ヤギ

概要

ピクシーを用いるゲームで、初期デッキに銅貨1枚の代わりに入る家宝カード。なんと初期デッキに入ってくる圧縮カードである。
しかも、廃棄にはアクション権が不要で、廃棄カードに制限もなく、強制ではないため腐ることもない。おまけに1コインが出ると、圧縮カードとして極めて優秀と言える。
しかしそれは全プレイヤーにとって同じことであり、ゲーム展開がかなり早くなる。取るべき戦略は慎重に選びたい。

利用法

• 初手から屋敷や銅貨を廃棄するのに利用でき、非常に強力。
  • 青空市場や司祭など、廃棄すると追加効果が得られるカードとの相性も抜群。
  • 初手2-5で5金の方にヤギが来た場合、銅貨を廃棄すると4金までの購入しかできなくなる。廃棄を行わずに5金のカードを購入すべき場合もあるので悩ましい。
  • 避難所を使用するゲームの場合、初手で草茂る屋敷を廃棄すると1ターン目からシャッフルが発生するので注意。

• 強力だが通常は1枚しかデッキに入らない*1カードなので、以下のような方法でヤギの使用回数を稼ぐのを狙うのも良い。
  • 地下貯蔵庫のようなカードで、デッキを回転させる。
  • 使者のような「デッキを捨て札に置く」効果を持つカードで、強制的にデッキを回す。
  • 山村のような「捨て札のカードを拾う」効果を持つカードで、捨て札のヤギを回収する。
    • ゴミあさりは両方の効果を持ち、好相性と言える。
  • 冠で2回使用し、廃棄を2回行うのも良いだろう。
  • 薬草商や納骨堂で使用したヤギを使い回すのも良い。

• ヤギを用いるゲームでは、ほとんどの場合デッキ2周目は12枚ではなく11枚となり、戦術が変わってくることがある。
  • 2周目の2底の可能性は無くなり、初手の2枚が揃いやすくなるため、浮浪児-浮浪児などの「揃えば強い2枚」が揃いやすくなる
  • 通常とは違い、3,4ターン目でデッキを2枚分掘るだけでシャッフルが発生してしまう。特に初手では、購入するアクションでのドロー枚数を、あえて1枚以下に抑えるように選択する場合もあるだろう。

• 廃棄がある程度進むと、廃棄すべきカードが手札になく、銅貨相当の働きしかしなくなることも多くなる。
  • 他の圧縮カードを利用して、ヤギ自体を廃棄してしまうのも手。
    • 別途財宝の廃棄が得意なカード(香辛料商人、偽造通貨など)をデッキに入れ、ヤギが屋敷を廃棄しきったら廃棄材にする、というデッキ構成が考えられる。
    • ヤギは地味に2コストなので、改築する弾とするのも悪くない。
  • 1金出るだけ悪さはしていないと捉えて、何も手を打たないことも選択の一つ。
    • ヤギによる圧縮のみで引き切りデッキを構築できるのであれば、他の圧縮カードへの手数＋ヤギで発生する1金を失わずに済むし、呪い撒きなどへの耐性も確保でき、むしろ得であるとすら言える。

詳細なルール

• ピクシーを用いるゲームでは、初期デッキの銅貨1枚をヤギに入れ替える。
  • 入れ替えた銅貨は、サプライの山札に戻す。
• 廃棄は任意である。手札のカードを廃棄しなくてもよい。

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