E 100

Last-modified: 2021-01-11 (月) 16:56:18


Tier 10 ドイツ 重戦車 E 100 (エー フンダート)

↑15cm砲を装備している状態。12.8cm砲に比べ、短い砲身とマズルブレーキの有無で判別可能。
↑丸みを帯びたサイドスカートと箱形の砲塔が特徴的だ。
 

12.8cm砲を装備している状態。

この砲を使う意味は一切無い、見かけたらフリー経験値が用意できていないストック状態だと思って問題ない。
 
 

伝説迷彩「頑健なファイター」

頑健なファイター
2,840 で購入可能。
適用中は車両名が「E 100 Stalwart」となる。
砲塔側面に白字で車両名が描かれているがなぜか「-」が付いており「E-100」となっている。
 

本車は15cm砲を装備しないとほとんど劣化Mausである。
TierⅩ戦場で12.8cm砲を使用すると、味方から罵倒のチャットが怒涛の勢いで飛んでくるため、絶対に15cm砲はフリー経験値で開発してから初戦に挑むようにしよう。

Tier XでIS-7と並び人気の高い重戦車。車体正面上部を始めとして防御力は非常に高いが、弱点がはっきりしているため油断は禁物。
また、重戦車としては現状最大の単発火力を誇る15cm砲を搭載できる。課金弾がHEATであるため扱いに注意が必要。精度や弾速、貫通力にもやや難があるが、貫通力に関してはv3.9で通常弾の貫通力が強化されたことである程度軽減された。

 

v1.5での変更点

  • 12,8 cm Kw.K. 44 L/55砲の装填速度:13.23秒
  • 15 cm Kw.K. L/38砲の装填速度:16.27 秒
 

v3.9での変更点

  • 15 cm Kw.K. L/38砲のAP貫通力:258mm
 

基本性能 (v6.9.0)

車体Tier国籍タイプ耐久値
(HP)
車体装甲厚
前面/側面/背面
(mm)
最高速度
前進/後退
(km/h)
初期
重量
(t)
本体価格
(クレジット)
E 100
(Stalwart)
Xドイツ重戦車2750200/150/19030/15129.696,100,0000
 
実用出力重量比(hp/t)12.8 cm Kw.K. 44 L/55 搭載9.25
15 cm Kw.K. 44 L/38 搭載9.24
 

武装

Tier名称発射
速度
(rpm)
弾種平均
貫徹力
(mm)
平均
攻撃力
DPM
(HP/分)
精度
(m)
照準
時間
(s)
総弾数弾薬費
(Cr/G)
重量
(kg)


X12.8 cm Kw.K. L/554.62AP
APCR
HE
246
311
65
460
390
600
2125
1801
2772
0.382.9721070
4800 12
935
3,480+20°
-7°
X15 cm Kw.K.L/383.49AP
HEAT
HE
258
334
85
640
550
960
2232
1919
3348
0.402.9501260
6000 15
1120
3,650
 

砲塔

Tier名称装甲厚(mm)
前面/側面/背面
旋回速度(°/s)視界範囲(m)重量(kg)
XE-100-Turm Ausf. B250/150/1501625058,000
 

エンジン

Tier名称馬力(hp)引火確率(%)重量(kg)
XMaybach HL 295 Ausf. B1,20015750
 

履帯

Tier名称積載量(t)旋回速度(°/s)重量(kg)
XE-100-Ketten150.002030,000
 

乗員

  1. Commander
  2. Driver
  3. Gunner
  4. Radio Operator
  5. Loader
 

派生車両

派生元:E 75
派生先:なし

 

開発ツリー

E 75E100
259,000

12.8 cm Kw.K. 44 L/55

E-100-Turm Ausf. B

15 cm Kw.K. 44 L/38
64,800

Maybach HL 295 Ausf. B

E-100-Ketten
 

:必要経験値

解説

装甲

車体
車体正面上部は200mmの傾斜60度で実質約400mm。この値はMausを上回る。この部位を真正面から貫通できる戦車はごく一部のTD、具体的にはHo-Ri Type IIIJg.Pz. E 100Object 268しかおらず、しかも拡張パーツの砲弾調整を積んで課金弾(Ho-RiのAPは399mm、100駆と268のHEATは418mm)を使用した場合のみである。しかし正面下部は150mmの傾斜50度で実質約240mm程度、下手をすれば格下の通常弾でも貫通できる。そしてもはや恒例だが車体下部に大きなエンジン判定があり、下部を晒すのは相変わらず危険である。
側面は120mmと数値だけ見るとE 75と変わらないように見えるが、丸みを帯びたサイドスカートが60mmの追加装甲扱いであり、さらに太い履帯は40mmの空間装甲扱いなので、HEAT弾をことごとく吸収する。豚飯や昼飯を駆使すれば脅威の防御性能を発揮してくれるだろう。このため、仮にMTで側面をとったとしても車体のサイドスカートにHEAT弾を撃ち込むのは避け、砲塔へ射撃するか通常弾を使うのが好ましい。
AP系にはそれほど強い訳ではない。相手の砲ロ径にもよるが、豚飯の角度が甘いと履帯ごと側面を撃ち抜かれてしまう点には注意。

砲塔
砲塔正面は30度程度の傾斜が付いた250mm装甲で、実質約290mm前後の装甲となる。290mmは同格戦車であれば課金弾を使用されるとほぼ抜かれる上、同格の駆逐戦車であれば通常弾でも抜かれてしまうため、Mausと同様に防御力を底上げするよそ見のテクニックの取得は必須である。(大体砲塔を30度ほど傾けると正面が340mm、側面部が強制跳弾角度に近くなるのでおススメ。)
また砲塔の付け根部分(垂直250mm)、砲塔の頂上部についている棒状の物体(ステレオレンジファインダ)が、共に正面から狙える弱点となっている。敵のE100がハルダウンしていたらここを狙うのもいいだろう。

よそ見の目安

砲塔の形状はほぼ箱形なので、以下の図(BLITZ HANGERのモデルを使用)の様に装填中は砲塔を30度ほどよそ見して見かけの装甲厚を更に増すことが出来る。
正面装甲が340mm程度、左側の側面装甲部は400mmを超え、Tier10中戦車の課金弾ですら貫通させることがほぼ不可能となる。

角度は真上から見た時に砲塔の底面の対角がサイドスカートの端に乗る程度と覚えておこう
(敵が真正面にいてなおかつ車体正面を敵に向けている場合)。

 

主砲

砲はE75から引き継いだ12.8cmと新たに開発する15cm砲がある。
12.8cmの方は、装弾数・リロード時問が改善され以前よりも使い易くなっているものの、貫徹力は通常弾で246mmとTier10戦場においては流石に物足りない。更に、単発火力もMausIS-7と同じとなりE100としての特長が無くなり、防御力の弱体化したMausになってしまう。
そのため、わざわざこの砲を使用する意味は無い。フリー経験値を使用して15cm砲を開発してから初陣に臨もう。

  • 15 cm Kw.K. 44 L/38
    同格TD並みの高い単発火力を持ち、甲高い轟音と共に大口径の砲弾を発射するロマン砲である。
    Ver 3.9のアップデートでAPの貫通力が258mm(砲弾調整で貫通力を上げれば271mm)まで上がったが、IS-4やMausなど、同格重戦車と正面から対峙するときは貫通力が334mm(砲弾調整で貫通力を上げれば367mm)のHEAT弾に頼らざるをえない場面が多いだろう。無論、HEAT弾は空間装甲に弱いので用心すること。
    精度は他重戦車と比べると悪めだが、E100自体が重戦車であり、最前線で戦うのが仕事であるので、それほど気になることはないだろう。
    また15cm砲であるため、榴弾の貫通力も85mmと高く(貫通強化で94mm)、爆風範囲も広い。Grille 15WT auf Pz. IV、軽戦車の側背面に撃ったり、相手戦車の占領妨害や履帯切りをしたり、HEATでも貫通の見込みが乏しい相手(側面しか見せていない重戦車、頭だけ見せているソ連・中華戦車等)へチクチクダメージを与えたり、ミリ残しの相手を確殺したりと使用機会は多い。だいたい10~13発くらいは積んでおこう。

なお同じ15cm砲を用いるVK 72.01 (K)と比較した場合、精度と俯角は同等、照準時間で劣り(2.9s > 2.8s)、発射速度で勝る(3.49 > 3.24)。
照準速度は正直誤差レベルなのでこちらの方が上と考えて良い。

 

総論

ドイツ高tier重戦車の常ではあるが、最前線がこの戦車の持ち場である。重装甲ゆえに金弾を撃たれることもしばしばあるだろうが、車体下部を隠すことや昼飯・豚飯を駆使することで相当耐えることができるはずである。よって自分に敵の注目を集めさせて、味方が側面をつく戦い方が有効だろう。また、最高速度が30km出るなど、ある程度陣地転換に融通がきくのもこの戦車の強みだ。以上よりE100は重装甲・高めの単発火力・中機動力といった特徴を持つ、ドイツ車両にしてはバランスのとれたオールラウンダーという位置付けが相応しい。

 

立ち回り方

決して芋や狙撃はしてはならない。
重戦車で芋や狙撃をするのは論外である。ましてや15㎝の砲だと精度が悪く尚更不適格だ。よって、高火力の主砲と硬い装甲を駆使して前線を張ることがこの車両の仕事となる。装甲が厚く側面にはサイドスカートもあるため、豚飯をしていればかなり弾いてくれる上にHPは2750とかなり多め(tier10車両2位)である為、その高火カとHPを活かした単発交換で敵より優位に立つ事が出来る。
余談であるが、前述の通り人気車両のため、非常にMバッジを取りにくい車両でもある。

小隊を組むのなら、敵車両をスポットしてくれる中戦車にするか、同じE100と組んだ高火力小隊も良いだろう。

 

特徴

長所

  • 他の重戦車とは一線を画す単発火力640
  • 15cm砲であるため榴弾の貫通とダメージが高く、爆風範囲も広い
  • ゲーム内2位の豊富なHP(多少の無茶が効く)
  • 非常に堅牢な車体装甲上部・防盾部
  • 砲塔が箱型のためよそ見で防御力を上げられる
  • 空間装甲としての役割を果たすサイドスカートと転輪部

短所

  • 砲の精度が悪い
  • 劣悪な機動力・隠蔽率(特に坂道では猛烈に減速する)
  • 薄い上に面積の広い車体下部(ドイツ戦車おなじみのトランスミッション判定付き)
  • 金弾を使われると広い弱点と化す砲塔正面(よそ見である程度カバー可能)
  • Tier10なのに新たに砲の開発が必須

歴史背景

クリックで表示

wikipediaより
 E 75、E 50、E 25、E 10の一連の戦車と同じく、戦車の各種構成品を共通化して生産性を高め、また重量ごとに戦車の標準化を行おうという E(Entwicklungstypen=開発タイプ)計画の一環として計画されたEシリーズ版Mausとも言うべき重戦車。
ちなみに本車両以外のEシリーズは車体すら完成していない。
外見も避弾経始に優れた装甲スカートで丸みを帯びた車体に箱型の砲塔が乗った姿をしている。一見、それまでのEシリーズらしからぬ戦車にも見えるが、車体後部の排気管の形状にEの系譜の証を見る事ができる。
 試作車輌はTiger IIと同じ HL230P30 エンジン (700hp) を搭載予定であったが、生産型では HL234 エンジン (800hp) 又は計画中であった過給器付エンジンとなる予定であった。
 マウスの砲塔の流用が予定されていたため、12.8 cm 戦車砲 (12.8 cm Kw.K 44 L/55) 及び 7.5cm 戦車砲 (7.5 cm Kw.K 44 L/36.5) が装備されることになっていたが、最終案として 15cm 戦車砲 (15 cm Kw.K. 44 L/38) 及び 7.5 cm 戦車砲 (7.5 cm Kw.K. 44 L/36.5) 又は 17 cm 戦車砲 (17 cm Kw.K. 44) の搭載も計画されていた。ただし17cm戦車砲を搭載するには砲塔のスペースが足りないので他の駆逐戦車同様の固定式砲塔に改めなければならなかった。このゲームではJagdPz E 100として実装されている。
 また、30.6cm ロケット推進砲も用意されていたようだが詳細は不明である。
 車体前面装甲厚はマウスと同じ200mmであるが傾斜角60°で取り付けているためマウスを上回る防御力を備えている(単純計算で400mm厚に相当する。実際には砲弾が滑りやすい高傾斜な点を考慮にいれると400mmを大幅に超える厚み分の耐弾性を持つと思われる)。車体側面装甲厚は100mmで垂直に取り付けているが、その上に避弾経始に優れた曲面を持つ60mmの装甲スカートを装着する構造となっている。

戦車研究室

E-100超重戦車

E-100は、第2次世界大戦の長期化に対応してドイツ陸軍が戦車開発の標準化、規格化を推進しようとしたプロジェクト「Eシリーズ」の中から生まれた超重戦車である。
ちなみにEシリーズの”E”は、ドイツ語で「開発」を表す「Entwicklung」の頭文字を採ったものである。
ドイツ陸軍兵器局第6課はEシリーズの設計に当たって、次の点に注意するよう求めた。

当時戦車の戦闘力が高まるにつれ、より大口径の火砲を搭載し車体が大型化する傾向があったが、これは必然的に車体重量の増加をもたらし悪影響を及ぼしつつあった。
これを避けるためEシリーズは極力車体を大型化(すなわち重量の増加)すること無く、戦闘室容積を拡大することが求められた。

この結果、Eシリーズに採り入れられた設計上の工夫は次のようなものであった。
まず第1点は機関系をパワーパックとして小型一体化して、車体後部に配置するというものであった。
これは小型一体化することで機関室のスペースを縮小するだけでなく、車体後部の機関室から車体前部の変速・操向機に繋いでいたドライブシャフトのスペースを節約することもできた。

またパワーパックを車体後部に置くことは、前面装甲板を強化することで生じる車体重量のアンバランスを改善する代償重量の役割を果たすことにもなった。
なお、使用するパワーパックについては小型一体化と共に製造および保守の容易さも求められ、Eシリーズの全車種に対して2種類のパワーパックで間に合わせることとされていた。
第2点は、サスペンションの外部搭載の試みであった。

当時のドイツ陸軍戦車は先進的なトーションバー(捩り棒)式サスペンションを採用していたが、このサスペンション方式は緩衝性能が優れている反面、トーションバーが車内下部を貫通しているため車内スペースが減少し、車体下面に脱出用ハッチが設けられないなどの問題があった。
このためEシリーズでは各車で装置の形状に若干の相違はあるものの、全て車体外側にサスペンションを取り付ける方法が採られることになった。

この他地雷に対する防御力も向上させることが求められ、車体下面装甲の強化が図られた。
また戦車の駆動方式はフロントドライブの方が、履帯が外れるトラブルが少ない等の優れた点があるにも関わらず、Eシリーズではパワーパックを車体後部に置いてリアドライブとしたが、これは地雷による被害に対して抗堪性を高める目的もあった。
Eシリーズではその他に装甲板、火力コントロールの安定化などの研究も行われた。

Eシリーズは1944年に生産されるドイツ陸軍戦車の後継として位置付けられており、戦闘重量10~15t級のE-10駆逐戦車、25~30t級のE-25駆逐戦車、パンター戦車の後継となる50t級のE-50戦車、ティーガーII戦車の後継となる75~80t級のE-75戦車、そして130~140t級のE-100戦車の5種類の開発が計画されたが、いすれも途中で開発が中止されたり試作車の製作途中で終戦を迎えている。

E-100戦車はEシリーズの中で最大クラスの車両であったが、意外なことに1945年5月の敗戦までにシリーズ中で最も試作車の製作が進んでいた。
E-100戦車の開発は、1943年6月30日に開始された。
開発契約はフランクフルトのアドラー社に与えられ、ヤェンシェック博士を中心に開発作業が進められた。

しかし1944年11月にヒトラーによって、E-100を含む当時計画されていた全ての超重戦車の開発中止命令が出されたため、E-100戦車の量産化を目標とした開発作業は取り止められ、試作車の製作だけがわずか3名のアドラー社の技師によって、ハウステンベックに置かれたヘンシェル社の工場で細々と続けられた。
しかし結局完成には至らず、製作途中のE-100戦車の試作車は1945年春に侵攻してきたアメリカ軍(恐らくホッジス中将の率いる第1軍の先遣部隊と思われる)に接収された。

E-100戦車の車体形状はパンター戦車やティーガーII戦車と類似したものであったが、車体がそれ以上大型化することを防ぐため、パンター戦車やティーガーII戦車では適度な傾斜が与えられていた側面装甲板は垂直とされ、その分減少する耐弾性の向上を図って、車体側面には3分割された着脱式の装甲スカート(装甲厚は50~60mm程度と思われる)が装着されるようになっていた。

車体の装甲厚は前面が200mm、側面が120mm、後面が150mmで、同時期にシュトゥットガルトのポルシェ社が開発を進めていた超重戦車マウスよりは若干劣るものの、充分過ぎるほどのものであった。
E-100戦車の車内レイアウトは車体前部が操縦室、車体中央部が砲塔を搭載した戦闘室、車体後部が機関室という一般的なものであった。

Eシリーズの設計指針とは異なり、E-100戦車は従来のドイツ陸軍戦車と同じくリアエンジン/フロントドライブ方式を採用しており、車体内にドライブシャフトが走っていた。
E-100戦車の試作車は車体部分が途中まで製作されただけで砲塔については結局製作されず、試験時には同重量のダミー砲塔を搭載することとされた。

計画ではエッセンのクルップ社が開発したマウス戦車と同一の全周旋回式砲塔を搭載することになっており、武装は主砲として55口径12.8cm戦車砲KwK44を装備し、さらに副砲として36.5口径7.5cm戦車砲KwK44を主砲の右側に同軸装備するという重武装であった。
また最終的には主砲として38口径15cm戦車砲KwK44、または17.4cm戦車砲KwK44を装備することが考えられていた。

E-100戦車の弾薬搭載数は、12.8cm砲搭載型の場合マウス戦車と同じく12.8cm砲弾24発、7.5cm砲弾200発で、15cm砲用の弾薬はこれより少なくなるものと思われるが、正確な数字は出されていない。
E-100戦車の砲塔側面には前後にクレーン装着用の固定具がそれぞれ上下に装着される予定で、これがマウス戦車の砲塔との相違点となっている。
このクレーンは装甲スカートの着脱に用いるもので、取り外した装甲スカートの装着具も兼ねていた。

E-100戦車のエンジンについてはE-50戦車、E-75戦車と同様、フリードリヒスハーフェン・マイバッハ発動機製作所製のHL234 V型12気筒液冷ガソリン・エンジン(出力800hp)が使用される予定であった。
変速機は新たに開発された同社製の「メキドロ」(Mekydro)半自動変速機(前進8段/後進4段)で、戦闘重量140tのE-100戦車を路上最大速度40km/hで走行させることが可能となっていたそうである。

しかし、実際はエンジンおよび変速機は試作車の製作時には間に合わなかったため、走行試験のためにティーガーII戦車に使用されたマイバッハ社製のHL230P30 V型12気筒液冷ガソリン・エンジン(出力700hp)と、同社製の「オルファー」(Olvar)OG401216B半自動変速機(前進8段/後進4段)がとりあえず搭載されたという。
ティーガーII戦車と同じエンジンを搭載したこともあって、E-100戦車の機関室レイアウトはティーガーII戦車と酷似しており、エンジン点検用ハッチの左右には吸/排気グリルが設けられていた。

これは中央の円形グリルから外気を導入し、その前後に設けられた長方形のグリルから熱気を排出するもので、エンジンへの空気は点検用ハッチ中央に配された2個の装甲カバー付き吸気口から導入される。
この他車体後面の排気管や燃料注入カバー、冷却水注入カバー、吸気口カバーなどもティーガーII戦車に酷似していたが、潜水装備は最初から考慮されてはいなかった。

E-100戦車のサスペンションはアドラー社が新たに開発したもので、他のEシリーズと同様車内スペースに影響しないように車体側面に外装式に取り付けるよう設計されていた。
このサスペンションは車体側面中央部に前後に走る小型の構造材を設け、各転輪アームの前後に縦型コイル・スプリングを収めたケースを縦に装着してその上端を前述の構造材に取り付け、ケースの下端は転輪アームの下部前後に張り出した固定部に取り付けるという極めて簡単な構造であった。

各サスペンションアームには複列式の転輪が取り付けられ、片側8個の転輪がティーガーII戦車と同じくオーバーラップ式に配置されていた。
E-100戦車の転輪は直径900mmで、内部にゴムを収めた鋼製転輪であった。
第1、第2、第8転輪のサスペンションアームには、それぞれショック・アブソーバーが装着されていた。

E-100戦車の履帯は幅が1,020mmもある巨大なもので、この幅広履帯のおかげで接地圧を抑えることができた。
車体前部の起動輪と後部の誘導輪はいずれも外側部分を取り外すことができたが、これは鉄道輸送の際に貨車からはみ出さないように採られた措置で、加えて第2、第4、第6、第8転輪の外側部分も外した状態で、幅550mmの狭い鉄道輸送用履帯を装着して貨車に搭載するようになっていた。

車体側面の装甲スカートが着脱式となっていたのはこの鉄道輸送を考慮したためで、外された装甲スカートは鉄道輸送時には砲塔側面に装着するようになっていた。
結局E-100戦車はサスペンションが不足し、車内部品も不完全な試作車体のみが完成するに留まり、アメリカ軍がヘンシェル社のハウステンベック工場に到達した時には虚しくその残骸を晒していたに過ぎなかった。

E-100戦車に関心を持ったアメリカ軍は試作車の製作作業の続行を命じ、1945年5月頃には機関系や転輪などを装着して車体のみが一応完成した。
しかし走行自体はできなかったようでこの時点でアメリカ軍は興味を失ってしまったのか、E-100戦車の試作車体をイギリス軍に提供してしまった。

E-100戦車を受け取ったイギリス軍は1945年6月にトレイラーに載せて海路イギリスに運び、ボーヴィントン戦車試験場で履帯の装着が行われた。
しかしイギリス軍もまた本車への興味を失ってしまったようでその後の記録には登場せず、恐らくスクラップとなってしまったものと思われる。

<E-100戦車>

全長:    10.27m
車体長:   8.69m
全幅:    4.48m
全高:    3.29m
全備重量: 140.0t
乗員:    6名
エンジン:  マイバッハHL234 4ストロークV型12気筒液冷ガソリン
最大出力: 800hp/3,000rpm
最大速度: 40km/h
航続距離: 120km
武装:    38口径15cm戦車砲KwK44×1
        36.5口径7.5cm戦車砲KwK44×1 (200発)
        7.92mm機関銃MG42×1 (5,000発)
装甲厚:   40~240mm


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