターレットリングの弱点もあることから、豚飯はあまり推奨されない。豚飯はハルダウンが出来ない場合のとっさの防御姿勢のためとして割り切ろう。

また、前述の通り砲塔は側面からの攻撃にも強く、T110E5と違って敵がある程度分散していても安定したハルダウンが可能。
精度、照準が口径の割に劣悪であり、外すとやや低めのDPMがさらに悪化してしまうのでハルダウン時は自分の砲塔装甲を信じ、しっかりと絞ってから射撃をすることを心がけよう。

 

総論

本家で猛威を振るっているだけあってBlitzでもその石頭っぷりは依然として強力、一見弱点に見える大きめのキューポラも70度というキツい角度が付いており、撃ち抜くためにはHEATとそこそこの精度が必要。砲塔形状と空間装甲から、多方面からの攻撃にも強く、斜めからの射線にも対応出来るのが本車両一番の強みである。

車体上部も硬く、HEAT耐性があるものの、例によって車体下部は広く薄い弱点となっている。戦闘ではこの車体下部をいかに隠すかが重要であり、ハルダウンがメインの車両であることは言うに及ばない。どんな時も戦場にあるもの全てを駆使して、なるべく小まめにハルダウンをし、敵を圧倒しよう。


特徴

長所

  • 鉄壁の砲塔装甲
  • 撃ち下ろしでない限り、AP系の砲弾を強制跳弾してくれるキューポラ
  • 空間装甲付きで強固な車体上部装甲
  • イギリス重戦車としては珍しく厚い車体側面装甲(昼飯や豚飯も可)
  • 俯角が10度とれる上に車高が高いのでとにかくハルダウンがしやすい
  • やや高めのHE弾貫通力(HESH)
  • 非常に優れた照準拡散
  • 課金弾がAPCRなので履帯吸収されにくく、空間装甲に強い
  • 高い榴弾貫徹力
  • 速い弾速
  • 140%とTier10戦車としては優秀なクレジット係数(同格戦車中2位タイ)

短所

  • 面積が広い上に薄い車体下部(紅茶砲のHESHは確定で貫通)
  • 重装甲の分加速性能や旋回性能はややもっさり
  • 薄く榴弾が抜ける車体背面装甲
  • 重戦車としては低めの単発火力
  • 重戦車としては少々物足りない課金弾貫徹力
  • 遅い照準速度と悪い精度
  • 隠蔽率が悪い

歴史背景

詳細

"本家wikiより"
Super_Conqueror_history1.jpg
↑標的用Conqueror

 

Super Conqueror(スーパーコンカラー)とは、装甲強化が施されたFV214 Conquerorの俗称である。
なお、ゲーム内に登場する本車は増加装甲が追加された標的用ConquerorConquerorの新型砲塔案を複合させた車両である。

 

Super_Conqueror_history4.jpg
↑砲塔の形状がゲーム内のそれとはやや異なる
Super_Conqueror_history2.jpg
↑Conquerorに試された成型炸薬弾の弾頭
Super_Conqueror_history3.jpg
↑標的として試験されるConqueror
Super_Conqueror_history5.jpg
↑Conquerorの新型砲塔案
Super_Conqueror_history6.jpg
↑本家のゲーム内モデル。上から見ると新型砲塔案のデザインとそっくりである。

 

参考


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  • コメント1 -- 2018-09-28 (土) 6:00:00
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上のように、関連するコメントを子要素にすることを「ツリー化」「枝化」などと言います。
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}}}


*1 あの紅茶砲のAPですら問答無用で弾いてくる
*2 車体を30度近く傾けても、実質370mm程度