Tier 7 ドイツ 中戦車 VK 30.02 (D)(ファウカー ドライスィッヒ ヌルツヴァイ デー) / 日本語表記: ダイムラー・ベンツ製30t級試作戦車2号案
Panther Iの開発時に、ダイムラーベンツ社の提示した設計案。VK 30.02 (DB)とも。
MAN案のVK 30.02 (M)と比較して、よりT-34に似通ったデザインであった。
VK 30.02 D は攻守ともに揃った名車輌です。敵の弾を容易に弾く頑強な傾斜装甲と正確な主砲を搭載しているこの車両を使う際には、弱点である側面と背面を如何にして守るかが課題となることでしょう。
直近90日の平均勝率:48.55%(2022年1月7日現在、BlitzStars調べ、ver8.6.x)
※平均勝率は参考数値であり、その車両の絶対的な強さを示すものではありません。
基本性能(v4.8.0)
車体 | Tier | 国籍 | タイプ | 耐久値 (HP) | 車体装甲厚 前面/側面/背面 (mm) | 最高 速度 (km/h) | 初期 重量 (t) | 本体価格 (クレジット) |
VK 30.02 D | VII | ドイツ | 中戦車 | 1150~1250 | 104/47/52 | 56 | 37.51 | 1,369,000 |
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武装
砲塔:VK 30.02 (D)(初期)
Tier | 名称 | 発射 速度 (rpm) | 弾種 | 平均 貫徹力 (mm) | 平均 攻撃力 | DPM (HP/分) | 精度 (m) | 照準 時間 (s) | 総弾数 | 弾薬費 (Cr/G) | 重量 (kg) | 俯 仰 角 | |
VI | 7.5 cm Kw.K. 42 L/70 | 11.35 | AP APCR HE | 150 194 20 | 160 135 200 | 1816 1532 2270 | 0.35 | 2.3 | 79 | 0 2800 7 0 | 1,740 | +20° -8° |
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砲塔:VK 30.02 (D) Schmalturm(後期)
Tier | 名称 | 発射 速度 (rpm) | 弾種 | 平均 貫徹力 (mm) | 平均 攻撃力 | DPM (HP/分) | 精度 (m) | 照準 時間 (s) | 総弾数 | 弾薬費 (Cr/G) | 重量 (kg) | 俯 仰 角 | |
VI | 7.5 cm Kw.K. 42 L/70 | 12.50 | AP APCR HE | 150 194 20 | 160 135 200 | 2000 1687 2500 | 0.35 | 2.3 | 100 | 0 2800 7 0 | 1,740 | +20° -8° | |
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VII | 8.8 cm Kw.K. 36 L/56 | 9.02 | AP APCR HE | 150 200 44 | 220 190 270 | 1984 1713 2435 | 0.38 | 2.3 | 80 | 0 3200 8 0 | 2,050 |
砲塔
Tier | 名称 | 装甲厚(mm) 前面/側面/背面 | 旋回速度(°/s) | 視界範囲(m) | 重量(kg) |
VII | VK 30.02 (D) | 80/45/45 | 32 | 250 | 6,000 |
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VIII | VK 30.02 (D) Schmalturm | 120/60/60 | 24 | 260 | 7,745 |
射界 | 全周 |
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エンジン
Tier | 名称 | 馬力(hp) | 引火確率(%) | 重量(kg) |
VII | Maybach HL 210 TRM P30 | 650 | 20 | 850 |
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VIII | Maybach HL 230 TRM P30 | 850 | 20 | 1,200 |
VIII | MB 507 | 720 | 15 | 900 |
履帯
Tier | 名称 | 積載量(t) | 旋回速度(°/s) | 重量(kg) |
VII | VK 30.02 (D) | 43.00 | 38 | 11,000 |
---|---|---|---|---|
VIII | VK 30.02 (D) verstärkteketten | 43.00 | 42 | 11,000 |
乗員
- Commander
- Driver
- Gunner
- Radio Operator
- Loader
派生車両
派生元:VK 30.01 (D)
派生先:Indien-Panzer
開発ツリー
VK 30.01 D | ━ | VK 30.02 D 55,220 | ━ | 7.5 cm Kw.K. 42 L/70 | ━ | VK 30.02 (D) Schmalturm 15,120 | ━ | 8.8 cm Kw.K. 36 L/56 11,210 | ━ | Indien-Pz. 81,100 2,420,000 |
━ | VK 30.02 (D) | |||||||||
━ | Maybach HL 210 TRM P30 | ━ | Maybach HL 230 TRM P30 15,800 | ━ | MB 507 17,000 | |||||
━ | VK 30.02 (D) | ━ | VK 30.02 (D) verstärkteketten 11,315 |
:必要経験値
解説
装甲
やや頼りなかった装甲がVer.8.1で全体的に強化された。
- 砲塔
改良砲塔の正面装甲も120mm厚から145mmに上昇し、実質150mmとハルダウンの信頼性が増した。依然として同格にはやや心もとないが、防盾部は本装甲145mmに150mmの空間装甲が強制跳弾角度で加わり実質500mm以上の防御力を持ち、ここに当たればどんな砲弾でも無力化してくれるため非常に頼もしい。
加えて防盾上部に半円のように配置されているショットトラップ防止のようなカバーは30mmの空間装甲扱いであり、範囲こそ非常に狭いもののここに当たってくれれれば同格の課金弾でも貫通を抑えられる。
これらを上手く活用するためハルダウンでは静止せず、揺らして防盾を撃たせよう。精度の高い戦車相手にはそれでも防盾部以外を抜かれる可能性があり過信は禁物だが、精度の悪い戦車相手であれば距離を取って揺らしたハルダウンだと防盾に当たることも多く、その場合は十分に弾けるので抜かりなく行っていきたい。
また、形状特性上よそ見をすると容易に抜かれるので、ハルダウンする場合は常に相手に対して正面を向く必要がある。 - 車体
以前の車体上部は実質130mmほどしかなく格下のみに有効だったが、装甲厚が80mmから100mmに増厚されたことによって実質160mmとCometやT-43、Bulldogなど一般的なMTLTの通常弾であれば防げるまでに成長した。貫通力が160mm台の車輛にはそのままでは貫通されてしまうが、昼飯で対抗可能である。とは言え課金弾を使われると簡単に抜かれてしまうため、基本は8度取れる良好な俯角を活かしてハルダウンで砲塔のみを出して戦うこと。
下部は100mmのままで炎上判定こそないものの、変わらず弱点である。
側面は45mm、履帯裏に至っては41.6mmと前身から一切進歩がなく、強化もされていない。15榴はほぼ確定で貫通してしまう上に、車体も大柄で当たる可能性も大きいので注意する事。
側面のやや後ろについているダクトらしき構造物は空間装甲扱いで極めてまれに弾いたり榴弾の威力を弱めたりする可能性があるものの、狙って出来る芸当ではないため豚飯などは積極的に使うべきではない。
主砲
本車両最大の泣き所である。
火力面で高い性能を持つことの多い同格軽・中戦車と比べるとかなり控えめな性能で、いずれの砲も貫通力が低く同格以上には課金弾を使用する場面も多くなり、とにかく火力不足に陥る状況が多い。
- 7.5 cm Kw.K. 42 L/70
引き継いだ7.5cm砲は初期砲としては優秀で、最終砲とほぼ同等の貫通力と優れた精度を持っているものの、8.8cm砲がbuffされた現状ではあくまで最終砲の繋ぎという立ち位置である。
- 8.8 cm Kw.K. 36 L/56
VK 36.01 HやVK 30.01 Pの最終砲かつTiger I、Tiger (P)の初期砲であり互換性がある。
初期砲よりも精度や拡散に劣るが十分な単発火力を持つ。しかし格下戦車の最終砲というだけあって貫通力、DPM、精度、照準時間、拡散、弾速に至るまで同格平均以下であり現環境ではこちらの砲でもやや苦しい性能であると言わざるを得ない。
長所である単発火力を活かすため、良好な8度の俯角を活かしたハルダウン等の丁寧な立ち回りで少しでも足りない部分を補うことが望まれる。
機動力
前身から引き継ぐ中間エンジンでも出力は十分確保されており戦闘には耐えうる性能ではあるものの、走り出しがやや鈍いと感じるだろう。最終エンジンを積むと加速性が若干上昇し、大分最高速を保ちやすくなる。
また、履帯は改良することで旋回性能がかなり上昇するのでフリー経験値に余裕があるのならば開発を進めてしまいたい。
それなりの速力を持ち車体の旋回速度も致命的というほど悪いわけではないが、砲塔の旋回が重戦車並みに遅く、快速戦車相手に接近戦を仕掛けられると車体旋回+砲塔旋回でも相手戦車の機動力に追いつけなくなることもある為、出来るだけ相手戦車からは距離を保って戦いたい。
索敵・隠蔽性能
目立ちにくい利点ではあるが、視界距離は改良砲塔では260mと同格LTのType 62、MTのCometと並んでトップである。
隠蔽性能も前身のVK 30.01 (D)よりも若干低下したが悪くない、とは言え車体は大柄な部類で狙われやすい上に機動力も良いとは言えないため、過度な過信はしないこと。
立ち回り方
ハルダウンは同格MT以下に対しては強力で、格下戦では高い単発と合わせて前線で活躍できる。
しかし格上戦では貫通力不足に加え、非常に遅い砲塔旋回速度から対応力も低いため最前線での戦闘には不適。偵察後は後方や側面に周り味方を支援しよう。中遠からであればハルダウンは引き続き有用。
特徴
長所
- 同格以下の通常弾は弾く正面装甲
- 良好な俯角8度
- 8.8cm砲の良好な単発火力
- 広めの視界260m
- ドイツTier7唯一の後輪駆動で正面下部を撃たれても燃えない
- 良好な最高速度
- 特殊常備品「改良型火薬」、特殊消耗品「照準調整」を積むことができる
- あまりにも見かけないためかヘイトが低い
短所
- 単発火力以外は全体的に性能が低い主砲
- 砲塔の旋回がMTにしては極めて遅い(一部重戦車に負けている)
- いくらか強気に出れるとはいえ課金弾には簡単に貫通される装甲
- 低めの旋回性能、加速力、登坂力
影が薄すぎる
初期の研究
- 初期砲塔はとにかく装甲が薄く、せっかくの車体装甲が台無しになってしまう上に最終砲も積めないため、最優先で砲塔を研究すること。
- また初期砲だと同格中戦車と比べて性能が低いため、出来れば最終砲もフリー経験値で開発してしまいたい。並行してVK 36.01 (H)を開発していると最終砲の開発をしなくて良いため比較的楽になる。
歴史背景
1938年、ドイツ陸軍は戦車隊の中核を担う主力中戦車として、III号戦車とIV号戦車を統合した新たな戦車の開発計画を立ち上げた。当初の計画ではこの新型戦車は重量20トン級、5cm級の戦車砲を装備した中戦車として計画名称「VK20.00」が与えられ、1939年10月にはダイムラー・ベンツ社が開発主体として選定されている。これには後にクルップ社が加わり、更に1940年にはMAN社が参加することとなり、各社に設計案の提出が求められ、それぞれVK20.01(D)、VK20.01(K)、VK20.01(M)の計画名称が与えられた。
各社の設計案より最終的に選定された車両には「Pz.Kpfw.V(V号戦車)」の制式名称が与えられることも内定し、設計作業が進められていたが、1941年に独ソ戦が開始されると、T-34戦車を始めとしたソ連戦車に対しIII号/IV号戦車は苦戦を強いられることになった。この事態に衝撃を受けたハインツ・グデーリアン将軍は、後に「戦車委員会(Panzerkommission)」と呼ばれることになる調査団を東部戦線に派遣し、T-34の評価を行った。詳細な調査の後、戦車委員会は、T-34の最大の長所は
1.避弾経始を取り入れた傾斜装甲を採用している
2.幅広の履帯を有し、柔らかい土の上での機動性を向上させている
3.装備する76.2mm砲は、同世代の戦車と比較して大口径であり威力に優れる
以上の3点が重要な特徴であると結論した。
この調査結果を受け、T-34には従来の設計思想に基づいた車両では対抗できないと考えられるようになり、Vk20.00計画は30トン級の中戦車の開発計画として拡大され、計画名称も「VK30.02」に改称された。VK20.00の制式名称として予定されていた「V号戦車」の制式番号は、当車の開発が開発・生産中の戦車のうちでもっとも優先するものとされたことと、T-34に対抗する新型車両を開発していることを秘匿するために引き続き使用されたため、開発・設計がVI号戦車(ティーガーI)の後に開始されたにも関わらず、番号はそれよりも古いものとなっている。
1941年11月末、ダイムラー・ベンツ社とMAN社に30-35t級新型中戦車、VK3002の1942年4月までの期限での設計が発注された。
ダイムラー・ベンツによるVK3002(DB)はT-34の影響を大きく受けたスタイルではあるが、足回りは大型転綸とリーフスプリング式サスペンションの組み合わせであり、この為ターレットリングの小型化、車体の小型化などが実現された。
MANの初期案であるVK3002(MAN)、秘匿名称“トラディショナルなドイツの戦車”と共に両者の案は42年1月から3月までフリッツ・トート、後にアルベルト・シュペーアによるレビューを受け、両者ともDB案をヒトラーへ提案する事を支持していた。しかし、最終案提出に際しMAN社はDB社の提案を参考にデザインを変更し、最終的に採用となったのは、よりドイツ戦車的構造であるVK3002(MAN)の方であった。この決定の決め手の一つに、MAN社のデザインは既存のラインメタル―ボルジッヒの砲塔を利用できた、と言う事も挙げられる。
この新型中戦車は1942年5月15日に「V号戦車パンターA型(Sd.Kfz.171)」と命名された。しかしこれは1943年1月に「パンターD型」に変更され、A型の名はより後の型につけられている。
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ツリー化、枝化とは?
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