SMV CC 56

Last-modified: 2025-12-23 (火) 05:13:02

Tier7 イタリア(パンユーロ) 駆逐戦車 Semovente Controcarro mod. 1956

CC-56.jpg
Cannone da 105/56 装備時
 
その他の画像
95D12016-4802-4223-BAB7-D6FA045C65F7.jpeg
Cannone da 90/60 装備時
 

パンユーロに属するイタリアのTier7重駆逐戦車。
前身(Bassotto)とは打って変わって、限定旋回式のカチカチな砲塔を手に入れたほか、癖の強いオートリローダー砲を本車輌から搭載可能。
堅牢な砲塔とリローダー砲はここから連なるイタリア重駆逐の特徴でもあり、本車輌はイタリア重駆逐の入門となる。(Tier7と8は単発砲も搭載できる)

 

直近90日の平均勝率:52.1%(使用者35,000人中)(2025年5月11日現在、BlitzKit調べ、ver11.8.0)
※平均勝率は参考数値であり、その車両の絶対的な強さを示すものではありません。

過去の統計

直近90日の平均勝率:52.45%(2023年9月7日現在、ver10.1.5)

 

基本性能(v11.4.0)

※以下の数値は最終装備、搭乗員100%時の数値

車両名Tier国籍タイプ耐久値
(hp)
車体装甲厚
前面/側面/背面
(mm)
最高
速度
(km/時)
重量
(t)
超信地
旋回
射界
(度)
隠蔽率
静止中/移動時/発砲時
(%)
本体価格
(クレジット)
SMV CC-56VIIイタリア(パンユーロ)駆逐戦車1200210/75/42前進36/後退1232.70不可左右45°19.5/14.6/4.391,420,000cra.png
 

主砲

砲塔:CC 56 tipo 1
自動再装填砲(オートリローダー砲)

Tier名称自動装填時間
(秒)
弾倉
装弾数
(発)
再装填時間
(秒)
発射速度
(発/分)
弾種平均
ダメージ
(hp)
平均貫通力
(mm)
DPM
(hp/分)
弾速
(m/秒)
着弾分布
(m)
照準時間
(秒)
仰俯角
(度)
総弾数
残弾数
(発)
VICannone da 90/53 M.26.85/8.63/7.6733.535.36AP
HEAT
HE
240
200
270
195
242
55
1286
1071
1446
810
780
680
0.3842.49+20°/-7°60
0/1/2
VIICannone da 90/6024.93/8.63/6.7133.006.18AP
HEAT
HE
240
200
270
208
252
60
1483
1236
1668
810
780
680
0.3742.35+20°/-7°60
0/1/2
 

砲塔:CC 56 tipo 2
単発砲

Tier名称装填時間
(秒)
発射速度
(発/分)
弾種平均
ダメージ
(hp)
平均貫通力
(mm)
DPM
(hp/分)
弾速
(m/秒)
着弾分布
(m)
照準時間
(秒)
仰俯角
(度)
総弾数
VIICannone da 105/569.116.59AP
HEAT
HE
310
260
400
197
245
53
2042
1712
2635
790
780
680
0.3842.54+20°/-7°60
 

砲塔:CC 56 tipo 2
自動再装填砲(オートリローダー砲)

Tier名称自動装填時間
(秒)
弾倉
装弾数
(発)
再装填時間
(秒)
発射速度
(発/分)
弾種平均
ダメージ
(hp)
平均貫通力
(mm)
DPM
(hp/分)
弾速
(m/秒)
着弾分布
(m)
照準時間
(秒)
仰俯角
(度)
総弾数
残弾数
(発)
VICannone da 90/53 M.24.93/7.67/5.7533.536.46AP
HEAT
HE
240
200
270
195
242
55
1551
1293
1745
810
780
680
0.3742.30+20°/-7°00
0/1/2
VIICannone da 90/6023.01/5.75/4.7933.007.70AP
HEAT
HE
240
200
270
208
252
60
1847&br1540;
2078
810
780
680
0.3642.21+20°/-7°00
0/1/2
 

※「着弾分布」:100mでの着弾分布。
※「照準時間」:照準円が最大まで広がった状態から、3分の1の大きさへ収束するまでにかかる時間。ゲーム内では最小の大きさへ収束するまでにかかる時間が表示されています。

 

砲塔

Tier名称装甲厚
前面/側面/背面
(mm)
旋回速度
(度/秒)
視認範囲
(m)
VIICC 56 tipo 1190/110/4216.69230
VIICC 56 tipo 2250/120/4217.73230
 

エンジン

Tier名称出力
(馬力)
VIIContinenntal AOI-1490350
VIIContinenntal AOI-1490-M385
 

履帯

Tier名称旋回速度
(度/秒)
VIICC mod. 5622.11
VIICC mod. 5725.43
 

派生車両

派生元:Bassotto
派生先:SMV CC-64

 

開発ツリー

BassottoSMV CC 56
65,500fa.png
Gun.png
Cannone da 90/53 M.
Gun.png
Cannone da 90/60
18,000fa.png
SMV CC-64
118,000fa.png
2,410,000cra.png
turret.png
CC 56 tipo 1
turret.png
CC 56 tipo 2
9,700fa.png
Gun.png
Cannone da 105/56
27,000fa.png
engine.png
Continental AOI-1490
engine.png
Continental AOI-1490-M
9,000fa.png
suspension.png
CC mod. 56
suspension.png
CC mod. 57
8,400fa.png
 

fa.png:必要経験値
cra.png:必要クレジット

 

解説

(Ver9.4現在、性能引用元であるBlitzHangerの更新が止まっているため、以下の解説は暫定的に装甲を「Armor Inspector」、数値を「BlitzStars」から参照して記述しています。)

装甲

  • 車体
    車体上部の装甲厚は210mm(傾斜込みで実質227mm)と非常に分厚く、格上重戦車の通常弾*1を弾き返すほどに強固である。
    一方で、左右の切り欠きは実質194mmと高めの貫通力を持つ車輌には抜かれてしまう。範囲こそさほど広くないものの、昼飯や豚飯の角度を取る際に明確な弱点となる。
    この際、遮蔽物から車体前面を出し側面を隠す形の豚飯(前面豚/豚飯の亜種)を使うことをお勧めする。特に、砲塔の位置が前寄りのイタリア重駆逐に乗るうえで覚えておいて損はない。
    あとは、基本テクニックである飛び出し撃ち(遮蔽物の一歩手前で照準を絞り切り、遮蔽物から出てすぐ照準を絞り切らずに撃ってすばやく下がること)を徹底しよう。
    車体下部は実質168mm程度かつ範囲が広いため、同格重戦車や格上相手では簡単に貫通される。
    それでも、APの標準化を加味しても155mm相当*2の防御力を持っており、格下や同格の軽中戦車の多くが課金弾の使用を余儀なくされる。
    側面は75mm装甲と重戦車並みで、かつ履帯裏も同じ装甲厚を持つ。豚飯も十分可能な分厚さだが、切り欠きを考慮すると緊急時の使用のみに留めておいた方が無難である。
     
  • 砲塔
    砲塔装甲は一言でいえば、物凄くカチカチ。これを安定して貫通する可能性があるのは、Ho-Ri Type IISU-152SU-101等のごく一部の車輛に限られる。
    主砲に近い中央部が実質280~400mm(素は250mm)、その外側が実質330~375mm(素は170mm)とTier7とは思えない堅牢さを誇る。
    これは素の装甲の厚さに加え、砲塔が扁平かつ前面に絞った形状で避弾経始に優れているためである。
    防盾は80mmの本装甲と265mmの分厚い空間装甲に覆われており、言わずもがな全ての砲弾を跳弾させる。
    なお、防盾脇のとても狭い範囲に250~266mm程度の部分があり、数字上は高貫通砲の課金弾ならば抜けるが、実戦で抜かれることは滅多にない。
    左右にあるキューポラは130~150mm程度と弱点となるが、あまり大きくなく、距離を取って細かく動けばかなり狙いにくくなる。俯角をフルに活かしたハルダウンでは向かって左側のキューポラは完全に隠れる。
    ちなみに、砲塔左右にあるレンジファインダー(測距儀)は空間装甲でダメージ判定はない。
     

主砲

最終砲は2種類から選択可能。単発砲が単発火力・DPMに優れ、リローダー砲が貫通力・照準速度・精度に優れている。

  • Cannone da 90/60
    240×3発を備えた、90mmのオートリローダー砲。合計火力は720ダメージと高いが、通常のリローダー砲とは異なり、装填されてない状態から見て1発目の装填時間が非常に長い(約23秒)という特徴を持つ。
    そのため、基本的には全弾を吐き切らずに3発目と2発目メインの2発リローダー砲として運用し、1発目はどうしても撃つ必要がある時(orしばらく撃つタイミングが無さそうな時)に用いるといった扱いが必要になる。
    駆逐戦車として単発火力とDPMは控えめであるが、それでもリローダー特有の瞬間火力がある分を加味すれば、実質的なDPMは割と平均的だろうと思われる。
    なお照準速度や精度もやや悪いため長距離狙撃には向かないが、本車の得意な近中距離戦ならあまり気にならないだろう。
オートリローダー砲の詳細

オートリローダーの再装填時間は基本的に(射撃後の遅延)+(再装填時間)である。全弾撃ち切った後は(再装填時間)のみを要し、(射撃後の遅延)は発生しない。
本車の場合は、3発目=3 + 4.74=(7.74)、2発目=3 + 5.75=(8.75)、1発目=0 + 23.01=(23.01)が実際の再装填時間となる。

参考までにそれぞれを単発砲運用した場合のDPMは
3発目が1860ダメージ、2発目が1645ダメージ、3発目が625ダメージ となる
(数値は搭乗員100%・拡張パーツなし・常備品なし状態のBlitzStarsを基に算出)

 
  • Cannone da 105/56
    平均的な単発火力を持つ105mmの単発砲。
    依然として控えめだがDPMが多少増えており、リローダー砲のような先を見越した判断は必要ない。
    一方で、貫通力は通常弾で11mm、課金弾で7mmと少し低下しており、素の状態では格上重戦車などにやや苦戦を強いられる。
    また精度面が口径相応に悪くなっている(数値的には重戦車に近い)ので、拡張パーツ等で補いつつ、リローダー砲と同様に近・中距離で戦う必要がある。
     

単発砲は一見初心者向けに見えるが、やはり貫通力や精度面で劣る点には注意すべきである。
リローダー砲も決して2発目と3発目の装填が長くない(むしろ短い)ため、現状は、総合的にみて性能が優位なリローダー砲の搭載が無難だろうと思われる。

 

機動性

車重自体は前身から1t程度しか増えていないが、エンジン出力が落ちているため、出力重量比が低下している。また、最高速は36km/hと前身よりかなり落ちている。
旋回性能も低下したが、限定旋回(45°)の砲塔を手に入れたため、至近距離での取り回しは良くなっている。
前身から機動性は大幅に落ちたものの、全体的に重戦車にとても近い数値であることから、さほど違和感なく乗りこなせるだろう。

 

立ち回り方

まず、重駆逐戦車全般に言えることだが、硬い装甲がある以上は前線に出て攻撃してなんぼである。
特に本車輌は、単発砲とリローダー砲共に精度やDPMが良くないので、不必要に芋ポジからのスナイプなどはしないように。

Tier7の本車輌からtier10のMinotauroまで、極めて強固な砲塔装甲を活用したハルダウンが基本戦術になる。
車体下部が見えてしまう平地での戦闘はなるべく避け、起伏を使って勝負しよう。
なお、装甲厚的に前線運用は得意だが、あくまで駆逐ゆえHPは少なめ(1200)。単発交換などは慎重に。

 

総論

前身とはまるで使い勝手が異なるうえに、本車輌は何かと「癖が強い」と言わざるを得ない。
・限定的だが旋回(左右45°)が可能、かつ鉄壁な砲塔のハルダウンは強力だが、意外にも俯角は7°しか取れない。
・切り欠きと車体下部の弱点を隠すのになかなかコツがいる。
・地味に長い車体が遅い旋回と相まって無駄な被弾をしがち。
・言わずもがな超癖強なオートリローダー砲。

しかしながら、何戦かしているうちに戦車の扱い方を理解し始めると、安定して勝つ方法が見えてくるはずである。

 

特徴

長所

  • とても厚い砲塔・車体上部装甲
  • 小さめのキューポラ
  • TierⅦでは珍しくオートリローダー砲を搭載できる*3
     

短所

  • 駆逐らしく低いHP
  • あまり良くない精度面
  • ハルダウンを多用するのに物足りない俯角7°
     

初期の研究

  • 初期砲塔は装甲が薄く、弱点であるキューポラも大きいので改良砲塔を研究しよう
  • 次に初期砲ではあまりにも貫通力がないので2種の主砲のどちらかを研究しよう(現環境では単発砲が使いやすいだろう)
  • その後はエンジンと履帯を研究しよう
     

歴史背景

本家WoT公式「戦車辞典」より
本車輌は、戦後初期にイタリアが開発を進めた駆逐戦車の計画案のひとつである。設計面では、アメリカ駆逐戦車、とりわけ《T95》計画に強く影響されている一方で、左右合計60°の限定旋回砲塔を搭載し、その内部に全搭乗員を配置するという独自のアイデアが採用されていた。しかし、《T95》のパーツを転用することが予定されていたため、《T95》の大量生産計画の否決に伴い、開発が打ち切られることとなった。

 

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上のように、関連するコメントを子要素にすることを「ツリー化」「枝化」などと言います。
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*1 AP220mm未満、APCR225mm未満
*2 APCRは160mm相当
*3 他は M4/FL10 のみ