収録拡張 | コスト | カード種別 | 効果 |
暗黒時代 | 3 | アクション-アタック | +1カードを引く +1アクション 他のプレイヤーは全員手札が4枚になるまで捨て札をする。 -------------------- あなたのプレイエリアにこのカードがあるときに、他のアタックカードを使用したとき、このカードを廃棄してもよい。 そうした場合、傭兵の山札から傭兵1枚を獲得する。 |
概要 
ハンデスアタック効果を持つキャントリップ。手札枚数を4枚に減らせるが、不要な勝利点1枚を捨てられて終わりということも多い。
また、このカードが場に出ている状態でアタックカードを使用すれば、自身を廃棄し傭兵を獲得することができるユニークな効果を持つ。
他のアタックカードとの併用はもちろん、浮浪児そのものがアタックカードであるため、初手を浮浪児2枚にして揃うのを狙うゲームも多いだろう。
ただし、傭兵は+アクションを持っていない上に手札2枚の廃棄を必要とするので、浮浪児のままにしておいた方が便利なこともあることには注意。
利用法 
- 浮浪児自身の使用時効果は、手札を4枚以下まで捨てさせるハンデスアタックである。
- 浮浪児自身の性能はそこまで高くなく、基本的に傭兵の踏み台となるカードなので、早いうちに他のアタックと揃えて廃棄し傭兵を獲得しておきたいところ。
しかし他のアタックと揃えないと傭兵にできないのがくせもの。初手浮浪児-浮浪児の場合、デッキ2週目で浮浪児が揃う確率は 5/11 (約45%)。浮浪児-襲撃者(のような4コスト以下のドローしないアタック)だと 25/66 (38%弱)で4割を下回る*1ため、どのタイミングで傭兵を獲得できるかは完全に運任せである。初手5-2の場合、黒猫か石工や舞踏会があるなど特殊な条件下を除いて2週目での傭兵入手は不可能になる。 - 浮浪児2枚でスタートした場合、一度傭兵を獲得できてしまえばもう1枚の浮浪児は用済みも同然である。2枚目の傭兵にしてもいいが、傭兵の廃棄材にしてしまうことも少なくない。
ハンデスが相手のデッキに刺さるのであれば、浮浪児を廃棄せずそのまま持っておくことも選択肢に入る。 - 保存や探検が乱れ飛ぶ際のメタであり、他のハンデスと異なりキャントリップなおかげで自分がやりたいことを一切阻害せずに妨害できる。
- 兵士とは相性が良く、得られるコインを増やしやすい上にハンデス効果も上手い具合に重なるので相手の手札を3枚まで減らすことができる。
どちらのカードもより強力なカードへの踏み台という印象が強いので見落とされがちだが、意外と侮れないので気をつけておきたい。
詳細なルール 
- 相手の手札が4枚以上の時に1枚捨てさせる効果ではなく、手札枚数に関わらず4枚になるまで捨てさせる効果である。民兵タイプのハンデス効果であることに注意。
- 浮浪児を廃棄し傭兵を獲得する効果は、浮浪児が場に出ている間に他のアタックカードを使用した際に誘発する『使用時誘発効果』である。
- この処理は使用した他のアタックカードの処理の前に行われる。
- 浮浪児Aを使用した後に浮浪児Bを使用した場合、浮浪児Aを廃棄するか選択した後、浮浪児Bの効果でカードを引く(カードを引いてしまうと、浮浪児Aを廃棄しない選択をしたことになり、傭兵を獲得できない)。
- 浮浪児を使用した後に兵士を使用した場合、浮浪児を廃棄するか選択した後、兵士の効果で場にあるアタックカードを数える(兵士で浮浪児を場にあるアタックカードと数えると、浮浪児を廃棄しない選択をしたことになり、傭兵を獲得できない)。
- 浮浪児を使用した後に(夜フェイズで)夜襲を使用して浮浪児を廃棄した場合、(場に他の浮浪児が残っていなければ)他プレイヤーは夜襲のアタック効果で手札の浮浪児を捨て札にできなくなる。
- アタックカードを使用すると、当然他プレイヤーはアタックの使用に誘発するリアクション(堀、秘密の部屋、馬商人、物乞い、隊商の護衛、外交官、Guard Dog)でリアクションできる。
これは浮浪児の使用時誘発効果と同時に誘発するが、複数人に対する効果の同時発生ルールに従い、ターンプレイヤーの処理(=浮浪児の使用時誘発効果)から解決する。
- この処理は使用した他のアタックカードの処理の前に行われる。
- アタックカードの山札に+1カードトークンなどの+○○トークンが乗っている場合は、先にトークンの効果を処理し、その後浮浪児の使用時誘発効果を処理する。+○○トークンのはカードを使用したとき「先にfirst」得るとされていて、カードの能力のみならず使用時誘発効果の中でも真っ先に誘発するためである。
- 玉座の間などで浮浪児を複数回使用した場合、「他のアタックカードを使用したときに」という条件を満たしていないので、傭兵は獲得できない。
- 傭兵の山札に傭兵のカードがないときも、浮浪児を廃棄することができる。その場合、傭兵は獲得できない。
- 2019年のルール変更とエラッタに関連し、以下のカードの処理時に注意。
コメント 
暗黒時代(王国カード) | ||||||||||
コスト1 | 救貧院 | |||||||||
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コスト2 | 従者 | 浮浪者 | 物乞い | |||||||
コスト3 | 隠遁者 | 賢者 | 採集者 | 物置 | 浮浪児 | 青空市場 | ||||
コスト4 | 金物商 | 吟遊詩人 | 行進 | ゴミあさり | 城塞 | ネズミ | 武器庫 | 死の荷車 | 襲撃者 | 封土 |
コスト5 | 屑屋 | 山賊の宿営地 | 建て直し | 地下墓所 | 墓暴き | 伯爵 | はみだし者 | 秘術師 | 盗賊 | 略奪 |
狂信者 | 騎士 | 偽造通貨 | ||||||||
コスト6 | 狩場 | 祭壇 |